オオカミのとおぼえブログ

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ウノ、トモノ、ミラノを魅了!君たちは侍だ!

世界フィギュアスケート選手権2018

 

 

激動の2017/2018シーズンの締めくくりは、やはりこの方、宇野昌磨選手でした。

 

決して最高の出来とは言えない滑りだったかもしれない・・

 

決して満足のいく結果ではなかったかもしれない・・

 

それでもあの魂のトゥーランドットからは、何度転倒しようと、何度崩れそうになろうとも、必ずやりきって見せるという諦めない心、そして最後まで美しく華麗に演じようとする宇野昌磨の男らしく熱いスケート精神を感じました。

 

銀メダルブラボー。それ以上にあなたの生き方にブラボー。

 

たとえミスが重なっても世界観は壊さない、観客を置いてけぼりにはしなかった、その表現力にブラボーです!

 

かけがえのない戦いをありがとう。あの諦めない気持ちと情熱は、全選手にとってお手本になるようなスケートでした。本当にありがとう。そしてお疲れ様です。

 

宇野選手、あなたはまるで戦士のようで、アーティストのようで、なんて魅力的なスケーターなんでしょう。そうミラノの観客には伝わったはず。ずっとずっと立ちたかった頂点に、今回も立てなく悔しい思いかもしれませんが、北京までまだ四年あります。この四年間の中で宇野昌磨の時代は必ず来ます。そのウノ時代であなたがもっともっと強くて魅力的なスケーターになる未来を、私はこれからも応援します!!

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それでは以下に、全体的な感想を載せておきます↓

汗か涙か

今回は足に痛みを抱えながら出場した宇野選手。何より体が一番大切なので無理だったら出なくていいんだよ~(涙)と心配でしたが、当の本人は「大丈夫です。出ます。」ということだったので、ここは選手がそう言っているのだから全力で応援しなきゃな!と、私も覚悟しつつ見守りました。結果はショートもフリーも辛そう・・痛そうに演技を終え、シーズンベストからは、かけ離れるスコアでの銀メダルとなりました。特にフリーのジャンプでの転倒は見ている方にも、その状況の過酷さが伝わってきて、一瞬目を背けそうにもなりましたが、精一杯に戦うその姿からは「何があっても一番になるために出場したかったんだ!」という宇野選手の叫びのようなものが聞こえてくる気がして、いつの間にか心も目も奪われた時間になっていました。演技終了後、珍しく苦しそうな表情を浮かべた宇野選手からは汗なのか、涙なのか分からない感情があふれ出ていました。本来ならこんなにもミスが続いたら、同情の涙は出ても、感動の涙は出ないはずなのに、どうして私は今、こんなにも心がふるえているのだろう。どうしてこんなにも胸がいっぱいなのだろう。あぁ、それは宇野昌磨のスケートだったからだ。そう感じました。

 

人間力

以前、某テレビ番組で「表現力とは何か?」について元スケーターや審判たちが話合ったとき、それはスケーター自身の「人生」であったり、「人間力」、または「心に響くもの」「音楽に動きを置くもの」という結論に至っていました。もちろんこれらは、採点的に見る表現力の”すべて”ではありませんし、色んなことを考えて最終的にまとめると、こうだよね!という極論にしか過ぎないかもしれません。しかし、今回の宇野選手のトゥーランドットでは、その人間力なるものが演技の100%を占めたからこそ銀メダルという結果に繋がったのだと信じたいです。

 

世界選手権プレカンにてネイサンについて質問された時

「ネイサン選手とコリヤダ選手のことを選手としても人としても好きなので、つい応援したくなってしまう。」

 

 ネイサン選手について聞かれても、合わせてコリヤダ選手にも触れるこの配慮。いや、宇野選手の場合は配慮なんかではなく、本当にこう思っているからの発言なんでしょうね。

 

また友野選手に対しては

「友野選手があれだけの演技、順位でいてくれて三枠を死守することができた」

 

と、自分の力でなく、友野選手のおかげで枠が取れたのだと感謝の言葉まで忘れない男っぷり。これ、なかなか言えそうで言えないセリフですよね。でも、三枠確保はどんな状況でも二位を取ったあなたの力でもありますわよ!ふたりとも凄い!!

 

こんな素晴らしい人間性を持つ選手が良い演技をしないわけがありませんよね。今季最後に言えることはコレにつきます!!

 

goldenretrievers.hatenablog.com

 

今季の成績を力に

厳しい意見も耳に入ったかもしれない世界選手権でしたが、宇野選手の今季の総合成績に敵う選手はいなかった!!これが一番凄いし、誇りに思ってほしいです。すべての試合で成績を残せるなんて、それだけ練習を頑張っている証拠ですよ。ショウマ・ウノは2017/2018シーズンの隠れ王者だ~!!あとは、足をしっかり休めて、(ショーとか無理して出なくていいから)来季は元気な姿でスタートしてほしいです!

 

それにしても、今回は宇野選手といい、田中選手といい、靴に悩まされる選手が多かったのが気になりますね。

goldenretrievers.hatenablog.com

 ますます「靴」の方でも足に負担のかからないものを、どなたかに開発していただきたいところです・・。

 

まぁ、何はともあれ宇野選手!最高のシーズンをありがとうございました!!!

 

チャンスを生かした五位

そしてそして友野選手!!!!凄すぎるよーーーーー!!!普通はあんな演技出来ませんよ?!初めての世界選手権ですよ?!それも補欠だったわけですよ?!チャンスなんて簡単に生かせるものではないのに生かしきっちゃいましたよ。まだまだ日本にファンタスティックな選手がいることがバレてしまいました。もう次の四年が楽しみ過ぎます!!とてつもないデビューだ。観客と一緒にウエスト・サイドしてしまうなんて!近年、良い演技をする選手はたくさんいても、なかなか観客と一緒にプログラムを滑ってしまう選手はいなかったのに、新人さんがやってのけてしまったこの感じ。ミラノを沸かせた友野選手もメダリストと同じくらいブラボーです。もう今回で世界にも名前を覚えてもらったでしょうから(五位って本当に凄いよ)来季はそれを存分に利用して魅了してほしいです!!友野選手からは「こんな曲も似合うんじゃない?」というイメージがたくさん伝わってくるので、これからも良い振付師やプログラムに出会うチャンスが多いのではないでしょうか。そのひとつひとつのチャンスを生かしきって、伸ばしきってくださいね。

 

パーソナルベスト更新本当におめでとう!!

 

以上で、終わりになります。最後まで読んでいただきありがとうございました。