オオカミのとおぼえブログ

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【真夏の怖い話】金縛りとひとりかくれんぼについて

 

皆さんは金縛りなったことがありますか?

 

私は中学生の頃に初めてなって以来、かなり頻繁にあっています。

 

そして最近は毎晩のように深夜に目覚めては金縛り・・、もう一度眠りにつこうとすると金縛り・・、といった感じでスッキリ眠れない日々が続いております・・。

 

この金縛り、一体全体どういう時になるのかは分かりませんが、毎回”くる”時には分かるのです・・「あぁ今夜はきそうだな」と。

 

なぜなら金縛りになる日は決まって、就寝前になると足元の辺りに脱力感というか違和感があるんですよね。それは寝る寸前にならないと分からない感覚なのですが、それでなんとなく金縛りになることを察知しています。

 

金縛り自体は毎回、半分夢の中、半分起きた状態の狭間で起きているなというのは実感しているのですが、個人的には肉体的な疲れよりも精神的に疲れている時に脳が休まらずにそのような現象が起きているように思えます。初めて金縛りにあった中学生の頃もちょうど人間関係に悩んでいた難しい時期でもありました。

 

では、金縛りを改善するには心をリラックスさせる必要があるのでしょうか。それとも別の方法があるのでしょうか。

 

そこで、今回は少し自身の体験をふまえて「金縛り」についてお話したいと思います。

 

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初めての金縛り

先ほど申した通り、私が初めて金縛りにあったのは中学生の頃でした。ある晩寝ていたら急に体が硬直した感覚に襲われ、目覚めると瞼以外の体を動かすことができず、声を上げようとしてもまったく発することができませんでした。もがけばもがくほど体が硬直し、より一層締め付けられていくようで・・私はそこでようやくこれが金縛りというものだと気づきました。初めての体験で焦った私は動揺の中、どうにかしようと、すればするほど深みにはまるなら、逆に無抵抗でいようと体全体の力を抜くことにしました。すると・・、

 

幽体離脱?体が浮いていく!!

次の瞬間です。体が感じたことのない感覚に襲われます。後にも先にもこれが最初で最後の体験なのですが、体から自分が上へ浮き上がっていく感覚に襲われたのです。手足の先っぽから体全体にかけて魂が浮き上がっていくとでもいいますか、自分の意志ではなく、勝手に抜けていく感覚になり、咄嗟に「これはマズイ」と思いました。なぜマズイと思ったのかは分かりませんが、何となく「抜けたら戻れない」と思ったのです。しかし、体はちっとも言うことを聞きません。何とか体を動かさなければと思っても、まったくといっていいほど動かないのです。

 

私は死にかけているの?

おへその辺り以外は体が抜けてしまった感覚に相当パニックになった私。どうにかして金縛りを解かなきゃと焦った中、ふと「指先だけならなんとか動かせないものか」と思いました。そして全神経を指先へと注ぎ「お願い!!!!!」と力をこめると、僅かですが爪先部分がシーツに食い込む感覚をとらえました。

それでもまだ金縛りは解けません。

そこで繰り返し僅かに動いた爪先に力をこめました。体の一部でも動けば何とかなると思ったのです。徐々に指が丸まった感覚を取り戻し、後少しで動かせそうになった次の瞬間、体全体が浮いてしまいそうになる恐怖が襲い掛かって来ます・・。このままでは戻れない!そう思った私はなぜかおへそに力をこめました。するとポンと自分の体が自分の元へ戻ってきた、ハマった感覚がし、それと同時に指が動き、金縛りを解くことができました。

 

臍に力があるというのは本当かも

初めての金縛りが幽体離脱をこんだ恐怖体験でもあった私は、金縛りが大変恐ろしく、侮れないものとなりました。今でもあれは夢だったのかと思う程、あまりにも現実離れした体験で気味が悪いです。しかしこれで、少しはそういった(霊的な)現象に対して信憑性があると考えた方がいいのかなとも思いました。それまでは金縛りでの一般的な不可解な体験というものは、すべて人間の脳が作り上げた無自覚な妄想だと思っていたので・・。自分が経験して初めて、あれは夢ではなく現実だと実感しました。

 

また、おへそにパワーが宿っているという話もあながち嘘ではなかったのだな、とも実感。魂を元に戻す時のおへそから還っていくあの感覚は、後々考えてもスゴイと思いましたよ、本当に。

 

2度目の金縛り

そんな体験から少し経ったある日、私は再び金縛りに襲われました。正直いうと、この金縛りで「やはり前回のは夢ではなかったんだ」と確認した次第であります。おそらく前回金縛りになっていなかったら、私は一生金縛りになることすらなかったと思っています。それ程、初回以来、私は今までなったこともなかった金縛りを繰り返す体質になってしまったのです。話は戻って2度目の金縛りは、深夜に突然起こりました。その頃の私は就寝前によくラジオを聴いていたのですが、その日は珍しくラジオの電源をオフにしており、割と早めに床に着いていました。

 

ラジオの音がする

しかし、その晩私は変な音で目覚めました。切っているはずのラジオの音がするのです。それはピコッピッコッピコピコっと電波と電波が交じり合うようなせわしない音でした。それもラジオからするのではなく、耳元、いや頭の中?から・・。嫌な予感がすると思った時にはもう、私は2度目の金縛りを迎えていました。今回もまた、力を入れても体は動きませんし、声もでません。「そんなことは分かっている」「体が浮いてしまう前にどうにかしよう」前回の教訓をふまえて、冷静に対処しようとした私でしたが、脳内で暴れるラジオの音がジジジジジと大きく荒い音に変化していることに気づきました。次の瞬間その音が・・、

 

男の笑い声

ハハハハハハと、上の方から誰かが高笑いする声に変わったのです。まるで金縛りに苦しむ私を見て嘲笑っているという表現がぴったりな声でした。それはこの世のものではない笑い方でもありました。上手く言えませんが、通常の人間が出すような笑い方ではありません、例えるならアニメに出てくる悪魔の笑い方のような感じです。実際にこの声を聞いた時になぜか昔やっていたゲームに出てくる悪魔のキャラクターを思い出しました。あれは当時中学生だった私よりも年上のような声ではありましたが、おそらく若い男性の声です。しかし、私にはまったく誰なのか分からない存在でした。私は何か恨まれるようなことを誰かにしてしまったのか・・短い時間の中でそんな風にも思いました。

 

解放

ただ、あまりの人を馬鹿にしたその笑い方に腹が立った私は、こんなものに負けるかという気持ちを持ってしまいました。そして罰当たりなのかもしれませんが、馬鹿にするな!!そう心の中で憤慨したとたん、その声はあっという間に聞こえなくなったのです。これに関しては、テレビか何かで言っていた霊に憑りつかれそうになった時はNOという強い気持ちを大切にしなさいという霊能者の言葉が役に立ったというのもあります。金縛りの方も、前回”指先は動く”ことが分かっていたので、指先を動かすことで体を解きました。初回の体験と比べ、時間にするとほんの一瞬の出来事でしたが、未だにあの声はなんだったのかと気になってしまいます。

 

ちなみにその声の主の姿は見えませんでした。

 

真実

これが主な私の金縛り体験なのですが、この事件の後に起きた金縛りはすべて至って普通というか、ただ単に疲れている時に体が硬直して、しばらくすると勝手に解けるものだったり、金縛りからの反応が早いと声が出せて助けてもらったりするもの・・という感じです。しかし、つい先日テレビを観ていたら数年越しに衝撃の真実を知ったのです!!

 

それは、手相家として有名であり、数々のオカルト系番組にも出演している、あの島田秀平さんが某番組で語った「霊の姿は見えないけれど、ラジオのような音が聴こえる人がいる」という話。一体何のことかといいますと、霊は自分と周波が合わない人に対して、自ら周波を合わせてこようとする時があるようで、その時の音がちょうどラジオの周波数を合わせる音に似ている、ということなんですね。あれ?これって怖すぎませんか?

