繰り返し見る夢の続きは未来だった?予知夢の事例を考察
私には物心のついた時から成人を迎える頃まで繰り返し見る夢がありました。それは「実在する場所に実在しないものがある」という不思議な夢で、毎回その場所に行く時には祖父が一緒という共通点がありました。
時が過ぎ、祖父が亡くなってから暫くは、その夢を見ることが殆どなくなってしまったのですが、ある晩突然、私はその夢の続きに遭遇してしまうことになります。これまでずっと同じだった夢の先に、新たな光景が広がっていたことを知ってしまったのです。そして、もう夢の中でさえ隣には祖父がいないことも・・。その日を境に、私は夢を見る度、前回の夢の続きを見てしまうようになりました。
その後、何度も夢の世界を進んだ私は、やがてあることに気づきます。「夢で訪れる場所は未来ではないのか?」と。実在する場所だけれど何かが違う、その違和感の正体は「この世界が未来だから・・」すなわち、これは予知夢ではないかと考えるようになりました。
科学技術の発展で、今後もますます進化していくであろう未来。もしそんな未来へのヒントになるものが、私の夢に隠されていたら?
あまりに非現実的で可笑しな話ですが、何十年後、何百年後の人間がこの話を読んだ時にどう思うのか?同じく予知夢を見る人にとって何か共通点はあるのか興味を持ったので、参考までに夢の詳細を書き出していきます。
【見出し】
予知夢だと思う具体例
夢で見る「実在する場所」とは、実際に私の住んでいる町のことです。山からタヌキやクマが出てくるようなド田舎で、夜は外灯もない真っ暗闇な道ばかり・・。そんな田舎町が夢では微妙に景色を変えているんですね。
例えば
・竹藪だらけで暗い道は、竹が伐採され見通しが良くなっている
・現在病院がある場所に巨大な観覧車型のライトが設置され、それ1台で広範囲を照らしている
・洋服店が中古CD・雑誌店になり学生のたまり場になっている
・夜なのに、こどもだけで出歩いている
・近所に新しい家が3軒増えている
など
初めは地味な変化で現実世界と差がなく、何も感じていませんでしたが、よくよく考えて見ると「あれ?なぜ夜中にこどもが出歩いても平気なんだ?」「病院がないぞ!」と、違和感を抱くようになりました。そして、この夢を見始めてから数年後、夢の世界では既に無くなっている洋服店の撤退と病院の移転が現実となり、ようやく夢の世界が未来都市に繋がっていることを察知しました。
大都市と自然の共存
夢の世界では都市と自然が共存しているのも特徴です。ビルやマンションが並ぶエリアの反対に田んぼが広がっていたり、工場や住宅地が密集している裏に山があったり。こどもが使用する道には必ず花畑があるのも印象的ですね。また、いたるところに神社や鳥居、祠があり、人々はそれらをとても大切にしています。
現在も古き良き日本を再発見しようと、プチ信仰ブームがありますが、未来では一層「神道」的なものが愛され、守られている印象を持ちました。
移民がやって来た
田んぼしかなかった場所に大きな教会が建っていたり、山によく分からない遺跡があったりと様々な宗教が共存しています。しかも、それらは観光地化していて私たちの良い娯楽になっているんですね。一方、スラム化した地域もあり、その先に中華圏の人が住んでいるお香のにおいが漂う通りがあるのですが、そこには日本では見たことのないカラフルな寺院があり、小学生が社会科見学をしに行っていました。
この夢を見てから数年後、またしても予想外な出来事が!なんと今では私の町にアジア圏から多くの出稼ぎ労働者が来ています。最近では彼ら専用の住居が建設されて、あちらこちらでお目にかかるようになりました。もしかしたら未来では移民がたくさんいて、観光業で生計を立てる人がいるのかもしれません。
学校も変わる?!
ここ近年、少子化で廃校が相次いでいますが、私の住む町の小中学校も例外ではなく、既に何校かなくなっています。しかし、夢の中では学校の種類が多様で、まるで研究所のようなデザインのマンモス校もあれば、昔ながらの校舎を使っている学校、寺子屋のような単体規模の学校など、それぞれのスタイルがあります。
とにかく、現在より大人とこどもの距離が近くないのが目立ちます。こどもはこどもで人生を選び、勝手に自立して過ごしているように見えました。また、数年前に建て替えられた私の母校が学校らしくないデザインで、将来的に増設すると夢で見た研究所のような学校になりそうです。
未来はこうなっている!
