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【中国杯】日本女子激突!誰にも負けられない!

GPS2107 中国大会まとめ

 

グランプリシリーズ第三戦「中国杯」女子シングルの感想になります。

 

今回は日本から樋口新葉三原舞依本田真凜といったゴールデンメンバーが集合!

 

五輪枠を争う3人のガチンコバトルの行く末はいかに・・?!

 

さっそくですが、結果のおさらいからご覧ください。

 

(総合順位)

1 アリーナ・ザギトワ ロシア 213.88点
樋口新葉 日本 212.52点
エレーナ・ラジオノワ ロシア 206.82点
三原舞依 日本 206.07点
本田真凜 日本 198.32点
6 ガブリエル・デールマン カナダ 196.83点
エリザベータ・タクタミシェワ ロシア 196.68点

 

優勝はロシアのアリーナ・ザギトワ、2位は日本の樋口新葉、3位はロシアのエレーナ・ラジオノワとなりました。日本の三原舞依は4位、本田真凜は5位で大会を終えました。

 

 

団子7姉妹のショート

ショートから混戦だった中国杯。なんと1位から7位まで団子状態のスコアに!まさかのフリーが終わるまで誰がメダルをとってもおかしくないスタートに、選手もファンも緊張MAX。先日のカナダ大会の厳しいジャッジに比べると、やや甘いジャッジかな?という気がしないでもないですが、ショートは以下の結果になりました。

 

1 デールマン  70.65点

2 樋口 70.53点

3 ラジオノワ 70.48点

4 ザギトワ 69.44点

5 タクタミシェワ 67.10点

6 本田 66.90点

7 三原 66.90点

 

首位発進は手術明けのデールマン。美しい3T3Tに大きな加点がつきました。次いでノーミスの樋口。ステップとスピンでレベルを落としてしまいましたが、70点台をマークでき笑顔。その後ろにはロシア杯で不調だったラジオノワ、GPSデビュー戦で珍しく転倒(びっくり!)のザギトワ、調子が上がりつつあるタクタミシェワ、といったロシア勢が続きます。そして6位・7位には日本の本田と三原がランクイン。なんとふたりは同点になってしまったため、ルールに沿って、技術点が高い本田が6位になり、7位となった三原は最終グループ落ちしてしまうという残念な状況に・・。

 

同点だった場合のルール

ショート=技術点が高い方が上位

フリー=演技構成点が高い方が上位

総合得点=フリーの得点が高い方が上位

 

 

意識が高いフリーの演技

僅差のショートで気合いの入ったTOP7のフリーは、グランプリシリーズとは思えないほどの熱い戦いとなりました。

 

1 ザギトワ 144.44点

2 樋口 141.99点

3 三原 139.17点

4 ラジオノワ 136.34点

5 本田 131.42点

6 タクタミシェワ 129.58点

7 デールマン 126.18点

 

特にフリー上位3名の演技は、この大会が調整ではなく、本気だという気迫が感じられて鳥肌が立ちました(あと涙もうるっと)ショートでは好調に見えたデールマンでしたが、やはりまだ本調子とはいかず(そりゃそうだ)、フリーでは7位まで順位を落としてしまい、表彰台を逃してしまいました。良い出来にも関わらずPCSが伸びなかった三原は、フリーで巻き返したものの、総合でラジオノワにわずか0.75点の差で敗れてしまい、ファイナルへの出場が遠のく結果となりました。

 

・・・三原選手は残念でしたね。今までの頑張りを見ていただけに辛いよおお。そして改めて順位を眺めると、日本とロシアしかいない。カナダもいるけれど、基本ジュニアもシニアも日露によるフィギュアスケートになっちゃってる~!!と、思いました。他の国の選手たちはどんな気持ちなんだろう。

 

 

さて、ここから、いよいよですが、日本勢とロシア勢の感想を自由に書いていきます。おさらいが長い~

【目次】

 

3Dワカバの魅力がわからぬか!

トップバッターはワカバ・ボンドの感想から。あのさぁ~ジャッジさぁ~ちゃんと3Dワカバの魅力をわかってる?って感じなんですけど。今季のプログラムはショートもフリーもそんなPCSじゃあ足りないわよ!って感じなんですよ!日本よりも海外ファンからの方が不満の声が出ていますわよ。いつも点が低すぎる、他の誰よりも素晴らしい、過小評価だ、不公平だとね。

 

フリーのPCS ワカバとザギトワの対比

青がワカバ ピンクがザギトワ

SS 8.64 8.39

TR 8.11 8.36

PE 8.61 8.79

CH 8.50 8.50

IT 8.57 8.68

合計 67.89 68.35

 

スケート技術(SS)の評価はよろしい。つなぎ(TR)もOK。動作(PE)う~ん・・まぁ許容範囲なの?振付(CH)う~ん・・。曲の解釈(IT)ワカバの方が上でしょう!

 

今回は樋口選手比で、振付の部分が少し急いでこなしているかな?少し音楽とずれちゃったかな?とは思ったのですが、それはザギトワも同じだったと思うんですよね~。ザギトワはフリーになると技術点も凄いし、それに連動してPCSも上がっているような気がします。(もしかしたらワカバ・ボンドもステップでレベル落としてなかったらもっと点が出てたかもしれませんがね。)それでも樋口選手の今季プログラムは、上から見ても左右から見ても前後から見ても飽きない・楽しめる構図(3Dワカバ by number)となっていて、やっている方はすっごく大変だし、体力いるだろうな~と思って見ているので、ぜひ目の肥えたジャッジには早いうちにバーンと評価していただきたいです!どうしてもロシア=凄いっていうイメージがあって(実際凄いんだけれど)なかなか他の選手が割って入れない空気があるのですが、バレエ的な表現だけが、フィギュアスケートで評価される動きの全てじゃないんだぜ!技術・表現・気持ちの総合力で滑っとんじゃーというパワーをジャッジには受け取ってほしいです。

 

私はずっと日本人スケーターの魅力ってなんなんだろう?と思っていました。ロシアにはロシアの色が、カナダにはカナダの色があるじゃないですか。日本はロシアほど高度な技術を持つわけではないけれど、カナダのようなパワーがあるわけでもない。一体、日本人スケーターは世界からどんな風に映っているのかな~と考えていたんですよね。でも、最近少しずつココなんじゃないかな、という部分が見えてきた気がします。その武器になる部分が間違っていなければ、日本スケート連盟はあのふたりを五輪に出すのではないかな。(ここについては全日本後に書きます)

賢さが強み

PCSの話はここまでにして、技術面を見てみると、今大会は回転不足のないクリーンな成績になりました!体も少し絞ったように見えて、動きも軽やかになってきましたね。ショートはスピンとステップでレベルを落としたことを考えれば、まだまだスコアを伸ばせることが分かりましたし、評価は確実に上がってきていると思います。このままいけば五輪表彰台のダークホースになるかも??また、なんといっても成長を感じたのはショートで上手くいっても油断せずに、フリーに繋げること!そしてジャンプの抜けがなくなったことです!今季はとにかく演技にムラが出ないように気持ちをコントロールしようと励んでいるようなので、どの試合でも、その結果に一喜一憂せずにしっかりと集中している姿がうかがえますよね。合わせて、ジャンプの抜けもあってはならないと、リカバリを想定した練習もしたり、意識の高さが伝わってきます。

 

試合後のインタビューでもそうですが、樋口選手は、瞬時に足りないものや、周りの選手と比較した自分の立ち位置を的確に答えることができる賢い選手だと思います。おそらく誰よりも自己分析に厳しいのではないでしょうか。高得点にも浮かれず、しっかりと考えて動けています。

チームプレイの時代

number最新号でも語っていたように、樋口選手は現在、チームと共に樋口新葉を作り上げているようです。今までは上手くいかないと、悔しさだけが先行し、反抗的だった自分の感情。それを今はコーチと意見を出し合って、色々な見方を受け止めることで、自分の長所・短所を練習で生かし、改善できているんだそうです。確かに今は選手ひとりで戦う時代ではありませんよね。どこもチームで戦っている時代。そうなると一番重要になってくるのが素直さだと思います。周りの厳しい声を吸収できるか、できないかで、その選手の運命は変わってしまうのではないかというくらい大切なこと。それを実行できていることは、樋口選手にとって、必ず実りあるものをもたらしてくれるポイントとなると思います。

責任を力にして・・

「強さだけでなく、賢さも出したプログラにしたい・・」そう語る樋口選手は、フリーのために映画007シリーズを鑑賞したり、役作りのために技術を磨いたりと大変熱心に練習しています。数々のインタビューの中で、昨季の結果に責任を感じているような心苦しい発言もありますが、そのプレッシャーを力にここまで這い上がってこれた選手ですから、一層応援したくなります!ファイナルまで残れるかは、まだ分かりませんが、たとえ進出できて、強敵TOP6相手に思うような順位につけなかったとしても、そこで戦えていること自体が評価に値していると私は思います。次は、スピンステップオールレベル4で頑張ってほしいですね!フリーの2Aまでの間に何かアクセントがあるともっといいかなぁ~。とにかく応援してます!ファイト!

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三原は大ピンチ?

ショート前の6分間練習でタクタミシェワと衝突してしまうアクシデントがあった三原選手。足を痛めてしまったのか、冒頭のジャンプが乱れてしまい、トップとの得点差は少ないものの、少々苦しいスタートになってしまいました。

儚さが天使に見えた

それでもファイナルにいくために、ここで終わるわけにはいかない三原選手は、フリーで奮闘します。しかし、本来の動きより勢いが感じられず、悪くない演技だったのですが、PCSが64.72点と低い評価になってしまいました。う~ん。やはりどこか痛めてしまったのでしょうか。確かにいつもとは違ったんですよね。それがある意味儚かったのですが、本田選手のPCSと大して変わらないのを見ると、いままで積み上げてきた評価はなんだったのかと、本人もがっかりしていないか心配です。

タンゴの評価

評判の悪いタンゴ。タンゴは人を選ぶので、似合う似合わないはあると思う。だけど、私は、あえて挑戦しつづけた方がいいと思う少数派です。ショートのせいで足を引っ張てしまうかもしれませんが、個人的には元の路線に戻して、本田選手のカラーと被ってしまう方がリスキーだと思います。今回分かったのが、ジャッジは本田・三原コンビを同じイメージで見ているということ。今後はPCSの差からしても、お互いノーミスだった場合、同じような選手なら本田の方が表現できているかなと判断されそうです。今のところタンゴは以前よりもグッと良くなっているので、ここをもっともっと上手く見せれるようにして、モノにしてほしいです。

焦らないで!

