オオカミのとおぼえブログ

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【ブログ概要】謎だらけブロガーMs.オオカミについて【プロフィール】

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はじめまして!「オオカミのとおぼえブログ」へようこそ!

わたくし、管理人のMs.オオカミと申します。

 

ここでは、当ブログの概要やMs.オオカミのプロフィールについて、ご説明したいと思います!!


見出し

 

Ms.オオカミについて

当ブログでは、管理人の個人情報について公開しておりません。秘密主義です。昨今、多くのブロガーが名前(本名)・年齢・経歴・出身等を明らかにしていますが、こちらでは、あえてのシークレットを貫き、「一体どんなヤツが運営しているんだ?!」と、いうミステリアスさを楽しんで頂ければと思います。しかし、たまにチラホラ載せる体験談的な記事ではプライベートなことが流出しているので、そこら辺から推測していただければ・・と思います。

 

ちなみに少しだけプロフィールを紹介致しますと・・

性別 女

体質 胃虚弱で不健康、ブロガーに不向きな眼精疲労、涙もろい

です。

 

 

詳細なプロフィールが分からないこそ、私の人柄は文章でそれぞれイメージしてくださいね(*^^*){えっ?ロマンチストな評論家気どり?薄っぺらい人間?ガーン・・いやいや、それでも構いません!!

趣味・好きなもの

◇スポーツ観戦

◇BSやNHKの旅or歴史紀行番組、海外ドキュメンタリー

数独・スターハンティング

YOUTUBE

◆とにかくミニチュアなもの

◆犬

◆読書

 

 

ブログ概要

続いてはこんな謎すぎるヤツが書いているブログの概要についてお話します。

 

こちらでは主に、気になるニュースや話題(をコラム風に書く)・犬・BS番組のまとめや感想・資格情報・スピリチュアルな体験談・小学生向けの教育関連記事・フィギュアスケート観戦の感想などを載せています。

 

特にコレと決まったテーマはなく、雑記ブログではありますが、現在は上記のテーマが軸となって運営している感じです。ただこのブログは、私の思い付きや自由~に書いているため、スケート記事が多いときは、そこに一極集中して更新することが多いです。今後は、あまりテーマが偏りすぎないように注意したいです。

まずは読んでほしい記事一覧

しかしながら、ブログで1番の人気を占めるのは、なんとなんと「犬」記事になります。そこで「オオカミのとおぼえブログ」で、まずは読んでほしい記事をリストアップしてみました!!

 

goldenretrievers.hatenablog.com

 狼の眼:こちらは、ブログを始めたばかりの頃に書いた「ゴールデンレトリバーが赤ちゃんを噛み殺してしまったニュース」を受けての記事になります。自身が同じ犬を飼っていた体験談から伝えたいことを綴ったら、多くの方にシェアされ、ありがたいことに検索上位にも評価され、いまだに多くのアクセスがある記事になっています。かなり熱をこめて書いたので勢いがありますが、初期の文章なのでへたっぴで恥ずかしさも少しあり。まぁ、それも良き思い出として大切にしています。

 

goldenretrievers.hatenablog.com

狼の眼:こちらは「一万円のセールで売られていた犬をかった」私の実体験になります。 時々SNSでも反響があり、「(愛犬を)大切に育てようと思った」「役立った」と言ってくださる方がいて嬉しいです。もしかしたら、ブログをやっていて初めて誰かのためになった記事かもしれません。ちなみに記事トップ画の犬の話です。

 

goldenretrievers.hatenablog.com

狼の眼:こちらは先ほどプライベートがちょいちょいバレてるかも?と、言っていた方の実体験系記事になります。意外と幼児期健忘がない方がいらっしゃるみたいで、そういったところで共感して頂いてるようです。この他にも実体験系記事では心霊体験もいくつか載せているので興味と勇気のある方は心霊タグからご覧ください(ニヤリ) 

 

goldenretrievers.hatenablog.com

 狼の眼:こちらはBS関連の記事のひとつで「フランケンシュタインの誘惑」という番組のまとめ・感想になります。実は結構グロ系、オカルト系も平気な私なんですが(さり気なく言うな!)、歴史好きの人間にとってNHKでやっている「映像の世紀」とかBS1でやっているドキュメンタリーは必見だと思うんですね。歴史の中に残酷さや闇というものは付き物じゃないですか。どうしても遭遇してしまうものだし、歴史を語るには避けてはならない知識ですよね。おそらくこの記事にたどり着かれる方はそんな方が多いと思うのですが、長く検索からアクセスのある記事です。

 

goldenretrievers.hatenablog.com

狼の眼:同じくBS関連の記事になります。なかなか興味のある方しかたどり着かないワードでも、他のことを目的にこのブログに来られた方が 、合わせて読んで頂けたら・・と思っています。またそれとは逆に、他ブログでもリンクをつけてくださったり、情報を共有して頂けているようで嬉しいです。

 

goldenretrievers.hatenablog.com

 最後は、フィギュアスケート関連の記事です。スケート記事は数が多すぎるので、定期的に記事を選んで上記にまとめて紹介しています。特定選手ではなく、スケーター全体を応援している「フィギュアスケート愛」の詰まった記事にしており(つもり)、試合結果や選手の動向をひたすらピックアップするというよりは、独自のスタイルでフィギュアスケートの気になる点を書いています!

