オオカミのとおぼえブログ

主にフィギュアスケート、BSやNHKの歴史・紀行番組について書いています。オオカミだけど一匹じゃないブログ目指します!

【ロンバルディア杯】樋口・ザギトワ・コストナーの感想

 

2017年イタリアで開催された「ロンバルディア杯 フィギュアスケート女子シングル」の結果がでたので、さっそく感想を書いていきたいと思います!

 

 

 

まず総合結果から

 

1 Alina ZAGITOVA RUS 218.46
2 Wakaba HIGUCHI JPN 217.63 (おしい・・あと1点だった)
3 Carolina KOSTNER ITA 198.36
4 Bradie TENNELL USA 196.70
5 Yura MATSUDA JPN 195.56 (がんばった)
6 Elizaveta TUKTAMYSHEVA RUS 184.75 (がんばれ・・)

 

1位はロシアの新星アリーナ・ザギトワ、2位は日本の樋口新葉、そして3位は地元イタリア出身のカロリーナ・コストナーとなりました。

 

 

 

ショートをふりかえよう

ではでは、ここでショートのおさらいに入りたいと思います。

 

 

1 Wakaba HIGUCHI
JPN 74.26 40.86 33.40 8.30 8.10 8.50 8.35 8.50 0.00

2 Carolina KOSTNER
ITA 71.67 34.87 36.80 9.05 9.00 9.20 9.35 9.40 0.00

3 Alina ZAGITOVA
RUS 71.29 40.65 31.64 7.75 7.70 7.95 8.20 7.95 1.00

 

4 Yura MATSUDA
JPN 65.62 37.30 28.32 7.05 6.85 7.15 7.15 7.20 0.00

 

 

ショート1位は樋口選手!以前にもこのブログで「樋口選手の今季プログラムはショートもフリーもハマりすぎ!」と絶賛させてもらいましたが、今回はそこにノーミスも加わってまさかの74.26点というハイスコアになりました!

 

少し3-3のセカンドの回転に自信がなかったのか?点数がそんなに出ないと思っていたようで、結果を見て本人は驚き。確かにセカンドは高さ的に微妙な感じもしましたが、別アングルから見るとOKかなとも思います。それでもショートはまだまだ改善できる点がいくつかあると思うので、今後ノーミスを重ねればより高いスコアが期待できそうです。メドベージェワ選手が80点出すことを考えると日本勢も75オーバーは欲しいですよね。しかし今のところPCSがまだ33点台なので、これから試合を重ねるごとに少しずつ上がっていく可能性もあります。ぜひ頑張ってほしいです!

 

 

2位は大御所コストナー選手!ジャンプの難度やミスの多さは若手と比べると残念なのは否めませんが、それでもショートの高いPCSは妥当かなと私は思います。スコアだけみると確かに高すぎな気もするのですが、やはり若手選手たちの後に滑るとひとりだけ大人の演技で別次元の美しさだと感じちゃいますね。ちゃんと表現になっているというか。スケーティングも一生懸命やってます!という力みみたいなのもなく、余裕で滑らかというか。こういうスケートをシニアで久々に観たという安心感さえします。

 

それでもこの点には納得いかないわ!というファンの方もいらっしゃるとは思いますが、ここに日本・ロシア・アメリカ・カナダのトップ選手が加わる試合となれば、それら選手の方が上にくるだろうと思います。現にノーミスの樋口選手をさすがにコストナーの下にはしていませんし。※これはショートを見た時点の感想です。(フリーでの感想はまた変わります笑)

 

 

3位は今季シニアデビューのザギトワ選手。ザギトワ選手はあのメドベージェワ選手の妹分でもあり、昨シーズンの世界ジュニアでは本田真凜選手を破って優勝した、今1番勢いのある新人さんです。ザギトワ選手の特徴はすべてのジャンプを後半に埋め込むというえげつなさ(ほめてる)に加え、そこにつなぎや加点をもらえる要素を入れながら滑るというところ。しかし今回のショートでは少しミスがあり、出遅れてしまいましたが、それでも71.29点というジュニア上がりとは思えないスコアを叩きだしています。何といってもミスありでも技術点が40.65もあるのが鬼です。これスコアだけ見たら普通の選手のノーミス演技じゃんと思います。

 

ちなみに全体的な印象としてはまだ「かわいらしい」におさまっているという感じかな?衣裳はフリーと同じくスカート部分が広がっててとってもお似合いで愛らしいです。このバレリーナ風衣裳はもはやザギトワ流になっていて誰とも被ってなくていい。ただプログラムの前半はジャンプなしで間をもたせるほどの表現力がまだないので、観ている方はちょっと苦しいかな・・(ごめんなさい)やはりバランスよく要素が詰まっているプログラムの方が、表現力を多少カバーしてくれると思います。

 

