オオカミのとおぼえブログ

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真凜VS舞依VS新葉 平昌への夏

 

前回の記事で真凜VS舞依VS新葉の新プログラムについて感想を書くと言ってから、またまた日にちがあいてしまったのですが、今から2017年8月現在での3人娘の新プログラム(勝手な)ランキングをアップしたいと思います。

 

※完全なる私が受けた印象のみで書いておりますので悪しからず・・

 

 

 

まずは真凜評から


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出典 www.hochi.co.jp 今季ショートの衣裳、赤と黒バージョンがあるそうです

 

えーと、はじめにですね、本田真凜選手のフリーに関しては以前こちらの記事で書かせていただいたので、今回フリーの内容は省略させていただきますね。

 

goldenretrievers.hatenablog.com

 

というわけで、今回はショートの「ジェラシー&ラ・クンパルシータ」方の感想をご覧ください。

 

本田選手の今季ショートは本人が「滑ってみたかった!」というタンゴです。私は新プログラムを観る前までは、てっきり妖艶系のプログラムで攻めるものかと思っていたのですが、お披露目されたものを観てびっくり!超キュート系なタンゴじゃありませんか!終始ニコニコ笑顔でふんわりと滑っていて、まさに妖艶さとは真逆のプログラムだったのです。

 

そこから私が感じたのは「キュートさを前面に出すのならタンゴではない方が良いのでは?」

 

本田選手といえばノービスの頃から表現力を評価されてきた選手だったので、こちらが期待しすぎているせいもあるのかもしれませんが、演技の雰囲気がスプリングソナタロミオとジュリエットの時と同じようなやわらか~くて儚~い女性らしい動きでまとめられており、一般的にイメージされるタンゴの情熱的で力強いピシッとしたものとは違っていました。もしかしたらこれから滑り込んでどんどん完成形へと変化していくのかもしれませんが、本田選手自身はとにかく衣裳やヘアメイクからしてもキュート系を好んでいるように見えるので、好きな曲と好きなスタイルに開きがあるのかな?と思ってしまいました。ただ、ショーの間に来ていた衣裳も(自身でデザインしたらしい)今だけ限定で、試合本番ではTHE タンゴな大人衣裳で勝負するかもしれないので、今のところの評価は星★★★☆☆といったところでしょうか。これが本人のイメージにも合う曲だったら文句なしだったのですが、シニアデビューということもあり少し未知な音楽に挑戦してみたかったのかもしれません。

 

それでも本田選手は決してかわいらしさのみを特化したプログラムしかできない選手というわけではないと思うので、シニアではどんどん個性的なプログラムを試していってほしいです。(個人的には坂本選手のアメリみたいな路線もいいのではと思う)

 

 

 

おそるべし舞依評


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出典 https://www.nikkansports.com/sports/news/1851816.html タンゴを舞う三原選手

 

続いては三原選手。三原選手のショートは「リベルタンゴ」!、そう本田選手と同じタンゴなんです。(フリーの映画ミッションより「ガブリエルのオーボエ」はまだ観れてないのでショートだけの感想です)

 

こちらは逆に本田選手の時と違って「三原選手のタンゴはイメージわかないな~」と思ったのですが、実際に観てみると「勝負に来たな」とわかる凄く良い振付でした。また、技術的にも調子の方も日本女子トップクラスといっていいくらい順調に仕上げていますね。この時期でこんな完成度だと三原選手は平昌への切符をいち早く手にするんじゃないかと思ってしまうところですが、こればかりはシーズンに入ってみないとわかりませんよね。もしかしたらジャンプにエラーがつくかもしれないし、ミスがあった時でもPCSでカバーできる選手になるかどうかは悩めるところ。三原選手はスケートが上手いので欲を言えば身のこなしがもっと丁寧になると(ぐにゃっとした上半身の動きをきっちりこなす)振付にも余韻が残り、見栄えが良くなると思います。

 

従って三原選手の新プログラムの評価は星★★★★☆です。ひとつ白いのはもう少しトータルで大人っぽさがが加わることを願っての期待です。

 

ちなみにフリーの評価はネットの様子を見るとかなり高いので楽しみですね。13日に行われた「げんさんサマーカップ」では総合200.52点で今季初優勝を飾りました。

 

 

 

期待したい新葉評


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出典 mainichi.jp 007のコーディネートでニヤリ

 

最後は樋口選手の新プログラム評です!ショートは「ジプシーダンス ドン・キホーテ」、フリーは映画007よりアデルの「スカイフォール」となっていますが、全体的に感じた印象を書きますと、「個性が生かされていて良い」の一言です!

 

何が良いかって、昨シーズンはシニアへの挑戦&冒険もということもあり、プログラムを自分のものにするのにかなり苦戦し、なかなか本人の良さが出せずにいたのですが、今シーズンはショートもフリーもハマりプロ!持ち前のスピード感が生かされのびのびと滑っています。さらに昨シーズン苦労して冒険したおかげで、今シーズンにハマりプロが来てもまた新鮮な気持ちで観ることができ、シニアで「こんな表現もできますよ」というアピールにもなるんではないでしょうか。個人的にはフリーの007が似合っていると思います。樋口選手の長所は誰とも被らないところ!日本女子・・アジア女子の中で樋口選手の個性と被るスケーターがいないところが彼女の強みだと思います。なんとなく北米女子の雰囲気があるんですよね。アジア女子の清楚なイメージというよりは健康的なセクシーさというか、独特の貫禄みたいなものがあります。ぜひ、この個性を大切にしていってほしいですね。

 

そんな樋口選手の現時点の評価は星★★★★★

やっぱりスケーティングがぐいぐいしてるのと、観ていて勢いのあるパワフルな動きが気持ちいいです!五つ星にしたのはプログラムが気に入ったのと、本人らしさが戻ってきたという意味でです!これでミスがなければいいのですが・・。平昌の女神は誰に微笑むのでしょう(よくあるフレーズでごめんなさい)

 

 

 

さいごに

以上が完全なる独断と偏見なる勝手な妄想評になります。

最後にお伝えしたいのは、これはあくまでも夏現在の評価だということ。シーズンに突入して試合をすれば、また全く違う感想になると思います。しかも今回は夏季ショーや試合などを観てこの3人をピックアップしましたが、日本には他にも宮原選手や本郷選手、それに坂本選手や白岩選手などなどたくさんの有力候補がいますので、日本女子の勢力図は目まぐるしく変わると予想されますし、その都度気になる選手を書いていきたいと思っています。

 

基本的にすべての選手が好きなので偏らずに書いていきたいのですが、現役選手以外も大好きなので、たまにというか、かなりそちらの方をピックアップしたブログになってしまうかもしれません。この記事では、なんだかランキングなんて大げさなこと言っちゃって申し訳ないですし、評価にもばらつきが出てさらに申し訳ないのですが、つまりは皆さん頑張って♡という愛なのでお許しください。

 

それぞれのプログラムが今よりももっと素敵なものになりますように!