 

他にも色々な記事があるので、興味を持った方はぜひともご覧ください。

たまーに長期サボタージュする癖がございますが書きたいことをインプットしているだけなのでご了承くださいませ。休業中も読者登録ありがとうございます。 

 

そんなわけで、今後とも「オオカミのとおぼえブログ」をよろしくお願いします♡

お問い合わせ・プライバシーポリシー

当ブログではコメント欄やはてなスターを設けておりません。あくまでもコメント欄の掲示板化やブログが重くなる事を避けるための対応でございます。コメント欄がないのにも関わらず、ブックマークからコメントをくださったり、SNSで言及やシェア、ブログに紹介リンクを貼ってくださりありがとうございます。

 

また、お仕事依頼用のお問い合わせ先スマホ版からも分かるように設置いたしました。尚、記事の感想については、個々の感想にEメールで返信をすると、大変な作業になってしまうためお断わりしています。

goldenretrievers.hatenablog.com

と、合わせてプライバシーポリシー

goldenretrievers.hatenablog.com

 

 ※読み込みが激遅いですが、必ず開きますのでご勘弁を~。PC版の方ではサイドバーのプロフィール下にリンクがあり、そちらは読み込みはやいです。

 

こちらはブログを読んで興味を持ってくださった方の連絡用として設置しております。(お仕事依頼・ご相談に限ります)対象外のお問い合わせに関しては、返信できないことをご了承ください。当たり前ですが全くブログに関係のない事や個人情報にはお答えできません!

 

ちなみに、相談については、記事で紹介している商品やお店などの質問、またはお手伝いできることがあれば答えられる範囲で・・になります。

 

ちなみに「スマホからはどうやってカテゴリー別に検索すんじゃい!」という疑問についてですが、画面左上に薄~くあるタグをクリックすると、各タグに書いてあるカテゴリーに飛びます!めちゃくちゃ分かりにくくてすみません。

 

おわり

全日本選手権2020女子の感想

こんにちは。お久しぶりです。現在他ブログで本レビューブログをやっていて、こちらのブログがお留守になっていましたm(__)m

 

いつぶり?かわかりませんが・・全日本フィギュア(女子)の感想をちらっと書きたいと思います。

 

今年の予想はズバリ紀平VS坂本の優勝争いでした。

 

四回転投入の紀平選手とNHK杯で試合感覚を取り戻している坂本選手。これは坂本選手の方がやや有利か?と思いましたが、結果は紀平選手の優勝でした。

 

フリーだけの点差でいえば150点と154点の約4点差。総合得点では220点台と230点台の差となりました。

 

坂本選手はショートでミスがあったので、総合得点で考えればもっと伸ばせます。紀平選手はフリーがMAX構成ではないので、伸びしろがあります。

 

坂本選手は後半にかけて(もとから速いのに)さらに加速していくスケートが唯一無二の圧巻です。ジャンプも気持ちいいくらい大きい!プログラムがハマっている!これに尽きます。そして大きなミスをしないのも強さのポイントです。

 

もしも~はないけれど、キム・ヨナの現役時代に現在の坂本選手がいたら・・・スピードもジャンプの幅も大きさも”基準”がヨナではなく、カオリ・サカモトだったかもしれない・・と思いました。なんかもう、坂本選手のスケートは女子では見たこともない速さです。

 

紀平選手は全日本では、四回転成功に力を注ぎ、まだ余力を残しています。というより、勝つための構成を常に思い描きながら試合に挑めるところが頼もしいです。無理はしない、目的を達成させることだけに焦点を置く、これってなかなかできることじゃありませんよね。

 

アクセルとルッツを投入したMAX構成を成功させれば、ロシアと戦えるラインに立てるのでは・・?と期待してしまいます。本来ショートでも80点台出せちゃう選手ですし、総合得点はもっともっと上を目指せる存在。ショートとフリーの表現力の対比も素晴らしいです!色々挑戦していますね。

 

そして三位の宮原選手。憎きコロナのせいで、みんな辛かったと思うけれど、海外拠点の選手は本当に心細い思いと恐怖でいっぱいだったと思います。

 

それでも相変わらずの美しいスケートに、やっぱり感動させられました(´;ω;`)

 

息止めて見入っちゃうというか、演技終了後は自然と拍手しちゃうスケートなんですよね。やっばり世界一のスピンと表現力は健在だなと思いした。

 

若手のホープ松生選手はうまい・・・うますぎる。ジャンプも軽やかだし、演技も見やすいし、癖がなくていいです。度胸もあるし、期待大。これからの日本女子フィギュアをよろしく!という感じ。

 

三原選手はベストを尽くせたと思います!今できることを少しずつ・・!が大事ですよね。とにかくゆっくり休んで、三原選手のペースでもとの位置まで戻ってくればいいよ~。精神的にもあまり自分を追いつめず、ひとつひとつの結果に自信を持ってスケートしてくれたらなーと思いました。

 

樋口選手はアクセルに悩まされてしまいました・・。試合の度に上質なアクセルになっているのを見て、少ない練習時間の中で相当頑張っているんだなーと推測できます。実は他のジャンプもよくなっているし、スピンも素晴らしいんですよね。

 

でも、今後は「結果を出す」ことにもバランスを取りながら、きっと試合中にトリプル難しそうな踏切だったな~なんて時には、ダブルに変えたりとかも出来るようになるだろうし、フリーの得点からしてもノーミスしたら高得点が出ることがわかったので応援しています。

 

全体の感想としては、演技構成点を出すにはスピードもそうだけれど、点の出るプログラムを持った選手は強いよな~ということ。

 

「つなぎ」もそうなんですが、選手自体がノリやすいに加え、わかりやすくて印象的な振り付けが何個もあるプログラムは、動いてる感ありますもんねー。

 

逆に振付が薄いな~というプログラムだと、ステップがすごく目立つし、なんだかもったいなさを感じてしまいます。こんなポテンシャルある選手なら、一か所に見せ場をつくらず、均等にすればいいのにーって。

 

選手それぞれの力量があるのは、もちろんですが、ハマりプロを持っているシーズンって大事ですよね。

 

ただ、これだけ選手があれこれ努力していても、肝心の五輪や世界選手権が開催されるのか・・・・コロナのせいで予測が立てられません。

 

全日本も開催してくれて嬉しい気持ちと不安な気持ちが半々でした。それでも久しぶりに試合を観ると、やっぱり嬉しい・・。きっと選手もファンもみんながスケートに飢えている・・・。

 

みなさんにとって今年は、改めてスケートが好きだなと実感した一年だったのではないでしょうか。

 

来季はどうなるかわかりませんが、こんな状況の中でも素晴らしい演技をみせてくれた選手の皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。

 

ありがとうございました!