色々な声があると思いますが、三原選手には、今回の結果に焦らずに、全日本まで仕上げてきてほしいです。三原選手の技術点は、日本の安心材料でもありますし、滑らかなスケートには本当に癒されます。底力もある選手ですし、身のこなしだって短期間で良くなっているのだから、ガッカリせずに頑張ってほしい。次の試合もまたまた難しそうなメンツですが、困難を経験した選手にしか出せないモノってのもあるから、何でも吸収して上がってきてほしいです。なんで日本は三原・樋口・本田を同じ試合にエントリーさせたのか!と突っ込みたいところですが、まぁ比べたかったというか、見てみたかったんでしょうね、評価を。それを言ったらロシアも同じだけど、三原選手にはもう一試合ありますし、そこで中国杯の結果を挽回できたらいいですね。

天才肌の真凜

ボロボロだったスケートカナダからの連戦にも関わらず、ショートではジャンプのノーミスに加え、スピン、ステップのレベルを取りこぼさずに滑り切ることができたのは、さすがです。構成もルッツを外し、元に戻したのが良かったですね。ショートはこのままの構成でクリーンな演技を重ねていくことを期待します。また、フリーの方も前回よりスケーティングが力強く、スピードも出ていて良かったですね。やはり気持ちの問題なのか?!本気になったらコワイ選手だなと思いました。

助かったショートのジャッジ

実は今回のショートでは、ジャッジによって見落とされた部分があったことで、少しラッキーだった可能性があります。それは冒頭の3F3T<の3Fの回転です。ジャッジはセカンドのみにURをとっているのですが、実際はファーストジャンプの方が回転が足りていませんでした。しかし、前回のジャッジが厳しすぎたせいか?中国杯のジャッジは優しく、おまけしてくれたようです。もしスケートカナダのジャッジだったら、ループとアクセルの回転不足も合わせてとられていたのではないかと思いますね。また、ショートでレベル4だったステップも2か所ほどふらつきがあったように見えました。今回は認定されても、基本的にスピンステップには波があり、不安定さが残るので、油断できませんね。

 

ここにきてジャンプに不安が出てきた本田選手。残り一か月で立て直せるかが、彼女の注目すべき点です。

ザ ギビング>タンゴで正解

新ショートを見た目ノーミスで終え、PCSも31.89点と良い評価を貰えたことは収穫です。できれば全日本までの国際大会で、このプログラムでのノーミス演技を重ね、少しでも評価を上げたかったところでしたが、残念でしたね。マイナス分の得点を考えると、ノーミスでは70点出る計算なので、それを全日本までかたちに出きるかが重要でした。しかし、過ぎたことはしかたありません。本田選手の場合、本気で来た時の演技には、才能を隠しきれないほどの上手さがあるので、そこはもう一発勝負を楽しみにするとします。

優しい真凜と強い真凜

濱田コーチいわく「(本田選手は)誰かを蹴落とそうとか思わない優しい子」らしいです。そのためか、本田選手はいつもガツガツしていないというか、試合ではいつもニコニコして本当に試合中?というような雰囲気を醸し出しています。しかし、前回のコーチからのお怒り宣言と、世間からの厳しい声に、本田選手は覚醒したのか、リカバリのことを考えたり、足が浮かないようにしっかりステップを踏んだりと、非常に試合に集中しているように感じました。

 

濱田コーチは現在、選手のことにアレコレ口を出さずに見守るスタイルでいるそうです。以前は何かが起こる前に!と、先回りして色々と声をかけていたのですが、今は体重管理も、その他もろもろに関しても、選手に委ねているんですね。それゆえに生徒がケガをしたり、結果が出せなかったりすると責任を感じて悩むこともあるのかな、なんて思ったりすると・・前回のお怒り宣言は本田選手を心配してのだったんだろうなぁと思います。もったいないもんね、良い選手なのに。でも、あんな厳しいことを周りから言われても堂々と演技できる強さがあるのは素晴らしいと思う。優しさと強さを両方兼ね備えた本田真凜がどんなスケーターになっていくのか楽しみです。

ザギトワは敵か

ショートでまさかの転倒のザギトワ選手。ジャンプもやや回転に以前ほどの余裕が見られなくなってきました。しかし他の要素のレベルが高く、技術点は圧倒的。そこがザギトワ選手の強さであり、戦略です。

本田との試合がポイント

世界ジュニアでも本田選手と戦ってきたザギトワ選手ですが、ザギトワ選手がミスをすると、PCSの評価が日本>ザギトワになる、またはノーミス対決でもそんなに開きがないように感じました。特に面白いのがショートのPCS。ショート6位の本田選手が31.89点に対し、4位のザギトワ選手は31.43点なんですね。ジュニア時代でもそうなんですが、本田選手と同じ試合に出ると、そこら辺が比較され、本田選手の方が上にくるというのが興味深いです。得意・不得意の部分が真逆なので、比較されやすいのでしょうか。PCSで勝てるチャンスがあるうちは勝っておきたいところ。しかし、フリーでは大差で離されてしまったので、このまま遠くへ行かれてしまうのはさけたい状況ではあります。

越せない相手ではない?

凄い選手だな!というのは一目で分かりますが、メドベージェワ選手より隙がある選手だというのは確かです。まだミスをしてくれるし、曲に遅れたり、スケーティングがまだまだという弱点もある。日本勢はそこを狙って頑張ってほしいです。スピンでは敵わないかもしれませんが、他で補える部分で点を重ねて勝ってほしい。わかりやすい凄いことをしている選手には、ジャッジも評価しやすいのが悔しいところ。9点台を出しているジャッジもいるので、ここで負けられない~~!!

かわいすぎてズルイ

と、こんな風に勝手にライバル視してごめんね、ザギトワちゃん。でもザギトワ選手は、とにかく、かわいくて、かわいくて、かわいくて、辛いよ~。あのビジュアルはスケート界において反則じゃないですか~!健気に高難度プログラムをこなしているところも頑張り屋さんなんだな、と思います。それに機械的なロシアンの中で、時々不安や動揺が見え隠れするところも人間らしくてかわいい~(ロシア人も人間なんですがね)ちょいと回転不足が気になり出したから、あんまり無理せず挑戦してほしいですね。後半にジャンプ詰め込みとか、セカンドループとか、実は自分のことをそこまでしないと勝てないと過小評価しすぎでは・・?と思ったりもする。確かにそうなんだけど、ちょびっとだけ楽にしても大丈夫だと思うんだよなぁ。まぁ、ロシアも激戦だし、五輪に出れるチャンスは今季だけですもんね。何でもしたくなるか。そう思うと応援したくなる!頑張れザギトワちゃん。

ラジオノワ・デールマン・リーザ

最後は3人まとめていきます。見出しは短めにしたいのでリーザ表記(タクタミシェワ)で勘弁を。ここからは、ゆるめの口調でいきま~す。

ラジオノワに甘い大会

ラジオノワ好きなのに、ラジオノワに優遇すぎるジャッジにも~んときちゃう。ロステレからの踏ん張りを考えると、よくやった!ヒャッホ~!とは思いますが、かなり詰まったジャンプが多かったし、回転も微妙だったと思うな。でも本人は喜んでいたし、これで自信がついて、ジャンプが改善していったらいいな。スピンは独創的だし、中国杯に出場していた他の選手と比べると、やはりシニアの空気にこなれた感があって、身のこなしなんかも練習した動きというようりは、からだに染み付いた動きって感じで見る方も疲れないし、いいなとは思うんですよね。ラジオノワは代表に選ばれるかな?食らいついていってほしいな。

3T3Tで戦うデールマン

デールマンって3T3Tだけで基礎点30点あるんじゃない?ってくらいの破壊力がありますよね。正直あれだけに皆負けているって感じ。その他では勝っているスケーターが多いと思います。ノーミスすれば自然とPCSも上がり、ミスをすればガクンと下がるスケーター。ジャッジの中でも「あの子の3T3Tやばくない?+2いっとく?」「でもオズモンドよりは下なんだよね~PCS的には微妙」という会話がありそう。カナダの選手はパワーあります!ってのは分かるんですが、その先がね・・たまにエアロビに見えちゃうんだよな・・。

タクタミシェワの未来は

ショートから他のロシア選手に比べて、やや弾かれ気味のスコアだったタクタミシェワ・・。ちょっとかわいそう。PCSも相変わらず低いまま。一応元世界女王なのにね。仕方ないのかな。ジャンプだけの選手というイメージが強いせいか、低い気がします。もう3Aをとぶしか後がない状況なのか、必死に一軍選手を追いかけているように見えました。タクタミシェワのプログラムって、シーズン前に「これは誰の使用曲でしょう?」とイントロクイズをしても「タクタミシェワ!」と正解できそうなくらい定番なのも、ジャッジからすると印象が良くないんですかね。もっと本人の良さを生かせるやり方があるんじゃないかなと思いました。

いざ、NHK杯

以上で、中国杯の感想は終わりになります。本当は男子も書きたかったのですが、昨夜貧血でぶっ倒れて体調が悪かったのと、今日が忙しかったので無理でした。今も頭が冴えていないので文章がめちゃくちゃかも・・。NHK杯までには何としてでも宮原選手を応援するために、復活せねば!

 

さて、わりと優しめなんだか、よくわからない中国杯でしたが、樋口選手の前進と、三原選手にとっては試練、そして本田選手にとっては燃え上がるような大会になったのではないでしょうか。今回のジャッジは、誰にも驚くような高得点も出さなかった辺りは真面目といえば真面目だったかなと思うので、点が出なかった部分は、改善するにあたって、とても良いヒントになると思うし、必ず次に生きてくると思うので、それぞれ頑張ってほしいです!

 

次回は宮原知子選手登場のNHK杯です!個人的にここでは、試合の感覚を確認するための復帰戦というかたちで、順位やスコアは意識しなくて大丈夫だと思っています。だからどんな結果でも、あまり騒ぎにならないように祈ります・・。NHK杯では、新プログラムのお披露目と、元気な姿を見せてくれて、スケートアメリカでは、復活の兆しが見れるくらいまで仕上げてくれるのが希望ですね。ピークは全日本と五輪に合わせればいい。そんな感じで待ちます!

 

羽生・友野・本郷・白岩も出場のNHK杯もお見逃しなく!

 

 

【生命保険】簡単!自宅で振込先口座登録をしたよ!

かんぽ生命保険

 

つい先日、郵便局から生命保険の「振込先口座」の登録についてのお願い(手紙)が届きました。

 

今の契約が満期を迎えた際に、請求手続きなしで保険金が受け取れるようにするための「指定口座を登録してくださいねー」というもの。

 

お知らせには”後日、詳しい内容については担当の社員から連絡をし、都合の良い日に説明する”とあったので、「あれ~?後日?急だな。もう満期だったっけ。早いなぁ。」と思い、契約を確認してみたら、あれ?まだまだ満期は先のことではないか。

 

「じゃぁ、そんな急ぎでもないのか~。」と、後で電話がかかって来るまで気長に待つことにしようと、休日にあり得ない組み合わせの服装+すっぴんでトイレにこもっていたら

 

ピンポーン!

 

 

まさかの日曜日。それも部屋はハロウィンの準備で散らかっている中、郵便局の方が突然やって来たのです!

 

ええっ?!やばいやばい!どうしようどうしよう!

 

とりあえず「今日は忙しいので、また後日!」とよくある言い訳をする気マンマンで、「は・・は~い」と挙動不審で出ると、玄関にはアンタッチャブルザキヤマに似た山崎という名前の方が満面の笑みで立っていらっしゃいました。(実話)

 

ザキヤマ「あ、わたくし先日口座登録についてのお手紙を送らせてもらいました山崎と申しますウ。かくかくじかじか~。」

 

結論からいうと、「日を改めて登録と説明に伺いたいので、都合の良い日を教えてほしい」ということでした(ホッ)どうやら手紙を出した一軒一軒を回って、スケジュール管理をしていたようです。

 

そして双方の都合を照らし合わせた結果、そこから数日後の今日しか空いていなかったので、さっそくですが、口座登録を秒速でしました。驚くことに、めっちゃ早かったです!