グランプリシリーズ開幕まであと少し!ケガせず、病気せずに挑めるよう応援しています。

 

 

合わせてどうぞ

 

NHKの「グッと!スポーツ」のまとめ(あとで更新あり)

goldenretrievers.hatenablog.com

 

関口知宏の「来宮博せ」がおもしろい

 

こんにちは!今日は珍しくただの雑記を書いていきます。(多分ここでそういった記事を書くのは初めてですね)

 

何を書くのかというと、このページを開いてくださった皆さんにオススメしたいyoutube動画について。かしこまった挨拶はこの辺にして、さっそくご紹介したいと思います!※記事のおわりに動画のリンクがあります

 

 

 

来宮博せって何?

私がぜひとも観ていただきたいのは「来宮博せ」さんの動画です。来宮博せって何?という方に簡単に説明致しますと、NHKの鉄道旅で有名なあの関口知宏さんの音楽プロジェクトのことなんですね。関口さんはここで自身の作品を公開されているのですが、それがちょっと普通じゃない!そう面白いのです。

 

 

鉄道旅がわからない方へ(参考記事) 

goldenretrievers.hatenablog.com

~ 俳優・ミュージシャンの関口知宏さんは今までNHKで放送された鉄道旅シリーズの旅人として様々な国を巡って来ました~

 

 

 

才能ありすぎて凄いことに・・

実は関口さん、ここで公開している作品の作詞・作曲だけでなく、演奏や歌まで全部セルフで行っているのです!なんといっても凄いのが、関口さんギターは弾けるのですが、それ以外のできない楽器のパートは少しずつ自身で演奏して曲を作るんだそうですよ。そう考えて聴くと「この人凄すぎ・・」と思います。だってひとりバンドですよ?パートごとに録音して、必要な音を足していくなんて地道すぎる作業です。このやり方でロックからジャズや演歌にブルース、韓流その他もろもろまで作っちゃいます。もちろん歌はご自身で性別・言語関係なく歌い、音楽ソフトを駆使しながら完成させるという神業。才能あるがゆえにやりたくなっちゃうんでしょうね。

 

 

 

こだわりは音楽だけじゃない!

さらに注目したいのが、動画に出てくる写真です。作品ごとに人種も性別も違うのですが、これらは全て関口さんご本人なんです。これめっちゃ笑えます。写真を加工して作っているそうですが、写真そのものの雰囲気から明らかに気合いが入っています。動画の編集もおひとりでされているのですから、この方ホントどうなってるの?という感じ。絵も上手いし、字も達筆だし、DIYも得意だし・・一体何ができないのでしょう。

 

 

 

目を通すべし動画3選

その中でも動画をご覧になる方にぜひとも目を通していただきたい作品を3つご紹介しておわりたいと思います。

 

まずは「せッチーノ・ガルアルディ」

関口知宏をご存じないお方はここから入るとわかりやすいかと思います。あの一時流行ったお笑い芸人の「ヒロシです・・」のネタが「宏です・・」で楽しめます。まあここまで行っちゃえばお分かりのことかと思いますか、関口知宏イコール関口宏の息子さんです。こちらの動画は曲というより自虐ネタなので、そこをまずは堪能してください。

 

続いては「せまくらちよこ 伊豆桜」

せまくらちよこシリーズは他にもあるのですが、この曲が特に好きですね。昭和の古~い感じが妙に心地良いです。まさにタイムスリップした感じ?

 

最後は「訪秋」

こちらは鉄道旅でポルトガルを訪れた際に作った曲(ファド)ですね。ちなみにファドとは、ポルトガルの民族歌謡で宿命を意味します。ポルトガル人が即興でファドをうたう姿に感化されてできたのがこの「訪秋」なわけですが、現地で購入したギターで作曲したこだわりもあって普通に良い曲です。おそらく動画の中でも人気のある作品なんじゃないかな。個人的にはオーストリアで作曲した「Mein Freund 我が友よ」も好きなのですがそちらはまだアップされていないようです。(他の方がアップされているのはあります)

 

 

 

おわりに

以上が私のオススメしたい動画でした。完全なる趣味の領域ブログになりましたが、この関口さんのセルフプロデュース力を多くの方に知ってもらいたく書きました。少しでも興味を持たれた方は、最後に「来宮博せ」のリンクを貼って置くのでぜひ観にいかれてください!

 

それでは次回からまた通常ブログに戻ります~。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

動画はここからどうぞ

www.youtube.com

 

本田真凜特集「グッと!スポーツ完全版」を見て

 

今やフィギュアスケート界のニューヒロインとして話題にならない日がないくらいの本田真凜選手。かわいらしいルックスから「アイドルみたい」とあちらこちらで新たなファンを製造中なわけですが、実際の本田選手はそんな見た目の印象とは違って「サバサバして男っぽい」らしいとか。

 

 ※2017.10.10の追加放送分も合わせて編集しました

 
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 出典 www.sankei.com

 

 

五輪に出場していない自分は想像したことがない

その証拠に2017年8月8日にEテレで放送された「グッと!スポーツ」に出演した際には、「小さい頃から五輪に出場していない自分は想像したことがない」と堂々と語っています。平昌では必ず代表になり良い順位までいくこと、そして北京では金メダリストになると決めているそうなんですね。また、「試合では緊張に飽きる」「その日の気分で振付を変える」「カメラ大好き」など大胆な発言も。言葉だけ見るとかなり強気に感じますが、一体どういうことなのか番組を見た感想をもとに、ここから解説していこうと思います。

 

 

 

緊張に飽きる

実はかなり飽きっぽいという本田選手。コーチいわく「集中力も短時間だけ」だとか。それでも世界ジュニアで2年連続表彰台に乗れるのですから天才肌なのでしょうね。

 

