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オオカミのとおぼえブログ

主にフィギュアスケート、BSやNHKの歴史・紀行番組について書いています。オオカミだけど一匹じゃないブログ目指します!

ホームレス大学生 アメリカ カリフォルニアからの報告 ドキュメンタリーWAVE

NHK BS 海外 教育

2017年3月26日にNHKBS1で放送されたドキュメンタリーWAVE「ホームレス大学生~アメリカ カリフォルニアからの報告」のまとめと感想になります。

 

 
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10人に1人がホームレス経験者

ここ最近、アメリカのカリフォルニア州立大学に通う46万人中5万人の学生にホームレス経験があるという衝撃の結果が明らかになった。

 

 

一体なぜアメリカでそんなことが起きているのか?

その背景には授業料と家賃の高騰があった。ロサンゼルス内では都市開発が進みアパートは高級志向でプールやジム、屋上施設などが併設されている。それにより家賃は月に約22~28万、1DKですら11~13万もかかり、中流家庭層でも大学に通うのが難しい状態になっているのだ。さらに授業料も以前より2倍も上がっている。

 

 

シェルターも入居待ち状態、結果ホームレスに

番組の取材に協力してくれたヘンリー(仮名)もそんなホームレス学生のひとり。

幼い頃に父親が家を出て行ってからずっと貧しい生活をしていた彼は13歳で自立を覚悟、その後は職を転々とする毎日だった。

学歴がないヘンリーには安定した職業に就くことが難しかった。結婚し、息子が生まれてからも貧困層からは脱け出せず、離婚。以後、家庭を経済的に支えることが出来なかった自身を悔やんだ。息子には同じ人生を歩ませないためにも貧困から抜け出そうと考えた彼は大学進学を決心、そして現在に至る。

13歳からいつも鞄に必要なものすべてを持ち歩いていたヘンリー。出生証明書に、もしもの時の護身用のカッター。そして教科書。お腹が減ったたら紙を食べて水を飲みお腹を膨らませたこともあった。

しかしこんな生活をしている事実をヘンリーは誰にもうち明けることが出来ず、ずっと友達を作ることを拒絶している。

 

 

支援

そんなホームレスたちを支援する働きのひとつとして政府発行の低所得者向けのカードがある。このカードでは月に食料品を189ドルほど使えることが出来る。しかし、このカードだけでお腹を満たすことは難しいのが現状だ。

また、生活に困っている学生への緊急支援として、食料や日用品を無料で提供する取り組みもある。 手続きは学生証を見せ、名前を書くだけで細かなことは聞かない。 ホームレスと知られたくない学生への配慮だ。

こちらでは調理しなくても良い缶詰めやパンなどを用意し、 1回あたりひとり5品まで持ち帰ることが出来る。1日の利用者は30~40人。多くのホームレス学生の助けとなっている。

 

 

学歴社会の中で…

アメリカでは中卒~高卒、専門学校卒~短大卒、四大卒~院卒まできっぱりと収入差、失業率がわかれている。中卒は大卒の収入の半分以下、失業率は3倍に及ぶ。高卒と大卒では生涯年収は約1億1千万円も違う。安定した生活を送るには学歴が大切だからこそ、皆ホームレスになってまでも大学に通いたいのだ。

 

 

ギリギリの大学生活

金銭面をバイトでカバーしたくても授業が多く思うようには働けない。そんな中で友達の家を転々とする人も多い。

幼い頃に父を亡くし、母子家庭で育ったロージーは、母を少しでも楽にしたいと スポーツトレーナーを目指し仕送りを受けず大学に通っている。もちろんホームレスだということは先生も友達にも秘密にしている。

ロージーは支援施設から食料品や日用品の補助を受ける他に学生ローンを利用している。

彼女はこのローンにより大学の寮に入ることが出来たため、ホームレス生活を免れたが、4人でシェアするこの部屋の家賃は36万円。 9万をローンで払っている状態だ。

1学期ごとに40万のローンを組んでいる彼女。ローンは卒業後6ヶ月の猶予があるが、その後は毎月返済しなければならない。しかし現時点の生活では食費だけでも外食で月4500円、 食品の買い物で約7000円、家賃と合わせて月10万ほどかかっている。そのため80万借りたローンの残りは既に18万しかない。これは家賃2ヶ月分の金額だ。このようにローンを組んでも、結局はホームレス生活に戻る学生は少なくない。

 

もともと低所得者層のために作られた学生ローンも今では中流家庭層の学生も利用している。その数は全米の70%にあたる4400万人が使ってる。しかし返済滞納率は11%、10人1人が返せていない計算だ。

ますます深刻化するホームレス問題の中で今年1月、ニューヨーク州が全米で初めて公立大学の授業料無償化を決めたりしている。今後は国をあげて、よりこの問題について対策が練られていくのかもしれない。

 

 

ホームレス学生たちの本音

取材を通してホームレス学生たちのほぼ全員はホームレスであることを誰にも知られたくないと答えていた。そこには、あわれみを受けたくないという心境や支援を受けるのは恥ずかしいという思いがあった。

こういったことから社会ではホームレス学生の存在自体が認知されていなかった。しかし少しずつこの問題が世に浮かび上がり支援が広がりつつある今、私たちにとってもどこか他人事ではなく「いつかあり得ること」と受け止めていく必要がありそうだ。

 

今の状態では誰でもホームレスになりえるからこそ真剣に考えていかなければならない。

 

 

感想

この番組を見ながら「日本の将来もこうなるかもな」と思ったり「学歴」について考えさせられたりしました。

以前日本の貧困層を特集した番組がNHKでも放送されました。

  

 こちらでも「貧困層だけど大学に通いたい!けどそのためには奨学金が必要!」という話がありました。私はこの「奨学金」については既に貧困層だからとかでなく、もっと前から日本では中流家庭層の子も多く利用していたよなぁ的なことを書いたのですが、この「ホームレス学生」についても日本でも将来的に全くあり得ない話でもないかなと感じました。

ただアメリカは日本と比べて社会的格差に開きがあるだけに、このような問題も広がり、大きくなっていると言えますよね。

学歴が人生を左右するからこそ、そこから抜け出すために勉強をするという考えは、立派なことであるけれど、そうしないと生きていけない社会にいるからこそなんでしょう。

 

日本はまだこんな風に学歴が必要かどうか争ってるので平和なんだか幸せなんだかおバカなんだかわかりませんね。

 私には日本が他国と比べ学歴社会でないのが良いことなのか悪いことなのかがわかりません。職業差別がないのは良いことだと思う一方(全くないわけではないが)、学ぶことが「真面目」だとか「無意味」だとかで軽視されたり、学歴をあまりにも必要としない最近の流れは好きではありません。一生懸命勉強して大学卒業しても少ない賃金しか貰えないというのも何だかなという気がします。

 

ヘンリーさんやロージーさんは貧困だった環境から抜け出すためホームレスになってまでも大学に通っていました。しかし日本でも貧困層は広がっていますが、なかなかそこから抜け出すための手段として学歴が重要視されているとは少し言い難いものがあります。

言ってしまえば何だかどこかに勉強するのがカッコ悪いという空気があるようにすら思えるのです。

確かに学歴関係なく手に職をつけて満足のいく暮らしが送れれば、それはそれで良いと思うんです。仕事とは生活のためが大半ですから、その目的が果たせれば良いと思います。

ただそうではない人もいる中で、学歴を貧困から抜け出す手段から取り除いてしまう社会の流れは無責任だなと思うのです。だからといってアメリカのホームレス学生が良いというわけではありませんがね。

 

少し話はズレますがアメリカの学生、食費削ってるのに何でみんなふっくらしていたのだろう…。量ではなく高カロリーなスパムとか缶詰めのせい??

