スケオタが怖い痛いと言われる理由
フィギュアスケートと言えば、スケーターのみならず、その熱心なファンの存在も有名ですが、皆さんはファンの間で起こるトラブルというものを経験したことはございますか?
私はYESです。オフコースです。
おそらく、ブログやTwitterなどをやっている方は、何かしら事件に巻き込まれたことがあるのではないでしょうか。
実は最近、あるスケオタになったばかりの方が、ファン歴ウン十年という方にネットでボロクソに叩かれるという光景を目にしてしまい、あまりにも気の毒に思ったもので、今回はスケオタ界の闇の部分「なぜスケオタには怒りん坊さんが多いのか」or「スケオタが怖い痛いと言われる理由」について考察していきたいと思います。
目次
悪質なネット活動
スケオタ=怒りん坊なイメージの発祥地といえば、ずばりインターネットの世界です。私の知る限りでも、もう何年・・十何年も前からネットではスケーターに対する誹謗中傷で溢れかえっていました・・。また、それはスケーターへの批判に留まらず、それを擁護した書き込みをした人、自分とは違う意見を持った人への攻撃、はたまたテレビのコメンテーターや解説者、ライターなどなど、その対象の範囲は広まり、見る見るうちに地獄絵図化していきました。
5ch、Twitterはスケオタの巣窟
やがてその暴走はウイルスのように姿を変え、「余計なことを言ったら自分も批判の対象になるのではないか」と、静かに応援していたファンたちを恐れさせ、彼らの口さえも閉ざしてしまう流れとなりました。凄い感染力です。特に巨大掲示板5chとスケオタの多いTwitterでは、長年ファン同士によるバトルが繰り広げられ、現在もいつ誰に攻撃されるかわからないと、不安に思い、好きなことさえも自由に呟けない方が多いように感じます。まさに心のマスク状態・・誰かひとりが思い切って自分の意見を投稿すると、実は私もそう思っていました・・。私だけじゃなかったのですね・・。と、いう声が多いこと!
さらに5chやTwitterでは、スケオタ以外の方がフィギュアスケート関連のことに言及しただけでも批判される現象も日常化し、スケオタは怖いというイメージは、すっかり定着してしまったように思います。
全員応援は意識高い系?
あの選手は好きでけど、この選手は嫌いだ!!と、ワイワイ論争が行われる中、私は皆応援しているよ~というファンもいます。しかし、最近では全員応援派さえ「意識高い系・高杉君」として煙たがられる事案も発生・・。トホホ・・もう、どうしろというんじゃ~!!全員応援する行為は意識を高く持たなくても出来るものであります。なぜならフィギュアスケートを観戦すること、演技を観ること自体がたまらなく好きなんです!と、いう単純な理由があるから。国別の個性とか、コーチ別の個性とか、振付師別の個性とか・・そういう違いを楽しむのが好き!それがフィギュアスケートの醍醐味!という方も、とても多いはずなんですよ!
毎年、新プログラムが発表される前に、「あの選手はこの曲がいいな~」「この選手はあの振付師がいいんじゃない?」と、ワクワクするのは誰だって、スケーターの個性の違いを楽しみたい証拠ではありませんか!全然、意識なんぞ高くなくてもスケートは楽しめるのです。
代理戦争
さて、ここまではスケオタの怖さについて語らせていただきましたが、ここからは「痛い」と言われる理由にも触れたいと思います。実は、スケオタによるアンチ活動の中において、代理戦争なるものが存在していることは暗黙の了解とでもいいますか、妙な文化だなぁと思う今日この頃。代理戦争とはなんぞや?という方へ説明いたしますと、A選手が嫌いなために、好きでもないA選手のライバル選手を持ち上げたり、そのライバル選手を使ってA選手を攻撃するといったものです。まったく失礼極まりないですな!
スケーターはアンチの道具じゃない
まず、羽生選手にしろ宇野選手にしろ宮原選手にしろ樋口選手にしろ、本田選手にしろ、スケーターはアンチのおもちゃじゃないんですよね。特に女子の宮原・樋口・本田への集中攻撃は不快しかありません。もちろん心配してマイナス面をあえて語るファンの方はいますが、そういったものが中傷ではないと読めば分かりますし、そういう意見までアンチと決めつけては絶対になりません。しかし、単なる暴言というものは一目瞭然です。スケートとは無関係のことまで叩く言葉を見れば分かる通り、それは単なるアンチのストレス解消の道具でしかありません。
好きを語るに批判はいらぬ
私が考えるに、好きを語るに批判はいらないのではないでしょうか。例えば、あなたは「なぜ浅田真央が好きですか?」と、聞かれたら「彼女の柔らかでエレガントな滑りが好きだからです」と答えれば言いだけです。「なぜ真央ちゃんが好きですか?」という問いに「キム・ヨナが嫌いだからです」「コストナーより感動するから」などと言う必要はありません。むしろ、それは好きの答えではありませんよね。好きを語るには、その選手の魅力を伝えれば、相手にも十分に伝わるものです。だからこそ、好きを語るにあえて他を下げることは、非常にもったいなく、無意味な行動に思えてなりません。
謎のカースト制度
スケオタの怖さ、痛さ・・の頂点はなんぞや。ここに最終的にたどり着くのは、謎のカースト制度です。フィギュアスケートには、誰のファンか、ファン歴は何年か、観戦数はどのくらいかによって、ファンの位が自動的に振り分けられています。最近ではSNSのフォロワー数とかも関係ありそうですね。しかし、これもまた別にネット内で勝手に生まれた空気のようなもので、どうでもいいといえば、どうでもいい制度であります。ただ、このカースト制度上位の人間が怒りん坊さんで、敏感屋さんなのは間違いないでしょう。
好きになる入り口はなんでもOK
個人的には、アニメの世界と現実世界の区別がつかなくなっていて、気持ちの悪い妄想を選手の目に入るかもしれない場で垂れ流す行為には賛成できませんが、フィギュアスケートを好きになるきっかけにアニメがあることに対しては大歓迎です。どんなきっかけでも、それでファンが増えて、盛り上がっていくなら嬉しいですよね!逆に新規のファンは無知だとか、よく知りもしないでフィギュアを語るな!などの命令をしている書き込みを目にすると、とても残念に思います。いちいち新規ですが・・とか、へりくだる必要もなし!(常識的な)マナーを守って応援すれば、誰だってその日から立派なファンですよ。違いますか?趣味や娯楽にまで上下関係とかいりませんから~!!