そしてその飽きっぽさは練習だけでなく、試合中にも出るとの情報が。なんと本田選手は、試合でさえ待ち時間の間に緊張している自分に飽きてしまうそうなんです。そんなときはyoutubeで退屈しのぎし、テンションを上げるのですが、演技中になる頃にはすっかりスケートのことなど忘れて「お腹空いた~」なんて思いながら滑っているようで(ホントかいな)どうやら自分のマイペースさを楽しんでいる気がしますね。さらに演技中は「今日はこの人!」とお目当てのジャッジをひとり決めて、その人に向けてアピールして滑るのだそう。それ以外のジャッジは野菜だと思って滑れば「大丈夫!」ということですから凄いです。まあ、これも注目されることが大好きな本田選手だからこその発想なのかもしれませんね。

 

 

 

振付はその日の気分で変える

試合中のマイワールドはさらに続きます。それはその日の気分で振付を変えちゃうというところ。本人は記憶にないらしいのですが、細かい腕の動きなどに変化があるそうなんですね。私なんかはこの話を聞いた時、もしかしたら今季のプログラムにも自己流の振付が入っている?と思ったんですが皆さんはどうですか?なんだか今季プログラムはショートやフリーでやたら手を振って盛り上げて~とやる動き(高橋大輔選手がやってたやつ)が多い気がするのですが、あれも気分でやる回数が違ったりするのかな?なんて思いました。振付の一部も本田選手のリクエストだったりもするのかな?両プログラムとも歴代選手の印象的な振付セレクションといった感じがします。(欲をいうならもう少し個性が見たい)これに関してはセンスの良し悪しとは別に、自分で積極的に意見を取り入れることはとても良いことだと思います。

 

 

おしゃれ大好き!

本田選手は振付だけでなく、衣装のデザインにも拘りを持っています。今季フリーの衣裳でも「もっと透け感のある素材があるといい」とか「ゴールド感を出したい」などと自らデザイナーさんに注文をしていました。さらに、ヘアメイクにも並々ならぬ情熱を注いでおり、好きな髪形は編み込みで、特にツインテールがお気に入りだと語っていました。番組では実際にマネキンを使って、いつもの編み込みスタイルを作ってもらったのですが、5分くらいでさくっと結んでいて驚きました。左右で編み込みの位置や、太さは違いましたが、きちんと毛が飛び跳ねずにまとめられていたので、とても器用だと思いますよ~。「幼稚園の頃からヘアスタイルは自分でセットしている」というだけに(凄くないですか?)きょうだいが多いからか、何事も自立している子なんだなという印象を持ちました。

 

ただメイクだけは言わせて~!今の10代女子の韓国メイクはファンデーションの色が白すぎるよ~!顔の大きさは年齢と共に成長し、どんどん余白が出てくるので、日本人はそこをカバーするため立体感を出すメイクをするといいのだけど・・若い子はどんどんお面みたいになっていて、カワイイ子ももったいないよ~。こう思うのは私がおばさんだからなのでしょうか?

 

 

練習嫌い

美を争う競技において、おしゃれには研究熱心な本田選手ですが、プログラムの通し練習は大嫌いなんだそうです。フリーも四分の一ずつに分けて細かく練習し、通し練習は長いのでほとんど行わないんだとか!何といっても衝撃だったのは、通し練習をしないまま本番で各パートをパズルのように合わせて、くっつけて挑むということ。それで結果を出せるのだから凄いですよね。でも、学生時代にもよくいる「テスト勉強?全然していないよー」という子に限って成績よかったりするパターンと同じで、本田選手も人前では練習嫌いを公言していても、裏では努力していると思うんですよね。もちろん、もとからのみ込みの早い選手だとも思います!

 

 

  カメラ大好き

私たちがテレビでよく見る選手たちの廊下でのウォームアップ風景。あれはカメラがあると集中できないから嫌だわ!という選手は駐車場でやったりするそうですが、本田選手はカメラが大好きなので、あえて公の場でやりたいタイプとのこと。本当に人から見られるのが好きでたまらないのでしょうね。とことんこのフィギュアスケートという競技に向いている子なんだと思いました。こうして番組に出演してる時も全く物怖じせずにゆるーい感じでトークを満喫していますし、根っからのポジティブ人間といったところでしょうか。これが若さゆえなのか、もとからの性格なのかはもう少ししないとわかりませんが、そんなのびのびとした面がスケートで今後も生かされてくれたらいいなと思います。

 

 

本田家の子育て法

ここまで見て、「本田家って他のきょうだいといい、みんなのびのびして天才肌だよなぁ」と思いませんか?一体詳しいことは非公開のご両親は何者なんだろうと気になります。番組では、そんなスーパー人材育成所でもある本田家の子育て法も紹介していました。まず、本田家には家の中にトランポリンや鉄棒がある!とか廊下に本が並べてある!などは既に有名な話だと思うのですが、今回は本田家の食についてスポットを当てていました。

 

本田家では、幼少期から「脳に良い食べ物」を食べて育つらしく、本田選手もこどもの頃から、おからや緑茶ミルク、納豆ペーストなどを食べていました。お菓子を食べる時も、チョコレートやスナック菓子ではなく、ひたすら歯ごたえのあるおからクッキーを食べていて、こうしたかたい食べ物を噛むことで脳に刺激を与えていたそうです。また、ミルクに緑茶粉末を入れて飲んでいたり、納豆をペースト状にして、しらすや豆腐と合わせて食べたり(離乳食からコレ)と、からだに良さそうなことはすべて試して今の本田きょうだいがあるようです。むむむ!凄すぎる・・ご両親の教育熱心さと、それをこなせる財力!!理由なしに天才は育たないな、と実感しました。また、こうして兄弟姉妹に囲まれてお互いから刺激を受けて育つのも、本田家ならではの強みですよね。こんな家庭で育つことができるなんて、正直羨ましいです!

 

 

最後に

凄く簡単にまとめましたが、本田真凜特集は以上になります。本田選手には周りの大人たちや、マスコミに持ち上げられて、トリノの安藤さんみたいに低迷してしまわないように大切にしてあげてほしいですね。(本田家なら大丈夫でしょうが)まだシニア1年目。今はスタートラインに着いただけで、結果はこれからです。早くに立ち位置を決められ、期待をかけすぎるのは酷だと思うのでゆっくり応援してあげたいところです。本田選手自身もメディア向けにと無理に自分を演出せずにアスリートとしてスケート一筋な面を見せていくだけで十分だと思います。やはり人気だけの選手で終わってほしくないですからね。シニアでは、より技術や表現が洗練されていくことを願って楽しみにしています!

