ファン以外から見たフィギュアスケートの印象
まもなく開催が近づいてきた平昌五輪。
そんな冬季五輪の花形とも呼ばれる競技といえば、フィギュアスケート。
日本でも世界クラスの選手がたくさんいてとても人気がありますよね。
しかし、いくら人気といっても会場まで足を運ぶマニアックなファンから、話題になっていればテレビで観る層、または国際主要大会でメダルをとっているような選手の「名前」くらいなら知っているよという層まで、その競技の詳細に関する認知度は様々。
もちろん、全く興味がございませんという方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、フィギュア大好き人間の私が、フィギュアスケートってファン以外からはどんな風に映っているのだろうかについて冷静に検証し、まとめた結果を書いていきたいと思います。
選手の印象
モニター:フィギュアスケートが好きでも嫌いでもない人
検証方法:試合や引退したスケーターが出演している番組を一緒に観て、感想を聞く
まずは、各現役選手から引退したスケーターたちの印象を分析します。
※ちなみにスケオタから印象を聞くと、ほぼほぼ(自分の好きな選手は)美男美女で、完全完璧な素晴らしい神的存在になります。まさに愛は盲目とはこのこと!
以下、順番に関しては適当です
織田信成→3人も子どもいるの?!すぐ泣く人
村上佳菜子→引退したの?まだ23歳なの?
羽生結弦→細い、プーさん
高橋大輔→最終的に真央ちゃんと結婚しそう
本田真凜→韓国人っぽい、かわいい
本田紗来→ロシア人とのハーフ??
佐野稔→適当なおっちゃん
樋口新葉→ヒグチシンバ?
紀平梨花→キヘイリカ?
三原舞依→中学生?
坂本花織→水泳選手っぽい
本郷理華→試合とインタビューのギャップが凄い
プルシェンコ→ヤバい
ゴールド→超かわいい
宮原知子→細い、沖縄出身?
鈴木明子→名前が普通
田中刑事→本名?
安藤美姫→フェルナンデス
フェルナンデス→面白いプログラム滑る人
ネイサン→髪形すごい、羽生くんより強いの?
宇野昌磨→小さいのに(クリムキンイーグルを見て)腹筋凄い
コストナー→髪の毛をちゃんと結ばなくても大丈夫なのか疑問
メドベージェワ→誰も勝てない
ザギトワ→お人形さん、ジャンプはやっぱ若い方が有利なんでしょ?
オズモンド→かわいい、全体像が強そう
デールマン→化粧凄い
白岩優奈→一番かわいい
などなど・・。突っ込みどころは満載ですが、一般層からすればこんな感じなのね・・という感じ。特にアンダーラインを入れた個所に関してはオイオイ!と気になるところ。
・高橋大輔→最終的に真央ちゃんと結婚しそう
何で同じ競技をしているというだけで、真央ちゃんやねん!
(真央ちゃん・大ちゃんのため否定しておきました)
・本田紗来→ロシア人とのハーフ??
いや、両親日本人だし、上の兄弟姉妹も日本人やん!
・坂本花織→水泳選手っぽい
坂もっちゃんが水泳をしていた過去を知らないのに、なぜか水泳オーラを察知する能力は侮れない
・安藤美姫→フェルナンデス
お別れしました・・・・。
・白岩優奈→一番かわいい
「この子の方がかわいい!(誰と比べて?)」「フィギュア選手にしてはかわいい(オイ!)」と、なぜマスコミはこの子をほったらかしているんだ?!という意見がチラホラ。でも分かる。私も白岩さんはかわいいと思うわ。
続いては競技に関する印象を聞きました。
採点競技って分かりにくい
「フィギュアって見ていても誰が勝つのか分からない」
これが一番多く出た感想ですね。うう確かに・・。正直、私もよく分からない試合が多いので答えにくい質問ではありますが、案外これが「こけても勝てるってスポーツじゃなくない?」という厳しい意見にもつながるんですよね。あと何気に多いのが、「キム・ヨナってインチキなの?」「ネットの陰謀論ってマジ?」という類のもの。そういうものを目にすると、ますます採点競技は分からないし、所詮お金持ちの道楽なのね~という風に見られて切ないです。
しかし、これがリアルな声といえばリアルな声なんですよね。新採点方式になってレベルは向上したし、技のひとつひとつが正確になったとは思います。一方、転んだり、両足着氷でも、基礎点の高いジャンプで回り切っていれば点数的なダメージは少なかったり、一見成功に見えたジャンプでもエッジエラーや回転不足があれば、得点をごっそり失ったりと、素人目ではなかなか分かりにくいのも事実。特に一般層はジャンプ以外の要素はおまけみたいにしか思っていないでしょうし、スピンやステップにレベルがあることや、どんなプログラムに高い演技構成点が出るのかなどは、ほとんどといって分からないと思います。
だからこそ「なぜノーミスでも勝てないの?」「表現力で低い評価をされて勝たせてもらえないんでしょ?」と言われちゃう。世間ではノーミス=優勝が当たり前なんですよね。
ただこの表現力と言われる点においても、つなぎの少ない助走が多いプログラム・両足スケーティングでエッジの浅い直立滑走・音を無視した動きなどでは点が出ないというルールはあまり知られていません。ルールと照らし合わせて、各試合巡りをしながら映像でも復習し、勉強するような濃いファンでない限り、理解するのは難しい競技だと思います。
ひとつ言えるのは、いやぁ愛されているな~というジャッジがあるのも嘘ではありませんが、基本的に陰謀論的なものは、ファンの妄想半分だと考えてOKということ。ファンと言ってもジャッジではありませんし、不可解な評価だなと思うことはありますが、全部が全部おかしいわけではありませんし、割とちゃんとジャッジしているなと思うことも多いです。
ファンが強烈すぎて引く
最後はズバリ「スケオタの印象」について。これはですね。一言でいうと強烈ですね。やばい。男子オタは熱狂的で、女子オタは過激です。特にSNSでのファンによるライバル選手同士のバトルはやけどしますよ、ホント。スケオタってなんでこうなんでしょう?!競技の特性??サッカーだとサポーターの抗議や不満はSNS(内側)より外に向かって直接解き放たれますが、フィギュアは違うんですよね。ネットで暴れる。さすがに容姿に関する誹謗中傷はやりすぎなんじゃ・・とヤフコメなんかは見ていて良い気持ちにならないので極力見ませんが、個人的な分析によりますと、どうやらスケオタはネットで呟く活動を好む、どちらかというと内向的な人が多いのかな?という気がします。まぁ、そういう私もこうしてブログを書いているので当てはまるのかな?
