オオカミのとおぼえブログ

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【NHK杯】リカ・キヒラ煌めくデビュー!オリーブ冠は誰に?【40回記念】

GPS2018 第4戦 NHK杯

 

大変です!めったに当たらない私の順位予想が当たってしまいました!!

 

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【女子の予想】

1位 紀平

理由:ノーミスしたら優勝確実。1ミスくらいでも優勝しそう。なぜなら圧倒的な高得点を出せる技術を持っているから。

2位 宮原

理由:安心・安全のサトコ。しかし、3A持ちの紀平さんがノーミスすると僅差で2位になってしまうのではないか。

3位 タクタミシェワ

理由:再び不死鳥のように復活したリーザ。ただ日本女子がホームでいつも以上の力を出し切ると推測すると、PCSの面も考えて3位を予想。

4位 三原

5位 ベルまたはソツコワ

どちらも、良い感じにまとめられたらこの位置、ミスが重なったらもうちょい順位が下がる?!

6位 ウンス

 

【実際の順位】

1位 紀平

2位 宮原

3位 タクタミシェワ

4位 三原

5位 ベル

6位 ウンス

 

詳細はこちらから☟

GPJPN2018 NHK Trophy

 

5位の予想は曖昧でしたが、ここまで広範囲に当たったのは初めて!自分でも驚きです。

 

いやぁ~、それにしてもNHK杯は楽しかった!!今季みた試合の中で一番おもしろかった。それほど素晴らしい演技にたくさん出会いました。

 

もくじ

紀平旋風

今回は何といってもこの方!紀平梨花選手の活躍ですよ!総合224.31点で圧巻の勝利です!シニアデビュー、グランプリシリーズ初出場での金メダル!!快挙です。何が凄いかってPCS!!

 

ショートで32.19点、フリーで67.55点も出したんですよ。いや、納得なんですけどね、GPSデビュー戦でここまで出せるって天才かな?と。先輩たちが地道に積み上げてきたスコアを一瞬で出してきたこの凄み・・称賛しかありません。

 

紀平選手の強みって3Aはもちろんですが、日本女子トップスケーターの中でも上位に食い込む表現力のことなんじゃないでしょうか。技術的な弱点のないスケーター。このまま大きなミスなく結果を残していけば、世界のトップと対抗できるPCSも夢じゃない?!

武器しかない

ちょっぴし緊張屋さんらしい紀平選手ですが、シニアデビュー年は、わりとワクワク感の方が高めで心理的にも有利にイケるんじゃないかなーと思っていた私。しかしショートでは少し3Aに迷いが出てしまい、回転が足りずに転倒してしまいました。

 

ただ、その後は冷静でした。残りのジャンプを加点付きできめ、スピン、ステップでレベル3がありながらも69.59点。ノーミスだったら80点近いスコアが出せることを証明しました。

 

フリーは意地を見せて完全完璧の154.72点。今季はミスの後もこうした意地を見せてくれる紀平選手、強いです。ジャンプだけではなく、スピンやステップも武器になっている。ジュニア時代から難しいスピンに取り組んでいた成果が生かされているんですね。

勝つために

紀平選手を見ていると、シニアで戦うための準備を相当してきたんだなという努力が伝わってきます。同門の先輩スケーターたちの強みを吸収したり、海外スケーターたちをよく研究して出来たのが現在の紀平スタイルなんじゃないかな。

 

そんな勝つために必要なセンスを持った紀平選手と今後戦っていかなければならない日本女子はドキドキでしょうね。とにかくフリーが良すぎるよ。チーム濱田はロシアに負けない、ロシアとはまた違ったかたちの美しさを持っています。

 

単独のアクセルは男子並みでした・・。男子並みなのにしなやかな動作と繊細なスケートで魅せてくれる・・なかなかいないタイプのスケーター。この成功をきっかけに、勢いに乗っていってほしいな。輝かしいスタートを応援しています!

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アクセルだけが武器ではない!そこが驚異だってことをウサギさんも言っております。

女子は神演技パレード

ここからは、女子の感想を箇条書きで。アメリカ、カナダ、フィンランド大会と来てNHK杯が一番心臓に優しいジャッジでした。では、まずサトコちゃんから。

 

宮原知子

ショートは相変わらずサトコ。パーフェクトレディ。GOEもモリモリです。フリーではルッツに!がついたのと(厳しいよおお)、回転不足がチラホラで、ちょっぴしスコアを下げてしまいました。

PCSは71点台。珍しくステップがいつものさっとんではありませんでしたが、レイバックスピンは一流の評価を頂きました~!!

紀平選手の後では動揺もあったのかな・・とても慎重に滑っているように見えました。試合の後も考え込んでいた顔をしていたので、さっとーん・・と複雑な気持ちです。

しかし会場はサトコアートの世界観で包まれていました。紀平も宮原もどちらも日本のビューティフルスケーター。ファンとしてはどちらが勝っても嬉しいのですが、どちらかが勝つという事は、どちらかが負けるということなので胸が痛い。

でもね、試合では負けても自分には負けなかったさっとんは強いよ!ノーミスがその証拠だ。これからも紀平選手と一緒に日本女子を盛り上げていってくださいね。

 

エリザベータ・タクタミシェワ

リーザも根性ある!!紀平選手との3A対決、ふたりともショート、フリーいづれかでもクリーンに成功して良かった。今後は少し構成を上げて、なおかつノーミスしていければ今季のロシアはリーザが大活躍できるね!

 

三原舞依

ショートは全ジャンプを成功させてからの動きがとても良かったです。あれが本来の力なんだろうなーと思うと、緊張なんてホント誰かに食べてほしいわ。フリーは新バージョンの振付が三原選手にお似合いで思わずにっこり。あと眉毛変えたらキレイになった!他の選手にも女優風眉毛推進!

 

マライア・ベル

今季のプログラム大好物。コレオシークエンスのところでゾクゾクします。私、今とても幸せです!って感じの滑りが癒されるー!可愛すぎるー!スピンも美しいー!線の細いスタイルだからクルクル回るとキレイに見えるー!!テネルと一緒にがんばれー。

 

イム・ウンス

すっぴんで髪を下ろしていると年齢より幼く見えるのに、試合になるとめちゃくちゃ大人っぽいウンス。別名:自己プロデュースのプロ。ショートをイイ感じに終え、いざフリーも!という流れでしたが、6分間練習で衝突のアクシデントがあり、そこからの第一滑走。やや動揺が見られ、何とか演技をまとめたといった感じでした。今回は不運でしたね。それでも魅力的な選手に育っているのは間違いなし!次に期待。

 

※アクシデントにはヒヤッとしましたが、どちらが悪いとかではないと思います。みんな緊張していたんでしょうね。

 

以上、予想が当たった6位までの感想でした。続いては男子です!

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優勝者にはオリーブ冠!!

男子の予想は、優勝が宇野選手、2位はヴォロノフ兄さん、3位は分からんでした。

 

【実際の順位】

1位 宇野

2位 ヴォロノフ

3位 マッテオ

6位 山本

10位 佐藤

 

1位、2位の予想は当たり。3位はマッテオ・リッツオ選手でした!イタリア男子NHK杯銅メダルおめでとう!!しかしながら男子はジャンプの抜けが多い試合になってしまいました。やはり、フリーの時間短縮は4回転に影響しまくっていますね。

顔つきが変わった宇野

試合が進むに連れて顔つきが変わってきたな、という印象が強いです。うーん、4回転多種ジャンパーにとっては辛いシーズンよね。これは個人的な見解ですが、宇野選手は疲れが出るとジャンプにミスが出るも、力強い滑りや動きは、演技の終わりまで途切れないエネルギッシュなスケーターだと思っています。(これはミラノで感じた収穫)

 

もう丁寧に振付する余裕がなくなってくる中でも、きちんと音を拾って表現する姿には息しちゃいけないレベルで真剣に見入っちゃいます。それだけ今季の男子はフリー後、消耗しきっているという・・。次こそはベストな演技が来るといいな。4Tよ、あなたリピートになると、ごっそり点がなくなっちゃうんだから昌磨のために協力しなさい!

 

少しずつ良くなってきているのは確かなので、ファイト!NHK杯前にオオカミは時間潰しにUNO(カードゲームの方ね)でいっぱい遊んで勝ったから良い祈願になるかと思ったんだけどwあと10回くらいは勝っておく必要があった!失礼。

男子をふりかえる

それでは男子フリーをふりかえりたいと思います。

 

セルゲイ・ヴォロノフ

テンくんのプログラムをめちゃくちゃ大切に滑っているのが心から伝わります。NHK杯の顔な男だけにショート、フリー通して本人的にも合格ラインまでは持ってこれたんじゃないかな?表彰台でのムードメーカー兼やさしい兄貴ポジションにはホッコリします。

 

マッテオ・リッツオ

4Tの転倒はあれど、その後はまとめて来たのが結果に繋がりましたね!3位を狙う選手は他にもぞろぞろといた中で最小限のミスで踏ん張ろうと、頑張れたのが良かったです。

 

ヴィンセント・ジョウ

彼にとっても今季からのルールは、なかなか実力発揮には厳しいところですが、最後までチャレンジし続けるガッツにはカッコよさしか感じられませんでした。ノーミスが見てみたい演技!

 

本草

アクセルのミスを取り戻そうと奮起した姿には、草太が帰ってきた~本格的ver~を感じました。ケガが再発しないようにケアやセーブをしながらの競技生活だと思いますがいつでもベストを尽くせるように願っています。

 

デニス・ヴァシリエフス

おお、この間はサムライというよりナイトっぽいエレガントさがあると思いましたが、段々サムライっぽい泥臭さも出てきましたね!衣装が忍者と言われていますが、あんなイケメンじゃ忍びきれない疑惑。

 

ケヴィン・レイノルズ

大人の事情で急きょ曲変更をすることになり忙しかったケヴィン。しかし私にはゲームのことがさっぱり分からなくて、いつもこの手の話題にはついていけず・・。スケオタはなんでゲームに詳しい人が多いの?私もゲームの勉強した方がいいかしら。

40th Anniversary

今年のNHK杯は表彰台に乗った選手もそうでない選手も、次の試合で「あの経験は役立った」と思える試合になったと思います。経験値の価値で言えばメダル級!そんな特別感がありました。さすが40thアニバーサリーの魔力!