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございまいた。

 

 

 

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真央ちゃんこれで最後なの?THE ICE 2017から見る時の流れ 

 

今年も始まりました真夏の祭典「THE ICE 2017」

これが始まらないと夏じゃない!という真央ファンも多いのではないでしょうか?

 

※ちなみにステファン(ステファン+ファンを合わせた私の造語)の私はファンタジーオンアイスが始まらないと夏が来た気がしません。冬です。

 

そんなTHE ICEですが、今年は真央ちゃん引退後初のショーということもあり、真央ファンもワクワクドキドキの大盛り上がりの状態となっています。しかし、その一方では「THE ICEは今年で最後なのかな」という話もチラホラとささやかれています。

 

 
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今年で最後?真央ちゃんはプロにならない説

なぜこんな憶測が飛ぶのかというと、真央ちゃん自身が数々のインタビューで「ショーが終わるまでは先のことはわからない。」と発言しているからなんですね。つまりは現段階ではプロとしてスケートを続けるかわからないということです。ということは、もちろん来年のTHE ICEはまったくもっての未定ということになりますから、今年で最後になるのではないかという噂に繋がったのです。

 

仮にもし、真央ちゃんがスケートを続けてくれることになったとしても、その決断の時期によってはTHE ICEは開催できないかもしれません。そう考えると、THE ICEは今回で最後・・プロの道に進むとしても今後は別なショーを新たにつくっていくのではないかという気がします。それと合わせて何となくですが、真央ちゃんはスケートを続けていくことに大きな責任を持っている気もするんですね。現役生活とTHE ICEは繋がっていて、このまま現役の延長でショーに出るのではなく、プロになったらプロとしてのショーの見せ方があると考えているのかもしれません。そうなるとまた新たに変えていかなければならないこともある・・色々な迷いや葛藤がありそうです。実に深い!

 

 

 

時代の変化

現在のTHE ICEは浅田真央による浅田真央のショーといった感じに演出され、真央ファンが満足することが第一にされているように感じます。同じくファンタジーオンアイスもすっかり羽生結弦による羽生結弦のショーになっています。人気者をとことん前面に出すといったところでしょうか。若干、他のスケーターの扱いが心配なところが正直あります。

 

その他のショーでもそうですが、アイスショー(試合も)には時代の変化と共にいつか後輩にショーを受け継ぐ瞬間があります。若手を売り出してあげたい、年齢と共に技術の維持が難しくなってきた等でショーから離れていく日が必ず存在するからです。残念ですが、荒川さんも羽生選手も、そして真央ちゃんもいつかは後輩にショーやそのポジションをバトンタッチする時が来ます。ですが、ファンとしてはやはり一日も長くリンクに立っていてほしいもの。私の理想は座長を酷使するスタイルではなく、現役からプロまでそれぞれが負担なく参加でき、スポットライトが当たるようなショーです。

 

 

 

理想はアイスレジェンドの進化版

一体どんなショーかというと、ズバリはアイスレジェンドのようなショーですね。あれはあれでステファンは大変そうでしたが、何が良いかというとバランスですね。ステファンが座長でありながらも、脇に真央ちゃん・大ちゃん・コストナーという絶対脇じゃない主役級のメンバーが揃い、そんな4人が同じプログラムに存在していても、お互いの個性を邪魔せず自然にストーリーの世界観が演出されていて凄く良かったです。また、トリをつとめたのが座長ではなく大ちゃんで、しかも皆さんが大好きなマンボというのも斬新でした。誰をメインにするかに重点を置くより、メイン級が勢揃いの大サービスコラボでひとつのショーができるのもいいなと思うのです。実際に真央ちゃん・大ちゃんも言っていたように何かひとつロミオとジュリエットのようなテーマを決めて、皆でストーリーを滑っていくショーがあっても面白そうです。毎年テーマを変えてやっていったら最高。個人的には「戦争」とか重いテーマのものをどう演出するのか見てみたい。技術的な盛り上がりや人気は現役に託して、表現面やもろもろの細かい負担はプロがカバーしちゃったり?妄想だけでも期待値上がります。

 

 

 

日本のアイスショー界の問題

しかし、そうはいってもアイスショーにそれだけのメンバーを集めるには所属事務所やスケーター同士の繋がり等色々と難しい問題があります。実際は不可能でしょうね。今はフィギュア人気も海外では下火で盛り上がらないし、ショーで食べていくとなると日本くらいしか仕事がない現状です。それなのに日本のショーのクオリティーってどれも少しお遊戯的というか・・アーティストとのコラボも微妙、衣装も微妙、人気選手のアイドルコンサート?といった感じ。おまけに最近では特定のスケーター以外のファンも減っちゃって・・(皆さんどこへ?)どこかで方向性を変えないと現役たちは引退後にショーという居場所がなくなっちゃうんじゃないかと心配です。そのためにも、ここでひとつ黄金世代組たちに流れを変えて新たなムーブメントをプロの世界で巻き起こしてほしいというのが密かな願いであります。

 

長年の選手生活から解放され、もう別な人生を歩みたい!という方にはもちろんそこを応援したいですが、今後もスケートの道を突っ走る方々には革命を起こしてほしいものですね。

 

 

 

おわりに

今年の夏季ショーでの現役組の新プログラムを見て「みんな若いのに上手いな~」と驚きながら、「でもこの輝きが短いのもフィギュアなんだよな。」と妙にしんみりしてしまいました。バンクーバー五輪の頃は当時活躍していたスケーターは今もプロとしてリンクにいるものだと思っていましたから、この現実が寂しいです。平昌五輪が終わったらまた誰かスケート界から去ってしまうのかと思うと今から悲しすぎます。私は真央ちゃんにはプロとしてバリバリやってほしいという反面、THE ICEで久しぶりの真央ちゃんを見て、「真央ちゃんは表現者というより、やっぱりファイターだったんだな。そこが魅力だったのかも。」と感じてしまいました。私は己の信念のもと、ひたむきに競技へ立ち向かう侍のような真央ちゃんの姿が好きだったのかもしれません。うん。表現者というより、応援したくなるファイターだったんです。