教育小説比較「森絵都 みかづき」「角田光代 森に眠る魚」


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教育がテーマになっている小説2冊を読んでみました。

 

1冊目は森絵都さんの「みかづき

昭和~平成の塾業界を舞台に、3世代に渡って奮闘を続ける家族の物語。

 

2冊目は角田光代さんの「森に眠る魚」

東京の文教地区で出会った5人のママとその子供たちのお受験&子育てトラブルの物語。

 

教育業界に携わる者と教育を受ける者の視点。小説ではありますが、どんな風に書かれているのか興味があったので、あえて読み比べてみました。

 

みかづき
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467ページあるので結構な分厚さです。

 

戦後の日本の教育について文科省に強い不満を抱える千明。彼女は教員免許を取得後、学校教育には進まず学習塾を立ち上げます。

 

ベビーブームに経済成長、ゆとり教育に公立校の弱体化・・様々な時代の背景と共に闘っていかなければならない塾業界。

 

ネタバレにならないように詳細は避けますが、この本の登場人物たちからは「学校教育だけでは平等に学べなくなっている格差社会」に奮起する古き良きを感じます。

 

公立と私立の学習進度の差や勉強量。もはや学校だけでは受験勉強が間に合わない!と言わんとばかりの通塾率の高さ。それに対する貧困家庭で置いてけぼりをくらう「おちこぼれ」の子供たち。塾に行ける子、行けない子。進学塾に補習塾。相対評価絶対評価

 

教育とは何か。真の教育とは何か。

 

教育は、子どもをコントロールするためにあるんじゃない。

不条理に抗う力、たやすくコントロールされないための力を授けるためにあるんだー。

P457より

 

この言葉がすべてだと思いました。時代が巡る度に新たな問題はつきものです。そしてその裏には「日本を良くしよう」と、やり方は違っても同じ方向性を持ったひとりひとりの葛藤があります。

 

時にはとんでもない失敗もあり、それに巻き込まれて苦労させられる層もいます。今の日本の教育もまさにソレですね。小学校~大学入試まで大荒れです。教育関連のネットニュースや新聞記事には必ずといっていいほど否定的な・・悲観的なコメントが並びます。

 

しかしそれらは決して国内だけではありません。アメリカだって、ヨーロッパだって、お隣韓国だって同じでしょう。みんなどの時代の人間も「こんなやり方じゃお先まっくらだね」と嘆く事はたくさんあるでしょう。

 

この本のタイトル「みかづき」のように、どこか欠けていて、未完成だからこそ改善し、向上させていく価値がある。そう思いました。時代が変われば他も変わる。変わっていくことで、修正して失敗して、成功して、またそれを繰り返す。

 

大切なのは問題に気づき、常に敏感にある事。そこから何が出来るのか、考え、行動にうつす事。そんな風に受け取りました。個人的には朝ドラでやってほしいくらい素敵なお話でした。

 

 合わせて。コロナ休校中にはもともと学校など頼りにしていなかった塾生にとっても塾自粛というかたちで「ひとりで考え抜く力」の必要性が話題になりました。1~10まで人から教えてもらう事と自分で理解し、進めていく事の違い。これは大きいです。後者は地頭や忍耐がかなり関係してくるでしょうね。

 

そんな中、ナガセさんが新たな動きを見せています。休校中に実施した無料オンライン講座を「オンライン学校」とし、小学生~中学生まで無料&飛び級制度をつけてリニューアルするそうです。

goldenretrievers.hatenablog.com

 

少子化の現在、塾の経営も厳しくなってくる中、これは今までお客さんとなっていなかった公立組の中間層を対象とした作戦なのでしょうか。もしかしたら今後はこれまで塾とは縁のなかった子たちにも(学校のかわりに)学習面のサポートがこんなかたちで行き届くのかな~とも思いました。

 

それくらい学校だけでは間に合わない(と文科省も認めている雰囲気)。だからといって全ての子に通塾なんて無理な話。そこに無料オンライン学校がぽーんと出てきました。さて、どうなるでしょうか。もともと有料で受けてる子たちには無関係だし、教育に関心のない家庭はそもそも該当しない。この新たな試みがどんな未来を生むのか楽しみでもあります。

②森に眠る魚

こちらは90年代が舞台となっているお話なので、少し現在とはズレもありますが、母親の狂気と子を思う気持ちはいつの時代も変わらないかな?と思ったので読んでみました。

 

簡単にいうと小学校受験をベースにママ友同士の関係が壊れていく・・というドラマでもよくある内容です。ただ、登場人物たちを見ていると、母と言えども心の中は女子高生。ちょっとお母さんにしては弱いかな?という人物がいた事も隠さず書いてしまいますが、教師も講師も母も子供も自分軸がブレたらダメなんですよね、結局。

 

この軸を他人に委ねたり、自分で築かなかったり、保てないままアレコレ手をつけようとすると破滅します。唯一救いがあったのは、それぞれのお母さんがお受験を通して、自分軸のなさを認めて、苦しみながらも前を向いてくれた事かな。大人になっても、いつまで経っても女子高生のままの自分に気づかず、認めずみたいな人っていますからね。

 

私は小学校受験なるものとは別世界の人間なので、ちょっと厳しい意見になっているかもしれませんが、彼女たちは子どもの人生を考えて、両親が与えられるものをすべて与えているって感覚なんだと思います。

 

その考えは当然の当然ですね。少しの挫折や苦労は知ってもらわなければ困りますが、より良い可能性や道、それを選択できる状況にあればチャレンジするのは、出来るのはラッキーです。

 

中学受験も高校受験も大学受験も母親と言うのは、どうしても子への愛情が大きすぎるあまりピリピリしてしまうもの。笑顔のやさしい母だけではいられない。

 