 

話は戻って全体の感想をまとめますと、こういった問題を「貧困は甘え」と放置すると事態はますます深刻化して小さいところの問題じゃすまなくなってくるんですよね。だからこそ、どこかできっちり対応していかなければならないのだと感じます。

アメリカのホームレス学生に向けた支援活動でも「なんでコイツらのために」と思う人もいるかもしれませんが、長い目で見てそれで貧困層が減るならとても意味のあることだと思います。

見えない貧困というのは、あちらこちらで存在している中で声をあげられないという現状が問題解決まで遠くなっていると感じます。

別にこのテーマと限らず、「社会に告白しにくい悩み」を持った人の問題は、そこに誰かが気づくまではそのままであると思うと、まずは声に出せる環境があることは必要なのかもしれません。

 

 

関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅 総集編 かけがえのない出会いを求めて

BS NHK 海外

2017年3月25日に放送された「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅 総集編」の感想になります。

 

今回はヨーロッパ10か国2万㎞130日間の旅の総集編!今までオランダ、チェコオーストリアハンガリー、ベルギー、イタリア、クロアチアスウェーデンポルトガル、そしてイギリスと様々な国の文化や人々に触れあってきた関口さん。

 

私もこのブログを始めてからそんな関口さんの旅の内容や感想を書いてきたのでヨーロッパ編がおわり、かなり名残惜しい気持ちでいっぱいです。

 

そんな中、この番組で生まれた「出会い」や、さらにそこから見えてくる人と人との「縁」の大切さで感じたことは、心の中でいつでも振りかえれるようにしたいので、ここに書き留めておこうと思います。

 

 
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関口さんの旅といえば、とにかく行く先々で様々な人と触れ合うことで「縁」を育てることを大切にしているように見えます。

 

普通の旅だったらオススメの場所を紹介し、「これが美味しい」とか「ここがキレイ」といったものが見所になりますが、この番組ではその国、その土地に暮らす人の生き方そのものに深く入っていくので、見てる側としては色々と考えさせられ、時には共感するといったところが面白いんです。

 

ここで気になるのは関口さんのコミュニケーション能力!関口さんは旅中、誰とでも親しくなれて凄いと思う方は多いのではないでしょうか。

 

 

関口流コミュニケーション能力はどこからくる?

これに関しては関口さんいわく「どちらかというと(相手から話かけて)くる感じ」だそうです。

 

確かに関口さんは電車内でもカフェでも道端でも現地の人から話しかけられる率は半端ないと思います。

 

いくらカメラがあって撮影しているからといってもあんなに話しかけられるもの?ってくらい人が寄ってくる不思議な関口さん。

それはきっと関口さん自身の何でも知りたい!という欲求で溢れている感じが、逆に「知ってほしい」ことがある人たちの思いとリンクするからなんだろうな。

 

それに関口さんは旅というのは先入観を探し、それを人の話を聞くことで取っ払っていく。それこそが自分のスタイルだとも語っていました。

 

基本的には受け身でガツガツはいかない。けれど相手が持つ先入観と自分が持つ先入観を取っ払うことが旅ならではの楽しみ方。だからコミュニケーションは大切にする。なるほど。そう考えると知らない人に話しかけるというのはそんなに遠慮や怖がる必要もないのかと思いました。

 

数々のコミュニケーションから見えてくるのはそこで生きる人たちの人生観や歴史。話さないと、触れ合わないとわからないことばかりがそこにあります。

 

関口さんはそんな旅中で感じた様々な内容を曲にもしてきました。

 

 
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出会いの連鎖から生まれた曲

オーストリアで作曲した「Mein Freund 我が友よ」も旅で生まれた曲のひとつです。

 

ここでまた気になるのが、関口さんはどこでどんな風に曲作りされているのか。または関口さんの曲は誰が歌って演奏しているのかです。私はてっきり現地の合唱団や音楽家に協力してもらってるのかと思っていましたが、実際は何と関口さんのご自宅で作られていたのです!

驚き~!!詳しく言うとパソコンを使って作っているのですが、まず関口さんが機械に自身の歌声を記録し、その後声を加工します。演奏に関しては楽器が弾けないということでそちらも一音ずつ録音していき編集するそうなんです。ちなみにこれらの作業をめちゃくちゃ広い部屋でしていました。

 

"Mein Freund"を関口さんが歌っていたのには衝撃でしたが、色々と才能があるのは本当の意味で芸能人だと思います。だって関口さんと言えば絵もお上手じゃないですか!特に絵日記で綴られる言葉には毎回じーんとくるものがあります。

 

 

絵日記から伝わる名言

 意図して結ぼうとしても結べないのが縁

そして目に見えないのが縁

なので自分の力や意図がすべてだと思ってい

る人には特に決して見えないのが縁

 

この詩には関口さんの旅のすべてが詰まっていると思います。まさに「運命に出会えないと、縁の本当の魅力はわからない」という関口さんの言葉通り、運命を縁に変える力を持つことで人の生き方って違うんだなと思いました。

 

おそらく世界の大半の人が自分の望む人生を生きているわけではないでしょう。しかしどんな運命でも、そこからしか繋がらない出会いがあります。今いる場所では気づかなくても一歩外に出たら、何かに導かれるかもしれません。自分の抱えている運命の一部が縁に結びつくこともあるのでしょうね。

 

個人的にこの関口さんの絵日記シリーズは国境を越えた妙な共有感が伝わってきて大好きです。何か違うのに理解できる不思議さというか、遠く離れた人と繋がる安心感というか。そんな何とも言えない縁に癒しの効果がありますよね。出来ればお茶を飲みながら全ページじっくり読みたいくらいです。

 

さらに、この「国境」といえばこのヨーロッパ鉄道最大のテーマと言っても過言ではありません。さいごに国境について関口さんが語られたことをまとめておわりにします。

 

 

国境で考えたこと・学んだこと


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 Wikipedia

 

日本は海に囲まれているため国境というものに対して他と比べ無感覚に等しいのかもしれません。しかし今回旅したヨーロッパには人によって勝手に作られた国境がたくさんあり、それ故に長い歴史の中で争いを繰り返してきました。

