100均アイテムで自主学習のネタを作る方法 【小1】
今時の小学生は宿題が多くて忙しいですね。
特に1年生のお子さんを持つお母さんは、そのフォローに大忙しなのではないでしょうか。
私は今まで何かと小学生の宿題を見る機会があった中で、ひとつ気づいたことがあります。
それは、一年生のうちに授業でわからないところがあったとき、それをそのまま放置する子と、お家で復習する子の学力差です。
「いやいや1年生のうちから学力差だなんて大げさだよ」と思いましたか?
いいえ。それは決して大げさではありません。
ご自身の小学生時代を思い出してください。子どもの頃って少し不安なことや考え事があったりすると簡単に集中力が途切れませんでしたか?
あ、隣の席の子が落書きしているとか、トイレにいきたくなっちゃったとか、プリントわすれちゃったけど先生にいえないとか。またまた今日は学童にいきたくないな・・、昨日ママとパパが喧嘩していたな・・、体育の後は眠くなっちゃった・・、など授業中は案外他のことが頭に浮かんだりしてしまいがちなのです。
もちろん、きちんと集中していれば分かる子が大半ですが、低学年ほど手をかけてあげないと、「先生、さっき何て言ったんだっけ?」とあっという間にチンプンカンプンになってしまします。しかも、一見、真面目でお話をきちんと聞いていそうな大人しい子ほど、このようになった場合、再度先生に聞き返すことが出来ずに放置されたままになっています。
そう、学校で先生のお話を聞いてるつもりでも、聞き漏らしていることの方が多いのが1年生。だからこそ家庭でのフォローがないと難しいのです。
そういう理由もあってか?、近年、毎日のように家庭学習という名の「自主学習ノート+宿題(ドリル・プリント・音読)」というノルマがある小学生。
学校によって様々だと思いますが、週末はお家の人が丸つけしてね♪とかカードに〇✖で学習態度を評価してね!などと親子での取り組みを促すような課題もありますね。
どのお父さんお母さんも大変ですが、我が子のために!と大変頑張ってらっしゃるかと思います。
ちなみにうちの甥っ子の学校は普通に自主学習ノートを年間で20冊もやる子がいて驚き・・!(甥っ子も昨年は18冊やったとか。)
なぜこんなに努力できるのか?といえば、自主学習ノートを通して「今日はどんなことやったらいい?」とか「こんなのはどう?」と、親子でコミュニケーションをとることで、子どもは学校で分からなかったことも「お家の人が見守ってくれている安心感」を持って楽しんで学ぶことができるし、理解した分だけ自信になるからなんですね。また、親は宿題を見ることで「子どもの学習理解度が分かる」ので、自学を我が子レベルに工夫してあげることもでき、お互いにとって良い効果があります。
レベルに合わせた工夫とは
我が子レベルの工夫って何?というと「なんじゃそりゃ!」と疑問になられる方が多いと思うのでここで少し写真と共にご説明いたします。
例えば、小学校入学後に「幼稚園の頃はまだ本格的に文字の学習なんてさせていなかったから、周りの子の上達度と比べると不安」という方は安心してください。問題は今からどれだけ頑張るかです。大切なのはやるか・やらないかだけ。
一年生の頃はひらがなをひたすら練習する。これを毎日1ページは必ずします。漢字・カタカナが出てくるまではひたすらひらがなを練習すれば、このくらいまではいきます。尚、この際お家の方は、とめ・はね・はらいのポイントや字のバランスを丁寧に教えてあげてくださいね。たまにギャル文字のお母さんがクセの強~い間違った字を教えていたりするので注意です。
漢字が出てきたら漢字+ひらがなを練習。特にテスト前はたくさんしましょう。
初めはひらがなだけだったのに、漢字が出てくるだけでノートにも色々な工夫ができます。漢字の書き順がめちゃくちゃなのが原因で間違いが多い子には、書き順ごと書く練習を、読み仮名を覚えられない子には短い例文を書くかせてみましょう。1年生はまだ、自力では学習できないので、どんな風にレイアウトしたり、どの漢字を練習したらいいのかはお家の方がアドバイスしてあげましょう。
飽きっぽい子には、算数の普通の足し算や引き算の他に、さくらんぼ計算や100マス計算をするなどして、色々な角度から飽きさせずに学べるように導きます。
最初のうちは、一緒に問題を考えてあげてください。100マス計算の問題では、お家の方が口頭でいった数字を書いていくのも勉強です。
また、数調べではいらない広告や雑誌の切れ端で使えそうなもので学習するのもあり。
女の子が好きそうなデザインです。
・・と、まぁこのようにした、我が子の性格にあったスタイルで自由にやってしまおうよ!それが自主学習さ!というわけです。学校でやっている内容の復習・・もいいですが、どちらかというと、家庭学習では「我が子が苦手としていること」を重点に、興味を持って学べるように親が工夫してサポートしてあげると力がつくかも?!という説明でした。
ただ、結局先生によっては宿題の出し方というものは違うので(自学よりドリル重視な場合もある)これだけがサポートの方法というわけではありませんよ、ということは付け加えさせてください。
やり方は何にしろ1年生の頃の家庭学習は本~当に大事だと思いますよ!ですから日々の積み重ねを未来のために頑張りましょう!