そんなお悩みは受け止めてあげたいお話です。母親を否定するには留まりたくないかな。上を目指すって大変です。受験と限らず、世の中すべて苦労の上で成り立っていますからね。苦労した分、何かしらプラスなものを得てほしいなーと思いました。

 

まずは、健全な心とそれをベースにした子育てや教育ですね。

 

それに気づけたこの5人のママは良かったんじゃないかな。

 

 

 

以上が比較なんて書いてしまいましたが、教育がテーマになっている別視点から見た小説2冊の紹介と感想でした。

 

特に森絵都さんの「みかづき」はオススメです!ぜひ読んでみてください。

 

関連テーマ

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【新井紀子】AI vs. 教科書が読めない子どもたち 

 

新井紀子さんの「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の感想です。

 

ネタバレ注意



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著者紹介

新井紀子国立情報学研究所教授、同社会共有知研究センター長、一般社団法人「教育のための科学研究所」代表理事・所長)・・・2011年より人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトディレクターを務める。2016年には読解力を診断する「リーディングスキルテスト」の研究開発を指導。

夢のようなAIは存在しない?

タイトルの「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」はインパクトがあります。しかし、この本の大半は、将来AIが人間を支配するようになるのか⇒結果ならない⇒その理由についてを細かく説明している本になります。簡単にいうと、AIは人間を滅ぼす存在にはならないが、ライバルにはなるので危機感を持とうというお話でした。

人間>AI

AIは暗記や計算は得意ですが、人間の脳のようにマルチタスクではありません。何か1つの事に特化する事は人間より優れていますが、それは人間がつくったデータが埋め込まれた状態に過ぎません。コンピュータは計算でつくられていますが、数学には限界があります。何より論理を攻略できません。一方、人間にはコミュニケーション能力や常識、読解力といった力があります。AIに苦手とする分野があるという事は、逆を言えばAIに期待しすぎてもいけないという意味です。

 

数学で論理を言語化するのが難しい例↓

人間なら簡単に理解できる、「私はあなたが好きだ」と「私はカレーライスが好きだ」との本質的な意味の違いも、数学で表現するには非常に高いハードルがあります。

P119より一部抜粋

日本のAI観

とは言っても、日本人の多くはAIにアニメの世界観のような夢や期待を抱いているそうです。しかし期待のわりに投資はしません。AIで何をすればいいのか分からないようです。一方アメリカは、意外とAIの実力に対して冷静です。しかし、IBMが10億ドルを投じてワトソンを開発、グーグルも翻訳機を開発。米企業にはAIへのニーズがあります。知識や好奇心、クリエイティブな発想・・必ずしもAIと戦うという考えだけではやっていけません。AIでできる事から新しい何かを生み出す・・という方法も当然あります。

東ロボくん、すでにMARCHレベル

ロボットが東大に入れるかプロジェクトで活躍した東ロボくん。実はこのプロジェクト、東大に入れるのが目的ではなく、人工知能の限界を知るためのものだったそうです。結果、東ロボくんに東大合格は無理でした。しかしMARCHや関関同立レベルには到達してしまった・・!東大は無理でも日本の上位層には届いている。では、東ロボくんに負けた子たちの将来はどうなるでしょう。

AIに負けない方法とは

例えば英語の試験。AIはひとつの事に特化はできますが、英語となると壁が立ちはだかります。リスニングに長文読解、発音記号問題に文法穴埋め・・そして会話文。全くひとつじゃありません。そしてあらかじめプログラムされていない想定外の事には対処できません。いくらデータを埋め込んでも、たくさんの情報源からAIが意味を理解し、正解を導き出すのは困難です。それなら我々はAIの弱みにつけこめばいいじゃないか!で登場したのが「読解力」です。

論理的な読解と推論の力

AIに奪われない仕事の共通点として高度な読解力と常識、人間らしい柔軟性を持つ判断があると筆者は言います。そこで中高生に対し「基礎的読解力」を調査をした結果、多くの学生たちが教科書を理解していない事が分かったそうです。

 

テストから分かったこと

・中学を卒業する段階で、約3割が(内容理解を伴わない)表層的な読解もできない

・読解能力値と進学できる高校の偏差値との相関は極めて高い

・読解能力値は中学生の間は平均的に向上する

・読解能力値は高校では向上していない

・読解能力値と家庭の経済状況には負の相関がある

・通塾の有無と読解能力値は無関係

・読書の好き嫌い、科目の得意不得意、1日のスマートフォンの利用時間や学習時間などの自己申告結果と基礎的読解力には相関はない

 P228より一部抜粋

読解力のつけ方

読解力のつけ方については、何をしたら身に付くのか科学的には分かっていないそうです。ただ、調査結果から見てもおおよその読解力は高校卒業までに完成しているようですね。大人になってから身に付けるのは難しいのだとか・・。教科書読めません、論理的に話せません、人の話も聞けませんじゃ危険だよ、という意味での読解力。AIが苦手な読解力。うーん、読解力がAIに対抗する全てではないと思いますが、正しくあるとは思います。

これから

読解力のない子は危険だよ!という結論に至りますが、人には得意不得意がある上、読解力をつける方法があるわけでもない。そういった子はどうなるの?と心配な方も多いと思います。

 

確かに勉強は大事です。間違いなく大事でしょうね。今ある事務仕事、ホワイトカラーの多くが未来にはAIが担っている可能性大です。そこを生き抜くためには、AIに負けない分野に走るしかありません。

 

しかし、アートの才能だったり、スポーツだったり、料理が得意だったり、実技的なものを得意とする人たちもいます。AIができない”人間らしいこと”は、まさにそういった人たちが無限に生み出せるのではないでしょうか。もちろん、いくら実技的な事でも最低限の(資格取得・ビジネス文書、マニュアル理解等の)読解力は必須ですがね。

 

これからは、人間力が試される時代。

 

机に向かうことも、外から、生活から、遊びから学ぶことも必要になって来ます。

 

ある意味、人間も人間の、それぞれの得意分野に特化していくのかも?なんて思いました。凡人こそ勉強した方がいいかも・・なんて読解力のない私は思いました。ボソッ

感想

すみません、完全なる凡人の感想なのでお許しください。

 

東大生はやっぱスゴい・・。国立Sクラスはめちゃくちゃ勉強してるし、尊敬。

 

人間の脳は不思議だな~。どうして私たちの脳はこんな働きをするんだろう~。

 

読解力も大事だけど数学も大事だよ~。でも問題文を理解できないと数学が苦手になるってのも大正解。ずっと思っていたけれど、理数系の教科書って女性には女性が書いた文章の方がスーッと入ってくるのかも??と思うのですが私だけ??

