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【小3】教科書を使って自主学習をしよう【算数】

 

こんにちは!「オオカミのとおぼえブログ」を開いてくださりありがとうございます。そして、はじめての方、はじめまして。Ms.オオカミと申します。

 

 

数年前からボランティアで小学生に勉強などを教えているのですが、なぜか?その子たちから「おれの自学が学校に展示(てんじ)されたよ」とか「先生にがんばってるとほめられた」「自学がおたよりにのった」などの報告(ほうこく)をいただくようになったので、少しでもだれかのやくに立ちたいなと思い、自主学習ノートについてブログを書こうと思います。

 

 

この記事では「自主学習って何をすればいいの?」という小学生に向けて役立つ勉強法を伝授(教えようと)思います。

 

 

お子さんの宿題に困っているというおうちの方も、ぜひ一緒にご覧ください。

 

 

そんな今回は「小学校3年生の算数」をテーマに自主学習ノートの作り方をアドバイスさせてもらおうと思います。

  

 

目次

3年生の勉強はまだまだ基礎(きそ)!

小3までの勉強内容といえば、これから学ぶすべての超基本的(ちょうきほんてき)なことばかり。ここでつまずいてしまうと、いよいよ勉強が本格的(ほんかくてき)になってくる4年生生活がつらくなってしまいます。だからこそ、今のうちに毎日の「おさらい」、そしてよゆうのある人は「よしゅう」をしてテストで楽に100点をとれるようにしておきましょう!

 

「勉強のリズム」が身につけば、時間をムダにせずに、しっかり頭の中にインプットできるようになるはず。そうすれば、短い時間で宿題を終わらせて、のこった時間は自分の好き~に、長~く使えるようになるかもしれません!

 

※今の文に出てきた言葉の中で「わからないな・・」というものがあったら、国語辞典で調べてみるのも自学になりますよ♪

 教科書を用意しよう

それでは、さっそく自学での問題の作り方を紹介(しょうかい)します。計算ドリルをくり返してみるのもいいですが、「もう4回もやった」「あきた」「ドリルは自学に入らない」という場合は、学校の教科書を用意しましょう!

 

ここでは学校図書版 みんなと学ぶ小学校算数 3年上」を例にせつめいしていきます。


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(学校で使っている教科書がちがう子も、さんこうに出きる部分だけでも見てみてね)

わり算

3年生で習うものの中でも、もっとも有名で大切なのは「わり算」ではないでしょうか。まずは、そんなわり算の勉強方法から!

 

 

問題をつくってみる~いくつ分~

 

教科書やドリルの計算問題もいいですが、教科書をさんこうに自分で問題作りにチャレンジしてみましょう!

 

たとえば教科書P42~43には「いくつ分かをもとめる」問題がのっていますよね。どうやってしたらいいのかわからない・・という人はまず、自分のすきな食べ物で問題を作ることを考えてみましょう。そしてどんな式のわり算にしたいかを決めます。

 

リンゴでもクリでもなんでもいい。35÷5でも49÷7でもなんでもいい。好きな段から式を選んでみましょう。決まったら下の( )にそれぞれ言葉や数字を入れていくだけ!

 

 

 (全部の数)の(食べ物の名前)を(一人分の数)ずつ分けると、何人に分けられるでしょうか。

 

 

これはいくつ分(何人)に分けられるかを考える問題です。たとえば24÷6という式の場合には24という数字をそれぞれ(全部の数)(一人分の数)に入れればいいですね。

 

このとき、24がわられる数6がわる数になります。そして「あめ玉」使った

問題にしたかったら次のような文章になります。

 

 

(24こ)の(あめ玉)を(6こ)ずつ分けると、何人に分けられるでしょうか。

 

 

かんたんですよね?気をつけるのは、「たんい」だけ!おせんべいだったら、”~まい”になるし、おすしだったら”~かん”になるので注意。問題作りがむずかしいな・・という人は、このパターンでいくつも作って練習してみるのもいいかもしれません。

 

 

 

次は一人分の数をもとめる問題を作ってみます。上の問題ができればこちらはものすごくかんたん。

 

 

(全部の数)の(好きな食べ物)を(いくつ分)で同じ数ずつ分けます。一人分はなんこになるでしょうか。

 

 

さっきと同じ式と食べ物で考えると、

 

 

(24こ)の(あめ玉)を(6人)で同じ数ずつ分けます。一人分はなんこになるでしょうか。

 

 

という文章になります。変わったのは、いくつ分の数を聞いているのか、一人分の数を聞いているのかだけ。ちょっとした言葉のちがいです。この文章の形をおぼえておくだけで、いくらでも自分だけの問題がつくれます。

 

 

おさらい

では、ここでおさらいです!20÷5の式になる問題を作りましょう。

問題には、一つ分をもとめるわり算と、いくつ分をもとめるわり算がありましたよね。

かんぜんにマスターした人は、食べ物いがいの何かでも文章を作ってみていいかもしれません。

 

 

チャレンジ問題

こんなの「かんたんじゃん」という子は、P55のチャレンジ問題をやってみましょう。学校によっては授業中(じゅぎょうちゅう)にはやらないかもしれませんので、ぜひがんばってみませんか?