ネタをアドバイス
さて、学習方法の工夫の次には、それらを作る「自学ネタ」についてのアドバイスになります。
自主学習では、テストやプリントで間違ったところを復習したり、新聞の切り抜きを貼ってコメントを書いたり、または絵日記など書いている子もいれば「そんなちまちました面倒なことできるかー!」という子もいて様々。
ここからは、そんな"何をしていいかわからない・面倒なのはゴメンだ!できるだけ早く終わらせてくれ"というキッズ向けに100均アイテムを使った勉強方法をアドバイスしたいと思います。
用意するのはこちら
ダイソーで売られているドリルです。(画像はドリルの一部です)
これらを利用して秒速で問題を作っちゃいます。
おそらく(そうでない方はごめんなさい)大体の方が100均のドリルシリーズを買ったことがあると思うのですが、皆さんは、それらを使った後ってどうしてますか?捨ててます?兄弟姉妹がいる方はとっていますか?
私はというと、実はこのドリルを保管します!
4才用のドリルが終わっても小学生まで使えるのでとっておくのです!
一体、 小学生でどんな使い方をするのかというと、園児向けのドリルには絵がたくさん貼ってありますよね!そこを利用するのです。
例えば、1年生になると、さっそく【数のかぞえ方】を習うので、その時に、いらなくなったドリルから絵をチョキチョキと抜きとって・・
このように【ぜんぶでいくつ?】という問題を作ります。
注意するのは切り取る際、既に答えを知っているドリルと同じ数にはならないように、そのまま切らないことです。少し数をかえるように工夫して切ってください。
にんじんにしようかなーキャンディにしようかなーと選びながらハサミを使って糊付けする作業も楽しいかもしれませんよ。
あとは同じように使えそうな絵をジョキジョキして・・
こんな風に【数比べ】に使ったりもできます。
これは確か、くだものめいろから切り取ったものですね。
あとはこちらもドリルから絵を切り取ったもの。
国語では好きな絵を貼ったら、その絵に合ったを文章を作る問題にしたりします。
それに慣れたら最終的に2~3ページ物語を作ってみたりすると、結構良い勉強になりますよ。
そうこうしている間にお子さんの方から「もっとこうしたらどう?」とか「次はこうしたい」とか色んなアイディアが生まれてきます。この瞬間が最も大事なので、そうとなったら後は自発的にやらせてください。
あの~そもそもドリルがないんですけど・・とか、もう使える場所がなくなったよ・・という際も大丈夫です。
なぜなら、ネタはどこにでもあるからだ!HAHAHA!
これはカタログに載ってた積み木のおもちゃを使って作った【かたち】の問題。(下は違う問題なのでまぎらわしくならないようにハートでモザイクしました)
それぞれのかたちがいくつあるのかを数える問題に使いました。
他にもスーパーのちらしから同じかたちのものを探してその結果をノートに切り貼りしてまとめたり、好きな商品を切り貼りして合計数を出す問題を作ったり・・・そう、ヒントは日常の中にたくさん転がっているのです!!
ただ私は、毎日このような方法でノート作りをしているわけではありません。子どもが冬休みや夏休み等に、家でひとりひたすら自学を繰り返して、飽きが来たときなんかに利用します。学校がある日と違って、お休み中の宿題はどうもやる気がでないので(そりゃそうよね)たるんできたときや、マンネリ化したときなんかにやるようにしています。
毎年夏休み・冬休みは、宿題どっしりですが、お盆・クリスマス・大晦日・お正月など行事がある日にはきちんと参加できるように、時間があるときにしっかりやるべきことを片付けてほしいなと思っています。
まとめ
以上参考までに・・でしたが、いかがだったでしょうか。こんなことを熱心に書くと、俗にいう「教育虐待」だと思われそうで今の時代はヒヤヒヤします。しかし私の基本は「宿題なんてさっさと終わらせて、夕飯までは好きなことやれ!」ですから、一番大切にしていることは「やるべきことをしっかりする!後回しにしない!」なのです。どうもタラタラするのが苦手でして・・目の前に嫌な課題(ここでは勉強とは限らず)があったら、さっさとぶちかまして、残った時間を有効に使いたいのです。だって、子どもも大人も好きなことに時間を費やしたいじゃありませんか~!!
そのためにも、子どもの学習をサポートすることはお互いにとって良いことだと思っています。ただし、低学年を過ぎたら、自発的に考えて行動できるように方針を変えていく必要があるので、今回のやり方はあくまでも「学習意欲の基礎」として1年生期間限定バージョンとして試すことをおすすめします。2年生になったら勝手にやるので大丈夫です。3年生はもっと別。習ったことが応用できるかどうかも大切になってきます。
まぁ、とにかく予習・復習をきっちりクリアして次の年に進みましょう! 「自学なにしたらいいの~?」というお子さんがいたら、ぜひアドバイスしてあげてください。
お子さんが助けを必要としている限り、いつでも先導者になって道を照らしてあげましょう。
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