 

そして開催地の広島ありがとう。

 

私は毎回、試合後に出る記事をざっくりと目に通すのですが、今回はこのエピソードにじーんときちゃいました。 

sports.yahoo.co.jp

 

 濱田コーチは被爆者2世だったんですね。

 

「この街はまったくの焼け野原から、ここまで自分で立ち直ったわけじゃないですか。広島の人が悪いことしたわけじゃない。でも、この街は人のせいにせずに、普通の街に戻った。だから人のせいにするな、そう思います。私はそうやって育ってきたので。『みんな文句を言う場所もなかったよ』とよく(母に)言われました」

 

この時代を生き抜いた方々は、原爆や戦争を赦したとか憎んだとかではなく、ただ前を向いたのだと思います。

 

 とても素敵な記事だったので、まだの方はぜひご覧ください。

 

また、レジェンドスケーターたちの演技も良かったですね~!ほんと名プロ揃い!あっこちゃんのプログラムは今見ても最先端にみえる濃さ!荒川さんも産後なのにすっきりとしたスタイルといい、相変わらずの美しさには同じホモサピエンスとは思えません!

 

こうやって50年、60年と末永くNHK杯が愛され続けるといいな。

今年もありがとうNHK杯!

 

次回はロシア大会!羽生・友野・山下・白岩・松田が登場です!ロシアからはザギトワも現る。で、で、で、お待ちかねのゴールドちゃんも出る?!拝める?ゴールドちゃーん!!!

 

NHK杯の気づき

・みどりさんの司会は自由すぎだが核心ついててツボ

・コストルナヤさんがNHK杯で滑るところを見てみたいので、今から希望

・さっとんのエキシビ進化してた

・さっとん前の衣装の方が好き

・マッテオさんのロックナンバー最高!みんなもっとロックして

・昌磨に元気パワーあげたい

 

 

ネクスト⇒ロシア

 

フィンランド大会のハイライト/西日本選手権

GPS2018 第3戦 フィンランドヘルシンキ)大会

 

 

突然ですが、皆さんはニンジンがお好きですか?

 

ねぇニンジン好き?

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えっ?ニンジンが好き?ニジン好き?

 

ニジンスキー??

 

そうなの!羽生くんのニジンスキー(Origin)凄かったよね!!強かった!!

 

と、いうわけで、さっそくグランプリシリーズ第3戦「フィンランド大会」のハイライトをお送りしたいと思います。

 

男女ハイライト3選

今回はプライベートが多忙につき、試合すらリアルタイムで楽しむことが叶わず、いつも以上に遅れての更新になります。のそのそしていると、あっという間にNHK杯が開幕してしまうため、羽生・ザギトワ・坂本の3選手に絞り、ダッシュで感想を残していきます!

羽生、やはり勝負の道を歩む!

今シーズンの出だしには「勝負よりもスケートを楽しみたい」をモットーにしていた羽生選手。しかし、オータムクラシック後には、さっそく勝負師の血が騒いで(これぞ羽生!)フィンランド大会では鬼マインドモードMAXで挑み、見事、勝利を飾りました。

まったく別のプログラム?

ショートは世界最高の106.69点!!!

 

構成:4S3A / 4T3T

 

今回は、後半にコンビネーションジャンプが入り、スピンもオールレベル4を取りました。また、同じプログラムでありながらも、オータムクラシックとフィンランド大会では、まったく違う「秋によせて」に見えたのが興味深いところでした。

 

個人的に前回はアーティストよりで、今回はアスリートよりのスケートに感じたかな。PCSで10点出しているジャッジもいましたね~。やはり何だかんだでジャンプは大事!高い加点の付くジャンプを跳ぶことが、PCSへの高評価に繋がっている!

 

当たり前ですが、エラーがつかない、転倒しない、しっかり回り切る!、ここが重要なキーになっているかと思います。

勝ちの中に見えるこだわり

フリーでも190.43点というぶっちぎりのスコアを叩き出し、合計297.12点を記録。早くも300点に届きそうな勢いです。羽生選手、とにかく世界最高点更新おめでとうございます。

 

構成:4Lo< 4S 3Lo 4T< / 4T+3A+SEQ 3F3T 3A1Eu3S

 

(ちょいとジャンプの精度が落ちてしまったかな)

 

フリーはアクセルの使い方次第では、、もっと楽により多くの加点を重ねる方法もある中、あえての4T3Aを挑戦することで、自分への限界を楽しんでいるようです。先ほど、羽生選手はファイターモードにチェンジしたと言いましたが、こういうところには今も勝負の中のこだわり(勝ち負け以外の追求)が見えてきますね!

 

いや、やっぱ凄いよ羽生くん。結局は勝負と自由なスケートを両立してしまうんじゃないかと思いましたわ・・。

 

ジャンプの出来はまだ70%くらい?ですが、回転不足がなければ、どんなスコアが期待できるのか今からワクワクです。

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穴場のはずが・・・

そして女子ですが・・実はフィンランド大会は(こう言っちゃ悪いけど)ザギトワ選手と坂本選手にとっては、他の大会と比べて優勝するチャンスのハードルが低めだったと思っていました。なので、当然のようにザギトワ選手が優勝するか、万が一ザギトワ選手が崩れたら坂本選手が優勝するだろう・・と想像していたんですね。

 

FPl. Name Nation Points SP FS
1 Alina ZAGITOVA
  RUS
215.29 1 1
2 Stanislava KONSTANTINOVA
  RUS
197.57 4 3
3 Kaori SAKAMOTO
  JPN
197.42 7 2
4 Yuna SHIRAIWA
  JPN
191.46 2 5
5 Loena HENDRICKX
  BEL
191.22 3 4
6 Daria PANENKOVA
  RUS
161.48 6 9
7 Hanul KIM
  KOR
160.15 8 8
8 Viveca LINDFORS
  FIN
159.62 10 6
9 Emmi PELTONEN
  FIN
158.72 5 10
10 Rika HONGO
  JPN
156.59 11 7
11 Angela WANG
  USA
149.57 9 11

ISU GP Helsinki 2018 - Ladies

 

しかし、実際はザギトワ選手が優勝するものの、課題が多く残る結果となってしまいました。

ザギトワ鬼門のシーズンなるか

ショートでは3Lz1Loというミスが出てしまい、68.90点でスタートしたザギトワ選手。しかし、ザギトワ選手の場合、昨シーズンもショートではちょいちょいミスをして、フリーで挽回!というパターンがありましたので、ここで全てを判断するのはナンセンスです。

 

今や「完璧人間」をイメージされているザギトワ選手ですが、その分、今シーズンはとても警戒しながら滑っているとも思うんですね。本来、普通にミスもするし、繊細な部分も持っているスケーターだけに、あんまり当たり前の完璧さを求められるのは辛いだろうな、と。どうかプレッシャーに打ち勝ってちょうだい!

坂本、ライバルを追うが・・

今シーズンも多忙スケジュールの坂本選手。フィンランド大会も時間カツカツの中で参戦!どんなにハードだって、スケートアメリカでの良いイメージを持ったまま挑んで来るだろうし、調子も上がって来ているようだったので、上手くいくのでは?と考えていたら・・

 

まさかのショートで2転倒。いつもの伸びやかなステップも「どうした??」というくらい慎重で動きも小さい・・。後にコメントで、練習からステップに気を取られていたと口にしたことからも、不安を抱えたまま演技に突入しちゃったみたいですね。

 

今シーズンは選手が全体的にステップでレベル4を取れていない傾向にあるので、苦戦しているなら改良するのもアリでしょうね。むしろ今からこの点をじっくり考えて少しでもスコアを狙っていく意識の高さが頼もしいです!

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好調の中の不調?不調の中の好調?

ザギトワ選手も坂本選手も絶好調の時は、ホント誰も真似できないようなパフォーマンスをしてくれるだけに、今回みたいな不調の時には衝撃が大きいです。

 

ふたりともフリーよりショートの方が苦手なのかな?という気がしないでもありませんが、ここからはフリーのハイライトをどうぞ。

 

www.youtube.com

2A 3Lz3T 3S 2A / 3Lz<3Lo< 3F2T2Lo 3F

 

ジャンプが回り切れなくなってきていますね・・。特にセカンドループが苦しそうです。ただザギトワ選手の場合、最悪ループがダメになっても3Tがあるので構成次第では悲観しなくても良さそうですが・・どうでしょう。

 

膝のテーピングを見る限り、どう考えてもベストでは挑めていないのですが、それでも転倒だけはしない意地にはホレるよ、ザギトワさん。成長痛飛んでけ!止まっておくれ。

 

坂本選手はフリーで強さを発揮。ショートの後半は泣き顔だったので「んん?さかもっちゃんって案外もろいタイプだったのか?」と心配していましたが、この日はいつも通り元気。

www.youtube.com

ルッツにeがついただけで、ジャンプは全ておりました!アクセルのGOEはザギトワ選手よりも高いです!坂本選手はエッジ系のジャンプがとてもかっこいいですよね~。爽快です。スパイラルでエッジを掴み損ねたのはフリーの山場を越えてホッとしちゃったのかな?ということで。

 

それでも坂本選手はジャンプ(特に3-3やループ)なんかでは完成度によってもっと加点を狙えるので頑張ってほしいな。いい時のジャンプはめちゃくちゃ流れるからね。ちょっと最近ジャンプの軸が不安定かも?な気もするが何事もなくぶっ飛ばしていってほしいな。

頭脳戦とジャンプ

(その他、ボーヤンや本郷&白岩選手の感想も入れたかったけれど、ちょっと時間がないので今回はカット)

 

フィンランド大会で分かったのは、コレ!転倒だけはしない!!