 

ひとりかくれんぼ

これを聞いた時、まさに2度目にあった金縛りの件を思い出しましたよ。あれは、その音だったんだと。実は、南海キャンディーズの山ちゃんも普段は怖がりだけど霊感がないらしく、以前番組の企画でひとりかくれんぼという、人形を使って1対1でかくれんぼをし、霊を呼び出す儀式をした際に、このラジオ音を聴いてしまったらしく、その時山ちゃんは、この音が音声さんの機材の音だとずっと勘違いをしていて、何にも見えないしと安心していたそうなんです。しかし、実際は見えないのなら向こうの方から周波を合わせて来てやるという相当ヤバイ状況で、あと少し遅かったら色んな現象に巻き込まれていたんじゃないか、という状況だったようです。見えないからといって安心というわけではないんですね。そう考えると、霊を信じる者も、信じない者も警戒をしていて損はないと思います。

 

遊び半分はやめましょう

この夏、刺激を求めて面白半分で心霊スポットに行ったり、ひとりかくれんぼのようなオカルト儀式を計画している方も多くいらっしゃることかと思います。しかし、心霊経験者から言いますと、避けられるのならやめた方がいいですよ、絶対に。私はあえて、ここに、ひとりかくれんぼについては詳しく書きませんが、できれば検索しないでほしいし、したとしても実行はしないでほしいという気持ちでいます。それを知ってほしいのであえて、タイトルにこのワードを入れました。(このワードで検索してやってこられる方も多いと思うので)霊感なんてゼロだと思っていた私でさえ、こんな体験をしているくらいですから、ある人はやめた方がいいし、なくても気を付けるべきですね。

 

霊感体質にならないためにも

以上で私の体験談と、金縛りについては終わります。まぁ、金縛りに関してはトータルで考えると、半分霊的現象(過去2回)と半分身体的現象(疲れ)といった割合ですかね。過去2回にあった事件以外は、すべて疲れからくる単純な金縛りですし。基本的にはストレスをためず、適度なリラックスが必要なのでしょう。ただ、1度奇妙な体験をすると癖みたいにもなると思うので、注意は必要です。私はいまや金縛りのプロ化していますからね・・。

 

ちなみに金縛り以外はこれといった体験はなかった私ですが、海外に行ったとき限定でこんなことが起きました。※日本ではありませんのでご安心を。

goldenretrievers.hatenablog.com

ちょっと個人的にこれ以来、教会・神社系に弱いのが気になります。あの高笑いの声の主は本当に悪魔だったんじゃないかとさえ思う。初詣にはいかないようにしています。

 

霊の姿こそ見たことはありませんが、声や写真、現象で・・というのは誰にでも結構あるのかもしれませんね。

 

しかし、あまり怖がるのも毒なので、そこは気にし過ぎず生きましょう!

 

私は心霊番組の心霊写真コーナーの9割は嘘だと思っていますし、除霊の特集もやらせだと思っているので、自分から危険な場所には近づかない程度のノリでいきましょう!

 

こんな話をしておいていうのも変ですが、皆さん楽しい夏をお過ごしください!

 

それでは、この記事を書いている時、ラップ音が激しすぎてビビるオオカミから真夏の特別企画でした。

【2018/2019】新ルールは誰が有利?改正内容をチェック!

 

2018/2019シーズンから適用される新ルールが発表されました~!!

 

毎度毎度、ルール改正の度に新ルールを覚えるのが苦手な私は「ルールブックを頭で覚えるより、直接試合を観て覚えよう!」スタンスなのですが、今回はちょっとした自分用の復習も兼ねて、大雑把に知っておいて方が良い部分だけをまとめてメモしたいと思います。

 

※本当に大雑把になります

 

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男子シングルはハードモードっぽい

ええっと、ざっと見る限り新ルールでは「男子シングル」での改正が多く、男性陣はルール対策に忙しくなりそうですね。覚えられそうな範囲で見ると、演技時間・ジャンプの回数・リピートジャンプの回数等で大きな動きがありました。

 

①FSの演技時間

4分30秒⇒4分

②FSのジャンプ回数

8個⇒7個

③リピートジャンプ

4回転ジャンプのリピートは1種類まで(3回転を含めると2回までは同じ)

 

①演技時間の短縮は、ファンにとったら長い方が見応え満載で嬉しいのですが、五輪で一般層が楽しむ分には「演技長ええ~さっさとお目当ての選手の番になれ~」というリアクションが大半だったと感じた私は「ちょっと残念だけど、急展開でせわしなく終わる方が視聴者にとっては観やすいのかな」と判断することにして、よりたくさんの方に楽しんでもらえる方向にいってくれればなと願っています。

②ジャンプ回数の減少については、これだけ4回転を跳びまくる時代になったら1つでも回数が減った方が選手の体への負担(けがも含め)が減るのかなぁ~と思いつつも、時間が短縮された分、ジャンプ自体を跳ぶのも当然忙しくなるので、体力的には過酷かもしれませんね。持久力的にはきつく、やることは多いですが、プログラムはテンポ良く進みそうです。

③リピートジャンプの制限数については、まぁジャンプの回数が減ればおのずとそうなりますわね・・という感じです。ジャンプ数が減るのに、リピートジャンプの回数がそのままであれば、ジャンプ構成にも偏りが出てしまいます。高難度(4回転)をたくさん入れる前に、ジャンプの偏りをなくし、多種類のジャンプを跳ばせるバランス面にも考慮していきたいのでしょう!とはいっても、多種4回転ジャンパーにはジャンプ構成で色んな作戦が描けるメリットがあります!

 

演技時間の短縮は以前から囁かれていましたが、そうなるとフィギュアスケートの要である芸術性が薄まってしまうのではないかと、ファンの間では懸念されていました。時間短縮となれば、当然ジャンプ数も減らすこととなり、ジャンプ数を減らせば、リピートジャンプの方でも変更が必要になってきます。短時間で4回転ジャンプをたくさん跳ぶ選手にとっては、体力面が鍵となるでしょう。また、ミスをした場合も短時間での立て直しが要求されるため、精神面でも試されることとなりそうです。しかしルールをプラスに取れば、全選手にとって時間をムダに使えない分、ひとつひとつの要素に一層力が加えられ、限られた時間の中では自然とプログラムが濃くなっていくのではないでしょうか。そうすることで、プログラムの魅せ方というのも変化し、懸念されている芸術性の方でも、与えられた時間の中でどれだけ個性を残せるかが新たな勝負の基盤となり、より磨かれていくことも考えられそうです。

 

大きな改正はコレ!

そして男女通して最も大きな改正は、GOEについてでししょう。今まで7段階評価(+3~-3)であったのが、11段階評価(+5~ー5)に変更されました!!また、GOE幅の変更に倣って、各ジャンプの基礎点も変更されました。

 

あまり変更がないジャンプ

3T(4.3⇒4.2)3S(4.4⇒4.3)3Lz(6.0⇒5.9)

こちらはー0.1点差の変化に留まります。

 

ちょっと残念な感じの変更

3Lo(5.1⇒4.9)3A(8.5⇒8.0)

ループは扱いの割には難しいジャンプな気がしますがー0.2点に変更!アクセルに至っては0.5点も引かれちゃいました~。しかしGOEで満点とれば、11段階評価の魔力で12点も取れることになったので、アクセルが得意な日本男子にとっては武器になるルール!!逆に女子はやめておいた方がいいかも?!

 

4回転はもっと変わるよ

4T(10.3⇒9.5)4S(10.5⇒9.7)4Lo(12.0⇒10.5)4F(12.3⇒11.0)4Lz(13.6⇒11.5)

これが一番大きいですね。大きく変わっちゃいます。ルッツはー2.1点もの変更です!こんなのもう覚えられないやぁ~。ちなみにアクセルに関してはリスクの割にメリットがなさそうなので省略しました。はっきり言って勝負の場では必要のないジャンプだと思ったので。やるとしたら既に数々のタイトルを手にしている選手が、点数以外のものを求めた時って感じかな。フィギュアの限界に挑むぜ!的な。そういう場面でしかやってもジャッジは歓迎してくれなそうです。涙

 

もはや11段階評価なんて想像がつかない私。ひとつのジャンプから瞬時に色々な要件を見抜かなければならない鋭い観察力が必要になってきます!!!もうすべてのジャンプをリプレイしなければ分からんよ~!というのは冗談で、実際は皆どんなジャンプを跳んでくるのかが楽しみです!だってタノジャンプがGOE要件から脱落しちゃったのですからね!!

 

新ジャンプGOE要件

1. 高さおよび距離が非常に良い(ジャンプ・コンボおよびシークェンスでは全ジャンプ)
2. 踏切および着氷が良い
3. 開始から終了まで無駄な力が全く無い(ジャンプ・コンボではリズムを含む)
4. ジャンプの前にステップ,予想外または創造的な入り方
5. 踏切から着氷までの身体の姿勢が非常に良い
6. 要素が音楽に合っている

 

ま、まさか“空中での姿勢変形、ディレイド回転“の項目が消しになるとは思いませんでした~。タノだけに偏らないように回数制限は必要かな~、選手によって姿勢がバラバラなので完成度には厳しい条件が必要かな~とは思っていましたが、項目の除外だなんて!!

