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本田真凜、シニア初優勝【USインターナショナルクラシック】

 

先ほど本田真凜選手、坂本花織選手が出場していたUSインターナショナルクラシックの結果が出たので感想を書いていきたいと思います。

 

開催地は米ユタ州ソルトレークシティーの標高約1300メートルもあるアイスリンク。(頭痛がしそう)

 

 

高地対策のため早めに現地入りした本田選手、プログラム変更して気合い満々の坂本選手の運命はいかに・・?!

 

 

 

 

総合結果

総合結果は1位が日本の本田真凜選手(198.42点)、2位がアメリカの長洲未来選手(183.54点)、3位は同じくアメリカのカレン・チェン選手(182.32点)となりました。坂本花織選手は3位のチェン選手から10点差以上離されての4位(169.12点)で試合を終えました。

 

 
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USインターナショナルクラシックで優勝し、シニアデビューを飾った本田真凜(16日)=冨田大介撮影 出典 YOMIURI ONLINE

 

本田、シニアで初優勝も得点は?!

シニアデビュー前から今季の活躍を期待されていた本田選手は見事、その注目をモチベーションに変えることで初優勝を成し遂げ、順調なデビュー戦となり、今後がますます楽しみなところです。

 

しかし、いざ試合を終えてみると、「あれ?期待していた点数とはかけ離れている・・」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

特に「ショートプログラムの点数は予想外だった・・」という方は多いのでは?

 

そこで少し今試合の結果を振り返りつつ、今後の課題を勝手に妄想していきたい思います。

 

 

 

ショートは保留だが、できればシニアらしさを目標に

まずは、ノーミスで終えたショートプログラムから振り返ります。

 

ショートは当初予定していた「タンゴ」から急きょ昨シーズン使用していた「スマイル」に変更し、試合に挑みました。既に滑り慣れているプログラムというのもあり、良い演技で終えることはできましたが、結果は66.90点。デビュー戦として素晴らしい出来ではありますが、ノーミスでもシニアで戦える70点台のスコアには届かず、キスアンドクライでもやや不安を残す印象に見えました。

 

では、なぜ70点台に届かなかったのか?を結果を元に考えていきますと、技術点が(高地の中)36.78点に対し、演技構成点が30.12点だったという部分に注目したいと思います。

 

まあシニアデビューしたばかりで30点台は別にいいんじゃないかという気もしますが、ライバル勢のことを考えると「表現力が売り」の本田選手にとってこの評価は想像よりやや低めだったのではないでしょうか。

 

各項目  おさらい

Skating Skills 1.00 8.00 7.00 6.50 7.75 6.75 8.00 8.00 7.50

Transitions 1.00 7.75 6.75 6.00 7.50 7.00 7.25 7.75 7.25

Performance 1.00 8.25 7.00 7.00 8.00 7.25 8.25 7.75 7.65

Composition 1.00 8.25 7.25 6.75 7.50 7.50 7.75 8.00 7.60

Interpretation of the Music 1.00 8.25 6.75 7.00 7.75 7.25 8.50 8.00 7.65 

 

 

こうやって見てみても、6点台がちらほらあったり、8点台がない項目もあります。

 

これは完全なる私の個人的な意見ですが、正直ショートのヘアスタイル・メイク・衣裳が欧米や日本の感覚からさえもかなりジュニアっぽさが隠しきれていないように感じました。本田選手のプログラムの中でも「スマイル」は特別そう感じるプログラムだっただけに、シニアの試合でツインテールで現れたときは少し心配でした。

 

というのも、海外では日本人女性が当たり前のようにつけているシュシュでさえ「なぜ大人の女性があんなのつけているの?こっちでは子どものつけるものだよ!」なんて言われるくらいですから、可愛らしいおさげなんかは、なおさら幼く見えてしまうと思うんです。また、チークのつけ方なんかも日本人は独特なので注意が必要なのですが、今回に限ってなぜかピンクチークの存在感が目立ちすぎてベイビーな仕上がりになっていました。

 

きっとメイクが大好きな普通の高校生なんだよね。私もそうだったから気持ちは凄いわかる。けど、プライベートの趣味全開おしゃれと、スケートでの見せ方はまた違うものだと思うので、もう少しだけ客観視したセンスが見れるといいなと思いました。

 

本田選手は化粧映えするタイプだし、色んな顔を試せると思うので綺麗系にもチャレンジしてみてほしいな。(日本人はキュート系が好きなんで使いわけてもいいかも)

 

 

後はプログラム自体がジュニア時代のものだというのもあり、点は出にくかったと思うので、演技構成点の件はひとまずここで保留ということにします。

 

新プロはシニア対策バンバンなものかもしれませんしね!期待して待ちます。

 

 

続いて技術点の方を見ていきます!

 

 

1 LSp4 2.70 0.30 1 -1 0 0 1 1 1 3.00

2 3F+3T 9.60 0.84 1 1 1 2 1 1 2 10.44

3 FCSp4 3.20 0.70 1 1 1 2 2 1 2 3.90

4 StSq3 3.30 0.80 2 1 1 2 1 2 2 4.10

5 3Lo 5.61 x 1.40 2 1 2 2 2 2 2 7.01

6 2A 3.63 x 0.60 2 1 1 1 1 2 1 4.23

7 CCoSp4 3.50 0.60 2 1 1 1 2 1 1 4.10



ジャンプは回転不足もなく、すべて加点つきの良い評価ですね。

 

ショートは次回から新プログラムになるので、スピンやステップ部分がどうなるかもわからないので、ジャンプだけの感想を言うと、本田選手のジャンプは高さはありませんが曲の中で流れるように飛ぶのが持ち味ですよね。あとマイナスがつかないのも強み。ジャンプでいかに加点をつけてくかが勝負だと思うので、これからも頑張ってほしいです。

 

 

 

フリーが育てばトップに並べる?

フリーはひとつミスがありましたが、他はまとめて計131.52点という高スコアになりました。うん、日本の新人組は140点台出すザギトワ選手と比べてもしかたないけど、シニアデビュー戦でこのスコアは頑張ったと思いますよ。それにまだまだ得点アップできる要素がたくさんありますし、フリーは試合を重ねれば評価が上がってくるのは間違いないのではないでしょうか。

 

ジャッジの評価もご覧の通り

 

1 3Lz 6.00 0.28 0 1 0 0 0 1 2 6.28

2 3F+3T 9.60 1.26 2 2 2 1 1 2 2 10.86  ※1点以上の加点!

3 CCoSp4 3.50 0.50 1 1 1 1 1 1 2 4.00

4 StSq3 3.30 0.60 1 1 2 1 0 1 2 3.90

5 FSSp4 3.00 0.20 1 0 0 0 0 1 1 3.20

6 2A+3T 8.36 x 0.98 1 1 2 1 1 2 2 9.34

7 3F 5.83 x 1.26 1 2 2 2 1 2 2 7.09

8 2S 1.43 x 0.12 1 1 1 0 0 0 1 1.55   ※失敗も加点がついておる

9 ChSq1 2.00 1.26 2 2 2 2 1 1 2 3.26  ※見せ場

10 3Lo 5.61 x 0.98 1 2 1 1 1 2 2 6.59

11 2A+2T+2T 6.49 x 0.30 0 0 1 1 0 1 1 6.79

12 LSp4 2.70 1.00 2 2 2 2 2 1 2 3.70

 

技術点は基礎点57.82点からの66.56点にまでアップです! 
 

 

Skating Skills 1.00 8.50 8.50 7.75 8.00 7.50 8.50 8.25 8.20
Transitions 1.00 8.00 8.00 7.75 7.50 7.50 8.00 8.00 7.85
Performance 1.00 8.50 8.50 8.00 8.00 7.75 8.75 8.25 8.25
Composition 1.00 8.25 8.25 7.75 8.00 7.50 8.75 8.25 8.10
Interpretation of the Music 1.00 8.50 8.50 8.00 8.00 8.00 8.50 8.00 8.20 


演技構成点も8点台が並んでいます。計64.96点!これはシーズン中に上がっていきそうな予感。


フリーは私の目が悪くなければすべての項目にマイナスがありません!ぜ~んぶ加点つきです!(2Sにさえ!)

 

フリーは早めに滑り込んでいましたもんね。その成果が出たのか1ミスで抑えられたのは収穫だったのでないでしょうか。

 

今回は場所が高地だったのもあり、本領発揮はできなかったと思いますが、そんな中でも本田選手の長所が際立っていてとても良かったです。フリーはちっともジュニアっぽくなんてなかったです!むしろ大人っぽい滑りで綺麗!これ、これ、この感じと言いたくなる。可愛さよりもこういう美しいスケートを見せつけてほしい。

 

さすがに後半は酸欠状態でバテていましたが、ここが普通の場所ならもっと大きい動きでビュンビュン行けたと思うと、これからが楽しみです!このプログラムは育てていけば伸びるはず!(できれば構成をもう少し上げれるといい)

 

ヘロヘロの中、演技を根性で終われせたものの、キスアンドクライまでは倒れて行けなかった本田選手ですが、「何が何でもまとめてやる!」という気合いが伝わってきて泣けました、私。こんな精神もってる選手ならこの先もきっと大丈夫!しんどい中お花をきちんと拾った姿に感動しましたよ。本田選手はなんだかんだで最終的にトップに上がってくると思いました。頑張れ!

 

 

 

あとは新プログラムにかかっている!

シニア初戦は200点には届かなかったものの、アメリカ勢を破っての優勝という実績を得られたのは次の試合に向けての強みになりました。

 

あとはいかにショートでライバルたちに迫れるかにかかっています!個人的にショートは変更して正解だったと思うので、あとは新プログラムがどんなものになるかが鍵を握るし、運命の分かれ道的なものになるでしょう。海外のコメントなんかを見ても、プログラム変更したことがわからない方々が多いみたいで「なぜにスマイル?」と心配されていましたが、それと同時に「点数が低い・・」とも言われていて感想は日本人と似ているんだな~と思いました。

 

まあ「スマイル」では曲も助けてくれないし点数が出ないのは仕方ないので、(1度切りのつなぎプログラムですし)今回はフリーの結果だけを真面目に見れば良いかなと。ここまで書いておきながらそう思います。

 

シニアデビューはショートの衣裳忘れから、フリーの倒れ込みまで波乱万丈でしたが、ある意味、現地でのドタバタ劇のおかげで緊張が他に吹っ飛んで集中できたのかな?

