オオカミのとおぼえブログ

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本田紗来&吉田陽菜が活躍のアジアンオープントロフィー結果

アジアンオープントロフィー2018

 

アジアンオープン(アドバンスノービス女子)で日本から出場した本田紗来選手と吉田陽菜選手が、それぞれ2位と3位に入りました~!!!!

 

あなた方は本当にノービスですか??と、100回くらい聞いちゃいそうなハイレベルな大会!

 

ショートからアメリカのアリサ選手が50.25点で首位発進、続いて輝け日本の星サラちゃんが45.36点で2位、その後ろに期待のスーパーハナちゃんが43.40点で3位と並び、誰がどう勝つか分からん状態!!

 

そして運命のフリー。パソコンが破壊したか、回線会社が倒産したのか疑うレベルでライストがストップ。分かるのは結果だけ!!!

 

しかし、結果だけでも十分に凄さが分かる大会でした。

 

目次

 

アリサ・紗来・陽菜のフリー

まずは、フリーのおさらいから。

 

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2005年8月生まれのALYSAちゃんは、さりげなく3Aを2本も組み込んでいらっしゃいます。しかも、そのうち1本(2Aのように軽やか)は加点までもらっていて恐ろしいレベル。2本目のアクセル(転倒)とループで回転不足はあるものの、このまま順調にジャンプ技術が育っていけば彼女はアメリカのスター選手になるでしょうね。

 

しかし、新ルールのGOE-5に目が釘付けになってしまう私。

やはり大技チャレンジにはリスキーな採点です・・。

あと、何気にPCSの評価がジャッジによってバラバラなのも気になりました。

 

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2007年4月生まれの紗来ちゃんは、他のふたりよりも年齢が下にも関わらず、この成績は、正直いって凄いなんてもんじゃない。しかも、PCSなんてALYSAと同じ40点!本田姉妹といえば表現>技術が得意というイメージですが、紗来ちゃんは技術>表現が得意なタイプだと思っています。それでも持ち前の本田家DNAで、ライバルたちから一歩抜き出た表現力を武器に戦えそうなのも強み。容姿も歴代最高級に可愛いし、受答えもハキハキしていて賢そうだし、めちゃくちゃ応援してますよ!

 

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2018 Asian Open Figure Skating Trophy

2005年8月生まれの陽菜ちゃんは、日本の次世代ホープとして現在大活躍中。(背が伸びた?大人っぽくなった気が!)彼女もまた、順調に成長していけば、この世代で世界トップクラスのスケーターとなっていく存在です。今回は回転不足を多くとられ、少しほろ苦い結果となってしまいましたが、今後もぜひ持ち味の明るさをを生かして頑張っていってほしいです!

 

陽菜ちゃんがアクセルを投入してきただけでも凄いのに、ALYSAちゃんが2本も投入してしまったので、これはシニアのお姉さん方もリスクの中、自分たちも試すべきかどうか悩みますよね~。失敗への減点が大きすぎてデメリット多しですが、今後、若手にバンバン跳ばれてしまうと思うと、それはそれで恐ろしい気もします。

新ルールはどんな感じ?

1位が138.45点で、2位の128.03点と、3位の121.03点をぶっちぎりで離してしまいましたが、紗来ちゃんの年齢を考えると、彼女が1、2年経った時には今回のALYSAちゃんのスコアを越えて来る可能性の方が高いと思います。それ程このくらいの年齢の1,2歳差って大きいですよね。

 

そして、新ルールはどんな感じかな~?と見ていると、GOEうんぬんより、PCSの出方の方が前よりも厳しくなっているように感じました。転倒がなくても、ミス(回転不足やエラー)には気を付けないと、PCSはがっつり引かれてしまいますね、これは。

 

もちろんジャンプの方でも、前ほどGOEの大判振る舞いは見られなそうな空気が・・。どちらかと言うと、ミスに対して容赦ないマイナスが待ち構えている流れです。

日本の次世代スター

ノービスを終え、何だかんだで思ったのは、日本の若手有望説!