 

 

 

目次

 

必要なもの

まず登録がスムーズに行えるように、予め必要なものを聞いておきました。その際に

  • 保険証書(証券)
  • (振込先の)通帳
  • 免許証

の3つを用意してくださいとあったのですが、実際に使用したのは、ここで言われなかった健康保険証だけでした。

 

登録の流れ

最初に保険証を出して、それを見ながらザキヤマさんが専用の機械でデータ(番号)を打ち込んでいきます。そうすると、私が現在引き落としで使用している銀行口座のデータやらなんやらがバーっと出てくるので、その内容に間違いはないか・この口座で登録するのかを確認し、OKだったらボタンを押します。ぶっちゃけそれだけで完了です。後は持ち運び用のミニ印刷機が控えを作成してくれるので、それを受けとって登録は終わりになります。その時間わずか3分くらい。手書きでなにかする必要はありません。

 説明

しかしその後の説明が少し長いです。今回満期まで、まだ時間がある中、わざわざ登録を急いだのは、契約内容についての見直しもセットで説明したいから。キタよ。キましたよ。そんな予感がしていました。要は、病気する年齢になる前に終身保険に切り替えませんか?という提案です。少しでも年齢が若い頃に契約した方が安くなるから・・ということで、現在アラサーを中心に声をかけているそう。なので20台後半~30台前半の皆さんのところにも同じようなお話がいくかもしれません。

 

ちなみに私は「今はまだ、ここですぐには決められないので、ゆっくり考えて、必要になったときに直接連絡します。」と保留にしました。

 

※強制ではなく説明なので大丈夫ですよ

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保険とかよくわからない

ザキヤマさんも若い客をターゲットに回っていて気づいたこととして、「皆さん実際のところ保険とかよくわからないという方が多いんですよね~。若いと病気もしませんし。保障という風には考えていないのが現状です。」とおっしゃっていましたが、私も元の契約自体は親がしてくれたものだったので、月々お金は払っていたものの、改めて契約について考えたり、見返したりなどはしていませんでした。

 

しかし、これからは、そうはいかないとも思っています。私自身、26歳くらいから年々老いている感は明らかに強くなっていますからね~。それと同時に長生きもしないだろうな・・自分が年寄りになる頃には年金ももらえず、保険にすら入れないほど貧しくなっていたりして・・と、ちょっぴしダークな不安要素もあったりするんですよね。人手不足に人工知能の発展・・。正直、将来はどうやって生きているんだろうという恐怖の方が勝っているので、そこを保障してくれるものがほしいです。私たちが70歳~80歳になる頃には、おばあちゃんになってもバリバリ働いて、自分のことは、なんでも自分でしなければいけなくなるかもしれませんもんね。あぁ・・おばあちゃん保険がほしいよ。

郵便局で手続きを

さて、今回の流れで分かったことをまとめると、別に自宅に呼ばなくても郵便局に直接出向けばいいんじゃない?です。自宅に呼ぶ方が色々と面倒ですよね。(私だけ?)だって、来客用に色々と準備はしないといけないし、めんどくさがりな人間にとっては、お茶を出して雑談とか仕事みたいなものですもん。そういうのが苦手な方は、「〇日に、郵便局の近くに用事があるので、そのついでに寄って手続きします~。」と言えば、用意された必要書類を事務的にこなし、その後の説明もちらっとだけで、淡々と終わりますよ。と、いっても「担当者さんときちんと信頼を築きたいわ」という場合は、自宅でお話された方がいいですけどね。

 

何を話していいかわからない若者へ

コミュ障で知らない人と話せないという大人の皆さん。何気に多いですよね。そう言った方に、どんな話題で時間をもたせるかアドバイス

 

  • ペットの話
  • こどもの話
  • 天気の話

この3つはもはや定番。

  • ニュースの話
  • 仕事の話(を逆に聞く)
  • 病気ネタ(保険の話だけに。健康アピールなど。)

 

まぁ局員さんも、予定がびっしりつまっている中で訪問してくれているので、仕事を終えたら長話している時間なんてないのですが、自宅に呼んだからには多少のおもてなしも必要ですよね。そんなときは「お茶一杯だけでもいかがですか?」と、ほんのちょっとした小話ひとつして、おわりにするといいと思います。相手方がお急ぎのようだったら早めに切り上げてあげるのがいいですし。

おわり

以上が、生命保険の振込先口座登録についてでした!まだ済んでいない方は、あっさりと終わるので、忘れる前にやっておいた方が楽ちんですよ。そうでないと、いざ満期になった時に手続きが大変になるし、ややこしいのが苦手な方や、疎い方にとっては、より面倒になってしまいます。時期によっては窓口も混雑していますし、先延ばしにしていると担当も変わってしまうかもしれないので、早め早めがいいですよ!

 

【スケートカナダ】ジャッジからの厳しい宣告

GPS2017カナダ大会

 

グランプリシリーズ第二戦「スケートカナダ」男女シングルの感想になります。

 

日本からは宇野昌磨無良崇人本郷理華本田真凜選手が出場しました。

 

まず初めに、大会の結果から

 

(女子)

1 オズモンド・・・212.91点
2 ソツコワ・・・192.52 点
3 ワグナー・・・183.94点
4 ヒックス・・・182.57点
本田真凜・・・178.24点
本郷理華・・・176.34
7 カレン・・・170.40 点

9 ポゴリラヤ・・・156.89 点

(男子)


宇野昌磨・・・301.10点
2 ジェイソン・・・261.14点
3 サマリン・・・250.06 点
4 Pチャン・・・245.70点

12 無良崇人・・・186.66点

 

女子の表彰台は、ほぼ予想通り、男子はパトリックが惜しくも4位となってしまいました。(サマリンくんおめでとう)

 

続いて、女子から順に気になった選手の演技をまとめていきます!

 

 

【目次】

 

本田真凜

トップバッターはもちろん、このお方。本田真凜選手です。シニアGPシリーズの記念すべき初戦、大会前のインタビューでは「出発日を間違えていた」など余裕の表情を浮かべ挑んだショートのはずでしたが、冒頭のコンビネーションジャンプでの転倒や、ジャンプの抜けなどで、10位発進と出遅れる、ややほろ苦いスタートとなりました。

通し練習のような演技

本人いわく「練習嫌い」というだけに、今大会はそれがモロにかたちとなって出ていたように思えました。正確にいうと、練習が足りないというよりは、まだ本格的に追い込んでいないという印象。特にショートについては、ジャンプ構成も定まっていない、新プログラムも滑り込めていない、とにかく未完成で練習中です!という演技でした。

スピンやステップを強化

いくら練習嫌いといっても、日本人選手は海外勢と比べると、ハードに練習している方だと思うのです。真凜ちゃんも口では「練習に飽きる」とは言っても、短時間にきちんと集中してマスターできる能力がありますし、故障しないようにバランスを見ながら努力だってしているでしょう。そうです。そう分かっていても、それでも、それにしても、ここ最近のスピンやステップはなかなか安定したものとは言えません。スピンのミスに関しては「ついにか」としか言えない・・。スピンはジャンプと違い練習した分だけ上手くなったり、質を維持できる要素だけにかなりもどかしいです。

厳しい声にもポジティブ

そんな本田選手ですが、さすがに今回は濱田コーチもマスコミの前で、厳しい声を上げていました。「え?コーチが公にここまで言っちゃうんだ」と聞いている方がビクビクするくらいのご立腹。甘い、練習していないからこうなる、私は近所のおばちゃんじゃない、コーチだ!(真面目に話を聞け)、落ち込んでもすぐ忘れる、など、メンタルが鬼弱い普通の女子が言われたら心が折れそうな言葉がズラリ。しかし、本田選手は、この厳しい声に一瞬落ち込むも、すぐに心を入れ替え、フリーではノーミスを果たします。凄い!さすがアスリート!やはり強いではないか~!!普段からコレでいってくれよ~う。

本田+宮原÷2でよろしく

ショートはミス連発で52.60点。フリーはノーミスながらも、ジャンプ2本に回転不足がつき、125.64点という低めのスコアになりました。

ちなみにフリーのジャンプ構成

3Lz 3F3T / 2A3T< 3F< 3S2T2Lo 3Lo 2A

(個人的にはルッツの方が回転大丈夫かな?と思いましたが違いました←)

本田選手は回転不足とは無縁と思いきや刺されちゃいましたね。残念。まぁそれについては、大会にもよるから深く考えないとして、今後はアレコレ構成を変えるよりも、このジャンプ構成のまま練習していくスタンスでいいような気がするなぁ。正直ショートだってルッツを入れなくてもいいと思いますね。メドベちゃんだって入れていないですし。大事なのはジャンプ以外の要素と、スケーティングやつなぎの部分ではないかな。本田選手本人は、かなりのポジティブ思考っぽいので、スケートカナダの思い出は既に浄化されているとは思いますが、勝つためにジャンプの難度を上げて怪我をするなんていう間違った方向へは進んでほしくありません。また逆に、フリーでの挽回が自信になり過ぎて楽勝モードに突入しないことも願いたい・・。本田選手と宮原選手の性格を足して2で割ったくらいの練習になればいいなと思います。

 

とにかく今季は、オリンピックどうこうではなく、シニアとしての本田真凜の完成形を見守ります!

ケイトリン・オズモンド

正直このメンツの中ではレベルが違う選手ですよね。オズモンド選手は。ショートは76.06点、フリーは136.85点。

フリーは自爆

オズモンド選手はここ数試合、自爆癖が落ち着いてきたかな?と思っていたのですが、今大会のフリーでは再発してしまいました。

フリーでの大きなミス

3F3T fall 2A fall 2F

結構激しいミスですが、回転不足がないので他の選手のように致命的なマイナス評価がありません。また、ミスのないジャンプにはすべて1.20~1.70点までの高いGOEがついています。今の世代で、こんな大きいジャンプをとべる選手はオズモンド選手くらい。これだけ良質なジャンプなら、流行りのタノでGOEを稼ぐ必要がありませんし、ロシアを筆頭とするしつこいタノ嵐の中で、正統派ジャンプのオズモンド選手の滑りが好まれるのは何かわかる気がします。(だって今大会はタノる選手ほどジャッジからダメ出しされていたように見えましたもの・・)

ブラックスワンに見えない疑惑

さて、技術の方は置いておいて、演技構成の方を見てみると、どうやらブラックスワンに見えないという世間の声とは違い、高い評価を受けています。

 

Skating Skills 8.96

Transitions 8.82

Performance ating Skills 8.86

Composition  9.11

Interpretation of the Music 9.18

PCS 71.90

 

鳥っぽくはないし、バレエっぽくもない振付が原因だと思うのですが、何よりオズモンド選手自身が放つオーラが「元気・明るい」のため、ブラックスワンにある狂気的な迫力に欠けると思われちゃうんだろうな~と妄想。それでも9点台は出ているし、必ずしもこうでなければならないという表現もないので、どんどん個性を出して頑張ってほしいです。映画のブラックスワンを題材にしているようなので、バレエ感をあえて封印しているのかもしれませんが、もう少し音と動きを合わせてもいいのではないかと思いました。

採点にもやや不満が続出か

ミスも多いし、プログラムも微妙・・そんな風に受け止められつつある中で、ぶっちぎりの優勝を果たし、ファイナルへの切符をつかみかけたオズモンド選手には、スケートファンからも批判的な意見がチラホラと上がっているようです。う~ん、結構なミスでしたしね~。ただ、周りもロシア大会とは違って、単に仕上げてきている選手が少なかったという事実もあるので、全体的にレベルが下がっちゃった分、余計にオズモンド選手のスコアが目立っちゃったのだと思います。他の選手は目視でも分かる回転不足が多かったですもんね。むしろ私は地元採点でありながら、ショートは特別なサービス点もなく、わりと普通だったなぁと思いました。

ノーミスで文句なしの演技を

個人的にはオズモンド選手が好きなので、彼女がジャッジの評価によって叩かれるのはあまり見たくないのですが、どの選手にとっても一試合一試合の評価が大切になっている今、誰もがナーバスかつシビアに結果を見ていくことは当然だし、仕方ないことなんですよね。だからこそ次は文句なしのノーミスで、不満の声を祝福に変えていってほしいな。私はぜひ、ノーミス演技のメドベVSオズモンドが観たい!ほおら、どっちのジャンプが凄いんじゃ~!ってやってほしい。美を争うフィギュアスケートにそれは間違った表現かもしれませんが、このふたりならTHEアスリートな対決が期待できそうなので。

ソツコワ・本郷・ワグナー

この3人は回転不足が課題のトップスリーとなってしまいました。3人とも大好きなのにいつも惜しくて悔しいよー!!