 

グランプリシリーズは日本にとってどこもハードな戦いになりますが、コツコツとプログラムを育てて最後まで代表争いに残っていてほしいです。

 

坂本選手は厳しい出だしとなりましたが、ここはもう開き直っていくしかないですね。

 

まだシーズン開幕後数試合しか観ていませんが、本田・樋口・三原3選手の五輪への思いが、発言や行動を見ていると抜きんでて強いと思います。この3人の気持ちに負けないように、前に出ていかないとチャンスが下りてくるかさえ今のところ隙を与えられていない状態・・。宮原選手でさえもう安泰ではないな、と思います。

 

実際、本田選手もロンバルディアのメンバーだと金・銀は厳しいですし、ロンバルディアでハイスコアを出した樋口選手もロシアには・・というのが現実。しかし、この経験をバネに這い上がってくる力は確実にあるのがこの2人だと思うので、とても心強い気持ちで見ています。

 

 

まだまだ各選手に開きはありますが、今後それがどうなるかは本当にわかりません。

 

いよいよこれからが代表選考の本番!お互いいい感じに刺激を受けて、日本人スケーターがレベルアップしてほしいです。

 

 

以上で終わりになります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

おまけ

未来ちゃん3A頑張った!やっぱり女子が3A飛びつつ他もこなすのは足が疲れて大変なんだろうな~と思いました。ジャンプの回転不足・・今回は仕方ないけど、この構成を慣らして、調整して、五輪代表に選ばれてほしいな。

 

 

 

 

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【ロンバルディア杯】樋口・ザギトワ・コストナーの感想

 

2017年イタリアで開催された「ロンバルディア杯 フィギュアスケート女子シングル」の結果がでたので、さっそく感想を書いていきたいと思います!

 

 

 

まず総合結果から

 

1 Alina ZAGITOVA RUS 218.46
2 Wakaba HIGUCHI JPN 217.63 (おしい・・あと1点だった)
3 Carolina KOSTNER ITA 198.36
4 Bradie TENNELL USA 196.70
5 Yura MATSUDA JPN 195.56 (がんばった)
6 Elizaveta TUKTAMYSHEVA RUS 184.75 (がんばれ・・)

 

1位はロシアの新星アリーナ・ザギトワ、2位は日本の樋口新葉、そして3位は地元イタリア出身のカロリーナ・コストナーとなりました。

 

 

 

ショートをふりかえよう

ではでは、ここでショートのおさらいに入りたいと思います。

 

 

1 Wakaba HIGUCHI
JPN 74.26 40.86 33.40 8.30 8.10 8.50 8.35 8.50 0.00

2 Carolina KOSTNER
ITA 71.67 34.87 36.80 9.05 9.00 9.20 9.35 9.40 0.00

3 Alina ZAGITOVA
RUS 71.29 40.65 31.64 7.75 7.70 7.95 8.20 7.95 1.00

 

4 Yura MATSUDA
JPN 65.62 37.30 28.32 7.05 6.85 7.15 7.15 7.20 0.00

 

 

ショート1位は樋口選手!以前にもこのブログで「樋口選手の今季プログラムはショートもフリーもハマりすぎ!」と絶賛させてもらいましたが、今回はそこにノーミスも加わってまさかの74.26点というハイスコアになりました!

 

少し3-3のセカンドの回転に自信がなかったのか?点数がそんなに出ないと思っていたようで、結果を見て本人は驚き。確かにセカンドは高さ的に微妙な感じもしましたが、別アングルから見るとOKかなとも思います。それでもショートはまだまだ改善できる点がいくつかあると思うので、今後ノーミスを重ねればより高いスコアが期待できそうです。メドベージェワ選手が80点出すことを考えると日本勢も75オーバーは欲しいですよね。しかし今のところPCSがまだ33点台なので、これから試合を重ねるごとに少しずつ上がっていく可能性もあります。ぜひ頑張ってほしいです!

 

 

2位は大御所コストナー選手!ジャンプの難度やミスの多さは若手と比べると残念なのは否めませんが、それでもショートの高いPCSは妥当かなと私は思います。スコアだけみると確かに高すぎな気もするのですが、やはり若手選手たちの後に滑るとひとりだけ大人の演技で別次元の美しさだと感じちゃいますね。ちゃんと表現になっているというか。スケーティングも一生懸命やってます!という力みみたいなのもなく、余裕で滑らかというか。こういうスケートをシニアで久々に観たという安心感さえします。

 

それでもこの点には納得いかないわ!というファンの方もいらっしゃるとは思いますが、ここに日本・ロシア・アメリカ・カナダのトップ選手が加わる試合となれば、それら選手の方が上にくるだろうと思います。現にノーミスの樋口選手をさすがにコストナーの下にはしていませんし。※これはショートを見た時点の感想です。(フリーでの感想はまた変わります笑)

 

 

3位は今季シニアデビューのザギトワ選手。ザギトワ選手はあのメドベージェワ選手の妹分でもあり、昨シーズンの世界ジュニアでは本田真凜選手を破って優勝した、今1番勢いのある新人さんです。ザギトワ選手の特徴はすべてのジャンプを後半に埋め込むというえげつなさ(ほめてる)に加え、そこにつなぎや加点をもらえる要素を入れながら滑るというところ。しかし今回のショートでは少しミスがあり、出遅れてしまいましたが、それでも71.29点というジュニア上がりとは思えないスコアを叩きだしています。何といってもミスありでも技術点が40.65もあるのが鬼です。これスコアだけ見たら普通の選手のノーミス演技じゃんと思います。

 

ちなみに全体的な印象としてはまだ「かわいらしい」におさまっているという感じかな?衣裳はフリーと同じくスカート部分が広がっててとってもお似合いで愛らしいです。このバレリーナ風衣裳はもはやザギトワ流になっていて誰とも被ってなくていい。ただプログラムの前半はジャンプなしで間をもたせるほどの表現力がまだないので、観ている方はちょっと苦しいかな・・(ごめんなさい)やはりバランスよく要素が詰まっているプログラムの方が、表現力を多少カバーしてくれると思います。

 

また、ロシアの新星のわりにはPCSが出ない選手なんじゃないかな~と(どちらかというとPCSも技術で稼いでる感じ)感じるので、今のやり方はルール上点には繋がりますが、もったいない気もします。

 

 

その他

・ゆらちゃんが何気に4位にいる。

・つい最近復活したはずのリーザさんがまた不調になる。

 

 

注目のフリーは・・・

 

そして迎えたフリーの結果は・・

 

 

1Alina ZAGITOVA
RUS 147.17 79.65 67.52 8.25 8.30 8.60 8.55 8.50 0.00

2 Wakaba HIGUCHI
JPN 143.37 74.41 68.96 8.50 8.45 8.75 8.65 8.75 0.00

3 Bradie TENNELL
USA 132.36 71.32 61.04 7.55 7.45 7.85 7.60 7.70 0.00

4 Yura MATSUDA
JPN 129.94 68.50 61.44 7.70 7.40 7.70 7.85 7.75 0.00 (もう少しで表彰台だった)

5 Carolina KOSTNER
ITA 126.69 55.57 71.12 8.90 8.70 8.85 8.95 9.05 0.00

6 Elizaveta TUKTAMYSHEVA
RUS 125.84 60.80 65.04 8.15 7.80 8.15 8.25 8.30 0.00 (大丈夫か・・)

 

 

なんとザギトワ選手がフリーで147.17点をマークし、逆転優勝。そしてショートに続きフリーでもパーフェクトな演技を魅せてくれた樋口選手が2位、飛んで5位にコストナー選手という並びになりました。

 

んん~~やはりノーミスザギトワには日本はかなわんのかという結果。世界ジュニアの時は仕方ないと思いましたが、今回ばかりは悔しいわ~~~!!だってそれだけ樋口選手が良かったんだもの!ここは後程、下で語らせてもらいます。

 

まずはザギトワ選手優勝おめでとうございます。コストナー、樋口、タクタミシェワを破ってのシニア優勝は良いアピールになったのではないでしょうか。

 

それにしてもプログラムがえげつない!凄すぎる!もう・・ちょっと、3Aと4回転をフル装備したバージョンの紀平さん呼んできなさいよというレベルで誰も真似できないし、近づけない構成です。しかもそれをサクっとこなしちゃうんだもんな。

 

ザギトワ選手の技術は確かに凄いですが、課題があるとしたらとにかく忙しそうで、リズムに遅れているところかな。ひとつひとつのポージングが決まるところは決まるのですが、一度乱れると急に雑になりますよね。まああれだけのプログラムの中では仕方ないのだろうけど、そこが目立ちすぎるとジュニアっぽさが隠し切れないかなと思います。(でもかわいいんだよな~)

 

ジャンプはメドベージェワ選手よりずっと才能を感じるので、スケーティングだったり、身のこなしを最後まで丁寧にするだけでぐんと近づけるはず。心配なのは、ソチのリプニツカヤ的役割として代表に利用されるのではなく、ひとりの選手として戦う準備をさせてあげてほしいなという部分。

 

 

5位のコストナー選手の演技はショートと違って最後まで観ることができませんでした・・・。もちろんネガティブな意味でです。ショートのPCSには不満はありませんが、フリーとなるとジャンプの回数は多いですし、その分細かなミスが増えるとなると、さすがの表現力も、途切れ途切れになってしまい集中して観ることができませんでした。厳しいかもしれませんが、フリーはショートと違い長いのでミスの数だけ演技に影響が出ますし、一度止まった流れを時間内で戻すのは至難の業だと思います。そんな中で71点台のPCSは高いな~と(マックスから引いてこれなのかもしれませんが)ちょっと感じてしまいました。というのもこれから書きますがそれだけ樋口選手が良かったのです。

 

 

その他

・リーザとコストナーとミーシンコーチの関係がどんな感じなのか気になる

 

 

 

平昌代表は樋口新葉なるか?

