オオカミのとおぼえブログ

主にフィギュアスケート、BSやNHKの歴史・紀行番組について書いています。オオカミだけど一匹じゃないブログ目指します!

【ユーロ】メドベージェワの復帰戦をザギトワが阻止!

欧州選手権2018

 

遅くなりましたが、欧州選手権(女子シングルオンリー)のまとめを載せます。

 

さっそく総合結果から↓

 

1位 アリーナ・ザギトワ(ロシア) 238.24点

2位 エフゲニア・メドベージェワ(ロシア) 232.86点

3位 カロリーナ・コストナー(イタリア) 204.25点

4位 マリア・ソツコワ(ロシア) 201.81点


優勝はロシアのアリーナ・ザギトワ。なんとケガで暫くの間、競技から離脱していた女王メドベージェワをあっさり抜いてしまいました・・!!予想通りというか、五輪シーズンあるある展開とでもいうか・・若手が五輪開幕寸前でベテランを破るというお決まりのパターン?になってまいりました!!

 

 

以下からは、注目選手の感想になります。

 

 

アリーナ・ザギトワ

SP 80.27 TES 43.00 PCS 36.28

ショートはノーミス!3Lz3Loのクオリティが高すぎて驚きです。全要素に高い加点がつくのも納得の技術。ここでノーミスできたのは大きいですよね。きっと先輩たちの姿から心技体たくさんのことを学んでいるのでしょう。演技構成点を出すにあたっては、ジュニアっぽいんだけれど、やっていることは全くジュニアじゃないと悩ませるジャッジ泣かせの選手です。

FS 157.97 TES 82.67 PCS 75.30

続くフリーでも絶好調。フリーは揺らがな過ぎて逆に怖いです。五輪本番でミスがこないように祈っておかなければ!そして気になるのは、フリーのスコア!157.97点。これは世界歴代2位につくハイスコアなわけですが、私が思うにメドベージェワが持つ世界歴代最高点の160.46点は、国別対抗戦で出したお祭り大サービス点であることから、実質は今回ザギトワが出したこの157.97点が女子シングルの最高点と考えて良いのではないでしょうか。現在メドベージェワは154点辺りがマックスといった状態に踏みとどまっていますし、スケーティング以外の技術ではザギトワの方が有利に思えます。何といってもフリーでは弱点となる演技力(シニアらしい芸術性)を圧倒的な技術でカバー出来、才能を惜しみなく発揮できる場と化しているため、ノーミスされたらPCSはどんどん上がっていくことから、かなりの警戒が必要です。

 

エフゲニア・メドベージェワ

SP 78.57 TES 40.43 PCS 38.14 

ケガから2試合ぶりの復帰戦。アクセルでミスがあったものの、プログラム全体の滑り込みは素晴らしかったです。メドベージェワのショートは完成度が高く、作品として見せようとしている様子が分かります。ザギトワとの違いはまさにソコで、ショートプログラムにおいて、このふたりがノーミス対決ならメドベージェワが上にくると思います。しかし、仮にメドベージェワがショートでつまづいてしまうと、フリーで逆転するというのは、ザギトワが大きなミスでもしてくれない限りは難しくなるでしょう。五輪では、ショートでいかに差をつけられるかが大切になってきます。

FS 154.29 TES 77.15 PCS 77.14

3F 3Lz! /3F3T 3Lo 2A2T2T 3S3T 2A
ルッツに!、アクセルは・・やはりバッチリとは言えませんでした。特に3連はどうしても苦手そうに見えてしまうくらい力んで跳んでいます。衣裳も黒の方が好みだったなぁ。今回はジャンプに専念!という感じで、いつもより退屈な演技に見えてしまいましたが、ひとつひとつの動作を細かく見ると、シニアデビュー時よりも洗練されて、とても良くなっているんですよね。今のメドベージェワは技術だけでなく、表現面でもしっかりと力がついてきているので、五輪ではそれら二つが融合したものを見られることに期待したいです。


カロリーナ・コストナー

SP 78.30 TES 39.93 PCS 38.37

3F3Tを投入して80点に迫るハイスコア!というより、そのうち80点出そうな気もします。PCSは高くて納得ですが、あまり上げ過ぎるのも競技のためにはいかがなものかと思うので、このぐらいで止めてほしいな~というのが個人的希望です。(もちろんコストナーだけでなくトップ選手全体で、です)採点競技で満点ってなかなか出るものではないと思うんですよね。どんなに素晴らしくても、満点というのは簡単に出していいものであってはいけない。競技の質を高めるためにも満点というのは、ここぞというときにひとりにだけ出して欲しいなぁと思いました。何だかこのままだと、ジャッジはオール満点とか実践してしまうのではないかと感じたので・・。もちろんショートで一番のPCSがコストナーということには納得ですし、当然だと思います。

FS 125.95 TES 51.86 PCS 75.09

3Lzfall 3F2T 3Lo/ 2T 2A<hd 2A 3S2T 2T

フリーではジャンプが大崩れしてしまいました。ミーシンコーチから離れた影響でしょうか?前半は、ジャンプ前にかなりスピードが出ていたように見え、後半はそこを調整しようとしたのか、やや減速したら回転を上手くかけられなかったように見えました。残り少ない時間で改善できるか少々心配なところでありますが、コストナーの場合は構成を下げても勝てる強みがあるので、本番までどう挑んでくるか分かりませんね。ギリギリで構成を変えるなんてことも考えられます。また、衣装は全身ラメの黄緑パンツverになっていました。まだ見なれませんが、超コストナースタイルといった感じ。あの衣装で表彰台に立ったら話題になりそう・・と思いました。


マリア・ソツコワ

SP 68.70 TES 35.13 PCS 33.57

今季途中で回転不足を克服し、好調だったソツコワも、さすがにピークアウトか?!と感じた試合でした。この結果が後を引きずらなければいいけれど・・と思っていたら予感は的中。フリーでも伸び悩んでしまいました。

FS 132.11 TES 65.30 PCS 67.81

フリーではルッツで転倒。久々のミスで、最近モリモリ上がっていたスコアもあっという間に落ちてしまいました。そうかぁ~。そうなのかぁ~。やはりノーミスでないと上位3選手にミスがあろうと食い込むことは難しいよなぁと、まるで日本人選手を見ているような気持ちになってしまいました。それだけTOP3(オズモンドを入れれば4強)の存在感が凄すぎるんですよね。まぁここまでは、色々と疲れもあり、モチベーション的にも一度落ち着く頃だったのでしょうから、またここから気合いを入れて頑張ってほしいです!リンクでもソツコワらしい雰囲気みたいなものが出てきて、プログラムを少しでも良く見せようと、衣裳やヘアスタイス等にも意識している様子が伝わるので微笑ましいですよね。そんなソツコワには、ジャンプの安定性を強みに、決してロシアの3番手とは萎縮せずに、メダルを狙っていってほしいです。

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時代はエテリ・トゥトベリーゼ

私がロシア選手権の感想を書かなかった理由はただひとつ。どうせユーロがロシアナショナル化する。これにつきます。もうユーロというよりロシア選手権なんですよね。しかも今回に至っては五輪メダル候補のガチンコファイトではありませんか。もっと言えば、ピョンヤンチャンオリンピックの前哨戦ことエテリンピックですよ。メドベージェワといいザギトワといいエテリコーチ生なわけですが、このエテリコーチの戦略が今のフィギュアスケートを圧勝圧巻しているといっても過言ではありません。歴代でもタラソワコーチ、モロゾフコーチ、オーサーコーチと多くのメダリストを手掛ける名コーチたちがいまし(す)たが、このままいけばエテリコーチもチャンピオンメーカーの仲間入り決定ですね。エテリコーチのやり方は、とにかく技術を磨け!誰よりも難しいことをしろ!な軍隊的スケートですが、ある意味それは、表現力において未熟な若手でも、つなぎや加点を貰えるプログラム作りをすることで、PCSを稼ぐことを可能にするのです。「ザギトワの演技はまだ未熟だよ」と言っても、採点ルール上のやることはやっているので、PCSを出さなければいけません。これは、ISUにとっても思わぬ事態だったのではないかと想像します。なぜなら、このやり方が主流になれば、五輪後の国際試合の表彰台も、ザギトワと同じような選手、すなわち、エテリ・トゥトリベーゼの生徒で溢れかえってしまうからです。

 

ランビエールの嘆き

私の好きなステファン・ランビエール氏も雑誌のインタビューで、現在のフィギュアスケートの在り方について不安を口にしていました。やはり関係者から見ても、後半にジャンプを詰め込むという方法は、点を稼ぐには間違いではありませんが、全体的なバランスといった面で考えると芸術的要素は欠けて見えてしまうんでしょうね。

 

ランビ「難しいプログラムでもバランスがとれていれば美しいよ!」

 

ということですが、要するに、背伸びをして技術でスコアを高めるよりは、技術と表現のバランスを釣り合わせてやっていこうね、そうすることで初めて後半ジャンププログラムが生きてくるんじゃないかな?という優しいアドバイスですね。確かに表現を技術で補うやり方も、その逆も間違いではないけれど、どちらかに偏ったものではTESとPCSのふたつで判断する競技とは言えないのかもしれません。

 

ランビ「メドベージェワのショートは好き。動きに感情表現がある。」

 

実際に同じエテリ生のメドベージェワのショートには太鼓判を押しているランビエール氏。決してエテリコーチのやり方の批判ではなく、詰め込み型の構成でも、そこに表現が加わり上手くできていれば、とても素晴らしいものになるんですよ!ということ。だからこそザギトワがジュニア時代のプログラムを今季も使用したのには、若手が挑戦しないなんてもったいないと感じたようです。(参考フィギュアスケートLife・Dancing Poeta — ステファン・ランビエール:「リンクを揺るがすスケーターが必要だ」

 

きっと多くのファンや関係者も、「間違いではないけれど、何かが違う」とフィギュアスケートの方向性について少なからずの不安を抱えているのだろうな、と思います。それでもザギトワ自身が、ジャンプ以外での見せ方も頑張ろうと励んでいるのは伝わりますし、スケーティングもシーズン初期より上手くなっているのは分かります。個人的には、ドン・キホーテは金メダルを狙えるプログラムだと思うので、五輪シーズンに使用したのは正解だとは思います。どちらかと言うと、ショート・フリーで同じようなイメージでいってしまったことの方が気になったかな・・。ショートはバレエプロではなく、他のパフォーマンスによってほしかったです。

 

エモーショナルな演技を好む流れ

私はエモーショナルな選手が好きです。一方でロシアのようなジャンプ技術・スピン技術に優れた選手も大好きです。ザギトワのジャンプ技術は本当に素晴らしいですし、あんなに難しいことを、あれほどクリーンに行える選手はいません。ザギトワなら後半ジャンプ作戦なしでも魅力的なスケーターになれるでしょう。(それまで続けてくれるかは分かりませんが)

 

問題はスコアを稼ぐために、ロシアを真似て後半ジャンプやタノジャンプ、過剰なつなぎをする他国の選手たち。上手くいけばスコアは上がりますが、それでもロシアを超えることはないでしょう。私は、このルールは今だけで、そのうち大きく変わると思うと、真似るよりは表現を大切にした方が良いと思います。ジャンプをバランスよく跳びなさいルールになったら、表現を磨いていない選手は大ピンチになってしまいますよ。ロシアはそうなったら、そうなっただけの対策(4回転・セカンドループ・正確なレベルとり)を練れそうですが、そうでない選手は、リスキーな道は選ばない方が良さそうです。

 

言ってしまえば、スピンなんかは、美しいかどうかでなく、レベルがとれるかどうかが今のルール。それでも何か工夫は出来ないかと、振付師や選手は考えてプログラムを作って練習していますよね。前にも書きましたが、コストナーを見ていると、ロシアのやり方だけがすべてではなく、自分にあった方法次第でスコアは大きく変わると思います。例えばタノジャンプで勢いをつけようとした日本の本郷選手も、実はタイプ的にはロシア路線よりも、コストナー路線に寄ると魅力が生かせるのでは?と感じますし(コストナーもスピンはそんなに強くないけどスコアが出せるようにしてるので研究してみるといいかも)、逆に坂本選手はロシアの後半ジャンプイケイケスタイルで成功しました。三原選手はロシア風コテコテ表現プロとつなぎを実践した結果、勢いが落ちてしまいましたが、本来は正統派北米スケーティング路線が似合うでしょうし、樋口選手はそれと同じパターンからの脱却で成功しました。(三原はアメリカ系華やかスケートで樋口はカナダ系元気スケートですが)

 

エテリ時代の後は、エモーショナルなスケーターが評価される時代がくると思います。そのためにも、その選手に合ったスタイルで選手を育成していけるようにしていただきたいなと思いました。皆が皆同じじゃつまらないですからね。

 

おわりに

メドベージェワは今、焦りが出ていると思いますが、彼女はそれにいつまでも振り回されるほど弱い人間ではないでしょう。今回はケガ明けということもあり、さすがの女王にも緊張があったと思うので、五輪ではザギトワとノーミス対決が出来ることを願います。そう考えると、11ヵ月も試合に出れなかった宮原のNHK杯での演技は強靭的なメンタルすぎると改めて実感しましたね。宮原知子のメンタルの強さは現在女子ナンバーワンかもしれません・・。

 

さて、こんな凄い試合を見せられた後に四大陸選手権が始まるわけですが、出場選手には戦意喪失せずに、1点でもスコアを更新してきてほしいです。メンバーを見ても日本人メダル独占を期待されると思いますから、そこがまずひとつの五輪プレッシャーへの練習として頑張ってきてほしいです!日本勢が油断すると、(調子が良い時)さりげなく好位置につくトゥルシンバエワもいるので要注意!韓国選手も少しでも五輪のために活躍しなければ・・とやってくるでしょう。この時期のモチベーションは作るのに大変かもしれませんが、応援しています。

 

ただ、我が家、このスーパー豪雪でテレビアンテナが雪で崩壊してしまいました。修理したくても、すぐに積もるのでなかなか出来ません!一度光にしたのですが、使い勝手が悪くやめてしまったのを後悔。五輪までに修理が間に合いますように!