どうやら新ルールの”踏切から着氷までの良い姿勢”という項目に旧項目(変形姿勢・ディレイド回転)はまとめられたようです。

それでも演技のスパイスとして諦めずに入れて来る選手もいそうですが、ジャッジはそれよりも独創的で、音楽にマッチしたジャンプを頼むよ!ということでしょうか。新ルールだと、音楽に合った状態で美しいフォームのタノでないとメリットがないのかもしれません。

 

だって単なる変形姿勢オンリーではNOということですよね?その他の必須条件+タノで加点ありってことなんですよね?

 

タノ以外でもどんな戦い方をするのか楽しみです。※ちなみにSPのステップから直ちに跳ぶ~という項目もなくなりました。もうステップから跳ぶのは基本!ということだと聞こえてきます・・。

 

女子シングルの注意点

続いては女子シングルにおいての注目ポイント。女子はズバリ後半ジャンプのボーナスポイントの改正とコレオシークエンスの基礎点の変更への対応が大切になってきそうです。

 

①後半ジャンプ1.1倍のボーナスポイント

SP⇒最後のジャンプ1本のみ

FS⇒最後のジャンプ3本

 

②コレオシークエンス基礎点

2.0⇒3.0

 

①今までは後半ジャンプの全てに1.1倍のポイントを与えていましたが、新ルールではSPは最後のジャンプ1本のみに、FSは最後のジャンプ3本までと制限を設け、ボーナスポイントを与えることになりました。ただし、コンビネーションジャンプも1本としてカウントされるため、後半に入れるジャンプはすべてコンビネーションで揃えるというやり方も可能です。

②コレオは基礎点が上がり、最大で5.50点も稼げるようになりました。ここは出来るだけ狙って取っていきたいところですね!この点に関しては昨シーズン宮原選手とザギトワ選手がとてもよく出来ているなぁと感じていたのでこのふたりを参考にするといいかも?!コレオもプログラムの中で効果的に使っているなぁと、とても好印象でした!

 

いかに点を稼ぐかを考えれば、コンビネーションジャンプを最後に持ってくることとなりますが、これにはリスクが半端ないでしょうね。最悪コンボが抜けたら点がごっそり持っていかれてしまいます。SPでそんなことになったら大変!これはいくら安定感のある選手でも分かりませんね。リカバリしようのない事態は避けた方が無難なのか、勝つためにチャレンジする流れになるのか・・。さあどっちだ!!

 

PCSについて

これは朗報です。今までミスを重ねてしまった選手でもPCSで救われる場面が存在したこの競技。実は昨シーズンも私は、コストナー選手の演技は大好きだけど、ミスをした時も高く出てしまうPCSに「これはどうなのかな」と悩んでいた時がありました。少しくらいのミスや難度を落としたジャンプ構成でもコストナークラスの天才なら高いPCSが出ても当然ではありますが、安全構成でミスが相次いだ+他の選手がそこそこの演技でまとめた場合には、PCSで勝ち逃げてしまうというのは非常に判定として分かりづらくなってしまうのではないかと思ったのです。※誤解がないように言いますと、コストナー選手のPCSが高いのは妥当です。むしろ美しさでは1番。あくまでもマックス構成から下げた場面でミスを重ねた時を例にしています。

 

つまりは完璧ではないものに、大きいスコアは与えてはいけませんよ~というルールが必要になるのではないかと考えた次第に、それっぽい改正が入りました。

 

私もまだ良く理解しきれていないのですが、転倒やエラーがある場合は満点付けちゃいけませんよー、もしくは、ミスを重ねた場合は項目ごとに何点以上与えないという制限を設けますよ~というものです。このルールはトップスケーターにとっては少々痛い改正かもしれませんが、競技のためには良いのでは?と感じます。

 

五輪予選方式にも変更か

これが1番分かりづらいのですが、世界選手権で複数の出場枠を確保する条件として、獲得枠とFSに進出する数が同じであること、また、3枠でも1人しかFSに進めなかった場合は、枠はひとつとなるという新たな条件が加わりました。

 

うーんっと、例えばAさんというエーススケーターが世界選手権で優勝しても、BさんとCさんがFSに進めないほど自爆もしくは実力がなかった場合、その国の五輪枠はひとつになるということですよね。

 

尚、FSに進めず失ってしまった分の枠(逃してしまった人)を取り返すには、五輪最終予選に回り、自分で自分の枠をもぎ取って来なさいということだそうです。ちょっと枠取りがややこしくなっただけで、マックスで3枠というのは変わらないのですね。しかしこれ、2枠欲しいなら2人、3枠欲しいなら3人が五輪年前の世界選手権に出場していないとならないってことなのかな?そうとなると、さらにその前年から希望枠を獲得していないといけないとなるのでしょうか。よく分かりません。

 

ちなみにISU技術委員会は、より多くの国の参加を求め、五輪にベストなスケーターが出場できるようにと、この変更を決めたようなので、それなら五輪最終予選の成績を元に出場枠が決められないかしら~なんて願ったりもします。日本女子は3枠じゃ足りないのですよ!

 

有利に戦うには

全体をふまえて、「では誰が有利になってくるのか」というと・・・まず、ミスをしない選手。特に枠取りのかかる世界選手権のSPでコンビネーションジャンプのミスだけはしないことが大切かもしれません。そう考えると女子のSPで3Aも博打になりそうです。

 

GOEの11段階評価はスピンやステップ等でも適用されるので、得意な選手はどんどん長所にしてほしいですね!男子の4回転は基礎点こそ下がってしまいましたが、最大点ではものすごいスコアを狙えるというチャンスあり!(逆にミスをしたら悲しい結果に・・)4回転のリピートは1回までとして、複数跳べる選手は高難度は単独にして、4Tを2回跳ぶという作戦がトレンドになるのかな?ルッツ、フリップ、ループ、サルコウがコンスタントに跳べる選手は強いですね~。ネイサン、ショウマ、ボーヤントリオはルールが変わってもそのまま突っ走ることが出来そうです。

 

一方、羽生選手は4回転は4Tと4Sのみでも3Aで満点を狙い、スピンやステップでもGOE狙いでいけば新ルールを上手く活用できそうですし、既にその兆しが平昌で見られました。何より多少難度を下げた安定した演技で高いPCSを約束するのが得策かもしれません。

 

とにかく、質を上げていくことが大事!後半ボーナスにも制限、リピートジャンプにも制限が出来た今、差をつけられるのはGOEだというのが以前より色濃くなっています!ミスによってPCSにも変化が出ることから、どんな選手にもチャンスが生まれそうです。エラーなし、回転不足なし、助走少なしのジャンプをベースに、音楽に合わせて、工夫したプログラムを引き連れ、日本男女合わせて北京五輪で3枠をゲットしてやろうじゃありませんかー!!

 

この新ルールに最も適応しそうなオズモンド選手が今シーズンは休養ということで、どうなるのか分かりませんよ!皆にリセットチャンスあり!

 

最後に、ルール改正されてから不満をいっても仕方ないので、いち早く受け入れて波に乗っていった方が楽しめますよ!と、おせっかい。私は改正前には期待を込め、ワンワン願望をめちゃくちゃ吠えるタイプですが、(いくつか実現されてスッキリ気分も半分)終わってからは次の機会まで待つこととしています。今はただ、新ルールの行く末を見届けるのみ!どんな風に運用されるか分かりませんのでね!全員が納得するルールなどありませんから、少しずつ少しずつの時を経て、この競技にとってベストな改正がされていくことを未来に託しましょう。

 

おわり

間違いもある(私なら)と思うので、大雑把に受け止めてくださ~い。

 

(アイスダンスやペアのルールまで読むには、理解力・忍耐力が足りなかったので、詳しくはちゃんとしたファンの方のサイトからご覧ください。分かりやすく・見やすいブログがたくさんあるので、ぜひお探しください。)

中国杯開催辞退に審判処分、中国フィギュア界に何が?!