ここで一言いわせてほしい。

 

「平昌代表の切符を樋口新葉に託したいと」

 

こんなこと(特定の選手を持ち上げるなんて)したくはないのですが、そんな考えを見事に吹き飛ばすくらい圧巻のスケートでした。

 

正直今季、樋口選手の新プロ披露からこう思っていたのですが、その他の選手も勢いがあるし、良さも違うし・・何より全員が五輪行きを願っているし、全員応援してる気持ちは変わらないのですが、どうしても樋口選手が一段上にいったように思えるのです。

 

特にフリーなんですが、今まで安藤選手のスケート(ジャンプや個性ですね)に似ている選手だから、そこら辺を目標にするといいのではないかな~と見ていたのですが、それは違ったと007を見て思いました。

 

何か私、樋口選手が今回でクワンに見えてきました。

 

安藤さんとクワンのスケートのどちらが上とか比較しているのではなく、あれ??なんか凄い北米と日本のミックス的演技じゃない?というか、上手く言えないんですが大人っぽいとか力強さだけではなく、クレバーささえ伝わってくるスケートだったのです。

 

昨シーズンはケガもあり、なかなかパーフェクトな演技を披露することができず、またメンタル的な部分でも不安がありましたが、今季はシニアの洗礼を乗り越えてきてくれた頼もしさがあります。

 

私が樋口選手を見て感じていることは、シニアデビュー時から五輪にむかってゆっくりとスケートを育てているという冷静さです。未来を見据えて、自分に足りないものをモノにするために、あえて困難な道を選んだこと、そしてそれを単なる挑戦ではなくしっかり結果にしたこと。やはりシニアで一度大舞台を経験すると三原選手もそうなんですが、強くなりますね。

 

近年の流れからジュニア上がりの選手がポッと五輪金をとっちゃうんじゃないかと思っていましたが、ここにきてグランプリシリーズや国内選手権での経験と世界選手権の出場経験というものには、得るものに大きな差があると感じました。おそらく五輪ではそういった部分に影響がでると過去を観ていても思います。それだけ世界選手権経験者が五輪に挑む重要さは貴重なことです。日本は2枠しかないので、ロシアのように経験者+新人というチャレンジをすのにはリスキーかもしれません。(多分ロシアはこうくるでしょう)日本はシニアデビュー組の本田・坂本・白岩がどこまで戦えるかは今後の試合を観ないと未知数です。

 

話を樋口選手に戻しますと、樋口選手はパーフェクトな演技で揃えてもまだまだプログラムの出来に納得しておらず、もっと良くしていきたいと真剣にメラメラしているように見えたので期待しています。この選手の強みは毎回すぐに次の課題がわかり、改善への対応が早いこと。かなり自分に厳しい選手なのではないでしょうか。そしてルールに対して真面目な方だと思います。自分でしっかりと考えて練習するということは当たり前のようで、意外とできないことなので、アスリートとしてそのような才能を持てることは素晴らしい武器になりますね。

 

また、皆さん太ももの筋肉を見ました?ムキムキですよ。そうとうトレーニングつんでいる脚ですよアレは。昨シーズンの脚と違います。樋口選手はスケーターの中でもかなりのスポ根ですね。多分。このままノーミスで頑張ってほしい。あとはできればタイツを靴に被せると脚長効果が出ていいと思います。(本当は靴出しが普通なんですが、ロシアが脚長いのにタイツでさらに長くするので・・対抗したくなってくる。日本人全員そうしてほしい。)

 

体型のことは色々言う人がいるかもしれないけど、基本各スケーターにとってのベスト体重があると思うので、見た目ではなく数値を維持してコンディションを整えていってほしいですね。スケートをする上での適正体重はそれぞれ違いますし、ジャンプがとべて良く動ければ問題ないわね。体重のせいであからさまにとべなくなったら別ですが・・。痩せるよりは筋肉つける方がいい!つけすぎも注意だけど!

 

 

 

まとめ

いよいよ本格的にシーズンがやってきた感じがして緊張してきますね。12月にはどんな勢力図になっているかは想像もつきませんが、ひとまずロンバルディア杯の感想はこんな感じです。いや~ロシアの選手は皆はスピンが上手い。日本にもあのクオリティー伝授してほしい。

 

個人的にはタクタミシェワ選手が復活したと思ってきたところだったので、メダル争いに食い込んでくると睨んでいたのですが・・上手くいかないのがこの競技のこわいところ。いつ不調の波がくるかわからないし、最初絶好調でもシーズン後半で突き落とされたり、余程の準備がないと勝ち残れないのが胃が痛くなるポイントです。

 

う~ん!まだまだ安心できん!今はひとつのミスが命とりになるから、常にマックスでいかないといけないし選手は大変ですね。ご苦労様です。

 

それでもアメリカ・カナダ辺りはピーキングを考えて最初から飛ばしてはこないと思うので、あまりロシアのペースを気にしてつぶれてほしくもない。日本は日本のペースでいきたいところですね!皆さんが全日本に集中できるようにマイペースにやっていけるといいです。

 

そのためには連盟にはマスコミ対策をしっかりとお願いしたい!

あんまりテレビが大騒ぎしませんように。

 

 

最後に樋口選手のフリーを貼っておきます。

 

 

www.youtube.com

 

 

海外の色んなコメントをざっと読みましたが、五輪でメダルを期待する声や「リアルチャンピオン!」「メドベージェワよりいいじゃん!」など好意的な意見が多かったです。ちなみに私のイチオシはステップです。神がかってます。ここは絶対に今の状態をキープしてほしい。

 

どうかここぞ!という時に力が発揮できますように!+維持できますように!

 

 

 

 

 

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【グレイシー・ゴールド休養】去りゆくスター選手に競技人気存続のピンチ

 

 

最近は季節の変わり目だからか?体調がすぐれず、なかなかリアルタイムでの更新が出来ていないのですが、今回はグレイシー・ゴールド選手の休養についてのニュースが報道されたので少しだけ思ったことを書いていきたいと思います。(英訳が面倒なので日本の記事から)

 

 

 

まずは、米人気選手ゴールド、突然の休養 平昌控え苦渋の決断:朝日新聞デジタル

の記事から

 

 

 

フィギュアスケート女子のグレーシー・ゴールド(米)が平昌五輪を5カ月後に控え、休養を取ることが明らかになった。10月にさいたまスーパーアリーナであるジャパンオープンに出場予定だったが、欠場するという。

 

 AFP通信などによると、ゴールドは米メディアに「スケートとトレーニングへの情熱はまだ持っているけど、最近、競技やプライベートのことで苦しんでいて、プロの助けが必要だと気付いた」と話した。11月にあるグランプリシリーズの中国杯とフランス杯の出場には前向きだが、調整が間に合うかは不透明だ。「この機会が、より強い人間になる助けになるだろうし、スケートのパフォーマンスにも反映されると信じている」と話しているという。

 

 

う~ん・・この記事だけを読むと、ジャパンオープンに欠場するというだけで今季休養するというわけではないようですが、個人的に「欠場」ではなく「休養」という言い方がゴールド選手の状態の深刻さを物語っているようで引っ掛かります。

 

 

体重管理に悩む姿も

ゴールド選手はもともと太りやすい体質で体重管理に悩んでいたようです。

 

シーズンに突入すればしっかり絞ってコントロールは出来ていたものの、一度オフになるといつもふっくらとする印象がありました。

 

しかし、ここ最近の彼女は今までの「少し太ったかな?」という見た目とは違い、誰が見ても「どうしちゃったの・・?」というくらいぽっちゃりとした姿になっていました。

 

 
f:id:goldenretrievers:20170909101821j:image

(検索かけたら「グレイシー・ゴールド 太った」とか「グレイシー・ゴールド 激太り」で調べられていました・・。オイオイ・・。)

 

 

そもそもゴールド選手が大きく不安定になりだしたのは2016年に地元アメリカで行われた世界選手権で4位になってからだと思います。

 

長年アメリカではフィギュアスケートの人気は低迷。いつしかアメリカ代表選手もかつての華やかさを失い、アメリカ人が望むようなスター選手もいなくなりました。

 

そんな時、現れたのが技術も華もあるグレイシー・ゴールド選手。久しぶりのザ・アメリカンスタイルなゴールド選手に周囲は「彼女ならアメリカに希望をもたらしてくれるかもしれない!」と大きな期待を抱くことになります。

 

しかし、明るく強気そうな見た目とは違い、繊細で真面目なゴールド選手にとって、その期待は大きなプレッシャーとなり、数々のチャンスを逃してしまう日々が続きました。

 

そしてそんな期待とプレッシャーの連続に強烈なトドメを与えたのが、2016年に地元アメリカで開催された世界選手権での4位という結果だったわけです。

 

この試合では当たり前のように金メダルを期待されていましたから、それに応えられなかったという事実はゴールド選手をますます追い詰めるかたちになってしまったのでしょう。結果を出せない自分を責めたゴールド選手は自身を「太っているからダメなんだ」「体重管理もできない選手なんて・・」とすっかり自信を失ってしまいました。

 

 

フィギュア界にはリプニツカヤ選手や鈴木明子選手など体重管理から摂食障害になった選手がたくさんいます。公表していないだけで同じ病気を患っている選手は多いことでしょう。ゴールド選手の最新の写真を見ると、今まで見た中でも1番ふっくらしているように見えるので、その姿から事態の深刻さがうかがえてとても心配です。写真を見て誹謗中傷される姿を想像すると、とても切ないですね。

 

体重増加にはストレスが影響するものも多いので、ゴールド選手の不安や心配事が1日も早く晴れてくれることを願います。

 

 

 

プライベートでの問題

また、今回の休養にあたって気になるのが、競技のことだけでなく、プライベートでの問題にも苦しんでいるということです。

 