スケートの好みはあって普通
そして、選手の好き・嫌いとは別に、スケートの好みは誰にだってあると思います。パワフルなスケート、エレガントな滑り、コミカルな演技に、エモーショナルなパフォーマンス・・。様々なスケートスタイルがある中で、自分の好みのスケートがある、それは私も同じです。しかし、その好みというのは、好きの中の特に好き、くらいの感覚であり、あくまでもスケートの好みにしか過ぎません。元から全部好きで、その中で特別心が響くものという感じ。スケートの好みと選手が好きか嫌いかなんて全くの別物です。自分好みのスケート以外は全部嫌いなんて発想はむしろ極端な例かと思いますよ。それはスケートの好みではなく、単に特定の人が嫌いなだけではないでしょうか。宇野選手のスケートが好きでも、同じ日本人でめちゃくちゃ強い羽生選手のことは尊敬レベルに応援したくなるし、宮原選手のスケートが好きだからといって、全日本で宮原以外は優勝しちゃダメなんて思うわけがありません。
他カテゴリーのファンの方って、ここの線引きがはっきりしていますよね。Aさんが好きだからといって、Bさんを嫌わない。ひたすらAさんしか眼中なし!みたいな。この自分の良しとするもの以外NGという文化は、フィギュアスケート独特だと思います。
まとめ
私は基本的に「全員応援スタイル」ですが、そんな私もブログでは特定スケーターのことばかり載せているかもしれません。そこには、どうしても普段、アンチの対象になっている選手の良さを伝えたいという気持ちが少なからずあるのも事実です。また、人気の高い選手の話題や情報は至るところで手に入るので、私が言わなくても皆さん知ってるし・・的な控えめ心からあえてパスすることが多いです。(だって自分が思ったことと同じことを絶対に誰かが載せているし!)
また、読者の方が嫌いな選手のことを書いて、「そっち派かよ!」と、(そういうことだと思う)登録解除されたり、フォロー解除されたりとかも当たり前。宇野選手のことを絶賛して書いた記事を羽生選手のアンチに利用されたりとかも普通にあります。
その一方で、ありがたい言葉を発信してくださる方もいらっしゃいます。(ひっそりとスケオタをしている方率高し)
だからスケオタは怖い痛いだけではなく、普段はネット社会という表に出てこないだけで、ほのぼのスケーターを応援し、フィギュアスケートを愛しているファンの方も多いのです!
怒りん坊さんは一部だけ!ただ、一部の威力が凄すぎて、全体像が大きく見えるだけなようです。
その一部は、同じファンからも恐れられている、それが今のよく分からないスケオタ界をつくっているとして、結論づけます。
と、いうわけで、ぜひ皆さんもブログをして好き~に応援しましょう。
何にも恐れず、アタイはアタイの応援スタイルを貫くぜ!という気合いで。
フィギュアスケートネタは荒れるから書きたくてもためらうな~という方も、本音を呟くのは怖いなぁ~という方も書きましょうよ~!私は読みたいです!
完全崇拝しか認められず、少し疑問を呈しただけで「私の好きな選手をけなしている~」と、過剰反応されて何にも言えなくなるのも嫌だし、好きな選手を好きといえない変な空気も嫌!!
ざっくざっくファン同士が本音で語りあえる場がもっと増えると楽しいのですが・・。
そんな日が来ることを願って、私は細々とここに書いていきたいと思います。
再度名言(ブログ登場2回目)
悪口を言われたら「悔しい」「恥ずかしい」と思いますが、言った人も、聞いた人も、すぐに死んでいきますから気にしなくてもいいのです。
徒然草 第38段
特定のスケーターを応援するために、他を全力で叩くのは、自身の好きなスケーターの評判まで落とし兼ねなく、逆に迷惑になっているようにさえ見えます。恥ずかしい応援の仕方は本当にやめてほしい。その熱心さを少し変えて、プラスの方向へ行ってほしいものです・・。
以上、言いたいことも言えないスケオタのうちのひとりからでした。
ちなみにスケオタ以外に「スケオタってどう思う?」と聞いてみた結果は、やはり「怖い」とのことです。
goldenretrievers.hatenablog.com
こういうファンの方が、ファン歴関係なく無知なんじゃないかなぁ。
goldenretrievers.hatenablog.com