2018年8月 追記あり

 

ずっと気になっていたニュース。少々時間差がありますが、アップします。

 

 

中国人審判に資格停止処分

平昌五輪で中国人審判(男女2名)が中国代表選手に対し、有利な採点を行ったとしてISUからペナルティを受けていたことが分かりました。

 

女性審判は男子シングルにおいて金博洋選手に(GOEとPCSで)過剰な評価を、男性審判はペアの優勝候補であった隋文静・韓聡組に不正採点を働いたとされています。

 

これにより、女性審判は2年間の資格停止処分と2020年北京五輪でのジャッジ禁止処分、男性審判には1年間の資格停止処分が下されました。

 

フィギュア不正採点で中国人審判処分 平昌五輪で中国選手に高評価― スポニチ Sponichi Annex スポーツ

 

疑惑

実は平昌五輪での金博洋選手(以下ボーヤン)への不正採点疑惑は、五輪後すぐに話題に上がっていました。中国人審判によるボーヤンのライバル選手に対する厳しすぎる採点とボーヤンへの過剰な評価・・これは、あまりにも身内びいきなのではないか、ひとりだけ他の審判と採点に開きがあるのではないかと、世界中のメディアに報道され、ISUが調査するという流れに発展。そして先日、ISUが出した決断は「中国人審判による不正採点を認め、処分を下す」というものでした。

 

個人的には、疑惑の採点と呼べる採点は中国以外にもあると思っています。ただ中国はやりすぎ感がえげつない・・。こんなことをしたら指摘されても逃れられないのになぜやっちゃうの?!という疑問の方が大きいです。

 

開催地辞退の裏側

そんな中、新たに中国から残念なニュースが・・。なんとグランプリシリーズ大会のひとつである中国杯を中止するとのこと!!日本と共にアジアの開催国として貴重な場所である中国杯!それを辞退するというのです・・。理由は「北京五輪の準備でゴタゴタしているから」・・ということですが、今の段階でそんなことはありえないだろうと思うので、これは事実上の中国杯撤退ってやつなんじゃないかと疑ってしまいますね。現地報道では、もう中国杯はやらないよ~なんて噂もあるようで・・。日本としては地理的にも時差的にも助けになる中国杯がなくなってしまうのは困りますね。どうしていきなり辞退しちゃうの?!という感じ。まさか審判処分の件が尾を引いているのでしょうか?!やや不穏な空気が心配です。ちなみに代替地はフィンランドとなりました。

 

中国国内もゴタゴタ

さらに心配なのは中国フィギュア界。急に選手たちが音沙汰なしに消えたと思ったら引退しただの、休養しただの、移籍しただの、やっぱり引退はしていないだの・・。とにかく正確な情報が分からず閉ざされている感じがします。せっかくの才能を持ったボーヤンもあんな事件があった後では、逆に出る点も出づらくなってしまうんじゃないかと心配。選手本人は本当に良く頑張った五輪なだけに、この審判のしたことは罪深いです。だってボーヤンに不正採点された選手という汚名を背負わせたことには変わりありませんからね。中国はもともとペアだって強いし、スポーツに関しては、たまに変なことをする時もありますが、基本他国をリスペクトする姿勢を持っている国ですから間違った方向には進んでほしくはありません。普通に育成すれば結果を残せる人材が揃っているので、ダーティーなイメージは非常にもったいないのです!

 

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冷静な目で

この報道を受けて、審判、もしくは選手に悪い印象を抱いた方が多いと思います。しかし、その中で私がホッとしたのは、日本人フィギュアスケートファンの公平な目です。中国人審判の不正が暴かれても、ボーヤンを責める声はほとんどといってありませんでした。それどころか、「選手本人の努力をムダにしている」「良い演技をしたボーヤンがかわいそう」と不正をした中国を責める声はあっても、選手を責める声がなかったことに冷静さを感じました。そうなんですよ!そこなんですよね!そもそも疑惑採点が行われているのは中国だけではないという話は、周知の事実化していますし、ボーヤン自体に実力があるのは誰もが知っていることです。さらに、こうした問題は中国と限らず、いつどこの国がやり玉に上がるかはわかりません。もともと日中のフィギュアスケート選手はお互いをリスペクトしているし、ファン同士も良いものは良いと認め合っていて、中国とはスポーツ面において政治を抜きに語れていたんですよね。こういった時、不正を行った中国に対して苦言を呈しても、選手に対して同情が多いのは、そんなスポーツマンシップが選手同士、ファン同士の中にあったからだと思います。

 

大国として

中国は今、世界の大国として相応しい振る舞いが求められている時です。そんな中、周りをがっかりさせるような行為だけはしてほしくありません。どうか選手の幸せを一番に、フェアな目で競技を盛り上げていって下さい。あってほしくないのは、このまま国内のゴタゴタが進んで「フィギュアなんて捨~てた」となることですね。それだけはよしてくれよ~!全選手ムダにするなよ~!!とだけは言っておきたいです。

 

そして、ジャッジはいい加減あのシステムをクリーンにして、忖度を辞めて、過去を洗いざらしにして、ちゃんとしておくれ!!!!!迷惑を被るのは選手なんだから、選手を大切にしたいのなら、小さい不正も、大きい不正も綺麗にしてちょうだい!!!

 

そのためにも、誰が見ても文句のつけようのない演技をする選手が登場し、皆が望む点数がそのまま出るような試合を北京五輪で待っています!私は中国が変なことをやらかして、中国人スケーターの名が汚されることだけはイヤだー。

 

追記

中国スケート連盟は、チームオーサーと契約を結ぶことになりました。期間は2022年の北京五輪まで。内容はオーサー氏が中国まで出向き、「中国」チームをサポートするというものだそうです。また、ボーヤンのクリケット移籍は本人の意向により白紙となりました。

 

スポーツで威厳を知らしめたい中国の野望は、今後せわしない動きを見せてきそうです。国と契約を結んだオーサー氏にも驚きですが、こんなにも大規模な指導となればクリケットとの二刀流運営が大変になりそうですね。

 

【祝】高橋大輔現役復帰、皆も帰って来ちゃいなよ!

 

この決断を支持する人~!!

 

 

はーーーーい!!!!!

 

 

2018年7月1日、あの高橋大輔が!世界のダイスケ・タカハシが!現役復帰を表明しました~~^^!!パチパチ

 

高橋選手といえば、2014年ソチオリンピックの演技を最後に引退をし、その後はプロスケーターやダンサーとして活躍、さらにテレビ等にもその活動の幅を広げてから長い年月が経っていましたが、来る2018/2019シーズン、再び競技の場にカムバックしてくれることが分かりました~~~~!!!!!

 

D1SK 髙橋大輔公式サイト

 

ファンの中には「いや、大ちゃん・・もうやめとけって!」と案ずる方もいらっしゃるかと思いますが、私はこの決断に大大大賛成でーす!!!

 

なぜかって???それはですね、一言では語りつくせないので以下に箇条書き致しますね♡♡

 

引退・休養ロス

正直コレ、皆さんもおありでしょう!オリンピック後のシーズンは多くの選手が引退や休養を決断する時期であることから、今年もさっそく名立たる大好きなスケーターたちがリンクから去ろうとしています。そんなことで私はすっかり2018/2019シーズンは引退・休養選手ロスになっちゃうなぁ・・とテンション下がりまくりだったのですが、そんな時にカロリーナ・コストナー選手の現役続行とケヴィン・レイノルズ選手の現役引退していない説を聞き、少し気を取り直したところにこのサプライズですよ!高橋大輔現・役・復・帰!!!もう嬉しすぎますって!

 

もう一度、観戦しようかな

ソチシーズンからピョンチャンシーズンまでは色々ありました。安藤選手に織田選手が引退、鈴木選手が去り・・町田選手が去り・・小塚選手が去り・・村上かな&大選手が去り・・無良選手が去り・・。そして大ちゃん真央ちゃんというシンボルスケーターが去ってしまったダメージは、少なからず日本人スケートファンの心にぽっかり穴を開けてしまったと思います。「皆さん、以前ほどの盛り上がりがなくなってきている」「ファン同士であれだけバトルを繰り広げていた日々がある意味懐かしい・・(オイオイ)」こんな風に寂しさを感じる中、「えっ??大ちゃん復帰するの??じゃあまた観戦しにいこうかな」「またあのスケートが観られるの?久々にフィギュアをチェックしようかな」と、今回の高橋選手の復帰を機に、再び応援熱を蘇らせたファンの方も多いのではないでしょうか。それってつまり、あのアツい応援団たちが戻ってくるかもしれないってこと?!そう、少し人気の勢いが緩やかになりつつある現在、ダイスケ応援団による活気への期待がマックスなのです!あの盛り上がりよ、カモン!