ゴールド選手は今年1月の全米選手権の後、長年コーチを務めてきたフランク・キャロル氏との師弟関係を解消したことは記憶にも新しいですよね。競技の面でも環境の変化があって大変だったのは察しますが、どうやらプライベートでは医師であるお父様のことで世間を騒がせているようなんです。

 

なんとイリノイ州内の病院で麻酔医を務めるゴールド選手のお父様が、院内から禁止薬物を不正入手した疑いがもたれているんですね。そしてそれが、ロシア人アスリートのドーピングに関係しているとかで現在調査中のことだそうな。

 

これが真実ならアスリートである娘ゴールド選手にとっては大変印象の悪いニュースになってしまいます。ここから予想できるのは「お前もドーピングしているのではないか」と批判されることです。

 

もちろんそんなわけはありませんが、この事件でお父様が関わったとされるアスリートがロシア人ということもあり、向こうは向こうで疑いの矛先をなんとしてでも自分たちから逸らしたいと思うはずです。ロシアはただでさえドーピング問題で五輪追放されかねませんからね。

 

この事件の真相はわかりませんが、どうか嘘であってほしいです。仮にそれが真実だったとしても親のやったことと、ゴールド選手の競技人生には直接関係ないことだと思います。

 

こんなことがあって心のケアは難しいこととは察しますが、周囲でゴールド選手を支えてあげて五輪に出場させてほしいです。

 

 

 

まとめ

ゴールド選手に、リプニツカヤソトニコワ、そして真央ちゃんまで・・。こんな一度に人気選手の引退や休養が相次ぐのも珍しいのではないでしょうか。

もはや選手の入れかわりが激しすぎて、競技人気も危うくなるのではと思うくらいです。

 

正直、私はもうロシアの若手選手の名前は覚えられません。特に長い名前の聞きなれない発音の選手だと記憶が追いつきませんw彗星の如く現れたと思ったら、翌シーズンはいない...そりゃあスター選手なんぞなかなか生まれないわなと思います。せっかく注目され始めて人気が出てもスターになる前に皆消えちゃうんだもん。今いる選手の中でスターとなりえるのはメドベージェワ選手くらいなのかな?もし彼女がこのまま今季も無敗し続けて、五輪で金メダルをとったら「絶対的な女王」として名を残すでしょうね。

 

やっぱ「あの金とった子の名前なんだっけ?」「あの五輪って誰が優勝したんだっけ?」と言われると悲しいな。今、現役でバリバリ活躍している選手たちが長く輝き続ける一方、新しい才能たちの未来も明るくあってほしいです。

 

 

ゴールド選手にはロシア人にも日本人選手にもない個性があったのでこのままファンの記憶に埋もれてしまうのはもったいない!

 

周囲が期待するアメリカンガールである必要はないから、ありのままのグレイシー・ゴールドが観たいです。

 

元気でパワフルな美しさよりも、持ち前の可憐さを生かして殻を破ってほしいな。自然なままが、1番自信あふれて見えるし、何よりこの競技は選手の喜びの”笑顔”が出た瞬間が何よりも美しいと思うんです。それは困難を克服してきた選手であればあるほど魅力を発揮します。

 

ゴールド選手の調整がグランプリシリーズまで間に合うのか、どうかはわかりませんが、私は繊細な選手ほど強いと思っているので、(弱さなしでは強くなれない!)たとえ休養が長引いたとしても、再びリンクに戻ってきてくれるだろうと信じて待ちたいと思います。

 

それまでは、ゴールド選手、「ゆっくりケアに励んでね。」

 

ゴールド選手が復活しますように!事態が良い方向へ進みますように・・・!

 

ファンに出来ることは限られていますが、少しでも力になれるよう精一杯「応援」をしたいと思います。

 

 

最後に美しい写真を貼っておきます!

 

 
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出典 twitter.com


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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

追記

グレイシー・ゴールド選手が、うつ病摂食障害の治療のため、GPシリーズを欠場することになりました。うつまで発症していたんですね。気の毒でならない。どうか健康第一に。尚、全米フィギュアスケート選手権への出場については、ゴールド選手の状態を見て、追って発表されると思います。

 

世界に終わりが来ない限り、あなたの人生に終わりなんてないんだよ。むしろ無限の可能性しかない。だからこそ「私は終わってしまった」なんて思わないで。

 

 

 

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病気になる夢の意味とは?悪夢とカフェインに関係性はあるの?

 

おととい変な夢をたくさん見ました。

 

ひとつは突然ドクターから「あなたは癌です。」と宣告された夢。

 

もうひとつは、気づいたら中学生くらいの自分に戻っていて、知らない学校にいる夢。

 

その日は夏休み明けの始業式だったようで、「え?今から学生生活とか無理!」と思った瞬間もの凄く気持ち悪くなるといったもの。

 

おそらくこの他にもいくつか似たような夢を見たのだと思いますが、記憶にあるのは目覚める寸前のこのふたつだけ。夢をたくさん見るのは、熟睡できていない証拠というだけに、その日はまったく頭がすっきりしない1日となりました。

 

 

次の日も「変な夢を見たら嫌だな~」と思いつつも、不眠とは無縁な私は、結局、昨夜もいくつか夢を見てしまい、全然すっきりとした目覚めにはなりませんでした。

 

 

ちなみに昨日は入院する夢を見ました。身体はピンピンしているのに、なぜか入院することになったらしく、家でしぶしぶと入院準備をしているのですが、夜の病院が怖すぎて行きたくないな・・寂しいな・・と思っているんです。

 

が、そう思った瞬間、言葉を話すロブスターが出てきて助けてくれたり(?)、小学校の頃に気まずくなったまま卒業した友達が出てきて喧嘩したり・・、とにかく場面が変わる変わる!もう夢の中でも気持ちが追いつかなくて、なんだかとてつもなく疲れました。

 

ホント、寝ているより起きている方が楽なんじゃないかと思うくらいです。夢の中でそう思ったからなのか、目覚めて時計を見ると、いつもより1時間半ほど早く起きていました。

 

 

いや~さすがに連続して悪夢を見るとストレスです!普段は寝ても寝ても足りないくらい寝るのが大好きな私としては、夢のせいで睡眠が妨害されてしまうなんて、ストレス以外の何者でもないのです!しかも病気や入院の夢なんて夢だとしても気持ち悪いですし、不安になってきます。

 

そこで今回みた夢の意味は何なのか、なぜ夢をたくさん見るのかを調べてみることにしました。

 
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 目次

夢占い 病気・入院・昔に戻る・ロブスター

まずはネットの夢占いで、夢に出てきたキーワードを調べる作業を開始。なんとなく印象に残った「病気・入院・昔に戻る・ロブスター」をピックアップしてみました。

 病気について(病気 宣告で検索)

 

吉夢の場合
病気を宣告される夢は、運勢の変革期を迎えていることを意味します。今後、自分を変えていくべきか、現状維持でいくべきかという分岐点にいるのかもしれません。吉夢の場合、自分を変えることによって運気が上昇すると見ていいでしょう。今の生活や自分の心のあり方などについて、改善すべき点があったらどんどん変えていくことをおすすめします。

 

凶夢の場合
自分の考えを変えるべきか貫くべきかという分岐点で、間違った選択をする傾向がありそうです。あるいは、自分が変化していくことに対して、何らかの恐怖心をいだいているとも考えられます。なお、自分のなかに埋もれた才能や可能性などを潰してしまうような行動をとっているときに、無意識からの注意信号として、こうした夢を見ることもありますので…

 

情報元 【夢占い】病気を宣告される 夢の意味は? | 開運夢診断

 

 

これ、読んでいる途中にわかったのですが、全部読みたかったら有料登録しないといけないみたいです・・。なので凶夢の続きを想像すると、”向いていないことに無理して時間を潰すなよ”ということでしょうか。基本的にネガティブなので、吉夢ではないだろうと思います(暗い)

 

この後、私のブログ(PC版)のサイドバーからは特別に「開運夢診断」が無料検索できるようになりました!読者の皆様もよろしければお使いください。検索したら私にお金が入るとかじゃないのでご安心を♡開運夢診断様のご好意ありがとうございます。ブログは書いてみるもんです。

 

この占いで思い当たることと言えば・・最近またこのブログを始めたことですかね。久々に書いたらめっちゃ時間がかかって大変だな、元のアクセス数まで戻せるかな、頑張れるかな~と、寝る前に思っていたので。夢から「それは無理だから辞めたら?」と警告されたのでしょうか。

 

ただ、この夢を見た時、ドクターが全く深刻そうではなく、むしろ軽~いノリで「大したことないっすよ」的に病気を宣告してきたのと、夢の中でもこれは夢だとわかっていたので、正直なところ夢の判定は不可能かなと思います。エヘ

 

ない頭で考えれば、先週はJアラートで起こされたため、それからミサイルやら核やらといったものが頭から離れず、戦争をリアルに考えると苦しみながら死ぬ自分を想像したり、家族のことを考えたりしたので・・そんな不安が影響してか、すこし形を変えてこのような夢となって現れたのかなと思います。(自己完結)

 入院について

 

病院は病気を癒す場所ですので、病院の夢は何らかの癒しが必要であることを暗示しています。 入院する夢は、過労により休養や癒しを求めていたり、厄介な問題を抱えて逃避願望があることを暗示しています。

 

情報元 病院の夢の夢占い - 夢の夢占い 

 

 

つまりはお疲れモードだったり、辛いことから逃げたい時に見る夢だということですね。これは確かに当たっているかもしれません。将来に対しての不安は常につきものなので。それも年を重ねるごとにその心配は大きく膨らんでいくため、毎年誕生日近くになると憂鬱になっていきます。また、入院する夢は「人に甘えたり同情されたい願望がある時」にも見るそうです。なるほど。私はかまってちゃんだったのか。それは嫌だ。

 昔に戻るについて(自分が子供になる夢)

 