 

あまり子どもたちが劣等感や格差を感じない教育であってほしい。

 

最後はこれに尽きます。

 

 

松岡亮二「教育格差」から考えること

 

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松岡亮二さんの「教育格差ー階層・地域・学歴」を読んだ感想になります。

 

ここでの格差というのは、主に最終学歴や職業(収入)を指します。

 

学歴だけが幸せではない!という意見はその通りですが、ここでは格差を自覚できないまま人生を選択している事の不平等さについてお話したいと思います。

 

 

 

 

はじめに

「出身家庭と地域という本人の努力とは無関係な初期条件によって子供の最終学歴は異なり、それは収入・職業・健康など様々な格差の基盤となる」と松岡さんは言います。この本では”○○だから悪いのだ”という現教育制度への批判ではなく、教育格差の実態を圧倒的なデータ量で検証した結果を綴ったものになります。また、その上で社会がどのような対策を取るべきか提案する内容となっています。

SESとは

SESとは社会経済的地位のことを言います。経済的、文化的、社会的要素を統合した地位を意味し、それぞれ世帯収入=経済、親学歴・文化的所有物や行動=文化、職業的地位=社会的地位を示します。また、これらを指標化して高SES、低SESと言っています。

育つ環境の違い

「あの子は頭がいいから」という言葉を聞きませんか?逆に「うちの子はバカだから」という言葉も聞きませんか?それは生まれつきだと思っていませんか?実はここにも環境の違いSESが大きく関係しています。さっそくですが、就学前の各SES家庭を示したデータから見ていきます。

意図的養育

高SES家庭の親は子供の生活に意図的に介入をします。習い事・テレビ視聴時間の制限・大人との議論など子供の認知力や社会性の発達を意図した介入を積極的に行います。その結果、生活リズムが整う事で、落ち着きがある子の割合が多いことがデータで分かります。また、読書量の多さや大人との議論、質問を経て、語彙数にも低SESと差があることも分かっています。

放任的養育

それとは逆に低SES家庭の親は「放っておいても子供は育つ」スタイル。子供の自由を尊重し、日常生活や遊びに大人による制限が少ないことが分かります。親は命令口調が多く、言語的な内容伝達は最小限に留まり、子供が大人に対し議論や質問をすることを期待しません。また、就学以降に関しても学校の先生との関係性が薄い傾向にあります。

 

このように就学前の段階で既に大きな開きが見られます。朝食をとらない、睡眠不足、言語発達を促さない。小学生に上がった段階で既に学力や生活面で格差が出来てしまっています。その格差を子供のせいにするのは気の毒です。子供自身もあの子は出来て、自分は出来ない子と自分自身にレッテルを貼ってしまいます。もう一度付け加えると、これはデータが表している結果です。

小学生~中学生で格差は広まる

さらにこの格差は成長と共に拡大します。同じ公立でも都会と田舎じゃ学力差がある事くらい今では誰でも認識しているはずです。しかしこの学校間格差がどれくらい開いているのかを理解している親がどれだけいるか・・と言うと、やはりここでも高SESの親を持つ子が有利になります。

 

みんな自分が今いる場所の中を「ふつう」と思って生活しています。その「ふつう」のレベルが低かったら?子供の学力はそこではふつう以上だったとしても、少し外に出たらふつう以下になるかもしれません。そこに対策を打てる人は限られています。

 

データでは低SESの親に厳しい数値を出していても、我が子のためにと愛情をかけて育てている方が多いと思います。子供には幸せになってほしい!いい暮らしをしてほしい!と。それでも無自覚な部分で差がついてしまう。私はここを何とかしたい!というのが筆者の思いだと勝手に感じています。

高校受験ではさらなる選別

高校受験では生まれによる最大の選別が行われます。入った高校によって受けられる大学のレベルも決まっている上、大学へ進学する向けの高校なのか、全くそうではない高校なのかも区別されます。

 

高SES家庭の子が集まる高校は高ランク・高SES校になり、恵まれた条件で学業に励みます。一方、低SES家庭の子が集まる低ランク・低SES校では、学習時間ゼロ時間の割合が高く、勉強しないことが「ふつう」となっている事が分かります。前者が塾に通っている時間、後者はバイトや友人と遊ぶ事が「ふつう」に。ここでもそれぞれの「ふつう」が違います。

自分が望んだ選択なのか

私はどちらの高校にも良さがあると思います。しかし、それは子供が望んだ場合のみと言えます。高SES校の生徒は高い割合で親からの支援を感じています。教師も生徒を誇りに思い、中退者を出さないように努力します。一方低SES校では教師による生徒への期待値が低く、中退もありえる選択肢だとして教育を行っていることが分かりました。

 

ここまで来ると学力や収入だけが格差ではなく、周りの大人が見る目からも格差が生まれている事実に気づきます。高校生になってから夢が出来て、巻き返したくてもなかなか難しいハードルがたくさんあるのが現実です。

