オオカミのとおぼえブログ

主にフィギュアスケート、BSやNHKの歴史・紀行番組について書いています。オオカミだけど一匹じゃないブログ目指します!

【五輪銀】神様は宇野昌磨の努力を見ていた

2018年平昌五輪

 

ピョンチャンオリンピック男子シングルの競技がすべて終了しました。

その結果はなんと日本のワンツーフィニッシュ!!!

羽生結弦選手がソチに続いて二度目の金メダル、そしてオリンピック初出場の宇野昌磨選手が見事銀メダルという快挙を成し遂げました!!

 

いやぁ~もう日本男子は立派です!!一時期はどうなることかと不安でしたが、それでもこのふたりには最期までお互いしか敵はいなかった、そう思います!!

 

本当に本当におめでとう!!!そしてお疲れ様です。

 

日本に、世界に、フィギュアスケートを愛するすべてのファンに夢と感動をありがとう!!!

 

ピョンチャンでのこの出来事を、私は一生忘れることはないでしょう。

 

オリンピックで君が代を流してくれて嬉しかった。この勢いで、他競技にも良い風が吹いてほしいな。代表選手の皆さんには敬意しかありませんね。

 

さて、世間ではフィギュアスケート男子シングル史上66年ぶりの二連覇ということもあり、さっそく羽生フィーバーで盛り上がっていますが、今回ここではその羽生祭りの後ろに隠れつつある宇野選手について、男子シングルの感想を含め、語りたいと思います!(羽生選手のことは、他メディアやブログ等で愛情たっぷりに日本から海外まで幅広く言及されていますので、既に私が付け加えて言いたいことはありません!ただ一言、強いぞ!おめでとう!の気持ちだけ送りたいです)

 

 

総合結果

1 HANYU Yuzuru JPN 317.85
2 UNO Shoma JPN 306.90
3 FERNANDEZ Javier ESP 305.24 
4 JIN Boyang CHN 297.77
5 CHEN Nathan USA 297.35
6 ZHOU Vincent USA 276.69 
7 ALIEV Dmitri OAR 267.51
8 KOLYADA Mikhail OAR 264.25  

 

金メダルに一番近い男

オリンピックシーズン。金メダルに一番近い男は誰か。その答えはいつも絶対王者羽生結弦でした。時代は真・四回転時代。アメリカのネイサン・チェン選手、中国のボーヤン・ジン選手を筆頭に、今まで試合では成功させるのが難しいとされてきた数種類の四回転をショート・フリー合わせて何度も跳んでくるという厳しい戦いが始まった中、追われる立場の羽生選手はそれに負けじと、常に高難度ジャンプ構成に挑んできました。しかし、その結果、試合では思うような演技が出来ずスコアは低迷、身体にも負担が重なり、ついにはグランプリシリーズの最中に靭帯を痛めるケガを負うことに・・それ以降オリンピック本番まで競技から離脱する結果となりました。

 

なにが今シーズン羽生選手をそんなに焦らせたのか。羽生選手なら四回転ルッツやループがなくても勝てるのではないか。周りからは「今できることを極めていこう」「勝つための手段はジャンプだけではない」と羽生選手を説得する声が続出しました。一体ここまで羽生選手を本気にさせた理由はなんなのか。それはオリンピック開催直前までのシーズンベストスコアが物語っています。

 

オリンピック直前までのシーズンベスト

羽生 290.77点

宇野 319.84点

フェルナンデス 295.55点

ボーヤン 300.95点

 

ご覧の通り、総合点において日本の宇野昌磨選手が群を抜いて圧勝しています。その数なんと300点超え。もちろんパーソナルベストといった点では、羽生選手が有利なのですが、オリンピックシーズンに誰が平均的に高得点を積み重ねているのか?という点においては宇野選手が頭一つ抜けている状態だったのです。さらに国内選手権でのスコアではありますが、ネイサン・チェン選手も315.23点という記録を叩き出し、若手の活躍が目立つ流れとなりました。

 

そうなると、怖いのがミスです。難しい構成であればあるほどリスクは上がっていきます。特にジャンプの回数が多いフリーでは、ひとつの四回転の成功とミスで勝ち負けが大きく左右してしまいます。しかし、そんな中でも宇野選手は今シーズン(この時点で)出場した全大会のフリーを平均すると190点台をキープするほど強い選手へと成長していました。一方、羽生選手のフリー平均点は、大会自体の出場数が少ないため、比較に値するかは別として、約175点台という少々厳しい成績となっていました。

 

追われる立場と追う立場。この流れからもう一度「オリンピック金に近い男は誰か」と問われると、「もともとメダルは間違いないと思うが、もしかしたら宇野選手にも金メダルのチャンスがあるのではないか」という空気が生まれてきたように感じます。

 

お互いが必要だった

実際にもし、羽生選手がケガをせず、あのままグランプリファイナルにも全日本選手権にも出場していたらどうだったでしょうか。私が思うに、羽生選手はきっと四回転ルッツを構成に組み込むこと、そして自身が跳べる四回転をすべてプログラムに詰め込むという道を選んだのではないでしょうか。しかし、その方法で若手と競争することを選んでいたら、羽生選手は真・四回転時代の罠にはまり、金メダルはとれなかったと思っています。ただジャンプを跳ぶだけではない選手が、その強みを犠牲にしてまで多種複数回の四回転に挑む必要はまったくなかったのです。あのまま羽生選手が無理に高難度プログラムを強行していたら、オリンピックまでのどこかで、宇野選手にトップの座を譲ってしまうことも考えられたでしょう。仮にそうなっていたら、今回のオリンピックでは、ますます厳しい立場で滑らなければならなかったはず。ある意味、不運に思えたケガによって、羽生選手は、もう一度勝つためには何が必要なのかを見つめなおし、良い方向へと導かれたのではないかと思います。まさにフィギュアスケートの申し子。強運の持ち主です。そして、羽生選手が不在の中、日本男子の立ち位置を守ってくれた宇野選手がいたからこそ、世間や関係者やファンによる過剰なプレッシャーを羽生選手にかけることなく、オリンピックに送り出すことが出来ました。本来、国のエースがオリンピック前に離脱してしまったら、周りはメダルへの不安視から反応も風当たりも、もっと敏感になっていたでしょうし、その責任からケガを無理してでも大会に出場し続け、選手生命さえ侵してしまっていたかもしれません。しかし、日本にはありがたいことに、エースが不在でも世界のトップで戦っていける宇野昌磨という存在がありました。日本には、どちらがオリンピック金メダリストになってもおかしくない存在がふたりいる。そんなふたりが同じ時代に生まれてきてくれたこと自体、本当に奇跡的なことで、日本のファンはとても幸せだなと改めて感じました。

 

また、これから羽生選手を追い越すぞ!とエンジンがかかってきた宇野選手にとって突然の羽生選手の離脱は、どこか心にぽっかり穴が開き、どこか重圧もあるような複雑な心境であったのではないでしょうか。インタビューでも「オリンピックより(羽生不在で優勝必須の)全日本が緊張した」「復帰した羽生選手が盾になって(重圧から)楽をさせてほしい」などトップとして戦う怖さから、とても緊張していた日々を送っていたことがうかがえました。確かに羽生選手がお休みしてからの宇野選手は、しばらく調子を落とした感がありましたが、個人戦で久しぶりに羽生選手と対決した時には、また演技に力強さがよみがえり、戦闘モードの目に戻っていたので、これはやってくれる!と思いましたね。こうしてお互いが知らぬ間にお互いを必要とし、助け合っている関係こそが、今回のワンツーフィニッシュに繋がったのではないかと思います。どちらかひとりが欠けていたら、日本男子の金・銀メダルはなかった。この素晴らしい出会いに乾杯です!

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最終滑走の眩しさ

ピョンチャンオリンピックでも、結局は団体戦に出場した選手は心身ともにペースが乱れ、かわいそうな結果になってしまったな、という印象が強いです。個人戦の何日も前から現地入りし、生活面でも、精神面でも、練習面でも、海外では何かと不自由があったと思います。そんな過酷な状況でも、最後まで自分をコントロールし、最低限のミスで滑り切った宇野選手には今大会一の拍手を送りたいです。本音を言うと、宇野選手にはもう少しゆっくりさせてあげてからオリンピックに挑ませてあげてほしかったのですが、決してベストとは言い切れない中でも、言い訳もせず戦い抜いた姿からは、今シーズンまでに経験してきた辛さや深さ、そして美しさが感じられ、フリーの最終滑走で演じた「トゥーランドット」では、これぞフィギュアスケートだ!という素晴らしい世界観を魅せてくれました。もう私、何回リピートしたかわかりません。それくらいどの選手の演技より短く感じ、心打たれました。オリンピックの最終滑走であそこまで情熱的に舞い、音楽を愛し、魅了させられるスケーターが初出場の選手だったなんて信じられないほどです。おそらく今シーズン一番のトゥーランドットだったのではないでしょうか。正直、あのプログラムのラスボス感は、クリーンでノーミスしたら文句なしで金メダルだったと思います。それくらい良かった。どこか旧採点時代と新採点時代が融合したような不思議な空間・・。素敵な時間をありがとう。

 

内向的になれ

私は芸術性というものは、内なるものから来ていると考えています。内向的になるほど、自分の中から色々な感情が湧き出し、困難であるほど人の気持ちが分かり、繊細になれると思っています。今回、宇野選手のインタビュー記事の中でとっても興味深い発言があったので、ここに書き留めておきたいと思います。

 

宇野昌磨選手が英字メディアから「ネイサンのフリーに驚いたか」と聞かれ、「いいえ、ネイサンの練習を見ていたらフリーの演技に驚くのではなく、ショートプログラムの演技に驚きます。それくらい練習ではいつも成功しています」と答えました。演技中はちょうど仮眠していたということで、「結果を知ったときは僕はハッピーな気持ちになりました」

  

矢内由美子さんのページ - Yahoo!ニュース

 

このコメントを見て温かい気持ちになったのは私だけでしょうか。団体戦個人戦のショートで酷いミスをし、アメリカ国中から叩かれたネイサンを思うと、泣けてきちゃって・・。「フリーが特別なんじゃなく、ミスしちゃったショートの方が珍しんだよ!フリーの演技は頑張り屋のネイサンなら当然!」と、言ってくれてるんですよね。私はこの言葉を聞いて、選手同士が互いをリスペクトし合って戦っているんだな、ということ、そして宇野昌磨は人を真っ直ぐに見ている優しい人間なんだな、と宇野選手の演技がなぜ若くしてあんなにもアーティスティックなのか分かったような気がします。

 

宇野選手は年のわりには落ち着いていて、シャイな子かもしれませんが、勝ちたいという闘志は誰にも負けないくらい持っている選手です。それと同時にとても人間的に可愛らしく、誠実で、謙虚で、これからたくさんのファンを増やしていくことでしょう。私はそんな宇野昌磨を日本の二番手だなどと思っていませんし、羽生選手が1位で宇野選手が2位が理想だとも思いません。どちらのスケーターも大好きなので、その時強い方が勝ち、切磋琢磨していってほしいなと願っています。だからこそ言いたい!宇野選手が「オリンピックだからといって特別な気持ちはない」「どのメダルも一緒」といったのは決してビッグマウスなんかではなく、宇野選手は金メダルを目指していたんだよということを!宇野選手は銀メダルで満足なんてしていないし、ずっと羽生選手の下でいいなんて思っていません。おそらくですが世界選手権でも、全日本選手権でも羽生選手を破ってでの金メダルに意味を持っているのだと思います。少し報道が宇野選手に対し「君はそれで(羽生の下で銀)満足だよね!嬉しいよね!」と言っているようで気の毒で・・。(まぁ、本人も今回の結果については「あまり悔しいとは思っていなくて実力の差」と口では言ってはいますがね)スポーツ経験者なら誰でも感じたことがあるように、負ければ悔しさや一瞬の嫉妬だってあると思うのです。しかし、そこにリスペクトがある限り、気持ちを前向きにし、再び背中を追いかけていこうとするのがアスリート。スポーツなんだから、報道が決めた格付けを強制する必要はないのになぁ、もっと配慮はできないものかなと少々疑問に思った次第でありました。日本人はスポ根漫画の影響で美しい友情(キラキラ~ン)を求めすぎる傾向にありますが、基本的にすべての選手が一番を目指しているということを前提に、挑む姿を理解してあげてほしいと思いました。

 

男子の感想

ここまで長くなりましたが、最後に男子シングルの感想を選手別に一言ずつ書いて終わりにします!色んなドラマがあってまだまだ興奮が抑えきれません~!