自分が子供になる夢や子供の頃に戻る夢は、あなたが現実逃避願望を抱えていることを暗示しています。 休養を取って心と体を休めましょう。 また、自分が処理できない大きな問題を抱えている場合は、一人で抱え込まずに信頼できる人に相談してみると、良い知恵を授かるでしょう。

さらに、自分が子供に戻る夢は、プロジェクトや企画など、物事の後退を示唆する警告夢である場合もあります。 あなたが重要な決断をしなければならない時期であったり、プロジェクトや企画が重要な局面を迎えていたりしますが、 大切なものを見落としていたり、油断していたりしていないか、もう一度しっかり考えてみるよう夢が促しています。

 

情報元 上と同じ

 

 

またもや現実逃避がきました!これからやろうとしていることは、上手くいかないよってことなのでしょうか。そんなこと言われるとビクビクしますね。私は自分に甘いのかなとも思いましたよ。これから先はビシッと気合い入れて、きちんと考えていかなければいけませんね。

 

しかも私は、この夢の途中で具合が悪くなって帰りたくなったので、そこら辺も精神的な弱さが出ているなと反省です。ストレスが溜まると胃が悪くなるのは、前の職場で授かった技術なので、悩み事があったりすると記憶の中でもその体質がカムバックするようです。

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 ロブスターについて

 

海老の夢は、昔から縁起のいい吉夢と言われてきています。
①「生命の更新・発展」や「窮地からの脱出」②「長寿」③「幸運」を意味します。

①「生命の更新・発展」や「窮地からの脱出」・・・進歩・発展する為に古い物事を捨てて成長していく事を表わしています。また、海老は硬い殻に覆われている事から防衛心をも表わします。
②「長寿」・・・海老の曲がった姿に長寿を・長いひげは老人をあらわします。
③「幸運」・・・「海老で鯛を釣る」ということわざがありますが、少しのお金や努力で大きな値打ちのある物事を手に入れる事を意味します。
④女性の母性本能を表わしています。

 

情報元 夢占いで海老の意味/解釈は?!縁起のいい吉夢を意味します。 - 夢占い『夢人日記』

 

 

ロブスターが見つからなかったので海老ですが、まあ似たようなものだと思って良しとします。元から自分でもあれが伊勢海老なのか大きいザリガニなのかはわからず、勝手にロブスターということにしていただけなので。

 

しかし最後に良いのがきました。これが一番最新の夢なので、ここに書いてある通り、悩みつつも試行錯誤の末、窮地から脱出できると信じたいです!凶夢だと海老さんに嫌なイメージがあったり、生だったり、小さかったりするそうですが、夢で見たのはフレンドリーな大きい海老さんだったので大丈夫だと思いたい。ただ、なぜ会話ができたのかは謎ですが・・。一昨日から見た夢の中で、唯一嫌なイメージがない夢だったので、ポジティブにとらえたいです。

 

 

ちなみに昔の友達が出てきたり、苦手な人が出てきたりする夢というのは初めて見るものではないのでここでは省略しますね。(誰にでもあることだと思いますし・・)  

夢は過去や現実の続きだった?

こうして夢占いで紐解いていくと、夢って割と過去や現実の悩みと直結していて、何か心配事を抱えていた時などに、無意識に脳内の記憶を掘り起こして処理しているんだなーと感じました。最近不安でありつつも目を逸らしていたことが、夢ではもろに形になって出てきたのだなと、心当たりありありでお恥ずかしいです。

 

それでも急にこんなにわんさか夢を見るのは普通ではありません。

 

自分自身がネガティブなのは認めますが、だからといって眠れなくなるほどナイーブなわけでもありません。実際夜は寝ていますし、今も眠い。

 

じゃあなんでこんなに目覚めが悪くなるほど夢を見るの?と自分に問いかけたところ、今日お茶を飲んでいるときに気づきました。

 

「あれ?最近カフェイン摂取しすぎじゃない?」

 
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悪夢とカフェインの関係性

そういえば数日前に知人から紅茶をいただいたのですが、住んでいる地域が既に肌寒いのもあり+温かいもの恋しさに私は、一杯分は少ないものの一日に何倍も紅茶をガブガブ飲んでいたのです。

 

夏はずっと冷たいものを飲んでいましたから、久々のホットティーは無償に癒され食事の際なんかは一緒に飲んでしまっていました。

 

それに加え普段飲まないコーヒーを飲んだり、その他お茶をたくさん飲んでいた私。今思えばここ数日はトイレに行く頻度も多かった・・個人比でそのくらい飲んでいたかもしれません。

 

おそらく人によっては、一日に何倍もコーヒーを飲んだり、エナジードリンクなんかも飲むよ!という方もいらっしゃるかと思います。私の場合は体質なのか、普段コーヒーや紅茶を飲まないからか、カフェインにはかなり弱いようです。

 

確かアメリカでもエナジードリンクを飲んだ子どもがカフェイン中毒で亡くなった事件がありましたよね。私はとっくに成人しているのであそこまではいかなくとも、以前ココアを飲んでいた時に、今回と同じようなことがあったな・・・と、今朝になってようやく思い出したのです!

 

え、じゃあカフェインと夢ってそんなに関係あるの?と疑問が浮かぶところですが、「そもそもカフェインって眠気覚ましになるだけで夢をたくさん見るとか、嫌な夢を見るとか関係なくない?」と思った私。いや、でも夢を見る=熟睡できないからつまりは眠気覚ましの効果が発揮されているということだからおかしくないのか。いや、でも悪夢をたくさん見るのは関係ないのではないか?など、どうしようもない(頭がすっきりしていないので)思考に向かっていく始末だったので、その辺をネットサーフィンで調べてみました。

 

そしたらさっそく良いのが見つかりました。

 

寝ているときは血流量も減少するため、限られた血流が胃にとられてしまうと、脳が虚血状態になってしまいます。脳が限られた活動しかできずにストレスが発生し、結果として悪夢となってしまう

 

出典 怖くて眠れない! “悪夢”を見てしまう4つの原因と、見ないための方法

 

なるほど。脳の血流が悪くなっているから結果として嫌な夢を見やすくなるんですね。

 

以前テレビでうつ病の原因は、脳の血流低下だとやっていたのを見たのですが、こうしたカフェインの過剰摂取により、一時的に脳がストレス状態になってしまうことも考えられるのかもしれません。

 

カフェインが睡眠を妨げることで、中途覚醒が起きやすく、そのため怖い夢を見やすくなってしまうのでしょうね。(途中で終わる夢の大抵は怖くて目覚めるパターンですもん)そう考えると、特別ストレスがない状態の時でも、カフェインの影響で脳が混乱して悪夢を呼び起こすのかも?!なんだ!悪夢とか私がストレスフルで見たわけではなかったんだ~(?)と一安心?

 まとめ

では、悪夢を見ない方法をおさらいしますと、寝る前に考え事をしない・カフェイン&アルコール(も多分)を摂取しないに限ることがわかりました。基本的には当たり前のことなんですが、いざこれ(悪夢)を経験すると何なの~?!とプチパニックになるものです。

 

やはり気持ちよく睡眠できなかったり、嫌な夢を見るのは精神的にも負担になってくるので・・。

 

ちなみに一般的には一日に缶コーヒー2本、インスタントコーヒーで5杯くらいは飲んでも大丈夫な量らしいのですが、私は3杯飲んでも睡眠に影響がでるので、やはりカフェインに弱い体質かもしれません。

 

さらに普通は、寝る数時間前に摂取しなければ、カフェインによる影響は心配ないようですが、人によってはカフェイン効果が10~12時間は留まったりもするんだとか。私は完璧にこれですね。 たまにお茶によっては、胃が荒れることもあるので元々向いていないのかもしれません。きちんと検査したらアレルギーもあるのかも?

 

ということで、お茶をガブガブ飲みたいところですが、今後は控えめに様子を見ながら良い夢を見られるようにしたいです。もし私と同じような方がいたら、実はカフェインに弱い体質なのかもしれませんよ!ぜひ改善にお役立ちできれば幸いです。

 

以上でおわりになります。皆さんが気持ちよくお休みできますように。

おやすみなさい。

 

 

追記:人並みに悩み事はあっても、精神的に病んでいるとか落ち込んでいるわけではないので大丈夫です!基本的には睡眠状態はのび太であり良好です。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 適当に過去記事貼り付け

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【本田真凜】異例のプログラム変更、その真意を探る!

 

本田真凜選手が2017/2018シーズンのショートプログラムを変更するとのことで、今回はそれについて少し書いていきたいと思います。

 

ちなみに新プログラムの振付はこれから。時はもう9月の開幕直前になぜそんなリスキーな選択を?!という状況ですが、本田選手や濱田コーチのインタビューでのコメントからその真意は何なのかを勝手に妄想していきます。

 

 
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素敵な曲に出会えた

今季当初予定していたプログラムは本田選手本人が「ずっと使ってみたかった」と言っていたタンゴ”ジェラシーとラ・クンパルシータ”でした。しかし8月30日に応じた取材では、濱田コーチの車で偶然出会った素敵な曲に運命的なものを感じて、1週間前に急きょプログラムを変更することにしたということが明らかになったのです。どうやら本田選手はその曲を聴いた瞬間すぐに「曲名教えてください!」と濱田コーチに言い、「この曲で滑りたい!」とお願いしたそうなんです。えっ!あれだけ今季のために大切にとっておいたというタンゴをあっさり捨ててしまった凄い曲とは一体誰の誰のどんな曲なの?と興味深いところですが、それについてはまだ内緒だとか。ヒントはピアノ曲らしいのですが、濱田コーチに曲名を聞くあたりからすると、有名な曲ではないのかな?とか、ただ単に今までスケーターがあまり使わなかっただけで(本田選手は知らなかったけど)一般的に知られている曲なのかな?とか色々と気になるところ。この時期にプログラム変更とは随分賭けに出たなとは思いますが、濱田コーチも「真凜の流れるスケートに合っている曲」と言っているので発表を楽しみにしたいですね。

 

 

 