清楚が魅力のソツコワ

タノジャンプで攻めまくりのソツコワ選手ですが、なぜか腕のフォームが Γ になっていて美しさがマイナスになっているような気がして・・タノなしじゃダメなの?と不安になります。ただでさえ回転不足を取られやすい選手は、正常のジャンプに戻した方がいいんじゃないかな~と思うのですがどうでしょう?ソツコワ選手は個性も出きているし、長身なのに動きも繊細で面白いんですよね。このままコツコツと実績を重ねてオリンピックに行ってほしいのですが、回転不足の嵐が怖くて心配です。

調子が悪いわけではない本郷

本郷選手はショートで61.60点で6位、しかしオズモンド選手以外の上位選手の調整具合の悪さや、スコアもほぼ団子状態だったため逆転の可能性もあるか?!という状況でしたが、フリーでは回転不足を5つと、ルッツに!を取られ114.74点という厳しい結果になってしまいました。しかし、ショートもフリーも決して調子が悪かったわけではなく、むしろ調子は上がってきているように思えます。後は回らなくなってきているジャンプを改善するだけ。残念ながらファイナルへの道は断たれてしまいましたが、全日本までの時間に少しでもジャンプがクリーンに決まることを応援しています。今季は、本郷選手の真の魅力が開花されつつある貴重な時だと思っているので、たとえ代表選考がどんな結果になろうとも、開花した本郷選手を見るまではファンのシーズンは終わらないぞ~という思いで応援しています。

元気のないワグナーは見たくない

ワグナー選手も上のふたりと同じでジャンプ狙われまくりです。調子が悪いわけではないのでしょうが、まだ仕上げてはいないという感じ。フリーは回転不足が3つと、エッジエラーがとられ、122.37点でした。笑顔が曇っていくのを見ると切なくなってきます。それにしても北米の選手は皆さん日焼けが凄いですね。休むときは休んで追い込みはこれから!というところかな?全米までに調整していく姿を見守ることにします。

ポゴリラヤ選手について

驚いたのはポゴリラヤ選手。ショートは69.05点と、まずまずなスタートでしたが、フリーは崩れる崩れる。しかもオズモンド選手のブラックスワンの後にブラックスワンを滑るという流れ。黒鳥対決になるはずが、地元から「がんばれ」拍手が鳴るほどのミスを連発し、87.84点で演技を終えました。冒頭のコンビネーションジャンプから「あぁ足りない」という回転でしたが、おそらく本人もそう感じていたのでしょうね。とんでもとんでも詰まってしまう着氷に力みが出たのか、ジャンプが抜けてしまいます。するとそこからは一気に抜けが加速し、スピン前には、お腹から転倒。珍しい転び方に驚きましたが、ポゴリラヤ選手は基本的に危ない転倒が多い選手でもあるので、そこはかなり気になりましたね。いつもお尻からではなく、背中やお腹から飛び込むので、いつか大けがに繋がるのではないかとヒヤヒヤしています。あれは痛いだろうし、演技もやる気ない風に見えちゃうし、キツそう・・。仕方ありませんが、5点台をだしているジャッジもいるし、ロシア人の目も厳しそうで、メンタルがつぶれないか心配です。

 

以上が女子の感想です。全体的にロシア大会と比べると、低レベルな内容になってしまいましたね。ある意味大穴チャンス大会だったんじゃ・・樋口・三原はもったいない、ここまでの2試合を振り返ると、スケートカナダの鬼厳しいジャッジに心折られるよりも、激戦区で思うような順位を残せなくても、ライバルよりハイスコアを保持できた方が本番では役に立ちますよね。今の段階で好調の選手も、この先まで続くか気になるし、その逆も心配です。何気に日本は代表争いで切磋琢磨しているうちに強くなっているのかも?ロシアもザギトワ・メドベージェワのふたりとその他にはただならぬ壁があり、もうそのふたりを狙って戦略立てていけばいいような感じ?(は、楽観的すぎか)まだ、大会に出てきていない選手もいるので安心はできませんが、次の中国大会では神演技連発のハイレベル大会を期待しています!

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男子のまとめ

最後に男子をまとめていきます。短めに。

宇野昌磨

さっそくの300点台きましたよー!ショートは「体が動き過ぎてジャンプが回り過ぎる」なんて言ってましたが、フリーでは調整が進み、制御できたようです。4Loに4Fに4T×2にハイパー3A×2に・・よくあんな構成で滑れるねって感じ。もう納得の滑りです。優勝おめでとう!それにしても、「ピョンチャンってどこですか?オリンピックって韓国でやるんですか?」に続き、「次ってロシア?フランス?かわからないけど頑張ります!」という次戦の開催地すら知らない神っぷりは凄いです!地理が苦手だから時差も苦手なのかな?韓国がどこにあるか分かってるかな?ピョンヤンと間違わないでね。お姉さん心配です。

ジェイソン・ブラウン

私がジャッジだったらキスクラであんなに嬉しそうな顔されたら「評価した甲斐があったーー!!」っとガッツポーズしちゃいますね。ジェイソンは毎年プログラム選びも優れていて、何だろう・・もし高難度ジャンパーたちが総崩れしたら、あっさりオリンピックメダルを獲得してしまうかもしれない怖さがあります。アメリカ的にはネイサンとジェイソンの真逆なスタイル、どっちがいいのでしょう?せめて4回転1種でもクリーンにとべればなぁ。

無良崇人

ちょっと、ちょっと!ここにきて不調な無良選手です!代表枠の3人目に入れるか、めちゃくちゃ心配になってきました。なにが原因なんでしょう。焦り?思いが強すぎてコントロールができない?誰かが言っていました。人間死ぬ気でやると、本当に死んでしまう(精神的・肉体的に疲弊する)から、こ〇す気でやれ!と。見えない敵を打ち破るつもりでやった方が健全なんですって。だからまず、お落ち着いて、しっかりと自信を積んでいってほしいです。頑張れ!

パトリック・チャン

フリーの自爆がなければ3位でしたね。それでも、ここまで続けてくれていることが嬉しい!何がなんでも、この先、ショート・フリーを揃えてオトナな滑りを若者たちに見せつけてやってくれい!私はPチャンストーリーを最後まで見届けるぞ!できれば、もっとショート・フリーで違う感じの振付にしておくれ。

 

男子は短いですがこんな感じで終わりにします。宇野選手の飛ばし具合が怖いよー。どっかでバランスとっておかないと疲労がドバっときそうでドキドキします。でもでも男子はそのシーズンのGPファイナリストがオリンピック金メダリストになる可能性が高い説もあるので、どうなるんでしょうね~。ボーヤンはどんな感じかな。これから出場してくる選手が楽しみです。

 

スケートカナダは辛口ジャッジでしたね。次回は火花散る中国杯!お見逃しなく!

 

職業差別?泥酔客が降車後凍死→タクシーに賠償命令

 

今回は、書こうかどうか迷っていた内容について少し触れたいと思います。

 

最初に以下の記事をご覧ください。

 

 

泥酔学生下車し凍死、タクシーに賠償命令 松山地裁

松山市の山中で07年、愛媛大学医学部の男子学生(当時23)が凍死したのは個人タクシーの運転手(64)が泥酔した学生を現場付近に降車させたためだとして、遺族が慰謝料など5千万円を求めた訴訟の判決が24日、松山地裁であった。武田義徳裁判官は「最寄りの警察署などに降車させるべきだった」として安全配慮義務違反を認め、約4100万円の支払いを命じた。

 判決によると、学生は07年12月21日夜、松山市内で友人らと酒を飲み、22日未明、帰宅するため1人でタクシーに乗った。運転手は松山市玉谷町の国道で降車させ、学生は約200メートル歩いたところで石手川の河原に転落して凍死した。降車場所は学生の自宅から約4キロ離れた山中だった。

 裁判で運転手側は、降車時の状況について「学生が停車を指示し、『間違いないのか』という問いに対して『ここでいいです』と答えた。酔っているようには感じなかった」と主張した。しかし、判決は、学生の飲酒量やタクシー内でのやりとりなどから「学生は泥酔しており、運転手も認識していた」と認定。こうした主張を退けた。

 そのうえで「運転手は現場付近の地理に詳しく、泥酔した学生を降車させれば、転落や凍死の危険性があることは明らかだった」と指摘した。

ソース 朝日新聞デジタル

 

さらにもうひとつ

 

泥酔客がタクシー降車後に凍死…4千万賠償命令の波紋

 泥酔学生を乗せたのが運の尽きだったのか-。2007年12月22日未明、愛媛県松山市内で凍死した愛媛大医学部5回生の男子学生(当時23)の遺族が、学生を現場付近に降車させた個人タクシーの運転手(64)に慰謝料など5000万円を求めた訴訟で、松山地裁は24日、運転手の安全配慮義務違反を認め、約4100万円の支払いを命じた。当然ながら、同業者からは不満と不安の声が噴出している。

 判決によると男子学生は12月21日夜、松山市内で友人らと酒を飲み、22日午前1時ごろ、帰宅のためタクシーに乗車し自宅方面の住所を告げた。男子学生は約20分後、自宅から約4キロ手前の山中、同市玉谷町の国道317号で降車。降りた男子学生は歩いて約200メートル引き返しガードレールの切れ目から石手川の河原に転落。頸椎を損傷し午前5時ごろ凍死した。

 男子学生の遺族は「断崖絶壁が続き、約70センチの低いガードレールしかない危険な場所に泥酔状態の乗客を漫然と降車させた運転手には安全配慮義務違反がある」と主張。

 運転手側は「計8回行き先を聞いたが、すべて『直進』と言われた。降車時も『ここで降ろせ』と指示され、正常に歩き出したのも確認した」と反論したが、判決で裁判長は「運転手は現場付近の地理に詳しく、泥酔した学生を降車させれば転落や凍死の危険性があることは明らかだった」と結論づけた。

 夕刊フジの調べでは、22日の気温は午前3時が10.6度、4時が10度。この気温で運転手は本当に凍死の危険性が認識できただろうか。

 『タクシードライバーの言い分-運転席からの人権宣言』の著書がある重信幸彦・北九州市立大教授(民俗学)は「法律家の正論のみで裁いた今回の判決は、現場に大きな矛盾と混乱をもたらす可能性がある」と懸念する。

 「現在の法律では、客が『降ろせ』と明確に指示して料金も支払えば、現場の運転手の判断で『降ろさせない』のは非常に困難。降ろす場所も、高速道路上など法律で乗降が禁止されている場所や、徒歩が極めて困難な山道などでないかぎり、自力で降車した客を見送った運転手に責任は問えないのではないか

 一方、都内の現役タクシー運転手は「われわれには泥酔者の乗車拒否が法律で認められている。拒否できる泥酔者を、利益優先で乗せたと法的に判断されたら、深夜の国道に降ろしたことが安全配慮義務違反に問われるのは仕方ないかもしれない」と語る。「ただ、今回の裁判のように運転手の証言が一切認められないなら、今後は酔客を警察に即保護してもらい、料金も立て替えてもらわないと割に合わないね」

ソース Rakuten infoseek news

 

この事件は今から10年ほど前のもので、記事はそれぞれ別の情報元から発信されたものになりますが、現在どちらの記事も削除されているため、どこかにこの事件について書かれた情報が残っていないか探したところ、以下のブログに該当する記事がありましたのでお借りいたしました。

愛媛大学医学部5年生が泥酔し凍死したのはタクシー側の責任?

