オオカミのとおぼえブログ

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平成最後の全日本王者は宇野昌磨!高橋は銀!

全日本2018

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どうも。いとこの名前が高橋大輔(同姓同名)のオオカミです。

 

前回に続き、全日本選手権の感想になります。

 

男子総合順位】

1 宇野昌磨 289.10

2 高橋大輔 239.62

3 田中刑事 236.45

4 友野一希 227.46

5 島田高志郎 219.78

6 鍵山優真 216.36

7 壷井達也 214.87

8 木科雄登 214.35

 

宇野選手!平成ラストの全日本チャンピオンおめでとうございます!

 

【目次】

もう宇野は大丈夫

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静寂のフリー 187.04 TES97.12 PCS89.92

4F 3S 4Tso 4T2T / 3A 3A1Eu3F 3Lo

※スピン・ステップ共にオールレベル4

 

ショート当日の公式練習中に足首を痛め、苦しみながらのフリー。結果はご覧の通り、MAX構成ではありませんが今できる中のベストを尽くしました!

 

正直なところ、ケガをしている人が滑っているとは思えないほどの力強い演技でした。それくらいの底力だった。宇野昌磨は男の中の男、間違いない。

 

ケガを抱えてボロボロの演技になるくらいなら、滑らない方が良かったであろう状況で、決してボロボロにはしなかった、させなかった根性のフリー。美しさも損なわせずに、いつもの彼らしいスケートのまま魅せてくれました。

 

特に2本目の4Tをおりてからの圧巻の滑りには、今季一の月光を感じました。この状況で一番良いまとめ方を出来る強さ・・アッパレでございます。だからもう大丈夫ですね、きっと。もう自信になったはず!もうフリーなんてコワくない!輝け昌磨!

ケガは負けじゃないんだ

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私は今まで好きな選手がケガに苦しみ、消えていく過去をたくさん見て来た中で、ずっと「ケガをしたら負けなんだ」と思っていました。

 

悔しいけれど、ケガの間もシーズンは進むし、誰も待ってはくれない。成績が落ちても誰も助けてあげることは出来ない。当然、ケガを考慮した採点なんてあるわけがない。あぁ、悲しいけれどケガってこういう事なんだ。そう思っていました。

 

しかし、宇野選手の「月光」を観たら、私は困難の中でも戦える一筋の光を浴びたような気がしたのです。彼の演技からは、これまでの積み重ねがありました。それは、なかなか出てほしいときに出てくれなかった力でした。それが一番苦しい時に出てきてくれたのです。

 

現に、最初は不安気に演技を見守っていた観客に対し、最後はいつもの、普段通りの、感動を与える滑りで締めくくってくれました。宇野昌磨は決して観客を置いてけぼりにしないスケーター。やるからには、観客を心配させるのではなく、魅了させることを当たり前に考えて滑っていた。

 

自分を信じきることができれば、「負けは来ないこと」を教えてもらったフリーでした。

状況把握

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戦国4回転時代になってからは、どの選手もケガと隣り合わせの日々を送っています。その中で、無理をしてでも試合に出なければならなかったり、泣く泣く離脱する場合もあるでしょう。

 

今回、「あんなに無理をして出場はしなくても・・」という意見も心から同意できます。ただ、その判断を決めるのは選手本人であり、その決断が正しいか、正しくないか等はこちらが想像できることではありません。

 

ひとつだけ言えるのは、宇野選手本人から説明された内容が、

1右足首の捻挫だということ

2精密検査済

3選手生命に影響のでるものではない

4世界選手権までには完治しているもの

(自己診断:全治2週間)

ということです。インタビューからも、はっきりとした経緯と診断が明らかになっていたので、この度の状況を理解できたファンが多く、対応としては非常に良かったのではないでしょうか。まずは暫く安静に、しっかりケガを治していただけたらと思います。

美談にはしたくないけど称賛したい

私はケガに耐えて苦しむ姿を美談にしたくはない派なのですが、オリンピックの羽生選手や今回の宇野選手の演技には「称賛」の文字が相応しいと思います。

 

ただ、「強行出場」とかだったら話は別ですよ。選手生命が危うくなるくらいの無理だけはやめてほしい。私はケガの公表を言い訳だとは思わないし、ケガと限らず不調の原因を語れる方がクレバーだとさえ思っています。

 

