オオカミのとおぼえブログ

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もしISUがフィギュアスケートに階級を作ったら… 【妄想】

もしISUに…年齢別に戦える制度があったらどうなるだろうか。

 


というのも今のフィギュアを見ているとシニアよりジュニアの方が高難度ジャンプをバンバン決めるし、体も軽いしで活躍が凄いです。

 

ロシアなんて見てくださいよ。ソチでリプニツカヤが新星とかいって出てきたと思ったら次の年にはもう他の選手がリプニツカヤの席に座っているではあーりませんか。

 

初めはスポーツだから仕方ないわね…と思っていたけど最近は表彰台が10代だらけ。

 

なーーんか物足りないんだよなあああ。

 

若手の実力が年功序列と関係なくPCSで評価されるのは個人的には嬉しい。


もし先輩スケーターがジャンプミスを重ねても滑りが美しいからと、パーフェクトな演技をした若手が負けてしまうのはスポーツとして考えると反している気がするからね。

 

でもね。でも!!

 

今は技術(主にジャンプ)の成長期であるため仕方ないのもわかりますが。

 

でもー

 

男子はできるだけ4回転・女子はみんな3-3とんで、後半にジャンプ固めよーん。とか。

 

なんかジャンプ構成みんな似てません?

 

これから先の展開としてはもうセカンドループに4Aとかになっちゃうわけじゃん?

 

それってめっちゃ競技寿命縮まりません??

 

ファンはノービスからジュニアのスケーターまでしか見れなくなるの?

 

なんか私はもっとバランス良い感じにこの競技が発展してほしいかも。

 

何かもっと誰が勝つかわからない感じがほしい。

 

技術が発展すること自体は、とっても良いことだと思います。

 

バンクーバー時代はスケーティング重視しすぎてジャンプの評価があまりにも軽視されていたと思うので。

 

 

でも結局今のルールもよくわからないことが多い。

 

例えばエッジエラーがあるジャンプのかわりに他のジャンプをクリーンに飛べば加点がついてビックサプライズ!な点数になったり(じゃあジャンプ矯正しなくていーじゃん)


他の要素でも、とにかく"要素"を満たしていればいいよ的な感じで皆が似たり寄ったりな演技になりがち。

 

得意不得意が関係なくなってるというか…ある意味本来勝てない選手でも工夫次第で勝てるのは良いんですが…なんかなぁです。

 

そう、一番の問題はこのルールと現状には良い部分と不安な部分があること!

 

 


・主な良い点

①ジャンプの発展に寛容
(男女共にジャンプ技術の向上に至ってはジャッジも前向きな採点傾向になった)

 

②加点さえ得れば弱点もカバーできる(得点の低い要素でも加点がつけば大丈夫)※これはこのルールの長所でもあり短所

 

③つなぎ重視(これによってプログラムが濃くなった)

 

 

特に③はほんの数年前と今のジュニアの演技見るだけでも全然違うくらい今の選手たちのプログラムが、いかに洗練されているかわかると思います。それは凄く良かったと思います。

 

 

 

・不安な点

①個性の消失(同じ事を求められるためみんな同じ構成になってしまう)

 

②選手の低年齢化

 

③エッジエラーの厳格化による多くの弊害

 

 

③に関して、今は将来的にエッジエラーがない選手を育てるための準備期間としてエラーもちの選手でも戦えるよう工夫はされているとは思いますが、このルールが厳格化されてからジャンプの基礎点自体が曖昧になってきているような。

 

 

 


まぁ結論を言いますと、今のフィギュアって日本人選手がまだ活躍してるから私たちは面白いものの、もし自国の選手がそうじゃなかったら楽しめないよなぁー、新たな客層掴めないよなぁーと言うことです。

 

 

それって競技にとっては非常に危ないことかと思います。

 


ていうか五輪とかで普段フィギュアスケート見ない方にとって「みんな同じで採点基準がわからない。何が違うの?」と思われる時点で既に楽しめる要素が低くなる。

 


じゃあどうしたらいいの?

 

 

それは【わかりやすさ】と【個性】を出すことじゃないかな。

 


もうショートでルッツもフリップも必須にして、エッジエラーはカメラとか機械とかでどうにかこうにか判定して貰ったらどう?


でもエッジエラーに対する減点は今はまだ少ーーしで良いんじゃない?基礎点関係なくなっちゃうまで引かないとかさぁ。


で、スピンももっと個性が出せるようにして欲しいなぁ。


あとはぶっちゃけ10代のシニアと20代のシニアがあってもいいかと思われるのです。

 


20代の方はジャンプの数が減って女子はスパイラル復活させたり、男子はステップとか年配者(失礼)の方が技ありだから2回に復活。


前半と後半に入れるジャンプの数も決まってて(前半に多め)

 


あ、でも20代シニアには表現力を求めるからショートでは課題曲にするとか。

 


なんか考えるとワクワクしてくる!!

 

 


あ、これは決して若手批判で言ってるのではなくてですね。

 


昨日も書いたけれど、ロシアの選手層は厚いのに、新しい子が出てくる度に消えてしまう選手がいてもったいないなぁ。

 

何だかプロになるには早いし、やっぱ現役で見たい選手がたくさんいる。


だったら何とか違う方法で見られないかなぁーと思ってしまったのです。

 


だって今活躍してる選手でも平昌終わったら引退しちゃう20代選手が何人いることか。

 


男子でも20代前半で引退しちゃいますからね。


まぁショーの世界が盛り上がっていくかもしれませんが。

 

やっぱり私は選手がメダルを首にかけてニコニコする顔を見るのが好き。

 

できるだけ現役が見たい。

 

だって今も叶うなら現役で見たい選手たくさんいますもん。

 

大好きだったスケーターたちが引退して、スケートの世界自体からいなくなるのがとても寂しいので、何とかこの競技の息が長くなってくれることと、人気が続いてくれることが願いです。

 


まぁ勝手すぎる妄想なんですがね。

 


選手たちは毎回どんなルールにも対応して、努力して尊敬します。

 


数日に渡ってスケートネタでしたが、これからもフィギュアスケートの魅力がもっと広く伝わればいいなと思っての記事でした。