 

「国境をなくしてしまえば皆仲良くできるのではないか。」

 

だからといって全部一緒にしてしまえば良いのでしょうか。みんな同じ世の中…それがどんなに良くて、どんなに息苦しいかを実は一番知っているのは日本人ではないかと思います。そう考えると何だかんだでバランスって大事だなとなるんですよね。

 

関口さんはこれらに対して「違いをそのまま守って、良さを守る」ことが重要であると語りました。国としての国境はあっても、心には国境を作らないという考えですね。

 

また、関口さんは「国境知恵でなければならない」とも語ります。旅を通してわかったのは真逆の意見同士の人々と直接話すことによって、そのどちらの気持ちも認められるようになるということ。そこから考えることの大切さが見えてくるのだと言います。

 

日本では「あまり深く考えないで!」と考えないことが正義になりつつあると心配する関口さん。まぁ日本のような国では考えすぎると生きづらさもあることから気楽さが求めらたという背景があるのかもしれませんが、それでも昔の日本人はもっと考えることをしていたよというのが関口さんが気になった点であるそうです。

 

「ちゃんと考えるからこそ良いこともある。」

 

本当にそうだと思います。ヨーロッパの旅だっただけに移民や歴史について触れる機会が多く、それこそいつも出会いの先には拒絶か寛容かという問題が見えてきました。(これもまた運命=縁によって知れた話)

 

しかしこれら問題もどちらの意見が良いかとか、どちらも尊重するとか、自分なりの答えを出す前にはまず「考えること」なしではできないことです。

 

私はやはり無知であることよりは少しくらい関口さんと同じく「考えること」を取り戻す日本であっても良いのかなと思ってしまいますね。

 

なぜなら「こういった思想はおかしい!」という以前に、今の日本にはその問題自体に興味のない人があまりにも多すぎるのではないかと感じるからです。つまり意見がわれる前に意見がないし、そもそも政治や歴史なんてなると考えなくても大丈夫だからと知ることすらも求めていない人がほとんどです。別に考えることはカッコ悪いことではないのにね。

 

ちょっと熱が入ってしまいましたが、世の中や世界に関心を持つ人がもう少し増えると良いなと思っただけで、全部が全部頭カッチカチになれというわけではありません。どちらかにかたよった流れにならなければ良いなと思うのが私の考えです。

 

 

さいごに

さて!ヨーロッパ鉄道も完結したわけですが、関口さんの鉄道旅、お次はどこになるのでしょうか?!撮影は大変だと思いますが、ファンとしては早く続編がみたいです。

 

みなさんはどこの国の鉄道旅がみたいですか?

 

また続編があったらブログに感想を書いていきたいと思います。その日まで鉄道旅よ、さようなら。国境は知恵であること、歴史を忘れないことを大切に。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。 

親子で確認!小学校入学前に最低限準備したい3つのこと

教育

そろそろ幼稚園や保育園の卒園式も終え、小学校入学前準備の最終段階へと取りかかる方々も多いのではないでしょうか?

 

今回は近年仕事で小学生を見てきた中で、私が感じた「入学前にできるようになってほしい最低限のこと」を書いてみたいと思います。

 

※当たり前の内容ですが、当たり前ではなくなりつつあるのも現状のため、あえて特集致します。

 

 

 

その1 「トイレ」


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こちらは小学校のトイレには花子さんがいるからひとりで行けないとか、和式トイレでちゃんと出来るか不安といったものではなく、単に「トイレトレーニング」がまだ終わっていないというものです。

 

最近では「トイレトレーニングは園が教えてくれるから大丈夫」という親もいますが、基本的に子育てや躾とは社会と家庭が共に協力していくものです。

 

いくら園でトレーニングしても、家庭で放置していたらいつになっても完成しません。大事なのは協力ということを忘れないでほしいです。

 

トイレができない例

・トイレをひとりでしたことがないから出来ない、でも小学校の先生には恥ずかしくて頼めないし、友だちにも知られたくないと学校では我慢する。

 

小学生になったというプライドから羞恥心も生まれてきます。トイレができない…と人知れず悩み、困るのはお子さんです。もし今できなくても少しずつ練習してあげてください。

 

・お漏らしをしたまま一日過ごす。

逆に「まだできなくても大丈夫」と楽観視する方々もいます。そうなると遊びたいからとトイレに行かず漏らしたり、失敗しても着替えが面倒だからしない!などお子さん本人も現状を気にせず行動する場合が実際あります。

 

あまり日常化すると二年生になっても改善できないので、やるなら早めにすることをオススメします。

 

 

尚、きちんとトレーニングしていても入学当初は環境の変化や心理的なことで失敗してしまうこともあります。それに関しては一年生には仕方ないこと。周りのフォローがあれば心配ありません、焦らず見守りましょう。

 

 

 

その2 「もちもの管理」


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小学生になると教科書、ノート、筆記具ともちものがたくさん増えます。

 

入学したてによくあるのがもちものの紛失。「先生!うちの子のえんぴつが一本足りません!よく見てください!」「消しゴムをなくしすぎです!」という連絡が来るのもこの時期では定番かもしれません。

 

しかし皆さん、すべてのもちものに記名はしていますか?一年生はまだ新しい環境にソワソワしている状態。他学年よりも落とし物や「間違って隣の子の物を持ち帰ってしまった!」というようなことが本当に多いです。そんな時に記名されていないと、ごちゃごちゃになってしまいます。大変ですが親の仕事として記名はきっちりしましょう。

 

また、お片付けがきちんとできないと紛失の原因になります。使い終わったえんぴつや消しゴムを筆箱に入れるという作業をきちんとせずに、ランドセルの隙間から一本一本入れたりすれば、それだけなくなる確率は上がります。

 

筆記用具と限らず、ランドセルの中に教科書をちゃんと入れることやお道具箱の整理(ごちゃごちゃにならないように)することも大切です。

 

さらに自分の荷物は自分で持つ習慣をつけることは、当たり前ですがとても大事なことです。これが身についていないと、もちものを管理するという認識もなかなか生まれません。

 

もちもの管理は確認だけでなく、どうしたら上手くできるかについても親子で考えてみてください。また、親や周りの大人が子どもの前で整理整頓する姿を見せることは大前提です。

 

 

 

その3 「道路はまっすぐ歩く」


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最近は整列ができない子が多くなった気がします。おしゃべりがやめられなくて時間内に並べられなかったり、遊びながら歩いて列からはみ出たり…。人様の敷地内に勝手に入って、物を触ったり。

 

人の話に耳を傾けられる子、ルール(約束)を守れる子になるためのまず基本的なことが、この安全管理です。

 

まっすぐ歩けないと登下校中の事故に繋がる危険性が高まります。 悪いこと、良いことの最低限はお家でしっかり確認することをオススメします。

 

 

以上が最低限準備してほしい3つのことです!