特に紗来ちゃんには、このままフィギュア1本で突き抜けてほしいくらい期待しています。

 

末っ子が要領が良いとはいえど、あの才能は個人の能力が大きいと思うな。

 

脚がジャンパーの脚だし、ジャンプも幅があって、真凜ちゃんや望結ちゃんとは、また違ったタイプに見えます。

 

陽菜ちゃんはアクセルが完璧に決まったら、高い評価を受けそうですね!

 

ルール改正で以前よりジャンプの見方が厳しくなっていますが、回転不足をとられないようになると、もっと上に行けそうです!

ジュニアは米韓強し

また、ジュニア女子は米韓が強いですね・・。

 

 ショートが終わった時点で

 

1位 ガブリエラ・イゾ 60.92点

2位 イ・ヘイン 59.34点

3位 アシュリー・リン 53.79点

4位 ウィ・ソヨン 53.2点

 

と、早くも米韓が表彰台を争うのか?!とういう流れに・・!!

日本の吉岡詩果選手は50.65点で4位、住吉りをん選手は50.61点で6位スタートとなりました。

 

終結果は以下の通り。

 

1位 イ・ヘイン 169.58点

2位 ガブリエラ・イゾ 168.03点

3位 ウィ・ソヨン 164.30点

 

やはり韓国人率高し!で、吉岡選手は惜しくも163.12点で4位、住吉選手は145.96点の6位で大会を終えました。

 

しかし、フリーの順位でいうと吉岡選手が112.47点で1位!!表彰台のメンバーと比べても吉岡>ソヨン>ヘイン>イゾの順で点が出ていたので、ショートが本当に悔しかったでしょうね。

キム・ヨナのコピー?!

しかしながら韓国勢はキム・ヨナ以来、なかなか次なるスターが生まれない日々が続いていますが、成長期前の段階では上手い選手が多いのも特長です。

 

ただ、このまま有望選手になるか?!と思いきや、ジュニア~シニアと段々大人になっていくにつれて失速していくのも同じ。

 

イ・ヘイン選手は、キム・ヨナの動きとそっくりなスケートでしたが、キム・ヨナの技術まではコピーしきれていない「動きが似てるね」に留まる感じです。

 

韓国人選手は、年齢に比べて大人っぽい子が多いし、衣装や魅せ方などの自己プロデュース能力も高くて、イイ線までいくのに、一定の基準までいくとストップしてしまうのがもったいない。もっとスケーティングが上手い選手、パワー系の選手、ダンス系の選手と個性を生かして育てられれば、キム・ヨナコピーから抜け出せて、シニアに行っても技術での見せ場を作って戦えるのではないかなぁと思います。

いつの世もジャンプが命

 ルールがいくら変わろうが、いつの時代も結局はジャンプが命!と、いうことだけは、はっきりと言えますね!何だかんだで1番の得点源ですし、いくらジャンプ以外の要素を磨きましょう~と言われても、ジャンプがクリーンに決まらなければ危ういばかりです。

 

それに合わせて特に今季は、GOE幅の変更もあり、高さのある、着氷のブレもないクリーンなジャンプが求められているように思います。もはや回転不足やエラーなんて論外よ!と言われている気分。(今まではURやエラーがなければ強い!だったのが、今季からはそれ+完璧に美しい見栄えのあるジャンプが求められていると思う)

 

まだまだジャッジの採点も評価が不安定で、新ルールも手探り中?!という感じもしますが、とりあえずジャンプだけは安定させておいた方が良さそうです。

大本命のシニアで山下・白岩登場

最後はシニア女子です!

終結果は・・

 

1位 イム・ウンス 184.33点

2位 白岩優奈 173.01点

3位 山下真瑚 163.45点


 ショートで好調だった韓国のウンス選手は、フリーでミスが相次ぐも、ショートの貯金で逃げ切り見事優勝!一方、ショートで力を出せなかった日本勢は、フリーで完璧とはいかなくとも、表彰台レベルは確実にキープしました。

ウンスがバージョンアップ

何といっても注目はウンス選手。韓国人選手の中でも一際「華やか」で、手足の長いスケーター。お顔もエキソジックで国籍不明な感じのミステリアスガール。ジャンプが何であんなに高いの?と、いうくらい上にポーンと跳んでいく、新ルールにおけるGOEでも高評価をもらえそうなジャンパーです。

 

ショートとフリーの冒頭を観た時には、今季のウンスは覚醒している!!と思いましたが、途中で崩れてしまい残念!