 

もちろん四大陸はPCで観戦します。今夜も降りそうで泣けてきます。五輪だけは生で大画面で観戦希望・・。

 

唐突ですが、おわります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

と見せかけて、補足

コストナーのような空間を操る演技だったり、鈴木あっこちゃんのようなエモーショナルな演技というのは、コーチでは教えられない本人の「センス」が必要だと思います。その点エテリコーチは、ザギトワにはまだ、上のふたりのようなセンスや、リプニツカヤやメドベージェワのような「演じる力」が目覚めていないと感じ、持ち前の柔軟性と可愛らしさを生かしたバレエプログラムで攻めることにしたのでしょう。実際「ドン・キホーテ」としてプログラムを見るには、とてもよく表現されているのは確かですよね!ショートもバレエプログラムにしたのは、「勝つためにはまだそれでいくしかない」とした決断だったのかな、とは思います。ただ、ザギトワはそれこそプログラム次第で凄く化ける子なんじゃないかなとも見えて仕方がない・・。私はコーチでもなんでもないので、勘でしかありませんが、この選手こそ長く続けていく上で、とんでもないエモーショナルなスケーターになる気がするのです・・。

 

 

選手たちの成長の記録を追ってます

goldenretrievers.hatenablog.com

 

ファン以外から見たフィギュアスケートの印象

 

まもなく開催が近づいてきた平昌五輪。

 

そんな冬季五輪の花形とも呼ばれる競技といえば、フィギュアスケート

 

日本でも世界クラスの選手がたくさんいてとても人気がありますよね。

 

しかし、いくら人気といっても会場まで足を運ぶマニアックなファンから、話題になっていればテレビで観る層、または国際主要大会でメダルをとっているような選手の「名前」くらいなら知っているよという層まで、その競技の詳細に関する認知度は様々。

 

もちろん、全く興味がございませんという方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで今回は、フィギュア大好き人間の私が、フィギュアスケートってファン以外からはどんな風に映っているのだろうかについて冷静に検証し、まとめた結果を書いていきたいと思います。

 

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選手の印象

モニター:フィギュアスケートが好きでも嫌いでもない人

検証方法:試合や引退したスケーターが出演している番組を一緒に観て、感想を聞く

 

まずは、各現役選手から引退したスケーターたちの印象を分析します。

 

※ちなみにスケオタから印象を聞くと、ほぼほぼ(自分の好きな選手は)美男美女で、完全完璧な素晴らしい神的存在になります。まさに愛は盲目とはこのこと!

 

以下、順番に関しては適当です

 

浅田真央トリプルアクセル

織田信成→3人も子どもいるの?!すぐ泣く人

村上佳菜子→引退したの?まだ23歳なの?

羽生結弦→細い、プーさん

高橋大輔最終的に真央ちゃんと結婚しそう

本田真凜→韓国人っぽい、かわいい

本田紗来→ロシア人とのハーフ??

荒川静香イナバウアートゥーランドット

佐野稔→適当なおっちゃん

樋口新葉→ヒグチシンバ?

紀平梨花→キヘイリカ?

三原舞依→中学生?

坂本花織→水泳選手っぽい

本郷理華→試合とインタビューのギャップが凄い

プルシェンコ→ヤバい

ゴールド→超かわいい

宮原知子→細い、沖縄出身?

鈴木明子→名前が普通

田中刑事→本名?

安藤美姫フェルナンデス

フェルナンデス→面白いプログラム滑る人

ネイサン→髪形すごい、羽生くんより強いの?

宇野昌磨→小さいのに(クリムキンイーグルを見て)腹筋凄い

コストナー→髪の毛をちゃんと結ばなくても大丈夫なのか疑問

メドベージェワ→誰も勝てない

ザギトワ→お人形さん、ジャンプはやっぱ若い方が有利なんでしょ?

オズモンド→かわいい、全体像が強そう

デールマン→化粧凄い

白岩優奈→一番かわいい

 

 

などなど・・。突っ込みどころは満載ですが、一般層からすればこんな感じなのね・・という感じ。特にアンダーラインを入れた個所に関してはオイオイ!と気になるところ。

 

高橋大輔→最終的に真央ちゃんと結婚しそう

何で同じ競技をしているというだけで、真央ちゃんやねん!

(真央ちゃん・大ちゃんのため否定しておきました)

 

・本田紗来→ロシア人とのハーフ??

いや、両親日本人だし、上の兄弟姉妹も日本人やん!

 

・坂本花織→水泳選手っぽい

坂もっちゃんが水泳をしていた過去を知らないのに、なぜか水泳オーラを察知する能力は侮れない

 

安藤美姫→フェルナンデス

お別れしました・・・・。

 

・白岩優奈→一番かわいい

「この子の方がかわいい!(誰と比べて?)」「フィギュア選手にしてはかわいい(オイ!)」と、なぜマスコミはこの子をほったらかしているんだ?!という意見がチラホラ。でも分かる。私も白岩さんはかわいいと思うわ。

 

続いては競技に関する印象を聞きました。

 

採点競技って分かりにくい

「フィギュアって見ていても誰が勝つのか分からない」

これが一番多く出た感想ですね。うう確かに・・。正直、私もよく分からない試合が多いので答えにくい質問ではありますが、案外これが「こけても勝てるってスポーツじゃなくない?」という厳しい意見にもつながるんですよね。あと何気に多いのが、キム・ヨナってインチキなの?」「ネットの陰謀論ってマジ?」という類のもの。そういうものを目にすると、ますます採点競技は分からないし、所詮お金持ちの道楽なのね~という風に見られて切ないです。

 

しかし、これがリアルな声といえばリアルな声なんですよね。新採点方式になってレベルは向上したし、技のひとつひとつが正確になったとは思います。一方、転んだり、両足着氷でも、基礎点の高いジャンプで回り切っていれば点数的なダメージは少なかったり、一見成功に見えたジャンプでもエッジエラーや回転不足があれば、得点をごっそり失ったりと、素人目ではなかなか分かりにくいのも事実。特に一般層はジャンプ以外の要素はおまけみたいにしか思っていないでしょうし、スピンやステップにレベルがあることや、どんなプログラムに高い演技構成点が出るのかなどは、ほとんどといって分からないと思います。

 

だからこそ「なぜノーミスでも勝てないの?」「表現力で低い評価をされて勝たせてもらえないんでしょ?」と言われちゃう。世間ではノーミス=優勝が当たり前なんですよね。

 

ただこの表現力と言われる点においても、つなぎの少ない助走が多いプログラム・両足スケーティングでエッジの浅い直立滑走・音を無視した動きなどでは点が出ないというルールはあまり知られていません。ルールと照らし合わせて、各試合巡りをしながら映像でも復習し、勉強するような濃いファンでない限り、理解するのは難しい競技だと思います。

 

ひとつ言えるのは、いやぁ愛されているな~というジャッジがあるのも嘘ではありませんが、基本的に陰謀論的なものは、ファンの妄想半分だと考えてOKということ。ファンと言ってもジャッジではありませんし、不可解な評価だなと思うことはありますが、全部が全部おかしいわけではありませんし、割とちゃんとジャッジしているなと思うことも多いです。

 

ファンが強烈すぎて引く

最後はズバリ「スケオタの印象」について。これはですね。一言でいうと強烈ですね。やばい。男子オタは熱狂的で、女子オタは過激です。特にSNSでのファンによるライバル選手同士のバトルはやけどしますよ、ホント。スケオタってなんでこうなんでしょう?!競技の特性??サッカーだとサポーターの抗議や不満はSNS(内側)より外に向かって直接解き放たれますが、フィギュアは違うんですよね。ネットで暴れる。さすがに容姿に関する誹謗中傷はやりすぎなんじゃ・・とヤフコメなんかは見ていて良い気持ちにならないので極力見ませんが、個人的な分析によりますと、どうやらスケオタはネットで呟く活動を好む、どちらかというと内向的な人が多いのかな?という気がします。まぁ、そういう私もこうしてブログを書いているので当てはまるのかな?

 

ただ、いくらネットで顔が見えないからといって、リアルでそれ言ったらドン引きされるだろう・・という表現を使ったり、一体どんな人がこんなこと言ってるの?と驚くようなクレーマーには、誰が見ても引きますよね。それにファンによるフィギュアスケートの過剰な持ち上げやゴリ押しも。

 

とにかく感じたのは、周りに変な印象がつかないように応援したい・気を付けたいということですね。ちなみに、私はバンクーバー五輪後にブログにて「真央ちゃん今回はミスが出て、金メダルがとれなかったのは残念だったけど、ワールドでは完璧に滑り切って優勝してほしい」と書いたら、恐ろしいファンに「違う!真央ちゃんはアクセルを3回も成功させたんだから本当は優勝なんだ!キム・ヨナが金メダルを盗んだんだ!これだからフィギュアに詳しくない奴は・・!」と叱られました。「真央ちゃんはワールドになんて出なくてもいい!出たってキム・ヨナ八百長で勝つんだから!転んでも勝つ!そんなことも分からず出ろというなんて、これだからフィギュアに詳しくない奴は・・!」と、しつこいくらい粘着されて、当時は本当に怖かったですよ。実際ワールドでは真央ちゃんが優勝しましたが・・。おそらく私だけでなく、他にも同じような経験をされた方もいらっしゃると思いますが、実はこういうやりとりでスケオタから離れる方もいるので、同じ批判でも丁寧な文章で書くのと、書かないのとでは随分印象も違ったんだろうにな、と残念になります。(なんか真央ファンが例になってしまい申し訳ありません。あくまでも一部ですのでお許しを。)

 

以上のように、ファンがファンにドン引きするという事例もあるので、お互いに、出来るだけ傷つかないようにしたいと思いました。もちろん、第三者から見ても引かれないことも合わせて・・。

 

 

スケートはおもしろいよ!

最後になりますが、これが個人的に調査した何の信憑性もない「ファン以外から見たフィギュアスケートの印象」結果でした。

 

出来れば皆さん・・。フィギュアスケートってヒラヒラした衣装で踊ってるだけだろ?と言わずに観ていただきたい。特に男性諸君。

 

フィギュアスケートは、ジャンプだけでなく、スピン、ステップ、スケーティングなどを総合して楽しむ競技なんです!ぜひ、ジャンプではジャンプ前の助走の短さや、跳ぶ直前までの足元の細かな動き、スピード、飛距離や高さ、流れ、などに注目し、スピンでは軸のブレなさや、ポジション変化のスムーズさや難しさ、速度などを見ていただけるとありがたいです。あとは上下の動きの激しさや、リンクをどれだけ広く使っているかなどもポイントとしてご覧ください。

 

よく分からんわ!という場合は、例としてロシアのメドベージェワ選手の足元をおすすめします。(多分一番わかりやすいので)ステップを踏みつつもグイグイ加速していくので、演技構成点が高く出るんだな~というのが分かると思います。ジャンプではカナダのオズモンド選手が(これまた一番わかりやすい)ベスト。超絶ダイナミックなので注目してみてください。正確性はありませんが、キム・ヨナよりも凄いです!あとは表現力(曲の解釈や音ハメ)なんかはイタリアのコストナー選手が一人勝ちしていますし、見れば意味が分かると思うので、そこにも注目を。スピンでは日本の宮原の(腰を逸らせた)スピンがオススメ。あれは世界一です!