 

羽生

ショートでの完全復活に王者の意地を感じました。ジャンプは100パーセントではありませんでしたが、ミスがあって悔しかったソチのフリーを超すことはできたんじゃないかな?と思います。羽生結弦、君は歴代最高級のスーパースターだ!二連覇を確実にしたのは、メンタルの強さといって間違いはない!!おめでとう!!日本の誇りです。

 

宇野

今、宇野選手が持っている芸術性の高いスケートはあなたにしか出せない個性です。つまり魅力度ナンバーワンということです。シーズン後半疲労感で崩れてしまうんじゃないかと心配でしたが、今までの努力が銀メダルをプレゼントしてくれました。おめでとう。

 

フェルナンデス

全選手の中でもジャンプはすこぶる良好に見え、フリーの途中まで金か銀だと思いました。ソチではメダリストになってもおかしくなかった実力者だけに、ピョンチャンでは絶対にメダルをとらなければ、もったいない選手になるところでしたが、無事に目標を達成できて安心しました。おめでとう!

 

ボーヤン

両足のケガから四大陸での急激な成長に、オリンピックでは確実にメダル争いに食い込んでくると思っていました。以前はジャンプだけの選手と批判されることもありましたが、今は少しずつ改善をはかってきているようで、あともう少しだったという印象です。キスアンドクライでネイサンのスコアを超え、メダルの可能性を残したことが分かった瞬間の涙には、私も堪えきれませんでした。ほしかったよね、メダル。そうだよね。これから高難度ジャンパーには風当たりが強くなる時代が来るけれど、北京では総合力のボーヤンとして笑顔で終えれることを願っています。きっとやるんだぞ!ボーヤン。

 

ネイサン

オリンピック前に急に周りが騒ぎ出したことにより、プレッシャーが半端じゃなかったのかなと思います。それでもフリーは今シーズンベストの演技でした。それは確実です。6回も四回転を跳んだのに、そこにはジャンプだけじゃなく、ストーリーがありました。上手く言えませんが、ネイサンがネイサンではないみたいな、表現者としての人生がそこにありました。ネイサン、大丈夫だ。もう次は怖くない。ネイサンは強い。北京で必ずやってくれ!

 

コリヤダ

なんてことだ。ショックすぎて言葉になりません。ロシアはこの結果を責めるかもしれませんが、コリヤダが才能あるスケーターだということにはかわりありません。どうかコリヤダを圧力なしに大会に送ってあげてほしい。自国が自国のスケーターを潰さないであげて。早くから新潟で練習し、韓国に移動して団体戦フル起用・・間髪入れずに個人戦。疲れたよね。身心休めて復活してほしいです。

 

パトリック

個人戦は上手くはいかなかったし、本人もそこは残念だったと思いますが、ハレルヤにはしんみりきちゃいました。ズルイですね、あれは。相変わらずひとり別次元のスケーティング技術ですし。一番嬉しいのは、パトリック・チャンがここまで、この日までリンクに立ち続けてくれたこと。ファンにとっては結果より、それが何よりも幸せなことなんですよね。続けている本人には辛いことが多かったかもしれませんが、逆にパトリックの演技に癒された人はたくさんいます。フィギュアスケーターになってくれてありがとう。

 

リッポン

良い演技が出来て良かった。今シーズンは何かがとりついたかのようなリッポン。フリーは観客もリッポンのスケートへの情熱を感じ取ってくれていましたね。もう選手が満足して終えれるならなんでもいい、今まで頑張ってきた分の演技をしてくれたらそれでいいと思いました。最後まで綺麗だったよ、リッポン!

 

ビチェンコ

緊張を感じさせないリラックスした演技はさすがでした。もうこの場で滑れることが幸せなんだという気持ちで溢れていましたね。もう勝ち負けではなく、人生を滑ったんでしょうね。ありがとう。

 

ジュンファン

自国開催の大歓声ムードにも緊張を力にかえて、とても頑張ったと思います。偉い!今やれることは出し切ったんじゃないかな?それが一番大切ですよね。一生に一度あるかわからない自国開催のオリンピックに出れたことは宝になることでしょう。

 

刑事

ジャンプの感覚が崩れてから苦労していましたね。それでも、田中刑事というスケーターが日本にいてくれなければ団体戦はもっと大変なことになっていました。まだまだ上を目指していくという言葉は嬉しかったし、伸びしろ満点で頑張れ!

 

・・全員の感想ではありませんが、どこかで追記できたら書き足そうと思います。書かないかもしれませんが

 

以上が、ピョンチャンオリンピック男子シングルの感想でした。

 

選手の皆さん本当にお疲れさまでした!!

 

おわり

 

【フィギュア団体】カナダとロシアの壁に敗北か

2018年ピョンチャンオリンピック

 

いよいよ開幕しました!冬季オリンピック!!

ここまで行きつくにあたり、ロシアのドーピング問題による出場見直しや、朝鮮半島での不穏な動き、開催都市ピョンチャンでの不十分な設備・気温対策、ノロウイルスの感染拡大、など様々な不安要素がありましたが無事に(?)開会式を終え、続々と競技がスタートしていますね。なかなか天候に恵まれず、苦しい思いをしている屋外競技もありますが、選手にとっては四年に一度しかないor一生に一度しかないチャンスをベストな環境で悔いなく終えれるように、何とか運営側には頑張っていただきたいところです。

 

さて、そんな中、さっそくですが、このブログではお決まりの「フィギュアスケート団体戦」についての感想を書いていきたいと思います。実はわたくし、またまた大雪の影響でか、テレビアンテナに続き、今度はネット接続にも不具合が起きたため、言いたいことが盛りだくさんあったのにも関わらず、更新が出来ない日々を送っていました。その間の歯がゆさといったらもう・・!

 

・・というわけで、今回は団体戦を観戦しながら抱えていた思い全てをまとめて、熱弁を繰り広げさせていただきます!長~~くなるので要注意!

 

それでは、以下からどうぞ↓

 

金はカナダ!銀はロシアから来た超人たち

まずは総合結果から。金メダルは強豪カナダの合計73ポイント。アイスダンスの圧倒的な強さが目立つかたちとなりました。続く銀メダルはOAR(ロシア)で合計66ポイント。初日の男子シングルショートで波乱があったもののメドベージェワ・ザギトワの二台柱の安定感を誰も打ち破ることが出来ずに、その存在感をただただ見せつけられてしまいました。そして、日本が狙っていた悲願の銅メダルは、アメリカの手に。合計62ポイントで、全種目の総合力がそのまま成績に繋がった結果となりました

 

日本は、4位のイタリア(合計56ポイント)に次ぐ5位の合計50ポイントで団体戦を終え、選手たちの表情からも少々悔しさがにじみ出ていました。五輪初出場の選手たちにとっては、とても緊張した時間であったと思いますが、ここでの経験や課題をぜひ個人戦に生かし、ステップアップしていただきたいな、と日本から応援しています。

 

金 カナダ

銀 OAR

銅 アメリカ

冷静な宇野、期待大か

ここからは日本勢の成績をおさらいしたいと思います。まず、初日の男子シングルショートプログラムに登場した宇野選手について。

私はこのブログでもず~っと今季の宇野選手のハードスケジュールを案じていて、オリンピックではベストコンディションで挑めることだけを願っていたのですが、団体戦での動きを見る限り、一時期の疲労感は姿を消し、精神的にも良い状態でピークを持って来られているのかな?という印象を受けました。男子は皆がガチガチに緊張をしてミスを連発する中、宇野選手は冒頭のジャンプでミスがあったものの、比較的冷静に演技をこなしていたように見えました。本人も「オリンピックという場でどんな気持ちになるのかと思って滑ったが、特別感はなかった」とインタビューでも答えているので、ここまで来るのに相当メンタル面では、現実と向き合う強化をしながら、着実に準備してきた様子がうかがえ、頼もしい限りです。また、今回上手くいかなかった選手も個人戦では、団体戦での経験を踏まえ、調子を合わせて来るかもしれないと気を引き締めているところを見ると、宇野選手の集中力の揺るがなさも確認でき、一安心ですが、個人戦でライバル選手たちがハイパフォーマンスを繰り広げた場合は、あまり頭で考えすぎず、いつもの宇野昌磨らしく、ありのままで滑ってほしいな、と思います。

 

ショートでは「いつもより慎重にいっているのかな?」と感じましたが、アクセル着氷後からはスピードも上がり、動きもリラックスしているように見えたので、やはり知らぬ間の緊張感はあったのでしょうね。それでも、最後まで、美しく演じ切るという宇野選手の熱意が伝わってくるスケートには、ジャッジや観客の印象にも好意的に映ったのではないかと思います。個人戦までに時間はわずかしかありませんが、4回転ジャンプを仕上げて、ノーミス演技の成功を祈っています!頑張れ宇野昌磨

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観客とジャッジの剥離

男子の次は女子のショートプログラムの感想を書いていきます。ショートには日本のエース宮原選手が登場しました。美しい所作から始まるSAYURIの世界観には、動の選手がいる中で、ひとり静の表現力がまぎれて居るという独特のオーラがあり、宮原選手がリンクに立った瞬間、会場の雰囲気がガラッと変わったような不思議な感覚になりました。公式練習からジャンプを見る限り、今季の中でベストな状態であったように見えましたが、試合では、ミスなく全ジャンプを着氷したものの冒頭の3Lz3Tで両方とも回転不足(UR)をとられてしまいました。これには個人的に、セカンドジャンプは回転不足だったかな~と見えましたが、ルッツに関しては少々厳しい判定に感じてしまいました。というのも、今回のルッツより危なげなのも今までは認定されてきていましたし、今回はそのどれよりも良質なジャンプだったからです。例えボーダーラインと判断したとしても、選手にとって有利な判定にしてあげるのがお約束じゃないかと・・。それでもジャッジが判定したことなので、回転不足には変わりないのですが、普段フィギュアスケートを観ない層の方からすると、こういうのが競技の面白さを感じさせない部分なのではないかな、と思ってしまいます。また、PCSの低さについても至る所で不満の声が上がっていますね。

 

68.95点 TES 34.33点 PCS 34.62点

 

これについてはどうでしょう??私はいつもより緊張していたからか、ステップの距離やリンクの使い方が小さくなってしまったのが、直前に滑走したコストナーと比べられたことと重なり、他トップ選手とも差が出たのではないかと思います。また、全日本以降、スピンの入りから終わりの流れが、「はい!ここでスピン!」と一度区切りが出ているように見えるので、そこが復帰明けの時のクオリティの良さとくらべると、今は「サトコのベストはこれじゃない!」と、もっとハイレベルなものを期待されているのではないかと推測します。(今はややUR防止のためジャンプにスピードの流れが集中気味かな??)ただ、オリンピックの雰囲気にも慣れて、良い感じに肩の力が抜けてきたら、もっと宮原選手ののびのびとした滑りが出せるはずですし、同じく点数も伸びてくると思いますね。やはり動きのエレガントさや、身のこなしの丁寧さはピカイチですし、プログラム自体がとても深いです。私が今季そう思えるプログラムとスケーターは、タイプは違えど宮原選手とコストナー選手のふたりだけなので、個人戦ではその個性を世界中の観客に届け、魅了してほしいなと思います。

なぜオズモンドがサトコの上なの?