 

 

ふたつの記事をまとめると

 

  • 事件は2007年の冬に起きた
  • 泥酔した医学生を乗せたタクシーが、客に「降ろせ」と指示された場所で降車させた
  • 客はその後、200メートル先の川に落ちて凍死
  • 遺族がタクシー運転手を訴える
  • 松山地裁は、タクシー運転手に対し「安全配慮違反」として4100万円の支払いを命じた

 

 

すべてタクシー運転手のせいなのか

 最近はやたらと「人のせい」にする流れがどこにでもあると感じます。特にサービス業で理不尽なクレームに追われ、ストレスを抱えているという方々は多いのではないでしょうか。この事件、裁判の詳細や証拠については深いところまで書かれていないので、私自身もこの記事に載っている内容でしか語れませんが、パッと見ても10対0の勢いでタクシー側の責任になっているのは、あまりにも酷ではないかと思うのです。

 

確かに大切な家族を亡くしてしまったご遺族の悲しみや無念さは計り知れませんし、そこについては、お悔やみ申し上げます。「こうであれば死は防げたかもしれない・・」と思う気持ちも家族の立場になれば誰でも考えてしまうかもしれません。

 

しかし、このタクシー運転手の意見を全く無視したこの判決には、疑問と同情しかありません。そもそも住所もわからない、お客さんもここで降ろせといっている・・それなのに勝手に交番まで連れていったら、それはそれで訴えられる・・。運転手はどちらにしても守られていない状態であり、「正しくない」と責められる立場なのです。

 

 

どのように対応すればいいのか

この事件はまず、「お客が泥酔していた」というところから始まります。一方、運転手は「酔っているようには感じなかった」と主張。ここでの酔っていなかったというのは、歩けないほど泥酔してはいなかったという意味かお酒を飲んでいたようには見えなかったというのかは分かりませんが、おそらく飲み会の帰りに乗ったタクシーということなので、前者だと仮定すると、付き添いなしにひとりでタクシーに乗ることができ、受け答えも可能で、支払いもしっかりできたことから、運転手は「お酒を飲んでいても危険ではない範囲」と認識した可能性はあるでしょう。実際にお客さんが停車を願い出た時にも「ここで間違いないのか」を確認し、承諾を得て、歩き出したのを見届けてから現場を去っていますし、既に携帯電話が普及していた時代だったこともあり、途中で具合が悪くなっても助けを呼べる状態で、問題のない対応だったと思っていたかもしれません。

 

ただ、10年前の事件ということもあり、これらのやりとりが本当にあったのかというレコーダーやカメラでの証拠がないため、ご遺族からすると「酔っているのに、なぜこんな場所で!」という疑いが、どうしても生まれてしまうのでしょうね。

 

基本的にお客さんから「降ろせ」と言われたら、運転手側の立場としては拒否をするわけにはいきません。それなら、どうするべきだったのか。自宅が分かれば、そこまで安全に送り届けることもできますが、お客さんの中には「夜中に帰宅するのを近所の人に見られたくない」という理由や、プライバシーから他人に自宅を知られたくないという理由から、あえて自宅から離れた場所で降車する方もいるため、強要はできませんよね。さらに金銭的なことが理由で「ここで降りないとマズイ」と途中で停車する場合もあるでしょう。それでも飲酒したお客さんなら、必ず自宅まで帰宅したしたことを確認しなければならないとなると、これはもう法律自体を変えないと難しい問題だと思います。

 

 

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どうしたらお互い傷つかずに済んだのか

「最寄りの警察署に連れていくべきだった」

これが地裁の結論ですが、これもお客さんから「そんなことは頼んでいない」と支払いを拒否され、もしくは「金のためにメーターを稼いだだけではないか」といわれたら、それこそ大事になってしまいます。ただ、これが法的に認められているのなら何の問題もありませんし、皆さんそうするでしょう。警察が料金含め、責任をとってくれるのですからね。

 

たとえ泥酔者の乗車拒否が認められていたとしても、現状多くの飲み屋がタクシーを利用しています。これは当たり前ですが、飲酒運転ができない限り、飲酒をしたらタクシーが必要になる矛盾がある以上、乗車拒否などできない状態です。すべてのタクシー会社がこれをすべて拒否したら、世の中から飲み会がなくなってしまい、飲酒運転による事故も増えるでしょう。もっといえば運転手側だって酔っぱらいを相手にするのは恐怖なんです。中には暴れたり、いちゃもんを付けたり、理由を付けてお金を払わない迷惑な人間だって存在する。そこを刺激しないように、やり過ごしている苦労を考えると、裁判官には、もっと、この仕事に対して色々な目線で見てほしかったなと思ってしまします。

 

この事件も、お客さんを無事安全に自宅まで送り届けられるような「法律」があれば、お互い傷付かずに済んだでしょう。

 

今のままでは、タクシーによる泥酔者の乗車が禁止されていたとしても、お客さんが徒歩で帰宅した際に死亡した場合も、同じように、泥酔するまで酒を提供した居酒屋や、友人が訴えられるという流れに変わるだけになりそうです。(そもそも単なる飲酒と泥酔の判断にも個人差がある)

 

 

もう少しに踏み込めない社会

タクシー運転手と限らず、多くの職業の場面で、なかなかお客さんに踏み込めないラインがあると思います。お客さんの立場からすれば「お金さえ払えば」どんな小さなことを要求できても、会社の立場では「どんな事態であっても」マニュアル通りにしか動けません。お客様は神様で、会社は常にリスキーなのです。この事件でも、もしかしたら、

 

客「ここで降ろしてください」

タクシー「ここでよろしいのですか?」

客「はい」

 

の後に

 

タクシー「失礼ですが、お客様は飲酒されています。時季が時季なので、ここで降車するとお客様の安全が保障されないため、万が一に備えてご自宅までお送りさせていただきます。」

 

仮に「結構です」・・と断られても

 

タクシー「これは義務ですので、ご了承ください。」

 

までが言える世の中だったら、最悪の事態は回避できたかもしれません。これを拒否するには、「拒否」をした証拠を残し、その後については「自己責任」というかたちにしてもらわなければなりません。そもそも泥酔しているお客さんに、きちんとした判断力があるとは思えませんが、会社としては、どこまでお客さんの面倒をみるのかについて区切りがないと、何も成り立たなくなってしまいます。

 

上の会話でさえ、お客さんが、「この運転手は自分の言う通りにしない」と激怒したら、それがどんなに正論であろうが、間違いになるのが日本の社会。しかし、死人に口なしなので、なぜこのお客さんが途中で降車したかは分かりません。本当は降りたくなかったけれど、吐き気がしたので迷惑になる前に、やむを得ず降りたことも考えられるため、もしそうだとしたら、遠慮なしにそれを告げれたら良かったのかもしれません。これもまた、迷惑や遠慮という日本社会が生んだプラスにもマイナスにも作用する闇。なんでも社会のせいにするのもいけませんが、察することに慣れ過ぎた私たちは、時にそれに甘え、正しい主張から遠のいてしまっているのも事実です。

 

今後このような事件をなくすためにも「あともう少し」が主張できる世の中に変わってくれたら・・と思いました。

 

 

弱者と差別

今回は、あまりにもタクシー運転手に対して不利な判決だったのと、亡くなった方に対しては悪く言いたくないという思いから、この事件に対しての直接的な意見というよりは、「どの業種にも起こりうる流れ」として書かせてもらいました。そのため、やたらと仮定や想像文が多く、具体性や説得力には欠けますが、「言いたいことは分かる」と少しでも共感していただければ幸いです。

 

なぜ今になって、このような過去記事を取り上げたのかというと、私にとっても、とても身近なニュースだったため、やはりここで一度、声にしたいと思ったからです。何を身近に感じたか、というと、それは「タクシー運転手に対する職業差別」についてです。私はこの判決の根底には「職業差別」があると思いました。

 

「どうせタクシー運転手の言い分なんか・・」「タクシー運転手なんてしている奴は・・」という見下した態度。さすがに裁判官がここまで下げているとは思っていませんが、世間的にはこういう見方で差別している方もいらっしゃいますよね。テレビでも芸能人がタクシー運転手の悪口を語る場面は珍しくありません。あれってなんなのでしょう。特定の職業を、有名人が全国ネットで名指しで否定する行為。逆にその時の、あなたたちの態度も100パーセントクリーンだったと言い切れるのでしょうか。一般人を前にして「芸能人だから」と勘違いしている方だってたくさんいますよ。本人にはそのつもりはないのかもしれませんが。しかし、こうした芸能人の「声」による影響力というものは、私たちの中に、知らず知らずに浸透しています。

 

身近な職業差別の例:私の周りにも、定年まであと数年という時に、会社が倒産し、その後タクシー業に就いた人がいます。正直、田舎で60近い人間を雇ってくれる職場といったらタクシーくらいしかありません。年齢が上がるほど、深夜まで及ぶ勤務は過酷ですし、体力もついていかない・・。勤務がハードで人の入れ替わりが激しいのも事実だそうです。近年はタクシーを狙った詐欺や強盗事件があることから不安も大きい業務。それでも、再就職先に困っている人にとって、働ける場所があることは、ありがたいのです。また、定年退職後に、少しでもお金を稼ぐためにとタクシーにやってくる高齢者もいます。ご主人が亡くなられて、食べていくためにタクシー運転手になった女性もいます。「こんな年でも正社員で雇ってくれるのはココだけだから」そんな思いで、働いている人は多いです。(もちろん個人タクシーで御殿を建てている方や、好きでこの仕事をしている若者もいます)

 

そして、人それぞれに背景があって、現在がある中で、タクシー運転手になってからやたらと世間からの扱いに差を感じている人もいます。「タクシー運転手」というだけで威張られたり、馬鹿にされたり・・。元有名企業勤めや社会的地位を持っている人間だとしても、タクシー運転手になればそれは同じ。世間が「肩書」で態度を使い分けていることを知り、心が病んでしまいます。

 

「自分にとって道を覚えることは、前職でしていた仕事よりも難しい」

 

これを言った方は、高学歴で、前職が結構すごい職業。そういう方はごまんといたので、具体的になんの職だったか忘れてしまったのですが、仕事内容のイージーさ、ハードさは見た目や言葉だけじゃ伝わりませんよね。実際に経験してみて、その大変さが分かると思います。

 

だからこそ、職業に差別はあってはならないし、その立場になって物事を考える必要があるのではないでしょうか。

 

64歳に4100万円の支払いは不可能に近いですよね。医者が風邪気味の患者を診察後、そのまま帰宅させて、途中で熱が上がった患者がふら付いて川に転落したら、果たして医者に安全責任が本当に問われるのか気になります。

 

この事件の、この判決は、明らかに弱者として受けてしまった要素が高いと思います。

 

 

真実は闇の中に・・

この事件のその後については続報もなく、結局どうなったのかは分かりません。そもそも、こういった判決になった詳しい経緯すら分かりません。つい最近も泥酔者が友人と別れた後、線路上で眠ってしまい、亡くなった事件がありましたが、あの場合は電車を止めた罪の方が大きくなり、残された遺族が大変な思いをすることになりました。しかし、「これも訴え方によっては、あの事件ような判決になるのか?」と少々疑問を抱きましたが、おそらくそれは無理ですよね。泥酔者を玄関に入るまで見届ける義務がない限り、そこまで介抱することを誰にも求めることはできません。それが意図的な犯罪だったら別ですが、多くが「大丈夫そうだな」と思ったら、そこで役目を終えるのが普通だと思うのです。

 

意外と泥酔者が堀に落ちて亡くなったり、路上で眠って轢かれたり、凍死する事故は、身近にあります。いや、かなり多いですし、これから忘年会シーズンや新年を迎えるにあたって、飲み会は頻繁に開催されるため、このような事故はどこにでも起こりうることです。タクシーの利用率も増え、忙しくなってくるでしょう。同じような被害に合わない・合わせないためには、ひとりひとりの行いが重要になってきます。自身のお酒の飲み方、一緒にお酒を飲む相手、そして家族が第一に気をつけ、それに関わるすべての人も、いつ、どのようなかたちで事件が発生するのかを考慮し、付き合っていかなければならないと感じました。

 

最後にこの事件とは関係ありませんが、酔うと毎回タクシー内で嘔吐したり、トイレを我慢できなかったりして、乗車拒否され逆切れなんてする人も、世の中には存在するようですが、人様の迷惑にならないような飲み方を心がけてほしいですね。

 

おわり

イヤな予感・・真央&ヨナの五輪ガラショーを計画中?

 

朝っぱらから興味深いニュースを見つけたので紹介します。

 

 

韓国首相、日本に「キム・ヨナ浅田真央のガラショー」提案


韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相が24日、日本オリンピック委員会の竹田恆和委員長と会い、世界的なフィギュアスケート選手で現在は引退したキム・ヨナと日本の浅田真央の「平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)ガラショー」を提案した。

李首相はこの日、ギリシャオリンピアで行った武田委員長との面談で、安倍晋三首相夫妻の出席も呼びかけながら「キム・ヨナ浅田真央が平昌五輪に参加してガラショーをしてみてはどうだろう」と提案した。竹田委員長は具体的な返事を控えたまま笑顔で返答した。

李首相は「両国が2002年の成功的なワールドカップ共同開催の経験をうまく活かして2018平昌冬季五輪と2020東京夏季五輪期間中に両国国民の相互訪問を奨励しよう」と要請した。

竹田委員長は「平昌冬季五輪の成功を確信している。可能な限りのあらゆる支援をしていきたい。2002年ワールドカップの協力精神を活かして、平昌五輪が成功することを期待し、協力していきたい」と約束した。

李首相はこの日、日本をはじめ米国、中国、フランスのオリンピック委員長と相次いで面談し、各国首脳の平昌冬季五輪への参加を要請した。

ソース http://japanese.joins.com/article/744/234744.html  

 

 

なんとなんと、韓国側が、ピョンチャンオリンピックの際に「浅田真央キム・ヨナによるガラショーをやろう」と誘ってきたという情報が。

 

WHY???