 

THE ICEを終えて、しばらく考えた後に真央ちゃんがスケート界に戻ってきてくれたら、今度はファイターではなく表現者として浅田真央をしっかりと見たいです。現役時代は真央ちゃんのことを選手というよりアーティストだと思っていたのに、今更こんな風に感じるなんておかしいですよね。私の中で何が起きていたんでしょう。謎です。

 

今回ローリーとのまるで別れを意味するような会話が世に出ましたが、あれはローリー=競技プロ=現役用プロ=ファイター用プロ=引退したら方向性変えるから少しの期間バイバイ、と勝手に解釈していいですかね?スケートを辞めるとかではなく、競技者から表現者へとステップアップする際にはちょっと新しくなろうかな~的なことだと思っておきます。

 

今回もまとまりのない記事を書いてしまいすみませんでした。いや~ここでは好きなことを書けるのでついつい思うままに言葉を並べてしまうんです。仕事用の記事だとそうはいきませんからね。それでも最後まで読んでくださった方には感謝です。ありがとうございました。

 

 

 

 

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日本人のおなまえっ!沖縄 前編

 

2017年7月20日にNHK総合で放送された「人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ! 沖縄 前編」のまとめと感想になります。

 

 

番組あらすじ

全国的にも珍しい名字がたくさんある沖縄。今回はそんな沖縄のおなまえに関する不思議をご紹介します。比嘉さんの由来は何?なぜ読みにくいなまえが多いの?などなどたくさんの疑問を前編と後編に分けて調べつくす貴重な回なので、要チェックです!!

 

 

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なぜ比嘉さまは1番多いの?

沖縄県外の皆さま、沖縄で最も多い名字が「比嘉」さまだとご存知でしたか?私は知りませんでしたが、沖縄で「比嘉」さまといえばは佐藤さま並みにありふれた名字なんだとか。いくらそうは言っても「比嘉」ってどんな意味なの?なまえに使う漢字にしては珍しいな~等と不思議になるのが沖縄ネーム!一体「比嘉」さまのヒガってなんのこと?

 

実は比嘉さまのヒガには心にジーンとくる意味が込められているのです。それは何かと言うと、比嘉さまのヒガは「東」だったという説に隠されています。東とは日が昇る方角を指しますが、かつてヒガさんは日向(ひむか)さまというなまえであったと言われています。面白いのが、ヒムカという言葉が沖縄に伝わる過程でヒガという発音に変化したそうなんですね。そしてそのヒガを漢字に当てはめた結果、ヒガさまは「比嘉」さまという新しいなまえを、この世に生み出すことになったわけです。

 

また、沖縄には古くから「東御廻り」という東方への聖地巡礼を表す行事があります。首里城から見て東にある世界遺産の斎場御獄は、まさにその聖地となっており、この場所から見える久高島は琉球開祖の神様が降りた地と言われていることから「比嘉」さまのヒガは神様のいる位置を示しているとも考えられるそうです。確かに今も昔もお日様の存在は日本人にとって信仰の対象でもあり、すべての生き物が生きていくために必要不可欠なものです。「比嘉」さまは、日が昇る東に生命を感じたその心を、未来の日本人に伝えるために名字として残したのでしょう。

 

”太陽があって、豊かな恵みがある”

自然を敬う気持ちこそが東を大切にする信仰へと繋がったのかもしれませんね。

 

 

 

 なぜ難読名字が多いの?

続いては沖縄の難読名字について。皆さまは次の名字を読むことができますか?

 

大工廻さま 勢理客さま 保栄茂さま 小谷さま

 

正解は順番に、ダクジャクさま・ジッチャクさま・ビンさま・ウククさまになります。

 

普通に読めない方が多いと思いますが、実はこれも元の発音から変化したなまえなんです!例えば「保栄茂」という名字は本来「ホエモ」というなまえで呼ばれており、その由来は地名から来ているそうです。しかし、ホエモはやがてフィムと呼ばれるようになり、その後さらにビンという呼び名に変化し、今に至るのだとか。他の名字も同じような感じで、変化の過程で沖縄スタイルのなまえになったんですね。確かに沖縄の地名を名字にするとなると、それらを漢字に当てはめる段階で既に独特なものになるんだろうな~とは思います。恐らく沖縄の方にとっては、一発で名前を呼ばれることがなくて嫌かもしれませんが、普通の名字の私からしたらカッコイイですね。

 

 

 

なぜ独特な名字なの?

難読名字の他には、読み方は普通なんだけど・・なぜ変わった漢字に当てはめるの?という名字もあります。例えば田中さまが田仲さまに、上原さまが宇栄原さまに、前田さまが真栄田さまに等、沖縄ならではの表記がありますよね。これはなぜなんでしょう。

 

それには色々な説があるそうで、単純に同じ土地のなまえを区別するために作ったもの(富本さまと富見本さま)や、かつて琉球の時代には王子と同じ漢字(中城)を使用することができなかったため、少しアレンジした仲(田中さまが田仲さまに)にしていた等の興味深い歴史が感じられます。また、当時薩摩藩が和風のなまえを禁止していたことも影響し、かなりオリジナリティ溢れる名字になったという背景も。

 

言われてみれば沖縄、仲がつく名字が多いですね。それが琉球王国時代の名残なんてロマンがあって素敵です。

 

 

 

なぜ読み方が何通りもあるの?

沖縄には同じ読み方で表記が異なる名字の他にも、同じ漢字で読み方が異なるものもあります。例えば女優の新垣結衣さんの「新垣」という名字にはそれぞれアラガキ・ニイガキという読み方があるのですが、実はこれら「新垣」さまも初めはアラカチさまと呼ばれていたそうなんです。なぜ突然アラカチさまから他の呼び名になったのかというのは、昭和初期に名字の書きかえが行われた際に現在一般的に使われている読み方になったからだそうです。しかし実際の沖縄ではアラガキ・ニイガキの他にもアラカキ・シンガキという呼び方があり、昔は沖縄の方が県外へ移住する際には県外の人にも読みやすい言い方に変えていたという説もあるようです。

 

 

 

なぜ城がつく名字が多いの?