 

どれも当たり前なのですが、お家の方からお子さんへ指導されているかいないかで全然違ってくるんですよね。

 

それだけ子どもにとって親の言葉は響くし、絶対的なんです。

 

小学校に入学してからは勉強も始まるわけですが、そこでも家庭で「学習の様子はどうかな?」と気にかけてあげることは、低学年であばあるほど大切です。

 

特に一年生の頃の宿題に関して、親が確認することは「子どもの状態」を知るにも重要なことなんです。

 

ひらがな学習からはその子の学習到達度だけでなく、心理も読み取れます。なんだか心配事があったり、落ち着かない状態にあれば、字にも不安がそのまま影響してしまいますし、それだけ間違いも多くなります。

 

一年生は、体力的な疲れや好奇心などちょっとしたことで集中力が途切れてしまいがち。今の算数の説明聞いてなかった!なんてこともよくあるかもしれません。聞いていなかったことに気づいていない場合もあり、宿題をしてから「あれ?わからないな。どうしてお友だちはわかるのに私はわからないんだろう」なんてこともあるでしょう。

 

そんな時は家族の出番です。家というのは基本的にゆっくり落ち着ける場所。学校で習ったことに合わせてお家の方がフォローしてくれるだけで理解力がぐんと上がるし、子どもの安心感が違うんですね。

 

ぜひ、最初の一年間で基礎と復習の大切さを身につけてほしいです。この一年で作り上げたことは、後の学校生活で役立ってくるので必ず試してほしいです!

 

 

 

さいごに

今回書いたことは「園児時代に習っていること」として小学校ではスタートするため、お母さんの中には入学後「担任が身の回りのことをよく見てくれない!」と不安視する方もいらっしゃるかと思います。

 

そうですよね。最初は親子で不安なことも多いので、学校に対する不信感が強くなることも時としてあります。必ずしも相性の良い人が担任になるとも限りません。

 

しかし生活面ついて、小学校は保育園や幼稚園とは違うということは頭に入れておいた方がいいです。これは当然のことですが、園と同じ対応を求めるお家の方がいることも事実なんですね。

 

小学校では基本的なことは自分でして当たり前としているので、少し距離を感じてしまい園の先生とは違う!と思うのかもしれません。

 

でも大丈夫。だんだんと親子で小学校生活に慣れてきます。小学校には小学校のリズムがあるので、親は少しでも我が子がその流れに乗れるよう、そっと後押ししてあげれば良いのです。

 

きっと二年生になる頃には入学式の頃とはまったく違う成長したお子さんがそこにいますよ。

 

優しいけど気が弱いお子さんの前では心配や不安を口にせず、お母さんが大丈夫だよ!とポジティブなことを植え付けてドーンと構えてあげてください。逆に何でも積極的だけど気が強かったり、甘えん坊でチョロチョロするお子さんには、一日たっぷりお母さんと二人きりで過ごす時間を作り、その中で約束事を確認していくのも良いかもしれませんね。

 

今回は最低限の生活面で守ってほしいことを主に書きましたが、機会があったら入学後に出てくる心配事、特にお友だち関係について載せたいと思います。

 

大変なことはたくさんありますが、それを乗り越えたときの成長は格別です!

 

新一年生をみんなで見守り、必要あればその子のために厳しく、愛情たっぷりに支えていきましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

宮原知子 世界選手権欠場の騒ぎから3つの疑問

フィギュアスケート

先日、宮原知子選手が股関節の疲労骨折により、平昌五輪の枠取りがかかる世界フィギュアスケート選手権を辞退しました。

 

これにより枠取りに対する不安視から宮原選手に対し厳しい目を向けられる方もいます。確かに今の日本は宮原選手なしでは3枠確保には難しい状態です。しかしながら中には「だからと言ってこの意見はいきすぎではないか?」と思うものもチラホラ…。今回ネットで浮かび上がった数々の意見から私が疑問に感じた点を書いていこうと思います。

 
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その1 「世界選手権を欠場したなら五輪代表になるべきではない」について

数々の意見の中に、枠取りに貢献しないのなら五輪代表になるべきではないと言うものがいくつかありました。

 

この理論なら平昌五輪の代表は、来季に決めるまでもなく今現在で世界選手権の代表に選ばれている選手がそのまま出場することになります。つまり来年の五輪代表選手は今季で決めればいいという何とも早すぎる選考なんですね。

 

私はどう考えてもこの意見は行き過ぎだし、賛成できません。確かに代表枠というのは前年の選手が頑張ってくれて確保したものではありますが、次の年に代表に選ばれるのはそのシーズンで結果を出せる選手であるべきだと思います。

 

もし上記のような理論が通るなら、そもそも今季の枠は宮原選手が取った枠でもあるので矛盾しています。

 

個人的に代表選考というものは人気や感情や情けではなく、完全なるその時の実力で決めるべきだと思います。もちろん今活躍している選手でも来季不調に陥ったり、ケガでベストを尽くせないなら選ばれるべきではないとも思います。

 

 

その2 「骨折くらいなら出場すればいい」について

他の選手は骨折してても出場していたとか、どの選手もケガをしていて当たり前だという意見もありました。

 

しかし、それはケガの部位や程度にもよるので他の選手と比較することはできません。

 

以前私もマラソンの大会前に大ケガをしてしまい医師から「腕が上がらなくなるかもしれません」と言われたことがありました。その時は長期の安静を強いられ、動けるようになってからもしばらく腕を使わない生活を求められました。一度は厳しい状況にあったものの周りの協力や環境、そして治療の甲斐もあってか、肩の方はいまだに違和感が残りますが腕はきちんと上がるようになりました。

 

しかしいくら完治したといっても運動する時には、ケガをする前と後ではケガによる影響は大きく感じましたし、それにより悔しい思いをしたこともたくさんありました。

 

よくメディアでは、痛みに耐えながら頑張る姿は美しい!スポ根こそ美しい!みたいな話を作り上げますが、何でもがむしゃらにやれば良いというものではありません。むしろ過去の無理が一番大切な試合に影響してしまったら意味がなくなってしまいます。

 

私は今後の選手生命にかかわるくらいなら、きっちりと完治するまで休んだ方が良いと思います。幸い今は五輪シーズンではないので無理をする必要もないのではないですか。

 

羽生選手が過去にケガで試合やアイスショーを欠場した時も「フィギュアスケート人気を引っ張る立場の人間としてどうなの」的な責任を押しつける意見もありましたが、基本的に選手は消耗品でもお金稼ぎの道具でも何でもなく、大事な場面で結果を残すことが仕事だと思うので、アイドル扱いして売り出す方がおかしいのです。

 

日本では全試合に出場し、その全部に好成績をおさめることを求められますが、時には大事な場面でピークを合わせるために他の試合を欠場する選択肢があっても良いと思うのです。

 

むしろ後輩にとっては先輩が無理をしない前例を作ってくれた方がやりやすいのではないかとさえ思います。

 