 

そんなこんなで、五輪では誰が勝つという内容ではありませんが、フィギュアスケートを楽しんで観るポイントとしてここら辺を覚えていてくださると嬉しいです。

 

ひとりでもファンが増えることを願って・・。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

【全米も波乱】アシュリー台落ち、テネル優勝!未来とカレンは夢叶う

2017/2018シーズン全米選手権

 

※タイトルの「アシュリー台落ち」という意味は、全米の(4位までの)表彰台から台落ちという意味ではなく、代表になる可能性が高まる(3位以内)位置からの台落ちという意味です。悩んだのですが、タイトルの文字数の関係で、これを一言でまとめたかったのでこうなりました。

 

アメリカ女子の平昌五輪代表選手が決定しました。

 

ブレディ・テネル・ミライ・ナガス・カレン・チェンの3選手です。

 

まさかのアシュリー落選・・。

 

まだ気持ちの整理はつきませんが、今から全米選手権の感想を少し書いていきます。

 

大会前予想

全米前、私の予想は以下の通りでした。

 

①テネル・・ゴールドが抜けた枠にスッポリと入れる要素を持っている

②アシュリー・・何だかんだで最後にまとめてくるはず

③カレン・・アシュリーと同じ理由+PCSが出る

④ミライ・・3Aが他を崩してしまうかもしれない不安

 

しかし、結果は違いました。

 

①テネル→予想通り

②ミライ→嬉しいサプライズ!!

③カレン→予想通り

④アシュリー→涙涙涙

 

やはり波乱はつきもの。ちょうど2位と4位の順位が入れ替わりました。毎度ながら本当に本当に最後まで何が起こるかわかりませんね。

 

演技内容は?

続いて、演技の感想や代表選考についてまとめます。

 

ブレディ・テネル(219.51点)

ショート・フリーを通して五輪では全米ほどの点数(特にPCS)は出ないかもしれませんが、今最も勢いに乗っているアメリカンスケーターには違いないですね!ジャンプもスピンもいいし、何より安定している。日本で言う坂本枠といった辺りかな?そういう面では、日本にとって、テネルは強敵になるでしょうね。五輪という場で、こうした勢いで迫るダークホースの席は、ひとつしか用意されていないと思った方がいいかもしれません。

 

ミライ・ナガス(213.85点)

今シーズンはアクセルが他の要素を崩してしまうのではないかと、色々な面での心配があったのですが、強かったですね!想像以上に強かった!ショート・フリー共にアクセルがパーフェクトにいかなくても最後まで力尽きることなく、諦めることなくまとめた姿は素晴らしかったです!フリーでの観客のスタンディングオベーションと歓声は、いかにミライ・ナガスが代表にふさわしい演技をしたかを物語っていたと思います。テネルと同様、五輪では今回のような点数は出ないかもしれませんが、私は何より全米で210点台出たことが、とてもとても嬉しいです。バンクーバー、ソチに続いてピョンチャンで、3大会連続トリプルアクセルが見れるなんて幸せです!ミライちゃん、ミライの未来が輝いたね!本当に本当におめでとう!!

 

カレン・チェン(198.59点)

カレンの課題は回転不足。その点ではアシュリーと同じか、それ以上の問題点でもあります。今回も3Lz3T< 3F< 3Lz< 3S<<と、かなりの不安要素を残してしまいました。しかし、カレンにはPCSにおいて強みがあります。「カレンのPCSは高いよ!」という声もありますが、私はそうは思いません。カレンはアメリカ女子の中でも、プログラム全体をとても美しく滑れる数少ないスケーターであり、とても芸術的センスを持ったスケーターでもあると見ています。ジャンプさえ改善されれば一番怖いのはカレン・チェンといっていいでしょう。この選手が長くスケートを続けてくれたら、どんな風になるだろうかと考えると少し楽しみでもあります。

 

アシュリー・ワグナー(196.19点)
う~~ん。体も絞って、ノリノリで滑れてはいましたが、どうしてもジャンプの状態が良いとは言えませんでしたね・・。PCSについては「低すぎる」と嘆かれていますが、まさにココが代表争いのポイントだったのではないかなぁと思います。というのも、確かに他の3人に比べるとアシュリーの見せ方は技術的にも表現面でも優れているのは分かりますが、どうしても、まだフリーが滑り込めていないのでは?という印象があり、そこが今回大きく出てしまったかなと思えてなりません。また、他国のトップスケーターと比べると足元の面で、もう少し濃くした方が今のルールではいいのではないか?という心配が、PCSにも反映されている感もぬぐえなく・・残念ですが早めに対処できていたら代表入りは間違いなかったかな~と思うと、シーズン途中に体調を崩してなかなか練習できなかったアシュリーがかわいそうで・・。

 

運ってなんなんでしょう。運は人を良い方にも悪いほうにも振り回す。でもそれが運だからどうしようもない。また運をプラスへと変えていくしかないのか。ああ、アシュリー、本当に残念だけど、どんな状態でも滑ってくれてありがとう。

 

やはりアシュリーの姿が五輪にないというのは辛い・・。

いや、でもアメリカは北京に向けて若手を育てていくんですね。アメリカ女子の復活と活躍も見たいし、そう思うことにしよう!

 

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嬉しさと悲しさ

ラスボスは演技構成点

五輪で運命を分けるのは、ショートからいかにPCSで差をつけられるか。これがまず最終グループに残れるかどうかの境界線になります。なぜテネルのPCSがあれほど高く、アシュリーは異常に低いのか。それはジャッジの出した決断なので、批判する前になるべく私なりに考えた結果、それは演技のスムーズさだったのかなと考えます。確かに演技力やスケーティングにおいてテネルはアシュリーよりもレベルが落ちます。しかし、ジャンプをテンポよく跳んだり、流れがあるといった面では、テネルは上位4選手の中でもピカイチでしたよね。一方アシュリーは、ここ最近ずっとジャンプ前にスムーズさがかけ、それがせっかくの他の長所を消してしまっているのではないかと感じていました。また、今シーズンの傾向として、ミスしたらPCSもマイナスされやすくなっているのが関係していたのかなとも・・。これに関しては、逆に無名や若手選手の良い演技が続いた場合にも、短期間でPCSが上がるという風にもなっているので、ベテランと若手の垣根が昔ほどなくなりつつありますよね。そうなると、技術点だけでも稼いでしまう若手を、ベテランがPCSで超えるには、以前より難しいのかもしれませんね。

 

うう・・若手(主に10代)以外の選手すべてが、コストナー並みの技術表現を求められるのはキツイよなぁ。ベテランの基準があそこだと、そりゃ若手のパワーで押そうとなるのも分からなくもないかな。

 

アメリカはシビア

そうは言っても、私はアシュリーの調子が上がった時の演技は、アメリカ女子五輪一番手に値すると信じていましたがね!もっとパフォーマンスや細かな滑りの面を重視する流れだったら、今回の結果でもアシュリーはPCSでメダルをとることが出来たでしょう。実際、国内大会と国際大会の採点にはどの国も開きがありますし、どこを重視したいかで、選手たちの成績を2,3点くらい上げたり下げたりなんてどうにでもなりますよね。全日本と全米で爆発力と勢いのある坂本とテネルが選ばれたのは、時代がそういう流れだからなのでしょうね。それでも、アメリカはアシュリーを落選させ、テネルを全米女王にしたからには最後までシビアです。日本のように、五輪と世界選手権に出る選手を分けっこなどしません。分けっこするくらいなら、決断できるまで、きちんと選考する、それが正しいと思いますね。アメリカは決断の早さ、理由からしても、最初からアシュリーの代表入りは難しいと見ていたようで、これまたやはりシビアだな~と思いました。

 

それでもアシュリーが好き

アシュリー自身もジャッジには色々と疑問に思う点もあったと言葉を残していますが、それでも今は代表選手の応援団として成功を祈ってくれると、アスリートらしいさわやかな決意をしてくれ、ファンとしては泣きそうです。足の感染症で上手い具合に滑り込みできていなかったブランクが、五輪シーズンでは大きく響いてしまったかもしれませんが、ピークさえ五輪に合えば、アシュリーこそ適任なんじゃ・・フリーがあとひと月だけでも滑り込めれば変わるんじゃ・・、そんなことを今悔いても仕方ないので、これからのアシュリーを見守ることに徹します。個人的には、アシュリーが全米のリベンジをできる機会があればいいのですが・・今は痩せて筋肉も落ちたように見えるので、四大陸はどうなるか心配でもありますが、アシュリーには笑顔でエネルギッシュに現役を終えてほしい・・。それまではアシュリーをずっと応援したいです。

 

アシュリーの素晴らしいスケート人生を祈ってるよ!幸あれ!

 

五輪そして世界選手権へ

泣いても笑っても、これで代表が決まった今、次に注目されるのはアメリカ女子の五輪や世界選手権での立ち位置です。ざっとメンバーを見たところ、ノーミス対決の場合は、もちろん宮原>>アメリカ女子なのかな?という気はしますが、坂本VSテネル・カレンだとどうなるんだろう?という予想はつきませんね。カレンは後半調子を上げてくるとみているのですが、どうでしょう。回転不足さえつかないor少なくすめばかなり手強い相手ですよ。カレンは小柄なのでジャンプ自体は軽やかでキレイ!回転の入りさえ改善されれば、凄いスケーターになれそうです。テネルは五輪か世界選手権のどちらかで、実力を証明できれば選手としていい印象を残したままシーズンを終えれますね。本人もそこはかなり意識して、これから挑んでくることでしょう。ミライちゃんは、トリプルアクセルがリスクでもあり、救世主にもなったと思います。最終的には、このアクセルがミライ・ナガスのセールスポイントになり、代表切符をつかんだといってもいいくらい、とても理想的な計画でした。これは他の誰かが同じ戦略で来ても、夢には届かなかったかもしれません。しかしミライ・ナガスだからこそ成功したのだと思います。それくらい強い気持ちでここまでやって来たのですよね。きっと。長い間頑張りましたね。どうか五輪でもベストが尽くせますように・・!

 

最後に

そうそう、今回全米の舞台裏(ツイッター)ではゴールドの元気そうな姿(ややハイテンション気味?)が見られましたが、また少しずつ復帰への気持ちが芽生えだしたようで嬉しいです。と、いっても、急ぎは禁物!ゆっくりと不安を吐き出して、万全の状態でリンクに戻ってくれるのを待っています。

 

以上で最後になりますが、アメリカ女子の皆さんと日本女子の対決を楽しみに(再び日本の前に立ちはだかる強敵になるのはイヤなので阻止は必須)本番は、どちらも応援したいと思っています。

 

そして願いかなわず、五輪に行けなかった各国の選手たちの今後も、輝けるよう、同じくらい応援しています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

おわり

 

アシュリー!!私は点数関係なく、 Hip Hip Chin Chinもラ・ラ・ランドムーラン・ルージュも大好きだよーー!!!

 

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新葉と花織 明暗を分けたモノ、日本人の魅力とは?

 

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします!

 

今年の目標は、ブログの更新を増やすこと!

新年早々サボり気味になってしまいましたが(ダメ人間の基本)、今日から心入れ替えて月10記事を目指して頑張りたいと思います!(宣言したからにはやらないとね)

 

皆さんにとって実りある一年でありますように・・♡

 

 

さて、記念すべき2018年の一発目の投稿は「フィギュアスケート」について。

 

以前私は、グランプリシリーズ中にこんなことを呟いていました。

 

私はずっと日本人スケーターの魅力ってなんなんだろう?と思っていました。ロシアにはロシアの色が、カナダにはカナダの色があるじゃないですか。日本はロシアほど高度な技術を持つわけではないけれど、カナダのようなパワーがあるわけでもない。一体、日本人スケーターは世界からどんな風に映っているのかな~と考えていたんですよね。でも、最近少しずつココなんじゃないかな、という部分が見えてきた気がします。その武器になる部分が間違っていなければ、日本スケート連盟はあのふたりを五輪に出すのではないかな。(ここについては全日本後に書きます)

 

大事なところをピックアップすると

 

その武器になる部分が間違っていなければ、日本スケート連盟はあのふたりを五輪に出すのではないかな。(ここについては全日本後に書きます)

 

うぅ・・本当は全日本後すぐに書こうと思っていたのですが、私のポンコツな頭での五輪代表予想が見事外れてしまったのと、年末年始にパソコンを開ける機会がなかったので話が流れてしまっていました。

 

が、日本女子の魅力なる部分というのは、代表選手が誰であっても変わらないと思うので、そこだけは書いておきたいなぁという気持ちと、一度「書く」と宣言したからには、きちんと約束を果たしたいので、少々時間差となりますが、上記のテーマについて書いていこうと思います。

 

 

まず私の五輪代表予想はこうでした

告白と懺悔を致します。今季に入ってから観れる試合や報道はすべてチェックし、その結果をもとに感想をかける余裕がある時はすべて記事にしてきました。

 

ちなみに、その様子のごく一部

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そして、それらを総括した結果、私の中で「女子の五輪代表はこのふたりだろう」という考えがありました。

 

今だから隠さずいうと、それは宮原知子選手と樋口新葉選手

 

※あくまでも全日本前の時点でです。

 

このふたりには、それくらい日本女子の持つ魅力が詰まっている!そう確信していました。(坂本選手には本当に申し訳ないです・・。坂もっちゃんも大好きです。)

 

日本女子にしかない謎のカリスマ性

日本女子の強みってなんじゃい、ロシアほどテクニシャン&強心臓でもなく、カナダほどパワー+スピード&パフォーマーでもない!一体どこが彼女たちの魅力なわけ?