 

なぜ今になってその必要が???

 

ちなみに日本側はYESもNOも言わずに流したらしいのですが・・・・これって・・・このふたりを客寄せパンダにすれば日本からお客さん(金)が入ってくると思っているのでしょうか???謎すぎる・・・。

 

 

そもそもなんで真央ちゃんなのよ?

まずね。ひとこと言いたい。韓国人も日本人の一部も「真央VSヨナ」が好きすぎなのね。ここがセットじゃないと盛り上がれない層が結構いるんです。勝手に反日嫌韓感情をフィギュアに重ねちゃって自己満足しているだけの人。こういう人はライバル争いがピークだったバンクーバー後に大体姿を消しています。もちろんあの頃は、(日本人目線からすると)本当に色々なことがあったから、キム・ヨナ側に良い印象を抱いていないファンが多いのは理解できますし、私も同じです。また、真央ちゃんのソチまでの道のりや、休養からの復帰、そしてそこから引退まで・・と変わらず応援していた純粋な真央ファンがいることも承知しております。しかし、再びこうして真央&ヨナに関する話題が出ると復活しそうなのが「ただ毒を吐きたいだけの、スケートをストレス発散に利用する人」の存在です。これって本人たちは多分無自覚なのがやっかいなんですよね。もっといえば単なるこういった騒ぎによる注目度が、「競技への人気」だと勘違いしているように思えます。だからこそショーの企画でも、キム・ヨナ単体ではなく、他のオリンピック歴代金メダリストでもなく、真央ちゃんを誘うのでしょうね。

 

※ここでいうのは反日嫌韓からフィギュアに乗り込んで荒らし回った層のことで、純粋なファンがライバルサイドに対して不満を募らせたことへの批判ではありません。(むしろそれは正しいです)尚、嫌韓を否定しているのではなく(過去記事を読んでいただければ分かりますが、私自身も韓国に肯定的ではありません)それ自体をストレス発散の道具に、畑違いの場所で暴れまわり、ドン引き行為を繰り返した一部のことを指します。(例:いきすぎた陰謀論・なりふり構わない他選手叩き)

 

 

本人たちの意見は?

そもそも勝手に話が進んでいますが、当の本人たちの意見はどうなの?という感じ。「聞いていない」とか「知らない」とかそういう展開もありえそうですが、ふたりとも、こんな風にセット売りしないといけないほど引退後の活動には困っていないように見えますけどね。どうなんでしょう?個人的に、これはピョンチャンのチケットが売れないが故の韓国側の策にしか思えません。さらに、真央ちゃんは引退してからまだ日が浅く、夏にもショーで滑ったり、今も平日は毎日練習しているそうなので、技術的・精神的な感覚は残っているでしょうが、キム・ヨナは引退してから時が経っていますし、ほぼほぼスケートから離れているので、現在はどのくらいのクオリティーで滑れるの?という疑問があります。よってこの話、あまり現実的ではないだろうと考えます。

 

 

主役は選手!次に開催国!

また、いくら韓国でのオリンピックだからといって、「真央&ヨナショー」という名の日本以外の他国を完全にスルーしたセンスと、現役が主役のオリンピックであることを忘れ、レジェントで盛り上げようとするセンスに驚きです。このふたりだけに関心を持っているのは一握りだろ!という感じですよ。だったらアベマTVで石井さんが提案したショーの構成の方がファンは喜ぶっていう話。もういつも通りのガラやって、最初か最後にキム・ヨナが007かアリランでも滑ればいいんじゃないのかな(適当)そんなに開催国の色を出したいのなら、うちの首相はマリオになったんだし、文在寅大統領は国歌に合わせてリンクを一周してみるのもいいかもしれませんね!キム・ヨナだけのネームバリューに不安があるのなら、真央ちゃん以外のスケーターもきちんと呼ぶべきだと思うけれど、引退組は解説やコーチ業で出られないか・・。それでもやっぱり、豪華なメンツを集めてショーをやりたいとなるなら、別にオリンピックでなくてもいいという結論になりますね。

 

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競技人気への協力に切り替えて

話は最初に戻りますが、真央&ヨナの「ふたりだけにしか興味がない層」に焦点を当てるよりも、スケートファンとしては、競技全体の魅力を伝える方向でガラをつくってほしいです。韓国にとってもキム・ヨナが現役を去った後は、シニアで活躍できるような選手がなかなか育たずヤキモキしているわけですから、もっと世界には色々なスケーターがいて、色々な個性があることを国民に知ってもらい、興味を持ってもらう必要があるわけですよ。いつまでも勝ち負けやライバルが日本人であることだけに固執していたら、競技の魅力は見えてこないでしょう。少しでも競技人口を増やすためには、スケートの本質を知ってもらう努力をしないと、その人気は続きません。日本はその点フィギュアスケートそのものを愛する真のスケオタが多く存在するので、人気選手が引退しようが、GPシリーズの放送枠がなくなろうが、世界選手権が深夜放送になろうが、海外でショーをやろうが、オタク気質で次のブームまでバリバリで盛り上げていきますからね。だからチープな演出なんていらないのです。炎上商法みたいなことはしなくてもいいの。

 

 

おわりに

最近はこのニュースの他にも「真央・ヨナ対談話」なんて記事も出ていますが、とにかく世界中に、何かしらの方法でピョンチャンオリンピックに関心を持ってもらいたいのだと思います。今回の件も、このふたりに正式なオファーを出しているかさえ分かりませんが、仮に実現したとしても今更これに食いつく層は、上で書いた人たちだけでしょうね。(その層ですらもう飽きてどこかに行っちゃってるので少ないだろうな)多くのファンが「もういいよ、そういうの」というムードではないのでしょうか。うん、多分ピョンチャンフィギュアは日本列島と中国大陸からお越しの羽生ガールズ(?)がキャーキャーまとめてくれるから小細工なしで大丈夫。

 

それでも変な煽りなしに、歴代スケーターがちょいちょい参加するのなら、私も喜んで観たいのですが、まぁその可能性はないだろうな~と思いますので、この記事も話半分以下で受け止めておきます。まったく話題にもなっていないですし!

 

あ、そうそう先ほどこの記事を読んだのですが、浅田真央さん「今後も滑りで感謝の思い伝えたい」 :日本経済新聞

 

これによると、真央ちゃんはピョンチャンの時期は日本で練習しているそうです。(ということはスケジュール的に空いているのか?!)THE ICE後はショーも終わりにしようと考えていたけれど、今はまた自分が動ける限りは滑り続けたいそうですよ!よくオリンピックが終わったら本格的に活動したいみたいに言っていたと思うけど、真央ちゃんはショーのオファーには積極的になっているということでいいのかな?案外今回の話もないことはないのか・・?

 

あとこんな風にもお話されていました。

 

もちろん、スケートにささげる時間の比率は現役時代とは全く違います。その分、違うものを見たり体験したりして、それをスケートの感性や表現にプラスしていけたらいいと思います」

 

プロとしてどんなスケーターになるのか楽しみ。このインタビューの真央ちゃん、今までになかった「声」がつまっていていい感じ。

 

何か進展がありましたら、また更新します。

【ロステレコム杯】王者たちの重圧

GPS2017 ロシア大会まとめ

 

グランプリシリーズ第一戦「ロステレコム杯」男女シングルの感想になります。

 

日本からは羽生結弦・樋口新葉・坂本花織選手が出場しました!

 

初戦から4回転オバケのネイサン・チェンと対決の羽生、激戦が予想される中国大会前に何としてもここで表彰台に乗りたい樋口、そして今季シニアデビューの坂本の運命はいかに・・?!

 

※ここでは日本人選手とそのライバル選手たちに焦点を当て、ザックリと語っていきます。

 

まずは男子の結果からどうぞ。

 

【目次】

 

羽生 緊張が技術を振り回す

第一戦からいきなり登場の羽生選手。ちょっぴり緊張気味です。大会前からマスコミに「羽生、4ルッツに挑戦!」と大々的に報じられていたのもあってか、公式練習ではややルッツに気をとられていたように見えました。

 

ライバルのチェン選手がショートから4ルッツを入れてくるため、羽生選手も「少しでも難度の高いジャンプを組み込んでいきたい」と思うのでしょうね。本当はそんなことをしなくても楽に勝てるのですが、やはり羽生選手の中では王者として自分より難しいジャンプをしている選手に勝つわけにはいかないという厳しい向上心があるように感じます。まさに羽生ルール。王者のプライドです。

 

しかし、時にはその追い込みが空回りしてしまうこともあります。今大会を見ていると、練習では安定しているジャンプも、本番では力んだり考えすぎたりしてクリーンにきめることができませんでした。決して調子が悪いわけではないのに、重圧がそれを邪魔してしまうのです。緊張に技術が振り回されてしまう・・これは非常にもったいなく、難しい問題です。

 

ショート結果 94.85 TES49.24 PCS46.61

4Lo<ot / 3A 4T3Tfall

 

ショートではオータムクラシックで回避していたループを投入。練習では上手くいっていたように見えましたが、本番では回転が足りないまま着氷し、乱れてしまいました。さらにコンビネーションジャンプでも転倒。こちらはセカンドジャンプの着氷姿勢が乱れたかたちとなりました。

 

う~ん。本来の羽生選手ならできない構成ではないのですが、滑り慣れたプログラムでミスを連発してしまったことは、本人にとっても少々苦しい結果だったと思います。

 

フリー結果 195.92 TES101.54 PCS94.38

4Lz 3Lo 3F / 4S 2T 4T3T 3A2T 3A

 

フリーでは冒頭のルッツで転倒こそありませんでしたが、かなり堪えての着氷となりました。(でも成功したのは凄い!)いくつかそういうジャンプがあったので、評価の方も微妙になるかなぁ・・と心配していましたが、思ったよりはGOEもついていて、フリーだけを見るとトップなんですね。パーフェクトだったらジャッジはこれ以上にない得点を用意しているのだなと思いましたよ。むむむ、やはり期待が凄い。

 

まぁトータルの結果はチェン選手に敗れて合計290.77点の2位だったわけですが、まだまだ羽生選手が自分の力を出し切れば1位になるという流れは続いているようで一安心?!細かな部分では、スピンの質が羽生比で落ちてしまったところや、アクセルとの相性がやや悪くなっているところなどが気になりますが、これから徐々に修正し、最終的にはいつも通りにきちんと仕上げてくると思うので心配しないことにします。

 チェン 緊張は技術でねじ伏す!