おそらくケガをしたまま出場して結果が出せなければ、それはそれで叩かれるんだと思います。それならきちんと治療した方が選手のためになると私は思います。

 

 
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その3 「エースなのにケガをするなんておかしい」について

まず練習がハードだからケガするんだ!エースとして自覚が足りない!みたいな意見もありますが、ケガはどの選手にもありますよね。今は枠取りの重圧が宮原選手ひとりにかかり、今季結果を出すためには何としてでも短期間でジャンプやステップの修正を余儀なくされ焦っていたようにも思えます。それがケガの原因のひとつにもなってしまったのではないでしょうか。もちろん疲労骨折を招いてしまうほどの練習には見直しが必要であるのも事実です。

 

また、痛みがある中出場したファイナルや全日本、そしてアイスショーの背景には何となく出来上がっているフィギュア界暗黙の「痛みくらい誰でもあるのだから我慢しろ」という雰囲気が、宮原選手と限らず他の選手の間でも通常化しているというのも少なからずあるような気もします。選手自身が無理を無理と思っていないのかもしれません。これはコワイですね。(あくまでも、そういうこともあるのではないか程度の話です)

 

結局、今日本を五輪に導いてくれるのは宮原選手しかいない状況の中で、周りもギリギリまで出場に向けて期待をし様子を見ていたんだと思います。

 

周りも最初は無理をさせても枠のために出場させる方向だったのがもしれません(ケガの状況に関して詳しいことは医者やご本人しかわからないので何とも言えませんが)

 

ただ欠場は行き当たりばったりの決断ではなく、苦渋の決断だったと思います。

 

疲労骨折くらい一ヶ月もじっとしてれば治るなんていう人もいますが、実際はそんな簡単なことではありませんよね。練習を完全に休んだら休んだで、それだけの練習量が必要になるし、そうなればまたケガした部位にも負担がかかります。

 

そうなると早めに欠場すれば良いとなりそうですが、そしたらそしたで痛みが出る程度ならエースとして出場すべきと言われちゃうんでしょう。

 

 

このように騒がれるのも、もとは宮原選手以外に世界と枠を競い合える選手がいなかったというのが大きいと思います。

 

しかし、だからといってもう2枠だ、無理だと投げやりになるのはあまりにも悲しすぎます。

 

現実を見ると厳しいのは分かりますが、そんなことを言われながら世界選手権へ出場する三原・樋口・本郷選手たちが気の毒です。

 

今はこの3選手を信じて送り出してあげませんか?

 

本番では何があるかわかりません。

 

もしかしたらミスをしない宮原選手が不在の中では、ひとつもミスはできない!という緊迫した試合の空気が変わり、油断が出るかもしれませんよ。(他人のミス待ちはダメだけど運も必要)

 

樋口選手はまりんちゃんの200点超えを見てメラメラしてるかもしれないし、本郷選手だって今季このままじゃ終われない!と爆発するかもしれない。

 

コストナーの登場でロシアのPCSはやっぱちょっと高過ぎたねーとかで低くなるかもしれないし、アメリカ勢もカナダ勢も日本と同じようにかなり緊張してるはず。

 

全部日本の都合の良いように妄想しちゃってるけど、とにかく信じるしかないですよね。

 

三原舞依ちゃんにはプレッシャーとかあまり考えずに自分のために滑ってきてほしいです。

 

さいごに、アスリートにケガはつきもの。誰しもどんな状況であれ試合には出たいのが当たり前だと思います。それでも、でれないということは選手自身にとっても苦しい決断です。

 

きっと五輪に3人出たとしてもメダルなしでは出場した選手は批判されるし、2人出てもメダルがとれれば称賛されるんだと思います。

 

五輪まであと1年。ファンにはただ見守ることしか出来ませんが、どの選手が選ばれても日本中で応援できると良いなと思いました。

 

 

※今回はあまりにもちょっと極端すぎるのでは…と感じたものに対して書きました。不快な点があったら申し訳ありません。

「失われた大隊を救出せよ~米国日系人部隊 英雄たちの真実」を知ってほしい

BS NHK

 

皆さんは「アメリカ陸軍第442歩兵連隊」についてご存知ですか?

 

それは日本にルーツを持ちながらアメリカのために戦った若者たちのことです。

 

第二次世界大戦中、ドイツ軍に包囲された絶体絶命の白人部隊「テキサス大隊」を救出すべき集められたこの日系人による大隊は、他の部隊が救出にことごとく失敗する中、"Go For Broke"当たって砕けろの精神で見事救出に成功し、後に「英雄」と呼ばれた存在です。

 

では、次に皆さんはこの「442連隊」についてどうお考えになりますか?

 

今では「英雄」と呼ばれ称賛される彼らを、日本にルーツを持つ彼らを、誇りに思うような意見をまとめた情報もネットではたくさん見られます。

 

しかし実際はそんな美談だけで終わるような歴史だったのでしょうか?

 

実際、志願兵の多くは戦時中に日系人として生きる居場所がない自分をアメリカに認めてもらうために入隊した人たちでした。

 

当時日系人日系人収容所に入れられ監獄のような生活を強いられていました。そこで命を落としたものも数知れず…。アメリカで忠誠心を見せるためにはまさに"入隊するしか立場がない"状況だったのです。

 

その歴史の中にある闇の部分から真実について改めて考えたとき、今わたしたちが伝えていかなければならないものは何なのかが見えてくる気がします。

 

そこで2017年3月19日にNHKBS1で放送された「失われた大隊を救出せよ~米国日系人部隊"英雄"たちの真実」より元442連隊兵士たちの証言と関連資料をまとめたものをご紹介したいと思います。

 

 
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第二次世界大戦における日系二世将兵を称えた議会名誉黄金勲章(表)Wikipediaより

 

 

歴史に残したい元兵士たちの証言

 

人種に関係なく全ての忠誠なアメリカ人には軍への入隊の道を開く…そんな国の言葉のもと442連隊に志願した元兵士ローソンサカイ(93)さんの証言から

 

憲法は平等の権利を保障していますが、日系人にそんなものはなかった。しかしどうすれば良いのか若い私には分からなかった。でもアメリカのために戦えば状況は変えられると考えたのです。」

 

~しかしサカイさんは、戦地でかつてない恐怖にさらされることになりました。

 

「そこら中でうめき声が聞こえました。声を出さない者は死んでいました。人間のうめき声、砲撃の音、まさに悲惨でした。」

 

~その中でもサカイさんにとって一生忘れられない経験がありました。

 

「ドイツ兵が突然撃ってきた。俺はもう死んだと思った。だが敵の弾は外れた。顔を見ると15歳ぐらいの少年だった。まだ子どもだったのです。相手はこちらを殺す気でいる。だからこっちが先に相手を殺すしかない。それが延々と続くのです。生き延びるには仕方がなかった。」

 

~ドイツ軍は戦争のために老人や子どもまで戦地に送り出していました。この直後サカイさんは重症を負い、戦線から離脱しましたが長い間PTSDに苦しみました。

 

好きで志願したわけでなく、生きるために戦地へ赴いた。しかしそこでもまた、好きで無謀な戦い方をしたわけでなく生きるためにはそうするしかなかった。何が起きているかなんてわからない。考えることすらできない。そんな状況だったのではないでしょうか。

 

 

元上等兵 タケオ・イケダ(95)さんによる"戦いの決め手となった出来事について"

 

「※バンザイ突撃を仕掛けたんです。"もし"とか"なんで"など考えずに黙って突撃するのです。説明するのは難しい。なぜそんなことをしたのか。何をしたのか。狂ってますよ。」

 

昼でも暗い森の中、敵はどこに潜んでいるのかわかりません。どんな状況であろうと「進め」という選択肢しかない中、自らの命を前に差し出しても戦うしかないのです。狂っているのは彼らではなく、指導者の方ではありませんか?