 

エモいオモろいモノがありそう

2018/2019シーズンは大幅なルール改正もあったことから、大御所シニアにとっては戦う選択肢がやや増えるのではないかと個人的には推測しています。とにかくめちゃくちゃ強い羽生、ジャンパーネイサン、伸びしろ半端ないって宇野、軽々四回転ボーヤンなどのテクニカルオバケ&ジャンバー4兄弟時代の荒波の中、高橋選手のエモくて、パッション溢れる演技は、何かとても面白い旋風を巻き起こしてくれるのではないかとワクワクしてしまいます。もしも高橋選手がどこかの試合で素晴らしい演技を発揮してくれた時、その姿を見てカムバックしてくれるスケーターや、年配スケーター(失礼)による新たな戦い方の道が開拓されることで、競技の方でも何か新たな試みが追加されることがあったとしたらとても素敵なことだと思います。実をいうと、私は密かにシニアが細かくカテゴリー分けされる未来があったら良いと願っています。

 

スケオタの反応

さて、私の語りはここまでとして、スケオタの反応はどうなのでしょう。ざっとネットで確認したところ・・

 

皆さん大喜びですやん・・。

 

やっぱりそうですよね!なぜか「ブランク大丈夫なの?」というよりは「もう一度観たい!」という気持ちの方が先に来るんですよね。それくらい魅力あるスケーターなんだろうなぁ。ダイスケ・ランビエール・バトルの魂の滑りは、彼らが引退後もずっ~とその価値が揺らぐことなく、負けることもない至宝であり芸術です。これは間違いない重要再確認事項。もう早く新プログラムが見たいんですよ!ショートはデビット・ウィルソン氏、フリーはブノワ・リショー氏が振り付けたとのことで、どんな世界観なのか想像つかな過ぎて興奮。復帰する競技の場でちゃんと「競技人生やりきったと思える演技がしたい」と言い切れるのがカッコイイ。全日本選手権で最終グループに入りたいという目標を語るその目はアスリートそのものでした。ソチ後の引退が心残りだったのは誰が見ても明らかで・・。だからこそ、きちんと納得のいくところで決着をつけないと次には進めない!後輩たちは別次元にいるけれど、自身ができる精一杯のところまで目指したいと、それを隠さずはっきりと言えるのだから強いですよ!

 

選手呼びできる幸せ

現役復帰を決めたのは、昨年12月の全日本選手権で骨折を繰り返し、幼い頃からの夢だったオリンピックへの道が閉ざされた山本草太選手の「それでもリンクに立ち続けたい」と前向きに滑る姿を観たことがきっかけだったそうです。それまでは勝てないならやるべきではないと思っていたはずが、山本選手の演技を観た瞬間、どんな困難があっても選手を諦めずに続けることの大切さにとてつもなく感動し、4年前の自身にまだ続きがあったことを悟ったのです。ファンからしてみれば、草太くんも大ちゃんも、「山本選手」「高橋選手」と呼べることがどれだけ幸せかというところですが、選手本人からすれば結果が出せなければ去るしかないという気持ちがでるのも自然なんですよね。しかし、中には人が待ち望む演技というものが存在するのも確かで、求められる以上はそこにいるべきだし、いていいのだと私は思います。既に良い感じのアクセルを降りている高橋選手!4回転も2種類くらいは跳べるようにしないと・・!と、までやる気満々なのでゆっくり応援したいです!

 

引退組はまだまだ元気?

と、いうわけで高橋選手は12月の全日本選手権出場を目指し、まずは10月に開催される近畿選手権に出場する予定です。復帰を決めてからコツコツ練習も重ねているようなので楽しみに待ちたいと思います!

 

また、2017/2018シーズンで引退、または今シーズンの休養を発表している気になる海外選手は以下の通り。(赤は引退・緑は休養)※噂のある選手含む

 

マックス・アーロン 

エラジ・バルデ

パトリック・チャン

メーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード

ジジュン・リ

 

 

 ハビエル・フェルナンデス、ケイトリンオズモンド、アシュリー・ワグナー、ケイトリン・ウィーバー&アンドリューズ・ポジェ、ミライ・ナガスアレックス・シブタニマイア・シブタニ、ハン・ヤン

 

休養組については無期限休養発表だったり(事実上の引退?)、現役は続行するけど次の目標が決まるまではお休みします~というものだったり(事実上の引退?)、あと少し滑ったら引退しようかな?というものだったりで、正確にそうです!とは、情報が錯綜しまくりで断言はできませんが、こうしてみるとまだまだお元気な顔ぶれなので、このまま引退コースはもったいない気持ちを抱いてしまいます。アイスショーを観ている限り織田くんもランビエールも(本日2回目)バトルも(左に同じ)まだまだやれそうなほどクオリティ高すぎて30代の動きに見えないんですよね。しかし、引退後の将来設計を考えると、20代で引退し、30代で次のキャリアに向けて走り出すというのが安全・安心と理解しているだけに引き留められません。もっと現役時代が長く、その後の人生にもスケート界で広がりがあれば良いのですが・・。

 

そこについては、未来に進展があればなとアツい想いを巡らせています。

 

全力応援で

それでは、本格的なシーズン突入までは少し時間がありますが、その時が来たら皆さん全力で応援しましょう!高橋・羽生・宇野の3人が6分間練習を同じグループで滑っている姿が見てみたい!歴代スケーターたちも現地まで応援に来てくれるかもしれませんね!

 

いざ試合が本格始動したら、まーたスケオタ同士のバトルが繰り広げられて「やっぱり賑やかなのもメンドーイ」と、うんざりしそうな気もしますが、そうしたらここで言いにくいことは、noteにでも書いて使い分けようかなと考えています。何気に言いたいことが言えないこんな世の中じゃネタがあるので・・(羽生VS宇野オタ対決がこわい)(真央ちゃんの話題に触れられない空気)まぁ、平和に競技を楽しみましょう♡

 

以上で終わりです。早くそれぞれの選手の新プログラムが見たいと思う今日この頃でした。

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祝杯。

メドベージェワがブライアン・オーサーの新弟子に!凄い決意だ!

 

日本時間5月7日(月)に、メドベージェワ選手から2018/2019シーズンの拠点をカナダの名門クリケットへ移すことが発表されました。

 

新たなコーチは、オリンピック・世界選手権等で数々の金メダリストを育てているブライアン・オーサー氏。

 

現在分かっている情報によるとメドベージェワ選手は、ロシア国籍のままロシア代表として今後も活動していくこと、ホームリンクをロシアのサンボ70に籍を残したまま練習を積んでいくのだそう・・。この表現だと「サンボ70に所属したままオーサーコーチにどうやって指導してもらうの?!」となりますが、おそらくサンボ70は所属先(学校みたいなもの)のような形で、練習はカナダで!ということではないでしょうか。実際にカナダに住み、練習をするとなっているので、そういうことなのでしょう!

 

何はともあれこの人生がガラリと変わるような重大な出来事を、まだ10代の若いアスリートが悩みながらも決心したことを素直に応援したいです!オリンピック後は多くの選手の移籍を予想こそしていましたが、この移籍が一番驚いたニュースだったことは私の中で間違いではありません。そんなわけで、今回はメドベージェワ選手の来シーズン以降の活躍を願って、世界女王エフゲニア・メドベージェワ選手がエテリコーチと別れ、カナダに渡るまでの経緯や今後について考えてみたいと思います!

 

 

息の長い選手であれ!

ロシアといえば、毎年毎年シニアにジュニア上がりの軽々ジャンプを跳んでくる若い選手が現れ、タイトルを総なめしていくと思ったら、翌シーズンには成長期を迎え不調となり、それと共にまた新たにやって来た他の若い選手と交代したかのように消えていく・・というスタイルが専らのお約束となっています。私の記憶の限りでは・・ロシアで20代でもトップスケーター(代表選手・表彰台等)として君臨していたのはトリノオリンピック銅メダリストのイリーナ・スルツカヤ選手が最後ではないでしょうか。それくらいロシアでは選手の入れ替わりが激しい環境がスタンダード化していると思います。

 

そんな中、メドベージェワ選手はとても息の長い選手だと言えます。シニアデビューしてから少なくともピョンチャンオリンピックまで一度もロシア代表から漏れることなく常に1位か2位をキープし続けてリンクに立っています。また、悲願だったオリンピック金メダルを逃しながらも、そこで引退を考えるどころか「まだまだやってやる」という気持ちがあったからこそ、もっと向上するためにカナダへ渡ることを決めたのでしょうし、その強い意志からも「自分はいくら”使い捨ての選手””世代交代”、”もう若手ではない”と言われようが、1日でも長くトップ選手として活躍していくんだ」という思いが伝わってきます。

 

実は私、メドベージェワ選手のココを一番応援しています!ロシアの選手でも息の長い選手はいるんだということ、そしてやがて、成長期を迎え、スランプを迎える後輩たちにとっても希望となるような、シニアの熟練者として戦うメドベージェワ選手の完成形を心待ちにしています。だからこそ、どうか、どうか、このクリケットへの移籍が実りあるものであることを願います。

 