まとめ

ここでP311にあるデータのまとめを拝借し、おさらいします。

①教育格差・こどもの貧困・それらの地域格差は年々拡大中

②格差は未就学時点で存在、親学歴によって異なる時間を過ごしている

③中学入学時点で経験の蓄積(学習量や習い事など)に大きな格差があり、中学校教育への適応度と関連している

④高校受験によって生まれによるさらなる学校間格差が生じる

⑤他国と比べ日本の教育制度は特異。中退があり得る、教員の期待が低い教育困難な低ランク校は低SES校でもある

 

 底辺校とされる学校は、蓋を開ければ低ランク・低SES校であり、社会の選別によってつくられている形になっている、という事です。そして、その中にいる彼らは無自覚な状態でそこにいる・・。

松岡論

最後に、松岡さんがこの問題に対し、どんな改革を願っているのかについて紹介して終わりにしたいと思います。

 

価値・目標・機能の自覚化、「扱いの平等」の限界、教育制度の選択機能を意識した上で、現状把握なきの「改革」のやりっ放しをやめよう。

分析可能なデータの継続的収集・効果測定による実践の漸次的改善を通して、一人でも多くの可能性を最大限に開花させよう。

教育格差を学ばずに教員免許取得が可能な現状を改め、「教育格差」を必修科目にしよう。

 

今回扱ったデータだけでは不十分な部分を検証するための準備、そして「教育格差」を認識していく広がりを求めておられます。もう一度改めて付け加えますが、これらの事は、今あるデータから読み取れたものであり、あくまでもデータです。

感想

学歴がすべてじゃないよって方、学歴はないけど収入はあるよって方は別にいいと思うんです。それがすべてじゃないと私も思います!最終的に幸福に生きて行ければOKですよね。

 

ただ、この本に書いてあることは日本の将来についての危機感です。昨今はAIに負けない人間づくりを!とよく言います。これからの社会で今までのやり方で通用するのか考えた時、やはり学歴はキーポイントになってくると思います。

 

みんなが一緒の社会モデルを追いかけて来た20世紀とは違い、これからは個人で能力を養って勝負していく時代。ずっと正社員、ずっと高収入なんて安定は誰にも約束されていない。21世紀を生き抜いていくには教養が必要になることは間違いありません。

 

次の更新ではAIをテーマにしたいと思います。私たちはAIにすべてを奪われる事はあり得ませんが、AIより能力が劣った時、とても苦労する可能性が高いです。この辺についても格差によってハッキリした未来が見えて来るでしょうね・・。

 

大事なのは学歴というよりは教養や自分軸なのかも?

 

そして、低SES家庭出身者が高学歴高収入を望む場合に、高SES家庭出身者と競う事で立ちふさがる不平等さも悩める子供にとっては問題です。

 

私自身も低SES家庭からの大卒なので、周りとのハンデは大いに感じていました。「生まれ」は確実に影響しています。

 

高SESになんてならなくていい!って場合は別にいいんです。強制する必要なんてありません。ただ無自覚だった格差を知った後の選択肢とそうでない選択肢は違うと思うんです。

 

まずは、この状況を知った上でどうしたいかを考える事から始めるのが大切だと思い、この本が低SES家庭にも伝わればという気持ちから紹介させていただきました。

 

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

参考にこちらもどうぞ。本書と同じことが書かれています。

gendai.ismedia.jp

 

【朝比奈あすか】君たちは今が世界(すべて)がオススメ!


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表紙がカワイイです

 

 

子供が「読みたい!」と言っていた朝比奈あすかさんの”君たちは今が世界”

 

図書館がようやく開館したので借りてきました。

 

開成中の入試問題にも出たんだとか・・

 

以下ネタバレを含む感想になります。

 

 

 

調理自習中の洗剤混入事件

舞台は学級崩壊中の6年3組。ある日、一部の人間が計画したトンデモない事件がクラス全体を大きく揺るがすことになります。それは調理実習中の洗剤混入事件。大事になっても反省の色すら見せず、逃げ道ばかり探す生徒たち。怒った担任は、自ら名乗り出ようとしない犯人たちに残酷な言葉を放ち、教室を去ってしまいます。

 

「皆さんは、どうせ、たいした大人にはなれない」

 

救われない言葉。人によってはショックだったり、自分には関係ないと思える言葉かもしれません。けれど子供たちはこの事件とこの言葉をベースに、残り1年間不安定な時間を過ごし葛藤していきます。

根っこには格差が見える

まずこれは、学級崩壊を経験していない人にしか分からない描写がたくさんある本だ!と思いました。それくらい生徒ひとりひとりの心情がリアルです。

 

いじられ役、優等生、問題児、クラスの女王とその取り巻き、おそらく全国どこのクラスにもいるクラスメイトたちを集めた構成。1章ずつで主人公が変わり、それぞれがなぜ教室内でそういうキャラを演じているのかが書かれています。

 

学校では同じ仲良しグループに属していても、それは今だけの関係。卒業が近づけば早くも私立組、公立組に進路が分かれる。ずっと同じだと思っていたのに、学力も家柄も全然違う者同士の集合体だった事実。クラスメイトそれぞれの『家庭の事情』という不平等さが見えて来る高学年。そして他人と比較した自分の姿に悩みだす12歳。あぁ、これぞ小学6年生。

 

物語の背景には格差が見え隠れするのも深いテーマです。

あまりにも現代的

習い事がダンスだったり、裏LINEグループでの悪口大会だったり、さりげなく出てくる描写までもが現代的で惹きこまれます。何より子供たちから見た教師の姿がリアルだと思いましたね。大人しい生徒を使って公開処刑をする男性教諭、教室内で権力のある生徒には腫れもの扱いな女性教諭。発達障害の生徒を一方的に”悪い子”と決めつける若手教諭。

 

我が子を棚に上げたモンスターママや通塾組の学校と塾でのキャラの使い分けなんかも「あるある」です。スクールカーストだけでなく、現代の子供たちが感じていることが詰まった作品なので、多くの人に共感される理由が分かります。