ここで先ほど申した「こういうのが競技の面白さを感じさせない」といった補足になるのですが、試合後一番ネットで疑問にあげられていたのが、「ショートでミスを重ねまくったカナダの選手が、なぜノーミスの宮原より上にきているの?」という点です。このカナダの選手というのは、スケートファンにならお馴染みのオズモンド選手のことですね。見た目はとても可愛らしいのに、演技はダイナミックというギャップを持った私も大好きな選手です。そんなオズモンド選手の演技内容はというと、

 

3Fotトウつきからの3T<ot 3Lz /2A

71.38点 TES 35.10点 PCS 36.28点

 

冒頭のコンビネーションジャンプのファーストジャンプで派手にオーバーターンしてしまい、なかなかセカンドジャンプに繋げられない中一度トウを付き、「跳んじゃうのか?!」と言う場面から、もう一度仕切り直して「それはセカンドなの?サードなの?」というジャンプを跳ぶ展開に「これでも高得点が出るなんて・・」「これって連続ジャンプとしてみなされるの?」という意見がチラホラありました。そうですね~。あれはセカンドに入るまで、完全に独立したジャンプやん!となるくらい時間も距離も出ちゃってた感が半端ないのは否めませんが、一応ルールとしては、体重移動を伴わないタッチフット(トウをつく)は問題ないということらしいので、あれは普通にコンボとして認定されるんですね。思いっきし体重移動してなくてもジャンプ姿勢にかまえたら(トウをつく)一緒じゃない??というところですが、ISUテクニカル・パネル・ハンドブックによると

体重移動を伴わないようなフリー・フットのタッチ・ダウン
体重移動を伴わないようなフリー・フットのタッチ・ダウンがあり、コンビネーション中のジャンプとジャンプの間で2 つのスリー・ターンがあるもしくはターンがないような場合、その要素はジャンプ・コンビネーションのままである(しかしエラーであるためジャッジはGOE を減点する)。

らしいので、オズモンド選手の採点は問題ないということになります。しかし、ここで問題なのは、この乱れたジャンプに+3をつけているジャッジがいることですね。押し間違えでもあってはならないことですが、こういうところが、ちょいとこの競技が「フィギュアスケートがオリンピック正式種目なのに、なぜ犬ぞりはないんだ?」と皮肉られる原因なんだと思います。また、問題のない宮原選手のループジャンプに-3をつけているジャッジがひとりだけいたのですが、-3って余程のことがないとされない減点ですし、ひとりだけ目線が違うというのもおかしな話です。こういった観客側が置いてきぼりの、ルールブックを熟読しないと分からないような競技のままだと、ますます会場に空席が目立ってしまうのではないかと危惧してしまいます。

 

また、一番気の酷なのは批判を浴びてしまうオズモンド選手本人です。点数を出すのはジャッジですので、選手に罪はないんですよね・・。オズモンド選手も、あそこはルールを承知の上でセカンドを跳んだ方がベターだと判断したのでしょうし。何より、個人戦では文句なしに称賛されるような演技をすることで、点数と実力を証明してほしいと願っています。

坂本=勢いではない

女子ネタが続きます。ここ最近やたら坂本選手を「ノリがいい」だの「テレビでも活躍しそう」だのふざけた報道が目立ちますが、彼女と限らず、オリンピックに来ているアスリートたちは皆、タレントではなく、アスリートなので、変な理由で持ち上げるのはやめていただきたいですね。坂本花織のスケーターとしての強みやその逆が何かを調べもせずに「坂本選手は勢いだから」「勢いを止めなければ銅メダルがとれる」と、勝手な重圧をかけるのは、もし結果が伴わなかったときに、お馴染みのオリンピック名物「期待外れ」というワードを用意しているようで不快なものがあります。坂本選手だって、ずっと安定していたわけではなく、練習を重ねての現在なんですから。念のために言うと、坂本選手の真の魅力は、勢いではなくジャンプです!!しかし、今回はオリンピックの緊張感がマックスに高まってしまったため、その持ち味であるジャンプを発揮することが出来ませんでした。

 

試合内容 131.91点 TES 65.51点 PCS 66.40点

冒頭に予定していた3F3Tのフリップの着氷がで堪えるかたちとなり、セカンドが付けられませんでした。(URあり)また、ルッツではエッジで!をとられました。後半のフリップにリカバリで3Tを付けましたが、 予定していた2A3T2Tで三連にならず・・しかしラストでリカバリーして何とかコンビネーションジャンプを余らせることなく終えました。

 

私は五輪代表が決まるまでは、ずっと表現に力を入れてきた樋口選手を応援していましたが、坂本選手が代表に選ばれたからには、坂本選手を全力で応援しています。その辺は他の記事にも書いたので省略しますが、坂本選手が代表に選ばれた一番の理由は高い加点の貰えるジャンプが跳べるからだと思っています。しかし、それと同時に坂本選手はジャンプがきまらなかったらプログラムが生きてこないという不安がセットになっていたのも事実です。彼女はシーズンベストとワーストの差も広い。今回はそれが現実化してしまい坂本選手が落ち込んでいないかとても心配なのですが、何とか気持ちを前向きに頑張ってほしいです。

 

だって凄いですよ。初めてのオリンピックであんなに緊張していたのに転倒することなく、冷静にリカバリーしながら滑り切ったのですから。PCSの点数だって想定内。初めからそんなことは分かっていて、坂本選手を育てるために信じて連盟は代表に選んだのですから今更「トップと比べて・・」とグチグチいう必要はないのです。それにフリーのプログラムもかなり詰め直してきましたね。外国人選手の演技を見て顔芸だと、馬鹿にする人もいるかもしれませんが、今回の坂本選手の演技には今までになかった表情が見えて、それがとても良かったです。フィギュアスケートが採点競技である以上、スポーツと芸術であると宣言する以上、フィギュアスケートにはフィギュアスケートなりの表現を確立する必要があります。バレエをちょっとかじっただけで、バレエ的などと言ったり、かと言えば顔芸や小芝居と批判したり・・転倒してもミスだらけでも、PCSで勝てる場面があったり、、色々な矛盾が、この競技がスポーツ面からも芸術面からもその立ち位置を否定されることに繋がっているのではないかと思います。確かに現在はジャンプ重視で、PCSもそれに連動している感はありますが、それでも坂本選手が今回四大陸後からの短期間でオリンピックのためにと用意してきたものは、今後のためには間違っていません。あとは、ジャンプを揃えて個人戦に挑んでほしいなと思っています。

 

やはり緊張すると、さすがにジャンプも小さくなってしまいますね。デールマンのジャンプを見た後だと、さすがの坂もっちゃんのジャンプも大人しく見えちゃいました。カナダはスピードもグイグイ出し、パフォーマンスも大胆で迫力があります。坂本選手にも「日本人でもこういう演技が出来るのね」と言われるような選手になってほしいです!それでも個人戦では誰が笑うかはまだまだ分からない!少しでも上の順位を目指して頑張れ!

ロシアは倒れない

カナダの凄さを再認識した後になんですが、ロシアはもっと異次元でしたね。メドベージェワ選手の演技には、ちょびっと泣けちゃいました。上手くやっていたようで、どこか手探りで滑っていたような彼女のオリンピックへのただならぬ思いと重圧と緊張がひしひしと伝わってきました。点数はやたらめったら高い(81点台)と思いましたが、そのぐらい努力して出しているスコアなんだよな、と納得。復帰後さらに痩せたようで、フリーはジャンプが持つのか心配なのですが、どうでしょう?アクセルのフリーレッグの処理も気になり、まだ100パーセントとは言えなさそうです。

一方、驚異のザギトワ選手ですが、練習ではセカンドループに高さが足りないのでは?とやや心配していたのですが、本番ではハイジャンプ&フル回転の絶好調で凄いとしかいいようがありませんね。この勢い、これぞ勢いをどこまでキープできるのか。もうホントそれしかありません。

羽生の敵はどこか

女子はカナダとロシアの壁がありますが、男子はどうなのかに話を戻したいと思います。宇野選手の活躍はもちろんですが、我らが羽生の状態はどうなんでしょう?というのが、最近の注目の的となっていますよね。負傷後は、その状態や復帰のめどもよく分からず、もうダメなんじゃないかという報道が相次ぎましたが、私はこれを情報戦なんじゃないかなと、そう重くはとらえていませんでした。だってオーサーコーチのコメントといい、現地入りした本人のコメントといい闘志メラメラじゃないですか。そういった点から既にケガは完治し、準備満タンと考えると、羽生選手の敵は彼がベストさえ尽くせば二連覇できるんじゃないかなと思います。ただ、気になるのが長いこと試合に出ておらず、個人戦一発勝負になるところ。他の男子選手は団体戦を見る通りガチガチの緊張でミスを重ねましたが、2回目となるとメンタル面では免疫をつけ、目を覚ましてくる可能性があります。特にネイサン・チェン選手あたりは構成を大きく変え、勝負してくるように思えてなりませんね。彼は今追い詰められているだろうし、奮い立たせてもいるでしょう。そういう時の力は怖いものです。だからこそ周りはあまりネイサン選手の構成に惑わされず、自分のその日できる構成で挑んでほしいですね。基本的に男子は女子よりあがり症に見えるので、どうなるかは全く分からないのですが、日本男子にはメダルを獲得してほしいです。(何気に温存中のボーヤンが怖いのよね。キてる気がする)

日本のペア・アイスダンスなど

最後にこの団体戦のカギを握るカップル競技の感想をして終わりたいと思います。日本勢に関しては、もしかしたらお茶の間からは「シングルの足を引っ張っている!」と思われているかもしれませんが、出来る力は出し切ったよね、とファンとしては感謝しています。だって日本以外の予選通過メンバーを見てくださいよ!いやいやオリンピック(本番)の最終グループでもおかしくないでしょ!な顔ぶれですよ。そこに怖気づいてしまうことなく立派に滑った選手たちを誇りに思いたいです!確かに他国と比べたら日本は勝負にならないレベルかもしれませんが、このスタートが、日本の未来のスケーターを生み出してくれる瞬間でもあると信じています!今後も新たなスターを育てるきっかけになる存在に哉中&クリス、海羽&龍一がなってくれたらいいですね。

 

そして、この男「田中刑事」。おそらく田中選手をはじめて知ったという方も多かったんじゃないかなと思います。しかし彼の実力もまだまだあんなもんじゃない。個人戦では四回転をきめて日本は羽生・宇野だけじゃないと見返してほしいです。

おわりに

団体戦のカナダの金は、ソチで惜しくも銀メダリストになったP・チャン選手を思うと、嬉しくて涙が出そうになりました。P・チャンのあの笑顔を見たら本当に良かったとホッとしましたよ。それくらいカナダ勢はガチンコメンバーで挑んできたので、当然の結果といえます。テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイア組の常にマックスな演技にも、このふたりをずっと見ていたいし、一分一秒も見逃したくないと色んな意味で思うと、ここでも涙が溢れてきちゃって大変ですよ!このふたりからは、スケートへの愛がとてつもなく伝わってきます。前からそれはそうだったのですが、今季は特別なんです。特別、違うんです。ああ、こうしてひとつひとつ競技が終わっていくのが寂しいくらいですよ。楽しみなようで、まだ来てほしくないような不思議な気持ちです。これから始まる競技の一瞬一瞬を大切に見ていきたいです。カナダ勢おめでとう!!

 

日本勢も負けじとメダルを狙っていきたいですね!トリノの再来と言われないように、日本の全競技合わせてメダルがとれるように祈っています!!

 

頑張れ、日本!!

 

おわり

 

スポーツ酒場”語り亭”フィギュアスケートの表現力ってなんだ?

 

2018年2月4日にNHKBS1にて放送された「スポーツ酒場”語り亭”▽平昌五輪直前SP フィギュアスケート 表現力ってなんだ」のまとめと感想になります。

 

キャスト

ミッツマングローブ・佐野稔・本田武史鈴木明子・佐野稔・宮本賢二・岡部由起子

 

今回は「表現力」にスポットを当て、現役トップスケーターたちの演技の魅力について考察しました。

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表現力とは?

「表現力」がテーマなんて面白そうではないか!と放送を楽しみにしていたのですが、率直にいうと、これといって新しい情報や、「なるほど~!」と唸るような内容はゲットできませんでした。が~ん。いやぁ審判の岡部さんがゲストと聞いて、演技構成点の採点がどのような目線で行われているかor今季の傾向を詳しく知れるのかな?!と期待していたんですよ。しかし実際は当たり障りのないお話がほとんどで、少し物足りなかったというのが本音。素人(私とか私)がブログで語るのとは違う、もっとコアな話が聞きたかったな・・。

 

それでも、いきなり結論になってしまうのですが、番組の最後に「表現力とは何か」というまとめをゲストの皆さんひとりひとりに問うコーナーで、返ってきた言葉が印象深いものばかりだったので、ここに書き留めておきます。

 

表現力とは?