 

それでも、ショートは衣装も素敵で、以前よりスケーティングも良くなったかな?と感じました。フリーの方は少し本田真凜選手を思い出させる雰囲気がありましたね。腕の動かし方や、音の取り方なんかが似てると思ったのは私だけでしょうか。プログラムの前半は好きだけど、後半がちょっと長く感じるなぁ~と思ってしまいましたが、それは今回ミスがあったからそう感じたのかもしれないので保留にしておきます!

 

ただ、ウンス選手は今の苦手分野を磨けば本気でコワイ存在になるとは思います。

日本勢も負けてられないですね!

日本人選手の新プログラム

そして、お待ちかねの山下&白岩選手の感想は、

 

真瑚ちゃん⇒単にまだ調整中・仕上げていないだけで、不調ではない!

白岩ちゃん⇒本領発揮できていないだけ

 

です!!!

 

山下選手は、なかなかジャンプが本調子というわけではありませんでしたが、彼女の場合、本格的に調整して準備満タンで挑めばクオリティーは普通にアップすると思うので心配はありません。現に、フリーでも山下選手が登場してから、他と比較して、一気にスケーティングレベルがアップしたのが分かる試合でした!中国人ファンも「日本人選手のスケーティングは快走すぎる♡」と言っていたくらい、グットなスケーティング=日本人と認識されているみたいです。(ちなみに白岩選手も言われていました)あとは、あのスピードをコントロールすれば最高のジャンプになりそうです。

 

しかーし、持越しの「蝶々夫人」は昨シーズンのMYお気に入りプログラムのひとつでしたが、シニア用プログラムは、前半がゴージャスすぎて音にばかり気を取られてしまいました・・。山下選手はボーカルなしの後半の方が似合っていると思います・・。もともとスケート自体がダイナミックなので、音源はもう少し控えめな方が彼女の良さが栄えるのではないかと余計な推測。

 

白岩選手もまた、才能あるとっても良い選手。彼女なら、質の良い練習次第で認定&加点レベルのセカンドループが高確率でもらえると思うので、そこを育てて欲しいと密かに願っています。また、彼女のスケーティングも快走で気持ちの良い滑りをしてくれますし、表現面でも音を意識して、丁寧に演じようとする気持ちが伝わってくる選手です。

 

個人的に白岩選手は、本来もっともっともっと上に立てる逸材だと思っているのですが、ここ数年それをマックスまで生かし切れていないのがスーパーもどかしいです。開花する手前のところまでいるのに、ダイヤモンドの原石状態で磨き切れていないような・・そんなもったいなさを感じます。ジャンプだって表現だって悪くないんだよ~、そこをマックスレベルに仕上げるスパイス(存在)があると良いんですよね~。白岩選手は北米風のスケートスタイルが合うんじゃないかなぁ。そう思うのは私だけなのかなぁ。私はいつか白岩優奈が覚醒するところが見たいぞ!全力応援!

さいごに

総合結果として日本女子は、強いの一言。選手層が厚いのは素晴らしいですね。紗来ちゃん、陽菜ちゃんは頑張った!次も期待!

 

山下選手も白岩選手もアジアンオープンは、あくまでも序章中の序章。これからが世界と戦っていくリアルステージです!そんな強豪レベルのステージにも同じ日本人選手がわんさかいるフィギュア大国日本!このふたりにも、しがみついてバチバチ代表の座を狙っていってほしいですね!

 

そんな日本女子の新プログラムもぞくぞくとお披露目されてきましたので、後ほど感想をゆっくり更新しようと思います。

 

とにかく、これからもハードスケジュールな皆さんですが、アジアンオープンお疲れさまでした。いつも日本のフィギュア史に素晴らしい結果を残してくれてありがとうございます!

 

おわり

 

新ルールでタノはいかがなものかでファンは揉めているようですね・・。ザギトワちゃん並みに綺麗じゃなとメリットないのかなあ~

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