オオカミのとおぼえブログ

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Skate Canadaを5分でおさらい

GPS2018 第2戦 カナダ大会

 

どうも~。

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相変わらず美スケートの国・カナダ大会のジャッジは、プロフェッショナル鬼モードでしびれているオオカミです。もはや甘々じゃないところに尊ささえ感じている秋の夜長・・皆さん、グランプリシリーズを観戦するための体調は整っていらっしゃいますか?

 

秋風邪には注意してください。

 

さて、今大会も各国からパッション溢れるスケーターたちがたくさん出場いたしましたので、メモ風にさくっと感想を載せていきたいと思います。

 

【見出し】

 

▼MENメモ

男子は日本から宇野昌磨選手と友野一希選手が参戦!

総合結果

宇野昌磨 277.25点

キーガン・メッシング 265.17点

3チャ・ジュンファン 254.77点

※友野選手は220.83点で9位でした。

宇野昌磨

SPは4T3Tの調子が上がらずにミス。アクセルでは大きく転倒してしまいヒヤリとする場面も。氷や壁に頭を打たなかったのは不幸中の幸いです。(壁に少し後頭部は当たりましたが頭から衝突はしていなかったので何ともならずでよかったです)

 

FSはファーストミステイクまでは順調に滑るも、転倒が一番疲れている時間帯で出てしまったため、残りの要素をこなすのが辛そうな表情でした。しかし、見る度に新たな魅力が生まれる月光には今後ますます期待が膨らみます!優勝おめでとう!

キーガン・メッシング

私が昨季ファンになったメッシング選手は、SPで素晴らしい演技を披露し、95.05点をマーク!もうカナダだね~、すっごいカナダのスケートだね~!大好き。

 

FSでは爽快なジャンプと映画「キーガン・メッシング」を鑑賞しているような錯覚を与えてくれてアッパレ!試合であそこまで試合を感じさせないスケートは見事です。まさしくKeegan on Ice!!

✓チャ・ジュンファン

SPはノーミス!昨季は開花するか?!と予想していましたが、どうやら本格的に咲き誇るのは今季のようです。そんな勢いのあるスケートでした。

 

FSはロミオとジュリエット。若い選手の演じるロミジュリはリアル感があって大好物です(変態)ジュンファンくん、4回転がんばってますね!ちょいちょいミスはありましたが以前より安定感が出てきました。やはり地元五輪で神演技をしてから一皮むけたのかな?この調子でレッツゴーです。

友野一希

SPではアクセルにミスがあり、81.63点で8位発進。しかしながら、見ている者の心を奪う美しいスケートは誰よりも輝いていました。もう「ニューシネマパラダイス」は今季一番好きなプログラムかも!見る度にハマっていきます。

 

FSではサルコウに悩まされてしまいましたね。私の気のせいならいいけど少しやつれているように見えました。何でもなければいいいけど・・。残念ながらファイナルは厳しくなりましたが、友野選手は今後ファンをたくさん増やしていくと思います!次はベストなリバーダンスが降臨しますように!

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▼LADIESメモ

波乱の女子シングル!

総合結果

エリザベータ・タクタミシェワ 203.32点

2山下真瑚 203.06点

3エフゲニア・メドベージェワ 197.91点

※ここでは上位3選手プラス6位(181.29点)の樋口新葉選手について取り上げます。

エリザベータ・タクタミシェワ

SPは3Aを成功させ、74.22点のトップ通過!すべてのジャンプがポーンとお空へ突き抜けていくようなバネがあって惚れ惚れします。ステップ以外はレベルもきちんと取り、復活の予感が・・!

 

一方FSでは3A転倒でGOEマイナス4点(辛い)という悪魔に遭遇してしまいました。しかし、ソトニコワと切磋琢磨していた子どもの頃から報われない日々を乗り越え、今日までよくやってるよリーザ!ジャンプは昔も今もかっこいい!あとはPCSがもっと出るように応援。PCS>その他で特化しても良さげね。

✓山下真瑚

SPはスマイル加点をあげたいくらい気持ちの良いスケートで、カナダのお客さんを魅了してしまったシニアデビューの若きホープ。フリップでeをとられてしまいましたがグランプリシリーズ初戦としては最高のスタートだったと思います。

 

FSでは一瞬”優勝”すると思いました!ループでURだったのとフリップで!だったのは惜しかったですが、1位とは、ほんの僅かな差だったのでお姉さんたちにマコ=危険センサーを発動させたのではないでしょうか。とにかく全く力みのない大きいジャンプに手先まで行き届いた表現、そしてあのSSは、ジュニアあがりとは思えない脅威があります。新人さんでありながらPCSがリーザより高いのは納得です。

✓エフゲニア・メドベージェワ

SPはコンビネーションジャンプのファーストジャンプでミスが出てしまい大幅失点。スタートはルッツとアクセルを降り、このままノーミスかと思いきや、何が起こるか分かりませんね。珍しくスピンやステップでもレベルを落とし、まさかの7位となりました。

 

FSは見た目ノーミス!しかしループは回転不足かもな・・とリアルタイムでも分かってしまいました。さらにスピンでもミスが・・。TRがメドベ比で薄くなったらPCSも以前より出なくなりましたね。しかし他の大会ならもう少しは出るんじゃないかな?100%ではないにしても、フリーでの巻き返しはさすがメドベージェワです!最高!