ただ、いくらネットで顔が見えないからといって、リアルでそれ言ったらドン引きされるだろう・・という表現を使ったり、一体どんな人がこんなこと言ってるの?と驚くようなクレーマーには、誰が見ても引きますよね。それにファンによるフィギュアスケートの過剰な持ち上げやゴリ押しも。
とにかく感じたのは、周りに変な印象がつかないように応援したい・気を付けたいということですね。ちなみに、私はバンクーバー五輪後にブログにて「真央ちゃん今回はミスが出て、金メダルがとれなかったのは残念だったけど、ワールドでは完璧に滑り切って優勝してほしい」と書いたら、恐ろしいファンに「違う!真央ちゃんはアクセルを3回も成功させたんだから本当は優勝なんだ!キム・ヨナが金メダルを盗んだんだ!これだからフィギュアに詳しくない奴は・・!」と叱られました。「真央ちゃんはワールドになんて出なくてもいい!出たってキム・ヨナが八百長で勝つんだから!転んでも勝つ!そんなことも分からず出ろというなんて、これだからフィギュアに詳しくない奴は・・!」と、しつこいくらい粘着されて、当時は本当に怖かったですよ。実際ワールドでは真央ちゃんが優勝しましたが・・。おそらく私だけでなく、他にも同じような経験をされた方もいらっしゃると思いますが、実はこういうやりとりでスケオタから離れる方もいるので、同じ批判でも丁寧な文章で書くのと、書かないのとでは随分印象も違ったんだろうにな、と残念になります。(なんか真央ファンが例になってしまい申し訳ありません。あくまでも一部ですのでお許しを。)
以上のように、ファンがファンにドン引きするという事例もあるので、お互いに、出来るだけ傷つかないようにしたいと思いました。もちろん、第三者から見ても引かれないことも合わせて・・。
スケートはおもしろいよ!
最後になりますが、これが個人的に調査した何の信憑性もない「ファン以外から見たフィギュアスケートの印象」結果でした。
出来れば皆さん・・。フィギュアスケートってヒラヒラした衣装で踊ってるだけだろ?と言わずに観ていただきたい。特に男性諸君。
フィギュアスケートは、ジャンプだけでなく、スピン、ステップ、スケーティングなどを総合して楽しむ競技なんです!ぜひ、ジャンプではジャンプ前の助走の短さや、跳ぶ直前までの足元の細かな動き、スピード、飛距離や高さ、流れ、などに注目し、スピンでは軸のブレなさや、ポジション変化のスムーズさや難しさ、速度などを見ていただけるとありがたいです。あとは上下の動きの激しさや、リンクをどれだけ広く使っているかなどもポイントとしてご覧ください。
よく分からんわ!という場合は、例としてロシアのメドベージェワ選手の足元をおすすめします。(多分一番わかりやすいので)ステップを踏みつつもグイグイ加速していくので、演技構成点が高く出るんだな~というのが分かると思います。ジャンプではカナダのオズモンド選手が(これまた一番わかりやすい)ベスト。超絶ダイナミックなので注目してみてください。正確性はありませんが、キム・ヨナよりも凄いです!あとは表現力(曲の解釈や音ハメ)なんかはイタリアのコストナー選手が一人勝ちしていますし、見れば意味が分かると思うので、そこにも注目を。スピンでは日本の宮原の(腰を逸らせた)スピンがオススメ。あれは世界一です!
そんなこんなで、五輪では誰が勝つという内容ではありませんが、フィギュアスケートを楽しんで観るポイントとしてここら辺を覚えていてくださると嬉しいです。
ひとりでもファンが増えることを願って・・。
最後まで読んでいただきありがとうございました。