 

羽生選手もザギトワ選手もコレだけはしないぞ!回転足りなそうなジャンプでも、絶対着氷すんぞ~!という闘志が見えました。なんだかんだでフィギュアスケートはジャンプの得点が命ですから、一番失点の多いミスはしたくありませんよね。

 

そして羽生選手は歩くルールブックですね。いや、滑るルールブックか。どうしたら点が出るのかを完全に把握している。もうルール対応も自由自在。結局、ジャンプの完成度と頭脳戦に勝敗がかかっている!!!

 

また、坂本選手も何気に頭脳プレー系。どんどんスコアが上がるように改善していくところがイイ!!今シーズンはオズモンド選手のいない間に、そのポジションに上手くハマることが出来れば最強ね。

 

お次はいよいよNHK杯!日本からは、宇野・山本・佐藤・宮原・三原・紀平が出場!海外勢はヴォロノフ兄さん、デニステファン(合体用語)、リーザ姉さん、お久しぶりのレオノワさんもいるよ!

 

紀平選手の検討を祈る!!!

 

ネクスト⇒NHK杯

 

フィンランド大会の気づき

・前回「Skate Canadaを5分でおさらい」の記事をアップしたところ、本当に5分で読んでいただきありがとうございました(アナリティクス調べ)

・坂本さんはファイナリストになれるかしら

・白岩ちゃんがノーミスできたのは嬉しい!

・ボーヤンの時だけリンク広くして

・ジュンファンの髪型を韓国人ファンも心配してたよ、切ろうぜ☆

 

あとがき

西日本選手権で高橋大輔選手が優勝しました。244.67点!!きれいすぎるアクセルが目に焼き付いて離れませんね!復帰年に時間短縮のルール改正はきっついだろうなぁぁ~と初戦を観ていて思ったのですが、そんな心配もどこ吹く風、全日本に向けて着実に仕上がってきています!

 

スピンでもうちょいイケるといいですね!ステップはさすがです。皆が楽しみにしてる!、そのパワーを元にファイトだ!

 

友野選手は2位。まだ理想の演技が来ていないかもしれませんが、友野選手には誰よりも高い吸収力があるので、先輩の強みも丸ごと飲み込んで、ここぞ!の場面でベストモノを魅せてほしい!先輩も凄いがアナタも負けていないよ!次こそファイト!

 

おわり

 

Skate Canadaを5分でおさらい

GPS2018 第2戦 カナダ大会

 

どうも~。

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相変わらず美スケートの国・カナダ大会のジャッジは、プロフェッショナル鬼モードでしびれているオオカミです。もはや甘々じゃないところに尊ささえ感じている秋の夜長・・皆さん、グランプリシリーズを観戦するための体調は整っていらっしゃいますか?

 

秋風邪には注意してください。

 

さて、今大会も各国からパッション溢れるスケーターたちがたくさん出場いたしましたので、メモ風にさくっと感想を載せていきたいと思います。

 

【見出し】

 

▼MENメモ

男子は日本から宇野昌磨選手と友野一希選手が参戦!

総合結果

宇野昌磨 277.25点

キーガン・メッシング 265.17点

3チャ・ジュンファン 254.77点

※友野選手は220.83点で9位でした。

宇野昌磨

SPは4T3Tの調子が上がらずにミス。アクセルでは大きく転倒してしまいヒヤリとする場面も。氷や壁に頭を打たなかったのは不幸中の幸いです。(壁に少し後頭部は当たりましたが頭から衝突はしていなかったので何ともならずでよかったです)

 

FSはファーストミステイクまでは順調に滑るも、転倒が一番疲れている時間帯で出てしまったため、残りの要素をこなすのが辛そうな表情でした。しかし、見る度に新たな魅力が生まれる月光には今後ますます期待が膨らみます!優勝おめでとう!

キーガン・メッシング

私が昨季ファンになったメッシング選手は、SPで素晴らしい演技を披露し、95.05点をマーク!もうカナダだね~、すっごいカナダのスケートだね~!大好き。

 

FSでは爽快なジャンプと映画「キーガン・メッシング」を鑑賞しているような錯覚を与えてくれてアッパレ!試合であそこまで試合を感じさせないスケートは見事です。まさしくKeegan on Ice!!

✓チャ・ジュンファン

SPはノーミス!昨季は開花するか?!と予想していましたが、どうやら本格的に咲き誇るのは今季のようです。そんな勢いのあるスケートでした。

 

FSはロミオとジュリエット。若い選手の演じるロミジュリはリアル感があって大好物です(変態)ジュンファンくん、4回転がんばってますね!ちょいちょいミスはありましたが以前より安定感が出てきました。やはり地元五輪で神演技をしてから一皮むけたのかな?この調子でレッツゴーです。

友野一希

SPではアクセルにミスがあり、81.63点で8位発進。しかしながら、見ている者の心を奪う美しいスケートは誰よりも輝いていました。もう「ニューシネマパラダイス」は今季一番好きなプログラムかも!見る度にハマっていきます。

 

FSではサルコウに悩まされてしまいましたね。私の気のせいならいいけど少しやつれているように見えました。何でもなければいいいけど・・。残念ながらファイナルは厳しくなりましたが、友野選手は今後ファンをたくさん増やしていくと思います!次はベストなリバーダンスが降臨しますように!

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▼LADIESメモ

波乱の女子シングル!

総合結果

エリザベータ・タクタミシェワ 203.32点

2山下真瑚 203.06点

3エフゲニア・メドベージェワ 197.91点

※ここでは上位3選手プラス6位(181.29点)の樋口新葉選手について取り上げます。

エリザベータ・タクタミシェワ

SPは3Aを成功させ、74.22点のトップ通過!すべてのジャンプがポーンとお空へ突き抜けていくようなバネがあって惚れ惚れします。ステップ以外はレベルもきちんと取り、復活の予感が・・!

 

一方FSでは3A転倒でGOEマイナス4点(辛い)という悪魔に遭遇してしまいました。しかし、ソトニコワと切磋琢磨していた子どもの頃から報われない日々を乗り越え、今日までよくやってるよリーザ!ジャンプは昔も今もかっこいい!あとはPCSがもっと出るように応援。PCS>その他で特化しても良さげね。

✓山下真瑚

SPはスマイル加点をあげたいくらい気持ちの良いスケートで、カナダのお客さんを魅了してしまったシニアデビューの若きホープ。フリップでeをとられてしまいましたがグランプリシリーズ初戦としては最高のスタートだったと思います。

 

FSでは一瞬”優勝”すると思いました!ループでURだったのとフリップで!だったのは惜しかったですが、1位とは、ほんの僅かな差だったのでお姉さんたちにマコ=危険センサーを発動させたのではないでしょうか。とにかく全く力みのない大きいジャンプに手先まで行き届いた表現、そしてあのSSは、ジュニアあがりとは思えない脅威があります。新人さんでありながらPCSがリーザより高いのは納得です。

✓エフゲニア・メドベージェワ

SPはコンビネーションジャンプのファーストジャンプでミスが出てしまい大幅失点。スタートはルッツとアクセルを降り、このままノーミスかと思いきや、何が起こるか分かりませんね。珍しくスピンやステップでもレベルを落とし、まさかの7位となりました。

 

FSは見た目ノーミス!しかしループは回転不足かもな・・とリアルタイムでも分かってしまいました。さらにスピンでもミスが・・。TRがメドベ比で薄くなったらPCSも以前より出なくなりましたね。しかし他の大会ならもう少しは出るんじゃないかな?100%ではないにしても、フリーでの巻き返しはさすがメドベージェワです!最高!

<緊急:新葉速報>

個人的大事件発生。樋口選手の右足甲が疲労骨折手前でカナダ大会はマックスワカバならず!練習もセーブ中で今回は今できるパフォーマンスに徹するかたちとなりました。

 

そんな中でもSPはノーミス!ベストではないながらもあそこまでまとめられる能力には強さを感じました。本人は演技後「65点あればいいな~」と呟いていましたが結果は66.51点!予想より上回ったスコアで良かったねーと一安心です。

 

FSの結果はチームも想定内だったと思いますが、後半は体力的にも限界そうで何とかラストまでジャンプを転倒せずに踏ん張った試合でした。(3Lz3T<×2と3Lo<<)しかし、ここら辺はケガが治り、きちんと練習をつめて体力が戻れば心配ありませんね。

 

気になったのはPCSの低さ。特にTRですね。もちろんミスの多さも影響していますが、今はケガのためか?プログラムの改変なのか?つなぎを抑えている印象です。本来は注目振付オンパレードのプログラムですが、SPでも下半身に負担のかかる動きは控えめにパフォーマンスしていたように見えました。(その分SSに注力し、スピード感は目立つのでワンダホー)ステップも足痛かったのかなぁ。

 

復活した樋口選手ならきっとグイグイ攻めてくること間違いなし!なので、きっと濃いスケートになって再び70点台をマークするでしょう!その時を心待ちにしています。

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※ちなみにヒデちゃんを“元”X JAPAN表記にしたのは、「X JAPANって紅の人?HIDEって人いたっけ?」と思われるかもしれないお若いスケオタさん向けの説明で、ヒデLOVEの私としては、ヒデちゃんは永遠にXのギタリストです!元なんていらん!

スケートカナダは実力の半分

全体の感想。おそらくどの選手もスケートカナダで出した結果は、まだまだ実力の半分くらい。これからもっとハイスコア出せるよーという試合だと思いました。

 

特に今季はジャンプ練習に力を入れている選手が多いと察します。そのためか普段はスピンでレベルを落とさない選手も取りこぼしがあったり、まだまだマックスではないムード。ジャンプ以外の加点も本来ならもっと稼げそうな選手が多いなーという印象も。

 

また、スケートカナダではステップで容赦ないジャッジを下された選手も多し。というよりはSSが良い選手でさえ壁ドン足蹴りにならないように慎重に滑っていたのもあったと思います。だって狭いんだもん。

 

こんな感じで大会を通して採点傾向を把握しながら点が出るように調整していくと、シーズン後半には面白い戦いがバンバン観られるのがお約束。ちょっと今季は挑戦や様子見派が多しで、最初から安定感のぶっ飛ばしでこないターンなのかな?ゆっくり攻める系が多いと見た。

 

あと、女子はコレオシークエンスが何気に得点源になるので、満点に近いスコアまで工夫して押し上げた者勝ちです。シーズン途中でライバル選手の評価を見ながらどんどんブラッシュアップしていく選手もいるんじゃないかなー。スケートカナダではベル選手とメドベージェワ選手が氷面を広く使っていて曲に似合っていたな~。

▼お次はフィンランド大会

そんなこんなでスケートカナダの感想メモはおしまいです。実は今回、山下選手のフリーに鳥肌と感動でウルウルしたのですが、某所で驚く意見を目にしたので、その感想は控えました。(ちなみに私に向けられた意見ではなく、一般的に投げかけられた意見です)

 

その内容とは・・

泣くのは、ただの自己満足。

その感動はルール上には関係ない。

ジャッジでもないのに、自分の涙が素晴らしいものへの表現と勘違いしないように、その手の発言は控えましょう!