本田「人生」

佐野「人間力

岡部「音楽 音に動きを置く」

鈴木「心を揺さぶるもの」

宮本「心に響くもの」

 

もう全部共感です。特に宮本さんの「人ひとりの心を動かすのは、とても難しいこと」という言葉には納得です。例えがショボすぎて申し訳ないのですが、こうしてネット上で意見を書いていて(私と限らず)批判されることはあっても、その逆は少ないと思うんですね。しかしそんな中でも、ちらほら「この記事を読んで泣きました!」と言われることがあり、その度に自分が発信した何かで誰かの気持ちを動かすことが出来るなんて、とても不思議でかけがえのないものだなと感じます。私は誰かを泣かせるつもりで記事を書いたことはありません。そんな頭もありません。それにも関わらず、そこから何かを感じ取って心を動かしてくれる方がいるなんて自分でも驚きで、何がどうなってそう言っていただけたかわからないくらいです。私なんかのブログ体験談を世界のトップスケーターの演技と重ねるのは、本当に馬鹿馬鹿しいことと承知しておりますが、「人の心を動かす演技」というのも、こうした意図しては出来ないものなんじゃないかなと思います。何が言いたいかというと、批判を受けたり、評価を得ないことは簡単ですが、心に響かせることは難しく、それ自体がとても貴重なことだなということです。(例えが釣り合っていなくて申し訳ありません×無量大数)人を喜ばせるのは嬉しいこと、その嬉しいことは奇跡、奇跡を起こすのに必要なのはハート、そしてまたそれらが循環する、そう感じます。また、いつも適当な感じの佐野さんがいった「表現力とは人間力」「経験していない気持ちは表現できない」という言葉にも説得力があり、重かったです。これに関しては下の方で書かせていただきますね。

 

表現力とはなにか。それは言葉では説明できないハートで訴えかける部分という意見に、とても共感しました。

 

どこを見ている?

突然ですが、皆さんは試合中どんなところに注目をして演技をご覧になりますか?ジャンプの回転?エッジ?つなぎの多さ?ステップの正確さ?スピンのレベル?もちろん全てに目を凝らして観ています!!というプロ並みの方もいらっしゃると思います。フィギュア関連のブログを見ていると、皆さんもの凄く勉強熱心に考察されていて凄いなぁ~と、いつも口を開けているのですが、私はというと、試合やショーでは技術的なことは出来るだけ考えないように、その選手が持つ演技の世界観に酔いしれることに集中するようにしています。その理由は色々とあるのですが、主には、選手にとって自分はジャッジ目線ではなく、あくまでもファンとしての目線で観戦・応援したいということと、私自身フィギュアスケートを好きになった理由がスポーツとしての点ではなく、思わず涙してしまうような美しさという点だったからです。確かに好きな選手が不調の時や低迷している時などは、どうしても出来が気になってしまい、技術的な部分に目が行きがちですが、基本的には、ナチュラルにプログラムの世界観を堪能したいという気持ちで観戦しています。いやぁ~選手の立場を思うと、ファンにまで「アレコレ」言われたくないよなぁ~と、できればジャンプの回転不足や細かい部分は全試合スルーして楽しみたいのですが、ルール上ファンをそうさせてくれないもどかしさがあるので、そこには常に葛藤しています。

 

さて、前置きが長くなりましたが、以下に佐野さんの言葉を借りて、選手の持つ世界観とは具体的にどの部分を指しているのかについて書いていこうと思います。

 

芸術性センスのパズル

私はよくブログで「表現力」という言葉を使うのですが、それは決してフィギュアスケートが感情表現のみで評価されているとか、PCS=表現力と思っているわけではなく、演技構成点が、スケート技術(SS)・要素のつなぎ(TR)・動作/身のこなし(PE)・振り付け/構成(CH)・曲の解釈(IN)の5項目から判断されていることを承知した上で、表現力という使い方をしています。では、なぜあえて表現力という言い方をしているかというと、スケーティングの上手さやつなぎの濃さなんかは、言ってしまえば誰が見ても分かりやすい、目で見て分かるものだと思う一方、曲の解釈だったり、それに繋がるPEやCHの部分というのは、奥が深く、表現力として、選手の力量が問われる部分ではないかと思うからです。私は、フィギュアスケートを観る上で、まさにこの部分を重要視していて、こここそに佐野さんのおっしゃる「経験したことしか演じられない人間力なるものが反映されていると考えています。同じ曲でも選手それぞれの演じ方があり、それぞれの解釈がありますが、その中でも「そう!そう!この曲はこういうイメージなの!」「あぁ、ここはあのシーンなんだな」「なんてさり気なく、素敵な魅せ方なんだろう」というくらい気持ち良く心にスッポリハマるプログラムというのがあります。もちろん人によって好みや、多少の解釈の違いはあると思いますが、そういった芸術性の部分で観客のセンスとマッチした演技というのは、過去を見ていても長くに渡って愛され、評価されているのが事実です。同じように振付を与えられても、そこにどんな意味があるのかを理解し、どう色をつけていくのか?どう魅せるのか(緩急・タメ・音ハメ)?は、選手自身のセンスにかかっていると思います。私は、フィギュアスケートにおいて、上記の表現の部分が生きているスケーターの演技を観ることこそが、この競技の魅力であり、楽しさだと信じています。

 

宮原夫人

そこで、番組でも例に出されていた宮原選手の表現力の凄さについて語りたいと思います。今回ゲストの皆さんがおっしゃっていたのは何といっても宮原選手の表現に対する向上心の強さ!実は私もこの語り亭を見る前に、偶然宮原選手のミス・サイゴンを久しぶりに観ていたのですが、そこで気づいたのは「さっとん、この四年間でめちゃくちゃ成長したなぁ」ということ。あの頃に比べて今は、滑りにも表情が出てきて、ひとつひとつの振付のこなしかたがとても自然になっています。当時私はミス・サイゴンがお気に入りで、これ以上彼女に合ったプログラムはあるのだろうか?と今後を心配していたのですが、今ではそのサイゴンがもの足りないくらい蝶々夫人の魅せ方にハッとするものがあります。冒頭の回想シーンがラストに繋がる感じとか、片足スケーティングやスピンの速度で心の動きを表現してくるところとか・・。編曲も面白くて、解釈もディープですよね。個人的に蝶々夫人は「日本人女性をバカにしてない?あなたを待つの?はああ??」と、少しイラっとくる気持ちを隠せず、日本人にはあまり演じてほしくないプログラム候補だったのですが、宮原選手の蝶々夫人を見ると、「あぁ良家のお嬢さんをこんな目に遭わせた運命や時代が酷すぎる・・。」と、別な見方で切なくなっちゃいます。きっと色んな視点からこのストーリーを見て、自身と重ね合わせて演じているんでしょうね。ミッツさんの言葉を借りると、今季の宮原選手は、本当に良い感じの大人の女性になりつつあるな、と思いますね。

 

宇野流トレーニング

また、こんなやり方もあるのか!と驚いたのが、宇野選手のあの巧みな音ハメ・間の取り方・表現を込めた動きは、すべて彼のセンスによるものだと思っていたのですが、何とアレは、練習による賜物だったということです!!衝撃なんですけど・・。あの完成度って練習なんですか??才能なんじゃないですか??まぁ言われてみれば、試合を重ねるごとに手に入る力の込め方とか、足元のリズムの刻み方とかがパワーアップしていましたが、まさかあれが美穂子先生による指導の再現だったなんて・・!?美穂子先生素敵すぎじゃないですか。そりゃ他の人に振付頼めないわよね・・。でも、同じように「曲を聴きなさい」とか「体をこう使いなさい」とか言われてもセンスがなければ言われていることが分からないと思うし、技術が足りなければ出来ないとも思うんですよ。そう考えると、やはり本人のセンスというか、才能は大きいんじゃないですかね。特にショートの冬の表現何て、雪国出身者が演じているような違和感のなさですよ!冬の冷たさ、厳しさ、儚さがどれも伝わってきます。個人的に、宇野選手の持つリズム感のファンなので、今後のさらなる飛躍に期待しています。彼はいつか、歴史的名プログラムをやってくれると確信していますので!

 

一方、羽生選手は本来、自身の感情で動くスケーターであり、実はソウルフルな演技が持ち味でありますが、シニアに上がって長い間そこら辺が抑え気味にされている気がするんですよね。どこかで爆発できる瞬間があれば、凄いもの魅せてくれると思うのですが、それが五輪で来てくれれば!という感じです。

 

おわりに

番組ではその他にコストナーの表現は「造形美!」といっていたり、高橋大ちゃんのビートルズ・メドレーの素晴らしさを紹介していました。分かる。私も感動したよ。ジャンプが振付の一部というのは、ああいうのを言うんだよ、と心から思いましたもん。会場上から見たフライパンの上のバターみたいなスケートは今でも忘れられないマイベストスケートかもしれません。「表現力」と一言でいうと、それを説明するのは難しいですが、私の中の表現力とは、やはり美しさであり、感動したかどうかかな。そのスケーターの人生がそのまま映し出されるようなスケートがファンとして一番見たいものかな、と思いました。

 

表現力については以前ここでも言っていたので

goldenretrievers.hatenablog.com

 私が伝えたいことは、これ以上は何もありませんが、審判はそれでも(仕方ありませんが)機械的に表現力を見ているんだな~というのが岡部さんの話で分かりましたね。実際は、この曲の解釈が正しいか、振付が魅力的かなんてよりは、音に動きを乗せているかが大事で、そこが少しでもズレれば点数を出せないという感じかな。(そこに感動が+されればいいよねくらいなのかもしれません)しかし、ジャッジは大変ですね。うるっと来ても泣くわけにはいかないし、審査のため素直に演技に没頭もできないなんて。私だったら日本人選手を前に真顔でジャッジできないわ・・。

 

以上が、あまりまとめになっていない自分語り亭でしたが、ハチャメチャなのは通常運転ということで、大目に見てください。

 

あ、あと付け足しで、宮原選手はシャイだけど、内にこもった表現が今季のプログラムに似合っている~とかで話が進んでいったときに、宮本さんが「宮原選手は元から表現力がある!今季は動きが大きくなり、スケーティングも進化して、凄い」みたいに言ってくれたのが嬉しかったです!そう、よくシャイ=表現苦手みたいな感じで勘違いされそうですが、全然そんなことなくて、むしろリンク上では日本人選手の中でも堂々と演じている選手ですからね!宮原選手が表現の大切さを常に意識していることは間違いないです!

 

ふぅ・・それと私事ですが、ようやく雪に埋もれ壊れていたテレビアンテナが復活し、テレビ(BS・一部民放)が映るようになりました!・・・と、いっても現在進行形で雪は降り続いているので油断は出来ませんが、何とか五輪期間中は、このまま持ちこたえて~!という願いでいっぱいです。4年間待って、本番をリアルタイムで観ることが出来なかったら泣けます・・。どうかこれ以上雪が降りませんように!テレビ復活を機にフィギュア関連の番組があったら、引き続き感想を載せていきます。

 

スポーツ酒場”語り亭” フィギュアスケート表現力ってなんだ(再) 

2月7日水曜
NHKBS1
午後11時00分~ 午後11時50

 

 

 おわり

 

【四大陸】ミスパーフェクト宮原にストップか

四大陸フィギュアスケート選手権2018

 

日本女子シングル表彰台独占必須の四大陸フィギュアの結果が出ましたので、さっそく感想を書いていきます。

 

総合結果

1位 坂本花織  214.21点
2位 三原舞依  210.57点
3位 宮原知子  207.02点

 

予定通り日本勢は金銀銅を獲得。ロシアもいなく、コストナーもいなく、北米の有力選手は五輪まで温存中という環境で、当然と言えば当然の結果ですが、当たり前の結果を当たり前に残すことは、簡単なようで、難しく、とても大切なことですよね。だからこそ、

 

日本女子おめでとう!!