続いて、夢の世界のコレが実現化されたら信憑性があるかも?!というものを上げていきます。もし、同じ夢を見たことがある方がいらっしゃたら教えてほしいですね。
透明なコンビニ現る
未来ではコンビニの壁が透明になっています。外からコンビニの中が丸見えで「あ、今混んでる」「〇〇さんが買い物しているからやめよう」とか分かるんですね。逆に中からも外の様子が丸見えなので「電車が出発しちゃう~」と言いながら焦って買い物をする人なんかもいます。
ちなみに夢では、従業員は1人いましたが、かなり暇そうにしていました。おそらく壁が透明なのは、レジのAI化や現金制が終わり、強盗が消えたものの、新たな犯罪が生まれるのを防ぐために、内外から誰でも監視できるシステムにしたと思われます。ただ、トイレがどうなっていたかは記憶にありません。
小さいスーパーがたくさん
コンビニはコンビニとしてあるのですが、スーパーも超小型化し、各町内別に細かく存在しています。人々が通うスーパーは徒歩5~10分圏内に必ずあるといってもいいくらいで、気軽に買い物ができるのが魅力。大型スーパーもありますが数は少なく、みんな徒歩で行ける近い店を選びます。
未来では田舎でさえ何でも近場で済ませられるので、車に乗ることがありません。むしろ車よりも自転車に乗っている人が多かったです。一方、都市部の方では車を見かけることが多く、何だか現在と逆転しているようでした。
地下が活躍
現在はシャッター街となっている商店街がまとまって地下スーパーをオープンし、賑わっていました。かつて商店街があった地上には2階建ての小さなビルがズラリと並び、洋服店、文具店、喫茶店、美容院などが入り、小学生くらいの子たちが頻繁に出入りしていました。
また、廃線になった線路の反対側に新たな電車が置いてあり、どうやらそれが地下鉄のようでした。驚くことに、この電車は地下を走ったり、田んぼ道に浮上したり面白い構造になっているんですね。さらに、都会の方では移動手段としてジェットコースターのような高速機関があります。
意味不明な施設
未だによく分からないのは、「これ何だろう?」という施設に大勢の人が何をするわけでもなく屯っている光景ですね。暇さえあれば、とりあえず行く!という感じで、施設の中には入らず、その周辺を散歩している人が多いのです。印象的なのは、誰も会話がなく、ただただ穏やかに時が流れているんですね。
さらに夢の世界は、ほぼ無音状態なんです。町も人も見た目と比べて大人しい。今も外国人観光客に「都会なのに騒音がしない国」と言われる日本ですが、未来の日本人は今以上に静かな民族になっているかもしれません。
科学的根拠について
信じていただきたいのは、これらは決して私の妄想ではなく、未来を見越して考えた創作でもない、単なる夢で見た話だということです。従って「2XXX年にはこうなります!」といった予言はできません。「おっ変なヤツが面白い話してるぞ」くらいで受け止めてください。
そもそも私の見た夢は予知夢ではなく、単なる夢という可能性だって捨てきれません。偶然が重なったのを錯覚しただけとも言えます。説得力を増すには、予知夢に科学的根拠があればいいのでしょうね。
スタンリー・クリップナー教授の研究
そんな中、見つけたのが米国セイブルック大学の心理学者スタンリー・クリップナー教授の研究。クリップナー教授は、被験者を夜間に数回起こして夢を記録させた後、朝になったら被験者に何らかの体験をさせるという実験を8日間繰り返しました。そして、夢と翌朝の体験に一致がないか調べたところ、ほとんどの被験者に1つ以上の一致が確認されたそうです。
なお、最近では量子物理学と予知夢の関連が提唱されている。クリップナー教授も量子物理学における奇妙な時間の概念に注目し、夢の中では起きている間とは違う形で過去・現在・未来を捉えている可能性を指摘している。このような考えは北米の先住民や、シャーマンや霊媒の間でもよく見られるものだといい、彼らにとって時間はらせん状であり、そのらせんの中に人間や自然全てが巻き込まれているのだという。だから、未来を夢に見ることは全く不思議なことではないというのだ。