 

そんな嘆きの声を上げているスケオタさんたちも多くいらっしゃいました。

 

確かに外国人スケーターたちのスター性は凄いです。勢いがあります。一気にスターへの階段に上ってしまう。日本がいくら頑張っても次々と狂人的なライバル選手が現れ、あっという間にメダルを総なめされてしまいます。

 

しかしですね、個人的にですが、日本女子にはスター性はなくてもカリスマ性はあると思うんです。

 

いやいや、スター性とカリスマ性って何が違うの?と突っ込まれそうですが、日本には、一瞬でパッと結果を出す、ポテンシャルを兼ね備えたスター選手はいなくても、「あぁココが惜しかったね」「もう少しでメダルだったね~」「正直トップには立てないよね」と言われながらも、長い時間をかけてコツコツとやった結果「あれ?この子こんな素晴らしい選手だったっけ?」「今季で凄く磨かれたんじゃない?」「頑張っている姿を見ていたらファンになっちゃった」と、知らぬ間に応援したくなるドラマティックで不思議なオーラを持つ選手が昔から多い、とにかく愛される選手が多いと思いませんか?

 

そして、こういう誰でも出せるわけではない魅力って、ある意味カリスマ性と言っていいんじゃないかなぁと、私は考えているわけです。

 

何だかどこか健気で、一生懸命戦う姿に胸を打たれるというか、プログラムにその選手の人生や思いが詰まっているのが伝わる演技というか。選手の入れ替わりが激しい中、小さい頃から知っている子たちがシニアの舞台で地道に頑張っている姿に、海外ファンたちも愛着が沸いてきて、おじいちゃんおばあちゃんが孫を見ているような気持ちになるんじゃないかなぁ、と思います。これって少し、日本のアイドルオタク文化にも似ています。選手ひとりひとりに歴史があって、その子たちが頂点に立つまでの成長を皆で応援していく感じ。不思議と日本人選手には海外ファンもそんな目で見てしまう謎の魅力があります。

 

「誰がメダルをとると思いますか?」と聞かれたらロシア人とカナダ人選手の名前をあげる人が大半だと思います。しかし、「誰の演技をもう一度みたいですか?(感動でも可)」と聞かれたら今季の宮原・樋口の名前をあげるファンが多いのではないでしょうか。

 

伊藤みどりのDNAは続いている

まさにそんな日本女子の謎のカリスマ性は、遡ると伝説のスケーター伊藤みどり氏にたどり着くわけです。すべてはこの方から始まった。だっていまだに魅力的な日本人選手を見つけると海外勢はこう言いますもの。「彼女はミドリのようだ!」って。その言葉を聞くたびに「あぁ日本女子には記憶に残るスケーターになるDNAが引き継がれているんだなぁ」と感慨深くなります。今まで私が日本人だから、日本人の演技に感動するのかな?と半信半疑な部分があったのですが、やはり海外解説者やファンの声を聞くと、それは間違いではないと実感できます。

 

確かに強さ=スターだったり、華やかさ=スターだったり、国が変わればスポ根=スターだったりもする。しかし、そのスターというのは、観ている側の視点の問題で決まり、好みは人それぞれ。そう言った意味では誰でもスターになり得るのです。一方、感動する演技というのは、好みや頭で考えるものではありません。意図していないのに心が動き、感じるものです。そういう演技が、そういうスケーターが今後も日本からたくさん育ち、誕生してくれることを期待しています。

 

新葉と花織

と、これだけ熱弁しても、今いったことは感情論にしか過ぎず、それらが直接「点数」として反映されるのかといったら「感動点」なるものはないので、勝つためには結局、技術向上が必須という事実には変わりありません。ただ、なぜ私がその「感動できるカリスマ性」を日本女子の強みにしたかと言えば、それはズバリ今季が五輪シーズンだったからです。五輪という特別な舞台では、いつもと違うプラスアルファなものが好まれます。それがこの「感動できるプログラム」と「感動できるサクセスストーリー」。この二台柱が五輪女子フィギュアの醍醐味といっていいくらい、重要視されているものだと思います。話は初めに戻って、その点からしても(実をいうと)私は五輪代表発表ギリギリまで2枠目には、樋口選手が選ばれるのではないかと淡い期待をしていました。坂本選手の成長と勝負強さも素晴らしかったのですが五輪には点の出る樋口、世界選手権には枠を取り戻すため勝負師の坂本だろうと思っていたのです。

 

まぁ実際はその逆でしたが、スケート連盟の決断も「普通」というか、正しいと思います。ただ、私は、ここで日本が世界に挑むためには、先を見据えてスケート連盟がチャレンジしても良かったんじゃないかなぁぁとも思いました。いや、坂本選手の豪快なジャンプや、とにかく加点がつくスケートも私はとても期待しているんです。あそこで力を発揮できたことは、もちろん選考に値します。でもね、こうも思っちゃったんです。

 

ロシアだったらここで坂本選手に決めるのだろうか?、と。

 

ソツコワとツルスカヤ

私の脳内では選考基準に当たって、勝手にソツコワ=樋口、ツルスカヤ=坂本だったら・・という風に思って考えていました。ロシアだったらこの立場でどちらにするか・・。そう考えたときロシアだったらこの全日本での結果は保留にするなと思いました。多分年明けに最終決着をつけさせるのではないかと予想したのです。僅かな差でも、違いでも、入念に見極めるのがロシア。なるべく周りの空気をよんで無難なところにおさめようとするのが日本。そうではないでしょうか。五輪を坂本選手にしたのに世界選手権を樋口選手にしたあたりなんかはモロにそう感じてしまいます。選手を大切にしている証拠?そうなのかな?五輪を一か八かで坂本選手の爆発力にかけるのなら、大事な試合でピークを合わせられなかったからと落選した樋口選手を世界選手権に選出するのは・・あれ?勝負強さを重視とかどこいった??という話。坂本選手の今後の活躍を期待して五輪に選出したなら、半分こみたいなやり方は選手にとっても、実績をつむための評価が中途半端でおわり良くないのでは?と、疑問に思うのは私だけなのかと思いましたが、おひとりだけ同じことをおっしゃっていたブロガーさんがいたので、ひっそりと同意しました。

 

「五輪は枠取りとか関係ないし、宮原選手以外にメダルの可能性はかけていないから2枠目の成績とかは重視していません、だから全日本で良かった人が勢いでいってきな~。でも世界選手権は1点でも点が出る人のが必要だから休んでね。」ということみたいでなんだかな。う~ん、坂本選手の安定感(ここぞという時のメンタル)を評価して選出したのなら、3枠取り返すための世界選手権になぜ坂本選手を選ばなかったのだろう。そして五輪の扱いが謎すぎる。なぜ全員で戦おうとせず、いつもひとりのメダルだけに期待をかけるのか。ひとりが崩れても、もうひとりが取り返すくらいじゃないと今のトップとは戦えないのに。

 

実績が発揮されるタイミング

代表選手の選出で選考基準から総合的に判断するという例として、過去に高橋大輔さんがソチの代表選手に選ばれたことがありましたが、その時彼は世界選手権での優勝経験やオリンピック銅メダリストなどといった既にスケーターとしての大きな実績がありました。一方今回女子の選考基準では、まるで「宮原以外ワールドメダリストもいないし、実績といえる実績を持つ選手はいない」と、実績で評価されるような選考ではありませんでした。本当にそうなのでしょうか。大きな大会でのメダルがなければ、それ以外の成績が実績というかたち(目安)になるのではないかと思います。だってそれが現在の女子の実績なのですから。そもそもワールドメダリストがごろさらいる男子の基準で語っても仕方がないことなんです。女子には女子の「実績基準」がある。そんな違和感がありました。

 

女子の場合は今季の成績をよく考慮することも重要でした。まずは、今季のSB、そして最低スコア。その選手の上下を見ることは、かなり大切なことだと思います。五輪なんてどの選手も初めてで緊張はしてあたり前。いつも通りに出来ないなんてことがあってもおかしくありません。そんな時に助けてくれるのが経験だったりする。シニアでトップ選手の見たこともないピーク状態と共に戦わなければいけない中、それに負けない演技と、少しでも勝負できる演技構成点がもらえるかは、少なくても経験と実績が鍵になると思います。

 

そういうことから、あの日本女子が惨敗したといわれた名古屋ファイナルは、五輪前に経験しておくべき大切な試合だったはずです。あの成績をそのまま惨敗と受け取るのは早すぎたのではないかと残念に思います。

 

五輪で誰が0.1点でも多く点をだせるか、もっと突っ込んでいってもよかったのではないでしょうか。

 

明暗をわけたもの

ここまで書くと「あなたただのワカバ贔屓じゃない」「坂本さんに失礼よ」と言われそうですね。すみません。文才がなくて失礼な言い方になっていたかもしれません。でもそんなことはありませんよ!!坂本選手が五輪に選ばれたことを不満になんて思っていませんし、あのスケートは磨けば磨くほどキラッキラになると思っていますから。選考方法に疑問は抱きましたが、決まったことに関しては、素直に応援したいし、納得もしています。また、坂本選手のショートの完成度の高さは本当に素晴らしいですし、昨年のフリーはPCSの評価もまだ眠っていた感じでしたが、個人的にはシーズンが進むにつれて情緒が出てきて「表現が芽生えてきている!」と興奮したので、まだ粗削りと言われている部分にも坂本選手ならやってくれるはず!と、これからに期待しています。

 

あ、あともうひとつ。中国の方が言っていました。「カオリのスケーティングを見ると日本人のスケートだあぁぁとすぐ分かる!日本人のスケートは滑らかでキレイ。みんな丁寧だよね。」これも日本人スケーター、特に坂本選手の魅力でした!!忘れちゃいかん!

 

結局、樋口・坂本選手の明暗を分けたものは、選考会で力を発揮できたかどうかでした。だからといって、どちらのメンタルが強いとかは、この結果だけで私は判断できかねませんが、やはりその人が持つ「運」のようなものはどうしてもあるんだろうなぁという気もします。坂本選手はそういう面で「持ってるな」という印象は強いですよね。しかし運も実力のうち。五輪にはそれが必要だったりもするので、スケート連盟はそこにかけたのかな、と最終的には思いました。

 

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ノーミスの神様

最後になりますが、フィギュアスケートで一番大切なのはノーミスでどこまで点がでるかだと思っています。私が宮原・樋口オシだった理由には、このノーミス点において、他の選手よりアドバンテージがあると思ったから。しかし坂本選手もこのふたりとはグイグイ差をつめてきているので、今後ノーミスで思ったより点がでなくても、持ち前のガッツでのぼりつめてきてほしいです。もちろん、実力があってもミスしてしまえば、メダルをとらせてもらえないのが五輪。ミス待ちではいけませんが、日本勢がノーミスすれば、その評価は上がると思います。

 

平昌ではぜひ、日本女子の魅力・強みを発揮して、普段フィギュアを見ない人々にスケートの素晴らしさを感じてもらえたら嬉しいです。そしてひとりでも多くのさっとん・さかもっちゃんファンを増やしてきてほしいです!

 

 

さらに、ワカバ応援団としては、樋口選手を世界選手権に選んでもらって、もう一度ジプシーダンススカイフォールが見られるのは最高です!もう「枠を減らした」と、日本女子が責められる姿は見たくないので、次こそ中国杯を超えるような素敵な演技ができるように祈っています!

 

ノーミスの神様、どうか日本女子にお恵みを~~!!