濱田コーチの言葉から見える本音

一方「衝撃的なぐらい素敵な曲に出会ったからプログラムを変更した」という本田選手に対し、濱田コーチは新ショートプログラムについて濱田美栄コーチが宮原選手の状態明かす | ブームスポーツ編集局で次のように語っています。

 

「まだ決めてはいないんですけど。今シーズンはタンゴをやっていたんですが、ここ最近になって〝もうちょっと違う曲もしてみたい〟と。彼女は芸術家なので、いろいろ発想が変わるので…。私はかねてから大好きな曲があって、真凜にこの曲よく聴いているよと聴かせたら〝これで振り付けをしてみたい〟と。これも作ってみようということで、まだ選択中なんですけど。今度、米国のUSオープンに行った帰りにデトロイトで振り付けして帰ってくることにしました。マリーナ(ズエワ)さんにお願いしようかと」

 

また、予定していたタンゴについては

 

「タンゴは悪くないのですが、曲調がきざんでいく曲なので。流れのある滑りというのが彼女の良さなので・・」

 

うーん、濱田コーチのコメントからは”本田選手がたまたま良い曲に出会い、感化されたのでプログラム変更を決めた”というよりは”はじめからプログラム変更をする予定があって、いきついた結果が今”なのかなと思いました。確かにタンゴは私も以前他の記事(記事下にリンクあり)にも書いたのですが、本田選手の好むスケートのスタイルとプログラムの持つ色がミスマッチだったんですよね。実際タンゴを観たファンの感想も厳しい意見が多かったですし、本当のところは滑ってみたところしっくりこなかったので勝負にでるために変更を決意したのではないでしょうか。

 

正直なところシニアデビュー年の今は、いくらジュニア時代から表現力に定評があった本田選手でも、その芸術性の幅を出すという域に達するにはまだ早かったのかもしれません。ただ本田選手は所作が美しい選手なので、綺麗で流れのあるスケートはPCSでも強みになります。後はそこからプラスアルファの演じ方・踊り方ができればシニアでも表現力の本田として見てもらえるはず。濱田コーチとしては大事なシニアデビュー作で今まで積み上げてきた本田選手の自信や評価を落としたくないのでしょうね。新プログラムの振付はズエワさんのようだし、冒険よりも安定を選んだのかな?と。少しでも迷いがあるのならプログラムの変更をするということは、リスキーでもありますがとてもポジティブなチャレンジだと思います。

 

 

 

突然の変更に対応できるのか

さて、ここでプログラム変更が決まったのはいいとして、今から準備して間に合うの?という疑問があります。それについても濱田コーチは

 

「時間がかからないし、気分さえ乗ればできるので。あれ滑りたいなと思って、消化不良のまま出すとかえって悪影響だと思う。1週間あればできると思うので、あんまりそれは気にしていない。同じプログラムで、シーズン途中で飽きてくる時があるので、もうひとつあった方がかえっていいのかなと思う」 (ソース先と同じ)

 

とあまり心配はしていなさそうです。濱田コーチ曰く本田選手は振付をマスターするのが早く、気分が乗れば何でもパッとできちゃうとのこと。逆に気に入らない曲だとできなかったり、気に入ってても一度飽きてしまうと完全にやる気なしモードになったりするらしく、本人が「これだ!」と意気込んでる状態の時はチャンスとして見守るんですね。ちなみに本田選手のシニアデビューについてはこんなことも語っていました。

 

「気分だけなんで。あの人の場合。向こうに行って、演技前に立った時に気分良かったらやるんじゃないですか。本当に読めないんです。正直能力もあるし華もあるし、シニアはシーズンを通し試合数が多くなって、集中力を切らさないことが大事。気持ちの問題と思います。とりこぼしが多く、試合ごとに幅があるので…。本人も課題は集中力だと言ってました。それが一番大事じゃないかと思っています」

 

前にグッと!スポーツ(記事下にリンクあり)で本田選手も自身の気まぐれさを語っていましたが、この様子だと濱田コーチは本田選手のコントロールに手を焼いているようですね。本田選手はなんというか、この緩さ加減がある意味いい感じにここまで活躍できたポイントでもあるようにも思います。このスタンスがシニアでも通用するかはわかりませんが、とにかく突然の事態にも不安なく楽しめているのかな?という感じがします。そんな本田選手の今季初戦は今月9月に行われるUSインターナショナルです。ここではまだ新プログラムは間に合わないので、昨季のSP「スマイル」で挑む予定だそう。肝心の新プログラムお披露目は10月のグランプリシリーズで予定しており、タンゴの方はEXナンバーになるそうです。初戦でもタンゴを使わないとなると、余程難しかったのでしょうね。でも、せっかくのジェフリー・バトル作のプログラムなので、いつか彼の作品が似合うようになった時には再び挑戦してほしいななんて思います。

 

 

 

戦略や今後の課題など

こうやってまとめていると、実は最初からプログラムを変更するというサプライズありきの戦略だったのかな~と半分くらい思ってしまったりもする私。なんせ今季は本田選手がリスペクトする荒川さんのフリーを勝負曲に持ってきていますし、そんな荒川さんも五輪シーズンは曲を変更するというサプライズがあって成功しましたしね。実は本田選手デザインのタンゴ衣裳を見た時「本当にこれを本番で着るのかな?」と思うくらいの遊び心を感じたんですよね。なんていうかあくまでもショー用の衣裳感というか。多分競技用なら本気で勝ちにくるから完全にプロにまかせるんじゃないかな?となんとなく思ったのです。ま、実際のところはわかりませんが、ある程度タンゴを滑ってから新プログラムに変更しようとしたのではないかというのは私の勝手な妄想なので流しちゃってください~。(ただ予想では全日本前後で変更すると思ってました)

 

最後に、今回の報道を受けての大まかな感想を書いておわりにしたいと思います。

 

今回、ショートプログラムの変更や濱田コーチのインタビューなどを聞いて、やはり多彩な技術と表現の両方を持つというのは天才の中でもさらに選ばれた天才というか、もろもろいる上手い選手の中でも一握りなんだなということです。だからこそジュニアからシニアへの転換期は誰もが苦戦するんですよね。そんな中で本田選手の今後の課題といえばやはりシニアで通用する表現力だと思います。ロシアの選手なんかは自分の滑るプログラムについて、それがどういったものなのかを的確に答えることができるので、本田選手と限らずですが日本の選手も、もっとプログラムの中身を知るためにオペラやミュージカル、本や映画で勉強するのもひとつの良い練習となると思うのです。「ロミオとジュリエット」が具体的にどんなストーリーか分からず滑るよりも、それがどんなストーリーでどこをどんな風に表現したいのか自分自身で把握した上で演じるのとでは絶対にプログラムの仕上がりが違うと思うのです。そうすれば同系統の曲で滑る機会があったとしても、この世界でありがちな「曲が違うだけで演技は一緒」と言われる現象は免れるのではないかと思います。やはりその曲、その曲にしか似合わない・できない振付というのがありますから、”なんとなくインパクトがありそうだからこんな振付・曲がしたい”というのではなく、若手選手たちにはどんどん積極的にプログラムを追求し、自分だけの世界観を出すための意見を持っていってほしいです。

 

ただ、本田選手のプログラム変更といい、樋口選手のプログラムのブラッシュアップといい選手たちが五輪への切符獲得のために考えて考えて、並々ならぬ努力をしているんだなと思うと頭が下がります。もう耳元で、絶対に五輪に行きたいんだ!今できることは後で悔いがないようにやりきっておきたい!という声がリアルに聞こえてくるような勢いを感じます。どうかその努力が実ると信じて、ひとりひとりの夢を応援したいです。

 

ということで、皆さん、本田選手の新プログラムが素晴らしい出来になることを願いながら楽しみにしましょう!

 

がんばれ真凜ちゃん!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

リンク記事その1

goldenretrievers.hatenablog.com

 

 その2(グッとスポーツ記事)

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韓国とロシア「復帰しないって?さようならソトニコワ」

 

こんにちは!今日は昨日のリプニツカヤ特集に引き続き、ここ数日間アクセス数がビヨーンと伸びた原因であろうロシア女子記事の後編となります。

 

 

 

 

まえがき(長め)

実はこのブログ、特にフィギュアスケート専門ブログでもなく、初めは旅番組やドキュメンタリー番組の感想を主に書いていたのですが、いつのまにか”フィギュアスケート”で検索して見に来て下さる方の割合が増え、最近では、ほぼほぼスケートネタになりつつあります。そこで皆さんに問題。そんなフィギュア記事の中でも最も読まれている・検索されているスケーターと言えば誰だと思いますか?やっぱり真央ちゃん?それともプリンス羽生?いやいやマリーンちゃん?