沖縄の名字には、とにかく「城」がつくなまえが多いと思いませんか?沖縄にはかつて琉球王国の王宮や政治・文化の中心地であった首里城がありますから、なにかそれに関係しているんじゃない?と大体は考えますよね。

 

ちなみに沖縄に多い名字ランキング

 

1比嘉

2金城

3大城

4宮城

5新垣

6玉城

7上原

8島袋

9平良

10山城

 

となっています。こうしてみても10位中5つもの名字に「城」がつくのですから、いくら首里城関係といってもあまりにも多すぎますよね。では、このたくさんの「城」はどこからやってきたの?という話になりますが、沖縄には遥か昔なんと400近い城が存在していたそうで、人々はそれら城を「グスク」と呼び、それはそれは大切にしていたんだとか。つまりは現在「城」がつく名字の方は、かつてグスクがあった地域の出身者ということになります。

 

そこで、なぜにそんなグスクだらけなの?という疑問がありますが、もちろんグスクといってもすべてが王宮というわけではなく、裕福の象徴をグスクと言い表していたからなんですね。かつて貿易で盛んだった琉球では、貿易船を捕まえれば富が得られるというアメリカンドリーム的な流れの中、貿易を通して多くの民が繁栄した歴史があります。そして裕福になった者たちが、その力を見せる証としてグスクが誕生し、国は多くの城ネームで 溢れていきました。

 

また、グスクにはただ単に城そのもののサイズや豪華さを表すだけでなく、 島にとって大切とされる場所も同様にグスクとされていました。 具体的には、貿易商で直接富を得るわけではありませんが、島にあやしい船が紛れ込んでいないか見張りをする場所や人の役割等も宝とされていたのです。私は沖縄のこうした心がたまらなく魅力的で、愛さずにはいられません。

 

沖縄県人にとってのグスクとは栄華の象徴でもあり、精神を支えるパワースポットでもあったのです。

 

 

 

感想

沖縄スペシャルの前編はいかがでしたでしょうか?沖縄にはいにしえから自然と共存し、愛し、信仰する心とそれらを次世代へ受け継いでいこうとする人々の魂を感じました。一方、沖縄の言葉や唄には現地の方でさえ段々と使われなくなったり、忘れられたりするものもあると思いますが、沖縄にはなんだか歴史のミステリアスな部分のヒントが多くある気がして、絶対に文化や伝統を失ってほしくないという気持ちにもなりました。

名字に関しては調べていくうちに、戦前には名字差別によって沖縄らしい名字からごく一般的な名字に改名された方々もいらっしゃった事実も知り、決して良い部分だけではないと思うと、本来誇るべき守るべきものをそうさせてしまっ時代の流れが残念でなりません。ただ、いつの世も名字にはひとつひとつに由来があり、ロマンがあります。私たちは、その自分たちのルーツとなる名字を尊び、大切にしていく使命があるということ、先人たちの教えを学び、伝えていくことが人の生きる道なんだと言われたような気がします。

 

 

沖縄前編、名字の由来だけではなく、色々と勉強になりました。次回後編も楽しみです!最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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印象操作に騙される女性たち

 

近頃テレビでは自民・安倍叩きで賑わっていますね。

 

どの局でも口を開けば「内閣支持率がついに29%に!」「特に女性からの支持を失っている!」とキャンペーンしていますが、あれだけワイドショーで毎日のように偏向報道をしていれば洗脳されてしまう視聴者がいてもおかしくありません。

 

海外の報道にも目を通す方や、テレビ以外の情報を自ら収集する方でもない限り、現在のメディアの異常性に疑問を持つことは、まずないというのが現状です。

 

 

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偏向報道とは?

では、なぜメディアがおかしいと思うのかと言いますと、そこら辺はこちらのケント・ギルバートさんのブログ記事を読んで頂けるとわかる通り、安倍内閣に打撃を与えるためには、なりふり構わず違憲性や証拠がないことを報じ、「安倍は悪」と印象操作しているからです。

 

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その一方で、安倍内閣にとって有利になる内容は一切報じないという違和感・・・。個人的には蓮舫さんの二重国籍問題の方が余程問題であると思いますし、きちんと報道されるべきだと思います。しかしながら実際の報道には偏りがあり、メディアが報じたい内容しか視聴者は知ることができないのです。

 

さらにワイドショーに出てくるコメンテーターたちの発言に注目してみると「~と思う」「~のように見える」「~ではないか」「~と感じる」「~という印象」「~かもしれない」というような事実に基づかない憶測が多く、こうした巧みな表現を使うことで、まるでそれが事実であるかのように印象操作をしていることがわかります。まるで大きな声を出せば嘘も真実になるといったところでしょうか。特別安倍総理の支持者でなくても洗脳力のあるニュースには非常に恐ろしくなります。

 

 

 

世界は今、フェイクニュースに追われている

アメリカのトランプ大統領もロシアゲート疑惑でCNNに追い掛け回されていましたが、あれも結局CNN幹部への隠し撮りが発覚し、フェイクニュースだとわかりました。その隠し撮りされた内容には証拠がないロシアゲート疑惑を特集するのは視聴率のためだということ、それに乗っかる視聴者は馬鹿だという発言が残されていました。そうなんです。おわかりの通り、どこも視聴率になるため、目的のためなら真実は二の次で報道してしまうんですね。もちろんトランプ大統領側にもフェイクニュースはありますが(記事下にリンクあり)、私たち視聴者はメディアの印象操作によって動かされているという自覚を持って、情報を選別し、自分の意見をきっちり持っていくことが大切になってきます。

 

それにしてもアメリカは隠し撮りしちゃう勇者がいるのが凄いですね。日本はこのまま声を上げず、のほほんとしていて本当に大丈夫なんだろうかと心配です。

 

 

 

憲法改正は悪!

もう一つ、日本の未来のために真剣に考えていかなければならない問題「9条」があります。なんだかメディアの風潮では9条について触れるだけでも悪とされるのではないかという恐ろしささえあります。憲法改正イコール戦争という図式ができていて、「歴史を繰り返さないためには改正イコール悪だという認識を持とう!」「9条が日本を守ってくれる!」という声一色で決めつけてあるため、世界情勢が変化した今も自国の問題に関心すら持たない人たちを増やしてしまっているのではないでしょうか。

 

戦争をしない、したくないなどというのは当たり前です。しないようにするためにはどうしたらいいのかを考えなければならないのです。歴史を繰り返さないようにするためには、本当にただ改正や過去を悪だと決めつければ解決するのでしょうか?そうしないためには、むしろなぜ戦争が起きたのかきちんと学ぶ必要があるのではないでしょうか?何が戦争を引き起こすのか、どうして起こるのか、「悪」の一言で処理せずにもっと真剣に向き合うことが今の世代の仕事だと思います。私はこのまま自国の政治や歴史に関心すら持たない人々が増え続け、メディアの意見に振り回される世の中になっていくことに危機感しかありません。

 

誤解してほしくないのは、私自身「戦争がしたい、過去はすべて正しい」と言っているわけでなく「9条」に関して自分なりの意見を持つことが大切だということを次世代にお伝えしたいのです。当たり前のように存在している意見の他に、自分で情報を調べ、それらを比較した上で、それぞれの考えを持ってほしいのです。

 

 

 

日本は素晴らしい?韓国は素晴らしい?