 

・・と素直に喜びたいところですが、あれれれれれ???まさかの宮原選手が3位ですよぉぉー!!全日本女王が五輪直前に黄色信号なんです!!この試合は出ない方が良かったんじゃないか・・とまで思える展開に、正直ショックを隠し切れません。

 

ここに来て宮原知子に何があったのか。

 

あと数週間で立て直せるのか。

 

色々と不安はありますが、今回はそこを含めて、女子フリーに焦点を当て、五輪までの対策を勝手に考えていきたいと思います。

 

目次

 

涙が意味するもの

宮原選手のフリーの得点は、135.28点。3Lz3TのセカンドでUR、3Lz2T2LoのルッツでもUR、そして3Sでは転倒してしまい、 TESは66.52点となってしまいました。また、ミスの影響でPCSでも69.76点と、 やや低めの評価になってしまいました。ずっと日本女子のトップとして走り続けてきた宮原選手ですが、ここにきて気持ちのコントロールに難しさが出てきのか、珍しく会見で涙してしまう場面も・・。初めての五輪、下から追い上げて来る重圧、復帰からのハードな日程、コンディションへの不安・・。あの冷静沈着な宮原選手が人前で感情を抑えきれなかったくらいですから、相当な心理的負担があるのでしょう。一体今、宮原選手に何が起きているのか?なぜ急に「自信をなくしてしまった」のか。あくまでも想像ですが、いくつか思い当たる点を挙げてみました。

スぺ体質

スポーツ選手が故障を繰り返すことをスペランカー体質こと略してスぺ体質といいますが、宮原選手も昨シーズン左股関節を疲労骨折し、今シーズンのNHK杯で復帰してからも、ケガが再発しないよう練習量に制限をかけ、調整に気をつけてきました。しかし、今回入ってきた情報によると、現在宮原選手は、左足の甲に炎症を抱えていることと、全日本後に左股関節に違和感を持っていたことが分かりました。甲の炎症については濱田コーチも「軽度であり、スケーターなら良くあること」とおっしゃっていますが、股関節については「四大陸の出場を見送ろうと説得したが、本人の強い希望でリンクに立った」ということなので、少し心配ではあります。実際にPCSが伸びなかった理由としてパッと思い浮かぶのが、足の動きがいつもよりスムーズではないというか、明らかに足をかばった動きに見えたところです。あそこまで涙してしまうのは、ケガへの恐怖や不安ではないかと私は思ってしまうのですが、出来れば違ってほしいというのが切実な願い。五輪が目の前にあれば無理したくなくても無理したくなるでしょうし、焦りが出てきても不思議ではありません。

回転不足

復帰後といえばルッツの調子がずっと完璧とは言えず、ループやセカンドジャンプでも回転が足りているかヒヤヒヤする場面が多かったのも事実です。本人もそれを気にしてか、「つま先からジャンプを降りると回転不足っぽく見えるから、エッジで降りれるようにしたい」と、着氷を全日本後から変えて練習しているそうですが、何だかその方法がジャンプの乱れを招いているようでなりません。この短期間でジャンプをいじってしまうのはリスキーというか、変に負担がかかってケガをしてしまうのではないかと、これもまた心配です。宮原選手は着氷の仕方がうんぬんではなく、幅のある流れに乗ったジャンプを跳べば普通にクリーンなので、どちらかと言えばそっちの方向に持っていってほしいですね。だって、ループと2A3Tは、まさにそういうジャンプでGOEだって高いですもん。あの質で他のジャンプも決まれば、宮原選手はぐ~んと五輪メダル争いに食い込むのになぁぁあ。ルッツよ、もっっとさっとんのために跳び上がれ!

坂本の存在

これは何気に大きいはず。全日本前までは、宮原選手も五輪の2枠争いは、樋口選手さえ阻止できれば・・!という気持ちが少なからずあったのではないでしょうか。しかし、ここにきて自分とは真逆のスケーター坂本が猛烈な勢いで成長してきているのと、そんな坂本選手に期待をかける周りの流れに焦りや不安が出てきてもおかしくありません。宮原選手からしてみると、坂本選手との間にどんどん縮まる得点を見て、「私がシニアで積み上げてきたものが、あっという間に詰められていく・・」というショックが当然のようにあるとは思います。しかし、本番はまだです。先日のユーロでもそうなんですが、今は若手(新人さん)たちが五輪前に必死にアピールしておきたい時で、お姉さんたちは息を潜めるのというのが五輪の鉄則です!(違う??)名付けて「死んだふり作戦」。オズモンドもメドベージェワも「どうせダメでしょ」と見せかけて、マックス状態で来るのが五輪ですよ。もう騙されないぜ←

 

大切なのは蘇った本気モードのトップスケーターたちの中で実力を発揮すること!それが出来るメンタルを持っているのはサトコ!あなたしかいないっ!

自信を持って

以上が私の考える妄想ストーリーです。しかしですね。五輪前にこうして一度ドン底を味わうってのも良いと思うんですよ。前にも試合後、宮原選手が落ち込んでいた時に、濱田コーチがこれでもか!というほど厳しい言葉をかけていて「こ・・こわ~。さっとん大丈夫?ここから這い上がるどころかトドメ刺されてないかい?」とドキドキしたことがありましたが、宮原選手にはそれをきちんとパワーに出来るスイッチがあり(有能)、きちんとやってくれたので、今回の「情けない・・」発言by濱田 にも火をつけてやり遂げてくれると思います!だから自信を持ってさっとん!

 

というわけで、悪いことばかり書くのも心苦しいので、宮原選手に自信を持ってほしいところもいくつか挙げてみました。

安定のレベル4

スピン・ステップでレベルを取りこぼさないのはトップスケーターの証ですよね。特にステップなんかは、ちょっとしたミスでレベルが下がってしまうので、毎回毎回レベル4を揃えるのは難しいところ。また、ただ上手くこなすだけでなく、プログラムのアクセントとして見せることも必要なわけですが、宮原選手はそこら辺がとても長けていますよね。特にフリーの最後(スピン)は曲にぴったりで素敵。今回は色々と調子が悪くてスピンの加点も渋かったけど、ベストな宮原選手ならここでもっと点が狙えるので自信満々に回っちゃってほしいです。(ジャッジめ、逆回転スピンはもっとGOE狙えるはずだったと思うぞ)

演技構成点

今回は坂本・三原とPCSが1点くらいしか差がないのは、いくらなんでも厳しすぎると感じましたが(ファンの方すみません)、宮原選手は冒頭のポーズひとつとってもこのメンバーの中では圧倒的に美しいです。指先まで伝わる表現、ポーズのぐらつきのなさ、曲のない中での間の取り方・・。スケーティングにも緩急があり、伸びやかです。フィギュアスケートではスピードだけでなく、滑りを自由自在に操る技術が大切にされますし、そこが出来ていないとジュニアっぽい演技に見えてしまいます。そういった面で宮原選手はここ数年で本当に成長したと思います。また、ジャンプの前後にもきちんとストーリーがあるのも好印象ですね。あれだけミスをしても、これだけPCSが下がっても、135点出るのは、レベルの高いプログラムをやっている証拠です。もしこれがジャンプだけのプログラムだったら、加点もつかないし、8点台もつきませんからね。本来はPCS70点台を出しても良い選手なので、今回の点数は忘れて、前向きに五輪へ挑んでほしいです。

メンタル

今回のミスは、モチベーション的なものもあると思うので、本番では持ち前の強い精神力でどうにかしてくれるはずでしょう!私は思うのです。最近の選手たちは世間の声を良く耳にしているんだなと。曲を変えろ!とか発言に気を付けろ!とか衣裳へのダメ出しなど色々と見ちゃうんだろうなと。宮原・樋口・本田選手辺りは名前を検索しただけでも誹謗中傷で並んじゃうというか、遭遇してしまうので、本人たちにも届いているだろうなと思います。普通の人間だったらたえられない批判にも、リンクでは笑顔で立ってくれている姿を見ると強いなぁ、偉いなぁ、どうか潰れないでほしいと応援してしまいますよ。これからますます報道などでも雑音は大きくなると思いますが、出来るだけ身を隠し(?)本番まで宮原選手と限らずすべての選手を外野から守って、全員が平常心で五輪に挑めるようにしてあげてほしいです。

 

・・と、宮原選手だけでこんなに語ってしまった。(約3670字)

いや、あんな落ち込んだ姿見たら居ても立っても居られなくて・・。

乗り越えてほしい。

 

はい!テンションを変えて、ここからは坂本・三原コンビの感想を明るく、まとめます。

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宮原・坂本が胃もたれしちゃうらしい台湾料理。今回は対策もバッチリだったみたいですね。

坂本大暴走の巻

ショートから大暴走の坂本選手。全日本ほどの得点は出ませんでしたが(そりゃそうね)、PB71.34点をマーク。ショートは荒っぽさも逆に激しさを表現してる風に見えてお得感があります!リショーさんGJ!続くフリーでもPBを楽々更新の142.87点!試合前は魚の目を気にして泣いていましたが、まぁ坂本選手は陽気でおしゃべり好きみたいなので、どんな小さな情報もマスコミに伝わって記事になりやすいんだろうな~、と、いうことにして、あまり心配しないでおきます!ただ、悪化する前に治療はしに行くんだよ~。

 

さてさて、肝心のフリー「アメリ」ですが、マイナス評価なしの凄いことになっています。恐ろしいのがスピンでレベルを落としているので、まだ点数を伸ばせるというところ。ここでパーフェクトな演技でなく、課題を残して終えるあたりが、次へのモチベーションとして最高の展開です。PCSもどんどん上がっていますね(68.09点)。フリーはどうしても振付の雑さが気になりますが、それを「ま、いっか」とさせるジャンプの破壊力があるので、ザギトワと同じような「点数を出さないといかん!」空気が凄いです。このまま「もっと点出さんとアカンで~」なノリで、緊張とか考えずに突っ走ってください。(最近マスコミが坂本選手にロックオンしているのがやや不安ではある)

三原と坂本のリンク率

やっとノーミスショートが降臨した三原選手!69.84点おめでとう!本人は70点超えを目指していたとは思いますが、PCS的にも今はこれが限界かな?という気がしました。それでもプログラム変更をせずに、ここまで結果を上げたことは素晴らしいです!むしろ昨シーズンのようなプログラムでは、もっと評価はされなかっただろうし、今これを乗り越えなければシニアでは厳しい道まっしぐらになるところでした。今シーズンはスピードに乗ったジャンプ集中型プログラムを封印したことで、苦戦しましたが、これは来シーズンの坂本選手にも起こり得ることかもしれません。このふたりは、まったく同タイプとは言えませんが、長所と短所が似ているスケーターだと感じています。リンクにいるだけにリンクしている。だからこそお互いを鏡だと思って、特に苦手とする表現面においては切磋琢磨してくれるといいなと思います。三原選手の課題が克服できたかといえば、まだ厳しいところですが、今回のショートは滑りにパワーが戻っていて良かったです!フリーの方ではエラーや回転不足がついてしまいましたが、まだ点数が伸ばせるのはプラス要素になりますね。

 

三原選手!前髪を切ったらアジア系ハリウッド女優風のセクシーな雰囲気が出て、タンゴに似合っていましたよ!そして前髪ありはスプレーで固めるともっといいよ!フリーは斜めわけか、アップの方が天使の爽やか感が出ると思うよ。

 

以上。

最後のまとめに入ります↓

ノーミス+αに飢えている

 ユーロの後に四大陸を観ると、点数的にも苦しくなる結果でしたが、坂本選手が四大陸女王というタイトルを引っさげて五輪に行ってくれるのは心強いですね。(だからワールド出さなくて大丈夫なんかい、揉めるの勘弁それでも正直いうと、坂本選手のPCSは高いなぁと思いますが、今後のことを考えると、ジャンプの加点がモリモリもらえる坂本選手のようなスケーターを育てていきたいという気持ちは凄く理解できます。これは完全な好みの問題ですが、個人的には、宝のような技術を持った坂本・三原にはもっと魅せるスケートをして、エモーショナルなスケーターになってほしいです。

 

goldenretrievers.hatenablog.com

 今のフィギュア人気の低迷には、少なからず「前ほど感動しなくなった」「思わず目を引くような美しさがない」という心理があるのではないでしょうか。ライバル対決が盛り上がらないのも、「いや、だからどっちが勝つのか、誰が強いのか点が出るまで分からん」というくらい世間からは全部同じに見えちゃっているということ。

もっと酔いしれるようなフィギュアらしいスケートが観たいんだけどなぁ。

そう、もしかしたら私はノーミス+αに飢えているのかもしれません!というか、プログラムが破壊しない程度なミスくらいなら、本来いくらでも魅せれるはずなんですよね。例えばバンクーバーの高橋(元)選手の「道」なんてプラスアルファの王道ですよ!フィギュアを普段観ない層からも「良かった」と言って貰える演技。そういうのに飢えているというか、そういうのが足りないと感じてしまうのです!今シーズンは五輪シーズンということで、かなり各選手のプログラムには期待していたのですが、多くの選手が+αプログラムより、いかに点を稼げるかに特化した既視感の強いプログラムを選んでいて、期待外れなのは否めません。もちろん勝つためには仕方がないのですがね。でも、それがファン離れを加速させていることをISUには知ってほしいな。皆やることが多すぎて、余裕がなくなってしまっているんだよ。本当に観たいのはフィギュアスケートらしい鳥肌が立つ美しい演技だということを。

 

五輪では、そんな数少ない+αな選手にメダルが届いてほしいです。

 

おわり

【ユーロ】メドベージェワの復帰戦をザギトワが阻止!

