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【世界Jr2017】本田坂本コンビが盛り上げメダル2個ゲット

世界ジュニアフィギュアスケート選手権2017の感想をザックリと書いていきます!まずは結果からおさらい。

 


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(18日、台北)=共同  

 

優勝はロシアのザギトワ

ショートでは唯一の70点超え、フリーでは技術点75.81点/演技構成点62.21点の計138.02点。総合208.60点でぶっちぎりの優勝。凄いね、強いね。
  

 

2位は日本の本田真凜

ショートではノーミス!「ザギトワの後ろに僅差で忍び寄る作戦」に成功した本田選手。そのまま勢いに乗り、フリーもノーミスで133.26点というハイスコアを達成!演技構成点では62.58点を貰いました。総合201.61点で銀メダル。

 


3位は坂本花織!日本勢W表彰台

こちらもショート、フリーをノーミスで終え見事銅メダル獲得です。総合195.54点。間違いなく上手くなっている坂本選手。正直トップスケーターの香りが隠し切れない滑りでした。

 

 

次に今大会で印象に残った選手の感想を紹介します。

 

 

ザギトワ強い

フリーでは直前の本田選手がノーミスで素晴らしい演技で終えた後にも、緊張を見せることなく自信溢れる圧巻の出来でございました。むしろあっという間に終わってしまった感じがしましたね。

 

14歳に見えないくらい大人っぽい…しかも美人。若いのに品もあって文句なしじゃないか。前にも言ったかもしれませんが個人的にはメドベージェワより好きです。正直今のザギトワの技術には誰も追いつけないくらいレベルが高いです。強いて改善点といったら、詰め込んである要素をプログラムに溶け込むようにこなすことと(今は忙しそう)、スケーティングにやや課題があるくらい…それほど年齢に対しては完成しています。

 

彼女に勝つためにはジャンプの構成難度を上げるか、GOEを少しでも多く稼ぐ工夫が必要ですね。ロシアは勝つためにやれる最低限のことはやってくるので点が出やすいのも事実。ただロシアは来季になるとまた勢力がどうなっているかわからないので、あまり浮かれないでおきます。ザギトワ優勝おめでとう!

 

 

初の200点超え

まりんちゃんは初の200点超えおめでとう!

大会前にあれだけマスコミに2連覇と煽られ、アンチには前大会の優勝はまぐれなんて言われていた中でショート、フリー共にノーミスで締めたのはかっこよかったですね。2年連続で表彰台は完全なる実力と証明できたと思います。

 

また、ウィークポイントだったステップをきちんと強化し点を重ねたことや、指先まで丁寧に表現された動きは素晴らしかったです。さらにまりんちゃん特有の繊細で柔らかいスケートや表現はザギトワより上だったと思います。

 

ただ少し気になったのはロシアと「ノーミスなら勝負になる」という言葉。あれは、相手のミスを想定した場合での意味なのか、言葉通りノーミス対決でも勝てるという意味なのか、それともノーミスなら近づけるという意味なのかわかりませんが、もしかしたら本人や濱田コーチはザギトワを超えるような点数がでると思っていたんじゃないでしょうか。

 

これは勝手な私の考えなので違っていたら申し訳ありませんが、インタビューを見るとベストの力を出せば勝てると信じていた中で、予想外の展開に大きなショックを受けているように感じました。(こちらからしたらまりんちゃんの演技も予想以上に素晴らしかったけど)

 

もちろん選手本人は勝てると信じないと戦えないと思います。あえて強い言葉で自分を奮い立たせたりすることもあると思います。

 

しかし相当悔しそうだったので、優勝できると強く思っていたんでしょうね。それでも、まりんちゃんの試合後のインタビューからは頭の良さを常に感じるので「今回なぜ勝てなかったのか」または「足りないものは何か」を自身で見つけ答えを出せる選手だと思います。

 

まだ若いので、これからどんどん技術を積み上げていつかトップスケーターになってほしいですよね。今後はジャンプ構成に工夫すればもっと点は上げられるはずです。まりんちゃんの魅力は普段フワフワしているようで、さらっと決めるときは結果を残すところだと改めて思いました。頼もしい…。シニアでも活躍を祈ります!がんばれまりんちゃん。

 

 

泣けたよ坂本ちゃん

今回、個人的に一番感動したのは坂本花織選手です!つい最近までは「表現面が惜しいな~」なんて思っていたのに、今大会で完全にファンになりました。

 

確かにザギトワ選手や本田選手に比べると、もう少しプログラムに手を加えてあると良いな~とは思うのですが、あのスピード感溢れる滑らかなスケーティングは別次元の美しさですよね。ひとりシニアの演技を見ているような職人的な魅力がありました。もう特別点でプラスしたい!

 

おそらく来季はメキメキと力をつけ、確実に成長した姿で登場してくれるでしょう。銅メダルおめでとう!

 

 

白岩ちゃんには報われてほしい

腰が痛そうで可哀想でしたね。そんな中でフリーをまとめた根性に泣けました。がんばったね。

 

白岩ちゃんの好きなところは、演技が演技じゃないところ。普通の選手だったら、ここでこの表情をして~ジャッジを見て笑って~と、練習通りの表現をするところを白岩ちゃんは常に自分らしく、心の底から楽しく滑っているのが良いんです!

 

どの瞬間を見ても笑顔で作られた感じが全くない。辛いときも笑顔で滑れる強い心の持ち主です。

 

ケガを治して、万全な状態で練習ができればもっともっと活躍する選手だと思うので応援しています。しかしスぺ体質なのかは心配でもありますね。

 

 

韓国のウンス

脚が細すぎて気になってしまいました。あの細さじゃないと跳べないとかですかね?女子があんなに痩せていると競技とはいえ心配なレベルです。

 

痩せすぎは疲労骨折を招きやすいので、アジア人選手は気をつけながら体調管理しないといけませんね。やはり筋肉は大切!その点欧米の選手は太りやすかったり筋肉質すぎたり大変…それぞれ苦労がありますね。それでもウンス選手は、あんなに華奢でもジャンプが驚くほど高いのは強みというか不思議な才能です。クリーンに決まったらGOEサービスしたいくらいですよ。

 

 

さいごに

今大会は上位3名が素晴らしい演技を見せてくれたおかげで、見ごたえたっぷりでしたね!

 

あれだけロシア、ロシアと言われていた中で日本人堂々のメダル2つをゲットです!さらに頼もしいのは日本人にはまだまだ下の世代にロシアと戦える選手がいるということ!日本女子の未来は明るいですね!

 

さて、来季はシニアが混戦しそうな流れとなりましたが一体どうなってしまうのでしょう。宮原選手のケガもよくないみたいで心配ですね。今まで日本を引っ張ってくれた彼女にはオリンピックに行ってもらいたいのが私の本音です。後輩も宮原選手の背中を見て育ってきていますからね。来季に響かないように完治してほしいです。

 

日本勢、金メダルこそありませんでしたが200点超えにメダル2つ、そしてスケーティング技術は世界にアピールできたのではないでしょうか?

 

少なくともPCSはロシアが上という絶対的な評価は覆しましたよね。頑張れば届くところが見えた!それが何気に嬉しい驚きでした。この調子で表現も美しい日本を印象づけていけたら良いですよね!シニアでも今回の収穫を何とか維持してほしいな。そういった意味でまりんちゃんとさかもっちゃん(と呼びたくなる)は本当に良い仕事をしてくれました。ありがとう!

 

来季のジュニアにも希望を持って堂々と滑ってほしいと思います。

 

選手の皆さんお疲れ様でした!