アスリートにとって欠場や棄権は難しい決断であり、勇気がいること。彼らがそこら辺とギリギリまで付き合い過ごした結果を、周囲が美談のみで済ますのは失礼でしょう。素晴らしかったのは、今までの積み重ねであり、それが金メダルに繋がっていること。いざという時に救ってくれること。それが称賛に当たるのではないでしょうか。

高橋2位に「ウソでしょ」

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2位確定後、思わずこぼれてしまった「ウソでしょ・・」

いや~、これ現実なんですねえ。

 

魂のフリー 151.10 TES63.60 PCS88.50 Ded-1

3T 3A2T 3Fhd 3A / 3Lz1Eu3S<fall 2Loso 3F+REPso

後半はお疲れ気味?!

 

技術点とジャンプの乱れをみると、ひどいじゃないか!と、なるところですが、あの~やっぱ高橋大輔スゲーなそういえばステップってこのことだったわ、芸術性ってコレをいうんだったと、頭の中の何かが巻き戻される感覚がしました。

 

並みじゃないんだよね。振付+αがあるの。復帰後すぐは、正直”らしさ”がなくなっちゃったな~と思っていたのですが、全日本では一度でもそう思ったことを後悔するレベルで世界一のカッコよさでした。大ちゃんゴメン。

 

技術点がアレだったからPCSで88も出ると、まー色々言う人も出て来るだろうなーと思ってたらその通りでしたわい。ブノワ・リショー作の「Pale Green Ghosts」には、坂本選手のプログラムにもあるリショーらしい振付が見どころでもありますが、大ちゃんが演じるとこうなるんだーとか色んな深みを噛みしめながら観るとね、やっぱこの方の感性の独特さっていうのが凄く生きているなって思うんですよ。

 

純粋に5コンポーネンツとして見ると、凄いやん、凄すぎるやんってなる。ジャンプのミスを含めて考えるとあああああってなるが、魅せ方のテクニックに関しては別格よ。

 

来季も現役続行というので、さらなる完成形を期待しています!2位おめでとう!

若者もファイト!

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優勝は宇野、準優勝は復帰したばかりの32歳高橋となると・・当然、若いのどうした?!と言われてしまう・・。確かにもっと上に来て欲しかった大好きなスケーターたちが私もいるので、そこは残念でしたね。ミラノの功労者友野選手には世界選手権の切符を握ってほしかった・・。

 

しかし、今回の宇野・高橋の勇気からパワーをもらい+悔しさで、来年こそトップの壁たちを邪魔するくらいの勢いで上がってきてほしいな。きっと今頃は、彼ら自身が一番そう思っているはずです。

 

ぜひ、日本男子は羽生や宇野だけが世界じゃないんだっていう勝気な次世代を見せてほしい!

代表発表

ここで各大会の代表が決定したので載せておきます。(シングルのみ)

 

世界選手権inさいたま

▼男子

宇野昌磨田中刑事羽生結弦

高橋大輔選手は辞退

▼女子

坂本花織・紀平梨花宮原知子

 

世界ジュニア

▼男子

壷井達也・島田高志郎

▼女子

横井ゆは菜・川畑和愛・白岩優奈

⇒まさかの白岩さん!

 

四大陸選手権

▼男子

宇野昌磨田中刑事友野一希

⇒宇野くん体を酷使中

▼女子

坂本花織・紀平梨花三原舞依

⇒三原さん!

 

ユニバーシアード

▼男子

友野一希中村優・佐藤洸彬

▼女子

三原舞依・竹野比

 

健闘を祈る!

勝手に賞パート2

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最後に男子にも勝手に賞を贈ります。

 

新人賞

鍵山優真さん

みなさん納得の新人賞!将来楽しみ。ぶっちゃけ好みのスケートです。

 

期待しますで賞

 島田高志郎

 フリーで2本決めたかった4回転。しかし決まれば一気にハイスコアを出せる武器。試合前・試合後のコメントが的確でしっかりしてる。この子は伸びる!高志郎くんとランビエールの挑戦はまだまだ続く。

 

コレオシークエンス最高で賞ノミネート

高橋大輔さん

友野一希さん

 

目力すごいで賞

木科雄登さん

 

 国民の弟で賞

宇野昌磨さん

 

以上で全日本選手権の感想はおわり!

皆さん良いお年を。私は平成最後だし、YOSHIKI出るし、紅白を観て過ごします~。

 

 女子のはこちら

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