 

おわり

フィギュア五輪代表選考会を終えて、ただのファンが全力で呟く

 

全日本フィギュアが終わりました。

 

ここまでとても長かった・・・。

 

それくらいシーズン開幕から色んなことがありました。

 

そして最後の最後には、誰にも予想できなかった結果となりました。

 

これが五輪シーズン、これが全日本選手権

 

まさにそんな言葉通りの戦いに、アスリート世界の厳しさを改めて感じました。

 

また、それと同時に代表選手を迷えるほど層のあつい日本を誇りにも思えました。

 

考えてみてください。少し前まで日本女子は崖っぷち扱いでした。

 

世界選手権で宮原選手が棄権したとき、日本は宮原がいなければ戦えない、奇跡でも起こらない限り枠は確保できないと厳しい目を向けられていました。

 

しかし今はどうでしょうか。今は違いますよね。たった一年もしないうちに日本女子は成長しました。私はそう思います。

 

宮原以外にも国際舞台で評価される選手たちの存在。

 

国内での位置づけがいつ変化してもおかしくないほどの若手の勢い。

 

五輪・四大陸・世界選手権の補欠選手でも、決して3番手とは言い切れない能力。

 

この短期間で日本女子がとても苦しい思いの中、頑張ってくれたことに対し、労いと感謝の気持ちを伝えたいです。

 

知子ちゃん、新葉ちゃん、舞依ちゃん、理華ちゃん、坂もっちゃん、真凜ちゃん、白岩ちゃん、本当にお疲れ様でした!そしてありがとうございました!!!

 

そして男女の代表を勝ち取った宇野・田中・羽生・宮原・坂本選手はおめでとうございます!今回願いが届かなかった選手たちの分も頑張って平昌で戦ってきてほしいです!

 

・・と、ここまで書いても樋口・三原選手のことを思い出すだけで涙が出てしまうどうしようもない私ですが、このふたりが既に前を向いているのだから、ファンがいつまでも悲しんではダメだ!と、ここからは全日本の感想を明るく書いていきたいと思います!(多分しんみりモードになるけど)

 

目次

 

ミスパーフェクト宮原の強さと涙

ケガ明けで全日本までは調整試合のつもりでGPシリーズ戦を挑んだものの、急きょファイナル進出が決まり、慌ただしいスケジュールの中、身体に負担がかかっていないかとても心配でした。そしてその不安は全日本のショートを観て的中。すべてのジャンプがギリギリで、なんとか根性で跳んでいるように見えました。その結果、ジャンプで回転不足をとられ2位発進。この時私は、フリーでジャンプが持つのか・タイトル連覇を守れるのか半信半疑になってしまいました。

 

しかし、宮原知子は強かった。フリーのジャンプはルッツ以外どれもショートとは全然違う出来でした。もちろん良い意味でです。そしてスピンやステップは言うまでもないくらい上質で、表現面でも頭一つ抜けていました。どんな過酷なスケジュールでも、どんな精神状態でもノーミスで結果を出してくる。これがトップスケーターなのかと改めて宮原知子の強さを認識しました。

 

演技が終わり涙する宮原選手の姿を見ると、ケガをしてから全日本に戻ってくるまでの道のりや、自分の力を出し切れたことへの安堵感など、色々な感情が入り混じっているんだろうな、と思うと、あの涙は宮原選手の努力が滲みでた瞬間なのかなと思いました。

 

頼もしい日本のエース宮原知子の理想的な復活劇の続きを平昌で観たい。

 

そんなファンの思いと、宮原選手の夢を五輪では悔いなく発揮してきてほしいです。

坂本の粘りが夢を掴んだ

全日本開幕前、まさか坂本選手が優勝に限りなく近い滑りをみせてくれるとは思いませんでした。スケートアメリカの結果を受け、SBを出すような良い滑りが出きるだろうとは予想していましたが、この短期間で宮原選手と優勝を争うような(アメリカ戦の数倍キレのある)レベルの高い仕上がりにしてくるとは正直思っていませんでした。GPシリーズのメダルで自信がついたのでしょう。坂本選手の技術が勢いに乗ったら、それだけで演技構成点の高い宮原選手にも追いついてしまう。ショート終了後、私は「坂本選手は2枠目を樋口選手と競うかたちとなるだろうな」と考えていましたが、それは違いました。坂本選手は本気で宮原選手に勝ちにいっていた。いや、勝ってやろうと思っていた。実際勝っていてもおかしくない滑りだったと思っています。

 

坂本選手が代表の切符を掴んだ理由は、この粘り強さと諦めない精神ではないでしょうか。シーズン初めに「ダメだ」と思ったら即プログラム変更をし、ジャンプを全部後半に入れなければ「勝てない」と思ったら即実行し、全然モノにならないと思ったら試合数を重ねまくって「出きるまで諦めない」、その結果がようやく表れたのがスケートアメリカでの銀メダルで、後は持ち前のポジティブシンキングで全日本まで突っ走ったら「ゴールが見えた」。最後の最後までやり切った結果が今なのでしょう。(坂もっちゃんは完全にソチの町田枠でした)

 

これからハードスケジュールの中、トップスケーターたちと戦っていく上で、笑顔で滑り切れない時もあるかもしれない。しかし何事も経験。あの大きなジャンプと豪快なスピンと力強いステップは来季もプラスになる宝です。ぜひ、坂本選手の持つたくさんの長所を生かして五輪デビューと共にシニアで活躍していってほしいです。

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スケート愛伝わるドラマチックな樋口

「2枠目は総合的な判断のもと決定します。」

樋口選手は分析能力があり、自分にとても厳しい選手。今シーズンは、女子の選考基準をしっかりと把握し、全項目に名前が刻まれるよう努力に努力したのだと思います。そして2枠のうちの1枠は宮原選手の手にあるということも理解していたのでしょう。そのため、なにがなんでも他の選考基準の保険は全部「取りに行く」と食らいついた結果、全日本では力尽きてしまったように見えました。しかし蓋を開けたら、選考基準で重要視されたのは、全日本一発勝負のみ。これには泣けてしまった。中国杯で1位だったら・・1度でもザギトワ選手を破っていられたら・・他の試合に出ていたら・・ファイナルで唯一の日本人出場者だったら・・タラレバは仕方ありませんが、樋口選手には評価以上の評価を得ていてもおかしくない場面がたくさんあっただけに、全日本直前で宮原・坂本選手とほぼ選考基準で同等の位置になり、保険の強みが薄まってしまったのが気の毒でなりませんでした。

それでも現実は現実だし、結果は結果。樋口選手自身がもう4年後に向けて進んでいるので、こちらも精一杯応援したいです。今回の件を受け私は、今まで樋口選手には五輪に出てほしかったけど、訂正する。樋口新葉には五輪金をとってきてほしい。北京ではそれを期待する。心からそう思いました。皆の者~!スカイフォールが平昌五輪でお披露目されないというもったいなさを後悔するがいい!!若いうちから運がなくても実力で批判も受け止めて頑張る樋口選手は凄いよ!全然弱くなんてないから自信を持って進んでほしいです。

 

樋口選手がどれだけスケートに人生を捧げているか、どれだけ真剣か、それは今シーズンあなたの演技を見ていた人全員に伝わっていました。素晴らしいスケート愛です。こんなにドキドキしながら試合を見守るなんて、私にとっては浅田真央ちゃん以来。どこかハラハラドキドキさせるんだけど目が離せないドラマティックなスケーター。ずっと応援していきたい。強くそう思いました。頑張れワカバ!

三原の努力をファンは知っている

宮原選手の不在中、日本女子を支えてくれた三原選手。全日本では体の調子が思わしくなかったのか、本来の伸びやかな動きが出来ませんでした。冬になるとリウマチの症状が出てくるようで、なかなか難しいところだったと思いますが、フリーの心のこもった演技への惜しみない歓声と拍手は、スケートファンから三原選手への感謝の気持ちです。

 

ずっと代表を目指してきて、夢が叶わなかったとしても「あの出来で代表に選ばれたら申し訳ないので・・。それでも四大陸に選んでいただけて嬉しいです。」とコメントできる気高さは十代とは思えないほど立派。しかし、ファンとして言いたい。こんな時は優等生でなくてもいいんだよ。我慢しなくてもいい。アスリートなんだから悔しいと言っても全然いいんだよ。むしろもっと殻を破ってもいい。それで演技の幅が広がるのなら、三原選手が強気な発言をしようが、誰も嫌いになんてならない。

 

「なぜショートを変えないのか」「あんなに似合っていないプログラムを五輪に持ってくるなんて」

 

それは、この先をずっと見ていたからでしょう。今変えなければ、来シーズンはもっと変わらない。言葉には出さなくても悔しかったはずです。過去に同じことを言われた選手がいましたが、成功するためには失敗も必要です。ここで無難な曲を選んでいても代表争いの結果は変わらなかったと思います。三原選手が何よりも素晴らしいのは、演技構成点が伸び悩んだのは曲のせいではなく、自分に表現力が足りないのだと頑張っているところ。こういう選手には報われてほしいです。

 

とにかく、今はゆっくり休んで舞依ちゃん!

本田真凜の再スタート

「気が付いたらトップ選手についていけてない」

そう分かったときには間に合わなかった。まるでそう言っているかのような全日本での演技だった本田選手。試合後も「思い描いていたスケート人生が今日で変わった」「今はスケートのことは考えられない」と本田選手らしくない弱気な発言がチラホラ・・。

 

思えば本田選手は以前、こんなことを言っていました。フィギュアスケートを始めた理由を「皆自分ひとりだけを見てくれるから」と。私はこの言葉を聞いてとても悲しくなった記憶があります。もっと自分だけを見てほしい・・自分にも注目してほしい。どこか本田真凜という人間の中にある寂しさのようなものを感じたからです。

 

今回代表入りできなかったことに加え、トップ選手から外れてしまったことに世間での注目度は下がってしまうかもしれません。しかし、その注目が離れたからといって、本田選手が終わったわけではありません。だってまだシニア1年目じゃないですか。個人的に全日本のトゥーランドットはミスこそありましたが、今までの中で最も音に負けていないシニアらしい演技で良かったと思います。本田選手は美しさを持った才能ある選手。できれば今後は自分の強みをフィギュアスケートという場一本で最大限に生かして、心に残る演技として注目を浴びてほしいです。

厳しい後半戦になることを覚悟

最後に、今後について一言だけ。実は宇野選手が心配です。かなり疲労が蓄積しているように見えます。これから年を越して、四大陸・団体戦個人戦・世界選手権と続く中で体力も気力も消耗してしまわないかハラハラします。ただでさえファイナルから全日本までの調子の悪さを見ると、ピークが崩れてしまっているのではないかと気になるのに、この過密日程でコンディションを整えるのは至難の業ですよね。(そう思うと、どんな時でも結果を残していた全盛期の真央ちゃんのフィジカルって凄い)

 

また、ケガ明けの宮原選手が世界選手権まで持つのかもやや不安です・・。いくら五輪明けの世界選手権といっても今回は地元コストナー選手も出場すると思いますし、ロシア勢はメダルはとれるうちにとるスタイルだから必ず挑んでくるだろうし、決して楽に枠を取り戻せない覚悟はしておかないといけませんよね。またまたそんな時に、重役を任せられる樋口選手・・。五輪帰りの選手たちと戦うのは、演技構成点の評価の面でどうでるのだろう?とは思いますが、今度こそ笑って終えれるような結果になってほしいです。

 

坂本選手はフリーの表現がもっと洗練されると一気にぐ~んとトップグループの仲間入りができるだけに、あのマイムの長さが気になります・・。マイムはロシアの売りなので真似れるところはどんどん真似て点数を伸ばしていけばいいとは思いますが、ちょっと長すぎて休憩とみなされていないか心配。もう少し短くすれば演技構成点もでるんじゃないかなぁ。半分は滑りながらやるとか。

 

羽生選手については、五輪前にきちんと滑れるのかを連盟がチェックした方がいいですよね。そうするとは思いますが、いくらなんでも団体戦(出ないにしても)ギリギリまで公開できないレベルなら本気で出しちゃいけないと思います。そうでないと、羽生選手本人が批判を浴びてしまいそうだし、スケート連盟の選考会の信用にかかわる大事になってしまいますよ。まぁ実際は大事をとっている程度だから選考できたと思いますが、治ってるだとか、重症だとか色々な情報が行き交っているので少し心配になりました。

 

それにしても、無良くん・・。あの涙を見たら、こっちも堪えられないではないか。今回の全日本で一番泣けたよ・・。お疲れ様。

 

以上で感想を終わります。

 

いや、これで本当に終わりにします。

 

代表発表後、すぐに気持ちを切り替えられた樋口新葉の未来に幸あれ!