エテリ式とオーサー式の違い

さて、実際にコーチが変わるとなると、メドベージェワ選手は一体どんな風に変わるのか?なぜオーサーコーチなのか?というところですが、私なりにこんな感じになるのではないかな?という予想を立ててみました!まず、クリケットが目指すのはトータルパッケージな選手。ジャンプ、スピン、ステップ、スケーティング、表現力・・すべての要素を不得意なく磨いていこう!というのが特長であり、そこが現ルールにピタリとハマり、オーサーの弟子は強い!という流れに繋がっていると思います。しかし、この点においては、エテリコーチも同じで、とにかく隙のない演技をミスなく行うという意味でも一致しています。ただ、エテリコーチとオーサーコーチの違う点は、その中でもどこまで難度の高いことを要求するかです。どちらかと言うと、オーサーコーチは今できる範囲の中で質を上げていこうとしますが、エテリコーチの方はトータルパッケージで質を上げるのはもちろん、そこからさらに難度を上げることを目標としています。まさに、こここそが、シニアで数年経った選手が体力・技術・体型的にも難しくなっていくポイントなんですよね。だからこそ、と言っては何ですが、もうシニアでも上級生になったメドベージェワ選手のようなスケーターにとっては、こうしたロシア式のやり方よりも、今後はカナダ式の質を上げる取り組みに切り替えた方が正解なのではないかということです。

 

今までは詰め込み型でとにかく動く動く!というパフォーマンスが目立ちましたが、来シーズンからはそこに洗練された動きが加わるのでは・・?と期待しています。

 

ロシアとカナダ

フィギュアスケート界において、ロシアとカナダというと、何だかあまり仲良くないイメージというか、良いとするスタイルも真逆で、そんなところにメドベージェワ行っちゃって大丈夫??と心配するファンの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そうですよね。少なくとも今までのメドベージェワ選手の演技の特徴でもあった劇場型パフォーマンスプログラムは、カナダでは変化を遂げ、まったく新しい表現方法を手に入れるかもしれません。ただ、メドベージェワ選手の持ち味としては、非常にプログラムを読み解き、その世界観を大切にすること(最近そうなってきた)なので、そこはカナダに行っても失わないでほしいなと思います。また、メドベージェワ選手がカナダとのパイプを結んだことで、他のロシア選手もオーサーコーチと契約を結べる未来が出来れば、ロシアの選手たちにとっても、練習拠点の幅が広がり、助けにもなると思います。

 

メドベージェワ選手もカナダ行きについて「新しい可能性や異なる指導法を活用するため、最高レベルのロシア代表であり続けるため」と語っており、両国に敬意を持っていることが伝わりますし、夢を自由に追いかけてほしいですね。

 

ザギトワとの確執?

エテリコーチといえば、毎度毎度教え子たちが自身から去る度に、選手に毒を吐くのが恒例行事化していますが、まあ厳しい方なんだろうな・・というのは、あれだけメダリストを送り出していれば察しますし、とにかく自分にも他人にも厳しい方ということで、悪い人ではないとは思います。愛情の裏返しみたいなものですよね、多分。本当に嫌いだったらそれこそスルーでしょうし。それにしても、今回もやってくれちゃった。言ってくれちゃったな、という感じで憶測をよんでいます。それは・・エテリコーチがメディアにメドベージェワ選手がザギトワ選手をもう1年ジュニアに留まらせることは出来なかったのかと言ったことを公表した件です。ん~、これ言葉だけだと、その時のニュアンスまで伝わらないので、この発言が「ホント、アリーナ強すぎ!もう1年シニアに遅れて来てくれればよかったのに~」と冗談で言ったのか、殺気立って「あの子をなんでシニアにしたのよ!」と憤慨したのかは詳細分からずなので、何とも言えませんが、オリンピック後のメドベージェワ選手とザギトワ選手の対応を見た分には、二人とも立派だなぁと思いましたし、そんな少女漫画のような確執もないようには見えますが・・。そりゃ、ライバルを目の前に敗北して、何もダメージを受けない選手なんていないでしょうし、そこの気持ちは多少組み取ってあげないとね・・と思うのですが、こんな余計な暴露をされちゃうと、ザギトワ選手が一番可哀そうですよね。金メダルをとってもややこしくなるなら喜べないじゃない!そう考えると、この騒動の一番の被害者はザギトワ選手かもしれません。自分のせいでこんな大事になっちゃったのかな?!とか周りを見ていると不安になっちゃうよね。そんな時はMASARUに癒されて元気にシーズンを迎えてほしいです。

 

コーチ変更なんて普通

オーサーコーチがオリンピック後に新たな生徒を1~2人受け入れるかもしれないと言っていたのが、まさかエフゲニア・メドベージェワとボーヤン・ジンだったなんて誰が予測していたことでしょう。個人的には樋口選手か坂本選手か紀平選手か・・日本人選手の移籍を密かに希望していましたが、これは将来的にも難しくなってきましたね。やはりひとりのコーチにトップ選手ふたりというのは、分かり切ってはいても難しいですよね。オーサーコーチの元にも羽生選手とフェルナンデス選手というライバルが共存していますが、あれは協調性のある日本人と陽気なスペイン人コンビだったからこそ成り立っていたんだろうなと、希少ケースだなと、思っています。まあ、一番怖いのは互いに意識し合って共倒れしてしまうことですが、オーサーコーチとエテリコーチが凄いのは、どちらにも結果を出すということですね。そして、実はどちらも去る生徒には皮肉を乗せるのも共通点。それでも自分の生徒でいる期間は精一杯導いてくれるコーチなのは確かです。

 

色々ありましたが、シンプルに考えれば、コーチ変更なんて普通のことなんですよね。自分がこのままではダメだと感じたら移籍すればいいだけのこと。そこに憶測など乗せる必要はなく、よくあること、心機一転だと思えばいいだけのこと。やってることは、どこも一緒だし、選手はただ、自分に必用なものを求めに行っているだけ。このように2018/2019シーズンも新境地で出発するスケーターがたくさんいますが、そのすべてのスケーターたちが、そこで才能を育てられ、力を発揮できるように応援しています!

 

別れの言葉

最後に、エテリコーチの怒りの暴露事件などもありましたが、メドベージェワ選手がチームエテリを去るにあたって出した別れの挨拶が公表されましたので、紹介して終わりになります。↓こちら

www.fsrussia.ru

全文ロシア語ですが、翻訳機をかければ読めるので、ぜひリンクから直接目を通してください!(ネットで探せば翻訳記事もありますが、まずは情報元からどうぞ~)

 

大雑把に言うと、エテリコーチと過ごした11年間に対しての感謝と、チームの今後の発展と繁栄への願いや、今までどんな貢献をしてくれたか、みたいな感じです。

 

タラソワ氏もエテリコーチとメドベージェワ選手の関係は親子のようだったと言うくらいですから、この挨拶と共に綺麗に終わってほしいですね。噂によれば、オーサーコーチも「メドベージェワは前コーチのことを悪くはいいたくはないと言っていた」らしいので、エテリコーチとの時間はそのまま美しい日々として記録される方向でいってほしいです。

 

それでは、途中書きかけで誤アップしてしまいましたが、また詳細や新たな情報が見つかり次第、再編集します!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

    \北京まで頑張るぞ~~!!/

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出典  jp.rbth.com

【SWI】swissinfo.chが好きな理由

 

私はフィギュアスケートが好きで、中でもスイスの貴公子と呼ばれるステファン・ランビエールさんのファンなのですが・・

 

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出典 www.swissinfo.ch

 

ランビエールさんに興味を持ってから、知らぬ間に彼の母国「スイス」についても好奇心をそそられた私は、いつしかスイスに関する情報を集めるようになってしまいました。

 

そして、情報収集のひとつとしてツイッターでもフォローさせてもらっているこのサイト、swissinfo.chの存在を知ってから現在まで、スイスのニュースといったらココ!というほどお気に入りの場所となっています!!

 

(先ほどの画像もこちらからお借り致しました)

 

単なる海外のニュースというよりは、文化、教育、政治、日本との関わりなどが異文化目線として発信されており、とても刺激を受けることが多いです(真面目)

 

例えば最近の記事だと・・

・ハイジの「育ての親」高畑勲監督死去

・スイスの離婚 父親は未だ「金づる」

・スイスが(まだ)核兵器禁止条約に署名しない理由

・言語地図、過去40年間で大きく変化

などなど・・・

 

思わず読みたくなるネーミングセンスのタイトルが多いのも特徴。そして日本で報道される「欧米」と「欧米人」が実際のものとは違うということも良く分かります。

 

そこで、ここからは私が読んだ記事の中でも特に、面白かった&興味深かったテーマを紹介したいと思います!それでは~

 

レッツスタート!!

