おこづかい4万円 2度目のマドリード ちょっとディープな海外旅行
2017年2月8日にNHKBSプレミアムで放送された「おこづかい4万円 2度目のマドリードちょっとディープな海外旅行」のまとめになります。
番組概要
今回は"太陽の沈まぬ国"スペインへ!日本からの直行便で約14時間。おこづかい4万円で3日間の滞在を満喫します。1度目の旅では経験できなかったような、ちょっと通な旅をご案内する番組です。
食べ人は細田善彦さん!スペインの五大郷土料理(ガリシア・アンダルシア・カスティーヤ・バスク・バレンシア料理)を食べ尽くしちゃいます。呂敏くん編とは違った感じにまとめていきたいと思うので、よろしくお願いします。いざレッツスタート!!
1日目
①パス市場
まずやってきたのは、サラマンカ地区にあるパス市場。1879年に開場されたこの市場には約70店舗が入り、人気スポットとして賑わっています。
そこで小腹が空いた細田さんは果物屋さんで"チリモヤ"を食べることにしました。チリモヤとはご存じの方も多いと思いますが、パイナップルやマンゴスチンと共に世界三大美果と呼ばれるスペインで人気の果物のことです。
この市場ではその場でカットしてくれ食べることができます!さっそく1つ購入した細田さん。味はヨーグルトっぽいらしいです。
【チリモヤ】
2ユーロ/244円
②Casa Dani
続いてもう一品食べたい細田さんは、同じ市場内にある創業1990年の"Casa Dani"というお店でトルティーヤを食べることにしました。ここのトルティーヤは半熟でジャガイモが入っているのがポイント!半熟のトルティーヤなんて面白いですよね!パス市場に行ったらここに来ることをオススメします。
【トルティーヤ】
2.5ユーロ/305円
お腹を満たしたら次は観光を楽しみたいと思います。
③サン・アントニオ・デ・ロス・アレマネス教会
王宮近くのサント・ドミンゴ広場へ向かい、そこからメインストリートと言われるグランビア通りへ。さらに表通りから細い路地へ出ると今回のオススメスポットである"サン・アントニオ・デ・ロス・アレマネス教会"があります。
ここは地元でも知らない人がいるくらいの隠れた名スポットで、17世紀の有名な画家たちが描いたフレスコ画が見ることができます。
教会中がこうしたバロック様式の絵でズラーっと囲まれていてとっても素敵な空間を堪能できます。
【拝観料】
2ユーロ/244円
時刻は午後2:00。実はスペインのランチタイムは一般的に午後2:00~なんです。そこで今回の旅の目的でもある郷土料理を食べるためバスク料理のお店へ向かいます!
④El Pimiento Verde
やって来たのはマヨール広場近くの1998年創業のバスク料理店"El Pimiento Verd"ここでスペイン郷土料理のうちの1つ、バスク料理からアーティチョークと鱈を使った料理を注文した細田さん。
一品目はオリーブオイルに漬けたアーティチョークをさらにオリーブオイルで揚げたものを、お花のように飾りつけた"アーティチョークの花" その味つけは塩のみ!
二品目は鱈を使った料理"バカラオ アル ピルピル"
これはおそらくバカリャウ料理みたいなものですね。
それぞれとっても美味しそうで、私も食べたくなりました。
【アーティチョークの花】
14.5ユーロ/1,769円
【バカラオ アル ピルピル】
22.5ユーロ/2,745円
ごちそうさまをしたら、どんどん時間を有効に使うため次のオススメスポットへ向かいます。
⑤バル巡り
やって来たのはチュエカ駅。ここで地元のガイドさんに「スペインに来たらバル巡りをするといい」と教えられ、さっそくバル巡りをすることに!ちなみにバルとは酒場レストランみたいなもの。
紹介されたお店はチュエカ地区にある1892年創業の"Bodega de la Ardosa"突然ですが、ここでガイドさんから伝授されたオススメのバルポイントをまとめてみようと思います!
・老舗のバルは赤壁
老舗のバルの壁は赤く塗装されています。スペインで赤いバルがあったら、そこは間違いないなく老舗ですよ。
・お店前のプレートは100年以上続くバルの証
ここのお店はそれに当てはまるのでプレートがあります。色々なバルがあるので要チェック!
・良いバルには年配客が多い
50代以上の方が多いバルは良いお店の確率が高いそうなので、お店選びの際は客層にも注目してみてください。
以上がチェックポイントになります!この3つを参考に自分に合ったバルを見つけてみたらいかがでしょうか?