 

※バンザイと声を上げて突撃を実行すること。海外で一般的に言われた自殺行為を意味する「バンザイ突撃」とは別物。

 

 

 

戦争情報局長官がルーズベルト大統領に宛てた文書

 

一方、アメリカの日系人部隊に関する資料では「日本の反米宣伝に対抗するための逆プロパガンダが必要」だと報告されていました。

 

当時、日本はアメリカを人種差別国家だと批難していました。都合が悪いアメリカはこれに対し、白人指揮官のもと日系人部隊を編制するという提案をすることでアメリカが自由で開かれた国だと世界にアピールをしたのです。

 

日系人がアメリカのために戦いたいと志願したという事実があれば日本のプロパガンダを弱める効果があります。より効果を上げるためには徴兵制より志願制を薦めたいと思います。」

 

黄色人種が白人のために戦う。この事実は絶大な力を発揮するでしょう。」

 

 
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日系人収容所 ここから多くの志願兵が出た Wikipediaより

 

 

歴史研究科 スコット・マクゴーさんの見解

 

ルーズベルト大統領は日系人差別の問題をすり替える方法を見つけたのです。それは軍事プロパガンダとして政治的に利用することでした。442連隊の忠誠心や献身的な姿勢は政府にまんまと利用されてしまったのです。」

 

皆さんはこれらについて、どう思われますか?私には言葉がありません…。

 

続いて戦地からのリアルな声を話してくださった元兵士たちの証言になります。

 

 

元軍曹 ジュンオ・ヤマシタ(92)さん

 

「私は戦争で聞いた声が忘れられません。"オカアサン"と叫ぶ声です。高校を卒業したはかりの若い大きな男でした。"オカアサン"と言った男は自分が死ぬことを知っていたのでしょう。助けを求める最後の叫びでした。私はあの声と共に生きてきました。永遠に忘れることはできません。」

 

 

従軍牧師 ヒロ・ヒグチさんの手紙

 

「果たして今回の戦争は意味があったのだろうか。一歩進むごとに泥と雪と地獄を垣間見る。我々の勝利は血にまみれていることを知ってほしい。おびただしい命が失われた戦争は戦後よりよい世界を築かない限り意味がなくなってしまう。」

 

ビグチさんの最後の言葉は残念ながら叶いそうにないのが世界の現状です。それはやはり歴史に現場の声が届いていないこと、戦争から離れた人間が平和である今を当たり前に思い、過去を学ぶ意識がないことが大きいと思います。"歴史は繰り返す"を言い訳に変われない世の中を、戦争で命を落とした方々は一体どんな気持ちで見ているのでしょうか。

 

また、ビグチさんは次のようなことも手紙に綴っています。

 

「民族に関係なく人間性のみが大切にされる世界を私たちが作っていかなければならないと思う。」

 

日系人は大変な差別の中で生き抜き、苦労された方たちだと思います。彼らの血の滲むような努力と現地の方々に見せた"信頼"は今の日本人が国際舞台で様々な人種と交流する上での基礎になってくれたといっても間違いではないと思います。

 

最後に、私が今回このテーマをブログに書こうと思ったきっかけでもある"最も心に残った訴え"を載せておわりにします。

 

 

元上等兵 ローソン・サカイ(93)の証言

 

「戦友が帰国して家に戻ると近所の人に発泡されたんだ。信じられますか。それほど人種差別が酷かったんだ。何年も続いたよ。」

 

 

ハワイ現代史研究家 トム・コフマンさん

 

日系人には多くの失望がありました。家や土地を買うときに差別を受け、資格はあるのに雇ってもらえなかったのです。"日系人は戦場での戦いには勝ったが、いまだ本国では勝利していない" "この戦いに勝利するのは真の民主主義を実現したときだ"と考えました。」

 


去年12月ハワイで記念式典が行われ、元442連隊の兵士30名が集まりました。今ではすっかり日系人兵士たちはアメリカの英雄だと称賛される一方、戦後もずっと戦争と人間の在り方について問いつづけている兵士もいます。

 

あのバンザイ突撃に参加者したタカオ・イケダ(95)さんは式典には参加しませんでした。

イケダさんは高齢になると悪夢を見るようになったそうです。今まで戦争のことは家族にも語らなかったほどその傷は大きかったイケダさん。今回日本からの番組の取材だと聞くと重い口を涙ながらに開いてくださいました。貴重な証言をご覧ください。

 

 

英雄なんて呼んでほしくない

 

「戦闘のことを思い出すと、とても悲しい。敵というのは友だちの友だちなんだ。友だちの友だちと戦ったんだ。戦争は本当によくない。イカれてる。」

 

(後悔は?)

 

「ない。俺が戦ったのは…(声を震わせながら)俺はアメリカのために戦ったんだ。あの時の記憶が戻ってくるんだ。それでも俺はアメリカのために戦ったんだ。」

 

(皆はあなたを"英雄"だと言いますが)

 

「誰にも"英雄"なんて呼んでほしくない。そんな呼び名は嫌いだ。」

 

 

感想

 

日系人の皆さんはアメリカ人としてアメリカのために尽くしたことは間違いではないでしょう。

 

一生懸命アメリカ人になろうと努力したのです。

 

私には彼らが、姿は日本人だとしても完全にアメリカ人にしか思えない。そう思いました。

 

確かに移民、そして異民の存在は日本国内でも難しい問題です。文化の違うもの、価値観が違うものが共に生きることは理解を得るには時間がかかります。きれい事をなしに言えば、自国を侵略される気持ちになるかもしれないし、汚染されるかもしれない、そんな不安を持つ人だって多いと思います。

 

こればかりはどこの国にもある意識で、ただ「差別」といい取り払えば良い問題でもないところが深刻なところであります。

 

そんな中で日系人の方々は本当に頑張ってこられたのではないでしょうか。アメリカの中に染まろうと必死に走り続けてこられたことだと思います。

 

そして、最後のイケダさんの話を聞き、戦争を経験された方は戦争をなにか知っているからこそ互いを尊敬し、認め合うのだと感じました。

 