欧州選手権2018

 

遅くなりましたが、欧州選手権(女子シングルオンリー)のまとめを載せます。

 

さっそく総合結果から↓

 

1位 アリーナ・ザギトワ(ロシア) 238.24点

2位 エフゲニア・メドベージェワ(ロシア) 232.86点

3位 カロリーナ・コストナー(イタリア) 204.25点

4位 マリア・ソツコワ(ロシア) 201.81点


優勝はロシアのアリーナ・ザギトワ。なんとケガで暫くの間、競技から離脱していた女王メドベージェワをあっさり抜いてしまいました・・!!予想通りというか、五輪シーズンあるある展開とでもいうか・・若手が五輪開幕寸前でベテランを破るというお決まりのパターン?になってまいりました!!

 

 

以下からは、注目選手の感想になります。

 

 

アリーナ・ザギトワ

SP 80.27 TES 43.00 PCS 36.28

ショートはノーミス!3Lz3Loのクオリティが高すぎて驚きです。全要素に高い加点がつくのも納得の技術。ここでノーミスできたのは大きいですよね。きっと先輩たちの姿から心技体たくさんのことを学んでいるのでしょう。演技構成点を出すにあたっては、ジュニアっぽいんだけれど、やっていることは全くジュニアじゃないと悩ませるジャッジ泣かせの選手です。

FS 157.97 TES 82.67 PCS 75.30

続くフリーでも絶好調。フリーは揺らがな過ぎて逆に怖いです。五輪本番でミスがこないように祈っておかなければ!そして気になるのは、フリーのスコア!157.97点。これは世界歴代2位につくハイスコアなわけですが、私が思うにメドベージェワが持つ世界歴代最高点の160.46点は、国別対抗戦で出したお祭り大サービス点であることから、実質は今回ザギトワが出したこの157.97点が女子シングルの最高点と考えて良いのではないでしょうか。現在メドベージェワは154点辺りがマックスといった状態に踏みとどまっていますし、スケーティング以外の技術ではザギトワの方が有利に思えます。何といってもフリーでは弱点となる演技力(シニアらしい芸術性)を圧倒的な技術でカバー出来、才能を惜しみなく発揮できる場と化しているため、ノーミスされたらPCSはどんどん上がっていくことから、かなりの警戒が必要です。

 

エフゲニア・メドベージェワ

SP 78.57 TES 40.43 PCS 38.14 

ケガから2試合ぶりの復帰戦。アクセルでミスがあったものの、プログラム全体の滑り込みは素晴らしかったです。メドベージェワのショートは完成度が高く、作品として見せようとしている様子が分かります。ザギトワとの違いはまさにソコで、ショートプログラムにおいて、このふたりがノーミス対決ならメドベージェワが上にくると思います。しかし、仮にメドベージェワがショートでつまづいてしまうと、フリーで逆転するというのは、ザギトワが大きなミスでもしてくれない限りは難しくなるでしょう。五輪では、ショートでいかに差をつけられるかが大切になってきます。

FS 154.29 TES 77.15 PCS 77.14

3F 3Lz! /3F3T 3Lo 2A2T2T 3S3T 2A
ルッツに!、アクセルは・・やはりバッチリとは言えませんでした。特に3連はどうしても苦手そうに見えてしまうくらい力んで跳んでいます。衣裳も黒の方が好みだったなぁ。今回はジャンプに専念!という感じで、いつもより退屈な演技に見えてしまいましたが、ひとつひとつの動作を細かく見ると、シニアデビュー時よりも洗練されて、とても良くなっているんですよね。今のメドベージェワは技術だけでなく、表現面でもしっかりと力がついてきているので、五輪ではそれら二つが融合したものを見られることに期待したいです。


カロリーナ・コストナー

SP 78.30 TES 39.93 PCS 38.37

3F3Tを投入して80点に迫るハイスコア!というより、そのうち80点出そうな気もします。PCSは高くて納得ですが、あまり上げ過ぎるのも競技のためにはいかがなものかと思うので、このぐらいで止めてほしいな~というのが個人的希望です。(もちろんコストナーだけでなくトップ選手全体で、です)採点競技で満点ってなかなか出るものではないと思うんですよね。どんなに素晴らしくても、満点というのは簡単に出していいものであってはいけない。競技の質を高めるためにも満点というのは、ここぞというときにひとりにだけ出して欲しいなぁと思いました。何だかこのままだと、ジャッジはオール満点とか実践してしまうのではないかと感じたので・・。もちろんショートで一番のPCSがコストナーということには納得ですし、当然だと思います。

FS 125.95 TES 51.86 PCS 75.09

3Lzfall 3F2T 3Lo/ 2T 2A<hd 2A 3S2T 2T

フリーではジャンプが大崩れしてしまいました。ミーシンコーチから離れた影響でしょうか?前半は、ジャンプ前にかなりスピードが出ていたように見え、後半はそこを調整しようとしたのか、やや減速したら回転を上手くかけられなかったように見えました。残り少ない時間で改善できるか少々心配なところでありますが、コストナーの場合は構成を下げても勝てる強みがあるので、本番までどう挑んでくるか分かりませんね。ギリギリで構成を変えるなんてことも考えられます。また、衣装は全身ラメの黄緑パンツverになっていました。まだ見なれませんが、超コストナースタイルといった感じ。あの衣装で表彰台に立ったら話題になりそう・・と思いました。


マリア・ソツコワ

SP 68.70 TES 35.13 PCS 33.57

今季途中で回転不足を克服し、好調だったソツコワも、さすがにピークアウトか?!と感じた試合でした。この結果が後を引きずらなければいいけれど・・と思っていたら予感は的中。フリーでも伸び悩んでしまいました。

FS 132.11 TES 65.30 PCS 67.81

フリーではルッツで転倒。久々のミスで、最近モリモリ上がっていたスコアもあっという間に落ちてしまいました。そうかぁ~。そうなのかぁ~。やはりノーミスでないと上位3選手にミスがあろうと食い込むことは難しいよなぁと、まるで日本人選手を見ているような気持ちになってしまいました。それだけTOP3(オズモンドを入れれば4強)の存在感が凄すぎるんですよね。まぁここまでは、色々と疲れもあり、モチベーション的にも一度落ち着く頃だったのでしょうから、またここから気合いを入れて頑張ってほしいです!リンクでもソツコワらしい雰囲気みたいなものが出てきて、プログラムを少しでも良く見せようと、衣裳やヘアスタイス等にも意識している様子が伝わるので微笑ましいですよね。そんなソツコワには、ジャンプの安定性を強みに、決してロシアの3番手とは萎縮せずに、メダルを狙っていってほしいです。

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時代はエテリ・トゥトベリーゼ

私がロシア選手権の感想を書かなかった理由はただひとつ。どうせユーロがロシアナショナル化する。これにつきます。もうユーロというよりロシア選手権なんですよね。しかも今回に至っては五輪メダル候補のガチンコファイトではありませんか。もっと言えば、ピョンヤンチャンオリンピックの前哨戦ことエテリンピックですよ。メドベージェワといいザギトワといいエテリコーチ生なわけですが、このエテリコーチの戦略が今のフィギュアスケートを圧勝圧巻しているといっても過言ではありません。歴代でもタラソワコーチ、モロゾフコーチ、オーサーコーチと多くのメダリストを手掛ける名コーチたちがいまし(す)たが、このままいけばエテリコーチもチャンピオンメーカーの仲間入り決定ですね。エテリコーチのやり方は、とにかく技術を磨け!誰よりも難しいことをしろ!な軍隊的スケートですが、ある意味それは、表現力において未熟な若手でも、つなぎや加点を貰えるプログラム作りをすることで、PCSを稼ぐことを可能にするのです。「ザギトワの演技はまだ未熟だよ」と言っても、採点ルール上のやることはやっているので、PCSを出さなければいけません。これは、ISUにとっても思わぬ事態だったのではないかと想像します。なぜなら、このやり方が主流になれば、五輪後の国際試合の表彰台も、ザギトワと同じような選手、すなわち、エテリ・トゥトリベーゼの生徒で溢れかえってしまうからです。

 

ランビエールの嘆き

私の好きなステファン・ランビエール氏も雑誌のインタビューで、現在のフィギュアスケートの在り方について不安を口にしていました。やはり関係者から見ても、後半にジャンプを詰め込むという方法は、点を稼ぐには間違いではありませんが、全体的なバランスといった面で考えると芸術的要素は欠けて見えてしまうんでしょうね。

 

ランビ「難しいプログラムでもバランスがとれていれば美しいよ!」

 

ということですが、要するに、背伸びをして技術でスコアを高めるよりは、技術と表現のバランスを釣り合わせてやっていこうね、そうすることで初めて後半ジャンププログラムが生きてくるんじゃないかな?という優しいアドバイスですね。確かに表現を技術で補うやり方も、その逆も間違いではないけれど、どちらかに偏ったものではTESとPCSのふたつで判断する競技とは言えないのかもしれません。

 

ランビ「メドベージェワのショートは好き。動きに感情表現がある。」

 

実際に同じエテリ生のメドベージェワのショートには太鼓判を押しているランビエール氏。決してエテリコーチのやり方の批判ではなく、詰め込み型の構成でも、そこに表現が加わり上手くできていれば、とても素晴らしいものになるんですよ!ということ。だからこそザギトワがジュニア時代のプログラムを今季も使用したのには、若手が挑戦しないなんてもったいないと感じたようです。(参考フィギュアスケートLife・Dancing Poeta — ステファン・ランビエール:「リンクを揺るがすスケーターが必要だ」

 

きっと多くのファンや関係者も、「間違いではないけれど、何かが違う」とフィギュアスケートの方向性について少なからずの不安を抱えているのだろうな、と思います。それでもザギトワ自身が、ジャンプ以外での見せ方も頑張ろうと励んでいるのは伝わりますし、スケーティングもシーズン初期より上手くなっているのは分かります。個人的には、ドン・キホーテは金メダルを狙えるプログラムだと思うので、五輪シーズンに使用したのは正解だとは思います。どちらかと言うと、ショート・フリーで同じようなイメージでいってしまったことの方が気になったかな・・。ショートはバレエプロではなく、他のパフォーマンスによってほしかったです。

 

エモーショナルな演技を好む流れ

私はエモーショナルな選手が好きです。一方でロシアのようなジャンプ技術・スピン技術に優れた選手も大好きです。ザギトワのジャンプ技術は本当に素晴らしいですし、あんなに難しいことを、あれほどクリーンに行える選手はいません。ザギトワなら後半ジャンプ作戦なしでも魅力的なスケーターになれるでしょう。(それまで続けてくれるかは分かりませんが)

 

問題はスコアを稼ぐために、ロシアを真似て後半ジャンプやタノジャンプ、過剰なつなぎをする他国の選手たち。上手くいけばスコアは上がりますが、それでもロシアを超えることはないでしょう。私は、このルールは今だけで、そのうち大きく変わると思うと、真似るよりは表現を大切にした方が良いと思います。ジャンプをバランスよく跳びなさいルールになったら、表現を磨いていない選手は大ピンチになってしまいますよ。ロシアはそうなったら、そうなっただけの対策(4回転・セカンドループ・正確なレベルとり)を練れそうですが、そうでない選手は、リスキーな道は選ばない方が良さそうです。

 