社会の縮図

公立小学校は社会の縮図。色んな子と同じ箱で過ごす最初で最後の貴重な場です。実は何も考えていないようで、大人には届かない悲鳴を上げている子供。大人のすべてを攻略できているつもりが、大人がつくってくれた安全な場所から叫んでいるだけの子供。私たちも過去には子供でした。大人になるに連れて忘れてしまった気持ち、多くありませんか?ぜひ、この本を手に取って現代版の”過去の自分”を思い出してみてください。

 

エピローグは秀逸です。君たちは今が世界。かつて教室の中がこの世のすべてだった彼らの未来はどうなったのか。未来から過去はどう映ったのか。

 

「皆さんは、どうせ、たいした大人にはならない」

 

それでも精一杯だった子供たち。大人の責任を感じた一冊でした。

おわり

振り返れば、私の6年2組も学級崩壊を起こしていました。当時の感覚としては主犯格が起こしている他人事でしたね。そして子ども心に授業が潰れていく様が面白いとすら感じていました。私は塾行ってるからどうでもいいし、くらい。今思うとセンセー泣かせで恐ろしいことをしていたんだな、と反省です。

 

そんな崩壊組も進級すると、あっという間に中学生の色に染まっていきました。この本の子たちも同じなんだと思います。あの最後の悪あがきな1年は、彼らの人生で最初で最後の嘆きだったんでしょうね。そう思うと少し胸が痛いです。帯にもある「みんなと、居たい。みんなは、痛い。」泣けちゃいますね。

 

この先はかつてのように心の闇を表現したくても許されない大人のステージです。自分で乗り越えていくしかありません。適切な時期に大人に守ってもらう事の大切さ。愛される事の大切さ。それをしてもらっていた子とそうでない子で生きやすさに開きがでてくるでしょう。

 

もし今の12歳がこの本を読んでいたら「立ち止まらないで」とだけ伝えたいです。今ならまだ大丈夫、やり直せるから、と。

 

皆さんならどんな言葉をかけますか?

 

大人も子供も両方考えさせられる本なので、親子読書としてオススメです。

 

以上、気持ちが小学生にタイムスリップしてしまうお話でした。

 

【お願い】犬を捨てたいと検索した方へ

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当ブログにお越しくださった皆さん、はじめまして(*^^*)

「オオカミのとおぼえブログ」の管理人のMs.オオカミと申します。

 

私は以前、我が家の1万円で売られていた処分寸前の愛犬について記事を書きました。

goldenretrievers.hatenablog.com

 その結果、大変ありがたい事に多くの方からアクセスがあり、今ではブログ1の人気記事へと成長しました。

 

が、最近になってとても気になる事が・・。

 

それはある日、一体どのようなキーワードで皆さんはこの記事へたどり着いたのだろう?と調べていたところ、衝撃の事実が判明したのです。

 

なんと・・・・

 

 

【もくじ】

 

 

 

犬を捨てたい人が多かった・・

隠さずにありのままを報告します。率直に言うと、ネガティブワードからの検索が結構ありました。

 

1番多いのはシンプルに「ペット 売れ残り」です。それは普通というか自然です。売れ残りの犬ってどうなるんだろう?という疑問や、かわいそうだから飼ってみようかな?という気持ちから調べられているのでしょう。問題は以下です。

 

トイプードル 成犬 かわいくない

かわいくない犬

トイプードル なつかない

トイプードル 大変すぎて後悔

プードルが大きくなってしまった

なつかない愛犬を処分したい

犬を飼って失敗

トイプードルは家族じゃない

 

少しボカして載せますが、小型犬のプードルが予想以上に大きくなった時に、「こんなはずじゃなかった」と後悔する方や、その扱いにくさから処分したい・・という方が一定数いました。

 

他にもペットショップの犬はいつから値下げするかなんてのもありました。

安い犬って大丈夫なの?

今はやりの小型犬を飼いたいけど高いし、でも格安の犬って大丈夫なの?と、検索されている方も多いと思います。すみません、厳しい事いいますね。不安であれば高い値段の犬を飼う事をオススメします。値段のみ(安い!)で判断した場合、飼ってみて大変だな・・と思ったら簡単に処分する可能性があります。きっと「安かったし、いっか」となりやすいのだと思いますね。

 

犬は生き物なので飼えば大変です。しかしプードルはどこかお人形さんのような見られ方をしているので、ペットというよりはオモチャ感覚のイメージで飼いたくなる人が多いです。実際は違いますよ?大きかろうが小さかろうが犬は犬。理想とは違ったから・・で、いらなくなる程度なら格安の犬はやめましょう。理想の犬しか愛せないなら妥協せず、納得の愛犬を見つけ、大金を出して飼う事をオススメします。

生き物を育てられない人は人も育てられない

昔からよく言います。「生き物を育てられない人は子育ても無理」

キツイ言葉かもしれませんがその通りです。飼ってみてすぐお世話を放棄する人は、ペットと限らず何でもそう。メンドクサイと思えばそこで終了。「なんでいう事きかないの?私はそこまで根気強く愛情なんてかけられないわ!!」

 

確かにプードルはおバカです。プードルと限らず一般的に賢いと言われている犬だっておバカな瞬間はたくさんあります。面倒なのだって一緒。呆れてしまうくらい残念な行動をとる時だってあります。人間の子と同じですよ。夢を見るのはやめましょう。我慢が必要なんです。

 

その我慢を簡単に捨てる人には犬を飼ってほしくありません。私のすぐ近くにも犬を飼ってはすぐに飽きてしまう人がいます。歴代で2匹ほど代わりに面倒をみました。1回目の時にあれほど説教したのに同じ事を繰り返す・・。呆れてものが言えません。彼女は子育てもそんな感じです。