的なもの。(本文はもっとハードな表現のためオオカミ風に書きかえました)

 

え?そうなの?私は五輪や全日本の度に泣いてるんですけどー!!!もう全米が泣いた状態ですわー。でも、泣いたからと言って、「こんなに感動したのだから優勝しないとおかしい」とか「限りなく点を出せコラ」なんて思わないし、実際そんな気持ちで感動している人っていないと思うんだけどなぁ。感動に理由とかなくないですか?

 

おっさんずラブでも泣いた私はこの方に叱られるだろうな~。

 

と、思ったのでした。が、感動するのって、それくらい素敵な時間を過ごさせてもらったという表現のひとつだし、涙は悲しい時だけじゃなく、嬉しい時にも出るものだから私は普通に号泣したーって言いますけどね。この意見を見た後に、ソッコー真瑚ちゃんのフリーで泣いたくらいなので、引き続きこちらでも包み隠さず号泣させていただきます。

 

一方、スケカナ後もウルっと来たーってコメントをあちらこちらで見かけました。色んな解釈があって面白いなwwまぁ「感想で使っていい表現ハンドブック」なるものはないので自由に観戦を楽しもう!

 

お次はフィンランド戦です!いよいよ皆さんお待ちかねのYuzuru Hanyuが登場です!また、田中刑事本郷理華、坂本花織、白岩優奈という日本の個性を見せびらかした(?)メンバーで戦いに行くので、世界のフィギュアスケートファンの皆さんはお楽しみに。

 

スケカナの気づき

・メドベなら必ずフリーはやると思ってた

・「スーパーマリオオデッセイ」の主題歌”Jump Up, Super Star”の歌詞を元気のないスケーターにオススメしたくなった

・カナダのお客さんが温かいのう

・ジェイソンがんば

・新葉ちゃんは逆にファイナルに行かず、ゆっくり治療と調整に専念した方が全日本に挑むにあたってプラスだと思った

・宇野ウノUNO、君はいつでもさすがだ

・今季はフリップのエッジには厳しめな感じ?

・ルッツが好まれている空気

 

 

ネクスト⇒フィンランド

 

 本気で真瑚ちゃんはGPSデビュー戦で台乗りすると思ってましたよ。

goldenretrievers.hatenablog.com

 

U.S.Aで宮原と坂本が圧勝!NEWマリンは・・?

GPS2018 第1戦 アメリカ大会

 

U.S.A

New Marin踊ったリンク(リンクリンク)

U.S.A

サトコカオリで泣いた(泣いた泣いた)

U.S.A

スケアメ観ていた僕ら(僕ら僕ら)

 

どうも~!!C'mon baby アメリカ、ドリームの見方をinspiredで失礼します。オオカミです。いよいよ2018/2019シーズンのシニアグランプリシリーズが開幕しましたね。第1戦はアメリカ大会ことスケートアメリカ!日本からは宮原知子・坂本花織・本田真凜選手が出場しました。

 

さっそくですが、日本人選手の感想をカモンしていきたいと思います。

 

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レッツダンス♪ダンス♪ダンス♪

 

宮原・坂本がワンツーフィニッシュ

なんとなんと、スケートアメリカ戦では昨シーズンに続き、またまた日本の宮原・坂本ペアがワンツーフィニッシュを致しました!!

 

1位 宮原 219.71 (SP 73.86 FS 145.85)

2位 坂本 213.90 (SP 71.29 FS 142.61)

 

シーズン序盤から好調そうなテネル選手がいる中、日本勢は本領発揮できるか?!という不安もありましたが、さすがの強心臓保持者のお二人さんは見事な集中力を見せてくれました。

▼改善の天才!サトコ

はい、そこでなんといっても注目してほしいのが宮原知子選手です。今シーズンは回転不足気味で格闘していたジャンプを何とか修正し、新ルール下でも認定&加点をもらえるレベルにしようと必死だったと思われます。

 

もしかしたら外野からの「ジャンプが低い」「新ルールでやっていくのは厳しい」という声も耳に入り、気になっていたかもしれませんね。スケートアメリカ前までは、珍しくナーバスになっている様子もうかがえ、ジャンプミスが続いていたことからも、私は宮原選手がノーミスできるかどうかとても心配でなりませんでした。

 

最悪、今シーズンはジャンプの抜けや転倒で終わってしまうかもしれない・・。さっとんにもそんなシーズンがあってもおかしくないよなぁ。

 

しかし、そんな心配は無用でした。さっとんは、やっぱりさっとんだった。

▼女王の顔になっている

まずですね、ショートの3-3から今までと違うわけですよ。あれ?さっきの心配どこにいった?みたいな。セカンドジャンプも高さがあって、しっかり回転しているんです。

 

フリーでもそれは同じで、とにかく高さがある!高さが出てきているんです!!宮原選手はフツーに跳んでいましたけどね、フツーに考えて短期間であんだけ改善できる??って感じなんですよ。

 

ジャンプを変えるっていったら、大体は技術面でも精神面でも乱れやすくなっちゃうわけじゃないですか。ましてや本番では完璧とまでいかなくとも、今できるベストを出すのすら困難だと思うんですね。

 

それでも宮原選手は強いし、やり切るんです。ここぞ!という時に本当に強い。練習では不安気な表情を見せてもリンクに立つと顔つきが変わるんです。今シーズンは女王の顔をしている。それに貫禄も出てきています。改善なんて簡単じゃないのに・・一体どれほど自分を追い込んだんだろうと早くも感動です。

▼アーティストになる

正直な感想。ショートの得点が出た時、PCSが低いと思いました。坂本選手と1点くらいしか差がないのか・・と。しかし、これはまだシーズンの入り口。これからいくらでも上がるだろうし、ショートは少し緊張もあって、ややかたさが見られたので気にしないことにします。

 

一方フリーでは、ショートで自信がついたのかいつもの伸びやかさが出ていて非常に良かったですね。PCSも70点台!宮原選手はスピードもあるけど、これからもっともっとスピーディーにリンクを広く滑っていくと、9点台が並ぶと思います。

 

だってショートのスピン観ました??スピンにまで曲調に合わせた表現をつけてくる細やかさ!!単なる要素にしていない気配りよ!もう宮原知子は立派なアーティストです。

 

私はずっと前に「さっとんは後になってからミヤハラは凄かった!!」と評価されるタイプなのかな・・としょげていた時代があったのですが、そんなことはない!!時代がサトコに追いついてきたぞ~~~!!!

▼総合さっとん評

というわけで、最後に私のさっとん評。

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です。補足すると私の大好きな羽生くんや新葉ちゃんは細かくジャンルわけすると別タイプのアーティストなので同カテからは外しました。彼らは魂系なんです。

 

宮原選手の表現力も(羽生系とも違う)別カテのアーティストタイプだと思っていたのですが、ここに来てあっこ的クリエイティブ感が出てきました。昨シーズンはどちらのプログラムも元からある物語を演じるプログラムでしたが今シーズンの「サトコを舞う!音を舞う!」路線がより彼女に合っているかと思います。

 

この勢いで今シーズンも突っ走れ~!!!イエイ!!

▼新幹線のようなスケーター!カオリ

この方も凄い!カオリ・サカモト。想像通り、調子を上げて来ました!これからグイグイ来ますね!抜くとこぬいて、上げるとこあげてこ!って感じです。

 

ショートのジャンプは思わず声が出てしまうほどダイナミックでした。すんげー!!特に単独ループの清らかさよ・・。+5出したJ2良い仕事した!!

 

PCSは7点台~9点台出すジャッジまで様々すぎてWHY?ですが、このままノーミスが続けばあっという間に日本のエース級のスコアが待っていると思います!

 

ショート・フリーの驚くほどの集中力の高さには坂本選手の強さを感じましたわ。もうこの成長率は素晴らしい限り。日本のGDPもこんなだったらいいのにね?

▼リショーさんのセンス

そんな坂本選手、ジャンプ以外の要素ではレベルを取りこぼしているので、実はまだこれがマックスではない!という明るい未来!また、振付師のリショーさんが坂本選手の短所をカバーし、長所を生かした良いプログラムを用意しているんですよね!

 

そして坂本選手自身も見る度に表現力がアップしていて、まさに才能を開花する寸前?!というところで嬉しく思います。

 

今シーズンに与えられた課題は難しいはずなのに、よくやっていますよね。偉いな。表現の方は体幹がしっかりすると、上半身の動きにもより美しさが出てくるんじゃないかな。とにかくこれからが楽しみ!

▼イケる気がする

坂本選手のあの向上心を見ていると、「一番になりたい」というモチベーションの高さが伝わってきます。また、その気持ちがプレッシャーではなく、やる気に繋がっているのが頼もしいですね。

 

坂本選手の精神コントロール力と波に乗った様子を見ていると、次もイケる?ファイナルもイケる?全日本もとっちゃう?と期待が加速しそうですが、まーまーまー、エッジエラーがいつガッツリとられるかは分かりませんし、もしファイナル進出!となった場合、そこから全日本までの試合運びもチームにとって予測できない流れになってくるとも想像できるので、あんまし全試合全力圧力はしたくないんですよね。

 

それでも坂本選手はやると思いますがw

▼総合坂もっちゃん評

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今シーズンはステップが好きです。あのスピードに乗ったスケートも評価うなぎのぼりですし、それに引っ張られてPCSが全体的に上がってくることも考えられる!!