また、ロシアの新星のわりにはPCSが出ない選手なんじゃないかな~と(どちらかというとPCSも技術で稼いでる感じ)感じるので、今のやり方はルール上点には繋がりますが、もったいない気もします。

 

 

その他

・ゆらちゃんが何気に4位にいる。

・つい最近復活したはずのリーザさんがまた不調になる。

 

 

注目のフリーは・・・

 

そして迎えたフリーの結果は・・

 

 

1Alina ZAGITOVA
RUS 147.17 79.65 67.52 8.25 8.30 8.60 8.55 8.50 0.00

2 Wakaba HIGUCHI
JPN 143.37 74.41 68.96 8.50 8.45 8.75 8.65 8.75 0.00

3 Bradie TENNELL
USA 132.36 71.32 61.04 7.55 7.45 7.85 7.60 7.70 0.00

4 Yura MATSUDA
JPN 129.94 68.50 61.44 7.70 7.40 7.70 7.85 7.75 0.00 (もう少しで表彰台だった)

5 Carolina KOSTNER
ITA 126.69 55.57 71.12 8.90 8.70 8.85 8.95 9.05 0.00

6 Elizaveta TUKTAMYSHEVA
RUS 125.84 60.80 65.04 8.15 7.80 8.15 8.25 8.30 0.00 (大丈夫か・・)

 

 

なんとザギトワ選手がフリーで147.17点をマークし、逆転優勝。そしてショートに続きフリーでもパーフェクトな演技を魅せてくれた樋口選手が2位、飛んで5位にコストナー選手という並びになりました。

 

んん~~やはりノーミスザギトワには日本はかなわんのかという結果。世界ジュニアの時は仕方ないと思いましたが、今回ばかりは悔しいわ~~~!!だってそれだけ樋口選手が良かったんだもの!ここは後程、下で語らせてもらいます。

 

まずはザギトワ選手優勝おめでとうございます。コストナー、樋口、タクタミシェワを破ってのシニア優勝は良いアピールになったのではないでしょうか。

 

それにしてもプログラムがえげつない!凄すぎる!もう・・ちょっと、3Aと4回転をフル装備したバージョンの紀平さん呼んできなさいよというレベルで誰も真似できないし、近づけない構成です。しかもそれをサクっとこなしちゃうんだもんな。

 

ザギトワ選手の技術は確かに凄いですが、課題があるとしたらとにかく忙しそうで、リズムに遅れているところかな。ひとつひとつのポージングが決まるところは決まるのですが、一度乱れると急に雑になりますよね。まああれだけのプログラムの中では仕方ないのだろうけど、そこが目立ちすぎるとジュニアっぽさが隠し切れないかなと思います。(でもかわいいんだよな~)

 

ジャンプはメドベージェワ選手よりずっと才能を感じるので、スケーティングだったり、身のこなしを最後まで丁寧にするだけでぐんと近づけるはず。心配なのは、ソチのリプニツカヤ的役割として代表に利用されるのではなく、ひとりの選手として戦う準備をさせてあげてほしいなという部分。

 

 

5位のコストナー選手の演技はショートと違って最後まで観ることができませんでした・・・。もちろんネガティブな意味でです。ショートのPCSには不満はありませんが、フリーとなるとジャンプの回数は多いですし、その分細かなミスが増えるとなると、さすがの表現力も、途切れ途切れになってしまい集中して観ることができませんでした。厳しいかもしれませんが、フリーはショートと違い長いのでミスの数だけ演技に影響が出ますし、一度止まった流れを時間内で戻すのは至難の業だと思います。そんな中で71点台のPCSは高いな~と(マックスから引いてこれなのかもしれませんが)ちょっと感じてしまいました。というのもこれから書きますがそれだけ樋口選手が良かったのです。

 

 

その他

・リーザとコストナーとミーシンコーチの関係がどんな感じなのか気になる

 

 

 

平昌代表は樋口新葉なるか?

ここで一言いわせてほしい。

 

「平昌代表の切符を樋口新葉に託したいと」

 

こんなこと(特定の選手を持ち上げるなんて)したくはないのですが、そんな考えを見事に吹き飛ばすくらい圧巻のスケートでした。

 

正直今季、樋口選手の新プロ披露からこう思っていたのですが、その他の選手も勢いがあるし、良さも違うし・・何より全員が五輪行きを願っているし、全員応援してる気持ちは変わらないのですが、どうしても樋口選手が一段上にいったように思えるのです。

 

特にフリーなんですが、今まで安藤選手のスケート(ジャンプや個性ですね)に似ている選手だから、そこら辺を目標にするといいのではないかな~と見ていたのですが、それは違ったと007を見て思いました。

 

何か私、樋口選手が今回でクワンに見えてきました。

 

