オオカミのとおぼえブログ

主にフィギュアスケート、BSやNHKの歴史・紀行番組について書いています。オオカミだけど一匹じゃないブログ目指します!

ジャパンオープン2017~女の熱い戦い~

 

2017年10月7日に開催された「木下グループカップ フィギュアスケート ジャパンオープン」の感想になります。

 

今回、注目したのは、日本の三原舞依選手・本田真凜選手、そしてロシアのエフゲニア・メドベージェワ選手・アリーナ・ザギトワ選手です。さっそく、ひとりひとりの演技についてをファン目線で自由に語っていきたいと思います!

 

 

【目次】

 

三原のフリーはスルメになる

「ね?言ったでしょ?プログラム変更なんてしなくてもいいって。」

 

ジャパンオープンでの三原選手の素晴らしい滑りを見て、私はドヤ顔でそう思いました。フリーはショートよりも三原選手の雰囲気に合っている!そう確信していたので、後は物足りない表現力を補えば絶対に輝くはず!これは時をかけてじわじわと磨かれ、良さが分かってくるスルメのようなプログラムなんだー!!、と思っていたのです。それがこんなに早く全体に伝わって嬉しい!この記事を書いたらもう一度ピリートしにいこうと思えるほどの出来栄えでした。

 

フリーのスコアは147.83点(TES77.25 PCS70.58)という、やや高めの奮発したものではありましたが、TESが77.25点で、何とあのメドベージェワ選手(77.03点)よりも高いのですから、この先は今以上に闘志を燃やし、そこに自信も合わせてライバルたちにに挑んでいけるのではないでしょうか。特に3Sの両手タノジャンプは良質でしたし、インパクトがありました。ステップでも今までになかった情感溢れる動きが見られ、課題だった腕の使い方にも意識し、少しずつ改善を図っているようでした。やはりオータムクラシック後に振付師のデビッド・ウィルソン氏から厳しいダメ出しと、指導をしていただいたことがポツポツと生かされつつあるのだと思います。まさにスルメプログラム!腕以外の上半身の処理の仕方にも気持ちが乗ってくるようになると、よりシルエットが美しくなり、心のこもった演技に化けてくるでしょうね。完成が待ち遠しいです!


問題はショート。ショートでいかに他の選手に近づけるかです。正直、苦しいかなという気持ちはありますが、修正を重ねて食らいついていってほしいです。もし、三原選手が代表に選ばれた場合、表現専属の人材を確保し、サポートに入ってくれると心強いのですが・・。その辺はいかがでしょう?今大会の結果からしても、日本スケート連盟は三原選手に期待していると見たので、ぜひとも強化の手助けをしてあげてください!

ビジュアル担当の本田は客寄せパンダ?

本田選手はシニア転向後、思ったように成績が伸びずにやや残念な空気になってきました。フリーの方も今までショーと試合とで数回観て、既に飽き感が出てしまっているのも私だけでしょうか。お披露目する度に質が下がっているような気がします・・。何よりジャンプの低さが目立ちます。

 

本田選手は結局「客寄せパンダ」だったのか?と、心配になってきました。世界ジュニアで優勝してから今までのメディア露出が歴代最高級でしたし、どの試合に出ても他の選手を差し置いて「マリンちゃん、マリンちゃん」と凄かったので、私はてっきり連盟は”本田真凜”を押しているのかと思っていました。ですがここ2試合の評価を見ると、むしろ、この過剰なメディア露出は、本命選手たちの風よけにしかなっていないのでは?と感じます。トリノの安藤さん的な立ち位置とも違う・・何というかマスコミも成績よりもカワイイかどうか、一般層に受けるかどうかで「人気があって話題になればいいから」という勝負を消し去ったタレント的扱いになっているのではないでしょうか。

 

これは非常にもったいないです。確かにジュニア時代の成績だけで、あのように期待するのは早すぎますが、それでも本田選手はシニアでもう少し勝負できるスケーターになっていると1年前は思っていました。まだまだトップ選手にはなれなくても、トップ選手が崩れた時に逆転ありくらいまではイケるかな~と想像していたので、今季の空回り感は見ていて辛いです。

 

しかし、シニア1年目。今はまだジャンプ構成などを見ても試行錯誤しているのが分かります。ここから授かる多くの経験を通して「これがシニアの本田だ!」という持ち味が出てくることを信じたいです。本田選手は日本女子の中でも、1番素質のあるスケーターだと思っているので、覚醒してほしなと思います。でも、シニアでステップレベル2というのは、さすがにきついので、どうにか頑張ってほしいですね。(ラストの時間を持て余してた部分は振付が足されて良くなっていました)

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女王メドベージェワの審美眼

絶対女王のメドベージェワは圧巻の演技で152.08点をマーク、前大会と同様ルッツにエッジ違反があったものの、その他のジャンプは質が高く、昨シーズンよりも出来栄えが良くすら見えました。

 