 

もう表現を磨きに磨いて輝きまくっちゃってください!それだけ。

▼NEWマリン待ってるよ!

ショートはノーミス演技を魅せてくれた本田選手!\思わず万歳/

 

しかし・・・オオカミ的にはOKに見えたジャンプでしたが3lo3T<と3F<でURが2つもついてしまいました。わーん。本人も自信ありげだっただけにスコアが出た時の顔が切なかったよ~。

 

回転不足判定がショックだったのかフリーでは心ここにあらず・・すっかり自信喪失してしまったようにも見えました。100点に届かず・・

 

今シーズンはNEWマリンを目標に、アルトゥニアンコーチコーチのもとで生まれ変わった自分を見てほしいと、頑張って、頑張って出きたショートのノーミス演技。ループからのコンビネーションジャンプもTHEマリン的な面白さがあるし、アクセルも決まって良かったので、フリーでも自信を持って欲しかったなぁ。

▼ポテンシャルは格別だから!

そう言いながらも、やはり矯正中のジャンプは仕方ないと思うんです。真央ちゃんも矯正期間のジャンプは「休養してもいいのでは?」と心配されるほど苦戦しましたからね。

 

上手くいった!と思っても、ジャッジからはもう少し完璧に!と判断されることもあるでしょう。仕方ないね。

 

それでも本田選手のポテンシャルは格別です!ショートのPCSは32点台に乗っていました。もともと持っているモノが良いだけに、表現の幅も広がっています!だからめげずに頑張ってほしいな。元気出してー!!

▼ゆっくり見返してやるんだ

キスクラでのコーチとのやりとりを見ていると、チーム全体で本田選手を支えている様子が伝わってくるので、今の選択は正しいと信じて進んでいってほしいです。きっと報われるよ!

 

昨シーズンのメディアフィーバーで、どうしてもアンチを生んでしまった感は拭えなく、厳しいファンの声が聞こえる分、本田選手としては、早く結果を出したい部分もあるかもしれませんがこれだけは言わせて。

 

盛り上げたのも騒いだのもメディアだからね。真凜ちゃんの場合、妹の望結ちゃんが芸能界にいるのもあって注目を避ける方が難しかった。これまた本田家のお嬢さんたちはハキハキしていて愛想も良いからマスコミの扱いやすさもあって引き寄せてしまう。こればかりはどうしようもないね。スター性ってヤツ。

 

実力もないのにスポンサーがついておかしい!という意見もあるけれど、企業側からすると必ずしも成績のみでスポンサーになりたいと思っているとは限らないですよね。フィギュアスケーターなら美に焦点を当てたイメージから化粧品関係とか、若い子に人気がある、男性人気があるうんぬんでも各マーケティング戦略にハマりそうであれば起用されるだろうし。

 

真凜ちゃんの場合は若くて可愛い容姿が同世代に受けている見方もあると思うんですよね。だからスポンサーつくだろうなっていうのは理解できます。おかしくはないですよ。

 

表彰台に乗った日本人選手より本田真凜を前に出す報道はおかしい!という意見も同じ。

 

あれは真凜ちゃんが一番イヤでしょうよ。悪いのは真凜ちゃんじゃない。良くなかった演技を大々的に宣伝されるなんてさ。五輪落選時だって迷惑でしかなかったと思いますよ。あの持ち上げてからの叩きっぷりはねー、ナーバスになっている時に五輪五輪、代表代表と圧力かけて騒ぐなーですよ。もう他の選手の風よけにされてしまっていたとさえ思いますの。

 

不調であろうがマリン、マリンと勝手に騒がれるのは酷ですし、試合を終えた瞬間そんなニュースが出る度にアンチにきっついこと言われて気の毒です。

 

そんなところまで選手が責任とる必要ないよねーって話。だから本田選手には、数年の矯正期間中で低迷しようが外野の声なんて無視して、いつか素敵なスケーターになって酷いこと言った人たちを見返してほしいです!心から諦めないで~!!前だ前だ!

▼総合マリン評

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思いっきりジャンプばんばん跳んじゃってほしーね!回転不足こいやー!矯正中じゃー!これからなおーすって。

 

フリーは足首を捻っちゃったのも残念だったね。でも絶対絶対できる!大丈夫。

▼お次はカナダです

宮原選手と坂本選手のジャンプはタイプが違いますが共に新ルールでプラスを貰える質で嬉しいです。宮原選手はジャンプ前後の工夫や音合わせが凄いし、坂本選手はスピードに乗った高さと飛距離溢れるジャンプが男子のようです。無駄がないね。

 

あと、本田選手もスピンはちょっとアレレレ・・な場面があったものの難しくて独創的な入りからチャレンジしていましたし、ジャンプが安定してスピン練習にも時間が使えるようになれば本当に素敵になりそうです。

 

さあ、次はカナダ戦です。私の新葉ちゃんが出ますわよー。伸びしろマコちゃんも出る。

 

そして、そしてトモノウノコンビも出るとかワクワク。ジェイソンとメッシングさんもいる。アメリカ大会では日本人選手が活躍してくれたので、次も期待しちゃっていいかなぁ~???いいとも~

 

最後に言わせてください。

 

さとこー、何か今シーズン凄いよー!!最高♡

 

スケアメの気づき

・坂もっちゃんのまつ毛に気合いが見えた

・坂もっちゃんのコールがケオリ・サカモト

・坂もっちゃんはフリーの衣装は青が似合うと思う

・さっとんフリーのスカート長い説はジャンプに影響がなかったみたい

・ネイサン、実はえりあしが長め

・ネイサンのフリー好き

 

ネクスト⇒カナダ大会

【じゃぱんおーぷん鑑賞記】スポーツを純粋に楽しむ編

ジャパンオープン2018

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木下グループカップフィギュアスケートジャパンオープン2018~ 3地域対抗戦の感想日記になります。

 

祭りじゃ祭りじゃ~~!!秋だけど氷祭りじゃ~!!!ペンギンの如くツルツル滑るスケーターを観るで~!!

 

「今回だけは、純粋にスケートを楽しもう!」そう思いながら観戦したジャパンオープン

 

と、いうのもですね。私は普段、試合となると、選手の皆さんが良い演技をすることが出来るだろうか~とか、どんな評価が与えられるのだろうか~とか心配で、どうしても半分ジャッジのような分析目線半分スケートを楽しむファン目線で競技を観てしまうところがあるのですが、ジャパンオープンに限っては、フィギュアスケートをただただ純粋に楽しみたいなと思っているんですね。

 

ネットが普及してからは、誰でも気軽にプロ並みの知識や情報量を手にすることになった現在、過去に某舞台役者さんが「最近はお客さんが評論家目線で舞台を観るようになってしまった。以前は楽しければ笑って、悲しければ泣いていた劇場が、今ではあの場面はこういう演出の方が良かった、監督の意向はこういうものでは?など純粋に舞台を楽しんでもらうことが減った」と、嘆いておられた記憶を思い起こした私。

 

ファンレターでも監督並みの知識をアドバイスしてくる方も多いようで、役者さんにとって舞台は、観客の前で演じる場というより、監督の前でオーディションをしている錯覚さえ感じることもあるそうで・・。

 

そんな話を聞いてから、ジャンルは違えどスポーツファンにも同じことが言えるよなぁと考えたことがありまして。スポーツにおいてもルールを理解し、応援することは大切だけど、あくまでもファンは純粋に好きという気持ちを第一に競技を楽しみたいな~と。まぁ、競技である限り、100%楽しむことは出来ませんが、なるべくジャッジやコーチ、コメンテーター目線にはならないように気をつけないとな、とは思っています。

 

それでも、どうしても、ど~うしても、大きい大会が続くと分析癖が出てしまうのがファンの心理。だから私は思う。ジャパンオープンだけはワイワイ観戦しようと!アハハ、ウフフで楽しもうと。だってお祭りだもの。

 

そんなわけで、今回は超ユル~イ、小学生にも負ける文章力で書いた、ある山奥に住むひとりのファンによる感想日記になります。

 

 

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欧州チーム

アリーナ・ザギトワ、マリア・ソツコワ、ハビエル・フェルナンデス、デニス・ヴァシリエフスで構成。その中から印象的な演技を自由にピックアップ。 

ザギトワ7cm伸びたってよ

欧州チームはザギトワちゃんが凄かった!!脚長ーーーい!!そこまで長身というわけではなくとも何故かハイウエストで驚くほどの美脚を持っているザギトワちゃん。実際の身長よりもプラス3cmくらいは高く見えるんじゃなかろうか。とにかく恵まれた美貌・・。日本のメディアに目をつけられるのも分かります・・。フィギュアスケートの衣装を着るのにぴったりな容姿よね。羨ましいわん。ロシアは美女大国すぎ。

安定感はどこから来るの?

ザギトワちゃんのあの安定感は今季も健在です。たまーにザギトワ比でジャンプが低い時もありますが、基本的にはピョンピョン跳んでいらっしゃる。もはやカルメンドン・キホーテより得意気にさえ思えます。何だかよく分からないうちに終わっちゃうフリープログラム。あまりにもあっさりと簡単そうにフィニッシュしちゃうので、あっという間感が凄いです。カップラーメンが出来上がるまではあんなに長く感じるのに、ザギトワちゃんの演技は楽しいから秒速。つまり長いのは演技ではなく、美脚ということが分かりました。

ラトデニくんの新プロは和

はい、私が最も楽しみにしていたのはラトデニくんの新プロです。あの日本通のラトデニくんが和プロを滑ると聞いて興味津々に待っておりました。結果、想像以上の和風さにオタクを感じ、「私より日本史詳しそう」と思ってみたりしてみたり。ラトデニくんと城クイズとかしたら負けますからね、私。ラストサムライ座頭市!動きが上品なので、サムライというよりジェントルマン?とにかく優雅な和プロで新鮮でした!

