オオカミのとおぼえブログ

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2018/2019の締めくくり!ネイサンの強さを解明せよ

世界フィギュアスケート選手権2019

 

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ついに用意していたこの↑画像を再び使用する日が現実となりました!

 

ネイサン世界選手権優勝おめでとう!!V2達成!!

 

【最終結果】

1ネイサン 323.42点

2羽生 300.97点

3ジョウ 281.16点

4宇野 270.32点

5ボーヤン 262.71点

6コリャダ 262.44点

7リッツオ 257.66点

ブレジナ 254.28点

1位2位が300点超えとかスゴすぎるww

 

異次元の強さを持つ男

 この記事の最後にチラッと、今季はネイサンが世界王者になるんじゃないか・・と、予想していたのですが、結果はまさにその通り、アメリカのネイサン・チェン選手がショート・フリー共にやっちゃってくれました。

goldenretrievers.hatenablog.com

 なぜネイサンが王者になるかと思ったかについては・・タイミングとしてこの時ですね。

goldenretrievers.hatenablog.com

2018年グランプリファイナルでの演技。

 

 この時に「あ、あれ??なんかネイサンヤバくない??あれ?あれれれれ?」と、思っちゃったわけです。

 

ショート・フリーとノーミスされたら異次元級のTESはもちろん、着実に上がりつつあるPCS、そのふたつが融合した時には他の選手がMAXで挑んでも勝てないのではないか。そしてそのノーミス演技とやらを出来る可能性を彼は既に持ち合わせているではないか!!と恐れ入ったのです。

 

ネイサンと言えば、名門イエール大に通っていることで有名ですが、さすがに今季は学業とスケートの両立は難しいんじゃないかなーと思っていた私を驚かせたのがこの試合でした。

 

今思うと勝手に無理と決めつけてごめんよ、ネイサン。ただ、この試合を観てから私の周りでも「世界選手権はネイサンかも・・」という声が結構ありました。

 

しかしながらこの男、なぜこんなに強いんだ??

どうしたら二刀流生活をこなせるんだ??

なんか秘密があるんじゃない??

 

結論から言うと、凡人にはまったくネイサン・チェンの秘密を解き明かすことはできませんでしたwしかしながら、ネイサンの何が凄いのか、強かったのかを改めておさらいしたいと思います。

 

高難度構成でも安定しちゃってる

ショート

107.40

TES60.98 PCS46.42

 

基本的に演技前は超絶緊張フェイスのネイサンですが、曲がかかってしまえばニヤリフェイスで落ち着いた様子に大変身。この気持ちの切り替えは凄い。

 

3A 4Lz / 4T3T

 

全てパーフェクト。GOEも高い!アクセルで2.74点、ルッツで2.63点、コンボで2.31点もゲット!その他の要素もオールレベル4で揃え、ショートでノーミス発進を達成!早くも優勝へ王手?!それでもフリーはもっと鬼構成よ?こうなると、逆にフリーが不安になってきちゃうところなんですが・・

 

ネイサン、動じない。


フリー

216.02

TES121.24 PCS94.78

 

フリーは素晴らしい演技を披露した羽生選手の後!それだけでもビビっちゃう状況ですが、やはりここでもネイサンの表情は緊張フェイス。ただ曲が流れると再びあのニヤリフェイスに変わり、美しい4Lzへと向かっていきました。

 

4Lz 4F 4T 3A / 4T3T 3Lz3T 3F1Eu3S

 

得点源の4回転をすべて着氷させたのも凄いのですが、苦手なアクセルをショート、フリー共にきれいに成功させたのは大きかったです。ジャンプ以外も落ち着いて確実にレベルを取りにいっていました!!4LzのGOEは驚異の4.76点!!化け物かな?

 

全米では確かにナショナルなので他の大会よりモリモリ目でスコアは出て(全世界お約束)、「ネイサンいくらなんでも高すぎ」なんておちょくられて(愛ね)こそいましたが、今回は全米の再現といって良かったんじゃないかな?と個人的には感じました!

 

そして高難度構成でも安定しちゃってる姿を観て改めて、こんなんされたら誰も届かんやん。力振り絞ってもネイサンを超えるの難しいパターンやんと、覚悟はしていたものの心はザワザワドキドキ状態。

 

日本人としては、嬉しさと来シーズンはやったるでーというメラメラが半分こな気持ちになりましたとさ。

実際すごいよね

ネイサンが学業とスケートの両立で、練習時間が十分に確保できていないことや拠点の問題で自主練に励んでいたことからも「ただでさえ人より鬼構成なのに、思うような練習ができないのは不利になっちゃうんじゃないかなー」という中で、大切な試合にピークを持ってこられたのはスゴいです。

 

おまけに今回はインフルエンザにかかってからの感染症で、病み上がり状態での直前練習という仕上げ方。テスト期間中は学業に比重を置き、スケートに専念するときは短期集中といった具合。

 