悩んでいるなら・・

そんな事いったって嫌なものは仕方ないでしょ!私はそう思えないのよ!博愛主義でもなんでもない!と思う方へ。確かに犬にも相性があります。人間も同じです。合わない人とはストレスが溜まるだけ。でもね、1度家族になった以上は、処分したくても普通は出来ませんよね?成犬といってもペットがひとりで生きていけるわけではないし、人でたとえるなら園児を捨てて逃げ出すようなものです。

 

おそらく「処分したい」と検索された方は、したいけど出来ない葛藤があって、ここにたどり着いたのでしょう。そんな事をしてしまっていいのか、という心が残っているのでしょう。それならプロに躾を任せるか、信頼できる人に正直に事情を話して引き取ってもらうか、最低限の誠意を犬に見せるべきではないでしょうか。処分を迷っているあなたなら出来るはずです。

受け入れられるまで

環境が変わって育てられなくなったり、犬の介護問題だったり・・様々な事情があって手離さなければならない飼い主さんもいます。泣く泣くそうなる事だってあるので、すべてを責めているわけではありません。それは人間で考えても同じですよね。この記事は、そういう方に対して語っている内容ではありませんので、心苦しく思わないでくださいね。

 

私も愛犬の介護問題の時はずっと辛かったです。何が辛いかって?介護生活ですよ。こうして偉そうな事を言っている人間でさえ、ペットを飼っていて辛いとか大変だと思う瞬間なんてたくさんあります。

 

それでも処分なんて出来ませんよ。受け入れるしかありません。ココがすべてです。ココしかありません。最終的な判断は死ぬまで一緒にいる覚悟です。心の中でなんと思おうと責任を果たす覚悟を持つ、これが共に生きるという事ではありませんか。

 

それでも本当に無理だ!犬を虐待してしまいそうだ!という方は、そんな事になる前に最善の方法で手離しましょう。もし、引き取り手が見つからなかった・・という場合。その子のためにも、もう2度とペットを飼うのはやめましょう。

 

ペットを飼うってそれぐらい覚悟のいる事。

犬だから捨てていいや・・はダメ。

少なくとも自分で選んで飼ったのですからね。

迷った時、もう1度犬の目を見てください。

そして犬の処分とは、どういうものなのかを調べてみてください。

全国統一オンライン講座を受けてみたよ

 

コロナ休校中に緊急開講された【東進×四谷】全国統一オンライン講座を受講しての感想になります。

 

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申し込みから受講まで

なんと年度いっぱい無料という事なので、即申し込みました。

うちの地域はオンライン授業対策も何もしていないので家庭学習のみ。一応先取りはしていますが、素人の教え方とプロの教え方では違うだろうし、一度ネットで学習を管理してもらうという方法も経験してもらいたくて受講を決意しました。

 

登録には住所や電話番号の他に、小学校名、クラスの記入までが必要です。任意で将来の夢なんかも聞かれました。登録後すぐ確認メールが届き、そこから数日後にログインパスワードが送られて来ます。動画視聴をするにはIEからでないと出来ないので要注意!

不具合

オンライン授業なので、小さい不具合はよくあります。これは仕方ありませんね。私ははじめ教材ダウンロードボタンが表示されず困りました。動画視聴中に突然確認テストが出てきたり、受講数0回なのに2回表示になって、再び0回に戻ったり。動画を観ていて次へボタンを押したら再び同じ動画が流れたり。

 

初回ログインでも登録内容をきちんと打ってもログインできない方も多かったようです。私もそうだったんですが、携帯番号を自宅の欄で打ち込んだらすんなりログインできたので、もしログインできないよーという方はそうしてみるといいかもしれません。

教科書レベル

さて、内容ですが(子供が使っている)学校の教科書とは習う順番が違いました。こちらは分数⇒線対称なんですが、オンライン授業では線対称が先でした。我が家は先取り済みなので気にしませんが、もし教科書通りに進みたい予定だった方はチェックしてみるといいかもしれません。

 

既に2回目の受講を終えての様子ですが、毎度教材を瞬殺で終わらせ、動画をスキップして答え合わせ、確認テストを秒でSS合格といった具合です。多分、うちの子だけじゃないでしょう。内容は教科書レベル。基礎の基礎を本当に細かーく丁寧に教えてくれる感じです。やはり応用発展は独自コースとなりそう。無料だから仕方ないですよね。それでも本当に理解しているか確認テストまでしてくれるのですから、ありがたいです。

 

ただ、この丁寧な指導とやさしさは予習用にはピッタリ!もし、上の学年の受講ができるなら絶対にやりたい!!希望したい!!

自学+確認用

 我が家の使い方としては、自主学習でやった先取りの確認用となりそうです。他にも動画で授業を受けているのですが教え方やレベルは様々。そんな中、教科書に沿った指導というのは、難度は別として重要。安心感があります。

 

発展や応用問題も大事ですが、学校で習う基礎の部分はすべての土台となるので大切です。そして何より教科書は大事!本来なら学校で受けるはずだった内容・・ここを疎かにしては絶対にいけないと思っています。なので、先取り、復習、応用・・コツコツつみ重ねる作業の中の1つとして愛用させていただきたいと思います!

まとめ

低学年の子がひとりで進めていくにはオンラインは厳しいかな~と思いました。何か不具合が起きた時の対応は大人がいないと難しいですね、どうしても。確認テストでも小さい子だと操作が不慣れでミスなんかもありそう。でも何事も慣れ!でオンライン授業体験としては良い経験になるのではないでしょうか。

 

講座で基礎をマスターしたら教科書やドリル、ワークなどで問題数をこなして定着させる。余裕がある子は応用発展へ。こんな感じで使用していけばいいかと思います。

 

私は算数よりも何よりも理社が心配です。どうやって教えたらいいのか・・。今のところ自由自在の参考書を与えているだけ・・・。図々しいお願いですが、ぜひ算数以外の教科の授業もお任せしたいです。

 

オンライン授業が普及すると、インクや印刷用紙の売り切れが続出しそうですね。こりゃ大変だ。事が起こる前に想定して準備できている社会になってほしいなーと思いました。

 

おわり