オオカミのとおぼえブログ

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大型犬と小型犬の両方を飼ってみて比較

今人気の犬といえば小型犬。

 

主に豆柴、チワワ、トイプードル、ダックスフンドといった辺りでしょうか。

 

飼いやすいし、初心者向けのワンちゃんですよーとペットショップの店員もオススメしてきますよね。

 

 

かつて人気だった大型犬は近年では全然見かけなくなりました。

 

昔はよーく通学中に熊のように大きいグレートピレニーズを連れて歩くおじいちゃんや、両目の色が違うシベリアンハスキや、警察犬ブームにのってでっかいゴージャスな檻の中で飼われたシェパード等に遭遇したのが懐かしい。

 


そもそもペットそのものが飼われなくなってきた今ますます犬の人気は落ちる一方。そして大型犬はなおさら…。

 

 


今回はそんな犬の魅力と、大型犬と小型犬の両方を飼ったことがある私が両者の比較をしてみようと思います。

 

 

 


まずは小型犬からはトイプードルで比較したいと思います!

 

 


トイプードルを飼う方はおそらく

 

 

・ぬいぐみみたいでカワイイイ
・小さくて扱いやすい
・散歩が楽
・いろんな服やカットができる

 

 

こんな感じにメリットを感じているのではないでしょうか。

 


実際トイプードルを飼ってみての長所は

 

 

・毛が抜けない
・エサ代が大型犬と比べてかからない
・運動神経が抜群
・軽いので扱いやすい
・物覚えが良い
・吠えない(声が小さい)

 


辺りがざっとでてきます。

 

まず毛が抜けないのは素晴らしいですね。ブラッシングをしても全然絡まりませんし、抱っこしても服に毛がつかない。

 

ただ毛が伸びるのが早いのと、モサモサしてる分汚れるのも(臭いがつくの)早いです。なのでシャンプー・カットは頻繁になりますね。

 

基本的にシャンプーは2週間に1回、カットは月1といったところ。耳のお手入れもかなりこまめにしてあげないと外耳炎になりやすいです。

 

また、寒さにも弱い犬ですのでお散歩の時には洋服が必要です。冬の間お散歩できないときは肥満にならないように室内でたっぷり遊ぶことが大切です。

 


食事代はそうでもないのですがカットや洋服あたりでお金はかかるかも。

 

 

それとこれは重要ポイントといっていいかな。

 

オスの場合マーキング、マウンティング行動が起こることがあります。

 

これは問題行動というより犬の世界の成長過程で起きる自然な現象です。

 

まいったなぁと思うことは多々ありますが慢性化したときは手術も検討にいれなければなりません。

 


家の犬もある時からマーキング行動が始まりました。

 

多分治すには根気がいりますね。賢いのでいけないこととはわかっているのですがやってますね。

 

 

しつけに関しては小さいので、頭を叩いただけでも首を骨折するおそれ(実際にある事例)があるそうですので気をつけてください。

 

ソファーからジャンプしただけでも骨折する子もいるとか。

 

最初はちょこまかちょこまかして大変ですが徐々に落ち着くので待ちましょう。

 

ちなみに全部が全部そうではないと思いますが、家のプードルは音にはさほど反応しません。花火やサイレン、かみなり、ドライヤーなんでも平気。これは凄く意外でした。

 

 

 


続いて大型犬はゴールデンレトリバーで比較します。

 

 

レトリバーの長所は

 

 

・人懐っこい
・優しい
・賢い

 

 

主に性格面ですね。体は大きいのでお世話は大変ですがしつけの面では、非常に温厚で飼いやすいです。

 

飼ってきたばかりの頃はそれこそプードルなみに小さいので抱っこもしやすいし、散歩だって楽ちん。ですが瞬きする間にぐんぐんデカくなります!


はい、そうなると力が凄いです。人間並み。散歩はきちんとしつけないと大変ですよ。


エサもモリモリ食べます。エサ飼う時も犬のエサだけで両手ふさがるのなんて当たり前。しかもすぐなくなります。

 

おやつで食べる骨もプードルが食べるオモチャのような骨もどきではなくザ ボーンです。なんの獣の骨かな?って感じの骨。あれをボリボリ食べます。


毛は抜けます。かなり生え変わる。だからカットはほとんどいらないです。だって伸びる前に抜けちゃうから。普通にお家で手足の毛をカットするくらいで余裕。ブラッシングするとわたあめみたいな毛がとれるので犬が食べないように床に落ちた毛は素早く捨てましょう。

 


ただ家のワンコはかみなり、花火が苦手でした。もうワンワン震えて凄かったです。なぜか怖くなると高いところに避難するんだけど下りられなくなるんです(笑)

 


でも基本的にレトリバーは本当に良い犬。

 

おすわりなんて大した教えなくても勝手にしてきます。オテもオカワリも勝手にしてきます。大きい見た目にも関わらず超甘えん坊さんなんです。

 

大型犬はトイレもお家の中ではしないし、しつけに関しては楽させてもらってました。


人間の言葉もかなり理解していて色んな単語を覚えます。言わなくても理解してくれることが多かったな。とにかく人好きな優しい犬です。

 

 

 

以上2種類の犬を比べてみた結果、私は人によって飼いやすさとは違うと思うんですね。

 

肉体的な扱いやすさか、内面的な扱いやすさか。

 


今は犬を飼っても途中やむ終えない理由で手離さなければならない方が多いようです。

 


一人暮らしの高齢者が入院と同時に犬の面倒が見られなくなったり、亡くなった母親が飼っていた犬を子どもが引き取るにもマンション暮らしで引き取れない等。

 

また老犬の痴ほう症問題も深刻です。夜中に吠えてご近所トラブルになり飼えなくなったり…。


今はそんな犬を預かってくれる老犬施設があるので昔のように保健所にやられることは減りましたが、施設にいれるにもお金がかかりますし処分される犬もいまだにいるのも事実です。


昨今の小型犬ブームの中でも「小さいから扱いやすい」だけの理由で飼っても老犬になれば問題行動を起こすことがあり得ます。

 

また、どんなに賢い犬でもしつけを怠ったり愛情が足りなければ狂犬になりかねません。

 


犬を買おうかなと悩んでる方は責任を持って選び、育てましょうね。

 

皆さんが素敵なパートナーに出会えることを祈っています。