 

 

GPシリーズ~名古屋ファイナル完全ガイド 日本フィギュアの展望は?

GPF2017まとめ

 

 

フィギュアスケートシーズン前半戦の要「グランプリファイナル」の結果が出ましたので、その感想をこれまでの大会と共に振り返りたいと思います。

 

 

その前にこれまでのおさらい(というかまとめ)

 

 

 別名:恐ロシア杯

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 日本人メダリスト・・2位羽生 3位樋口 

 

 

別名:スケート鬼カナダ

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 日本人メダリスト・・1位宇野

 

 

別名:死の中国杯

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日本人メダリスト・・2位樋口

 

 

別名:ドーモくん杯

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羽生棄権

 

 

別名:誰かロシアを止めて杯

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日本人メダリスト・・2位宇野

 

 

別名:スケートミヤハラ

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日本人メダリスト・・1位宮原 2位坂本

 

 

NHK杯では羽生選手が棄権というアクシデントもありましたが、6戦終えた結果、日本からは宇野・樋口・宮原がファイナルへ進出しました・・!!

 

一時期は日本開催でありながらも、ファイナル進出者は宇野オンリーか?!と危ぶまれましたが、ポイントをしっかり重ねて報われた樋口と、メドベージェワの辞退により補欠で繰り上がった宮原の日本人計3選手のTOP6入りが決定しました!!

 

しかし日本勢にとっては、五輪選考も視野に入れた緊張の一戦。

 

早々と結果が気になるところなので、まずは男女共に結果から見ていきたいと思います!

 

 

目次

 

男女総合結果

男子

1. ネイサン・チェン 米  286.51点
2. 宇野昌磨 日 286.01点
3. ミハイル・コリャダ 露  282.00 点
4. セルゲイ・ボロノフ 露  266.59点
5. アダム・リッポン 米  254.33 点
6. ジェイソン・ブラウン 米  253.81点

 

男子はネイサン・チェン選手が優勝、宇野昌磨選手は僅差で2位となりました。

 

女子

1. アリーナ・ザギトワ 露  223.30点
2. マリア・ソツコワ 露  216.28点
3. ケイトリン・オズモンド 加  215.16点
4. カロリーナ・コストナー 伊  214.65点
5. 宮原知子 日  213.49点
6. 樋口新葉 日  202.11点

 

女子はアリーナ・ザギトワ選手が優勝、宮原・樋口選手は5位6位と並びました。

さっそくですが、この結果を踏まえての簡単な感想を一人ずつまとめます。

一言感想

ネイサン・チェン

ショートが段々セクシーかつクールになってきてGOOD!一方フリーは苦手意識があるのか?一気にダウンしてしまうという流れが定着しつつあるのが心配。それでも優勝おめでとう!五輪前にファイナルのタイトルをとれたのは良かったと思います!

 

宇野昌磨

ショートのアクセル後の転倒が惜しかったですね。あれはジャンプミスというより着氷した後、単純につるっと滑っちゃたような珍しい転び方でした。ドンマイです。フリーはとことん調子が悪そうで・・ややお疲れモードかな?と見えたので、全日本までにコンディションを整えて、本来の力を見せてほしいです!何気にショートの演技時間がオーバーしなければ優勝でしたね。これまたドンマイ。

 

ミハイル・コリャダ

すみません・・演技より気になったことが。それは、ロシアの平昌五輪出場停止処分についてのコリャダ選手の発言で「ロシアの犯したことを考えれば当然の処置」という部分が、実は誤訳で、本当は「ロシア選手が出場できるのは正しい判断」と言ったのだと、後に訂正された件。えっそんな誤訳ありえる??と思ったのは私だけでしょうか?確かに訂正前のコメントを見た時は「こんなこと言っちゃって大丈夫なのか?」と驚きましたが・・その後すぐに訂正が入ったので「やっぱりマズかったのか」「裏でお咎めがあったのではないか」と少し不安な自分がいる・・。単なる誤訳を願います。

 

セルゲイ・ボロノフ

トップ勢と比べると調子が良くても点差を付けられてしまうのは仕方ありませんが、それでも今期は与えられたチャンスや自分にできることを100パーセント発揮するぞ!という気迫みたいなものが感じられて、見ている方も応援したくなるし、気持ちが良いです!長く競技を続けたい選手にとっては希望の存在ですね。

 

アダム・リッポン

肩はもう大丈夫なのかな?他の選手もそうなんですが、今季は五輪シーズンということもあって、前半からフルエンジンで飛ばしてくる選手が多いですよね。そのためか、ここに来てグッとケガや疲労がのしかかってしまったように見えます。そう考えるとピークをつくるのって難しいですね。なんだかんだで全試合ピークに近いかたちを持ってこないと追いつけないくらい全体のレベルが上がっているのも、この「エンジン疲れ」を及ぼすことに関係しているんだろうなぁ。

 

ジェイソン・ブラウン

ジェイソンは日本が好きなのに、日本での試合と相性が良くありませんね。なぜだろう?ラッキースポットであってほしいのにーー!!個人的にフリーの「Inner Love」が大好きなので、完全完璧音ハメノーミスverで滑り切るところが見たいです!ジェイソンと振付師のロヒーンさんのコラボは世界一!今のフィギュアに足りないものがつまってる!

 

アリーナ・ザギトワ

ジャンプがクリーンに決まらなくなってきているので、五輪まで持つかな?という不安はありますが、それ以外の要素は試合を重ねる度に強化されていて凄いなぁと思います。以前はせかせかしていた身のこなしも、今は音を意識してこなしているので、さほど気にならなくなってきました。何より多少のミスでも高得点をキープできる選手になっているのが羨ましいです。これも戦略と才能がなせる業。時代はジャンプだけ、スケーティングだけで救われないのだと痛感させられました。

 

マリア・ソツコワ

ニューヘアーカラーで気合いの入ったソツコワ選手でしたが、生え際の明るい金髪が帽子に見えて演技に集中できなかったよ~う・・!!!しかし最近まで回転不足をくらっていた選手とは思えないほどジャンプが綺麗になっていて、どんな訓練しているの?と聞きたいくらい頑張っていますね。以前、ソツコワ選手をファイナルで開花させてはいかん!と書いていたのですが、本当にそうなってしまったのでどうしよう。もうこれ以上ロシアは日本女子をおいつめないで~~!!

 

ケイトリン・オズモンド

オズモンド選手はちょいちょい大きなミスをする選手ですが、演技全体が大きいし、広がりがあるので、ミスが表彰台の命取りにはならないのが強みですね。しかし、五輪では最終グループのノーミス演技が揃えば、小さなミスでさえ命取りな採点になるでしょうから、そういった緊張をいかにコントロールするかが鍵になりそうです。オズモンド選手の場合は技術ではなく、メンタル面の不安が課題なんでしょうね。

 

カロリーナ・コストナー

今回はメドベージェワ選手が不在というのもあって、尚一層表現が際立っていました。もはや女子シングルでPCSを比較する選手がいない状態。全要素がプログラムの中でストーリー化されているような感じ。3T2Tでもあんなに高得点がでるのは、コストナー選手以外は無理でしょうね。コストナー選手と同じ構成で勝つには、女版高橋大輔か女版ステファン・ランビエールの用意が必要かもしれない。つまりはいない。

 

宮原知子

ショートではスケートアメリカよりもジャンプが戻ってきていて、順調に回復してきていることを確認。フリーでは冒頭のお釈迦様のような指のポーズがなくなり、より日本人らしさがでるように改善されていました。はじめは急きょ予定にはなかったファイナル行きが決定して体の面で無理がでないか心配でしたが、宮原選手本人はケロッとしていたのを見て安心しました。とにかく復帰してからの宮原選手は、とても明るく前向き!5位という結果にも気持ちの面でサラッと受け入れ「次だ!次!」と落ち込まずに全日本へ調整していけそうです。

 

樋口新葉

初めてのグランプリファイナル。全日本前のこの時期の調整は心・技・体で難しかったでしょうね。フリーは緊張で崩れてしまいましたが、ショートはそれと同じ心境でもノーミスでやりきれたのだから全日本には自信を持って進むべし!大丈夫、こんな最強TOP6と戦うのだから、日本のファンだって今回の結果は想定の範囲!問題はここでピークと運を使い果たすか、ここで少し休憩して次でかっ飛ばすか。個人的には本番は全日本だと思っていたので、ファイナルは勉強会だと流して、この悔しさをバネに爆発してほしいな。

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唯一決戦が名古屋だったのは、今後の調整を考えると時差ぼけもなくてよかったです

日本女子の分析

さて、結果日本女子は地国開催で5位6位となってしまい、世間では「もうフィギュアよりスピードスケートの方が強いのね・・」「ロシアのお家芸になっちゃたね」「宮原でも勝てないなら無理じゃん」とファンには悲しい声が聞こえてきますが、できればまだ希望を捨てたくはないというのが私の気持ちです。そこで、私なりに「日本女子、平昌への飛来編」として独自に日本女子を分析し、今大会の感想を締めくくりたいと思います。

泣かないで新葉!

まずはフリー終了後、悔しさで涙涙の樋口選手から。

 

ショートは73.26点(TES39.08点 PCS34.18点)

冒頭の2Aと後半の3Lz3TでGOE+1、スピンステップでオールレベル4獲得。しかし後半基礎点5.83の3Fで!を取られ、GOE-0.30点の計5.53点となりました。惜しいのはズバリこの3F!。しかしこの!マーク、実はショート首位のオズモンド選手もルッツ(基礎点6.00)で取られているのですが、彼女の場合GOE+0.80点の計6.80点となっています。どうして同じ!マークなのにこんなに評価が違うのかといえば、質の良いジャンプには高い加点からのマイナスになるので、GOEの評価が高いほどダメージが少なくなるんですね。ただこれってエッジ違反には変わりはありません、間違った踏切で質のいいも何もないとは思うので変なルールです。!には一律加点なし、eにはマイナスいくつとかにすれば平等なのになぁ。

 

とは、いってもルールはルールなので、少しでも!のマイナス分をカバーするには、①質の高いフリップを跳ぶか、②エッジを改善するか、③ループにかえるか、にするしかありません。

 

①質の高い3Fを跳ぶ

今からジャンプを変更するのは心の負担になりかねないので、このままのエッジで開き直って突破する方法。オズモンド選手並みにスピードがあると言われている樋口選手なら、思い切って飛べばダイナミックなジャンプを見せてくれるはず。

 

②エッジを改善する

ジャッジはエッジに関しては気分屋さんなところがある。特に小さい大会だとおまけしてくれたり、逆に五輪みたいな大きい舞台だとノーミス演技に回転不足やエッジエラーでマイナスすると、一般の視聴者がWHY?とざわざわしてしまうので、最終グループには厳しくしない傾向にある。よって「あれ?いつもよりは良い感じじゃない?」と思えば少しくらいフラットでもいつもより良ければ認定するかもしれない。いつもより良い感じなら。

 

③ループにかえる

フリップとループは0.22点差しかないので、単独ジャンプをループにして、ここにGOEを足した方が点数でるんじゃないの?という選択もありますが、選手本人が跳びやすいジャンプというのもあるので、どうしようもない状況以外は判断に迷うところですね。やはり単独ジャンプはステップから直ちに跳ぶ選手の方が評価が高いですし、そうなると自分が跳びやすいジャンプの方が安心できますよね。

 

よって①②の方向で、ひたすらノーミスを貫けばOK。PCSも上がって来ているし、なんとかなる!いや、なんとかなるんだ!!

 

あと、もうひとつ考えられるのがダブルアクセルですね。

 

あれだけ質が高いのに前半ジャンプということでGOEが高くても、得点源にならないのがもったいないです。ただ、あそこはもう後半に動かせないほどアクセントになっているので難しいところ。今季トリプルは試さないと言っているので、それなら前後のつなぎを濃くしてみるとかで少しでも点が上がらないかなぁ。2Aってなかなか侮れない要素だと思います。

 

きっとショートの順位やら得点を見たら、上位陣の驚異的な強さにショックと緊張でごちゃまぜになってしまったんでしょうね・・。コストナー選手がミスしても自分と僅差しか違わない恐怖とか、ザギトワ選手やオズモンド選手はノーミスでも届かない距離にいるんじゃないかという不安とか。ただでさえ突然の「全日本直前!宮原選手との代表選考対決!」みたいになってしまいましたし。でも、この経験が強くしてくれると思います。樋口選手は自分に厳しいからこそ相手の強さにも敏感だし、決して過信するようなこともないからライバル選手を分析しすぎてパンクしちゃったのかなと思います。この時期何が大切かといえば自分のレベルに満足しないこと。今、余裕がない選手ほど改善力があると思います!自分を信じて頑張ってほしいです!