 

まずはこちら↓

聖域を侵したアニメ「アルプスの少女ハイジ」 - SWI swissinfo.ch

改めてタイトルが凄いです。先ほど最近の記事でも紹介した高畑勲さんに関する話題でもありますが、ざっとまとめるとこんな感じです。

 

 ・スイスの知識人は「日本のハイジ」に拒否反応を起こしている!

・今までもこれからもアニメを放送することはない!

・なぜならアニメは原作を軽視し、あくまでも日本人から見たスイスでしかないからだ

・しかし、日本の制作チームの努力とハイジへのリスペクトを知り、誤解が解けた

・スイスのハイジと日本のハイジ、今ではどちらもスイスの誇り

 ※なぜ拒否されたのか、その具体的な理由については、日本人が他の国に対して感じていることと全く同じでした。詳しくはリンクからご覧ください。

 

これは、日本人の中でも原作を知る方からすれば違和感があり、受け入れられないという方もいらっしゃると思いますが、こどもが観るアニメとして考えると、明るくて、ちょっぴり泣けて、ストーリーも分かりやすくて、国境を越えて人気が出てしまうのはごくごく自然だったのではないでしょうか。私がこの作品から得たイメージは、問題視されている文化的・宗教的な面よりも、スイスの豊かな大自然の風景です。美しい山脈と画面から良い香りが伝わってくるような草原、花、かわいい動物たち・・かわいい小屋・・澄んだ空・・。当時から「なんて綺麗な景色なんだろう!」と、スイスに対する憧れと期待がありました。そして、大人になってから見たスイスの自然は、こどもの頃に見たハイジの世界そのものというより、それ以上に美しくて驚いたのも事実。あの山の美しさは日本とはまた違った魅力があります!

 

実はアニメからはポジティブなイメージしか持っていない、覚えていないというのが、ほとんどの人間の感想だと思います。私は同じく「母をたずねて三千里」というアニメも見ていたのですが、やはりこどもの頃の思い出はいつまで経っても素晴らしいものだと感じます。今ではスイスのハイジ村も人気観光地ですし、世界中のファンから作品自体が愛されています。このアニメをきっかけに、私たちが知らなかった・誤解していたスイスの文化や歴史について真剣に学んでみるのも良いかもしれませんね。

 

つづいてはこちら↓

否決されたベーシック・インカム、読者の声を基に 再考 - SWI swissinfo.ch

少し昔の話題になりますが、スイスで行われたベーシックインカム導入案否決の記事について。

 

日本でも注目を浴びた「スイスのベーシックインカム導入案」でしたが、投票の結果は皆さんもご存じのように否決。しかし賛成も23%あり、予定していた15%より高いものとなりました。

 

実は私も以前からどこかの国でやってみてくれないかなあ~と超他力本願な日本人的性質で思っていたのですが「では、社会の声はどんなものなんでしょう?!」と、いうのがここでは書かれています。自分がおばあさんになる頃を考えると、正直どうやって生きているんだろうか・・と不安でいっぱいな私みたいな人間が世界中にいると思うので、かなり真剣に考えたい話題です。昔取った事務系の資格も今じゃ機械で用事は足りて、勉強したことなんてAIが一瞬でやってくれる時代です。同じく語学関係の資格もそのうち必要なくなりそうで、いつまで有効なのやら・・。唯一使えそうなのは、人に直接携わる資格のみといったところ・・。しかし、それは若くても体力を消耗するので年をとったら厳しいです。

 

AIが仕事を奪ったら私たちの仕事がなくなるという不安。それが社会にはあるんでしょうね。ただ、私みたいな”仕事=お金=生きていくためにしかたなくするもの”という人間にとっては、科学の進歩のためにAIをどんどん導入して、いらない仕事は削って、週4日くらいの勤務でも給料とBIを合わせて生活の質が保てればラッキーじゃんと思ってしまいます。特にこどもが小さい頃なんかは、親の手がどうしても必要ですし、少しでも時間に余裕がある方が嬉しいですよね。田舎のブラック企業で無理する必要もなし!ただ、導入するといっても、社会保障や財源確保の面では安心できません。誰もやったことのない取り組みに見通しはないので・・。また、低所得層と高所得層との間でメリット、デメリットが分かれる危険や企業からの反発も大きい壁となりそうです。

 

それでも日本は年金問題や職種による人手不足、少子高齢化などなどで、現状維持のままでは将来リスクが残るでしょうね。この課題で世界から取り残されないためにも、AIやBIについては試験的実施でもいいので、全体で考えていってほしいなと思います。

 

最後にこちら↓

憲法改正に伴う国民投票、日本とスイスの違いは? - SWI swissinfo.ch

直接民主制に向かう」カテゴリーの中で、どれを選ぼうか悩みましたが一番シンプルな記事にしました。

 

スイスと言えば、国民投票の国!教育や年金、政治など様々な分野において国民投票が行われてきました。先ほど紹介したベーシックインカムの導入もこの中の一例ですね。

 

具体的に日本との違いはなにか?というのを図にすると・・

 

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こんなにも違います。ちょっと羨ましいかな、私は。

 

swissinfoを読んでいると、こういう類の記事がたくさん上がって来ます。その度にメリット・デメリットも感じるのですが、間違いないのは、世界はどんなに衰退していようが自らの手で行動しようとする「未来志向」の活気を失っていないところです。たとえ時代遅れやわがままに見えそうなことでも、世の中の不満や疑問に関心を持っているという部分に刺激を受けます。誰かが提示したことに意見を張り巡らすのではなく、自分の意見を考えて主張する、この議論を自由に楽しむ感じが少し羨ましいのです。日本は記者会見ごっこをいつまでもブームにしている場合じゃないぞ!

 

 

こんな感じで、ステファン・ランビエール経由で始まった私のスイス情報巡りは、今もタイムリーでツイッターに上がって来る記事を読みつつ、勉強させてもらっています。

 

あ、そうそうスイスと言えば多言語国家としても有名ですが、イラストレーターであるマリーナ・ルッツさんが書いた風刺画がシュールだったのでこちらもご覧ください!

 

スイスを風刺画で描く - SWI swissinfo.ch

 

ドイツ語にフランス語にイタリア語にロマンシュ語・・凄いですよね。どうやって生活しているんだ?!と本気で不思議ですよ。しかもスイス人は公用語以外にも英語をみっちり学ぶので、英語が上手い方が多い・・!!というか、話せて当然に思っていますね。一体、頭の中はどうなっているの?!

 

人間の脳って母国語以外に後からインプットした言語は、認知症になるとすべて忘れてしまって話せなくなると以前イギリスのニュースでやっていた気がするんですが・・(言葉を忘れた日系人高齢者が問題になっているらしい)

 

スイス人には心配なさそうですね、多分。どれが母国語よ?って感じかな。

 

以上、まとまりがないですが、簡単によく利用するサイトの紹介でした。

 

おまけに、スイスとスイス人を完結に表現した個人的ツボなポエムをどうぞ↓

 

You are such a sweet person as Swiss chocolate, trustworthy as Swiss Bank and accurate/professional as Swiss Watch!!!

 

 これは、ロシアの伝説のスケーター、アレクセイ・ヤグディンさんがランビエールに贈ったバースデーメッセージなんですが、よくこんなおしゃれな表現を思いつくな~と、印象的だったので載せました。

 

君はスイスチョコレートのようにスイートで、スイス銀行のように信頼に値し、スイス時計のように精確でプロフェッショナルな人間だ!

 

私から合わせて・・ハイジのように明るく人気者で、賢くて、国民投票したらトップ当選ですね!(なんの?)

 

おわり

マリン+アルトゥニアン=北京五輪?転校に渡米の決断はいかに?!

