【高学年男子】休校中読んだ本リスト
コロナ休校中、学校の宿題も前半はどっさりあったものの3日くらいで終了。後半追加された宿題は、量も少なく不安になったので久しぶりに読書タイムを設けました。
学校がないと宿題して家庭学習して・・それでも結構時間が残ってしまって・・。
で、やる事ないと今どきの子って便利なもので!直ぐお友達と通信という名のゲームばかりですから(直接会わなくても一緒にゲームできるから凄い!)
こいつ、このままで大丈夫か?ってなっちゃいます。
と、いう雑談はこの辺にして、小5の3学期後半休み?春休み?コロナ休み?期間中に読んだ本を紹介します。
【目次】
あと少し、もう少し 瀬尾まいこ
オススメは瀬尾まいこさんの「あと少し、もう少し」です。
中学駅伝のお話なんですが、高学年男子にもとっても読みやすいお話です。
この年齢の誰もが感じるであろう思春期独特のお悩みが同年代には胸に刺さるんじゃないかな~?なんて思いますね。
もちろん、大人が読んでも面白いです。特別スポ根じゃない私でも珍しく「部活っていいな」って思ったくらいですから。”目標に向かって頑張る”って言葉にすると確かにウザったいかもしれない。けれど、そんな経験をすると人生において自信やパワーになってくれる。シンプルですが中学時代には経験してほしいステップです。
ちなみに6人いる駅伝メンバーの中で、うちの子は大田くん推しらしいです。不良少年くんの実は繊細で臆病な感じがいじらしくてイイんだとか。私は渡部くん推しです。
君が夏を走らせる 瀬尾まいこ
こちらは子どもが気に入った大田くんの続編。
中学卒業後、駅伝から離れて心にポカーンとあいてしまった穴を1歳10か月の女の子が埋めてくれます。思わず「大田、がんばれ!負けるな!」と言いたくなる作品。
中学時代の悩みやコンプレックスとは、また違った将来への選択肢、不安、重い喪失感。この気持ち、元不良じゃなくても分かるなぁ~、「今ならまだ頑張れるよ大田!」と、大人目線では応援したくなります。もちろん子育てに奮闘する姿は母目線で見ても共感できます。
一方子どもは・・多分大田くんへの興味で読んでいると思います😅
小林朋道教授の先生シリーズ
こちらは鳥取環境大学の人間動物行動学 小林朋道教授の先生シリーズです!
図書館にあるのだけ2冊借りて来たのでこの2冊なんですが、結論から言うと・・うちの子泣きました!!ヤギ部の回で号泣しちゃいました。
先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています!
に載っている「トチノキとヤギたちの物語」で、ネタバレするとヤギが死んじゃうんですが・・。その亡くなったヤギとお友達だったヤギが日に日に落ち込んでいき、ひとりぼっちで行動するようになってしまいます。
そんなヤギの様子を見ていた別のヤギは「元気出せよ」と言わんばかりに、ヤギ界で友好のしるしを示す額を舐める仕草をします。科学的な根拠はないのですが、普段のヤギたちの行動を見ていると、慰めていると解釈してもいい行為で。
これは・・泣けますね。まさか新小6が泣くとは思いませんでしたが、それからずっと「ヤギ部に入りたい!」と言っています。
他にも色んな動物の研究をしているので、動物好きの小学生にはオススメです。文体も思わず笑っちゃうようなギャグセンス高めなものなのでご覧あれ。
鹿の王水底の橋 上橋菜穂子
これは、まだ子どもは読んでいないのですが私が読んだオススメ本です。上橋さんの世界観は、私がまさに小学生の頃妄想していた世界を表現したものって感じで大好きなんです。
「水底の橋」は前作「鹿の王」に登場した医術師ホッサルがメインとなる医療と政治のお話。やり方や考え方は違えど、たどり着く先は同じふたつの医術。イメージ的には内科と外科、東洋医術と西洋医術のような感じかな?延命治療についても深く考えさせられるテーマでした。
上橋さんの作品は他にもオススメがたくさん。子どもと一緒に読書する際に読むのに私は借りました。親子読書は大切です。(子どもにだけ読書を強制しないでくださいね)
以上が4月に読んだ本リストでした。現在うちの地域は学校再開しているので(休校にしてほしい)平日は少ししか時間がとれませんが、長期休みに入ったらまたガッツリ読書タイムを設けたいと思います。うちの子、幸い本好きだからいいいけれど、なかなか借りたい本が借りられず苦戦しています。
これもコロナのせいか・・みんな家でまったりするために読書してるんですかね?
また読んだ本がたまったらアップします!では。