諦めないで新葉!

そして問題のフリー。出だしはいつも通りで良かったと思います。が、ひとつミスが出たらやる気がなくなったとかではなくて、集中力が途切れたというか自信喪失してしまったように見えたのがもったいなかったです。ジャンプをミスしたって、いつものパワフルなワカバボンドであってほしかったな。そうすればPCSは案外69~70点は出たと思います。トップ選手はジャンプミスがあろうが、その他全体をまとめてPCSで補ってきます。樋口選手もこのプログラムでなら、そういう選手になれると期待しているし、信じています。だからこそ、諦めないで最後まで戦ってほしい。今季こんなにも期待されているのは、成績ではなく、樋口選手のスケートが素晴らしいから。勝ち負けでなく、007の世界観を観客に酔いしれさせる気持ち、樋口選手が楽しんで滑れる気持ちで次に行けたらいいなと思います。

宮原でも勝てないの?

ショートフリーをノーミスで終えた宮原がなぜ勝てないの?が世間の正直な声でしょうね。宮原選手も十分凄いのですが、他が凄すぎるんですよね。もうそれくらい上位陣のGOEが凄い。例えばショートなんかで、オズモンド選手は3Lz!以外の全要素のGOEが1点超えですし、ザギトワ選手もフリップとアクセル以外は1点超え、コストナー選手に至っては3T2TでGOE+0.40でもステップで+2点も出しているのでGOEだけの加点率を見ればとても高いことがわかります。ミスがあっても、質の高さで救われているので、日本勢はなかなか勝たせてもらえない、本当に強い存在です。一方フリーでは、宮原選手も高いGOEを貰っているものの回転不足が重なったことで、得点を伸ばすことができませんでした。(そりゃぁ猛練習しちゃうわ)

それでも宮原しかいない!

今回とられた回転不足は3つ。3Lz<3T<と3F<。前回のアメリカ大会でもややジャンプの回転には危険センサーが作動していましたが、その際のジャッジの判定は優しく、クリーンとしていました。しかし今回はいつもの厳格なジャッジで、容赦なく3つも回転不足をとられてしまいました。しかし、そうはいってもまだ復帰から時が2か月ほどしか経っていないわけで、ジャンプの完成もこれから先のことという感じはします。初戦と比べても精度はどんどん良くなってきてますよね。焦らず、無理せず、調整していけば全日本ではもっと良いジャンプを見せてくれるのではないでしょうか。問題はノーミスでどの位置につくか。今回の結果はかなりリアルな日本人選手の位置付けとなりましたが、やはり五輪最終グループに残るであろう選手たちと並んで滑ると、海外選手の演技の大きさには圧倒されてしまうものがあります。

 

ファイナルを終えて「宮原がダメなら誰が五輪に出ても同じだね」という批判があるかもしれない。それでも日本のエースは宮原だということに間違いはない。ジャンプは完成形ではありませんが、その他の要素でも高い評価を貰えるのはPCSからしても彼女しかいない。今は日本女子の耐える時期かもしれませんが、宮原選手は後に評価されるタイプだと思います。

GPSの頑張りを添えて

再度になりますが、現時点で五輪メダルをとれる選手がいないので誰が出てもいいというのは絶対に違う。(五輪は思い出作りなんかじゃなく、国内で一番強い選手が行くべき!)シーズン開幕に期待されていた動きと今が違うように、五輪でも同じように何かが変わると思っています。今季に真央ちゃんやゴールド選手がいないこと、メドベージェワ・フェルナンデス・羽生選手がファイナルにいないこと、コストナー選手のピークが今あること、本田選手より先に坂本選手がGPS台のりを果たしたこと・・昨季の今頃はこんなことをほとんどの人が予想などしていなかった。本当に何があるかわからないのがシーズン後半です。まだつなぎを増やすなどの戦略によってどうにでもなるし、全日本後に修正できる時間もある。何よりファンが応援することを諦めてはいけない。

 

また、たった一度の成績で今までの評価がチャラになるわけではありません。ファイナルでの宮原・樋口選手の成績が下位だったからといって、このふたりのアドバンテージがなくなったとも思えない。それこそ誰が出ても、この大会では彼女ら以上の成績を修めるのは非常に困難だったと思いますよ。むしろ危険なのは、このふたり以外で全日本のみ好調な選手たちがいた場合の選考です。特に自爆大会となり、国際大会でのスコアが低い選手が優勝したら「果たして国外で通用するのか?」「メダルどころか入賞もできないんじゃ」と、そうとう荒れるであろうことは覚悟しておかなければなりませんね・・。気が重い。いや、本当に何が起きるかわからないので・・・。全日本選手権といえど、やはり目安になるのは国際大会でのスコアだと思います。五輪なんて誰が出ても初出場で緊張してしまうんだから、その中でも世界選手権等で経験を積んだ選手や、無名ではないタイトルを持っている選手というのは選考にあたっても大切なんじゃないかなぁ・・と、思います。五輪シーズンは、2枠の場合、年明け辺りにテストスケートでもあって最終決定できればいいんですがね~(無理)。

 

とにかく穏やかに全日本が終わることを願っています。ただGPSで好成績を修めた樋口・宮原・坂本の頑張りは、選考のスパイスとして添えてあげてください。スケート連盟の皆さんよろしくお願いしますよ。マスコミがとんちんかんなことを言っていますよ。

その前に五輪がどうなるか分かりませんがね。

さらばグランプリファイナル

以上で長い長いGPシリーズ感想日記は終わりになります!長いようで早かった・・。ちなみにジュニア女子は1位ロシア2位ロシア3位ロシアでしたね!数年前だったら紀平選手みたいな子は優勝確実だっただろうに、今は3A3T跳んでも、そのさらに上の選手がごろサラいるなんて嘘だろ・・という世界です。もう世界の終わり。セカオワです。日本勢はルールに即対応できるようにスケート連盟がんばれ。スピードに乗ったジャンプ!言われスピードつけたら、次はシニアらしいスケーティング言われSS磨いたら、今度はつなぎ増やせば多少スケーティング粗くても点出すよスタイルになり、振付を凝ればGOE稼げるジャンプやステップを評価する←(今ココ)でどれも羽生選手以外は、一年遅れで対応している感があるのです。なぜ羽生選手だけ準備バッチリかと言えば拠点がカナダだからよね。樋口・三原・坂本・本田は外国人コーチの方が何かと助けてくれ、手探りな戦略でいかなくても良さそうな気がします。樋口選手なんて大会の分析がコーチか!と突っ込みたくなるくらい凄くてびっくり。もっとロシアやカナダに負けないサポートが日本にもあるといいですね。

 

そんな感じでひたすら凄いわぁ~しか出てこなかったこれまでの大会でしたが、毎度毎度刺激的で引き込まれる選手ひとりひとりの演技だったなと思います!

 

長くなりましたが、これで終わりになります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

完結

【スケートアメリカ】日本が返り咲く!まだまだこれからだ!

GPS2017 アメリカ大会

 

グランプリシリーズ第6戦「スケートアメリカ」の男女シングルの感想になります。

 

ロシア大会から始まった今季のグランプリシリーズも、いよいよこのアメリカ戦で最後となりました!次は名古屋でのファイナル!早いですね~。

 

その目標のファイナル進出をかけて、男女ともにメラメラとする今大会に日本からは、無良崇人宮原知子・坂本花織選手が出場します!

 

ここでファイナル進出者がすべてが決まる・・・

 

一体誰が「TOP6」に残れるのか?

 

一番アツい大会になるであろうが、全国放送orゴールデンではなかったため、ファンの盛り上がりもバラバラになってしまった最終戦。そのかわりに??今日はここで、ひとり大会を振り返ってフィーバーしたいと思います!!!

 

さっそくですが、男子の結果からどうぞ。↓

 

男子結果

1 ネイサン・チェン (米) 275.88点
アダム・リッポン (米) 266.45点
セルゲイ・ボロノフ (露) 257.49点
4 ボーヤン・ジン (中) 246.03点
5 ハン・ヤン (中) 228.33点
6 ロス・マイナー (米) 219.62点
無良崇人 (日) 212.77点 

 

男子はネイサン・チェンが優勝、2位、3位にはNHK杯に続き表彰台のリッポン&ボロノフコンビとなりました。若き4回転ジャンパーボーヤンはケガの影響に苦しみ4位に、日本の無良は今季なかなか調子を上げられず7位で大会を終えました。

ケガ人続出へ・・

まず今回はとても残念なことがたくさんありました。リッポン選手やボロノフ選手がNHK杯に続き、良い成績を修め、ファイナルへの切符を手にしたことは嬉しいのですが、コフトゥン選手の棄権、ボーヤン選手の痛々しい姿、サモヒン選手の演技中のケガ、チェン選手の靴問題による乱れたフリーなどを見ていると、演技よりも選手たちの体が五輪まで持つのかが心配になってきたのです。

サモヒン選手の悲劇

特にイスラエルのダニエル・サモヒン選手のフリー演技中での故障には、他人ごとではない恐ろしさを感じました。ジャンプが乱れ、氷に手をついた時に肩を痛めてしまったようで、途中棄権をしたのです。毎回切ないなぁと思うのが、演技中にケガをして、声にならない状態になっても、リンクではひとりぼっちだということ。誰も駆けつけてあげられない。本人がストップを要求するまでは、ひたすら虚しく音楽が流れるだけ。同じようにリッポン選手も演技途中に肩を痛め、中断はしましたが、最後まで演じ切りました。強い。アスリートのこういった強さは心から凄いと思います。

 

サモヒン選手のケガの状態は、どんなものかはわかりませんが、個人的な話をしますと、脱臼でしたら人によっては自分で入れ治せることもあります。(私はできませんが)、ただ、私は過去に脱臼だと思っていたら肩を支える部分の骨が割れて、腕が天秤のようにブラーンとなったことがあるので、同じような状態だとしたらとても心配です。当時、異常に痛いとは思ったのですが、我慢になれると状態が悪くても気持ちで突っ走るのが人間。特にこういうことは、アスリートには多いです。現在ケガをしている選手が多いですが、ここ一番の大会に出るためには、日頃あまり無理をせず、「棄権」という判断も間違いではないと思います。なぜ出だしからこんなことを書くかというと、アスリート同士のケガを比較して、「この選手はケガを言い訳にしないのに、あの選手は逃げるのか」という心のない声が目立つからです。

 

最後まで結果を残したリッポン選手も素晴らしいですし、棄権したサモヒン選手の判断も正しいのです。ケガの程度やケアの仕方は本人が決めることですし、本人の人生なのだから、その判断に責任をとれない外野があれこれ言うことは出来ません。サモヒン選手にはケガの回復と大事に至らないことを願います。

ファイナル行きを果たすも・・

さて、このアメリカ戦でコリャダ(露)・ボロノフ(露)・宇野(日)・チェン(米)・リッポン(米)・ボーヤン(中)の6人でファイナルを競うことが決まりましたが、ボーヤン選手のジャンプを見ていると、連戦が出来る状態なのかが心配です。チェン選手がフリーで乱れてしまった原因は靴の問題であるそうですが、靴で悩む選手は、とことん靴に悩まされるイメージがあるので(靴の消耗のはやさに追いつかないんだろうな)、そこもまた心配。男子は皆、4回転の着氷で尋常じゃない負担がかかっているので、今は何ともない選手もいつどうなるか分からりません。ファイナルはフェルナンデス選手も羽生選手もいないし、そんなマックス構成でやらなくてもいいよ~と言いたいところですが、まぁ勝負の世界だからそれはあり得ませんよね。それぞれ代表入りのため奮闘している最中ですし。んん~とにかく安全に終えてくれ~~という感じです。

無良は復活なるか

30歳のボロノフ選手が体を絞り、今季好調の中、無良選手の五輪行きを応援している私としては、全日本でなんとか素敵なアクセルを取り戻し、代表入りを果たしていただきたい。試合ではちょっとアレでしたが、エキシビジョンの演技は良かったですよね??あんな感じで滑っておくれ~。このまま終わるのは悲しすぎる。ぜひ復活を。

 

同じくハンヤンも毎回なにかと不運な気がするんですが、年々表現力が上がっていると思うんですよね。色々あった選手だけに報われてほしいです・・。

 

もはや男子の感想が、精神的なことのみになってしまいましたが、それ以外今は何も出てこないのが事実です。ピークが代表選考会と五輪だとしたら、今はまだまだ技術的な挑戦だったり、調整だったりでアレコレ細かなところを考察する段階ではないよな・・という感じ。それぞれが上手く波に乗っていってほしい。それだけです。

 

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NEXT、女子の結果はこちらです↓

女子結果

宮原知子 (日) 214.03点
2 坂本花織 (日) 210.59点
3 ブラディー・テネル (米) 204.10点
4 ポリーナ・ツルスカヤ (露) 195.56点
セラフィマ・サハノヴィッチ (露) 189.75点
6 ガブリエル・デールマン (加) 189.14点

アシュリー・ワグナー(米)棄権

 

優勝は日本の宮原知子!!!!!感無量でございます!!!2位は日本の坂本!!日本のワンツーフィニッシュです!!3位はアメリカのテネル、4位5位にロシアのツルスカヤとサハノヴィッチが並び、デールマンはフリーで崩れ、6位となりました。残念ながらアメリカのワグナーはフリーの途中で棄権し、ファイナルへの進出はなくなりました。

見よ!日本女子の巻き返し!