ソツコワとハビ

ソツコワちゃんはオシャレ感を出して攻めてきましたね。ザギトワちゃんよりさらに脚が長いので言葉にデキナイ。真っ直ぐで長いとか神様は不平等です。というより全体的な存在感が大きいです。でもって大人っぽい。ジャンプは不調だったけどインパクトはあったなぁ。ラ・マンチャのハビもジャンプはハマりませんでしたが、それ以外はハビワールド放出で高級感のようなものがありました。いいね~ハビ。もっと現役でバリバリ観たいわ~。

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北米チーム

ブレイディ・テネル、マライア・ベル、ネイサン・チェン、ジェレミー・アボットが登場。気になった演技をチェケラ(死語)!!

イケメンネイサン

髪がいい感じで伸びてきてイケメンオーラがただ漏れ中!黒とかグレイとかダークでくすんだカラーが似合うわ(いい意味で)。感想としては好き。凄く好き。もう誰だよネイサンに表現力ないって言ったのって感じですよ。フィギュアスケートでこのワードはNGだけど色気があるのよね、ネイサン。独特のセクシーさがあるネイサン!4回転が決まればスコアもモリモリ、人気もモリモリ!心配ナシナシ!ジャンプ高い!以上!

アボットがとてつもなくアボットな件

このプログラムは誰が滑っているでしょう?と、シルエットだけで滑る映像をみせられても「アボットでしょ?」と言えるくらい超絶アボットな滑りだった。ジャンプのミスとか気にならん美しさよ・・。別に私、こういうありきたりな言い回しを好んで使っているわけではないし、誰にでも使っているわけではありませんよ。ただ、心から綺麗な演技と思っちゃったから仕方がないのです・・。全身で表現しているアボットの舞が好きだな、と思った話ってだけ。それだけです。

アボットも33歳か

すっかりダンディーになったアボットさんですが、もう33歳になっていたのね。時の流れは早いわ~。でもアボットは年を重ねてからの方がイケメン度増してません?30代のアボットの方が輝いている!いいね、いいね。劣化した?と言われる私からすると羨ましいわ~!!やっぱり生き方って見た目に出ますよね。アボットは今まで頑張ってきた積み重ねと、そのマインドがここで解き放たれているのでしょうね~しみじみ。

女子はかわいらしい

セクシー&ダンディーな男子組に挟まれたテネルとベルちゃんは北米女子特有のゴージャスオーラとはまた違った清らか感を持つ珍しいタイプ。古き良きアメリカ的な?印象が魅力です。色んな個性があって楽しいな。北米はテネル&ベルからゴールド&ミライちゃん、さらにデールマンやオズモンドなどなど豊かなスケートスタイルがさすが。ロシェット姉さんは元気かしら・・?とにかく個性を伸ばすっていいですね!自由最高。

日本チーム

宮原知子、坂本花織、宇野昌磨織田信成で結成の最強チームじゃ~!!もちろん優勝するぜーい!

織田氏、YMCAで現役を泣かせる

何といっても今年のジャパンオープンはこのお方、ノブナリ・オダをなくしては語れません!YMCAを含むディスコミュージックメドレーで4回転をひょいっと成功し、トリプルアクセルも2本成功!今季世界3位相当の176.95点を叩き出してしまわれました・・。現役泣かせの男よ・・。でも織田くんは引退後もずっと練習頑張ってますもんね。体も相変わらず絞れたままだし、芸能のお仕事で忙しい時でも必ずリンクに立つ時間は作ってましたよね。努力のパパ素敵。

月光パワーアップ

ほらほら、試合を重ねるごとに進化しているではないか!毎年そうなのよーって。月光はまだまだ輝きますよん。段々とショウマカラーに染まっていくのです。個人的に凄い好きな振り付けがあるのですが、説明できなくてもどかしい~!!後半の3A1Eu3Fを跳ぶ少し前のところです。あそこの音ハメ率がツボです。宇野くんはまさに冷静と情熱の間っていう感じのスケートなんだなぁ。フリーはジャンプの安定と共にプログラムも濃くなっていくと思うよ。

どうしてもジャッジ心が・・

あーん。どうしても日本女子だけは冷静にみられない私。かわいい日本女子が良い演技ができるか心配なんですねぇ。坂もっちゃんは思ったよりスコアが低かったな(心配)あ~eとられたのかぁ~とか。さっとんがジャンプに苦戦しているよおお(不安)でもミスのわりにはPCSも出てるし、評価されてる!さすがサトコ!とか。終わった後もついつい考え込んじゃうんですが、ここら辺を純粋に楽しめるようになれば、もっと素直に観戦できるんだろうな、というところ。

優勝は日本

それでも総合優勝は日本チームでした!イエーイ!ぶっちゃけ極度に目が悪い私はね、コンタクトありでもろくすっぽ見えない私なんかはね、細かな部分なんてほとんど見えてないんですよ。だからこそ、その人の持つオーラとか動きに敏感になる部分があって、むしろそこで演技を判断しているみたいなものなんです。犬が目が弱いかわりに鼻で情報を得るように、私は各選手が持つ独特のスケートスタイルからプログラムの完成度を感じています!

 

現地では目の悪さからスポーツ面(各要素のジャッジ)こそ楽しむのは困難ですが、その分純粋にフィギュアスケートの芸術面(踊り)は楽しめているかも??画面に寄り添わないとエッジエラーかどうかなんて分かりませんわい。だからいいのさOK!とにかく日本おめでとう!!

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カーニバルオンアイス

続いてカーニバルオンアイスの感想へ。良かったわ~。まっちーの引退セレモニーにうるっときたファンが多いのでは?

人間の条件

まっちーが最終演目に選んだのは「人間の条件」。むむむ哲学的過ぎて、全てを理解したくとも、凡人の私には自己流の解釈しかできませんが、まるで古代の書物をめくっているかのような印象を受けました。かつて目にしたことのない振付の羅列には、これぞ町田樹の力作という感じ。国籍不明、性別不明、時代も不明、固定された枠を飛び越えた何者でもない「人間」がそこに舞っている空間、そんな風に感じました。

観客あっての芸術

9分越えの情熱をみて・・・。やはりフィギュアスケートは4分じゃ足りないね。もっと、もっと情熱を感じたいね。まっちーは最後にフィギュアスケートとは自分以外の他者に向けられた表現活動」「誰かに鑑賞されることを意図して行われる営み」とおっしゃっていました。そうですよね。ずばりフィギュアスケートはジャッジや観客や自分以外の誰かに向け、体を使って表現するものですよね。

そう考えると、フィギュアスケートは試合さえも観戦というよりは、鑑賞に近いのかもしれません。スポーツでもありますが、芸術としても楽しめる!だったらなおさらジャッジ気取りの評論家になるのはもったいない!楽しんだもんがちです。

ブームではなく文化に

フィギュアスケートをブームではなく文化にしたい!というまっちーの言葉。本当にそうです。もっと多くの人たちに、スケートを観る文化が広まることを願います。現役選手たちの活躍はもちろん、プロに転向したスケーターたちのショーも当たり前のように注目され、娯楽化されるといいですね。そのためにも私は「鑑賞する」という楽しみ方を忘れずにいたいです。良い演技に、美しいと思ったものに価値を見出していく。限られた範囲のブームを超え、スケートそのものが愛される流れになると、ブームから文化への発展に繋がっていくことでしょう。

ステファンを見れば分かる!スケートの可能性

最後はただの私によるゴリ押しで~す。フィギュアスケートといえばランビエールランビエールといえばフィギュアスケートと把握している私ですがw、そーんなステファンの素敵すぎるスケートを見ていると、フィギュアスケートが新たな文化になる可能性しか感じないんですよ。また、今回の織田くんのスーパーYMCAを観た後だったり、大ちゃんの復帰戦なんかを観ていると、「あーもー全然30代でもイケてるんだってー」と思うわけなんです。

 

何ていうか、シニアの次のステージがあっても良くない?って気持ちがよぎってしまいます。別にショーでもいいんですけど、もっと彼らにスポットライトが当たる形で見てみたいというか・・。アーティスティックシニアとか?もうそれ誰が勝つか分かりませんよ?くらいなカテゴリーがあっても面白そうだな、と。あの技術を公開する場が限られているのがもったいないよー!

 

だってだって、現役並みの技術をキープするには、血の滲む努力と犠牲があるのに、それを発揮する場や認められる場、または対価が苦労に比べて少ない気がしませんかい?ショーをたっくさん回るのもファンとしては嬉しいからいいんだけど、彼らの最高の技術がもっと最高の形で生かされる場がほしいなぁ。

 

と、そんな風に思った次第でした。だってさ、ハビとか羽生くんとかあんなに上手いのに、一定の年齢まで来たら引退の流れとかもったいないもん。もっと次のステージで才能を存分に生かせる場がほしいって思ってしまいます。まぁ、あくまでも私の希望的観測なので、ふ~んと思ってドナウ川に流していただいて結構です!

 

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さて、お祭り騒ぎもここで終わり!まっちーありがとう!まっちーの未来に幸あれ!ありすぎれ!

 

わかったこと:専門的なこと抜きで純粋に感想文を書くと、イケメンだのセクシーだのくだらないことしか言わないこと。ミーハーっぽいこと。

 

次回からはまた緊張しながら観戦することになりそうです。いや、鑑賞もするぞ!

 

以上、【じゃぱんおーぷん鑑賞記】スポーツを純粋に楽しむ編でした。

【ネーベルホルン】ザギトワ女王は安定の滑り出し!舞依&真凜は?

ネーベルホルン杯2018

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ネーベルホルン杯より女子シングルのオピニオン記事になります。

 

注目選手は、何といっても急きょエントリーが決定したロシアのアリーナ・ザギトワ選手!!五輪金メダリストとして挑む今シーズンは、一体どんなスケートを見せてくれるのでしょうか。さらに日本からは、三原舞依選手、本田真凜選手が出場しました。昨シーズンは惜しくも五輪代表を逃してしまったふたりの新たなスタート、そして復活の兆しはいかに?!