 

正解はその3人の誰でもありません。なんと犯人(?)は意外にも意外、キム・ヨナさんです。え?となった方に念のためもう一度書いておきますね。私のブログのフィギュア記事で最も長い期間検索される記事・人物はキム・ヨナなんです。

 

キム・ヨナの記事なんてそんなに書いたことあったけなーと思ったのですが、やはり過去記事を辿ってみても今まで記事のタイトルにしたのは二度だけでしたし、他の記事でも名前だけ登場したのは極わずかだったのにも関わらず注目されています。それと合わせて多いのがフィギュアスケート関連のワードと合わせて”韓国”と検索されるパターンですね。羽生選手と韓国だったり、平昌五輪と韓国とだったり・・。なんとなくわかります。皆さん気になるんですよね。「韓国で五輪とか開催できるの?」「北朝鮮があんな状態なのに選手の安全は大丈夫なの?」と。私も心配です。かなり心配です。開幕直前になってから文在寅大統領が「平昌五輪の開催を断念します!」と言わないかヒヤヒヤしています。北朝鮮が当たり前のように海に飛ばすミサイルも、外国人選手にとっては恐怖そのものですよね。今後東アジア情勢がどのような動きになるかわかりませんが、パニックに巻き込まれたくない選手は五輪を辞退する・・なんてことが続々と起こる可能性もあると思います。

 

まえがきが長くなりましたが、そんな事情もあり韓国関係のワードを検索されている方が多いのかなと察します。が、それと同時に次のようなことが気になってキム・ヨナに辿りつかれる方も多いのでは?と想像します。

 

 
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ソトニコワ平昌五輪断念

2014年ソチ五輪後、韓国とロシアの間で激しい嵐が駆け巡ったことは、スケートファンの中ではもう何度も話題になりました。このブログでもいくつか記事にしたと思います。

 

ソチでキム・ヨナを破って金メダリストに輝いたソトニコワに対して、韓国人は尋常ではないくらいの怒りを叫び、反応しました。「ソチでパーフェクトな演技をした女王キム・ヨナがなぜ一発屋のロシア人に負けるんだ!」「ヨナの金メダルを奪った!」(本当にこんなニュアンスで叩いています)と国中が嘆き悲しみ、挙句の果てに「(平昌五輪)に心配せずにおいで。実力を確かめてあげる。」などと脅すようなメッセージを送るなどしたことから、ソトニコワはすっかり韓国を怖がってしまいメディアに「韓国に行くのが怖い・・」「韓国人たちは私のソーシャルネットワークを批判でめちゃくちゃにする」と言ったところ、「強盗に対して強盗と指摘するのは普通のこと。」「実力で証明しろ。それだけがお前の生きる道だ。」などとますます攻撃を受けることになったのです。

 

 

そんな騒動から早4年、ついに五輪シーズンがやってきました。ソトニコワはあれから現役を続行してはいるものの、選手として活躍する機会はほとんどといってなく、半分引退しているような感じでした。本人は「五輪を目指す」とは口にしていたものの、ファンの中には半信半疑だった方もいらっしゃたったのではないでしょうか。そして無理もない、韓国中総バッシングの中でその地に乗り込む勇気は持てないだろう・・と感じたのではないでしょうか。しかしそんな状態の中で彼女はプルシェンンコを新たなコーチとして迎えると発表し、「あれ?本格的に復帰なのかな?本当に五輪を目指すの?」とファンを驚かせました。

 

そんな矢先、それをひっくり返すようなニュースがロシア中を駆け巡りました。

 

ソトニコワ、怪我で平昌五輪断念”

 

いくつかの報道によると、現コーチであるプルシェンコはロシアメディアに対し「ソトニコワは怪我のため今シーズンの試合に出場しない。」と明らかにしたそうです。プルシェンコによると、怪我の治療が上手くいかず、練習が思うようにこなせない状態なんだとか。おそらくですが、この怪我はずっと悪くしていた足首の怪我のことでしょう。まあ状態はずっと良くはなかったとは思いますが、本格的な練習を積めば悪化してしまうのは何となく予想できました。それでも五輪に出たい宣言をしたのには簡単にリンクを去ることができない事情があるのだと思います。リプニツカヤと同じようにソトニコワもロシアのスターであり、もうこのふたりはロシアの看板みたいなものですからね。そのふたりに一緒に去られたら連盟もファンもプチパニック状態です。

 

そして、もう一度彼女が大舞台でタイトルとる姿が見たかったという方には申し訳ないのですが、やはりこんなコメント見てしまうと「出ないものありだよな・・」と思ってしまいます。

 

 

以下ソトニコワの五輪断念に関する記事を見た韓国人のコメント

 

 


「けがは言い訳だろ」

「恥をかくより不参加の方がいいよね!」

「実力がばれそうだから逃げたな」

「審判も買収できそうにないし」

「ソチで金を取ったことがずいぶん後ろめたいようだね」

「ぷはは、今年に入って一番笑える話だよ」

「金メダル泥棒」

「僕らは君を金メダリストとは思っていない」

「あなたの1位は偽物。ロシアでしか通じない1位だよ」

「結局、ソチの金メダルは食い逃げかよ」

「ヨナの足元にも及ばない実力で金メダルとはない」

 

出典 http://www.recordchina.co.jp/b188943-s0-c50.html

 

 

 ね?危険ですよね。精神上よろしくないですよね。だから五輪に出ないのもありかなって。例え平昌には出ないにしても現役としてもう一回くらいは国際大会でメダルとるところは観たいなとは思います。せっかく才能ある選手なのに五輪一発勝ち逃げみたいな印象がついてしまったのは残念ですし。ただ韓国はちょっと怖いかもなので後輩に任せましょうというのが私の考えです。

 

上記のニュースの流れからキム・ヨナ関連の検索が増えたのでしょうか。フィギュアスケートファンの皆さんの関心がソトニコワの復帰断念よりも韓国に行かない選択をした安心の方が上回ったという結果みたいに思えます。

 

 

 

ロシアの反応

肝心のロシア国内での反応はどうなの?というと、まあ、お国柄もあり皆さん厳しめにコメントされていますね。最も多いのは「彼女が今後(現役として)大会に出ることはないでしょう。」とか「もう復帰しても時代が違うよ。」といった辺り。もちろんファンは残念がっていますけど、正直現実はそうですよね。今はミスしない、鬼メンタルなジャンパーが多いですし、繊細な選手は生き残れないと言い切っていいかも。あの中でソトニコワが勝つというのは難しいですよね。さらにソトニコワに対して一番キツーイことを言ってくれたのがタラソワさん。ソトニコワ復帰の際に「プルシェンコアデリーナはゲームをしている。私は真面目な人間だからゲームには乗りたくないの!私は競技に出ることの大変さを知っているわ。彼らには既に学校やプロスケーターとしての道があるじゃない。(超意訳)」と怒って?いました。要は本気で選手をしようとしたら、あれこれ他の活動をしながらなんてできないよねってことですよね。今の女子フィギュアはもう時代が違うんだよ、必死にトレーニングをしてもついていけないレベルまで来てるとわかりきっているのに期待をかけさせるようなことばかり言わないでっ(あたいのところにマスコミが押しかけてくるじゃない)という感じ。タラソワったらゲームなんて言って酷~いという意見もチラホラありましたが、うん、まあタラソワだって本当ならソトニコワがバンバン活躍してくれる姿が見たいはずですよね。でもまあ、それが叶わないのが現状ですし、だったら次の道となるのもロシアンスタイルだという気持ちもわからなくもないです。

 

きっとロシアはプルシェンコのこともあったし、ソトニコワの復帰は会えない恋人でも待つ気持ちなのでしょう。だったら待ち続けるより、次に進むわ!ということだと解釈しましょう(?)なんかこうして見ると、韓国でもロシアでも人ってシビアですよね。日本のアンチもなかなかだけど、なんていうかステージが全然違う気がします。(言いたいこと遠慮なしにバンバン言えるのはちょっと羨ましいけど)

 

 

 

まとめ

さてキム・ヨナ繋がりでここまで話が飛躍した今回でしたが、あんまり韓国人コワイ言うのも平昌に行かれるファンの方には悪いので、フォローしておきますと、実際の韓国人はびっくりするくらい自国開催の五輪に興味がなく、キム・ヨナ引退後のフィギュアスケートのことなんてだーれも興味ない状態なので(もはやキム・ヨナのことすら劣化したとかケチつけてる)イライラした観客を目にすることはないと思います。ちなみに向こうの方にキム・ヨナの話題を振ると話が止まらなくなるので要注意です。韓国では神様みたいなものですからね。平和に観戦するためにはいつも通り、余計なことは語らない日本スタイルでほんわか応援することをおすすめします。でも、韓国のフィギュアファンより羽生ファンの方が勢い的にはヤバいかもしれませんね。会場でも強いですよね、羽生ファン。ある意味凄いぞ!

 

色々と情勢は不安ですが、せっかく近くで好きな選手が五輪で滑る姿が観れるなら・・!とチケットを用意されている方は安全管理には十分に気を付け、事故なく怪我なく病気なく帰ってきてくださいね。そして良い思い出を作って来てください。

 

以上でおわりになります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

ロシア女子記事前編

goldenretrievers.hatenablog.com

 

 ソチ後からの因縁は続く・・

goldenretrievers.hatenablog.com

 

リプニツカヤ引退?拒食症、エテリコーチなど

 

またまたお久しぶりのブログです。今日何となーくアクセス数を見てみたらしばらく更新をしていないのにも関わらず、ここ数日間だけニョッキリとアクセスが伸びていました。なぜだろうと思い、グーグルアナリティクスで読まれている記事を調べたらフィギュア関連のワード、特にソトニコワに関する記事が検索されていることが判明。そこで「もしや最近ソトニコワ選手が怪我で五輪を諦めたことや、リプニツカヤ選手が引退するといった情報からの流れかな?」と考えた私は、少しでもここを訪れて下さる方がいらっしゃるなら頑張って更新しようではないか!と遅れながら、超細々と女子フィギュアのロシア情勢?を書きたいと思います。

 

 
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出典 Wikipedia

 

突然の引退報道

まず今回の記事でピックアップしなければならない重大ニュースは、何といっても「リプニツカヤ選手の引退」です。それは本格的にシーズンが開始する直前とでもいう時期に突然現れた衝撃のニュースでした。いや、突然なのかはわからない。訂正します。リプニツカヤ選手(以下リプちゃん)といえば今年4月頃だったかに「重大な発表がある~」とは言っていたものの、結局それがなにかは語られず話がどこかへ消えていった状態だったので、もしかすると今回の引退についての報道は実際は発表がされなかっただけで、早い段階で決定していたことだったのかもしれません。

 

ただ気になるのが、この引退報道はリプちゃんのお母さまが(以下リプママ)メディアに「引退しました」と語ったことがきっかけなんですが、一方ロシアスケート連盟のゴルシコフ会長は「まだ引退届は受け取ってない。」と述べているんですね。さらにリプちゃん本人に記者が電話でコンタクトをとったものの「私は何も話すつもりはありません。」と意味深なコメントを残しているのが心配なところです。一体リプちゃんの周りでは何が起きているのでしょう?引退報道の真実はしばし謎に包まれることとなりそうです。

 

 

 

拒食症と闘った選手生活

本来、引退報道が出るとしたらそれは選手本人からの声明があると考えていいでしょう。しかしそれが出来なかった何らかの理由のひとつとして病気のことが関係しているのではないでしょうか。実は今回の報道の際にリプママは次のように語っています。