 

 

たとえば問1なんかは・・▲と☐が下のように12こならんだ問題が出てきます。

 

 

    ▲▲☐☐▲▲☐☐▲▲☐☐

 

 

①▲と☐のならび方には、どんな決まり方がありますか。

はい、まずはこの12こならんだ▲と☐たちを、ひとつのまとまりで考えると、「▲▲☐☐」という4このまとまりがくり返しになっていることがわかります。

 

 

②20番目の形は、なんでしょうか。

いま12こあるこの形が20こあったら、20番目の形は何になるかという問題です。①で4このまとまりがくり返しになっていることが分かったので、あとはこれらのまとまりがいくつあれば20こになるかを考えればいいですね。

 

 

ということは・・20÷4=5より、「▲▲☐☐」のまとまりが5つあるということがわかるので「▲▲☐☐」のまとまりの最後をみてみると20番目は「☐」になるということが分かりますね。

 

 

      ▲▲☐☐▲▲☐☐▲▲☐☐▲▲☐☐▲▲☐☐

 

 

図にするとこうなります。やはり最後の形を見てみると、「☐」なのが分かりますね!

 

 

では次の問題はどうですか?今のやり方を思い出しながらやってみてください。

 

 

▲▲☐▲☐☐☐▲▲☐▲☐☐☐▲▲☐▲☐☐☐▲▲☐▲☐☐☐▲▲・・・

 

 

①▲と☐のならび方には、どんな決まりがあるでしょう。

②37番目の形はなんでしょうか。

 

 

ヒント まずはひとつのまとまりを考えよう。答えは記事の一番下。

 表とグラフ

5ミリ方眼10ミリ実線入りなどと書いてあるノートを使っている人は、教科書P79の4の問題を表ごとうつしてみると目もりの勉強になります。

 
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この画像のように小さいマスで書きこんでください。大へんな作業です!

できる人は、自動車調べやすきなスポーツ調べなど、もっと細かいぼうグラフにもチャレンジしてみましょう。目もりのたつ人になれます。 

千の位をこえる数

教科書上P109の5,6の数字の部分をかえて問題を作ってみるのもいいですよ。

 

 

たとえば5の③の、千万を2こと、百万を7こと、十万を9こ合わせた数を答えなさいという問題だったら、千万を3こと、十万を5こと、一万を3こ合わせた数はなんでしょうにかえるなどして、すきな数字をすきな位にいれて自由にやってみると楽しいですよ。

 

 

また教科書P108の3にある千万の位までの表をうつすのもおすすめします。

 

 

おまけ

教科書にものっていますが、千万を10こ集めた数を100000000と書き、一億と読みます。一億は1000万を10倍にした数です。一億までの表を書いてみるのもチャレンジしてみましょう。 

おわりに(大人用)

今回は教科書の上を使ったやり方でしたが、これは下の教科書になってもおさらいで、いくらでも活用することができるので、大切に使うことをおすすめします!

 

算数は市販のドリルや教材で勉強することもできますが、それだとあらかじめ問題が載っているため勉強するにあたって効率はいいですよね。

 

しかし、私は一から手書きで問題を書いていくのにも大きなメリットがあると思っています。なぜなら書くという作業で、結構な暗記をしているからなんですね。

 

子どもの場合「この文章題は長くてイライラする」とかなんでもいいんです。問題を書いている間は意外とその内容を頭にインプットしていて、解き方や間違い、その時の状況なんかまでも長い間記憶に留めていたりするので、かえってプリントやテキストで解いた問題なんかよりも鮮明に覚えていたりするんですよね。自分で考えて、工夫した学習なんかは、与えられたものより子どもにとっても思い入れがあるのかもしれません。大人になるとすべて「効率が一番!」になるのですがね・・。実は子どもって大人以上に過程を重視しているのかも。

 

あとは自学を通してノートの書き方なんかが上達すると、全体的に文字や数字が見やすくなり、計算ミスが減ったりもするので、そこら辺は男の子なんかはいいかも。(女の子は綺麗に書くことに意識が行きすぎて算数なんかでは時間がもったいない子もいますが、そんな子は自学で書写をやるといいかも)

 

ですので、先生方にはその頑張って自学をした生徒たちのノートにはますます「やる気」がでるようにコメントなり花丸なりなんなりとしてあげてほしいですね。

 

日付と流行りもののスタンプを押すだけの先生もいますが、それならたまにでも、一言だけでもいいので「がんばってるね!」と書いてある方がもっと嬉しいと思います。

 

プリント類の宿題は3年生だと、ほとんどセルフで丸付けしていますし、やはり自学は先生との交流がほしいんじゃないかな。だって子どもたちはノート一冊終わった後に先生が書いてくれるコメントや賞状を、それはもう幸せそうに読み返していますもの。お友達や周りの大人に自慢したくてウズウズしています。

 

・・と思いました!

 

こんなの小学校までよ。こんなんでパワーが出るのは今だけ!だからこそ応援してあげたい!

 

教科書の下や国語などのノート作りは後程更新します!学力には差があるので、どのようにまとめていいのかわからず、あまり参考にはならなかったかもしれませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました。(今回は中級編ということで) 

チャレンジ問題の答え

 

▲▲☐▲☐☐☐▲▲☐▲☐☐☐▲▲☐▲☐☐☐▲▲☐▲☐☐☐▲▲・・・

 

 

①一つのまとまりが「▲▲☐▲☐☐☐」となっています。つまりは7このまとまりがくり返しならんでいるということですね。

 

 

②37÷7=5あまり2より、▲▲☐▲☐☐☐のまとまりが、5こあって、そのあとに2こあるから、▲▲とならんでいるとわかります。

 

 

よって正解は、

①7このまとまりがくり返しならんでいる。

②▲

となります。

 

 

むずかしかったかな?かんたんだったかな?どちらにしても、自分の頭で考えたことが大切です。これからも色々な問題にチャレンジしてみてね!

 

 

 

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