 

結果

FPl. Name Nation Points SP FS
1 Alina ZAGITOVA RUS 238.43 1 1
2 Mai MIHARA JPN 209.22 3 2
3 Loena HENDRICKX BEL 204.16 2 3
4 Mariah BELL USA 188.97 4 6
5 Ashley LIN USA 181.21 5 5
6 Marin HONDA JPN 178.89 7 4

Nebelhorn Trophy 2018 - Ladies

 

 

 さっそくですが、順番に見ていきたいと思います

 

ザギトワ、五輪女王の威厳を知らしめる

本当ならオンドレイネペラ杯に出場するはずだったザギトワ選手ですが、出国手続きでまさかのアクシデントがあり棄権。そこからネーベルホルン杯に急いでエントリーという流れになりました。突然の予定変更に、「んん?1度作ったリズムが狂っちゃわないかな?」と、心配していましたが・・

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と言わんばかりのスケートに、ひっくり返りました。まず、ショートで楽々と今季世界最高の79.93点を出し、続くフリーでも世界最高の158.50点を叩き出し、あっさり記録を更新されていました。マサル、ちゃんと観てた?あなたのご主人様強すぎるわよ?

ここが凄いよ、ザギトワさん!

五輪後はあちらこちらで注目を浴びて、多忙だったのにも関わらず、決して力を落とすことなく今シーズンに入れるのは努力の天才としか言いようがありませんね。日本のメディアにも多数出演していましたが、大きな結果を手にした後にも、再び厳しく地道な練習に励む気持ちの切り替えの早さには驚きです。真面目で若いのにしっかりしているところが、ザギトワ選手の1番の武器かもしれません。

相変わらずスピンが異次元級

ジャンプやつなぎも凄いのですが、ひと際、目を惹くのはスピンの技術!!ますます進化していませんでしたか??演技全体も昨シーズンと比べて洗練されてきていますよね。ザギトワ選手はどんなに強く見えても、「五輪女王として相応しい演技をしなければ」というプレッシャーが少なからずあると思うのです。それでもプレッシャーを進化という形で跳ね返している姿には、応援したくなる何かがあります。

オペラ座の怪人VSカルメン

ショートの「オペラ座の怪人」は編曲がユニーク過ぎてまだ理解には追いつけませんが、衣装が似合っていて素敵です。とにかく場面がコロコロ変わる感じで、急展開なオペラ座の怪人ですが、フリーでじっくり観るのにもアリなプログラムですね。一方フリーの「カルメン」は音ハメジャンプが正確過ぎて怖いくらい、計算された編曲になっています。どちらにしても演じ分けがはっきりできていて、ショート、フリーで別人を見ているかのようです。

新ルールと持ち味を融合させた

ザギトワ選手は新ルールでも後半ジャンプ作戦をフル活用で来るのかな?と思いましたが、意外にもショートではコンビネーションジャンプを始めに持ってきましたね。フリーを観ても、昨シーズンより「曲に合わせたジャンプ構成をしているんだ」という戦略かつアピールに思えました。タノジャンプも力強さを表したいところで入れてあるように見え、曲にも合っていたので、ジャッジが喜びそうな対策ですね。自分の良さを残しつつ、新ルールの要求も読み解く知的さがPCSにも反映されたと思います。

 

何より力のある選手がノーミスをした時には、このくらい点が出るんだ!!という基準を確認できて勉強になりました。ありがとうザギトワちゃん!!

 

🐺どうして背が伸びても回転不足にならないの?かっこよすぎ!

三原、2位で好調さをアピール

今シーズンは自信があるんじゃないかな?と、思えるくらいショートもフリーも心を込めて滑っている余裕が見えます。特にショートは滑りやすいんじゃないかな?昨シーズンは控えめ気味だったスーッと流れるようなスケーティングが蘇っていて嬉しかったです!!ショートはノーミスで70.94点!ステップやスピンでレベルを落としてしまいましたが、そこを完璧に仕上げればまだ点は出せるので楽しみです。

なぜかゆかりんを思い出す説

そんなショートプログラムの様子なんですが・・なぜか遠目で三原選手を見ると中野ゆかりんに見える不思議さを誰か説明してください。衣装のせいなのか、凄くゆかりんだ。ゆかりーん!!それにしても今年の三原選手は淡いカラーで攻める予定なんですかね?ショートはもうちょい渋みのあるカラーがいいな。髪型もレトロ感を出すのにショートの方で前髪があるといいかも?

ミッションがリニューアル

そして持越しプログラムになるフリーの「ガブリエルのオーボエ」ですが、大きくリニューアルされて、これまた演じやすそうに見えました!特に、中盤辺りで止まって腕を横に伸ばす振付が、ジャッジの方に手をプレゼントフォー・ユーのジェスチャーで伸ばす振付に変更されていたのが良かったです(完全アホなたとえしかできずすみません)

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あそこは見栄え的に微妙なポーズで気になっていた為、改善されたらプログラムがめちゃくちゃ美しくなっていて引き込まれました!!

得意な動作で表現する?

また、三原選手は得意な動きをベースに表現力を伸ばしていく作戦なのかな?とも思いました。三原選手はあまり、ピシッとした動きや、力強い曲というのが得意ではなさそうですが、同じ曲でも別な動きで演じれば、本人の良さも生かされて、さほど違和感も出てきません。肩から腕を伸ばして、上半身をあちらこちらに動かしまくる激しい振付はお休みにして、今はとにかくふんわりとした動きを主張したスタイルでいくのがベストですね!

地道にステップアップ

無理をするわけでも、停滞するわけでもなく、少しやり方を変えて進んでいくこのスタイルは、徐々に効果を発揮しそうですね。一気に変化するのではなく、地道なステップアップを通して、表現の幅が毎年少しずつ増えれば、4年後には最強ですよ!新ルール上の評価も悪くないし、体の調子だけキープできれば良いシーズンになりそうです。ん~どうか冬になっても、元気なままでいてくれ~舞依ちゃんの体よ~!!!祈

 

🐺後半のミスは疲れっぽいわね!気にしないわ!

それでも魅了する真凜ワールド

総合結果は6位と苦しいスタートになった本田選手でしたが、私には可能性しか見当たりませんでした。だって、だって、どんなに理想通りのジャンプができなくとも、魅せることを諦めてはいませんでした。観客の拍手が大きかったのは、ただただ本田真凜の世界観に魅了されたから。そういうことだったと思います。

ジャンプ矯正中

ぱっと見ですぐに分かるのは、ジャンプの跳び方が変わったこと。以前は曲と曲の間で流れるように跳ぶのが真凜流ジャンプでしたが、現在はスケーティングが力強くなったこともあり、脚力を使ってしっかり跳ぶスタイルへと矯正しているようでした。アクセルジャンプとは呼吸が合わない場面がありましたが、成功したジャンプには以前より高さが見られ、大きなジャンプでした。

 

🐺矯正中のジャンプにあれこれは禁物よ

アシュリーに負けない表現?

日本にいた頃と違うのは、ジャンプだけではありません。表現面でもダイナミックさが加わってきました。フリーでは一瞬アシュリーかと錯覚する堂々とした体の使い方が見られ、鳥肌が立ちました。そして圧倒的なスター性といいますか、目を引きますね。ずばりリンクに立っているだけで美しいという域に達するスケーター。以前は役者として演じる能力があると思っていましたが、今はスケーターとして表現する能力が開花してきたのではないでしょうか。

ラバーズがスカイフォール並みに好き

ようやくお目にかかれたフリーの「ラバーズ」!いいい衣装がゴージャスうう!!これ真凜ちゃん以外着こなせないでしょ!可愛いは正義すぎる!!・・おっと、話しが脱線しそうなので戻しますと、フリーが素敵すぎて、未完成ながらも完成したら樋口選手のスカイフォール並みの感動を呼びそうなプログラムだわ!と感じました。いつからこんな演技をするようになったの?ってくらい良くてうるっと来ちゃいました。

ありがとう、ローリー

もちろんファンからの評判も高い「ラバーズ」、振付はローリー・ニコルさんです。ここだけの話、最近のローリー作品の中でも「ラバーズ」は上位に食い込むほど素晴らしいです。短期間でよくここまで変化したな・・と思うと、本田選手には、その決断力と行動力と努力が実を結んでほしいと心から願います。きっと「ラバーズ」はスケートの神様からのプレゼントだね!

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まとめ

早く各選手のノーミス演技が揃う後半戦が楽しみですね!宮原選手と坂本選手がノーミスだとどこまで出るんだろう?とか、紀平選手はどこまで戦えるのだろう?とか、待ちきれません!

 

そしてコストナー選手は現在ケガの治療中ということで、今シーズンはどうなるかが心配なところです。樋口選手もふくらはぎに問題がないか心配ですね。どうかふたりの怪我が完治することを願います。多くのアスリートは怪我を抱えたまま競技をするので、体は常にボロボロだと思うんですよ。急な故障もよくあることです。

 

そりゃ、世界アスリート治療週間とかで全選手が休養しない限り、痛いところがあっても焦って走り続けてしまいますよね。それでも戦い続ける皆さんの強さには尊敬しかありません!