ということです。科学的根拠といってもオカルト要素が高い気がしますが、このような研究も行われているんですね。
予知夢と脳の関係
また、予知夢と脳の関係性について検索したところ、以下のような記述がありました。
脳の周波数は、ガンマ波、ベータ波、アルファ波、シータ波、デルタ波があります。夢を効果的に見るためには、シータ波の状態にすることが最も適しています。シータ波は脳の周波数が8ヘルツから4ヘルツの状態をさしています。この状態は、瞑想状態と同じです。かなりリラックスしている状態であり、ストレス処理能力が高まっており、感情や衝動を抑制することができています。脳がシータ波となると、脳の器官である海馬が活性されることによって、学習能力が向上します。その結果、ひらめきや直感が高くなり、予知夢を見る可能性が高まっている脳の状態といえます。
確かに脳内の膨大なデータを睡眠中に処理する際に、記憶が記憶を呼び起こして無意識に未来を推測するなんてことも考えられますね。夢の中では脳が勝手に機械化している状態に近いのかな?と思いました。
同じ夢を繰り返す理由
では、「同じ夢を繰り返す」といった点ではどうでしょうか。これについては、多くの心理学者や精神医によってメンタル的なことが要因と言われています。自分にとって思い入れのある場所や景色、同じところに立ち止まってしまう心理状態の映像化、など様々な見解がありますよね。
私の夢も初期は、祖父が登場するのがお決まりのパターンでしたが、それは幼い頃の私にとって祖父は、あちこち知らない場所に連れて行ってくれる魅力的な存在だったからだと思います。実際に夢で祖父と訪れていた見知らぬ神社を、大人になってから見つけたこともあるので、もしかすると以前一緒に来たことがあったのかな?それが夢になったのかな?なんて思ったりもします。
キーワードを心理から読み解く
私の祖父はとにかくアグレッシブで新しいもの好きな人でした。祖父が「こんなものダメだ」というものは、数年後には大抵消え失せ、気に入っていたものは今でも残っている・・といったことが多いです。そんな私の中の祖父のイメージが、祖父=新しい世界の案内人として夢に出て来たとも考えられます。
しかしながら、この「未来の夢シリーズ」では気になる点があります。それは、やたらと神社が登場すること。そこで、「夢占い」を利用し、神社について心理状態を探ってみると、どうやら私は「癒しや救済」を求めているようです。
ん~・・夢占いに関しては、細かく(参拝した・おみくじを引いた・誰かに会ったなど)分類されていて、正直なところどれも当てはまるものがなかったため、正確な心理を把握することができませんでした。
結論はスピリチュアルな夢!
ここまで科学的根拠について考察してみましたが、個人的には、やはりスピリチュアルな要因が強いかな?と思いました。なぜなら、色々と調べた中で、心理的影響を受けている夢なんかは、それなりに心当たりがあると思うのですが、私の場合テーマ「未来都市」ですし、心理的にも当てはまる内容がありません。
また、多くの可笑しな夢は一般的に、夢の中でも「これは夢だな」と分かりつつ見ていることが多いそうですが、それは私も同じで、この予知夢シリーズ以外の夢では、睡眠中に違和感を持つことが普通です。一方、予知夢シリーズでは、毎回夢か現実か分からないところからスタートし、目覚めてからも現在か未来か分からないことがあるので、ひたすら不思議な空間でふわふわして終わるのです。
ということからも、謎ばかりしかない夢なので、これはもう未来認定、予知夢認定、スピリチュアル認定ということにしたいと思います!
皆さんの事例も募集
今のところ、科学的根拠が優勢?!な予知夢ですが、私も今まで「そんなことあるわけないだろう」と疑っていたことを実体験してしまって以来、信じる側に回った分野があるので、皆さんの中に「私も予知夢体験ありますよ!」「不思議な夢を見たことあるぜ!」という方がいましたら、ぜひ教えてください。疑う派を論破する貴重な参考資料になりますよ~。
以上、長文をご覧いただきありがとうございました。
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