だからこそ経験者の言葉は重要になってくるし、もう式典に集まれた兵士の数が30名しかいないと思うと、こうした証言は貴重なものであると同時に歴史の真実を伝える人がいなくなる危機感を覚えます。

 

私は単にこの出来事が英雄として捉えられるのではなく、こういったリアルな声こそが歴史上で伝えられていってほしいし、大切にしていかなければならないのではないかと強く思いました。

 

また、歴史が捏造されたり、過去の出来事を今の人間が勝手に解釈しないためにも「証言」は何より信頼にあたる貴重な資料だと番組見て、改めて思いました。これからの未来のためにも歴史が正しく受け継がれ、学んでいけることを望みます。

世界ジュニア2017 ザギトワ本田坂本が表彰台!それぞれの感想

フィギュアスケート

世界ジュニアフィギュアスケート選手権2017の感想をザックリと書いていきます!まずは結果からおさらい。

 


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(18日、台北)=共同  

 

優勝はロシアのザギトワ

ショートでは唯一の70点超え、フリーでは技術点75.81点/演技構成点62.21点の計138.02点。総合208.60点でぶっちぎりの優勝。
  

 

2位は日本の本田真凜

ショートではノーミスでザギトワの後ろを僅差で追いかける。フリーもノーミスで133.26点というハイスコア!演技構成点では62.58点を貰います。総合201.61点。

 


3位は坂本花織!日本勢W表彰台

こちらもショート、フリーをノーミスで終え見事銅メダル獲得です。総合195.54点。

 

 

次に今大会で印象に残った選手の感想を紹介します。

 

 

ザギトワ強い

フリーでは直前の本田選手がノーミスで素晴らしい演技で終えた後にも、緊張を見せることなく自信溢れる圧巻の出来でございました。むしろあっという間に終わってしまった感じがしましたね。

 

14歳に見えないくらい大人っぽい…しかも美人。若いのに品もあって文句なしじゃないか。前にも言ったかもしれませんが個人的にはメドベージェワより好きです。正直今のザギトワの技術には誰も追いつけないくらいレベルが高いです。強いて改善点といったら、詰め込んである要素をプログラムに溶け込むようにこなすことと(今は忙しそう)、スケーティングに課題があるくらい…それほどこの年齢にしては完成しています。

 

彼女に勝つためにはジャンプの構成難度を上げるか、GOEを少しでも多く稼ぐ工夫が必要ですね。ロシアは勝つためにやれる最低限のことはやってくるので点が出やすいのも事実。ただロシアは来季になるとまた勢力がどうなっているかわからないので、あまり浮かれないでおきます。ザギトワ優勝おめでとう!

 

 

初の200点超え

まりんちゃんは初の200点超えおめでとう!

大会前にあれだけマスコミに2連覇と煽られ、アンチには前大会の優勝はまぐれなんて言われていた中でショート、フリー共にノーミスで締めたのはかっこよかったですね。2年連続で表彰台は完全なる実力と証明できたと思います。

 

また、ウィークポイントだったステップをきちんと強化し点を重ねたことや、指先まで丁寧に表現された動きは素晴らしかったです。さらにまりんちゃん特有の繊細で柔らかいスケートや表現はザギトワより上だったと思います。

 

ただ少し気になったのはロシアと「ノーミスなら勝負になる」という言葉。あれは、相手のミスを想定した場合での意味なのか、言葉通りノーミス対決でも勝てるという意味なのか、それともノーミスなら近づけるという意味なのかわかりませんが、もしかしたら本人や濱田コーチはザギトワを超えるような点数がでると思っていたんじゃないかなということ。

 

これは勝手な私の考えなので違っていたら申し訳ありませんがインタビューを見ると、ベストの力を出せば勝てると信じていた中で、予想外の展開に大きなショックを受けているように感じました。(こちらからしたらまりんちゃんの演技も予想以上に素晴らしかったけど)

 

もちろん選手本人は勝てると信じないと戦えないと思います。あえて強い言葉で自分を奮い立たせたりすることもあると思います。

しかし相当悔しそうだったので、優勝できると強く思っていたんでしょうね。それでも、まりんちゃんの試合後のインタビューからは頭の良さを非常に感じるので「今回なぜ勝てなかったのか」または「足りないものは何か」を自身で見つけ答えを出せる人だと思います。

 

まだ若いので、これからどんどん技術を積み上げていつかトップスケーターになってほしいですよね。今後はジャンプ構成に工夫すればもっと点は上げられるはずです。まりんちゃんの魅力は普段フワフワしているようで、さらっと決めるときは結果を残すところだと改めて思いました。頼もしい…。シニアでも活躍を祈ります!がんばれまりんちゃん。

 

 

泣けたよ坂本ちゃん

今回、個人的に一番感動したのは坂本花織選手です!つい最近までは「表現面が惜しいな~」なんて思っていたのに、今大会で完全にファンになりました。

 

確かにザギトワやまりんちゃんに比べると、もう少しプログラムに手を加えてあると良いなとは思うのですが、あのスピード感溢れる滑らかなスケーティングは別次元の美しさですよね。ひとりシニアの演技を見ているような職人的な魅力がありました。もう特別点でプラスしたい!

銅メダルおめでとう!

 

 

白岩ちゃんには報われてほしい

腰が痛そうで可哀想でしたね。そんな中でフリーをまとめた根性に泣けました。がんばったね。

 

白岩ちゃんの好きなところは、演技が演技じゃないところ。普通の選手だったら、ここでこの表情をして~ジャッジを見て笑って~と練習通りの表現をするところを白岩ちゃんは常に自分らしく楽しく滑っているのが良いんです!

 

どの瞬間を見ても笑顔で作られた感じが全くない。辛いときも笑顔で滑れる強い心の持ち主です。

 

ケガを治して、万全な状態で練習ができればもっともっと活躍する選手だと思うので応援しています。しかしケガ体質なのかは心配でもありますね。

 

 

韓国のウンス

脚が細すぎて気になってしまいました。あの細さじゃないと跳べないとかですかね?女子があんなに痩せていると競技とはいえ心配なレベルです。

 

痩せすぎは疲労骨折を招きやすいのでアジア人選手は気をつけながら体調管理しないといけませんね。やはり筋肉は大切!その点欧米の選手は太りやすかったり筋肉質すぎたり大変…それぞれ苦労がありますね。

 

 

さいごに

今大会は上位3名が素晴らしい演技を見せてくれたおかげで見ごたえたっぷりでしたね!

あれだけロシア、ロシアと言われていた中で日本人堂々のメダル2つをゲットです!さらに頼もしいのは日本人にはまだまだ下の世代にロシアと戦える選手がいるということ!日本女子の未来は明るいですね!