それでも大学の成績はAばっかで、スケートは金メダルなんだもんね。人の努力って素晴らしいね。努力は才能って本当なんだね。本当にそんな人がいるから生まれた言葉なんだな。

 

シーズン中、五輪やワールドといった大きな試合になると、私の身近な(スケオタではない)人たちが、毎回テレビで知り得た知識や話題を振ってくれるのですが、今回言われて「??!!」となったのが、どこかでネイサンが午前:大学→昼:練習→午後:大学→夜:勉強という生活をしていると紹介されていたのを聞いたらしく、私に

 

「ネイサンにとって、フィギュアは部活みたいなものなん?すごくね?」

 

と言ったのが衝撃で。確かにこのスケジュールは部活だよなぁと思った反面、決して簡単にタイトルがとれているわけではなくて、めちゃくちゃ時間を有効活用して計画性を持った結果なんですよね。あとさっき言ったけど努力!さらにコーチに甘くないよーと厳しく釘をさされていたことも必ず両立しなければ!という決意として大きかった思います。

 

でも部活発言には度肝を抜かれてしまったわい。そんなことはないのだけれど、そんな発想もでるかーとw衣装の件も練習着で登場とか空気抵抗あっても跳べるん?とか君らどこからその情報見つけたんや!ってwネイサンのイメージ、これから日本でどんな風になるんだろうか。どんな報道のされ方になるんだろう('ω')??

 

なんかもの凄い超人化していると思うのですが、努力のネイサンよ!確かに凄いけどw

 

これから

最後に。ネイサンの優勝を経て・・。いままでPCSといえば日本勢がトップクラスのスコアを貰っていたのが通常でしたが、今シーズンのネイサンの成績を観ると、このまま今回のような演技を続けていけばフリーで出した94点台、もしくはそれ以上の点数というものを出してくる可能性が大きいです。

 

ネイサンは少し前までは、表現力が足りない~ジャンプだけ~など色々言われていたスケーターではありますが、このPCSというのはそもそも、とても曖昧な基準で、ココが優れているから9点台出そうとか、でもココは質がよくないので7点台とか、そこまで細かくは評価されていないものだと思っています。SSから順番に5項目で大体同じような点が並びますよね(9点台の選手はオール9点台)

 

だからこの選手は強いけどつなぎが残念だからーとかいうファンの憶測とかは、全く無関係で、今も昔も上がる時は全部上がるものだと解釈しています。その逆にどんなに今までPCSが出ていた選手でも「よろしくない」と判断されれば急に下げられるものとも感じています。特に今シーズンは旧採点っぽくなった

 

個人的には5項目でもっと評価にバラつきがあっていいとは思いますが、そうするとスポーツとしてのフィギュアスケートではなくなってしまう(PCS有利な選手が勝ってしまう)のが悩めるところなのでしょうね。曲の解釈とか実力と関係なさげな気もする

 

もちろん、どんなに上手くてもところどころジャンプで流れが止まってしまっては全項目で点が下がるのは仕方がないとも承知済み。逆に全てが滞りなく滑れた選手に良い点が出るのも納得。演技が見やすい分、表現も伝わりやすいもの。

 

色んな見方や考え方があるとは思いますが、そんなPCSに関わる部分でも今シーズンのネイサン・チェンは頑張っていたと思います!めちゃくちゃカッコよかった!細かな部分に気を配っていたのが伝わりましたぞ。元々、体幹がしっかりしていて器用ですし、技術面でも表現面でもそこは重要なポイントです。

 

ネイサンと限らず他のスケーターも演技全体がまとまり出せば、色々な面が相乗効果で上がっていくと思っています。ネイサン自身まだまだと言われる部分も「ネイサンすまんかったー」と唸らせる勢いで圧倒していってほしいですな。

 

もちろん日本勢も負けませんぜ!

宇野選手はスケーティングが良すぎてスピードとジャンプの呼吸が合わなくなっているのかな?でも自分でベストなタイミングさえ見つければ、彼こそボスキャラスケーターになるんじゃないかしら。苦しんで苦しんで一番ステキなものを取る気がします。

 

そして羽生選手。フリーはさすがでした。鳥肌。ただ足首は大分無理をしておりているように観えました。辛いのは、無理したくないのに無理しかできないところ。年齢的にも難しさを感じ出す時期に突入していますが、あの状況で300点超えは立派でした。強いスケーターというのは今も変わらずよ!どうか足首、良くなれ!頼む!

 

以上

 

お知らせ

突然ですが、来シーズンはお茶の間観戦オンリーで楽しみたいと思います。

また、暫くの間、大会やショーやその他フィギュアに関するネタ記事も、気が向いた時にのみ更新することにしました。

理由については、いつか話せるときがきましたらお伝えします。

不定期更新でも、遊びに来てくださる方は引き続きよろしくお願いします。

尚、あんまり関係ないかもしれませんが、フィギュアネタ以外は時間が取れた際には普通に更新します。取り急ぎ報告まで。