こちらはGPS初戦から王者羽生とぶつかってしまったチェン選手。(以下ネイサン呼び)挑戦者として立ち向かう彼は強かった。

 

ショート結果 100.54 TES57.57 PCS42.97

4Lz3T / 4F 3A

 

ノーミスですが、後半ジャンプが完璧!といえる出来ではなかったため三桁はどうかな~と心配でしたが出ましたね!ネイサンは6分間練習であまり上手くいっていないように見えても、本番では気合いでジャンプを繋げてくるので恐ろしいです。こんなに高難度ジャンプをバンバンとんでたら普通はもっとミスするよな・・というところですが、なぜか安定している不思議。これも技術が生み出す技なのでしょうか。

 

フリー結果 193.25 TES104.85 PCS88.40

4Lz 3T 4F 4S / 4T2T2Lo 2T 3Aot 3A2T< 3Lz

 

フリーの演技は映画「Mao's Last Dancer」よりバレエ”春の祭典”ネイサンらしさを出すための選曲だと思いますが、とってもあっさりしていて「もう少し色をつけた方がいいのでは・・?」と生意気ながら感じました。ネイサンの課題はジャンプなどではなくPCS!若手の中でもシルエットが美しいし、ポージングも指先まで洗練されていて、俗にいう荒っぽさはないのですが、高難度構成だけにジャンプを淡々とこなしていく印象があるので、ところどころに小技を足していってほしいです。そうすればトップ選手たちとあんなに差をつけられずに済むと思いますね。(正直いくらなんでも低すぎ!と思うこともありますが)

 

さて、肝心のジャンプの方ですが、予定していた構成にはならず、やや乱れもありましたが根性で着氷してきました。これだけの構成でも大きく乱れないところは本当に凄いです。しかし2Tを跳び過ぎてしまうというミスをしてしまったのは・・ダメよネイサン。ここは対策をとっておかないとザヤる選手は頻繁にザヤるので危険かもしれません・・織田さんいかがでしょうか?

 

(私の推測によると)キスアンドクライでは「ミスもあったしユヅルに負けちゃったか・・」としょんぼりしていたネイサンとアルトゥニアンコーチでしたが、得点が発表され優勝を確信した瞬間めちゃくちゃ喜ぶ姿にスポーツを感じました。合計293.79点。羽生選手との差はわずか3点ですが、ネイサンにとっては大きな収穫になったのではないでしょうか。ショートの貯金分があったということも大きいですが、あの羽生に勝ったという事実は今後の強みになりますよね。私自身も得点発表前は「どっちが勝つ?これはネイサンの勝ちでいいだろう・・(でも羽生くんが僅差で逆転かしら?)」とドキドキしていましたが、納得の結果で終わりました。

 

こうして追われる立場と追う立場の戦いは、決してバチバチするわけでもなく、スマートに美しく幕を開けました。そして両選手ともこれがベストではなく、まだまだ得点を伸ばせる要素があることが、とても嬉しいですし、次の大会をより楽しみにさせてくれていると思います。男子のコンディションがピークを迎える五輪では、どんな演技が観れるのか今から深呼吸して待たなければいけませんね。

メドベージェワ ギリギリの笑顔

続いては女子。優勝は予想通りのメドベージェワ選手。(以下メドベ)語るまでもなく安定のショート80.75点の首位発進で大会をスタートしました。(ショートについてはいつも通りの出来なので省略)

 

フリー結果 150.46 TES75.35 PCS76.11

3F3T 3Lz / 3F 3Lo 2A2T2T 3S3T 2Afall

 

なんとフリーでは最後のダブルアクセル(タノ)で派手に転倒してしまいました。それでも150点もでるんかい!と思わずつっこみたくなるところですが、ジャンプ以外の要素も上手いので1ミスくらいなんのダメージにもならないのでしょうね。しかし演技後のメドベちゃん、まるで「いやだわ~私ったらうっかり転んじゃった!」ミスなんて気にしてませんから、今日のは偶然よ、私基本失敗しないので!わかった?気にしてないのっ!と、いわんばかりの笑顔を振りまき、アピールしていたことから、私は逆に「あれ?なんか余裕ないのかな・・?」と勘ぐってしまいました。

 

というのも、正直いくつかジャンプの軸が傾いていましたし、あの2A2T2Tの妙な間は3連として認められていいのか?と不安になるレベルだったからです。あとはジャンプ前の沈み込みも気になりましたね。ロシアの選手はこの「沈み込み」が悪化すると急にジャンプが衰える傾向にあると思います。今回は氷が合わなかったのかな?という気がしないでもないので、そこまで心配しなくてもいいとは思いますが、ショートの後も顔が(これ羽生くんもなってる)いかにも「自分を追い込んでる」という表情になっていたのでメンタル的に大丈夫かな?と気になります。きっといくらメドベちゃんでも五輪は初ですし、今季の雰囲気がいつもとは違うという暗黙の重圧があると思うんですよね。そこでいつもしないようなミスが生まれてしまう・・この山を越えて頂点まで登れるかどうかは本人と周りのサポート次第。でも強い選手だからしっかり「自分」を見失わずにこれると思うので、応援したいです。

 

フリーの衣裳は赤から黒に変えて、より大人っぽく婦人感が出て良くなったと思います。やはり前回からプログラムも競技用に少しずついじってきましたね。こうした細かな修正は大事です。おそらく今後も磨きをかけてくると思うので完成形が楽しみです。このプログラム本当に好き。

コストナー 誰もが目指す演技

今大会はメドベちゃんが優勝するのは分かっていたけれど・・日本人選手が頑張れば銀・銅はいけるんじゃ?!と思っていた私は甘かったです。まさか(失礼!)コストナー選手がショート・フリーを揃えてくるなんて・・!!本当に甘かった。調子に乗っていました。ごめんなさいコストナーさん。

 

ショート結果 74.62 TES37.93 PCS36.69

3T3T 3Lo / 2A

 

この構成で74点ですよ!凄いです。でも演技を見て納得。「この選手の後に滑りたくない」という美しい滑りに熟練した表現力。ロシアの選手が「憧れはコストナー」とよくいうけれど、あの子たちが目指しているのはこういう表現なんだろうな(まだ皆その域に達してはいないけれど)と思いました。確かにジャンプ構成だけみるとノービスの子だってできるじゃないか!という意見もそれはそうなんですが、あの全然わざとらしくない自然な身のこなしと、曲に合わせた表情のある緩急なんかは卓越していると思いますね!それとミーシンコーチとも相性が良いんでしょうね~。コストナーに限っては年を取ってからの方が開花しているようにさえ見えます。

 

フリー結果 141.36 TES68.09 PCS73.27

3F2T 3F 3Lo / 3T 2A1Lo3S 2A 3S2T

 

フリーは前回「ミスがあって最後まで見れなかったぞ」・・と失礼をぶっこいていた私ですが、やはりノーミス演技になればプログラムも生きてきて全然違います。「牧神の午後への前奏曲」はスケートファンからも評価が高いプログラムですが、個人的には難しい曲調なだけに小さなミス1つで世界観が簡単に壊れてしまうと思っていて、ベストな時にしかコストナーの長所が輝かないという印象があります。(ジャンプが崩れると助走だけのプログラムになってしまうのが辛い・・)

 

注目したいのが技術点。ジャンプ構成の難度が全然違っても樋口選手の69.37点と約1点しかかわらないのです。セカンド3TやルッツがなくてもGOEでかなりの得点を稼いでいるのですね。これは困った。このコストナーのやさしい構成でもGOEでここまで上げてこられると、仮に今後難度を上げてきた場合、ノーミスなら普通に五輪でメダルをとっちゃうレベルになってしまうではありませんか!いや、それはそれで喜ばしいのですが、日本勢にとっては厳しい展開です。しかし、今回は樋口選手の方でミスがあり、コストナー選手の下になりましたが、樋口選手がノーミスならコストナー選手の上にくる計算だったとは思います。ですので、私はこれ以上コストナー選手が構成を上げてこないことを願います!(キリッ)

 

それにしても、今回の評価には皆さん賛否両論で賑わっていますね。確かに美しさでは群を抜いているのですが、他の選手と比べると動きが足りないというのもコストナー選手の特徴ですよね。しかし女子のジャンプ大会にも限界がきそうな今、ISUもフィギュアスケートの原点的なスケーターを残していきたい気持ちも分かります。それでもコストナー選手が今大会で出した215.98点という得点は、現構成でのマックスでしょうから、あまり悲観しなくてもいいのでは?と思いますね。むしろ選手たちには「こういう勝ち方もあるんだ」とコストナー選手から盗めるところは盗んでいってほしいです。

 樋口 完全に、真剣に、闘うモード

樋口新葉の目が違う。コメントからも厳しさ・強さを感じます。もうこの選手は完全に闘いのゾーンに入っている、という感じ。

 

ショートの結果 69.90 TES36.26 PCS33.34

2A / 3Lz3T< 3F!

 

ショートはノーミス。しかしセカンド3Tが回転不足になってしまい、3Fでは!がついてしまったことで70点台に乗ることができませんでした。本人もとてもとても悔しい表情。それでも「すぐに直せるミス」と決して弱気にはなりません。とても好印象だったのは、表現面。どんどん表情が出てきて、心の底からこのプログラムを演じているんだという情熱が伝わってきました。そこに技術面からもジプシーダンスを表現してくるシニアらしさが加わり、とても見ごたえがありました。PCSはもう1点上でもいいと思いますね。

 

フリーの結果 137.57 TES69.37 PCS68.20

2A 3Lz3T / 2S 3Lz3T 3Lo 2A2T2Loot 3F

 

フリーはサルコウがダブルになったのと3連の最後がつまっただけでしたが、そのわりには伸びなかったな・・と思いました。初め得点を聞いた時には2回目の3‐3で回転不足をとられたかな~と思ったのですが認定されているんですよね。だったらもう少しほしかったなぁという気もするのですが、やはりジャンプの方でGOEがもっと必要なのかなという風にも思いました。特にコンビネーションジャンプは以前よりも高さがなくなってきているので不安要素ですね。でも技術はしっかりしている選手なので、単にからだの成長と共に滞空時間が短くなっただけで、ほんの少しの減量で改善される気がします。樋口選手は大事な大会に合わせてからだも絞ってきますし、ピーキングもきちんと行っていると思うので大丈夫かなと思います。

 

さらに!樋口選手は衣裳も変えてきましたね!最初は「え?あの黒衣裳めっちゃかっこよくて007っぽかったのに!!」とショックを隠し切れませんでしたが、メドベちゃんが黒衣裳に変更してきたので、被らないためにも新衣裳の紺は正解だったかも?と今は思います。しかもジャッジにアドバイスをしてもらって「ドレス感」を出す方向に改善したようなので、ジャッジがいうならその方がいいよね!と、イメージチェンジには安心しました。

 

あんまり前の衣裳がよく言われていなかったからか?「脚長効果」を狙って紺色にしたとか。
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胸元のキラキラ感がキム・ヨナの衣裳を思い出させる・・。(これもジャッジのアドバイスですよね。ジャッジの中でボンドガールのイメージはこうなのか。)

出典 asahi.com

 

手袋の部分をよく見ると、少しでも腕長に見せれるように半分肌色に工夫されています。こわいよー!こわいよー!突然何かと言いますと、以前白岩選手が同じような手袋をしていた試合で、手袋がエッジに引っかかったときがありましたよね?あれが心配です。あれにならないためには素材がどんなものだったら、引っかかり事故を100%回避できるのでしょう。

 

さて、樋口選手の話をまとめますと、ショートのミスがなかったら210点台までいけていましたし、ショート・フリーどちらも揃えていたら2位に食い込めたかなと思います。今回のボンドガールは力みが強かったのかな?このプログラムのファンは多いから好きなだけノビノビ滑って酔いしれていいのよ、ワカボンド。ここで3位だったのは中国大会のこと考えると少々厳しいですが、次は今大会よりもパワーアップした演技を期待したいです!

 坂本・ラジオノワ それでも食らいつく!

最後はこのおふたりの感想をまとめておわりにします。

 

まずは坂本選手から。ショートは全部後半にジャンプを組み込んだメドベちゃんと同じジャンプ構成で挑み、結果68.88点をマーク。PCSも30点台に乗りまずまずなスタート!(後半に入れても70点に届かないのは課題ですな・・)続くフリーでは冒頭3Fからのコンビネーションジャンプを予定していたのですが、転倒してしまいます。その後リカバリをしますが、ループで細かなミスがあり、ルッツではeをとられ技術点が62点台で演技を終えました。演技構成点では63点台をもらいシニアデビュー年としては悪くない得点。ただ、持ち味のパワフルな動きと曲の世界観があっていなく、良さが生かし切れていないのが惜しいところ・・。それでも全然漕ぎのないスケートなのに簡単にトップスピードまで持っていく技術と、豪快なジャンプは素晴らしいです。おそらくジャッジも「8点台乗せる?どうする?悩むね。」というラインにいるのではないでしょうか。ぜひ、このチャンスをものにしてほしいです!