 

さて来季はシニアが混戦しそうな流れとなりましたが一体どうなってしまうのでしょう。宮原選手のケガもよくないみたいで心配ですね。今まで日本を引っ張ってくれた彼女にはオリンピックに行ってもらいたいのが私の本音です。後輩も宮原選手の背中を見て育ってきていますからね。来季に響かないように完治してほしいです。

 

日本勢、金メダルこそありませんでしたが200点超えにメダル2つ、そしてスケーティング技術は世界にアピールできたのではないでしょうか?

 

少なくともPCSはロシアが上という絶対的な評価は覆しましたよね。それが何気に嬉しい驚きでした。この調子で表現も美しい日本を印象づけていけたら良いですよね!そういった意味でまりんちゃんとさかもっちゃん(と呼びたくなる)は本当に良い仕事をしてくれました。ありがとう!

 

来季のジュニアにも希望を持って堂々と滑ってほしいと思います。

 

選手の皆さんお疲れ様でした!

いつか頂を越えたい フィギュアスケート宇野昌磨【アスリートの魂】

フィギュアスケート BS NHK

2017年3月18日にNHKBS1で放送された「アスリートの魂 いつか頂を越えたい フィギュアスケート宇野昌磨」のまとめと感想になります。

 

 

はじめに

番組の大まかな内容は今季の試合とインタビューのまとめでした。新しい情報はありませんが、一試合一試合を通しての宇野選手の心境の変化が伝わってくる作りになっていました。

 

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羽生選手は別次元の人

まずサブタイトルの「頂を越えたい」というのは羽生選手のことを指しているみたいですね。番組では何度か宇野選手に羽生選手についてインタビューした内容が流れていました。

 

現在19歳の宇野選手は早くもシニア2年目。先輩たちの背中を追いながら確実に結果を出しているスケーターのひとりといっても過言ではありません。

 

そんな宇野選手にとって羽生選手とは「別次元の人」であり「一生目標のまま終わると思う存在」であったそうです。

 

単に謙虚な人なのかな?と思う発言ですが、実は宇野選手って若いのに地に足がついているというか…客観的に洞察できるというか、物凄く冷静なんですよね。

 

そこで「少しでもトップスケーターに近づけるように…」と宇野選手は技術だけでなく、表現力向上に取り組みます。しかしそんな思いも束の間で、時代はネイサン・チェン選手やボーヤン・ジン選手の登場により急速に「多種4回転」を複数跳ばないと勝てない流れになっていきました。

 

 

4Fが僕の助けになってくれる

個人的にフィギュアスケート界は今の4回転時代の流れにより、各スケーターの評価も振り出しに戻ったような気がします。もう完全に実力主義というか、基礎点が低い選手はノーミスでも評価に限界があるし、ミスしたら命取りな一方、基礎点が高い選手はミスしても他で得点を稼いでるから強いんですよね。

 

宇野選手も、もちろんこの流れにシフトチェンジして見事4Fという世界初の大技を手にします。それからというもの2016年グランプリシリーズアメリカ大会やロシア大会で次々とその新技を成功させていきました。そして、もとから持っていた表現力も合わせて評価されグランプリファイナルへの出場を果たします。

 

このときから少しずつシニアで戦っていく自信を積み重ねてきた宇野選手は高難度ジャンプについてますます意欲的になっていきました。

 

 

いつまでも負けっぱなしは嫌

4Fを武器に羽生選手と直接対決をしたグランプリファイナルでは「まだ(羽生選手に)勝てるとは思っていないが、より4回転を跳び、ノーミスした人がトップにくる」と信じて試合に挑みました。明らかに今までの宇野選手と違います!

 

結果は羽生選手が優勝、宇野選手は3位となりました。このときの点差は10点以上。ショート、フリーと4Fを成功させた宇野選手は羽生選手のことを「ベストな自分でも届かない壁」と表現します。「いい加減頑張りたい、一刻も早く羽生選手と同じ立場で戦いたい!」初めて心の底から「いつまでも負けっぱなしは嫌だ」と思った瞬間でした。

 

 

足りないもの

羽生選手を見て自分に足りないものは何かと考えた末に見えてきたのは「4回転の種類を増やすこと」でした。宇野選手が4Fを成功させた傍らで、実は羽生選手も新技4Loを練習し、成功させていたのです。もちろん羽生選手も後輩の活躍に危機感を感じての計画だったと思いますが、これが逆に成長するには良い要素という感じもします。そこで宇野選手も4Loを手に入れるため本格的な練習をはじめました。「次の試合までには間に合わせたい」と、その練習はアイスショー参加中も続き、必死に励みました。

 

そしてその努力は、2017年に韓国で行われた四大陸選手権で実ることになります。ショートで羽生選手の上につくと、フリーで新技4Loを成功させたのです!最終的には3Aでミスがでてしまい羽生選手に負けてしまいましたが、「全く手に届かない人」から「ミスがなければ対等に戦える人」に近づいたことが宇野選手にとって大きな収穫となりました。

 

 

希望が見えてきた

宇野選手のコーチでもある山田満知子コーチは宇野選手のことを「第一印象は全然(トップスケーターになるとは)感じなかったが、計画性があり、熱心なところが今の結果を生んだと思う。それが才能だったのかな。」と語ります。

 

その通り宇野選手はジャンプ強化のためシカゴでひたすら厳しい特訓を積んだり、表現力向上のためにバレエを習ったりと、そのとき必要だと思ったものに対する行動力に非常に長けています。また、これからの経験は着実に彼のスケートに生かされ、評価されているのも事実なのです。

 

例えばシカゴで強化した4Fの精度では、上体の使い方をメインに練習しました。

 

中京大学スポーツ科学部の湯浅景元さんによると、宇野選手の4Fは上体が先に上がり、それを追いかけて下が回るそうです。このときに生じる「ねじり」が回転速度をつけるのに有効になっており、このようなジャンプを跳ぶには筋肉のつき方も重要になってくると言います。

 

まさにシカゴでの特訓の努力が、跳び上がってからすぐに回転に入る力と、空中で回転速度が落ちない姿勢を磨きあげたのですね!

 

ジャンプ関連についてはこちらの番組でも言われていましたが

かなり精度も高く、質も良くなってきていますよね。特にアクセルジャンプなんかは上手くなったなぁと思います。

 

 

さいごに

改めて今季の「宇野昌磨」を見ると、今後が楽しみでしかたありません!宇野選手は個性的なスケートをする唯一無二のスケーターという感じがしますね。特に今季のフリー「ブエノスアイレス午前零時 ロコへのバラード」なんて19歳がここまで違和感なく踊れるんだーとちょっと感動しますもん。早くも来季は何滑るんだろうという期待さえあります。また、表現力だけでなくジャンプ技術が備わったことにより総合力のスケーターとして目立ってきているのが良いですね。

 

羽生と宇野、タイプの違う日本人同士がライバル関係にあるのは複雑でもあり、嬉しくもありますが、賑わっているうちが一番良いですよね。この二人に続くような選手が日本からどんどんでてきてほしいのが願いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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