話は戻ってこちらのバルではベルモットという香草や薬草で風味付けしたワインを注文しました。このお店ではワインを頼むとおつまみのオリーブがサービスでついて来ます。ありがたい。一杯目をおいしくいただいた後、二杯目を楽しもうとしたらガイドさんにストップされた細田さん。何とバルの楽しみ方とは一杯飲んだら次の店へと梯子していくことなんだそうです。
と、いうことで驚きながらも次のお店へ!
【ベルモット】
1.65ユーロ/201円
⑥Orio
二件目は2011年オープンの若者に人気のお店"Orio"ここではピンチョスという小さなパンに様々な具を爪楊枝で刺したものがおつまみとして売られています。ピンチョスはどの味でも同じ値段のため、爪楊枝の数で会計をするそうです。だからうっかり捨ててはいけないので気をつけないといけません。ここではシドラというリンゴの発泡酒をいただきました。
【ピンチョス×1】
どれも2.1ユーロ/256円
【シドラ】
2ユーロ/244円
⑦Bocaito
三件目は1966年創業の"Bocaito"というお店でシェリー酒をいただきました。何とここではスペインの文部大臣と偶然お会いし、一緒に乾杯するというレアな体験をした細田さんでした。
【シェリー酒】
2.9ユーロ/354円
さぁこれだけバル巡りをしていたら、街はすっかり暗くなってしまいました。時刻は午後9:00。スペインの一般的なディナータイムです。そこで1日の締め括りに2つ目の郷土料理を食べるため目的地へ急ぎます。
⑧Casa de Valencia
王宮から北へ10分程歩いたところに創業1976年の"Casa de Valencia"というバレンシア料理のお店があります。ここでは地中海の幸で作ったパエリヤを注文しました。出汁がきいていて、とっても美味しそう~!!
【ロブスターのパエリヤ】
46.2ユーロ/5636円
今日だけでバスク料理、バレンシア料理といった2つの郷土料理を堪能できた細田さん!1日目はここでおしまいです。
【1日目】
11,998円
【残り】
28,002円
2日目
旅は2日目。今日は世界遺産の街セゴビアへ向かいます。モンクロア駅のバスターミナルからセゴビア行きの往復バスに乗っていざ出陣!
【セゴビア行き往復バス】
14.24ユーロ/1,737円
セゴビアに到着するとローマ水道橋や旧市街などたくさんの世界遺産を歩きながら眺めることができます。そんな素敵な風景の中、細田さんは3つ目の郷土料理カスティーヤ料理が食べれるお店を探しに行きました。
①El Hidalgo
やって来たのは1980年創業13世紀の貴族の館を改装した"El Hidalgo"ここで"フディオネス"というカスティーヤ料理を食べることにしました。フディオネスとは、おたふく豆ををチョリソーなどのソーセージと赤パプリカの粉と一緒に2時間煮込んだ家庭料理のことを言います。
画像だと分かりにくいですが、フディオネス=おたふく豆を意味するんですね。フディオネスは、細田さんがこの旅の中でも一番美味しそうに食べていたのが印象的でした。
【フディオネス】
7.95ユーロ/970円
【赤ワイン】
2.25ユーロ/275円
2日目も食後はもちろん観光しちゃいます。
②アルカサル
水道橋から20分程西に歩くと"アルカサル"という城があります。実はこの城、あの白雪姫のモデルにやった城なんです。15世紀頃に建てられて約300年間王族が暮らしていた歴史ある場所でもあります。オススメポイントは城の裏側。城を表からでなく裏から見ると白雪姫に出てくる城のイメージそのものを見ることが出来るのです!現地でも知らない人がいるくらいのマル秘ポイントなので、アルカサルに行った際はぜひお試しください。
【城内見学】
5.5ユーロ/671円
続いてはマドリードに戻り、4つ目の郷土料理ガルシア料理を食べに行きます!
③Sidrería A Cañada
やって来たのは2012年オープンの"Sidrería A Cañada"ここではゆでタコ料理をワインと一緒にいただきました。味つけは塩!日本にもありそうなメニューだなぁと私は思いました。
【ガリシア風タコ&白ワイン】
18.4ユーロ/2,245円
※ガリシア風タコのみだと15.9ユーロ/1940円
旅は2日目。郷土料理をいくつか制覇したところで、もう1つの楽しみがあります。そう、スペインと言ったらフラメンコ!そこで細田さんはフラメンコを見に行くことにしました。
④Candela
細田さんはラパピエス地区にあるタブラオ(フラメンコが見られるショーパブ)に向かうためタクシーに乗ります。※夜はタクシーで移動することをオススメします!