最後に、ここ数年多い日本をひたすら称賛する番組と、韓国を称賛する報道について感じた違和感について書きたいと思います。

 

まずは、日本をよいしょする番組について。別に自国のことを褒められて悪い気はしませんが、ちょっと異常という過剰というか・・不自然ですよね。実際、日本にだって悪いところはたくさんあるし、社会に不満を持つ人だって普通にいます。「こんな時代に生まれて不幸だ」と嘆く人だっているでしょう。しかしそれらのネガティブな感情を「そんなの勘違いだよ!君は素晴らしい国に生まれたんだ!日本は完璧さ!」と思わせるのがこういった類の番組なのではないかなあという気がします。

 

外国人観光客に「日本の何がクール?」といちいち聞きまわるのも恥ずかしいからやめてほしいというのもありますが、私は日本が好きだからこそ、こういうやり方で自尊心を保つのは嫌だな~と感じます。仮に他の国が同じことして「私たちは素晴らしい民族」と喜んでいたら気持ち悪くありませんか?そんなことをしないと自信を持てないのかと思いませんか?

 

日本の良さを伝えてくれる番組があるのは良いけど、それと同時に「ここがヘンだよ日本人」のような日本の悪い部分を取り上げてバトルする番組もバランスよくあった方がいいよな~なんて思うのです。日本人って褒められるより、批判されているときの方が燃えるっていうか、指摘されるとすぐ改善するので最終的に完璧になるというか。称賛されるのも嬉しいですが、日本にとってプラス面だけでなくマイナス面も、マイナス面だけでなくプラス面も・・・視聴者が勘違いしない程度にやってほしいなというのが希望です。

 

 

その逆に韓国を称賛する番組は一時よりは減りましたが、相変わらず見たことも聞いたこともないアイドルが「大人気」とゴリ押しが酷いですね。日本の場合、韓国のようなダンスアイドルグループは90年代に流行しましたが、今の若い子たちにとってはそんな時代は知らないわけですから新鮮に映るし、スゴイと思うのでしょうね。ゴリ押しの成果は少なからずあるのか?「日本人はダンスも歌も下手で魅力ない」なんてツイートしている高校生も多いです。

 

現在の音楽市場はCDの時代ではなくなり、それを売るにはAKBのような「会いに行けるアイドル」戦略でもしなければ儲けになりませんからね。AKBが日本人の歌唱力やダンス技術の実力・頂点という認識の人はいませんし、あえてそういうやり方(手に届くアイドル)にしているのをわかって見ています。日本の音楽ファンの根っことなる部分は多種多様で強いですから、今は地下アイドル、インディーズまたはマイナーバンド、洋楽オタク等、大衆的なものから個人個人の趣味や嗜好に日本人の気持ちは向いていっているので、いくらJ‐POPの批判をしてもそれがK‐pop人気に繋がるとは思えません。ファンを獲得できたとしても、ちょうどダンスアイドルグループの隙間世代である10代の一部だけなのです。

 

ここで気を付けたいのが、すっかり韓流アイドルたちに魅了された子たちはファッションからメイクまで韓国スタイルになっていきます。そして中には韓国を称賛し、日本を否定する子も。好きなものは好きでいいし、否定したいことは否定して構いませんが、「好きだからと言って盲目的にならないように」注意してほしいですね。都合よく政治と文化は別という人もいますが、「自分の意見」を持たずに考えなしにそう言う人と、しかっり学んで意見を持った上で言う人の意味はまったく違います。残念ながら日本人の多くが意見なさすぎなんです。少なさすぎなんです。そういう私も日本人なんで偉そうに言えないのですが、私も含めもっとひとりひとりが自分の国のことを真面目に考えた方がいいのではないかと、繰り返しになりますが思うのです。

 

真面目になること、国について考えることがかっこ悪いだとか、変だとか思う必要はありません。当たり前のことを当たり前に感じ、行動していく世の中に、初めて未来があると確信しています。

 

 

 

おわりに

突然こんな説教くさいブログを書いてしまいすみません。なぜ急にこんな記事を書いてしまったかというと、メディアでは安倍内閣で何かある度に「女性はきちんと説明されないと信用しない」とか「女性は支持していない」等と勝手に決めつけられたり、韓流かぶれになった人たちが「慰安婦問題について日本はきちんと謝罪と賠償をすべき!日本海と言ってごめんなさい!」と言っている姿を見ると、なんだか女性はテレビの印象操作に洗脳されやすく、いいカモになってしまっていると思ったからです。残念ながら多くの方がメディアに「どうせ女なんて芸能ニュースにしか興味ない」と馬鹿にされ、無知を積み重ねているのです。

 

私は特別な思想を持っているわけではないので、右にも左にも偏らずに正しいと思う意見を選んでいきたいと思っていますが、やはり人間というものは少なからず自分の都合のいい方へ耳を傾けてしまうものです。それだけ情報の選別にはある意味、正解・不正解がなく、難しいものですが、ただ何も考えずにワイドニュースを観ていてはいけないということだけは確かです。自分がメディアに泳がされるのではなく、自分から世の中に興味を持ち、自己主張をしていく。たとえそれが他人とは違う意見でも「自分なり」のきちんとした考えを持つことが重要です。これは日常の人間関係でも同じですが、そうしていくことで自分にも自信が持て、視野も広がるのではないでしょうか。

 

私も自分の意見、そして反対の意見を一緒に合わせながら物事を見ていけるように努力していきたいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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真凜風トゥーランドットの感想

 

こんにちは!お久しぶりです!オリンピックシーズンの新プログラムがぞくぞくと発表、公開されてきましたね!