 

試合結果の情報には、〇〇選手が〇位!という事実しか分かりませんが、そのひとつひとつの情報の裏にひとりひとりのストーリーがあることを、忘れずに2018/2019シーズンも、様々な戦い方を応援していけたらいいですね。

 

おわり

【フィギュアCS2018】ブラチスラヴァとオークビルの秋

オータムクラシック&オンドレイネペラ杯2018

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こんにちは、レペゼン地球のDJ社長を尊敬するMs.オオカミです。秋と言えばオータムクラシック、秋と言えばネペラ杯、あちらこちらで新プログラムと新採点が本格化する中、スケオタの皆さんも「あーでもない」「こーでもない」とディスカッションを楽しんでいることかと思います。

 

一方、時にはそのディスカッションがヒートアップし、disカッションになっていないか心配なオオカミでもあります。既に何名かハートブレイクされた子羊さんをお見かけしたので、誰も傷つかないように祈りたいところ・・。メンタルが鍛え上げられたオオカミならともかく、繊細な方は色々悩む頃でしょう。これ以上、ザワザワしないためにも、ここからは平和な応援活動に励みましょうね。

 

ちなみにハートブレイカー様たちにはDJ社長のこの名言を贈りますわ☟

自分の好きな選手が悪く言われてるよー、何か知らんが変な人に絡まれて辛かったよーという方へ

悪口や陰口って言われてる方が主役だから。言っているやつは脇役なんよ。だって俺の悪口言っとうやつは一生懸命俺のこと調べて俺のどこが悪いかとか一生懸命悪いことをいっぱい言ってくれるけどさ、俺からしたら「誰キミ??」みたいな「誰が俺の悪口言ってんだろう?」くらい。もう土俵が違いすぎて喧嘩にすらならんわけよ喧嘩にすらならないようなヤツがもう陰口とか悪口とかの世界やけんだからいっぱい言われてるヤツがかっこいいわけよ。

 

コレ、本当は動画の言葉なんですが、それをまとめたブログがあったのでお借りしました。※この白目出してる人がDJ社長さんね。

xn--dj-ry9eq01h.net

 

はい、ここからは本日の本題~。オータムクラシック&オンドレイネペラ杯の感想になりまーす。私もここで何か書くことで誤解を生んだり、戦争になったりするのはゴメンなので、今回はコミカルに進めていきたいと思いま~す。

 

【目次】

 

オータムクラシック

最初はオータムクラシックから。司会進行は私、解説はオオカミさんになります。

 

私「それではオオカミさん、よろしくお願いします」

 

狼「よろしく」

 

私「オオカミさん、オータムクラシックはどうでした?まずは女子」

 

狼「私の新葉ちゃんが足をつって大変だったのよ」

 

私「ありゃりゃ~、足って1度つると癖みたいになりますもんね」

 

狼「そうそう」

樋口新葉 結果

SP 2A 3Lzot2T 3Fe<<2ft

57.54 TES 28.22 PCS 29.32

 

FS 3S危 3Lzot 2A2T 3Lz/3Lo 3Fe<fall 2A

109.47 TES 48.23 PCS 62.24

 

私「エナージアは難しいプログラムですね」

 

狼「そうね。完成には時間がかかるかもしれないけれど、それを承知で苦労してでも良い作品を世界に届けたいっていう意思表示にしか思えないわ。彼女の心根はアーティスト。プログラムを愛しているのが伝わるわ」

 

私「なるほど」

 

狼「新葉ちゃんは最後には必ず神プロの領域まで持っていくから信じましょう」

 

私「フリーはどうですか?愛の賛歌じゃなくなっちゃったけど・・」

 

狼「新プログラムの四季は、9月に振り付けたばかりだけれど、そうとは思えない滑りこみだったわ。確かにまだ未完成ではあるわよ。でも、今でこれなら次はもっと出来るし、その次はもっとよ。」

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メドベージェワやテネルについて

オータムクラシックでは、クリケットに移籍したメドベージェワ選手がどんな変貌をとげるか?!に注目されていましたが、結果は総合2位!!なんとテネル選手がメドベージェワ選手を抜いて優勝を飾りました。

 

私「メドベージェワ選手はまだ、調整中って感じに見えましたね」

 

狼「移籍したからと言って、その効果が出るのはもっと先の話よ。それでもショートプログラムはこれまでの彼女とは違ったイメージが見られて新鮮ね」

 

私「それは思った!今まではどのプログラムも既視感が強いもの(失礼)が多かったけど、今回はメドベージェワらしくない動きがたくさんあって、それが凄く良かった!」

 

フリーは途中からバテバテだったメドベージェワ選手。ジャンプとスピンでミスがあるものの、ひとまず現段階で納得?いく模様でした。

 

狼「今までのように、すべてに全力を注ぐやり方だと体がもたないから、今くらいがちょうどいいと思うわ。なんなら今季は調整に使ってもいいくらいよ。五輪明けだし、大御所たちは、4年後までの挑み方を十分心得ているはず。今季は一度立ち止まって挑戦したり、力を蓄えたりして、足ならしのシーズンにして正解なのかもしれない」

 

狼「テネル選手は回転不足が3つあってもフリーは137.15点ですよ!もしかしたら新ルール適正型スケーターになるかもしれませんね」

 

それな。

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羽生結弦 結果

羽生選手は安定の優勝。ショートも首位発進。フリーは体力を見る限りでも、まだ仕上げはこれからという感じ。ま、そんな話は置いておき、何より周囲が楽しみにしていたのは、「羽生は新ルールにも適応しちゃうハイパースケーターなのか!」と、いうところ。

 

狼「五輪2連覇って改めて凄いなって。年数にすると4×2よ。8年間も力を維持するって、満遍なく世代制覇してるってことじゃん」

 

私「秋によせては、もう少しだけジョニーによせてくるのかな?と思ったけど、ジュニア時代の羽生選手によせてきた感じがしたな。情熱がね。とにかくここ最近では見られなかったプログラムですね」

 

狼「ノーカンスピンやっちゃったわね。でも、このチャレンジ精神が良いわ。これでいいのよ。自分がイメージするプログラムには、この構成でいきたいのだから。難しくても、これから仕上げていくわよ。」

 

私「今季は点数よりもやりたいことに重視した結果、それがスコアにも影響している部分があると思うのですが・・」

 

狼「まーね。アクセルとか特にね。さっきも言ったけど、それを承知で好きなようにスケートしているんだから、その志を応援してあげればいいんじゃないかしら?」

 

ですよね。

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オンドレイネペラ杯

続いてはネペラ杯の感想です。注目はザギトワ選手!と、言いたいところですが、出国手続きで不備があり、試合を棄権することになりました・・。あるのね~、こういうことロシアさん。これが世界選手権とか五輪じゃなくてよかったですわい。

 

はい、では唐突に紀平梨花選手の話題に入りたいと思います。

 

結果からざくっと言うと、優勝ですね。それも素晴らしい出来でね!

 

私「紀平選手はフリーの表現が難しすぎるんじゃないか?と、一部では言われていましたが、やっぱシニアデビューにはあのくらい背伸びしないとジュニアっぽさを消せませんよね。結果、チャレンジ大成功じゃん!と思いましたよ」

 

狼「別に大人っぽすぎることなんてないのにね。幼稚っぽくなるより、大人っぽい方がいいじゃん。」

 

私「国際基準では普通ですよね。本来あのくらいの年齢でも全然演じて良いプログラムですし。もとから魅せるの得意な選手だし」

 

狼「ショートは美しいったらありゃしない!もの凄く洗練されている。自分の魅せ方を完全に知っているわ!」

 

それな。

 

紀平選手は小柄なのに、腕が長く見えるのは、きちんと肩を使えているからなんでしょうね。音の取り方も、間の取り方も、曲への理解もきちんと意識しているパフォーマータイプ。なのに!トリプルアクセルを男子のように簡単に跳んじゃう天才さよ・・。助走もタメも少なすぎて驚きっす。背丈もアクセル跳ぶのに調度良さそうだし、もうずっとこのままでいて!って感じ。

 

今季は先輩たちが修行タイムの間、そのまま若さの見せつけ作戦で、勢いに乗って走っちゃえ~!!

 

狼「パイセンたちが本気モードになってきた時も、心身ともに今の状態を維持できていたら大物になるかもね」

 

ですよね。

 

まだまだ現役続行するよ!

 

はい、ここでまた唐突にセルゲイ・ヴォロノフ選手の話をします。

 

実は私とヴォロノフ選手は、誕生日が近く、勝手に親近感を持っている人物なのです(ちなみにキミー・マイズナーちゃんとは同じ誕生日ね)

 

そんなヴォロノフ兄さんは、ネペラ杯では2位に輝き、(回転は足りんかったけど)4Loまで見せてくれました。しかもフリーではコンビネーションジャンプを4回跳んでしまうくらいの体力まで・・。いやいや男子は時間短縮による体力消耗具合に悩まされている選手が多いのに?

 

でも跳んでしまったからにはこれが事実なのです。演技から伝わる気迫が凄い。

 

フリーの「Way Down We Go」はデニス・テン選手の振付です。

 

ラストのスピンの後、そのまま氷に寄り添うポーズは、おしゃれで、切なくて、試合を終えたばかりだというのに力強い気持ちになります。

 

今季はこのプログラムと共に戦うヴォロノフ選手を私もしっかり見届けたいと思います。

まとめ

無難なことしか言いませんでしたが、これで2試合の感想は終わり!

 

私「ジャッジは新ルール下において、シーズン序盤から大判振る舞いはせんわい!という流れにしたいのかな?と思って見たり・・」

 

狼「まぁ、その方が競技の格上げ感あるよね」

 

私「シーズン後半につれて、選手の演技レベルが上がった時にドガンときそうね」

 

狼「それにミスると今までのように点が出ないのも、慣れるまでにはザワザワが止まらなそうだわ」

 

私「ホント、だから誰が勝つのかまったく分からない。今季は読めないな」

 

狼「それでもノーミス演技がそろったら、いつも通りのメンツがメダルをかっさらっていくと思うよ!」

 

だといいな!羽生選手は、やりたいようにも滑りつつ、最終的には絶対メラメラして勝ちにいくとエスパーしときます!やっぱ真ん中が似合うんだよ、このお方。一方、スコアには反映しなくても好きなことをしてシーズン終えてもらっても全然構わない。どちらの選択であろうが、こちらにとっても応援するしか選択はない!

 

そして宇野選手の真ん中も見たい、いや見るのじゃ。あんなスンバラシイ選手が金メダルを輝かす瞬間を残さないなんて、フィギュア史に差支えがあるぞ!もちろん、宮原選手の真ん中も見たすぎる。見たら泣く、確実に泣く。ここでいう真ん中って世界選手権だからね。GPFも含むけど。

 

私「日本人選手がずっと活躍しますように」

狼「中国、ロシアが本気出す前に男女ともに不動の位置にしたい」

私「中露のエリート教育には要注意ですね」

狼「やばいわな」

 

以上。唐突(本日3回目)に終わり。

 

次回は真面目に書くよ🐺