言ってしまえば、スピンなんかは、美しいかどうかでなく、レベルがとれるかどうかが今のルール。それでも何か工夫は出来ないかと、振付師や選手は考えてプログラムを作って練習していますよね。前にも書きましたが、コストナーを見ていると、ロシアのやり方だけがすべてではなく、自分にあった方法次第でスコアは大きく変わると思います。例えばタノジャンプで勢いをつけようとした日本の本郷選手も、実はタイプ的にはロシア路線よりも、コストナー路線に寄ると魅力が生かせるのでは?と感じますし(コストナーもスピンはそんなに強くないけどスコアが出せるようにしてるので研究してみるといいかも)、逆に坂本選手はロシアの後半ジャンプイケイケスタイルで成功しました。三原選手はロシア風コテコテ表現プロとつなぎを実践した結果、勢いが落ちてしまいましたが、本来は正統派北米スケーティング路線が似合うでしょうし、樋口選手はそれと同じパターンからの脱却で成功しました。(三原はアメリカ系華やかスケートで樋口はカナダ系元気スケートですが)

 

エテリ時代の後は、エモーショナルなスケーターが評価される時代がくると思います。そのためにも、その選手に合ったスタイルで選手を育成していけるようにしていただきたいなと思いました。皆が皆同じじゃつまらないですからね。

 

おわりに

メドベージェワは今、焦りが出ていると思いますが、彼女はそれにいつまでも振り回されるほど弱い人間ではないでしょう。今回はケガ明けということもあり、さすがの女王にも緊張があったと思うので、五輪ではザギトワとノーミス対決が出来ることを願います。そう考えると、11ヵ月も試合に出れなかった宮原のNHK杯での演技は強靭的なメンタルすぎると改めて実感しましたね。宮原知子のメンタルの強さは現在女子ナンバーワンかもしれません・・。

 

さて、こんな凄い試合を見せられた後に四大陸選手権が始まるわけですが、出場選手には戦意喪失せずに、1点でもスコアを更新してきてほしいです。メンバーを見ても日本人メダル独占を期待されると思いますから、そこがまずひとつの五輪プレッシャーへの練習として頑張ってきてほしいです!日本勢が油断すると、(調子が良い時)さりげなく好位置につくトゥルシンバエワもいるので要注意!韓国選手も少しでも五輪のために活躍しなければ・・とやってくるでしょう。この時期のモチベーションは作るのに大変かもしれませんが、応援しています。

 

ただ、我が家、このスーパー豪雪でテレビアンテナが雪で崩壊してしまいました。修理したくても、すぐに積もるのでなかなか出来ません!一度光にしたのですが、使い勝手が悪くやめてしまったのを後悔。五輪までに修理が間に合いますように!

 

もちろん四大陸はPCで観戦します。今夜も降りそうで泣けてきます。五輪だけは生で大画面で観戦希望・・。

 

唐突ですが、おわります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

と見せかけて、補足

コストナーのような空間を操る演技だったり、鈴木あっこちゃんのようなエモーショナルな演技というのは、コーチでは教えられない本人の「センス」が必要だと思います。その点エテリコーチは、ザギトワにはまだ、上のふたりのようなセンスや、リプニツカヤやメドベージェワのような「演じる力」が目覚めていないと感じ、持ち前の柔軟性と可愛らしさを生かしたバレエプログラムで攻めることにしたのでしょう。実際「ドン・キホーテ」としてプログラムを見るには、とてもよく表現されているのは確かですよね!ショートもバレエプログラムにしたのは、「勝つためにはまだそれでいくしかない」とした決断だったのかな、とは思います。ただ、ザギトワはそれこそプログラム次第で凄く化ける子なんじゃないかなとも見えて仕方がない・・。私はコーチでもなんでもないので、勘でしかありませんが、この選手こそ長く続けていく上で、とんでもないエモーショナルなスケーターになる気がするのです・・。

 

 

選手たちの成長の記録を追ってます

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ファン以外から見たフィギュアスケートの印象

 

まもなく開催が近づいてきた平昌五輪。

 

そんな冬季五輪の花形とも呼ばれる競技といえば、フィギュアスケート

 

日本でも世界クラスの選手がたくさんいてとても人気がありますよね。

 

しかし、いくら人気といっても会場まで足を運ぶマニアックなファンから、話題になっていればテレビで観る層、または国際主要大会でメダルをとっているような選手の「名前」くらいなら知っているよという層まで、その競技の詳細に関する認知度は様々。

 

もちろん、全く興味がございませんという方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで今回は、フィギュア大好き人間の私が、フィギュアスケートってファン以外からはどんな風に映っているのだろうかについて冷静に検証し、まとめた結果を書いていきたいと思います。

 

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選手の印象

モニター:フィギュアスケートが好きでも嫌いでもない人

検証方法:試合や引退したスケーターが出演している番組を一緒に観て、感想を聞く

 

まずは、各現役選手から引退したスケーターたちの印象を分析します。

 

※ちなみにスケオタから印象を聞くと、ほぼほぼ(自分の好きな選手は)美男美女で、完全完璧な素晴らしい神的存在になります。まさに愛は盲目とはこのこと!

 

以下、順番に関しては適当です

 

浅田真央トリプルアクセル

織田信成→3人も子どもいるの?!すぐ泣く人

村上佳菜子→引退したの?まだ23歳なの?

羽生結弦→細い、プーさん

高橋大輔最終的に真央ちゃんと結婚しそう

本田真凜→韓国人っぽい、かわいい

本田紗来→ロシア人とのハーフ??

荒川静香イナバウアートゥーランドット

佐野稔→適当なおっちゃん

樋口新葉→ヒグチシンバ?

紀平梨花→キヘイリカ?

三原舞依→中学生?

坂本花織→水泳選手っぽい

本郷理華→試合とインタビューのギャップが凄い

プルシェンコ→ヤバい

ゴールド→超かわいい

宮原知子→細い、沖縄出身?

鈴木明子→名前が普通

田中刑事→本名?

安藤美姫フェルナンデス

フェルナンデス→面白いプログラム滑る人

ネイサン→髪形すごい、羽生くんより強いの?

宇野昌磨→小さいのに(クリムキンイーグルを見て)腹筋凄い

コストナー→髪の毛をちゃんと結ばなくても大丈夫なのか疑問

メドベージェワ→誰も勝てない

ザギトワ→お人形さん、ジャンプはやっぱ若い方が有利なんでしょ?

オズモンド→かわいい、全体像が強そう

デールマン→化粧凄い

白岩優奈→一番かわいい

 

 

などなど・・。突っ込みどころは満載ですが、一般層からすればこんな感じなのね・・という感じ。特にアンダーラインを入れた個所に関してはオイオイ!と気になるところ。

 

高橋大輔→最終的に真央ちゃんと結婚しそう

何で同じ競技をしているというだけで、真央ちゃんやねん!

(真央ちゃん・大ちゃんのため否定しておきました)

 

・本田紗来→ロシア人とのハーフ??

いや、両親日本人だし、上の兄弟姉妹も日本人やん!

 

・坂本花織→水泳選手っぽい

坂もっちゃんが水泳をしていた過去を知らないのに、なぜか水泳オーラを察知する能力は侮れない

 

安藤美姫→フェルナンデス

お別れしました・・・・。

 

・白岩優奈→一番かわいい

「この子の方がかわいい!(誰と比べて?)」「フィギュア選手にしてはかわいい(オイ!)」と、なぜマスコミはこの子をほったらかしているんだ?!という意見がチラホラ。でも分かる。私も白岩さんはかわいいと思うわ。

 

続いては競技に関する印象を聞きました。

 

採点競技って分かりにくい

「フィギュアって見ていても誰が勝つのか分からない」

これが一番多く出た感想ですね。うう確かに・・。正直、私もよく分からない試合が多いので答えにくい質問ではありますが、案外これが「こけても勝てるってスポーツじゃなくない?」という厳しい意見にもつながるんですよね。あと何気に多いのが、キム・ヨナってインチキなの?」「ネットの陰謀論ってマジ?」という類のもの。そういうものを目にすると、ますます採点競技は分からないし、所詮お金持ちの道楽なのね~という風に見られて切ないです。

 

しかし、これがリアルな声といえばリアルな声なんですよね。新採点方式になってレベルは向上したし、技のひとつひとつが正確になったとは思います。一方、転んだり、両足着氷でも、基礎点の高いジャンプで回り切っていれば点数的なダメージは少なかったり、一見成功に見えたジャンプでもエッジエラーや回転不足があれば、得点をごっそり失ったりと、素人目ではなかなか分かりにくいのも事実。特に一般層はジャンプ以外の要素はおまけみたいにしか思っていないでしょうし、スピンやステップにレベルがあることや、どんなプログラムに高い演技構成点が出るのかなどは、ほとんどといって分からないと思います。

 

だからこそ「なぜノーミスでも勝てないの?」「表現力で低い評価をされて勝たせてもらえないんでしょ?」と言われちゃう。世間ではノーミス=優勝が当たり前なんですよね。

 

ただこの表現力と言われる点においても、つなぎの少ない助走が多いプログラム・両足スケーティングでエッジの浅い直立滑走・音を無視した動きなどでは点が出ないというルールはあまり知られていません。ルールと照らし合わせて、各試合巡りをしながら映像でも復習し、勉強するような濃いファンでない限り、理解するのは難しい競技だと思います。

 

ひとつ言えるのは、いやぁ愛されているな~というジャッジがあるのも嘘ではありませんが、基本的に陰謀論的なものは、ファンの妄想半分だと考えてOKということ。ファンと言ってもジャッジではありませんし、不可解な評価だなと思うことはありますが、全部が全部おかしいわけではありませんし、割とちゃんとジャッジしているなと思うことも多いです。

 

ファンが強烈すぎて引く

最後はズバリ「スケオタの印象」について。これはですね。一言でいうと強烈ですね。やばい。男子オタは熱狂的で、女子オタは過激です。特にSNSでのファンによるライバル選手同士のバトルはやけどしますよ、ホント。スケオタってなんでこうなんでしょう?!競技の特性??サッカーだとサポーターの抗議や不満はSNS(内側)より外に向かって直接解き放たれますが、フィギュアは違うんですよね。ネットで暴れる。さすがに容姿に関する誹謗中傷はやりすぎなんじゃ・・とヤフコメなんかは見ていて良い気持ちにならないので極力見ませんが、個人的な分析によりますと、どうやらスケオタはネットで呟く活動を好む、どちらかというと内向的な人が多いのかな?という気がします。まぁ、そういう私もこうしてブログを書いているので当てはまるのかな?

 

ただ、いくらネットで顔が見えないからといって、リアルでそれ言ったらドン引きされるだろう・・という表現を使ったり、一体どんな人がこんなこと言ってるの?と驚くようなクレーマーには、誰が見ても引きますよね。それにファンによるフィギュアスケートの過剰な持ち上げやゴリ押しも。

 

とにかく感じたのは、周りに変な印象がつかないように応援したい・気を付けたいということですね。ちなみに、私はバンクーバー五輪後にブログにて「真央ちゃん今回はミスが出て、金メダルがとれなかったのは残念だったけど、ワールドでは完璧に滑り切って優勝してほしい」と書いたら、恐ろしいファンに「違う!真央ちゃんはアクセルを3回も成功させたんだから本当は優勝なんだ!キム・ヨナが金メダルを盗んだんだ!これだからフィギュアに詳しくない奴は・・!」と叱られました。「真央ちゃんはワールドになんて出なくてもいい!出たってキム・ヨナ八百長で勝つんだから!転んでも勝つ!そんなことも分からず出ろというなんて、これだからフィギュアに詳しくない奴は・・!」と、しつこいくらい粘着されて、当時は本当に怖かったですよ。実際ワールドでは真央ちゃんが優勝しましたが・・。おそらく私だけでなく、他にも同じような経験をされた方もいらっしゃると思いますが、実はこういうやりとりでスケオタから離れる方もいるので、同じ批判でも丁寧な文章で書くのと、書かないのとでは随分印象も違ったんだろうにな、と残念になります。(なんか真央ファンが例になってしまい申し訳ありません。あくまでも一部ですのでお許しを。)

 

以上のように、ファンがファンにドン引きするという事例もあるので、お互いに、出来るだけ傷つかないようにしたいと思いました。もちろん、第三者から見ても引かれないことも合わせて・・。

 

 

スケートはおもしろいよ!