安藤さんとクワンのスケートのどちらが上とか比較しているのではなく、あれ??なんか凄い北米と日本のミックス的演技じゃない?というか、上手く言えないんですが大人っぽいとか力強さだけではなく、クレバーささえ伝わってくるスケートだったのです。

 

昨シーズンはケガもあり、なかなかパーフェクトな演技を披露することができず、またメンタル的な部分でも不安がありましたが、今季はシニアの洗礼を乗り越えてきてくれた頼もしさがあります。

 

私が樋口選手を見て感じていることは、シニアデビュー時から五輪にむかってゆっくりとスケートを育てているという冷静さです。未来を見据えて、自分に足りないものをモノにするために、あえて困難な道を選んだこと、そしてそれを単なる挑戦ではなくしっかり結果にしたこと。やはりシニアで一度大舞台を経験すると三原選手もそうなんですが、強くなりますね。

 

近年の流れからジュニア上がりの選手がポッと五輪金をとっちゃうんじゃないかと思っていましたが、ここにきてグランプリシリーズや国内選手権での経験と世界選手権の出場経験というものには、得るものに大きな差があると感じました。おそらく五輪ではそういった部分に影響がでると過去を観ていても思います。それだけ世界選手権経験者が五輪に挑む重要さは貴重なことです。日本は2枠しかないので、ロシアのように経験者+新人というチャレンジをすのにはリスキーかもしれません。(多分ロシアはこうくるでしょう)日本はシニアデビュー組の本田・坂本・白岩がどこまで戦えるかは今後の試合を観ないと未知数です。

 

話を樋口選手に戻しますと、樋口選手はパーフェクトな演技で揃えてもまだまだプログラムの出来に納得しておらず、もっと良くしていきたいと真剣にメラメラしているように見えたので期待しています。この選手の強みは毎回すぐに次の課題がわかり、改善への対応が早いこと。かなり自分に厳しい選手なのではないでしょうか。そしてルールに対して真面目な方だと思います。自分でしっかりと考えて練習するということは当たり前のようで、意外とできないことなので、アスリートとしてそのような才能を持てることは素晴らしい武器になりますね。

 

また、皆さん太ももの筋肉を見ました?ムキムキですよ。そうとうトレーニングつんでいる脚ですよアレは。昨シーズンの脚と違います。樋口選手はスケーターの中でもかなりのスポ根ですね。多分。このままノーミスで頑張ってほしい。あとはできればタイツを靴に被せると脚長効果が出ていいと思います。(本当は靴出しが普通なんですが、ロシアが脚長いのにタイツでさらに長くするので・・対抗したくなってくる。日本人全員そうしてほしい。)

 

体型のことは色々言う人がいるかもしれないけど、基本各スケーターにとってのベスト体重があると思うので、見た目ではなく数値を維持してコンディションを整えていってほしいですね。スケートをする上での適正体重はそれぞれ違いますし、ジャンプがとべて良く動ければ問題ないわね。体重のせいであからさまにとべなくなったら別ですが・・。痩せるよりは筋肉つける方がいい!つけすぎも注意だけど!

 

 

 

まとめ

いよいよ本格的にシーズンがやってきた感じがして緊張してきますね。12月にはどんな勢力図になっているかは想像もつきませんが、ひとまずロンバルディア杯の感想はこんな感じです。いや~ロシアの選手は皆はスピンが上手い。日本にもあのクオリティー伝授してほしい。

 

個人的にはタクタミシェワ選手が復活したと思ってきたところだったので、メダル争いに食い込んでくると睨んでいたのですが・・上手くいかないのがこの競技のこわいところ。いつ不調の波がくるかわからないし、最初絶好調でもシーズン後半で突き落とされたり、余程の準備がないと勝ち残れないのが胃が痛くなるポイントです。

 

う~ん!まだまだ安心できん!今はひとつのミスが命とりになるから、常にマックスでいかないといけないし選手は大変ですね。ご苦労様です。

 

それでもアメリカ・カナダ辺りはピーキングを考えて最初から飛ばしてはこないと思うので、あまりロシアのペースを気にしてつぶれてほしくもない。日本は日本のペースでいきたいところですね!皆さんが全日本に集中できるようにマイペースにやっていけるといいです。

 

そのためには連盟にはマスコミ対策をしっかりとお願いしたい!

あんまりテレビが大騒ぎしませんように。

 

 

最後に樋口選手のフリーを貼っておきます。

 

 

www.youtube.com

 

 

海外の色んなコメントをざっと読みましたが、五輪でメダルを期待する声や「リアルチャンピオン!」「メドベージェワよりいいじゃん!」など好意的な意見が多かったです。ちなみに私のイチオシはステップです。神がかってます。ここは絶対に今の状態をキープしてほしい。

 

どうかここぞ!という時に力が発揮できますように!+維持できますように!

 

 

 

 

 

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