 

そしてラジオノワ選手は毎年なんとか食らいついていっているので応援したくなる選手なのですが、ジャンプの質が驚くほど劣化していて苦しい状況ですね。坂本選手よりも下にきてもよさそうでしたが、PCSが68.93点と高く1点差で4位になりました。

 

フリー結果

3Lz3T< 3F! / 3Lz1Lo3S(堪える) 3F2Tot! 2A Lofall 2A

 

ご覧の通りほとんどのジャンプが失敗です。ループに至っては踏み切る段階で転倒してしまいました。今は崖っぷち状態ですが、ここからどこまで仕上げられるかにかかっていますね。もう本当にそれしか言葉がありません。良かったのはいつもスピンに遊び心があるところ。脚が長いと大変ですね。

 次はカナダ大会

以上でロシア大会の感想はおわりです。男子は一か八かでジャンプをとぶ選手が少なくなり、4回転だろうが皆さんバンバン決めてくるので恐ろしいですね。ルッツとかなんであんなコンビネーションできれいにとんでるの?と不思議です。(ボーヤンのルッツは脅威的すぎ)女子は女子で皆トータルで美しくてそのうち順位がつけられなくなっちゃうよ!と思います。

 

そんなフィギュアスケート界に、さらに新しい風を運んでくれる選手が今季中にでてくるのか、でてこないのか。そして王者たちはその席を守ることができるのか?!グランプリシリーズ、次回はスケートカナダ!日本からは無良・宇野・本郷・本田選手が参戦です!お見逃しなく!

 

 

AbemaTV「織田信成のフィギュアべマ!!!3」を初視聴

 

2017.10.15にAbemaTVで放送された織田信成さんMCの「フィギュアベマ!!!3~GPシリーズ開幕直前スペシャル!!」の感想になります。

 

 

【キャスト】

織田信成 本田武史 河西歩果 石井てる美 富永利行

 

 

実は私、今更ながら今回が初AbemaTVでございました。視聴するにあたり色々と会員登録やダウンロードなどで面倒なのかな~と思っていたのですが、今日になって偶然”ただサイトを開いてお目当ての番組をクリックするだけでいい”と知り、そんなに楽ちんだったのか!だったら利用するしかない!と、さっそく遊びにいってきました。今の今までそんなことすら調べていなかった自分に後悔です。

 

それでは以下より、簡単な番組の感想をどうぞ!

 

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選手にインタビュー!

5歳からスケートを始め、全日本にも出場経験ありの河西歩果アナウンサーと、アイクリ歴13年の超フィギュアスケートマニアの芸人・石井てる美さんが選手たちに「好きな選手or演技」と「今季プログラムの見どころ」などをインタビューしたコーナーがありましたので、さらっとまとめたものをご紹介します。

 

宇野昌磨・・好きな演技はソチオリンピックの真央ちゃんのフリー。伝説のラフマニノフです。「フリーまでの過程を考えると感動してしまう」なんだそう。他にも(高橋)大ちゃんのオペラ座の怪人が好きで、手の動きだったり首の動きだったりと様々な「動き」からは影響を受けていて、今季フリーのトゥーランドットでも、その大ちゃんスタイルの動きから影響された振付を自分から入れてみたりしているんだそうです。何も考えずにスケートをしていた頃に初めてできた憧れのスケーターが、この「高橋大輔」というくらいですから、ただならぬリスペクトを感じますね。

 

ちなみに、トゥーランドットで出てくる手を天に向かって仰ぐような動きは「星をつかむイメージ」でやっているんだそうですよ。そのまま勝利もつかみ取ってほしいですね!

 

樋口新葉・・好きな演技はバンクーバーオリンピックキム・ヨナの007。色々な表情を持っていて、カッコイイのとプラスがもらえるジャンプが魅力的なんだそう。そして今季自身のプログラムで「ここがお気に入り!」という部分は、ショートのステップの途中にある独特な動きをするところ(伝わりますか?)らしいので、ぜひ皆さんも一緒に楽しみましょう。

 

田中刑事・・好きな演技は高橋大輔の「道」!またもや大ちゃん!人気者です。ジャンプだけではない、プログラムの世界観がすべて伝わるスケートが好きとのこと。また、町田樹ことまっちーのソチで演じた「火の鳥」もお好きだそうです。

 

田中「(まっちーとは)同じリンクで練習していた分だけ、世界に羽ばたいていく姿を見ると感動しましたね。」

 

本郷理華・・好きな演技はトリノオリンピックの荒川さんのフリー、トゥーランドット。もはや後輩たちの定番憧れプログラムですね。りかちゃんといえば長久保コーチが先月お辞めになられたようですが、現在の練習環境はいかがなものなんでしょう?あまりに突然の情報だったので驚きを隠せません。新たな道を歩むこととなり、大変だとは思いますが、万全な状態で全日本に挑めるといいですね。

 

三原舞依・・好きな演技はソチ真央。演技冒頭からすぐに見入ってしまって、あっという間の4分間だったそうです。三原さんは前から真央ちゃんファンだというのは有名ですが、ご自身もかなりのスケートオタクですし、本当にスケートが好きでたまらないんだろうなぁという気がします。そんな三原さんが今季注目してほしいポイントは、フリーのステップとスパイラルからの3Lo!特にループはバックスパイラルからの~カウンターからの~スリーターンからのジャンプですので皆さん目を見開いて拝みましょう。

 

無良崇人・・好きな演技にあげていたのは、ここでもやはりダイスケタカハシの「道」。うん、これは海外スケーターに聞いてもバンバン出てきそうなプログラムですよね。ここまで愛されるなんてもう才能よ、大ちゃん。さらにもうひとつ好きな演技に、ヤグディンの仮面の男を選んでいました。わかる~!御意、御意~!私もソルトレイクの仮面の男が1番好き。ベストを選べと言われたらコレです。あれほど理想的でドラマチックなオリンピックはないでしょ!というくらい感動的でしたから・・。

 

そんなセンスの良い無良くんの今季注目してほしいポイントは、フリーのオペラ座の怪人でクリスティーヌに手をのばす振付!ドラマチックさを全面に出していくので「皆さんクリスティーヌになった気持ちで見てください」とのことです。「はい♡」(このインタビューのムラントムさんはスーツが似合っていて大変イケメンでした)

 

 

織田君と本田さんの解説

続いては織田君と本田さんのよる各選手の「勝負プログラムの大予習」です。短くまとめるとこんな感じでした。

 

羽生結弦・・とにかく褒めちぎる。つなぎも凄いし、ステップでは体幹に影響するつくりになっているのにも関わらず、きちんとこなしていて凄い!と、とにかく「凄い」のオンパレード。

 

本田:ジャンプの質が良い。姿勢も以前は前かがみだったのが改善されている。

 

織田:3回転でやっても難しいプログラムなのに、4回転でも余裕でやっているのが凄い。

 

樋口新葉・・ジャンプが安定してきたら、他の要素がダイナミックになったと絶賛。後はスタジオの全員で演技を見ながら「スカイフォール♪」と大合唱が始まってお茶の間状態になったので省略。

 

他は、とにかく男子はジャンプが凄い!リスクをとるかどうかで迷う時代ではなく、人より難しいことをやらないと勝てない時代になった!というお話と、女子については・・特に・・。あっ、真凜ちゃんのGPSがカナダから中国と連戦なので調整が心配というのと、ロシアの選手はなぜあんなに体力があってミスをしないのかという疑問の声+なぜあそこまでタノるのかという話題で盛り上がっていました。本当に不思議ですよね。

 

織田さんのMCは地上波では絶対に見られないテンションと自由な進行なので、解説・・といってもあまり解説らしくなく、どちらかと言いうとお茶の間でおばちゃんたちがワーワーキャーキャー楽しく好き勝手に語る感じでした。

 

 

石井さんのデータ力

ここで少し石井てる美さんの素晴らしきスケート愛をご紹介。なんと石井さん、このたび番組のために?GPSの結果とオリンピックの成績の関連性を調べ、データ化してくださったのです!TVよりファンの方が普通に良い仕事してる

 

石井さん調べ(過去5回の試合で比較

 

男子・・GPF優勝者がそのままオリンピック金メダリストになったのは、過去5回中4回。

 

女子・・関連性は見られない。番狂わせが多い。

 

こんなこと考えたこと・・は、あったかもしれませんが、改めてデータ化すると勉強になりますね。面白かったので、世界選手権(OPプレシーズンの)とGPFとオリンピックの成績で考察したバージョンも作ってほしいです。石井さんは結構ナイスな質問もたくさんしてくださいますし、かなりマニアックなトークもできるので地上波の方にもきてほしい人材ですね。

 

 

フリーズに注意

仕方ありませんが、やはりネットTVはところどころフリーズしてしまうので、見逃してしまった部分もありました。何よりこの番組を観ようと思ったきっかけ「宮原知子のインタビュー」が不運なことにも途切れてしまい、途中からしか把握できなかったという残念な私。聞き取れたのは「SAYURIの冒頭のポーズに注目」ということや、ショートもフリーも日本が舞台の曲を使用するので「着物を着るしぐさの振付があるところも見て欲しい」ということだけ。休日は映画を観たり、自分でネイルするのにもハマっているというお話も途切れ途切れの画面の中でなんとかわかりました。

 

織田:さっとんはジャンプの練習もしていて順調に見えますよ~

 

とのことなので一安心。

 

宮原「まずは初戦をしっかりしたい。焦らないようにしたい。」

 

本当にそうしてくださいね!自分のペースで少しずづ点を重ねていってほしいです。

 

あとは真凜ちゃんもフリーズしていました。しかしコメント欄を見ていたら、かなり辛辣なことを書かれていたので・・お、おうという驚きと「女ってこわい」というドン引きの二重奏で、正直そこからは画面よりもコメント欄の方が気になって集中できませんでした。そしてその後出てきた三原さんには皆さん「かわいい」とか「天使」のオンパレードなんですよね。それは別にいいのですが、ふたりに対する反応のあまりの違いに「女子スケーターのファンはメンタル強くないとなれないな・・」と実感。海外男子オタでよかった。私は真凜ちゃんも三原さんも好きなので、そぉ~と見守りながら応援します。

 

 

まとめ

宇野昌磨「オリンピックがゴールではなく、あくまでも今季は通過点としてやっていく。最終的なゴールが何になるかはわからないけれど、記憶に残る選手になりたい。そのためには記録も必要。」

 

本田真凜「オリンピックという夢が目標になった。2枠は厳しいけれど、シニア1年目は皆に信頼してもらえるような演技を目指したい。」

 

田中刑事「成長したい。アピールしたい。」

 

樋口新葉「オリンピックで金メダルがとりたい。今季は無理かもしれないけど・・(大事なところでフリーズ!)・・頑張りたい。」

 

村上大介「(代表枠の)3番に入りたい!!」

 

本郷理華「人の倍頑張る。オリンピックに行きたい。」

 

 

以上、フリーズした部分はお伝えできませんでしたが、番組はこんな感じでおわりました。もし私のようにまだAbemaTVを視聴したことのない方がいましたら、なんの手間もいらないのでぜひご覧ください。できればコメント欄は開かないことをおすすめします。

 

個人的には、次回はゲストに村上佳菜子ちゃんを希望したいですね。そして楽しいのもいいのですが、できれば石井さんの鋭い質問に語彙力満載で返せる方を誰かお願いしたい・・。もっともっと技術的なことや裏話的なことや深~い話が聞きた~いです。

 

(本田さんが時々ぽろっと語る昔なつかしエピソードが良かったので、そこらへんももっと聞きたかったですね)

 

GPSはいよいよ今月20日からスタートですが、今回選手たちが見てほしいといっていたポイントによーく注目しながら観戦したいと思います。

 

 

おまけ

 

注目のジュニアは?

 

織田:紀平さん。トータルで素晴らしい。

 

本田:高志郎かな。あと星南も。

 

おわり