私がネペラ杯でボロクソ言ってしまい申し訳なかったフリーのプログラムですが、ジャパンオープンではショーナンバーで使用していた「アンナ・カレーニナ」に変更して挑んでいました。詳しい情報が(ロシア語読めない)分からないのですが、これはプログラムの変更とみていいのでしょうか。だとしたら嬉しいです。さすが、女王わかってる!という感じ。

 

だって、「アンナ・カレーニナ」を観た時から「え?なんでコレを競技で使わないの?」とじれったく思っていましたから。メドベージェワ選手はここ最近マニアックな路線にいきすぎて、正直(音楽的にも)良くわからないプログラムが続いていたので、こういう分かりやすい題材をテーマにしたプログラムの方がオリンピックには適してるともどかしかったのです!!案の定、このプログラムは映画のワンシーンのようで、スケートファン以外がみても「素晴らしい」と納得できると思うし、何より似合っているのが戦略として正しいですよね。日本人が演じる蝶々夫人もこんな風に外国人には見えているのかしら~?なんて思いました。

 

そして、「やはり計画通りだったな」と感じたのは、ピークを本番へと向けて調節しているなということ。ここが本気でおそろしあ。明らかにネペラとは違う滑りでした。はぁぁここからさらに本気出してきたら、敵わないではないか~!と、もう一度おそろしあ。それでも隙があるとしたら、フリーがまだ競技用に作った即席感ある仕上がりだったという点と、ルッツ!ですかね。いくらでも乗り越えてきそうですが、隙が見えないよりは望みがあるでしょう!レッツポジティブ!

ザギトワに感じる未来

シニアに参戦してから順調な滑り出しのザギトワ選手。今回は演技前半部分を丁寧に滑っていたのが好印象でした。ロシアは思うようにスコアが伸びなかった部分を徹底的に研究しているな、と感じた瞬間でしたね。日本はココについていかないと勝てません。幸い三原・樋口の両選手はそこら辺の対応はきちんと処理できていると思います。

 

フリーは145.28点(TES79.21 PCS66.07)で、TESは断トツの高さ、ここでまず敵はいないでしょう。さらにPCSもメキメキと評価を上げてきています。ザギトワ選手はタノジャンプのフォームもメドベージェワ選手より長けていますし、まだ若いのに「勢い」だけで戦おうとしていない着実さが見えてきて楽しみな選手です。リスクを負いつつもジャンプを後半に固めるのは、それだけしないと自分が勝てないことを分かってやっているんですよね。自身の表現面での未熟さを補うための作戦です。このまま評価を重ねてPCSが上がってきたら、もう少し楽に戦えるかもしれません。しかし本田選手とはPCSでもすっかり差を広げましたね・・。トホホ。

ここからは短期決戦

女の戦いは凄すぎる・・。ジャパンオープンは日本人に甘く点が出ていて国際試合の参考にはなりませんが、今シーズンの女子の気迫は半端ないです。どの選手もライバルの試合を入念にチェックし、追い越されないように、低評価な要素には素早く対応しています。ダメ出をしくらっても這い上がってくるので、短期間でどんどん上達していきますし、12月で代表を決めるのが早いとさえ思えてきました。

 

しかし泣いても笑っても、ここから短期決戦で枠とりに向かわなければなりません。どれだけ力を出せるか、精度をあげるかが勝負。もう、あれこれと作戦を練り直す時期は過ぎ、戦いの場に挑む時間です。

 

日本としては面白くなってきましたね。樋口がザギトワに負けたと思ったら、三原がザギトワに勝ったり・・。オズモンドとメドベージェワの差が迫りつつあると思ったら、その後ろに安定感を手に入れたロシアや日本の若手が「ミスは命取りよ」と隙を狙える位置にまで来た。ジャパンオープンはフリーだけなので総合的な結果と比較するのとは話が違いますが、ここに各選手の今シーズンのショートの演技を重ねてみると、ロシアと接戦に持ち込めるくらいにまで日本はイケるのではないかと思います。もちろんミスがなければですが。

 

三原選手のショートは、もう少し先にならないと答えが出ませんが、三原・樋口コンビが安定の活躍を見せたら盛り上がってきますよね!そこに宮原選手が大復活を遂げて割り込んでくれれば最高なのだけれど・・。

 

戦うにはあまりにも短すぎるような、そのくらいがちょうどいいのか・・よく分からない全日本までの時間ですが、「オリンピックにいくため」の熱意より「オリンピックでメダルを狙う」熱意と覚悟を持った選手に神様はロックオンしてくれるのではないでしょうか。選手達が決して枠とりで燃え尽きないように、こちらも注目し、応援していかなければ!今はオリンピックがすべてになっている選手が(仕方ないですがね)多いと思いますが、「自分の持てるすべてを出し切ろう」と頑張っていってほしいです。

 

以上でおわりになります。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

補足

本田選手は新ショートの作成で、フリーに練習をさく時間がなかったのかもしれませんね。辛口になってしまったのでリカバリしておきます。でもね、本田家はサラちゃんといい、芸能界にどっぷり浸かってせっかくの才能が生かしきれなくなりそうで、ファンとしては不安なんですよ。(また余計なことをいったのでMs.オオカミに-1)

 

記事を大幅に編集しました 

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