 

私はというと、引っ越しの際にパソコンを壊してしまい、長らくスマホから細々とブログ更新に励んでいましたが、さすがに記事を打ち込む行為に疲れ果て、数か月ほどここを放置してしまいました。

 

しかし、やっと新しいパソコンを購入したので(貧乏なのに)今日からまたボチボチ復活していきたいと思います!

 

さて、そんな個人的な話はあっちにやって、スケートファンの皆さん!現在は「オリンピックシーズンがついにきたか~」という気持ちと、「もう4年経ったの?!」という2つの気持ちでドキドキワクワクしているのではないでしょうか?新プログラムの話題が出てくると自分が滑るわけでもないのに何だか緊張してきますよね。今シーズンは代表選考等でなかなかリラックスできるムードはないかもしれませんが、それぞれ応援する選手は違っても一緒にこの競技を楽しみ、盛り上げていきましょう!

 

そんな中、今回の記事では先日新プログラムをお披露目してくれた本田真凜選手について書いていきたいと思います。

 

 

 

新プログラムはトゥーランドット

 

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真凜ちゃんの今季プログラムは

SP「ジェラシー&ラ・クンパルシータ」 ジェフリー・バトル

FS「トゥーランドット」 デビット・ウィルソン

だそうです。SPはタンゴですね。真凜×タンゴって鈴木あっこ×タンゴ並みになぜかわかりませんが想像できるのは私だけでしょうか?表情を作るのが得意とする選手が滑るイメージがあります。しかしFSはその逆で予想外にもトゥーランドットです!私の中でオリンピックでトゥーランドットといえば完全に荒川さんのイメージ!いや、正確には荒川さんがトゥーランドットで金メダルを獲ったのが最近のように感じるからそう思うのかわかりませんが、この選曲は海外勢にトゥーランドット=日本人の勝負曲という印象を与えるかもしれませんね。

 

 

 

なぜ、この選曲なのか

私はSP、FSのどちらかに「スプリングソナタ」的なハマりプログラムを入れてくると思っていたのですが、そうではなかったのが驚きです。これはシニアデビューのためにジュニア時代とは違う大人っぽさを出すためにあえてそうしたのかはわかりませんが、トゥーランドットはまだ少し早いのではないかなと勝手に思ってしまいました。せっかく表現が売りなのに、曲負けしなければいいのだけれど・・・。トゥーランドットはどうしても天真爛漫や儚さというよりはどこか寂し気でクールな美しさというか・・葛藤から心を開くまでの心境を壮大でロマン溢れる曲に乗せて滑らなければならない難しさがあるので、決してわかりやすい表現ではないと思うんですよね。濱田コーチはこの選曲理由を「基礎からクラシックをやってきているロシア勢に対抗するためには東洋人的なものを出した方がいい」からとおっしゃっていました。(FSの選曲は濱田コーチ)ちなみに同じリンクメイトの先輩である宮原知子選手のFSも東洋美を象徴して「蝶々夫人」となっています。ん~個人個人によってハマり曲は違うと思うから、あまり東洋的なものにこだわらなくても・・という気持ちと、今後ロシアが活躍する限りずっと濱田組はその路線でいくの?という複雑な心境です。あ、でも宮原選手の蝶々夫人は期待しています。同系統のミス・サイゴンがめちゃくちゃ好きなので。

 

 

 

それでも完成度の高いFSを披露

上記でこれだけ心配していますが、実際にDOIで披露されたトゥーランドットを見てみると、なるほど~さすがだな~と声が出るような綺麗に表現された仕上がりで良かったと思います。一言でいうとジャッジが好きそうなスケートです。途中イナバウアーが入るのですが、大変失礼ながら、そこだけはどうしても荒川さんがよぎってしまうのでナシにした方がよさげな気がしました。ただ無理のない大人っぽさでまとめられていて、観客も演技早々からプログラムの世界観に溶け込めると思うので、全体的にはかなりの勝負プログラムとなっています。振り付けがデビット・ウィルソンということもあってか、これまたうまい具合に計算されているんですよね。演技を見て韓国人ファンは衣裳を含めキム・ヨナの真似をしている!と反応していますが、そもそもトゥーランドットは真凜ちゃんの先輩でもある太田由希奈さんのイメージの方が日本人にとっては強いですからね。さらにオリンピックでトゥーランドットといえば荒川さんなわけですよ。確かにキム・ヨナと同じウィルソンの振り付けだから似てしまう部分はあるかもしれませんが、私にはこのふたり、まったく違うタイプに見えます。私は真凜ちゃんのトゥーランドット、想像以上にストーリー性があって良かったです。

 

 

 

トーリー性と芸術性を持って

 

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現在、夏のアイスショーで大忙しの真凜ちゃんですが、シーズン開幕までの残り時間はオリンピック出場に向けてプログラムにバリバリ磨きをかけていってほしいと思います。ストーリー性に加えて、シニアの先輩スケーターの芸術性にも引けを取らないような練習や経験が積めることを願っています。

 

1.毎夜、心によみがえるのは? 「希望」

2.燃え上がるが火ではないのは? 「血潮」

3.火をつける氷とは? 「トゥーランドット

 

ちなみにこれはトゥーランドットに出てくる有名な3つの謎解きです。トゥーランドットは自身に近づいてくる男にこの問題を出し、不正解であれば処刑していたんですよね。この後トゥーランドットは全問正解したカラフに「やっぱり無理」と拒否したので優しいカラフは「私の名はなんでしょう?正解したら処刑していいよ、答えられなかったら結婚してね」と条件を出します。そこでトゥーランドットは民衆に「あの男の名前がわかるまで誰も寝てはならぬ!」状態になり、色々経て、最後にあの人の名前は「愛」だわ!となって終わるわけですが、こうして書いていても難しいプログラムですよね。特に曲の最大の盛り上がりでもあるVincero!のところは色々な感情が詰まった部分だと思うので見逃せません。それにしても、トゥーランドットって氷のように冷たい女ですよね。おそろしい。こんなお姫様を表現することを任せられた真凜ちゃんは、かなり濱田コーチから期待されているんだなと思います。当然、表現力だけでなく、技術面でも強敵のロシアやカナダ勢に負けないように若手にはガツガツいってほしいですね。

 

 

以上になりますが、真凜ちゃんの新シーズンが華やかなものになるよう応援しています。悔いのない演技ができますように!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。