※2018.7.11追記あり

 

2018年3月31日、それはスケート界のビックイベント「スターズ・オン・アイス」が大阪にて初日公演を迎え、胸が高鳴る頃でした。

 

2016年、2017年の世界ジュニアでそれぞれ金・銀メダルを獲得後、翌シーズンにはシニアに転向し、一躍脚光を浴びた本田真凜選手から、練習拠点を日本からアメリカに移すことが発表されました。

 

長らく喜怒哀楽を共にしてきた濱田美栄コーチから離れる突然の決断に、驚かれたファンの方も多かったのではないでしょうか。

 

さらに、拠点の変更と合わせて明らかになった関西大学高等部から青森山田高校への転校について「そんなに環境をガラリと変えてしまって大丈夫なのか」と心配する方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

そこで今回は、本田選手がこれらの決断に至った経緯や、噂されていることなどを現在メディアで流されている情報を考察しながら紐解いていきたいと思います。

 

 

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兄の太一選手と渡米するとのこと。いってらっしゃい。

 

新コーチはラファエル・アルトゥニアン

本田選手が新たに指導を受けるのは、あの浅田真央さんも一時期指導を受けていたラファエル・アルトゥニアンコーチです。アルトゥニアンコーチといえば、現在はアメリカの4回転ジャンパーで2018年世界選手権金メダリストのネイサン・チェン選手や、本田選手憧れのアシュリー・ワグナー選手を指導していることでも有名な敏腕コーチ。このアルトゥニアンコーチの元で練習するために、これまで練習していた関大リンクからアメリカのリンクへと拠点を移すこととなりました。拠点変更の理由について本田選手は「環境を変えることで新しくスタートできたら・・」と語っています。

 

五輪落選・・シニアデビューは苦しい結果に

「去年の悔しさを今年は晴らすようなシーズンにしたい」

夢の舞台だった平昌五輪から落選後、いかにして気持ちを切り替えるかを悩んでいた際に出した結果が、全体的なレベルアップとトップ選手についていくために、自分を追い込める場に拠点を置くという決断でした。華やかなジュニア時代の経歴と比べ、シニアデビュー後は成績が思うように伸ばせず、濱田コーチから厳しい言葉を受けることもあった本田選手。外野からは、そんなふたりの様子を見て不仲説や破門説が飛び交い、それが移籍の真実だ!という意見もありますが、個人的にはこの決断には、マスコミや世間の注目から離れ、しっかりとスケートだけに集中できる環境を求めたことが大きいのではないかと思っています。

 

天才に忍び寄る罠

シニアデビュー後、私たちはネットニュースやテレビで”本田真凜”の名前を見ない日はありませんでした。来る日も来る日も真凜ちゃん、真凜ちゃん。まだ高校生になったばかりの子に、まるで自分がアイドルであるかと錯覚させるようなスポットライトの当て方に「このままでは業界の餌食になってしまう」と危険視し、メディアに不快感を持つファンが増えたことは否めませんでした。しかし10代の女の子に、完璧なメディア対応など求めても、修行増のような人間でない限り、その罠に嵌らないことは難しかったと思います。また、本田選手の場合は芸能界で活躍する妹たちが同じ環境にいることで、完全にスケートとメディアの世界との間にスパッと線を引くことが、環境を変えない限り手段がなかったとも見れます。

 

アスリートとアイドルの線引き

近年、試合では競技としての観戦ではなく、本田姉妹の追っかけとして試合に足を運ぼうとする気味の悪い大人がいたのも事実です。某掲示板には未成年に対する不適切な書き込みや、明らかにおかしな目で彼女たちを見ていながら試合やショーで近づこうとする通報モノの書き込みも見られました。このような怖いファンが生まれてしまったからには、日本でこれ以上「本田姉妹」として注目を浴びつつ、練習していくには危険を伴いますし、集中するためにもタレントなのかアスリートなのかをはっきりと、その方たちにも理解してもらう必要があると思っていたので、ファンとしては渡米という選択はとても良い機会だったと思います。

 

ポスト”真央”の呪い

大切な五輪シーズンに「メディアの罠」に陥った本田選手でしたが、最後の最後で本人を最も苦しめたのは、全日本選手権で五輪代表を逃した直後でした。メディアは手のひらを返したように「実力のない選手なのにポスト真央だから五輪に行けると騙された」と言わんばかりに、本田選手のイメージを下げるような方向に変わっていきました。勝手にポスト真央と名付けて、世間に期待をさせたのはメディア本人なのに・・です。そもそもポスト”真央”の定義が分かりません。トリプルアクセル?人気?スポンサーの数?戦歴?メディアにとってのポスト真央とは一体どういう意味だったのでしょう?個人的にはいちいち歴代選手の個性に他の誰かを当てはめる必要は一切なく、浅田真央浅田真央本田真凜本田真凜で唯一無二だと思います。こういう表現は双方のファンや世間からも誤解を生みやすいのに、なぜあえて使うかな・・と言った感じでもどかしいす。

 

わからない涙の理由

それでも心機一転で環境を変えて、スケートを頑張ろうとしている現在の本田選手の姿には、正直「めちゃくちゃ根性あるじゃん!」と、その覚悟が嬉しくてしかたありません。なぜなら五輪落選後には「五輪に出られなかったから悔しいのではなくて、自分の気持ちが全然分からないのが苦しい」と泣いていたんですよ?涙を流しながら五輪を観て、チャレンジカップでもボロボロだったんですよ?本人は「自分の気持ちが分からない」と言うけれど、実はその涙がすべての理由を代弁しているんですよね。”取り返しのつかない過ちを犯してしまったという意識”が涙になって知らせてくれたのです。そうでなければ後悔なんて出来ませんからね。後悔できる選手だからこそ今度は正しい道を歩んでいけるのでしょう。

 

関大ともお別れ

今回コーチ変更より何より驚いたのは、青森山田高校への転校です。正確に言うと、普通科のスポーツコースに在籍中とのこと。青森山田と言えば、卓球の福原愛選手が在籍していたことでも有名ですよね。卒業生の中に五輪メダリストがいるという環境は、海外拠点になる本田選手にとっても心強いのかもしれませんね。しかし、今まで関大(しかも初等科から)というリンクつきの環境から、雰囲気もガラリと変わるであろう青森山田に転校するというのは、これもまた今まで周囲にいた人間とは違う出会いもあるわけで、結構大変そうではありますが、アスリートにとって理解のあるカリキュラムでないと高校卒業自体が難しくなってしまうので、かなり思い切った決断だったのではないかと思います。それくらい4年後に賭けているのでしょう・・。頑張ってほしいですね。

 

半年で結果を求めては酷

アメリカでの生活は食事面でもコミュニケーションの面でも苦労が多く、今まで通りにはいかない部分もあるかと思います。変えたいこと、変わらなくていいことのバランスが上手く取れないなんて壁もあるかもしれません。しかし、ここで海外生活が合わないからといって日本に帰国しても、もう関大には戻れないという覚悟を背負って旅立ったわけですから、相当な強い意志で北京へと前進しているはずです。アルトゥニアンコーチについたからといってすぐに結果に繋がることは、まだ時間的に難しいとして、しばらく練習の成果が出てくる時が来るまでは、メディアにはそっと見守ってあげてほしいですね。本田選手の描く理想のスケーターがどんなものなのか演技を通して観られる日を楽しみにしています!(個人的には女版ジェフリー・バトルみたいな正統派な演技を希望)

 

おわりに

本田選手は身長が伸びたことからジャンプが跳びにくそうになっているのがやや気になるところですが、そこを上手い具合に調整できれば、再びリズムに乗った流れのある良いジャンプが戻って来ると思うので応援しています。あとは苦手・・というか嫌い?!なスピンが磨かれ、ステップでもレベルアップして、新ルールに対応したスケーターにいち早くなってくれたら嬉しいです。表現面では、小さい頃は頭ひとつふたつ抜けていたのが、シニアに来て個々の能力が年齢と共に横並びになったら、その長所が特別ではなくなってしまったというのが、平昌シーズンの最大の盲点だったと思います。周りがトップ選手の演技を研究して着々と力をつけてきた中で、本田選手もPCSを伸ばすためにはどこをどうしないとならないのか、考えた結果、必要な技術を手に入れるためにアルトゥニアンコーチの元へいったのでしょう。しかし、私は表現面を支えるのはコーチよりも振付師であると思っています。コーチは技術的な支持を与え、振付師と選手がそのプログラムをどう調理するのかを考えて表現していくのだと、それが上手く融合していたチームこそが平昌でも世界選手権でもメダルを手にしていたと確信しています。どうか本田選手にも素晴らしい振付師との、信頼できる関係を築き、1シーズン大切に大切に思えるプログラムを作り上げていってほしいです。

 

 本田選手は、国内がサバイバル状態の中で、それも同じリンクに宮原・紀平というトップ選手がいる状況では、このまま濱田コーチの元で練習していてもライバルをかき分けるのは苦しいと判断したのかもしれません。環境を変えることで良い方向に向かうことを願って、来シーズンを待ちたいと思います。

 

自分と同じように五輪に行けなかった樋口選手の世界選手権での活躍を観て、私も諦めない!と奮起してくれていたら楽しみですね!コーチ変更については、様々な憶測が飛びますが、あまり周囲の声(特に大人)に惑わされずに突き進んでほしいです!

 

おわり

 

追記

本田選手の新たな所属先がJALに決定しました!JALとは昨年から既にスポンサー契約を結んでいますが、この度本田選手のためにアイススケート部を設置してくれることになったそうです。良かったねーめでたい!また、それに合わせて東京都連盟に在籍することも発表されました。がんばれー!