最後になりますが、これが個人的に調査した何の信憑性もない「ファン以外から見たフィギュアスケートの印象」結果でした。

 

出来れば皆さん・・。フィギュアスケートってヒラヒラした衣装で踊ってるだけだろ?と言わずに観ていただきたい。特に男性諸君。

 

フィギュアスケートは、ジャンプだけでなく、スピン、ステップ、スケーティングなどを総合して楽しむ競技なんです!ぜひ、ジャンプではジャンプ前の助走の短さや、跳ぶ直前までの足元の細かな動き、スピード、飛距離や高さ、流れ、などに注目し、スピンでは軸のブレなさや、ポジション変化のスムーズさや難しさ、速度などを見ていただけるとありがたいです。あとは上下の動きの激しさや、リンクをどれだけ広く使っているかなどもポイントとしてご覧ください。

 

よく分からんわ!という場合は、例としてロシアのメドベージェワ選手の足元をおすすめします。(多分一番わかりやすいので)ステップを踏みつつもグイグイ加速していくので、演技構成点が高く出るんだな~というのが分かると思います。ジャンプではカナダのオズモンド選手が(これまた一番わかりやすい)ベスト。超絶ダイナミックなので注目してみてください。正確性はありませんが、キム・ヨナよりも凄いです!あとは表現力(曲の解釈や音ハメ)なんかはイタリアのコストナー選手が一人勝ちしていますし、見れば意味が分かると思うので、そこにも注目を。スピンでは日本の宮原の(腰を逸らせた)スピンがオススメ。あれは世界一です!

 

そんなこんなで、五輪では誰が勝つという内容ではありませんが、フィギュアスケートを楽しんで観るポイントとしてここら辺を覚えていてくださると嬉しいです。

 

ひとりでもファンが増えることを願って・・。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

【全米も波乱】アシュリー台落ち、テネル優勝!未来とカレンは夢叶う

2017/2018シーズン全米選手権

 

※タイトルの「アシュリー台落ち」という意味は、全米の(4位までの)表彰台から台落ちという意味ではなく、代表になる可能性が高まる(3位以内)位置からの台落ちという意味です。悩んだのですが、タイトルの文字数の関係で、これを一言でまとめたかったのでこうなりました。

 

アメリカ女子の平昌五輪代表選手が決定しました。

 

ブレディ・テネル・ミライ・ナガス・カレン・チェンの3選手です。

 

まさかのアシュリー落選・・。

 

まだ気持ちの整理はつきませんが、今から全米選手権の感想を少し書いていきます。

 

大会前予想

全米前、私の予想は以下の通りでした。

 

①テネル・・ゴールドが抜けた枠にスッポリと入れる要素を持っている

②アシュリー・・何だかんだで最後にまとめてくるはず

③カレン・・アシュリーと同じ理由+PCSが出る

④ミライ・・3Aが他を崩してしまうかもしれない不安

 

しかし、結果は違いました。

 

①テネル→予想通り

②ミライ→嬉しいサプライズ!!

③カレン→予想通り

④アシュリー→涙涙涙

 

やはり波乱はつきもの。ちょうど2位と4位の順位が入れ替わりました。毎度ながら本当に本当に最後まで何が起こるかわかりませんね。

 

演技内容は?

続いて、演技の感想や代表選考についてまとめます。

 

ブレディ・テネル(219.51点)

ショート・フリーを通して五輪では全米ほどの点数(特にPCS)は出ないかもしれませんが、今最も勢いに乗っているアメリカンスケーターには違いないですね!ジャンプもスピンもいいし、何より安定している。日本で言う坂本枠といった辺りかな?そういう面では、日本にとって、テネルは強敵になるでしょうね。五輪という場で、こうした勢いで迫るダークホースの席は、ひとつしか用意されていないと思った方がいいかもしれません。

 

ミライ・ナガス(213.85点)

今シーズンはアクセルが他の要素を崩してしまうのではないかと、色々な面での心配があったのですが、強かったですね!想像以上に強かった!ショート・フリー共にアクセルがパーフェクトにいかなくても最後まで力尽きることなく、諦めることなくまとめた姿は素晴らしかったです!フリーでの観客のスタンディングオベーションと歓声は、いかにミライ・ナガスが代表にふさわしい演技をしたかを物語っていたと思います。テネルと同様、五輪では今回のような点数は出ないかもしれませんが、私は何より全米で210点台出たことが、とてもとても嬉しいです。バンクーバー、ソチに続いてピョンチャンで、3大会連続トリプルアクセルが見れるなんて幸せです!ミライちゃん、ミライの未来が輝いたね!本当に本当におめでとう!!

 

カレン・チェン(198.59点)

カレンの課題は回転不足。その点ではアシュリーと同じか、それ以上の問題点でもあります。今回も3Lz3T< 3F< 3Lz< 3S<<と、かなりの不安要素を残してしまいました。しかし、カレンにはPCSにおいて強みがあります。「カレンのPCSは高いよ!」という声もありますが、私はそうは思いません。カレンはアメリカ女子の中でも、プログラム全体をとても美しく滑れる数少ないスケーターであり、とても芸術的センスを持ったスケーターでもあると見ています。ジャンプさえ改善されれば一番怖いのはカレン・チェンといっていいでしょう。この選手が長くスケートを続けてくれたら、どんな風になるだろうかと考えると少し楽しみでもあります。

 

アシュリー・ワグナー(196.19点)
う~~ん。体も絞って、ノリノリで滑れてはいましたが、どうしてもジャンプの状態が良いとは言えませんでしたね・・。PCSについては「低すぎる」と嘆かれていますが、まさにココが代表争いのポイントだったのではないかなぁと思います。というのも、確かに他の3人に比べるとアシュリーの見せ方は技術的にも表現面でも優れているのは分かりますが、どうしても、まだフリーが滑り込めていないのでは?という印象があり、そこが今回大きく出てしまったかなと思えてなりません。また、他国のトップスケーターと比べると足元の面で、もう少し濃くした方が今のルールではいいのではないか?という心配が、PCSにも反映されている感もぬぐえなく・・残念ですが早めに対処できていたら代表入りは間違いなかったかな~と思うと、シーズン途中に体調を崩してなかなか練習できなかったアシュリーがかわいそうで・・。

 

運ってなんなんでしょう。運は人を良い方にも悪いほうにも振り回す。でもそれが運だからどうしようもない。また運をプラスへと変えていくしかないのか。ああ、アシュリー、本当に残念だけど、どんな状態でも滑ってくれてありがとう。

 

やはりアシュリーの姿が五輪にないというのは辛い・・。

いや、でもアメリカは北京に向けて若手を育てていくんですね。アメリカ女子の復活と活躍も見たいし、そう思うことにしよう!

 

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嬉しさと悲しさ

ラスボスは演技構成点

五輪で運命を分けるのは、ショートからいかにPCSで差をつけられるか。これがまず最終グループに残れるかどうかの境界線になります。なぜテネルのPCSがあれほど高く、アシュリーは異常に低いのか。それはジャッジの出した決断なので、批判する前になるべく私なりに考えた結果、それは演技のスムーズさだったのかなと考えます。確かに演技力やスケーティングにおいてテネルはアシュリーよりもレベルが落ちます。しかし、ジャンプをテンポよく跳んだり、流れがあるといった面では、テネルは上位4選手の中でもピカイチでしたよね。一方アシュリーは、ここ最近ずっとジャンプ前にスムーズさがかけ、それがせっかくの他の長所を消してしまっているのではないかと感じていました。また、今シーズンの傾向として、ミスしたらPCSもマイナスされやすくなっているのが関係していたのかなとも・・。これに関しては、逆に無名や若手選手の良い演技が続いた場合にも、短期間でPCSが上がるという風にもなっているので、ベテランと若手の垣根が昔ほどなくなりつつありますよね。そうなると、技術点だけでも稼いでしまう若手を、ベテランがPCSで超えるには、以前より難しいのかもしれませんね。

 

うう・・若手(主に10代)以外の選手すべてが、コストナー並みの技術表現を求められるのはキツイよなぁ。ベテランの基準があそこだと、そりゃ若手のパワーで押そうとなるのも分からなくもないかな。

 

アメリカはシビア

そうは言っても、私はアシュリーの調子が上がった時の演技は、アメリカ女子五輪一番手に値すると信じていましたがね!もっとパフォーマンスや細かな滑りの面を重視する流れだったら、今回の結果でもアシュリーはPCSでメダルをとることが出来たでしょう。実際、国内大会と国際大会の採点にはどの国も開きがありますし、どこを重視したいかで、選手たちの成績を2,3点くらい上げたり下げたりなんてどうにでもなりますよね。全日本と全米で爆発力と勢いのある坂本とテネルが選ばれたのは、時代がそういう流れだからなのでしょうね。それでも、アメリカはアシュリーを落選させ、テネルを全米女王にしたからには最後までシビアです。日本のように、五輪と世界選手権に出る選手を分けっこなどしません。分けっこするくらいなら、決断できるまで、きちんと選考する、それが正しいと思いますね。アメリカは決断の早さ、理由からしても、最初からアシュリーの代表入りは難しいと見ていたようで、これまたやはりシビアだな~と思いました。

 

それでもアシュリーが好き

アシュリー自身もジャッジには色々と疑問に思う点もあったと言葉を残していますが、それでも今は代表選手の応援団として成功を祈ってくれると、アスリートらしいさわやかな決意をしてくれ、ファンとしては泣きそうです。足の感染症で上手い具合に滑り込みできていなかったブランクが、五輪シーズンでは大きく響いてしまったかもしれませんが、ピークさえ五輪に合えば、アシュリーこそ適任なんじゃ・・フリーがあとひと月だけでも滑り込めれば変わるんじゃ・・、そんなことを今悔いても仕方ないので、これからのアシュリーを見守ることに徹します。個人的には、アシュリーが全米のリベンジをできる機会があればいいのですが・・今は痩せて筋肉も落ちたように見えるので、四大陸はどうなるか心配でもありますが、アシュリーには笑顔でエネルギッシュに現役を終えてほしい・・。それまではアシュリーをずっと応援したいです。

 

アシュリーの素晴らしいスケート人生を祈ってるよ!幸あれ!

 

五輪そして世界選手権へ

泣いても笑っても、これで代表が決まった今、次に注目されるのはアメリカ女子の五輪や世界選手権での立ち位置です。ざっとメンバーを見たところ、ノーミス対決の場合は、もちろん宮原>>アメリカ女子なのかな?という気はしますが、坂本VSテネル・カレンだとどうなるんだろう?という予想はつきませんね。カレンは後半調子を上げてくるとみているのですが、どうでしょう。回転不足さえつかないor少なくすめばかなり手強い相手ですよ。カレンは小柄なのでジャンプ自体は軽やかでキレイ!回転の入りさえ改善されれば、凄いスケーターになれそうです。テネルは五輪か世界選手権のどちらかで、実力を証明できれば選手としていい印象を残したままシーズンを終えれますね。本人もそこはかなり意識して、これから挑んでくることでしょう。ミライちゃんは、トリプルアクセルがリスクでもあり、救世主にもなったと思います。最終的には、このアクセルがミライ・ナガスのセールスポイントになり、代表切符をつかんだといってもいいくらい、とても理想的な計画でした。これは他の誰かが同じ戦略で来ても、夢には届かなかったかもしれません。しかしミライ・ナガスだからこそ成功したのだと思います。それくらい強い気持ちでここまでやって来たのですよね。きっと。長い間頑張りましたね。どうか五輪でもベストが尽くせますように・・!

 

最後に

そうそう、今回全米の舞台裏(ツイッター)ではゴールドの元気そうな姿(ややハイテンション気味?)が見られましたが、また少しずつ復帰への気持ちが芽生えだしたようで嬉しいです。と、いっても、急ぎは禁物!ゆっくりと不安を吐き出して、万全の状態でリンクに戻ってくれるのを待っています。

 

以上で最後になりますが、アメリカ女子の皆さんと日本女子の対決を楽しみに(再び日本の前に立ちはだかる強敵になるのはイヤなので阻止は必須)本番は、どちらも応援したいと思っています。

 

そして願いかなわず、五輪に行けなかった各国の選手たちの今後も、輝けるよう、同じくらい応援しています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

おわり

 

アシュリー!!私は点数関係なく、 Hip Hip Chin Chinもラ・ラ・ランドムーラン・ルージュも大好きだよーー!!!

 

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