グランプリシリーズの最終戦にて、ようやく日本人選手の優勝が叶いました。それだけじゃない。久しぶりの日本人選手2人の表彰台!やっぱり言葉って本当になるんだな~。前回宮原・坂本やったれー!!と書いておいて良かった。いや、この結果は選手本人による努力の賜物に違いはないのですが、今回ばかりはファンたちのパワーも届いたんじゃないかなと思います。フランス大会の後、それだけ皆さんの応援が凄かった。宮原選手も坂本選手も日本人ファンのみならず世界中のファンから愛されているなぁぁと感じましたもん。。やっぱりネガティブな言葉はマイナスを呼び起こすけど、ポジティブな言葉はプラスへと導いてくれますよね。スケートファンはどんどん応援していきましょう!

チーム宮原は計画以上の出来?

チーム宮原の計画としては、NHK杯で試合の感覚を取り戻す→スケートアメリカで200点&表彰台→全日本でパーソナルベスト付近で優勝なんじゃないかな~と思っていたのですが、まさか2戦目で214点も出して優勝してくるとは凄すぎて目ん玉が飛び出ました。当然のごとくミスパーフェクトの復活ですよ・・。この想像以上の出来に、さっそく

 

アメリカ人 「ミヤハラは表現者!一流の芸術性。ケガしていたのが分からないくらい素晴らしい!!」

ロシア人 「メドベージェワの方が凄いメドベージェワの方が凄いメドベージェワの方が凄い」

 

と、分かりやすい反応を示しています。ロシア人がこれだけメドベージェワの方が凄いと怒って言うんだから、宮原選手を「脅威」だと認識しているということでOKですね。正直、表現面では宮原選手は一流の域まで足を踏み入れているんじゃないかな。それくらい復帰後の音楽の解釈や曲との調和は素晴らしいと思います。(ちょっとそこら辺はJ7氏とJ9氏のFSの評価が低かったぞぉぉ)

短期決戦の注意点

ショートもフリーもあんな短期間で洗練されるなんて、かなり練習しているんだろうなぁと思います。結構大会前のジャンプリポートでも、もの凄い数のジャンプを跳んでいるなぁと感じたので、さっとん頑張り過ぎないで~とハラハラしてしまいました。また、ジャンプの方は復帰後に飛距離が出たように見えます。どうか膝に負担がかかりませんように。NHK杯では、SAYURIの滑り込みが相当されている演技だな~と、その完成度に圧倒されましたが、今回は蝶々夫人の完成度に圧倒されてしまいました。上手すぎるし、隙がない。どんな瞬間にも表現が施されている。これは五輪かというくらいの感動を貰いました。(EXのアランフェス協奏曲も競技プロにしてもいいくらいグレイト)もう後はジャンプの精度をあげるだけですね。本当にそれだけ。認定はされましたが、ルッツやループの回転は危ないかな?と思ったので、全日本でそこがクリーンに決まれば、アンチに文句なしの結果になるんじゃないかな。宮原選手を応援している人はたくさんいるから、そのまま駆け抜けてほしい!

私がカオリ・サカモトです

ショートから絶好調に月光を舞う坂本選手。アメリカ人のハートを鷲掴みにしてしまいました。そのハート泥棒の罪なのか?ショートの「こんな超人的なジャンプを跳べる人他にいるの?」というくらいビックリする3LoのGOEが「ここで出さなきゃいつ出すの?今でしょ!」というくらい控えめでした。+1ってなんだよう!あそこは全員+2か3だろうよ~。69.40点。もう少しで70点台でした。まぁ最後にスピンでミスが出たのはもったいなかったのですが、そこを含めてクリーンにすれば、まだまだスコアは伸ばせますよね!実際ミスも気にならないほどでしたし!もう、このショートのインパクトは、世界中のスケート関係者を魅了したと思いますよ!「この爆走娘の名はカオリ・サカモトだと・・OMG!!」とね。

200点超えへ仲間入り

フリーでもあっさりと夢の140点台&総合200点超えを果たした坂本選手。その内容は

 

TES 73.71 PCS 67.48 Total 141.19

大きな加点を貰った要素

3F3T(+1.30) 3S(+1.30) 2A3T2TX(+1.30) Stsq4(+1.30)

 

全要素オール加点で、PCSも67点台まで上がりました。SSとTRが全体の中でも低めに出されていましたが、SSは絶対に今後爆発していくだろうと思います。今回の点数が今後も他の国際大会でも出してもらえるのかは、慎重にいかねばならぬ部分ですが、もしかしたら町田選手的に這い上がってくる選手になるかもしれないので楽しみです。いやぁ全日本がさらに分からなくなってきた。坂本選手はもう一年早くシニアデビューしていたらどうなっていたのでしょうか。日本女子おそるべし。

蘇れ!アメリカ

ゴールド選手の休養、昨季は調子を上げたベルやカレンの低迷、そして、感染症からの病み上がりで練習が出来なかったワグナー選手は、足首にサポーターを巻いて出場と、アメリカ女子にとっては何かと暗い時期が重なっている現在、一筋の明るいニュースが差し込みました。

テネルが光になるか

それは今大会で3位という活躍を見せてくれたテネル選手の存在です。長身かつ細身でスピンが印象的な正統派フィギュアスケーター。特にフリーのシンデレラは、とても華やかで目を奪われてしまいました。個人的に「シンデレラ」はノービスやジュニア選手が使う曲だろうと思ってしまうんですが(ディズニー=こどものイメージがある)、19歳のテネル選手が演じるシンデレラは、まるでディズニー映画のワンシーンのように美しかったです。やっぱり見せ方なんだろうなぁ。どんな印象になるのかはスケーター次第だと改めて感じました。テネル選手はこの調子だと、五輪代表枠に入れそうですね。アメリカ女子も大変そうです・・。

カレンは美しいスケーター

私はカレン・チェンが好きです。ジャンプの回転不足は日常化していますが、それ以外はとても才能あるスケーターだと思っています。チェン選手には、抜群のセンスがある。振付を見ていても、感情豊かで、アーティストなんだなぁと感じる。衣裳はいつも素敵だし、日本人選手の衣裳にアドバイスがほしいくらいです。きっと裏方に回っても成功する人なんじゃないかな。カレン・チェンデザインの衣裳、カレン・チェン作のプログラム・・。どれも絶対に良さそう。だからこそジャンプを改善して、その才能溢れる姿を五輪という場で色んな人に知ってもらいたいと思うんです。プログラムも昨季のものに戻したり、チェン選手もこの苦しい中、諦めず戦っているんですよね。プログラム自体はどれでもチェン選手の場合は素晴らしいので、何とかジャンプを頑張って、次に挑んでほしいです。

ワグナーは足首の感染症

ワグナーは不運にもスケーターにとって命ともいえる足首に病気を負ってしまいました。足首の感染症ということで詳しい病名はわかりませんが、傷口から菌が入ったか、化膿してしまったのでしょうか。熱も出ていたでしょう。とにかくお大事にしてください。ショートも足が痛かっただろうに、我慢していたのでしょうね。フリーではいくつかジャンプを跳びましたが、動きに制限をかけているように見えました。途中棄権となってしまいましたが、演技中はずっと笑顔のワグナー選手は強い女性だと思います。次にワグナー選手を見るときは元気な姿であることを願います。

ロシアの勢いストップか

今大会で優勝して、そのままファイナルへ行ってしまうのではないかと囁かれていたツルスカヤ選手でしたが、意外にもショートでミスをし、緊張している様子がありました。一方、アンナ・ポゴリラヤ選手の欠場にかわり、アメリカ大会に出場したサハノヴィッチ選手は、本人も満足のいく結果を残すことができ、ファンにとっても嬉しいサプライズとなりました。

 

ロシアと言えば、シーズン開幕前の期待値とは裏腹に、後半になるに連れバタバタしてきているのが気になります。どうやらロシア女子安全神話も世代交代に復帰組、故障組が入り交じり、複雑な模様を描き出しているようです。

点が伸びなかったツルスカヤ

ショートとは見違えるように、全力で滑り切ったフリーでしたが、その得点は132.36点と予想より低いものでした。PCSも前回から約2点ほど下がってしまいましたね。しかし、ツルスカヤ選手の評価はまだまだ安定していなくて当然。これから試合を重ねていくうちに、大よその位置が決まってくると思います。総合は4位。正直ツルスカヤ選手が表彰台を逃すとは思っていなかったので、これもまた驚きです。ワグナー選手の棄権とツルスカヤ選手の成績により、絶望的とされていた樋口選手のファイナル行きが決定しました。日本人としては「これは夢?」というくらい嬉しい出来事ですが、それと同時に願いが叶わなかったふたりのことを思うと複雑な心境でもあります。よし、もし五輪でこのふたりを見ることができるなら、今回の分も合わせて応援しよう!そうしよう。

サハノ+プルの効果

プルシェンコを引っさげアメリカ大会に挑んだサハノヴィッチ選手。ショートもフリーも良かったと思います!というか良かったです!表現面ではまだジャンプのことを考えるだけで精一杯!という感じで、音と合わせて滑るというところまでは持ってはいけませんが、今の段階でやれるレベルまでには十分達成できていること、そしてキスアンドクライでの嬉しそうな笑顔を見ると「良かったねええ。おかえりー!!」と拍手したくなっちゃいます。まだ若いですもの。これから。きっとプルシェンコが道を繋げてくれるはず!頑張れ。

 

以上が女子のささっとした感想になります。何か書こうとしたことが他にあった気がしますが、いつも途中で抜けたり、間違って消したりして、後で思い出す&気づくんですよね~。というわけで最後のまとめです↓

まとめ

GPシリーズ6試合を終え、最終的にファイナルへの切符をつかんだメンバーは

 

メドベージェワ・ザギトワ・オズモンド・コストナー・ソツコワ・樋口

 

となりました!!もう一度言いますよ!樋口新葉が行きますよ~!

 

ロシア3人にカナダ1人、イタリア1人に日本1人。あれ?意外にも多国籍になりましたね。現在メドベージェワ選手が右足甲骨折の中、出場しようとしているそうですが、(またまたケガネタで申し訳ありません)、私も甲が弱くて、アレ絶対足の形も影響していると思うんですよね!痛くて無意識に体重をかけるとろを他でカバーすると、私の場合は親指に負担をかけてしまうのか、爪が黒くなって剥がれます。スケーターはジャンプの衝撃で甲を痛めやすいでしょうから、気の毒でなりません。それでも出場するのは、他の選手にトップの座を譲りたくない気持ちや、代表選考も兼ねての決断なのでしょうか。メドベージェワ選手には早々に内定を出しても良さげですがね。どうなんだろう。大切な時期に、これ以上悪化させないでほしいな。でも出ると決めた以上は、しっかりと見守りたい。

 

樋口選手にとっては急きょ舞い込んできたチャンスとなりましたが、樋口選手ならいつ試合が来てもいいように準備していることでしょう。ここでは結果も大事かもしれませんが、「ファイナルで滑ったという経験」を次に繋げられる力として収穫できたらいいですね。日本勢唯一の出場なので注目を浴びてしまい、いつもと違った空気になるかもしれませんが、それも五輪の練習だと思って頑張ってほしいです!

 

そんなこんなで、目が飛び出たり、奪われたりと、驚きの展開ばかりのスケートアメリカでしたが、アメリカの観客が盛り上げてくれていたので、波乱はありでしたが、とても感動した&楽しい大会でした。

 

そして日本女子はやっぱ凄い!それに尽きる!

 

まだまだこれから追い上げるのが日本なので、見ていろよ!という感じで、(自分が滑るわけではないのに)構えています!