 

「引退プランについて、ユリアは4月すでに連盟指導部に伝えていました。ヨーロッパで拒食症の治療を3ヵ月間続けた後の帰国後すぐのことでした。」

 

ん??4月??やはりこの時期には何か動きがあったのかという気がしないでもないですが、リプちゃん拒食症だったんですね・・・。病気の治療中となれば選手を続けることは困難ですし、もし復帰したとしても今のロシアは争いが激しく、それが五輪金メダリストであろうと待ってはくれません。これは完全なる憶測ですが、自分にとって不利な情報をライバル選手たちには流すことはできない、マスコミのエサになるようなネタは絶対にばれたくない等、たくさんの不安を抱えたまま再びリンクに立つため、ひっそりと病と闘っていたかと思うと胸が痛いです。今思えばリプちゃんはSNSに写真をアップするたびに太った!痩せた!と話題になっていましたよね。酷いときは「妊娠した!」なんてデマまで流れたことも・・・。こうした人気者であるが故の注目度はいつしかリプちゃんにとって多大なるプレッシャーとなってしまったのでしょう。いつまでも「赤いコートの少女像」を強制された本人も「一生37キロでいれるわけがない!」とそりゃあ言いたくなるし、ストレスも溜まったはずです。そんな状態の彼女の口から今、直接あれこれと表にでて語らせるのは健康的によくありません。引退報道がどのような経緯でされたのかどうかよりも、まずは本人の体調面を一番に考えて、元気な姿になるのを待ってから真実を知りたいところです。

 

拒食症は近年テレビでもよく特集されていますが、治療中は食べることが困難になったかと思えば、食事が出きるようになったらなったで体が今までの栄養を取り戻そうとして逆に過食になってしまい、そこで体重が増加した自分を受け入れられるかどうかで回復への道が決まると言っていたのを思い出しました。リプちゃんの場合せっかく体重が戻ってきて、一度治療として正しい太ってしまう段階がきても、ファンにあれこれ言われるとまた痩せなきゃ・・となってしまわないかがとても心配です。どうか容姿に理想を押し付けるファンの方には彼女の心のコントロールが上手くいくように応援してあげてほしいです。

 

 

 

ロシアのダイエット事情

リプちゃんといえばソチ五輪ちょっと先まではロシアのエテリ・トゥトベリーゼコーチのもとで練習をしていました。エテリ時代のリプちゃんはまだ成長期前で体の軽さを利用したジャンプを跳んでいたのですが、ソチ五輪が終わったと同時に急激に体型変化が起こりました。その後ジャンプの調子は乱れ、成績は瞬く間に落ちていき、結果、リプちゃんはエテリコーチのもとを離れる決心をしました。

 

そんなリプちゃんが去った後に、エテリコーチのもとで活躍しているのが現・世界女王のメドベージェワ選手(以下メドベちゃん)です。彼女はまるでリプちゃんと入れ替わるように現れ、シニアデビュー以降圧倒的な強さで世界選手権を二連覇しています。じゃあこの選手もリプちゃんと同じで体重に変化があったらジャンプが跳べなくなるんじゃない?と言いたいところですが、今のところそれはノーです。確かに少しでも体重が増えたらジャンプには影響が出ると思いますが、不思議なことにメドベちゃんは太らないどころかずっと痩せています。いや痩せすぎています。身長ももう伸びないでしょう。一体どんな管理をしているのかというくらい体型が変わりません。たまに浮腫んでいたり、大きくなったかな?と思ってもすぐにほっそりするので、その体型コントロール力においてはただならぬ技術を持っているかと推測します。しかしそのやり方は相当過酷かつ身体に負担をかけているものでしょうね。リプちゃんもエテリコーチについていたときの食事はスクロースの粉末と水だけだったようですし、おそらくメドベちゃんも似たようなメニューなんじゃないかなと思います。(紅茶だけの選手が多いのも驚きます)

 

ロシアはあんなにフィギュア大国で国が熱心に選手育成に力を入れているのに、肝心の体調面に関しては選手独自の方法に頼っているというか、コーチも「栄養面とかそんな専門的なことはしらないよん♪太ったらダメよ、とにかく痩せなさい!食べちゃダメ!」的な根性論で済ましているように思えて恐ろしいです。まあ日本の選手もプロの栄養士の指導のもと~というよりは結構セルフで試合前に食べないダイエットとかしていたりするので同じといえばそうかもしれませんが、とても不健康だし、怪我や引退後の体調面がとても心配ですよね。フィギュアスケートがこのまま体重の軽さに頼る競技になっていくのか、もう少しヘルシー路線でいくのかはわかりませんが、やはり若手が軽さで五輪を乗り切って、1~2年単位でトップが入れ替わるところを見るよりも、年月をかけて存在感を出してきた選手たちが熟練した技術を見せ合うような試合が観たいです。

 

うーん。しっかりとした技術を持った選手は、高度な技を持っていたとしても長く活躍できていると思うんです。その理由にはやはり無茶な健康管理や基礎の疎かさがない徹底した管理があるからだと信じています。だからこそ、選手を使い捨てではなく、大切に育てて欲しいと思います。確かにたくさん強い選手が出てくるのは面白いし、ライバル争いがハードなほどレベルも上がって見ごたえはあるんですけどね。でも好きな選手にはずっと活躍して欲しいじゃないですか。少なくとも私はそうです。だからこそ若さや勢いだけでない部分の評価がもっとされるといいなと思います。(ジャンプとその他・・両方のバランスが偏ることなくルール化されるのは難しいのですがね。もちろん高度なジャンプは思いっきり評価したいですし・・でもジャンプにPCSが引っ張られるのは違うと思うし・・わからない!)

 

 

 

いつか日本のショーに来てね

と、まあ勝手にロシアにあれこれ言っちゃって申し訳ないのですが、それだけリプちゃんは引退するには惜しいくらいの選手だったと言うことです。いや~だってあんなに雰囲気あるスケーターってなかなかいないじゃないですか。美人だし。個人的には女子シングル歴代ナンバーワン美女ですよ。(2位はコルピちゃん)カリスマ性っていうんでしょうかね。ユリア・リプニツカヤにしか出せない独特の世界観があったと思います。なかなかリプちゃんと似たタイプの選手は出てこないんじゃないかな。彼女の歩んできた道にしか出せない人生観がスケートにそのまま出ていました。そう思うと19歳で引退なんて、ますます惜しい選手です。最後にリプちゃんの引退報道後にコメントを出した方々の声を載せます。

 

 

「偉大なスポーツ選手は2014年五輪後も去ることなく、スポーツマンとしてのキャリアを積み続け、公式大会に出場し、傷や心理的な障壁を克服しようと闘い続けた!ユレーチカ、人生は続いていくよ。君は本当に偉かった。よく頑張った。君は小さなレジェンドだよ。」

エフゲニー・プルシェンコ 

出典 http://jp.sputniknews.com

 

 

プルシェンコの中ではリプちゃんはソチでロシアを金メダルへ導いてくれた誇りのような存在なんでしょう。小さなレジェンドか。皆の記憶にはあの頃のリプちゃんが残ったまなんだろうな。本人的には悩める部分だったりするのだろうか。

 

 

 

「おそらく彼女はこれ(爆発的な人気)と折り合うことができなかったのではないかと思う。たった15歳で記者団、ファンが嵐のように襲いかかってきたとしたら、あなたならどうだろうか。常にTV画面に姿が映し出され、あちこちでサインを求められるんだ。こうした試練は聡明な年齢に達した人間だってそうこなせるものではない。それがこんな小さな女の子を襲ったのだ。」

アレクサンドル・ジーリン

出典 http://jp.sputniknews.com

 

 

 ジーリンさんのコメントは擁護的なものというよりは、体型変化のことも引退の原因として触れていましたし、どちらかというと注目を浴びるようになってからも、その人気と折り合いをつけて技術を維持していく必要があったというようなニュアンスでやや厳しめ?に語っておられます。

 

 

 

ユーリャは星。長く輝き続ける星もあれば、激しく放つ星もある。しかし、彼女はすべてを照らした。彼女の素晴らしい人生を願う。

タチアナ・タラソワ

ロシアでのインタビューより

 

 

タラソワさんはリプちゃんはスターだから。星というものは急速に消えてしまうものなのよなんていう美しいコメントを出してくれたと思ったら、リプちゃんのことをすっかり過去の人認定したようなコメントもあったりして・・まあソトニコワ選手にも同じようなこと言っていましたし、その厳しさもロシアンということで!それだけ愛があるってことでしょうか。

 

 

 

ロシアにはロシアにしかわからない事情があって、今後も色々情報が出回ると思いますが、私は日本からそっと見守らせていただきます。リプちゃんが引退後はどんなプランを描いているかはわかりませんが、もしスケートを続けてくれるのならぜひ日本に来て欲しいですね。今でも日本ファンの間で人気なロシア人スケーターはリプちゃん、あなたよ。(私はスルツカヤも好きですが)ロシアは現役よりも引退後の生き延び方の方が大変そうです・・。でもリプちゃんならプロとして本気だせばいくらでもお呼びがかかる!そう期待して待ってます。またあの美しいキャンドルスピンを魅せて!

 

今回の報道の真相はまだ話8割くらいに留めておきますが、また何か動きがあったら追加してアップしますね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

追記

ロシアスケート連盟から正式にリプニツカヤ選手の引退が発表されました。

今後は大学に進学し、勉学に励むとのことです。

現在19歳。第二の人生を歩むにあたって、まだまだ多くの挑戦ができるでしょう。

そう考えると、30歳で外の世界に放り込まれるより、10代で次のステージに上がることの方がいいのかもしれません。

フィギュアスケートから得たものは、時間と共に宝となって返ってくるはず。

リプちゃんのこれからの人生が実りある豊かなものであるよう祈っています。

2017.9.11

 

 

ソトニコワ記事はこちら

 

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その他

 

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