【マヨール広場から店まで(往復)】
30ユーロ/3,660円
到着したのは"Candela"という若手のダンサーが集まるタブラオ。毎週金・土の夜11:30にショーを開催していて、その料金もスペイン国内ではとってもお得なんだそうです。駆け出しのダンサーたちでやっているからにしてもこんな安くて良いんですかね?
【入場料 1ドリンク付き】
15ユーロ/1,830円
フラメンコは飲みながら見れますので、こちらも旅の思い出にいかがでしょうか?
2日目の旅はここで終了。
【2日目】
11,388円
残り16,614円
3日目
旅は3日目最終日!郷土料理食べ尽くしラストスパートに行きまーす!!の前にお土産を買わなければ!
①Alambique
まずはお土産を買いに王宮近くにある"Alambique"という調理器具のお店へ。スペインと言えば美食の街なので、日本では買えないような調理器具をお土産にしたらいかがでしょう?ということでプロの料理人も通うというこのお店へやって来ました。ここではトルティーヤに使う皿とチュロスを作る器具を購入。
【トルティーヤ専用皿】
18.55ユーロ/2,263円
【チュレーラ】
32.15ユーロ/3922円
チュレーラは使ってみたいけど、トルティーヤ専用皿はあんまりいらないかな(笑)
さてさて、次はいよいよ最後の郷土料理アンダルシア料理を食べに行きます!
②La Gaditana
アンダルシア料理を求めたどり着いたのは、2011年オープンの"La Gaditana"ここで細田さんは食感がカキで味がウニのあるものを食べました。何だと思いますか?イソギンチャクですよ!イソギンチャク!イソギンチャクのフライを食べました。ええっ美味しいの?って疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが美味しいらしいです。
【イソギンチャクのフライ】
9ユーロ1,098円
さぁ郷土料理を制覇した細田さん。早くも3日目が終わろうとしています。最後は夕暮れのマドリードを目に焼き付けるためにあるツアーに参加します。
③夕暮れツアー
オペラ広場に行くと何やらヘルメットをつけたあやしい団体が。実はこの方たち、夕暮れのマドリードを楽しむツアーの参加者なんです。一体どんなツアーかと言うと、ヘルメットをつけて体重移動で操作する二輪車?に乗ってマドリードを皆でお散歩するというもの。さっそく細田さんも参加し、ツアーのスタートです!
ツアーでは王宮→アルムデナ大聖堂→デボー神殿とまわって行きます。ゴールは街が一望できるロマンチックな丘。ここから夕暮れのマドリードを見ながら3日間の旅が終わりになります。
運転操作にスキルがいるかは分かりませんが(笑)旅の締め括りには絶好のツアーかもしれませんね!
【ツアー 1h】
25ユーロ/3,050円
以上が今回の旅のまとめになります!3日間の合計は33,719円!4万いかなくてもこれだけ楽しめるなんて凄いですね!私だったらもっと食べちゃうかも?!ぜひ旅の参考にしてみてください!
感想
いつも呂敏編ばかり書いていたから細田編は上手くまとめられるか自信がありませんでした(笑)
呂敏くんがコミュニケーション好きの行動派だったとしたら(めっちゃ食べるし)細田さんはのんびり天然系なので、行動よりも発言の方が気になってしまいます(笑)!今回も市場でチリモヤ食べた時も突然店員さんに「この種って口からペッて出さないんですか?」とか真顔で質問して店員さんは困っているし、いやいやしないからスプーンで取っているんだよ…と説明されてて面白かったです(笑)そんな不思議系な細田旅も大食い呂敏旅も私はどちらも好きですね。
皆さんは呂敏派ですか?細田派ですか?
それにしても、こんなに安く旅を楽しめるなら行ってみたいですよね!スペイン!料理も日本人に合うし、言語も日本人にとって比較的発音しやすくないですか?私はバル巡りと郷土料理を制覇してみたいですねー。行く機会があったらこの番組で紹介されたチェックポイントをもとに訪ねたいと思います。
郷土料理にアートにフラメンコにと思い出の詰まったマドリード旅行。今回も楽しい特集でした!
「おこづかい4万円 2度目のマドリード」
BSプレミアム 午後10:00(60分)
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