<緊急:新葉速報>

個人的大事件発生。樋口選手の右足甲が疲労骨折手前でカナダ大会はマックスワカバならず!練習もセーブ中で今回は今できるパフォーマンスに徹するかたちとなりました。

 

そんな中でもSPはノーミス!ベストではないながらもあそこまでまとめられる能力には強さを感じました。本人は演技後「65点あればいいな~」と呟いていましたが結果は66.51点!予想より上回ったスコアで良かったねーと一安心です。

 

FSの結果はチームも想定内だったと思いますが、後半は体力的にも限界そうで何とかラストまでジャンプを転倒せずに踏ん張った試合でした。(3Lz3T<×2と3Lo<<)しかし、ここら辺はケガが治り、きちんと練習をつめて体力が戻れば心配ありませんね。

 

気になったのはPCSの低さ。特にTRですね。もちろんミスの多さも影響していますが、今はケガのためか?プログラムの改変なのか?つなぎを抑えている印象です。本来は注目振付オンパレードのプログラムですが、SPでも下半身に負担のかかる動きは控えめにパフォーマンスしていたように見えました。(その分SSに注力し、スピード感は目立つのでワンダホー)ステップも足痛かったのかなぁ。

 

復活した樋口選手ならきっとグイグイ攻めてくること間違いなし!なので、きっと濃いスケートになって再び70点台をマークするでしょう!その時を心待ちにしています。

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※ちなみにヒデちゃんを“元”X JAPAN表記にしたのは、「X JAPANって紅の人?HIDEって人いたっけ?」と思われるかもしれないお若いスケオタさん向けの説明で、ヒデLOVEの私としては、ヒデちゃんは永遠にXのギタリストです!元なんていらん!

スケートカナダは実力の半分

全体の感想。おそらくどの選手もスケートカナダで出した結果は、まだまだ実力の半分くらい。これからもっとハイスコア出せるよーという試合だと思いました。

 

特に今季はジャンプ練習に力を入れている選手が多いと察します。そのためか普段はスピンでレベルを落とさない選手も取りこぼしがあったり、まだまだマックスではないムード。ジャンプ以外の加点も本来ならもっと稼げそうな選手が多いなーという印象も。

 

また、スケートカナダではステップで容赦ないジャッジを下された選手も多し。というよりはSSが良い選手でさえ壁ドン足蹴りにならないように慎重に滑っていたのもあったと思います。だって狭いんだもん。

 

こんな感じで大会を通して採点傾向を把握しながら点が出るように調整していくと、シーズン後半には面白い戦いがバンバン観られるのがお約束。ちょっと今季は挑戦や様子見派が多しで、最初から安定感のぶっ飛ばしでこないターンなのかな?ゆっくり攻める系が多いと見た。

 

あと、女子はコレオシークエンスが何気に得点源になるので、満点に近いスコアまで工夫して押し上げた者勝ちです。シーズン途中でライバル選手の評価を見ながらどんどんブラッシュアップしていく選手もいるんじゃないかなー。スケートカナダではベル選手とメドベージェワ選手が氷面を広く使っていて曲に似合っていたな~。

▼お次はフィンランド大会

そんなこんなでスケートカナダの感想メモはおしまいです。実は今回、山下選手のフリーに鳥肌と感動でウルウルしたのですが、某所で驚く意見を目にしたので、その感想は控えました。(ちなみに私に向けられた意見ではなく、一般的に投げかけられた意見です)

 

その内容とは・・

泣くのは、ただの自己満足。

その感動はルール上には関係ない。

ジャッジでもないのに、自分の涙が素晴らしいものへの表現と勘違いしないように、その手の発言は控えましょう!

的なもの。(本文はもっとハードな表現のためオオカミ風に書きかえました)

 

え?そうなの?私は五輪や全日本の度に泣いてるんですけどー!!!もう全米が泣いた状態ですわー。でも、泣いたからと言って、「こんなに感動したのだから優勝しないとおかしい」とか「限りなく点を出せコラ」なんて思わないし、実際そんな気持ちで感動している人っていないと思うんだけどなぁ。感動に理由とかなくないですか?

 

おっさんずラブでも泣いた私はこの方に叱られるだろうな~。

 

と、思ったのでした。が、感動するのって、それくらい素敵な時間を過ごさせてもらったという表現のひとつだし、涙は悲しい時だけじゃなく、嬉しい時にも出るものだから私は普通に号泣したーって言いますけどね。この意見を見た後に、ソッコー真瑚ちゃんのフリーで泣いたくらいなので、引き続きこちらでも包み隠さず号泣させていただきます。

 

一方、スケカナ後もウルっと来たーってコメントをあちらこちらで見かけました。色んな解釈があって面白いなwwまぁ「感想で使っていい表現ハンドブック」なるものはないので自由に観戦を楽しもう!

 

お次はフィンランド戦です!いよいよ皆さんお待ちかねのYuzuru Hanyuが登場です!また、田中刑事本郷理華、坂本花織、白岩優奈という日本の個性を見せびらかした(?)メンバーで戦いに行くので、世界のフィギュアスケートファンの皆さんはお楽しみに。

 

スケカナの気づき

・メドベなら必ずフリーはやると思ってた

・「スーパーマリオオデッセイ」の主題歌”Jump Up, Super Star”の歌詞を元気のないスケーターにオススメしたくなった

・カナダのお客さんが温かいのう

・ジェイソンがんば

・新葉ちゃんは逆にファイナルに行かず、ゆっくり治療と調整に専念した方が全日本に挑むにあたってプラスだと思った

・宇野ウノUNO、君はいつでもさすがだ

・今季はフリップのエッジには厳しめな感じ?

・ルッツが好まれている空気

 

 

ネクスト⇒フィンランド

 

 本気で真瑚ちゃんはGPSデビュー戦で台乗りすると思ってましたよ。

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